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JP2006016329A - 粒状医薬品 - Google Patents

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JP2006016329A
JP2006016329A JP2004194665A JP2004194665A JP2006016329A JP 2006016329 A JP2006016329 A JP 2006016329A JP 2004194665 A JP2004194665 A JP 2004194665A JP 2004194665 A JP2004194665 A JP 2004194665A JP 2006016329 A JP2006016329 A JP 2006016329A
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Hideo Nishito
栄雄 西戸
Tomiyuki Yanase
臣幸 矢那瀬
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Lion Corp
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Abstract

【課題】 経時の薬物安定性と溶出性に優れた粒状医薬品、特に、これまで粒状医薬品において相互作用が原因で保存安定性が悪く配合が難しいとされていた2種類以上の成分が含まれていても、経時の薬物安定性と溶出性が良好な粒状医薬品の提供。
【解決手段】 2種類以上の粒状薬効成分が混合された粒状医薬品であって、上記2種類以上の粒状薬効成分は1種以上、好ましくはそれぞれが被覆剤で被覆され、上記被覆剤は水溶性高分子及び/または水膨潤高分子(A)と、糖類及び/又は糖アルコール類(B)を、(A):(B)=1:1.5〜1:20(質量比)なる割合で含有する粒状医薬品。
【選択図】 図1

Description

本発明は、経時的に安定でかつ粒子からの薬物溶出性に優れた粒状医薬品に関する。
一般に、安定性が低い薬物を製剤化する際、薬物を水難溶性高分子化合物で被覆するフィルムコーティングや糖衣などによって、安定性を維持するよう工夫されている。また、相互作用により安定性が悪い複数の薬効成分または添加剤を組み合わせる場合、錠剤では多層状とすることで安定性を確保していた。
相互作用により安定性が悪い二種類以上の成分を使用した粒状医薬品の場合は、それら成分を別粒子として製造し、各々コーティングを施して混合する方法が考えられる。
従来、粒状医薬品のコーティング技術として、特開平9−165329号公報には、エチルセルロースと可塑剤と薬物溶出速度調整剤を含有するフィルムコーティング剤によるフィルムが形成された顆粒が記載されている。しかしこの技術のようにエチルセルロース等の水不溶性高分子を使用した場合、薬効成分の即効性が低下したり、可塑剤や溶出速度調整剤により製造時の凝集が生じたりする懸念があった。
また、特開平11−246393号公報には、難溶性薬物と増粘剤からなる粒子の表面をキシリトールやソルビトールなどの特定分散剤で被覆した速溶性用時調整用粉剤が記載されているが、糖アルコールを主成分とする被覆物を使用するため、薬物の安定性への効果は充分でなかった。また、特開平11−60472公報には、メチルセルロースと糖類を含むフィルムコーティング用組成物が提案されているが、スムーズな錠剤の嚥下を図るための組成物であり、また、粒状医薬品を対称とする技術思想は見あたらない。また、この組成物はメチルセルロースに対して比較的多い糖類を使用するが、粒状剤とした場合、薬物の安定性が確保できない。薬物安定性を向上させるためにコーティング膜を厚くすると、コーティングに時間がかかるうえにコーティング中に粒子同士が凝集を生じやすい。
特開平9−165329号公報 特開平11−246393号公報 特開平11−60472号公報
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、経時の薬物安定性と溶出性に優れた粒状医薬品、特に、これまで粒状医薬品において相互作用が原因で保存安定性が悪く配合が難しいとされていた2種類以上の成分が含まれていても、経時の薬物安定性と溶出性が良好な粒状医薬品を提供することを目的とする。
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意実験及び検討した結果、水溶性高分子及び/又は水膨潤性高分子と、糖類及び/又は糖アルコールとを特定比率とした被覆剤を用いることにより、溶出性を損なわず、薬物の保存安定性が良好な粒状医薬品が製造性良く得られることを見出した。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。
