JP2006026594A - 濾過装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】濾材の自動洗浄機能を備えた濾過装置であって、通常運転時と濾過槽の洗浄時とで循環ルートの変更がない濾過装置を提供する。
【解決手段】第1の物理濾過槽10と、生物濾過槽20とを有する濾過装置であって、生物濾過槽20は、濾材を自動洗浄する機能を有している。生物濾過槽20には、生物濾過槽20の処理後の水を受け取って物理濾過を行う第2の物理濾過槽110が接続され、生物濾過槽20の通常濾過時も濾材洗浄時も常に処理後の水を物理濾過する。これにより、濾材の自動洗浄時に水の循環ルートを切り換える必要がない。
【選択図】図1
【解決手段】第1の物理濾過槽10と、生物濾過槽20とを有する濾過装置であって、生物濾過槽20は、濾材を自動洗浄する機能を有している。生物濾過槽20には、生物濾過槽20の処理後の水を受け取って物理濾過を行う第2の物理濾過槽110が接続され、生物濾過槽20の通常濾過時も濾材洗浄時も常に処理後の水を物理濾過する。これにより、濾材の自動洗浄時に水の循環ルートを切り換える必要がない。
【選択図】図1
Description
本発明は、水槽や池の水浄化装置に関し、特に濾材を用いた濾過装置に関する。
水槽や池の水浄化装置として、物理濾過槽と生物濾過槽とを備え、池水を循環させて物理濾過と生物濾過を行って水槽や池に戻す装置が特許文献1に記載されている。この濾過装置には、物理濾過槽および生物濾過槽の濾材をそれぞれ自動洗浄する機構が備えられ、しかも洗浄汚水は水槽や池には戻さないように構成されている。
特開2003−170010号公報
しかしながら、上記特許文献1の濾過装置は、生物濾過槽の濾材を洗浄する場合には、汚水を池に戻さないようにするため、通常運転時とは別の循環ルートで汚水を物理濾過槽に戻すように構成されている。このため、通常運転時から生物濾過槽の洗浄運転に切り換える際には、循環ルートの切り換え動作、洗浄運転時用のポンプの駆動等が必要である。これらは自動で行われるが、何らかの理由で切り換えがうまくいかないと、トラブルの原因になる可能性があった。また、特許文献1の濾過装置は、池水の水位を保持する機能を備えていないため、池水の水位を保持する装置を別途設けることが必須であった。
本発明の目的は、濾材の自動洗浄機能を備えた濾過装置であって、通常運転時と濾過槽の洗浄時とで循環ルートの変更がない濾過装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の濾過装置は、被処理水を取り込んで物理濾過を行う第1の物理濾過槽と、第1の物理的濾過槽の処理後の水を受け取って生物濾過を行う生物濾過槽とを有する濾過装置であって、生物濾過槽は、濾材が封入された容器と、容器内を通過した処理後の水を取り出す排水口と、濾材を洗浄するために容器を回転駆動する駆動手段とを備え、濾材を自動洗浄する機能を有している。生物濾過槽には、生物濾過槽の処理後の水を受け取って物理濾過を行う第2の物理濾過槽が接続され、生物濾過槽の通常濾過時も濾材洗浄時も常に前記容器内を通過した処理後の水を物理濾過する。これにより、濾材の自動洗浄時に水の循環ルートを切り換える必要がないため、自動洗浄機能を備えながら単純な構成の濾過装置を提供することができる。
上記濾過装置において、第1の物理濾過槽から前記生物濾過槽への水の受け渡し、および、前記生物濾過槽から前記第2の物理濾過槽への水の受け渡しは、それぞれに設定された所定水位から水をオーバーフローさせることにより行うことができる。これにより、水の受け渡しにポンプが不要であるため、さらに単純な構成にすることができる。
また、第2の物理濾過槽の後には、処理後の水を蓄える水位保持槽を配置することができる。水位保持槽は、蓄えている水を外部に送り出すポンプと、所定水位よりも蓄えている水の水位が低いかどうかを検出する検出部と、検出部が水位が低いことを検出した場合、外部からの水の供給管を開状態にして水の供給をうける弁と、前記所定水位以上の水を外部に排出する排水口とを備える構成にすることができる。これにより、被処理水を蓄えた水槽や池の水位保持が可能になる。
