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JP2006026526A - 自動スプレーガン - Google Patents

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JP2006026526A
JP2006026526A JP2004208677A JP2004208677A JP2006026526A JP 2006026526 A JP2006026526 A JP 2006026526A JP 2004208677 A JP2004208677 A JP 2004208677A JP 2004208677 A JP2004208677 A JP 2004208677A JP 2006026526 A JP2006026526 A JP 2006026526A
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Shinichi Otsubo
進一 大坪
Yoshihiro Okura
義広 大倉
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

【課題】 塗料容器から塗装ガンへの塗料の供給経路を短く設定できる自動スプレーガンを得る。
【解決手段】 自動スプレーガン10では、塗装ガン118に塗料容器144が一体的に設けられた構成であるため、従来の自動塗装機の如く塗料供給装置が塗装ガンとは独立して離れて設置されている場合に比べて、塗料の供給経路(連結管148及び継手142)を大幅に短く設定できる。これにより、例えば、自動塗装機の全体構成を簡素化できると共に、塗料供給経路の充分な洗浄が可能であるため、所謂塗料コレステロールの堆積による所謂塗ブツ不良の発生を防止でき、さらに、色替え・洗浄に伴うロス塗料および洗浄シンナーの量を大幅に低減できる。またさらに、自動塗装機本体に着脱自在に取り付けられる構成であるため、例えば、色替えや洗浄のための段取り作業を、実際の塗装作業とは別のラインで実施でき、生産性が大幅に向上する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、自動塗装機に適用される自動スプレーガンに関する。
従来、自動車や家電製品等の被塗装物を自動的に塗装する自動塗装機が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような自動塗装機では、自動スプレーガン(塗装ガン)に塗料を供給する塗料供給装置を備えており、この塗料供給装置は、塗料を収容する塗料タンク(塗料容器)を備えている。
このような塗料容器は、一般的に大型で重量が重いため、塗装ガンの駆動範囲外(例えば、塗装ブースの外側)に離して設置されており、自動塗装機本体の作動時(塗装ガンの駆動時)における塗装ガンと塗料容器との間の最大距離に対して十分に余裕のある長さの塗料ホースを介して塗装ガンに接続されている。このため、上記構成の自動塗装機では、塗料容器から塗装ガンへの塗料の供給経路が長くなるという問題がある。
特開平6−226159号公報
本発明は上記事実を考慮し、塗料容器から塗装ガンへの塗料の供給経路を短く設定できる自動スプレーガンを得ることを目的とする。
請求項1に係る発明の自動スプレーガンは、自動塗装機本体に着脱自在に取り付けられ、前記自動塗装機本体の作動により被塗装物の周囲で駆動される自動スプレーガンであって、遠隔操作で作動するバルブを有し、前記バルブの作動時には供給された塗料を前記塗料とは独立して供給された圧縮空気の圧力でノズルから噴霧して前記被塗装物に塗着させる塗装ガンと、前記塗装ガンに一体的に設けられ、内部に充填された塗料を前記塗装ガンに供給する塗料容器と、を備えたことを特徴としている。
請求項1記載の自動スプレーガンは、塗装ガンと、この塗装ガンに一体的に設けられて内部に充填された塗料を塗装ガンに供給する塗料容器とを備えており、自動塗装機本体に着脱自在に取り付けられて、当該自動塗装機本体の作動により被塗装物の周囲で駆動される。そして、塗装ガンのバルブが遠隔操作により作動すると、塗料容器から塗装ガンに供給された塗料が、この塗料とは独立して塗装ガンに供給された圧縮空気の圧力により塗装ガンのノズルから噴霧されて、被塗装物に塗着される。
ここで、この自動スプレーガンでは、上述の如く、塗装ガンに塗料容器が一体的に設けられた構成であるため、従来の自動塗装機の如く塗装ガンに塗料を供給する塗料供給装置が塗装ガンとは独立して離れて設置されている場合に比べて、塗料の供給経路を短く設定できる。
請求項2に係る発明の自動スプレーガンは、請求項1記載の自動スプレーガンにおいて、前記塗料容器は、耐圧性を有すると共に前記充填された塗料を前記塗装ガンに圧送するための圧縮空気が内部に供給され、当該供給される圧縮空気の圧力を調節されることで前記塗装ガンへの塗料の供給量を調節される、ことを特徴としている。
請求項2記載の自動スプレーガンでは、耐圧性を有する塗料容器の内部に圧縮空気が供給されると、この塗料容器の内部に充填された塗料が塗装ガンに圧送され、これにより、塗装ガンに塗料が供給される。しかもこの場合、塗料容器の内部に供給される圧縮空気の圧力が調節されると、塗料容器から塗装ガンに供給される塗料の供給量(液量)が調節される。
以上説明した如く、本発明に係る自動スプレーガンでは、塗料容器から塗装ガンへの塗料の供給経路を短く設定できる。