本発明の粒状医薬品は、2種類以上の粒状薬効成分が混合された粒状医薬品であって、
上記2種類以上の粒状薬効成分は、少なくとも1種類以上が、好ましくはそれぞれが被覆剤で被覆され、上記被覆剤は水溶性高分子及び/または水膨潤高分子(A)と、糖類及び/又は糖アルコール類(B)を、(A):(B)=1:1.5〜1:20(質量比)なる割合で含有することを特徴とする。
上記水溶性高分子及び/または水膨潤高分子(A)としてはヒドロキシプロピルメチルセルロース及び/又はメチルセルロースが用いられるのが好ましく、特に、メチルセルロースが好ましい。
上記糖類及び/又は糖アルコール類(B)としては、エリスリトール、ソルビトール,マンニトール、トレハロース、ショ糖、乳糖から選ばれる1種または2種以上が用いられるのが好ましく、特に、エリスリトールが好ましい。
上記(A)と(B)の好ましい組み合わせとしては、特に、メチルセルロースとエリスリトールの組み合わせが好ましい。
上記被覆剤中の(A)と(B)の割合は、好ましくは(A):(B)=1:3〜1:15(質量比)とされ、特に好ましくは1:3.5〜1:10とされる。
上記2種類以上の粒状薬効成分は、酸性薬物と制酸剤からそれぞれ1種以上選ばれたものであることが好ましい。
上記酸性薬物は、アスピリン、アセトアミノフェン、イブプロフェン、エテンザミド、リン酸ジヒドロコデイン、エフェドリン塩(特に塩酸塩)、マレイン酸クロルフェニラミン、無水カフェインから選ばれる1種または2種以上であり、上記制酸剤は、アミノ酢酸、ケイ酸マグネシウム、合成ケイ酸アルミニウム、合成ヒドロタルサイト、酸化マグネシウム、ジヒドロキシアルミニウム・アミノ酢酸塩、水酸化アルミニウムゲル、乾燥水酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム・炭酸マグネシウム混合乾燥ゲル、水酸化アルミニウム・炭酸水素ナトリウムの共沈生成物、水酸化アルミニウム・炭酸カルシウム・炭酸マグネシウムの共沈生成物、水酸化アルミニウム・硫酸アルミニウムカリウムの共沈生成物、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウムから選ばれる1種又は2種以上であることが好ましい。
上記粒状薬効成分は、真球度0.7以上の核粒子に複数の薬物粒子からなる薬物層を被覆した層状粒子であることが好ましい。
上記核粒子が、結晶セルロース、白糖、乳糖、澱粉から選ばれる1種または2種以上からなる造粒物であることが好ましい。
上記核粒子と上記薬物粒子とは、上記薬物粒子の粒径/上記核粒子の粒径≦0.2であることが好ましい。
また、本発明の粒状医薬品は、結合剤を用いて造粒された薬物粒子を含有する粒状医薬品であって、
上記結合剤は、水溶性高分子及び/又は水膨潤高分子(A)と、糖類及び/又は糖アルコール類(B)を、(A):(B)=1:1.5〜1:20(質量比)なる割合で含有するものであることを特徴とする。
本発明によれば、2種類以上の粒状薬効成分のうち少なくとも1種類以上に対し、水溶性高分子及び/又は水膨潤性高分子(A)と、糖類及び/又は糖アルコール(B)とが含まれた水溶液をコーティングすることで、極めて短時間に保存安定性に効果が高いコーティング被膜(上記(A)と(B)とからなる被覆剤から構成された被膜)を形成することが可能となる。
2種類以上の粒状薬効成分のうち少なくとも1種類以上、好ましくはそれぞれに上記被覆剤からなるコーティング被膜を形成することで、薬効成分は互いの接触が抑制され、その結果相互作用による経時劣化が生じない。
従って、本発明によれば、経時の薬物安定性と溶出性に優れた粒状医薬品を提供でき、特に、これまで粒状医薬品において相互作用が原因で保存安定性が悪く配合が難しいとされていた2種類以上の成分が含まれていても、経時の薬物安定性と溶出性が良好な粒状医薬品を提供できる。
次に図面を用いて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態の粒状医薬品は、2種類以上の粒状薬効成分が混合された粒状医薬品であって、上記2種類以上の粒状薬効成分は、少なくとも1種類以上、好ましくはそれぞれが被覆剤で被覆され、上記被覆剤は水溶性高分子及び/または水膨潤高分子(A)と、糖類及び/又は糖アルコール類(B)を、(A):(B)=1:1.5〜1:20(質量比)なる割合で含有するものである。