また、第1の物理濾過槽は、被処理水の取り込み口と、輪状のフィルターと、所定水位以上の水のオーバーフローにより前記生物濾過槽に受け渡す排水口と、前記輪状のフィルターの一部を通過させながら洗浄する洗浄室とを有する構成にすることができる。輪状のフィルターは、所定の水位の水面下に一部が浸るように配置される。取り込み口は、水面下に浸ったフィルターの上部から被処理水を供給するように配置される。これにより、被処理水を水面に広げてフィルターを通過させることができるため、効率よく物理濾過が行える。
さらに、第1の物理濾過槽の被処理水の取り込み口の前には、稚魚が通り抜けできないネットを備えた稚魚受け槽を配置することができる。稚魚受け槽から第1の物理濾過槽への水の受け渡しは、所定水位から水をオーバーフローさせることによって行うことができる。
本発明の一実施の形態による濾過装置について図面を用いて説明する。
本発明の濾過装置を適用した濾過システムについて、ブロック図を図1に、側面図および断面図を図2(a)、(b)にそれぞれ示す。図1のブロック図からわかるように、本実施の形態の濾過装置は、物理濾過を行なう第1の物理濾過槽10と、生物濾過を行なう生物濾過槽20と、物理濾過を行う第2の物理濾過槽110と、水位保持槽120とを有している。これらは池や水槽(以下、単に水槽という)30に蓄えられている被処理水を第1の物理濾過槽10で濾過し、つぎに生物濾過槽20で濾過し、さらに第2の物理濾過槽110で濾過した後、水位保持槽120に一旦蓄えてから水槽30に戻すように接続されている。また、水槽30と第1の物理濾過槽10との間には、稚魚受け槽130が配置されている。各槽は、実際には、図2(a),(b)のようにコンパクトに、かつ、水の循環を実現するように上下の位置関係を保って配置され、濾過装置を構成している。
被処理水を取り出すために、先端が水槽30の底部に挿入された取水管31は、稚魚受け槽130に接続されている。取水管31は、水槽30の底部から水位までの垂直部311と、それに続く水平部312とからなり、垂直部311と水平部312との境に通気穴313が形成されている。水平部312の高さは、水槽30の維持すべき水位に一致するように設定され、水槽30の水をオーバーフローさせることにより、稚魚受け槽130に取り込む。稚魚受け槽130の内部には、編み目の大きさが稚魚が通り抜けできない大きさのネットが張られたかご131が配置されており、取水管31は、被処理水をかご131内に投入するように構成されている。これにより、水槽30から取り込まれた被処理水に稚魚が含まれている場合であっても、かご131で稚魚を受けることができ、稚魚を第1の物理濾過槽10に取り込むことを防止できる。稚魚受け槽130と第1の物理濾過槽10は、配水管11により接続され、稚魚受け槽130の所定水位以上の被処理水をオーバーフローにより第1の物理濾過槽10へと取り込む。所定水位はかご131の高さよりも低く設定されているため、かご131を通過した水がオーバーフローにより第1の物理濾過槽10に送られる。
第1の物理濾過槽10の底部は受け皿10aになっており、受け皿10a内には所定の高さに排水口12が設けられている。排水口12は、生物濾過槽20の給水口21に配管12aによって接続されている。生物濾過槽20の排水口22は、配管22aにより第2の物理濾過槽110の配水管111に連結されている。配水管22aの最上部の高さは、生物濾過槽20の維持すべき水位に一致するように設定されており、被処理水は、オーバーフローにより第2の物理濾過槽110に取り込まれる。第2の物理濾過槽110の底部は、第1の物理濾過槽10と同様に受け皿110aになっており、所定の高さに排水口112が設けられている。排水口112は、水位保持槽120の給水口121に配管112aによって接続されている。