図1には、本発明の実施の形態に係る自動スプレーガンとしての第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12が適用されて構成された自動塗装機14の全体構成が斜視図にて示されている。
図1に示すように、自動塗装機14は、平面視L字形の板材からなる台座16を備えている。台座16の下部には、複数のアジャストボルト18が取り付けられており、台座16が床面に対して水平になるように調節できるようになっている。また、台座16の上部には、被塗装物20(本実施の形態では、自動車のドアミラーのハウジング)を支持して垂直軸周りに回転させるターンテーブル22と、第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12を上記被塗装物20の周囲で駆動する自動塗装機本体としての直交ロボット24とが取り付けられている。
ターンテーブル22は、台座16に取り付けられた支柱26を備えている。支柱26は、自らの長手方向が自動塗装機14の上下方向(台座16に垂直な方向、図1の矢印Z方向及び反矢印Z方向)に沿うように配置されている。この支柱26は、一対の軸受28、30を介して円柱状の回転軸32を台座16に垂直な状態で回転可能に支持している。
回転軸32の軸線方向一端部(上端部)には、棒状の製品支持部34が連結されており、この製品支持部34の上端側には、被塗装物20が支持されている。また、回転軸32の軸線方向他端部(下端部)は、台座16に取り付けられたギヤボックス36の内部に挿入されている。
このギヤボックス36の内部には、台座16に取り付けられた軸受38及び図示しない軸受によって台座16に対して平行な状態で回転可能に支持されたシャフト40の軸線方向一端部が挿入されている(すなわち、回転軸32とシャフト40とは互いに直交する位置関係にある)。このシャフト40の軸線方向一端部と、上記回転軸32の軸線方向他端部(下端部)とは、図示しないギヤ(例えば、かさば歯車等)を介して互いに連結されている。
また、シャフト40の軸線方向他端部には、ステッピングモータ42の出力軸44が一体的に連結されており、このステッピングモータ42の出力軸44が回転すると、シャフト40が軸線周りに回転するようになっている。シャフト40の回転力は、ギヤボックス36内部の図示しないギヤを介して回転軸32に伝達され、回転軸32が軸線周りに回転し、製品支持部34に支持された被塗装物20が垂直軸周り(回転軸32の軸線周り)に回転するようになっている(図1の矢印θ1参照)。
一方、直交ロボット24は、支持台46を介して台座16に取り付けられた第1リニアアクチュエータ48を備えている。この第1リニアアクチュエータ48は、上側へ向けて開口する長尺な箱状に形成されて自動塗装機14の左右方向(図1の矢印Y方向及び反矢印Y方向)に沿って配置されたケース50を備えている。
ケース50の内部には、自動塗装機14の左右方向に沿って配置された送りねじ52が、自らの軸線周りに回転自在に支持されており、この送りねじ52は、図示しないステッピングモータからの駆動力によって軸線周りに回転するようになっている。また、送りねじ52には、第1リニアアクチュエータ48の上側に配置された板状の第1駆動板54が連結されている。この第1駆動板54の上部には、長尺板状の支持板55の長手方向一端部が連結されており、送りねじ52が回転すると、第1駆動板54を介して支持板55の長手方向一端部が自動塗装機14の左右方向に沿って駆動されるようになっている。
一方、支持板55の長手方向他端部には、その下側において断面コ字形の長尺状に形成されたガイド56が、自動塗装機14の左右方向に沿って取り付けられている。このガイド56は下側へ向けて開口しており、台座16の上部に自動塗装機14の左右方向に沿って固定された板状のレール58の上端部に摺動可能に嵌り込んでいる。これにより、支持板55の長手方向他端部は、ガイド56を介してレール58に支持されており、この状態では、支持板55は、台座16に対して平行になるように設定されている。
この支持板55は、図示しないステッピングモータからの駆動力によりリニアアクチュエータ48の送りねじ52が回転すると、その長手方向一端部が第1駆動板54を介して自動塗装機14の左右方向に駆動されると共に、その長手方向他端部がガイド56及びレール58よって自動塗装機14の左右方向に案内され、全体的に自動塗装機14の左右方向に駆動されるようになっている。
支持板55の上部には、第2リニアアクチュエータ60が取り付けられている。この第2リニアアクチュエータ60は、上述した第1リニアアクチュエータ48と基本的に同様の構成とされており、上側へ向けて開口する長尺な箱状に形成されて自動塗装機14の前後方向(図1の矢印X方向及び反矢印X方向)に沿って配置されたケース62を備えている。ケース62の内部には、自動塗装機14の前後方向に沿って配置された送りねじ64が、自らの軸線周りに回転自在に支持されている。この送りねじ64には、第2リニアアクチュエータ60の上側に配置された板状の第2駆動板66が連結されており、図示しないステッピングモータからの駆動力により送りねじ64が回転すると、第2駆動板66が自動塗装機14の前後方向に駆動されるようになっている。
第2駆動板66の上部には、第3リニアアクチュエータ68が取り付けられている。この第3リニアアクチュエータ68は、上述した第1リニアアクチュエータ48及び第2リニアアクチュエータ60と基本的に同様の構成とされており、自動塗装機14の前方側(図1の反矢印X方向側)へ向けて開口する長尺な箱状に形成されて自動塗装機14の上下方向(図1の矢印Z方向及び反矢印Z方向)に沿って配置されたケース70を備えている。ケース70の内部には、自動塗装機14の上下方向に沿って配置された送りねじ72が、自らの軸線周りに回転自在に支持されている。この送りねじ72には、第3リニアアクチュエータ68の開口側(図1の反矢印X方向側)に配置された板状の第3駆動板74が連結されており、図示しないステッピングモータからの駆動力により送りねじ72が回転すると、第3駆動板74が自動塗装機14の上下方向に駆動されるようになっている。