上記2種類以上の粒状薬効成分は、これまで粒状医薬品において相互作用が原因で保存安定性が悪く配合が難しいとされていた2種類以上の成分であることが本発明の効果が顕著に得られる点で好ましく、例えば、酸性薬物と制酸剤からそれぞれ1種以上選ばれたものであることが好ましい。
粒状薬効成分としては、アスピリン(酸性)、アセトアミノフェン、イブプロフェン(酸性)、エテンザミド、ナプロキセン(酸性)、ジクロフェナックナトリウム(酸性)、インドメタシン(酸性)、ケトプロフェン(酸性)、硝酸イソソルバイド、リン酸ジヒドロコデイン(酸性)、塩酸エフェドリン(酸性)、マレイン酸クロルフェニラミン(酸性)、テオフィリン、(無水)カフェイン、セファレキシン(酸性)、制酸剤、ミネラル類等の薬物有効成分が挙げられる。
本発明の効果が特に顕著に得られる2種類以上の成分の組み合わせは、酸性薬物と塩基性薬物、特に、酸性薬物と制酸剤を挙げることができる。
この場合の酸性薬物としては、アスピリン(酸性)、イブプロフェン(酸性)、ナプロキセン(酸性)、ジクロフェナックナトリウム(酸性)、インドメタシン(酸性)、ケトプロフェン(酸性)、リン酸ジヒドロコデイン(酸性)、塩酸エフェドリン(酸性)、マレイン酸クロルフェニラミン(酸性)、セファレキシン(酸性)等を挙げることができ、特に、アスピリン(酸性)が好ましい。
上記制酸剤としては、アミノ酢酸、ケイ酸マグネシウム、合成ケイ酸アルミニウム、合成ヒドロタルサイト、酸化マグネシウム、ジヒドロキシアルミニウム・アミノ酢酸塩、水酸化アルミニウムゲル、乾燥水酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム・炭酸マグネシウム混合乾燥ゲル、水酸化アルミニウム・炭酸水素ナトリウムの共沈生成物、水酸化アルミニウム・炭酸カルシウム・炭酸マグネシウムの共沈生成物、水酸化アルミニウム・硫酸アルミニウムカリウムの共沈生成物、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム等があげられる。これらの制酸剤は、単独で使用しても良いし、二種以上を併用してもよい。このうち、炭酸マグネシウム、アルミニウムグリシネート、酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、合成ヒドロタルサイト、酸化マグネシウムが好ましく、アルミニウムグリシネート、炭酸マグネシウム、合成ヒドロタルサイトがより好ましい。
本実施形態の粒状医薬品(内服薬組成物)における制酸剤の含有量は、内服薬組成物の全質量を基準にして好ましくは2〜50%、より好ましくは5〜30%である。
上記薬物有効成分は、薬物粒子をそのまま、あるいは乳糖、無水乳糖、結晶セルロース等の乾式結合剤、カルメロース等の崩壊剤と混合した後に造粒して用いることができる。アスピリン等の薬物有効成分をこのような添加剤を使って造粒した場合の平均粒子径は、粒子の形状や不快な味の強さの水準により異なるが、好ましくは50μm〜1500μm、より好ましくは100μm〜1400μm、特に好ましくは250μm〜1200μmである。平均粒子径がこの範囲内にあるとコーティングを効率よく行なうことができる。
本実施形態の粒状医薬品(内服薬組成物)における薬物有効成分の含有量は、内服薬組成物の全質量を基準にして好ましくは10〜90%、より好ましくは20〜85%である。
上記粒状薬効成分は、上記酸性薬物などの有機薬効成分及び/又は上記制酸剤などの無機薬効成分の他、通常使用されている添加剤、賦形剤を任意に配合した造粒粒子であってもよい。ここでの添加剤、賦形剤としては、例えば、乳糖、デンプン、カルボキシメチルセルロース、結晶セルロース、タルク、蔗糖脂肪酸エステル、アクチゾル(旭化成社製)、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、部分α化デンプン、クロスポピドン(BASF製)等を挙げることができる。また、色素、甘味剤、香料等の成分も自由に配合することが可能である。
上記被覆剤に用いる水溶性高分子及び/または水膨潤高分子(A)としては、カルメロース、カルメロースナトリウム、カルメロースカルシウム、クロスカルメロースナトリウム、結晶セルロース、(低置換度)ヒドロキシプロピルセルロース,(低置換度)ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース等のセルロース類、アラビアゴム、カルボキシビニルポリマー、ポピドン、クロスポピドン、ポリビニルアルコール、ポロビニルピロリドン、ポリアクリル酸などであり、これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。本発明の場合、これらの中でも水溶性高分子が好ましく、中でもセルロース類が好ましく、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース,ヒドロキシプロピルメチルセルロース等が特に好ましい。最も好ましいのは、メチルセルロースである。