水位保持槽120は、底部に排水口129を有し、配管130が接続されている。配管130の先端は水槽30の上部に挿入されている。水位保持槽120の排水口129にはポンプ128が配置され、水位保持槽120に蓄えられている水を配管130を介して常に水槽30まで揚水する。また、水位保持槽120内には、所定水位に配置されたフロートスイッチ122と、外部から水の補給を受ける補給管123が配置されている。補給管123には、水の補給を開始および停止させるための電磁弁124が備えられている。電磁弁124はフロートスイッチ122と接続されており、フロートスイッチ122よりも水面が下にある場合には、電磁弁124を開状態にして水を補給し、水面が所定水位に達したことをフロートスイッチ122が検出した場合には、電磁弁124を閉状態して水の補給を停止させる。これにより、水位保持槽120の水位を一定に保つ。また、水位保持槽120には、フロートスイッチ122の水位以上の水をオーバーフローにより外部に排出するための排水口126が備えられている。
このような構成であるため、第1の物理濾過槽10、生物濾過槽20、第2の物理濾過槽110により濾過された水は、水位保持槽120に流れ込み、ポンプ128によって揚水されて水槽30に戻され、再び水槽30をオーバーフローすることにより、第1の物理濾過槽10に流れ込む。これにより、水槽30の水を第1の物理濾過槽10、生物濾過槽20、第2の物理濾過槽110に常に循環させることができる。また、水位保持槽120の水位は、水槽30の水位と連動するため、水位保持槽120の水位を一定に保つことにより、水槽30の水位を一定に保つことができる。すなわち、水の蒸発等により水槽30の水位が下がると、オーバーフローが生じなくなるため、第1の物理濾過槽10へ被処理水が取り込まれなくなり、水位保持槽120の水位も下がる。水位保持槽120のフロートスイッチ122は水面の低下を検出し、電磁弁124を開にする。これにより、再び水槽30にオーバーフローが生じるまで、水位保持槽120には水が補給される。一方、雨等により水槽30の水位が上がると、水槽の所定水位以上の水はオーバーフローにより第1の物理濾過槽10に流れ込むため水位保持槽120の水位が上昇し、水位保持槽120の所定水位以上に流れ込んだ水は排水口126から外部に排出される。よって、水位保持槽120の水位を一定に保つことにより、水槽30の水位を一定に保つことができる。
つぎに、第1の物理濾過槽10の詳細な構成及び動作を説明する。
第1の物理濾過槽10の内部には、図3に示すように、ウールマット等からなるフィルター40と、フィルター40を洗浄するための洗浄ボックス60と、槽内の水位を検知するために所定の高さに配置された水位センサー13と、フィルター40を移動させるためのコンベア装置とが配置されている。コンベア装置は、適当な距離を置いて配置された一対のローラ51、52と、ローラ51、52に巻回されたエンドレスのチェーンコンベア53と、ローラ51を回転させるためのモータ54とを備えている。フィルター40は輪状になっており、両縁部がチェーンコンベア53に搭載され、ローラ51とローラ52間に巻回されている。
第1の物理濾過槽10の内部には、図3に示すように、ウールマット等からなるフィルター40と、フィルター40を洗浄するための洗浄ボックス60と、槽内の水位を検知するために所定の高さに配置された水位センサー13と、フィルター40を移動させるためのコンベア装置とが配置されている。コンベア装置は、適当な距離を置いて配置された一対のローラ51、52と、ローラ51、52に巻回されたエンドレスのチェーンコンベア53と、ローラ51を回転させるためのモータ54とを備えている。フィルター40は輪状になっており、両縁部がチェーンコンベア53に搭載され、ローラ51とローラ52間に巻回されている。