第3駆動板74の幅方向両端部からは、一対の板状の側壁76、78が自動塗装機14の前方側へ向けて延設されている。これら一対の側壁76、78には、自動塗装機14の左右方向に沿って設けられた円柱状の第1シャフト80及び第2シャフト82が貫通している。これらの第1シャフト80及び第2シャフト82は、互いに平行な状態で自動塗装機14の上下方向に並んで配置されており、一対の側壁76、78にそれぞれ軸受84を介して回転自在に支持されている。
第1シャフト80及び第2シャフト82の各軸線方向一端部には、リンク部86が設けられており、第1シャフト80と第2シャフト82は同期して回転するようになっている。
また、上側に配置された第1シャフト80には、一対の側壁76、78の間においてギヤ88が同軸的かつ一体的に設けられており、このギヤ88は、第3駆動板74に固定されたステッピングモータ90の出力軸に同軸的かつ一体的に設けられたギヤ92に噛み合っている。これにより、ステッピングモータ90の出力軸が回転すると、ギヤ92、88を介して上側の第1シャフト80が回転すると共に、リンク部86を介して下側の第2シャフト82が上側の第1シャフト80に同期して回転するようになっている。
これらの第1シャフト80及び第2シャフト82の各軸線方向他端部には、それぞれ第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12が取り付けられている。
ここで、図2には、第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12の構成が斜視図にて示されている。また、図3には、第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12の構成が正面図にて示されている。さらに、図4には、第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12の構成が側面図にて示されている。またさらに、図5には、第1自動スプレーガン10の構成が上面図にて示されている。
これらの図に示されるように、第1自動スプレーガン10は、取付ステー100を備えている(図5では図示省略)。取付ステー100は、正面視L字形とされており、取付部102とガン支持部104とを備えている。取付部102の中央部分には、第1シャフト80の他端部が貫通する円孔106が形成されている(なお、図2では、説明の都合上、取付ステー100が第1シャフト80から取り外された状態が図示されている)。この円孔106の内径寸法は、第1シャフト80の外径寸法と同等又は僅かに大きく形成されている。
また、取付部102には、ガン支持部104とは反対側の端部から円孔106にかけて連続する切込み108が形成されており、取付部102は側面視略C字状とされている。
さらに、取付部102には、レバー110が取り付けられており、このレバー110を回動操作すると、切込み108の幅が狭くなる方向に取付部102が弾性変形するようになっている。これにより、円孔106の内径寸法が小さくなり、取付部102(取付ステー100)が第1シャフト80の他端部に一体的に固定される構成である。
この場合、第1シャフト80の他端部には、径方向に突出する円盤状の鍔部112が設けられており、この鍔部112が取付ステー100の取付部102に係合することで、取付ステー100(第1自動スプレーガン10)が、第1シャフト80の軸線方向に対して位置決めされるようになっている。しかもこの場合、鍔部112には円柱状の突起114が設けられており、取付部102には、この突起114が嵌り込む断面半円形の切欠116が形成されている。これにより、取付ステー100(第1自動スプレーガン10)は第1シャフト80の周方向に対して位置決め(回り止め)されるようになっている。
一方、ガン支持部104の上面側(図2乃至図4の矢印Z方向側)には、塗装ガン118が設けられている。塗装ガン118は、ブロック状の本体部120を備えており、この本体部120がネジ122(図3及び図4参照)によりガン支持部104に固定されている。
本体部120の内部には、図示しないバルブが収容されており、このバルブは、本体部120に設けられたバルブ作動用エア供給口124(図4参照)から当該本体部120に供給される圧縮空気の圧力で作動するようになっている(すなわち、遠隔操作により作動する構成である)。バルブ作動用エア供給口124には、継手126(図4では図示省略)が接続されており、この継手126は、図6に示す如く、配管部材128(例えば、ナイロンチューブ等)を介して電磁弁130に接続されており、電磁弁130は別の配管部材を介してエアコンプレッサー132に接続されている。
また、本体部120の上部には、当該本体部120に霧化用エアを供給するための霧化用エア供給口(図示省略)が設けられており、この霧化用エア供給口には、継手134(図3及び図4参照)が取り付けられている。この継手134は、図6に示す如く、配管部材136(例えば、ナイロンチューブ等)を介して電磁弁138に接続されており、電磁弁138は別の配管材料を介してレギュレータ140及びエアコンプレッサー132に接続されている。