フィルター40は、モータ54がローラ51を回転させることにより搬送される。これにより、フィルター40の目詰まりした部分を洗浄ボックス60まで移動させて洗浄することができる。フィルター40の移動量を検出するために、ローラ52の外周に一組のリミットスイッチ(マイクロスイッチ)55a、55bが並べて固定されている。リミットスイッチ55a、55bは、それぞれチェーンコンベア53の移動量を検出することによりフィルター40の搬送量を検出する。リミットスイッチ55aの出力は、制御回路161に入力され、モータ54の回転速度を調節するタイミング信号として用いられる。他方のリミットスイッチ55bの出力は、制御回路162に入力され、洗浄ボックス60への洗浄水の給水の開始および停止の制御に用いられる。
第1の物理濾過槽10に被処理水の給水を行う配水管11は、ローラ51とローラ52の下部に張られたフィルター40の上に被処理水を落下するように配置されている。通常時(フィルター40が目詰まりしていない場合)の水位は、受け皿10aに設けられた排水口12の高さであり、フィルター40の下部が、水位より下側(濾過位置)に位置するように構成されている。これにより、水位より下に位置するフィルター40全体を利用して、効率よく被処理水を物理濾過することができる。濾過された被処理水は、受け皿10aの排水口12から排出される。
フィルター40の目詰まりは、水位の上昇を水位センサー13が検出することにより検知する。水位センサー13の検出信号を受け取った制御回路161は、モータ54に信号を出力してローラ51を回転させ、水面下(濾過位置)にあるフィルター40を洗浄ボックス60まで搬送する。
洗浄ボックス60は、内部にチェーンコンベア53とフィルター40とを通過させるために、開口65,66を前面及び後面に設けた箱体である。洗浄ボックス60は、一組のローラ51、52間の上部のフィルター40を通過させる位置に配置されている。開口65、66の縁部には、ゴム布(不図示)が固定されており、内部の水が外側に漏れるのを防止している。
また洗浄ボックス60の上部及び下部には、洗浄ボックス60を通過しているフィルター40に対して上下から洗浄水を供給するための配管61、62が接続され、さらに洗浄後の水を排出するための排水口63が設けられている。配管61、62は、例えば2〜3k圧の高圧水を供給する供給系に電磁弁64を介して接続されている。配管61,62の先端には水を噴射するためのノズルが接続されている。電磁弁64は、リミットスイッチ55bの信号に応じて、制御回路162によって開閉が制御される。
このような構成の第1の物理濾過槽10の動作を図4のフローチャートを参照して説明する。通常の濾過動作時には、水位は排水口12の先端の高さにあり、水面下にあるフィルター40部分が濾過部として使用される。すなわち、水槽30をオーバーフローした被処理水は、稚魚受け槽130を通過して第1の物理濾過槽10に入り、稚魚を受けるかご131を通過し、配水管11から第1物理濾過槽10のフィルター40上に落下する。水面下に位置するフィルター40全体が濾過部として作用し、被処理水は広い面積のフィルター40で効率よく物理濾過され、排水口12から生物濾過槽20に受け渡される(ステップ501)。
濾過処理を継続することによって、水面下に位置するフィルター40が目詰まりすると、被処理水がフィルター40を通過できないため、濾過槽10の水位が上がり、水位が水位センサー13の位置まで達したことを検出する(ステップ502)。水位センサー13の信号を受けた制御回路161は、モータ54を一定時間、予め定めた高速で駆動し(ステップ503)、水面下にあったフィルター部分(濾過部)を洗浄ボックス60まで搬送する。