さらに、本体部120の上部には、当該本体部120に塗料を供給するため塗料供給口(図示省略)が設けられている。この塗料供給口には、L字形の継手142が接続されており、この継手142を介して本体部120に塗料容器144が取り付けられている。
塗料容器144は、一端側(図2乃至図4では下端側)が絞り加工された円筒状に形成され、内部に塗料(図示省略)が充填されるカップ146を備えている。カップ146の一端部には、金属材料等によりL字形の筒状に形成された連結管148の一端側が接続されており、この連結管148の他端側は、袋ナット150によって着脱可能に継手142に接続されている。これにより、カップ146と塗装ガン118とは一体的に(本実施の形態では、互い相対移動不能な状態で)接続されており、カップ146の内部と本体部120の内部とは、連結管148及び継手142を介して連通している。なお、第1自動スプレーガン10では、塗料容器144は、塗装ガン118に対して自動塗装機14の前方側(図1、図2、図4の反矢印X方向側)にオフセットして配置されている。
カップ146の開口側(図2乃至図4では上端側)には、有底円筒状に形成されたカバー152が設けられている。カバー152は、図4に示す如く、その側壁外周部に周方向に沿った段部154を有しており、底壁側が大径とされ、開口側が小径とされている。この小径とされた部分は、カップ146の内側に嵌り込んでいる。また、カップ146の開口端とカバー152の段部154との間には、Oリング156が配設されている。
このカバー152は、一対の所謂アジャストファスナー158、160によりカップ146に係止される構成である。すなわち、カップ146の側壁部には、一対のアジャストファスナー158、160を構成する一対の把持部162、164が回動可能に取り付けられている。これらの把持部162、164には、カバー152の側壁部に固定された一対のフック166、168に係合する係合部170、172がそれぞれ連結されており、一対の係合部170、172が一対のフック166、168にそれぞれ係合した状態で把持部162、164が回動操作されることで、カバー152がカップ146に一体的に係止される構成である。
この係止状態では、上述の如くカバー152の段部154とカップ146の開口端との間にOリング156が配設されているので、カップ146の内部には密閉空間174(図4参照)が形成されるようになっている。しかもこの場合、カップ146及びカバー152は、所定の耐圧性を備えており、密閉空間174内に所定の圧力の気体又は液体を封入できるようになっている。
図5に示す如く、カバー152の底壁中央部には、密閉空間174内に圧縮空気を供給するための塗料圧送用エア供給口176が設けられており、この塗料圧送用エア供給口176には継手178(図5では図示省略)が取り付けられている。この継手178は、図6に示す如く、配管部材180(例えば、ナイロンチューブ等)を介して電磁弁182に接続されており、電磁弁182は別の配管部材を介してレギュレータ184及びエアコンプレッサー132に接続されている。
ここで、この第1自動スプレーガン10では、エアコンプレッサー132が作動した状態で電磁弁182が作動すると、レギュレータ184により所定の圧力に減圧された圧縮空気が配管部材180及び継手178を介して塗料容器144の密閉空間174内に供給される構成である。密閉空間174内に圧縮空気が供給されると、当該密閉空間174内(カップ146内)に充填された塗料が、連結管148及び継手142を介して本体部120の塗料供給口に圧送(供給)されるようになっており、当該供給された塗料は、本体部120の図示しないバルブにより塞き止められるようになっている。
また、エアコンプレッサー132が作動した状態で電磁弁138が作動すると、レギュレータ140により所定の圧力に減圧された圧縮空気が配管部材136及び継手134を介して本体部120の霧化用エア供給口に供給され、当該供給された圧縮空気は、本体部120の前面側(反矢印X方向側)に設けられたノズル186から噴射されるようになっている。
さらにこの状態で、電磁弁130が作動すると、配管部材128及び継手126を介して本体部120のバルブ作動用エア供給口124に圧縮空気が供給され、本体部120の図示しないバルブが作動するようになっている。バルブが作動すると、継手142を介して本体部120に供給されて当該バルブにより塞き止められていた塗料が、継手134を介して本体部120に供給された圧縮空気の圧力で、ノズル186から噴霧される構成である。
一方、第2自動スプレーガン12は、上述した第1自動スプレーガン10と基本的に同様の構成とされているが、以下の点で異なる。なお、前記第1自動スプレーガン10と全く同様の構成については前記第1自動スプレーガン10と同符号を付してその説明を省略する。
第2自動スプレーガン12は、前述した取付ステー100と同様構成の取付ステー100を備えており、この取付ステー100は、第2シャフト82に着脱自在に取り付けられている(なお、図2では、説明の都合上、取付ステー100が第2シャフト82から取り外された状態が図示されている)。
また、この取付ステー100には、前述した塗装ガン118と同様構成の塗装ガン200が取り付けられており、この塗装ガン200の本体部120に設けられた図示しない塗料供給口には、前述した継手142と同様構成の継手202を介して前述した塗料容器144と基本的に同様構成の塗料容器204が一体的に(本実施の形態では、互いに相対移動不能な状態で)取り付けられている。