フィルター40の濾過部先端が洗浄ボックス60に達する搬送量だけフィルター40が移動したことをリミットスイッチ55a、55bがONになることにより検出したならば、リミットスイッチ55bがオンになった信号を受けて、制御回路162は、電磁弁64を開き、高圧水を配管61、62を介して洗浄ボックス60に供給する(ステップ504、505)。これにより、上下のノズルから洗浄水をフィルター40に対して噴射し、フィルター40の汚れを洗い流す。同時に制御回路161は、リミットスイッチ55aがオンになった信号を受けて、モータ54を低速回転に切り替え、フィルター40の濾過部を洗浄ボックス60内でゆっくり搬送する。これにより、フィルター40をゆっくり搬送しながら洗浄する。洗浄後の汚水は、洗浄ボックス60の排水口63を介して濾過槽10の外部に排出されるため、第1の物理的濾過槽10内の被処理水と洗浄汚水が混じり合うことはない。
フィルター40の濾過部の後端が洗浄ボックス60を通過し終わる搬送量だけフィルター40が移動したことをリミットスイッチ55a、55bがオフになることにより検出したならば(ステップ506)、制御回路162は、電磁弁64を閉じ、洗浄動作を終了させる。同時に、制御回路161は、モータ54を高速回転に切り替え、一定時間回転させ、フィルター40の濾過部を元の位置(水面下)に搬送する(ステップ507)。
このような洗浄の回数iを計数し(ステップ508、509)、所定の回数(n回)に達するとユーザにフィルター40の位置を変え、異なる部位を濾過部として用いるように促す表示等をする(ステップ510)。ユーザは、その表示等を見て、輪状のフィルター40を回転させ、チェーンコンベア53に対してその位置をずらす。これにより、輪状のフィルター40で濾過部として水面下に位置する部位を容易に異なる部位に変えることができ、フィルター交換を容易に行うことができる。
輪状のフィルター40は濾過部の2倍以上の面積があるため、このように部位を変えて使用することにより、フィルター全体を交換する回数を減らすことができる。よって、メンテナンスが容易であり、耐用年数を延ばすことができる。
また、輪状のフィルター40を用いているため、上記ステップ501〜510の洗浄動作の途中であっても、洗浄している部位とは別の部位のフィルター40が常に水面下の濾過位置に存在するため、フィルター洗浄中であっても被処理水の物理濾過を継続することができるというメリットもある。
また、フィルター40の濾過部は、水面下に位置するように構成されているため、広い面積のフィルター40を濾過部として使用することができ、濾過を効率よく行うことができるとともに、フィルター40の目詰まりが生じにくい。
また、本実施の形態では、一組のリミットスイッチ55a,55bを配置し、制御回路161ではリミットスイッチ55aの検出信号を用い、制御回路162ではリミットスイッチ55bの検出信号を用いている。これにより、1つのリミットスイッチの信号を用いる場合と比較して、誤動作を減らすことができる。
次に生物濾過槽20の構成及び動作を説明する。
生物濾過槽20の内部には、濾材を収納した回転式のドラム25が配置されている。ドラム25の外周表面には、被処理水を取り込むための多数の孔が形成されている。ドラム25の中心には、処理後の水を取り出すために、表面に多数の穴が開けられたパイプ26が挿入されている。パイプ26の端部は排水口22となっており、処理後の水を配管22aにより第2の物理濾過槽110に受け渡す。濾材は、ドラムの内周面とパイプ外周面とで囲まれた空間に充填されている。濾材としては、表面にバクテリア等の微生物を担持したセラミックス粒、小石等が用いることができる。被処理水は、ドラム25の濾材間を通過してパイプ26に流れ込む間に生物的に濾過される。
生物濾過槽20の内部には、濾材を収納した回転式のドラム25が配置されている。ドラム25の外周表面には、被処理水を取り込むための多数の孔が形成されている。ドラム25の中心には、処理後の水を取り出すために、表面に多数の穴が開けられたパイプ26が挿入されている。パイプ26の端部は排水口22となっており、処理後の水を配管22aにより第2の物理濾過槽110に受け渡す。濾材は、ドラムの内周面とパイプ外周面とで囲まれた空間に充填されている。濾材としては、表面にバクテリア等の微生物を担持したセラミックス粒、小石等が用いることができる。被処理水は、ドラム25の濾材間を通過してパイプ26に流れ込む間に生物的に濾過される。