但し、塗料容器204は、塗装ガン200に対して自動塗装機14の後方側に離れて配置されており、継手202と塗料容器204の連結管148とは、各種の継手206、208、210を介して接続されている。これにより、前述した第1自動スプレーガン10の塗料容器144と、第2自動スプレーガン12の塗料容器204との干渉が防止されており、第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12は、それぞれ第1シャフト80又は第2シャフト82の各軸線周りに所定の範囲内で互いに干渉せずに回動できるようになっている。
また、図6に示す如く、塗装ガン200のバルブ作動用エア供給口に接続された継手126は、配管部材212を介して電磁弁214に接続されており、電磁弁214は、別の配管部材を介してエアコンプレッサー132に接続されている。
さらに、塗装ガン200の霧化用エア供給口に接続された継手134は、配管部材216を介して電磁弁218に接続されており、この電磁弁218は別の配管部材を介してレギュレータ219及びエアコンプレッサー132に接続されている。
また、塗料容器204の塗料圧送用エア供給口に接続された継手178は、配管部材220を介して電磁弁222に接続されており、この電磁弁222は別の配管部材を介してレギュレータ223及びエアコンプレッサー132に接続されている。
なお、この第2自動スプレーガン12では、他の構成部品は、前述した第1自動スプレーガン10と同様の構成とされている。
一方、本自動塗装機14は、図示しない制御装置を備えている。この制御装置は、前述したターンテーブル22のステッピングモータ42、第1リニアアクチュエータ48の図示しないステッピングモータ、第2リニアアクチュエータ60の図示しないステッピングモータ、第3リニアアクチュエータ68の図示しないステッピングモータ、第1シャフト80及び第2シャフト82を駆動するステッピングモータ90、電磁弁130、138、182、214、218、222等に電気的に接続されており、所定の制御プログラムに従って、上記各ステッピングモータ及び各電磁弁の作動を制御するようになっている。
この場合、制御装置は、第1シャフト80及び第2シャフト82が所定の範囲内で回動するように、ステッピングモータ90の作動を制御するようになっている。これにより、第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12は、第1シャフト80及び第2シャフト82の回動に伴って第1シャフト80又は第2シャフト82の軸線周りに互いに干渉しない範囲で回動(上下に首振り)される構成である(図1の矢印θ2参照)。しかもこの場合、第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12が、第1シャフト80又は第2シャフト82の軸線周りに回動すると、塗料容器144のカップ146内部及び塗料容器204のカップ146内部の塗料と空気との境界面が変位するが、第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12は、これらの境界面の変位に伴って各連結管148の内周(塗料のカップ146からの取出口)が各カップ146内に露出しない範囲で回動されるようになっている。例えば、本実施の形態では、第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12の回動範囲は、図4に示す如き水平な状態から、各円孔106を中心として時計周りに30°及び反時計周りに30°の範囲とされている。
次に、本発明の実施の形態の作用について説明する。
上記構成の自動塗装機14では、エアコンプレッサー132が作動した状態で図示しない制御装置によって電磁弁182が作動されると、レギュレータ184により所定の圧力に減圧された圧縮空気が配管部材180及び継手178を介して第1自動スプレーガン10の塗料容器144の密閉空間174内に供給される。密閉空間174内に圧縮空気が供給されると、当該密閉空間174内(カップ146内)に充填された塗料が、連結管148及び継手142を介して本体部120の塗料供給口に圧送され、塗装ガン118の図示しないバルブにより塞き止められる。
また、制御装置によって電磁弁138が作動されると、レギュレータ140により所定の圧力に減圧された圧縮空気が配管部材136及び継手134を介して第1自動スプレーガン10の塗装ガン118の霧化用エア供給口に供給され、当該供給された圧縮空気は、塗装ガン118の前面側に設けられたノズル186から噴射される。
さらにこの状態で、制御装置によって電磁弁130が作動されると、配管部材128及び継手126を介して第1自動スプレーガン10の塗装ガン118のバルブ作動用エア供給口124に圧縮空気が供給され、塗装ガン118の図示しないバルブが作動する。バルブが作動すると、継手142を介して塗装ガン118に圧送されて当該バルブにより塞き止められていた塗料が、継手134を介して塗装ガン部118に供給された圧縮空気の圧力でノズル186から噴霧される。
同様に、制御装置によって電磁弁214、218、222が作動されると、第2自動スプレーガン12の塗料容器204に充填された塗料が、塗装ガン200のノズル186から噴霧される。なお、基本的には、第1自動スプレーガン10と第2自動スプレーガン12とは同時に作動されることはなく、何れか一方のみが作動される。
一方、制御装置によってターンテーブル22のステッピングモータ42が作動されると、ステッピングモータ42の出力軸44に連結されたシャフト40が軸線周りに回転すると共に、このシャフト40の回転力が図示しないギヤを介して回転軸32に伝達され、回転軸32が軸線周りに回転する。このため、回転軸32の上端部に連結された製品支持部34が回転軸32と共に回転し、製品支持部34に支持された被塗装物20が垂直軸周り(回転軸32の軸線周り)に回転される。これにより、被塗装物20の第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12に対する回転角θ1が制御される。
また一方、制御装置によって直行ロボット24の第1リニアアクチュエータ48に設けられた図示しないステッピングモータが作動されると、送りねじ52が回転し、これにより、第1駆動板54が自動塗装機14の左右方向(図1の矢印Y方向及び反矢印Y方向)に駆動される。このため、第1駆動板54に連結された各構成部材(支持板55、第2リニアアクチュエータ60、第2駆動板66、第3リニアアクチュエータ68、第3駆動板74、一対の側壁76、78、第1シャフト80及び第2シャフト82)が自動塗装機14の左右方向に駆動され、第1シャフト80及び第2シャフト82に取り付けられた、第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12が、自動塗装機14の左右方向に駆動される。これにより、第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12の被塗装物20に対する図1の矢印Y方向に沿った相対位置座標が制御される。
また、制御手段によって直行ロボット24の第2リニアアクチュエータ60に設けられた図示しないステッピングモータが作動されると、送りねじ64が回転し、これにより、第2駆動板66が自動塗装機14の前後方向(図1の矢印X方向及び反矢印X方向)に駆動される。このため、第2駆動板66に連結された各構成部材(第3リニアアクチュエータ68、第3駆動板74、一対の側壁76、78、第1シャフト80及び第2シャフト82)が自動塗装機14の前後方向に駆動され、第1シャフト80及び第2シャフト82に取り付けられた、第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12が、自動塗装機14の前後方向に駆動される。これにより、第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12の被塗装物20に対する図1の矢印X方向に沿った相対位置座標が制御される。
さらに、制御手段によって直行ロボット24の第3リニアアクチュエータ68に設けられた図示しないステッピングモータが作動されると、送りねじ72が回転し、これにより、第3駆動板74が自動塗装機14の上下方向(図1の矢印Z方向及び反矢印Z方向)に駆動される。このため、第3駆動板74に連結された各構成部材(一対の側壁76、78、第1シャフト80及び第2シャフト82)が自動塗装機14の上下方向に駆動され、第1シャフト80及び第2シャフト82に取り付けられた、第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12が、自動塗装機14の上下方向に駆動される。これにより、第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12の被塗装物20に対する図1の矢印Z方向に沿った相対位置座標が制御される。
またさらに、制御装置によって第3駆動板74に取り付けられたステッピングモータ90が作動されると、ギヤ92及びギヤ88を介して第1シャフト80が所定の範囲内で回動すると共に、リンク部86を介して第2シャフト82が第1シャフト80に同期して所定の範囲内で回動する。これにより、第1シャフト80に取り付けられた第1自動スプレーガン10が、第1シャフト80の軸線周りに所定の範囲内で回動し、第2シャフト82に取り付けられた第2自動スプレーガン12が、第1自動スプレーガン10に同期して第2シャフト82の軸線周りに所定の範囲内で回動する。これにより、第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12の被塗装物20に対する上下の首振り角θ2が制御される。
この場合、本自動塗装機14では、例えば、図7に示す如く、第1自動スプレーガン20及び第2自動スプレーガン12が被塗装物20の上方に移動した際には(図7の1点鎖線で示す状態を参照)、第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12を下向きに首振りさせることで、被塗装物20の上部を塗装できる。また、第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12が被塗装物20の側方を通過する際には(図7の実線で示す状態を参照)、第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12を水平にすることで、被塗装物20の側部を塗装できる。さらに、第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12が被塗装物20の下方に移動した際には(図7の点線で示す状態を参照)、第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12を上向きに首振りさせることで、被塗装物20の下部を塗装できる。