濾材の量は、図5にドラム25の断面図を示したように、ドラム25の容量より少ない量、例えばドラム容量の2/3〜3/4程度に設定されている。これにより、ドラム25の一端に接続されたモータ27でドラム25を回転させることで濾材同士がこすれ合い、濾材洗浄を行うことができる。
次に生物濾過槽20の動作を図6を参照して説明する。
通常の濾過処理時には(ステップ801)、ドラム25は静止しており、第1の物理濾過槽10から受け入れた被処理水はドラム25を通ることにより、濾材表面のバクテリア等によって濾過され、パイプ26を通って、第2の物理濾過槽110へ受け渡される。濾過を長期に行なうことにより濾材が汚れてくると(ステップ802)、不図示の制御部は、モータ27を駆動し、ドラム25を回転させる(ステップ803)。このドラム25の回転により、ドラム25内に充填された濾材が攪拌され、濾材同士がこすれ合って濾材表面に付着したゴミや水垢がはがれ落ちる。濾材表面から取れたゴミや水垢を含む水がパイプ26内に入り込み、第2の物理濾過槽10へ受け渡される。
通常の濾過処理時には(ステップ801)、ドラム25は静止しており、第1の物理濾過槽10から受け入れた被処理水はドラム25を通ることにより、濾材表面のバクテリア等によって濾過され、パイプ26を通って、第2の物理濾過槽110へ受け渡される。濾過を長期に行なうことにより濾材が汚れてくると(ステップ802)、不図示の制御部は、モータ27を駆動し、ドラム25を回転させる(ステップ803)。このドラム25の回転により、ドラム25内に充填された濾材が攪拌され、濾材同士がこすれ合って濾材表面に付着したゴミや水垢がはがれ落ちる。濾材表面から取れたゴミや水垢を含む水がパイプ26内に入り込み、第2の物理濾過槽10へ受け渡される。
このような洗浄処理を一定時間行った後(ステップ804)、ドラム25の回転を停止し(ステップ805)、濾過処理に戻る(ステップ801)。濾材洗浄処理が所定回数m以上になった場合には、濾材を交換するようユーザに促す表示等を行う(ステップ806、807)。
濾材の洗浄タイミングがきたかどうかの判断は、ステップ802で予め決めた間隔で定期的に行なうようにすることも可能であるが、第1の物理濾過槽10の図4のフローと連携させ、第1の物理濾過槽10のフィルター洗浄回数が、例えば3回行なわれたことを図4のステップ508で計数したならば、図6のステップ803によりドラム25を回転駆動するようにすることが好ましい。これにより汚れの度合いに応じて必要な洗浄頻度で自動的に洗浄を行なうことができる。
第2の物理濾過槽110は、第1の物理濾過槽10と同様の構成および動作であるので、詳しい説明は省略するが、生物濾過槽20の排水を通常濾過時も濾材洗浄時も常に受け入れてフィルター40で濾過することにより、生物濾過槽20の排水に含まれる濾材表面のゴミや水垢を取り除くことができる。
第2の物理濾過槽110を通過することにより、水の濾過処理は終了し、水位保持槽120に蓄えられ、水槽30の水位を一定に保つように調整されながら、ポンプ128により水槽30に戻される。
本実施の形態の濾過装置は、物理濾過および生物濾過の2種類の濾過を行うことができる濾過装置であって、それぞれの濾材の自動洗浄機能を備えながら、濾材洗浄時であっても被処理水の循環ルートの切り換えが必要無く、ポンプを1台使用するのみで(ポンプ128)、それ以外は全てオーバーフローによって被処理水を受け渡し、循環させることができる単純な構成を実現している。しかも、被処理水の処理を停止させる必要もない。これにより、2種類の濾材の自動洗浄機能を備えながら、単純かつ濾過能力の高い濾過装置を提供することができる。また、濾材交換の頻度が少なくメンテナンスが容易であるとともに、洗浄のポンプが1台のみでよいため、故障も生じにくい。