すなわち、本自動塗装機14では、第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12を被塗装物20の上方から下方へ移動させて塗装を行う場合に、第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12の移動軌跡を、被塗装物20上方の所定の範囲内では円弧状の円弧補間軌跡とし(図7の矢印A参照)、被塗装物20側方の所定の範囲内では直線状の直線移動軌跡とし(図7の矢印B参照)、被塗装物20下方の所定の範囲内では円弧状の円弧補間軌跡とすることができる(図7の矢印C参照)。
しかもこの場合、第2リニアアクチュエータ60及び第3リニアアクチュエータ68の各ステッピングモータ、並びにステッピングモータ90の回転速度を制御することで、図6の矢印Aで示す如き円弧補間軌跡における第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12の移動速度V1と、前記6の矢印Bで示す如き直線軌跡における第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12の移動速度V2と、図6の矢印Cで示す如き円弧補間軌跡における第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12の移動速度V3とを、それぞれ異なる速度に設定できる。
このように、本自動塗装機14では、直行ロボット24及びターンテーブル22の作動によって、第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12と、被塗装物20とが相対的に変位すると共に、第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12の何れか一方(又は両方)が塗料を噴霧して被塗装物20に塗料を塗着させる。
ここで、本発明の実施の形態に係る第1自動スプレーガン10では、塗装ガン118に塗料容器144が一体的に設けられた構成であるため、従来の自動塗装機の如く塗装ガンに塗料を供給する塗料供給装置が塗装ガンとは独立して離れて設置されている場合に比べて、塗装容器144から塗装ガン118への塗料の供給経路(連結管148及び継手142)を大幅に短く設定できる。これにより、自動塗装機14の全体構成を簡素化できるので、設備投資コストを低減できる。しかも、塗装ガン118と塗料容器144との一体構成により、従来の自動塗装機に用いられる塗料ホースや塗料圧送用のギヤポンプ等が不要になるので、塗料ホースやギヤポンプ等の交換に伴うメンテナンスコストが不要になる。
また、塗装ガン118と塗料容器144との一体構成により、上述の如く塗料の供給経路が大幅に短縮されると共に、ギヤポンプ等が介在しないため、当該供給経路の構成を大幅に簡素化できる。したがって、塗料の供給経路を充分に洗浄することが容易であるため、塗料の供給経路に所謂塗料コレステロールが堆積することを防止でき、これにより、通常の塗装時に塗料コレステロールが塗装ガン118のノズル186から不要に噴出して、所謂塗ブツ不良が発生することを防止できる。
さらに、上述の如く従来の自動塗装機に比べて塗料の供給経路が大幅に短縮された構成であるため、色替え・洗浄に伴うロス塗料(塗料の供給経路内に残留して捨てられる塗料)および洗浄シンナーの量を大幅に低減できる。
またさらに、本第1自動スプレーガン10は、直行ロボット24の第1シャフト80に着脱自在に取り付けられる構成であり、しかも、上述の如く塗装ガン118に塗料容器144が一体に設けられた構成である。このため、例えば、本第1自動スプレーガン10を複数用意して、それぞれの塗料容器144に異なる色の塗料を充填しておけば、色替えの際には、本第1自動スプレーガン10自体を交換することで色替え作業を完了することができ、色替えのための段取り時間を大幅に短縮できる。すなわち、色替えや洗浄のための段取り作業を、実際の塗装作業とは別のラインで実施できるので、生産性が大幅に向上する。なお、上述の如く色替えのための段取り作業を容易かつ迅速に実施できるため、特に、多品種・少量生産の場合に好適である。
また、本第1自動スプレーガン10では、塗料容器144は耐圧性を備えており、塗料容器144の密閉空間174内(カップ146内)に供給される圧縮空気の圧力がレギュレータ184により調節されることで、塗料容器144から塗装ガン118に供給される塗料の供給量(液量)が調節される構成である。
したがって、本第1自動スプレーガンでは、例えば、所望の塗料供給量が得られた際の塗料容器144への圧縮空気の圧力を記録しておけば、何らかの事情でこの圧力を変更した場合でも、前記決定した圧力に調節しなおすだけで、再び所望の塗料供給量に設定することができる。
しかも、塗装ガン118に一体的に設けられた塗料容器144にダイレクトに圧縮空気を供給して、塗料供給量を調節する構成であるため、当該塗料供給量の調節の精度が良好で、コントロール性が良くなると共に、低圧の圧縮空気でも塗料容器144から塗装ガン118に塗料を圧送できる。
一方、本発明の実施の形態に係る第2自動スプレーガン12においても、基本的に第1自動スプレーガン10と同様の構成とされているため、上述の如き優れた効果を奏することができる。
以上説明した如く、本発明の実施の形態に係る第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12では、塗料容器144から塗装ガン118への塗料の供給経路、及び塗料容器204から塗装ガン200への塗料の供給経路を短く設定できる。