また、水位保持槽120を備え、外部から不足分だけ水を取り込み水位保持槽120の水位を一定に保つことにより、水槽30の水位を一定に維持することができる。この方法は、水槽30に常時水を供給し、余分をオーバーフローで溢れさせ、水位を一定に保つ方法と比較し、格段に水の無駄が少ない。よって、本実施の形態の濾過装置を用いることにより、別途水位保持装置を備えることなく、節水しながら水位の保持ができるという効果も得られる。また、水位不足でポンプ128が空回りする現象も防止できる。
さらに、水槽30の稚魚を稚魚受け槽130で受け止めることができるため、産卵期には稚魚受けかご131を定期的に点検して、稚魚を取り出し、水槽30に戻すことができる。産卵期以外の時期は、稚魚受けかご131を取り外しておく事も可能である。
10・・・第1の物理濾過槽、11・・・配水管、13・・・水位センサー、20・・・生物濾過槽、25・・・ドラム、26・・・パイプ、30・・・水槽、31・・・取水管、40・・・フィルター、51、52・・・ローラ、54・・・モータ、55a,55b・・・リミットスイッチ、60・・・洗浄室、64・・・電磁弁、110・・・第2の物理濾過槽、120・・・水位保持槽、128・・・ポンプ、130・・・稚魚受け槽、131・・・稚魚受けかご。
Claims (5)
- 被処理水を取り込んで物理濾過を行う第1の物理濾過槽と、前記第1の物理的濾過槽の処理後の水を受け取って生物濾過を行う生物濾過槽とを有する濾過装置であって、
前記生物濾過槽は、濾材が封入された容器と、前記容器内を通過した処理後の水を取り出す排水口と、前記濾材を洗浄するために前記容器を回転駆動する駆動手段とを備え、
前記生物濾過槽の前記排水口には、前記生物濾過槽の処理後の水を受け取って物理濾過を行う第2の物理濾過槽が接続され、該第2の物理濾過槽は、前記生物濾過槽の通常濾過時も前記濾材洗浄時も常に前記容器内を通過した処理後の水を物理濾過することを特徴とする濾過装置。 - 請求項1に記載の濾過装置において、前記第1の物理濾過槽から前記生物濾過槽への水の受け渡し、および、前記生物濾過槽から前記第2の物理濾過槽への水の受け渡しは、それぞれに設定された所定水位から水をオーバーフローさせることによって行われることを特徴とする濾過装置。
- 請求項2に記載の濾過装置において、前記第2の物理濾過槽で処理後の水を蓄える水位保持槽を有し、
該水位保持槽は、蓄えている水を外部に送り出すポンプと、所定水位よりも蓄えている水の水位が低いかどうかを検出する検出部と、前記検出部が水位が低いことを検出した場合、外部からの水の供給管を開状態にする弁と、前記所定水位以上の水を外部に排出する排水口とを備えることを特徴とする濾過装置。 - 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の濾過装置において、前記第1の物理濾過槽は、被処理水の取り込み口と、輪状のフィルターと、所定水位以上の水のオーバーフローにより前記生物濾過槽に受け渡す排水口と、前記輪状のフィルターの一部を通過させながら洗浄する洗浄室とを有し、
前記輪状のフィルターは、前記所定の水位の水面下に一部が浸るように配置され、前記取り込み口は、前記水面下に浸ったフィルターの上部から被処理水を供給するように配置されていることを特徴とする濾過装置。 - 請求項1ないし4に記載の濾過装置において、前記第1の物理濾過槽の被処理水の取り込み口の前には、稚魚が通り抜けできないネットを備えた稚魚受け槽が配置され、前記稚魚受け槽から前記第1の物理濾過槽への水の受け渡しは、所定水位から水をオーバーフローさせることによって行われることを特徴とする濾過装置。
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- 2004-07-21 JP JP2004212498A patent/JP2006026594A/ja active Pending
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