また、本発明の実施の形態に係る自動塗装機14は、被塗装物20を支持して垂直軸周りに回転させるターンテーブル22と、互いに平行に配置され、一方が第1自動スプレーガン10を支持すると共に他方が第2自動スプレーガン12を支持し、それぞれが同期して軸線周りに回転されることで第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12を上下に首振りさせる一対の平行軸(第1シャフト80及び第2シャフト82)、及び、これら一対の平行軸を介して第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12を前後左右上下に駆動する3軸駆動装置(第1リニアアクチュエータ48、第2リニアアクチュエータ60、第3リニアアクチュエータ68)を有し、第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12を被塗装物20の周囲で駆動する直交ロボット24と、を備えた構成とされている。これにより、形状の異なる多種の被塗装物を塗装することができる。
さらに、本発明の実施の形態に係る自動塗装機14では、上述の如く被塗装物20は、ターンテーブル22によって垂直軸周りに回転される構成であり、第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12の左右の首振り機構が省略された構成である。したがって、一般的な多関節の塗装ロボットに比べて稼動範囲を狭く設定でき、これにより、塗装ブースを小型に設定できる。しかも、このように稼動範囲が狭くかつ動作がシンプルであるため、作業者の作業安全性が向上し、安全装備のためのコストが低減する。
またさらに、本発明の実施の形態に係る自動塗装機14では、上述の如く稼動範囲が狭いため、塗料の噴霧範囲も狭い範囲に限定される。これにより、給排気のための空調設備を小型に設定でき、空調コストを低減できる。しかも、このように塗料の噴霧範囲が狭い範囲に限定されるため、塗装ダスト(塗装時に飛散して固まった塗料の粉末)の散乱範囲も狭い範囲に限定される。これにより、清掃作業が容易になると共に廃棄物処理コストが低減される。
また、本発明の実施の形態に係る自動塗装機14の直行ロボット24は、第1自動スプレーガン10と第2自動スプレーガン12との2つの自動スプレーガンを同時に駆動できる構成である。したがって、例えば、第1自動スプレーガン10の塗料容器144に着色用の塗料を充填すると共に、第2自動スプレーガン12の塗料容器204にクリアーの塗料を充填しておけば、被塗装物20に着色用の塗料を塗り付けた後に、塗料替えの段取り作業無しで、クリアーの塗料を上塗することができる。これにより、生産性が一層向上する。
なお、上記実施の形態では、第1自動スプレーガン10は、塗装ガン118と塗料容器114が連結管148等を介して互いに相対移動不能に連結された構成とし、第2自動スプレーガン12は、塗装ガン200と塗料容器204が連結管148等を介して互いに相対移動不能に連結された構成としたが、これに限らず、例えば、各連結管148をフレキシブルに折り曲げ可能な構成とし、第1自動スプレーガン10及び第2自動スプレーガン12が、第1シャフト80又は第2シャフト82の軸線周りに回動した場合でも、塗料容器144及び塗料容器204の姿勢は、常に垂直に(カップ146の中心軸線が垂直になるように)保たれるように構成してもよい。
本発明の実施の形態に係る第1自動スプレーガン及び第2自動スプレーガンが適用されて構成された自動塗装機の全体構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る第1自動スプレーガン及び第2自動スプレーガンの構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る第1自動スプレーガン及び第2自動スプレーガンの構成を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る第1自動スプレーガン及び第2自動スプレーガンの構成を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る第1自動スプレーガンの構成を示す上面図である。 本発明の実施の形態に係る第1自動スプレーガン及び第2自動スプレーガンへの圧縮空気の配管系統を示す系統線図である。 本発明の実施の形態に係る自動塗装機の作動による第1自動スプレーガン及び第2自動スプレーガンの移動軌跡の一例を示す概略図である。
符号の説明
10 第1自動スプレーガン
12 第2自動スプレーガン
14 自動塗装機
20 被塗装物
24 直行ロボット(自動塗装機本体)
118 塗装ガン
144 塗料容器
186 ノズル
200 塗装ガン
204 塗料容器

Claims (2)

  1. 自動塗装機本体に着脱自在に取り付けられ、前記自動塗装機本体の作動により被塗装物の周囲で駆動される自動スプレーガンであって、
    遠隔操作で作動するバルブを有し、前記バルブの作動時には供給された塗料を前記塗料とは独立して供給された圧縮空気の圧力でノズルから噴霧して前記被塗装物に塗着させる塗装ガンと、
    前記塗装ガンに一体的に設けられ、内部に充填された塗料を前記塗装ガンに供給する塗料容器と、
    を備えたことを特徴とする自動スプレーガン。
  2. 前記塗料容器は、耐圧性を有すると共に前記充填された塗料を前記塗装ガンに圧送するための圧縮空気が内部に供給され、当該供給される圧縮空気の圧力を調節されることで前記塗装ガンへの塗料の供給量を調節される、
    ことを特徴とする請求項1記載の自動スプレーガン。
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