上記糖類及び/又は糖アルコール類(B)としては、単糖類、二糖類以上の多糖類(砂糖(グラニュー糖等)、乳糖、麦芽糖、キシロース、異性化乳糖等)、糖アルコール(パラチニット,ソルビトール,ラクチトール,エリスリトール,キシリトール,還元澱粉糖化物,マルチトール,マンニトール等)、水飴、異性化糖類、オリゴ糖、スクロース、トレハロース、還元澱粉糖化物(還元澱粉分解物)等であり、これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。これらの中でも、エリスリトール、ソルビトール,マンニトール、トレハロース、ショ糖、乳糖から選ばれる1種または2種以上が用いられるのが好ましい。また、ソルビトール,マルチトール、エリスリトール、キシリトール、マンニトール、トレハロースは、乾燥速度も適度であることから、作業適性の点で好適に用いられる。最も好ましいのは、エリスリトールである。
上記(A)と(B)の好ましい組み合わせとしては、特に、メチルセルロースとエリスリトールの組み合わせが溶出性と安定性の点で好ましい。
上記被覆剤中の(A)と(B)の割合は、溶出性と安定性の点で、(A):(B)=1:1.5〜1:20(質量比)とされ、好ましくは(A):(B)=1:3〜1:15(質量比)、特に好ましくは1:3.5〜1:10とされる。
上記(A)の割合が多すぎるとコーティングに時間がかかり、また2次凝集を生じ易く、また保存時に凝集しやすいため、好ましくない。また、上記(B)の割合が多すぎると、コーティング被膜の強度や柔軟性が低く薬物の保存安定性が十分でない。
上記粒状薬効成分への被覆には、上記(A)と(B)を含有する水溶液(好ましい濃度:10〜40質量%)とし、撹袢型流動造粒装置もしくは転動流動装置を用いた方法、又はワースター・ユニットを装着した流動層装置を用いたワースター法によるコーティング法等で被覆を行なう。
被覆剤で被覆された上記粒状薬効成分の好ましい粒径は、平均粒径200〜1000μm、より好ましくは300〜800μmである。この範囲であれば、服用性、充填性のため好ましい。
また、本発明の被覆粒子(少なくとも1種類以上、好ましくは2種類以上の上記粒状薬効成分がそれぞれ被覆剤で被覆されたもの)を含む本実施形態の粉状医薬品中、粒径が355μm以下の粒子の含有量が15質量%以下、粒径が1400μm以上の粒子の含有量が5質量%以下であることが好ましい。
また、上記粒状薬効成分は、核に球形の粒子を用い、その表面に薬物層を設けた多層の球形粒子であることが好ましい。例えば、図1に示すように真球度0.7以上の核粒子2に薬物粒子の集合体である薬物層3を被覆した層状粒子であってもよい。それは、薬物粒子で核粒子2を被覆した構造とする場合、核粒子2に被覆する薬物粒子が小さいため、粒状薬効成分が結晶粒子である場合よりも溶出性を良好にできるからである。上記薬物粒子としては上記酸性薬物などの有機薬効成分や、上記制酸剤などの無機薬効成分の粒子が用いられることが好ましい。
図1中、符号1は本実施形態の粒状医薬品中の多層粒子である。この多層粒子1は、真球度0.7以上の核粒子2に薬物層3を被覆した層状粒子からなる粒状薬効成分4に上記被覆剤からなるコーティング被膜5が形成されたものである。
核粒子2としては、例えば、結晶セルロースの球状造粒品(商品名セルフィア,旭化成工業株式会社等)、白糖、白糖とコーンスターチ、乳糖、乳糖と結晶セルロースからなる球状造粒品(商品名ノンパレル,フロイント産業株式会社等)、澱粉から選ばれる1種または2種以上からなる造粒物が挙げられ、これらのなかでも、結晶セルロースの球状造粒品と白糖とコーンスターチの球状造粒品が好ましく、さらに平均粒度約500μmのものが好ましい。
核粒子2と、この核粒子2を被覆する上記薬物粒子とは、上記薬物粒子の粒径/核粒子2の粒径≦0.2であることが、粒状薬効成分を結晶粒子から構成するよりも溶出性を良好にできる点で好ましく、より好ましくは上記薬物粒子の粒径/核粒子2の粒径≦0.1とされる。
上記多層粒子の好ましい粒径は、平均粒径200〜1000μm、より好ましくは300〜800μmである。この範囲で、服用性、充填性のため好ましい。
また、上記2種類以上の多層粒子からなる粒状医薬品中の粒径355μm以下の多層粒子の含有量が15質量%以下、粒径1400μm以上の多層粒子の含有量が5質量%以下であることが好ましい。上記多層粒子の好ましい粒径は、平均粒径200〜1000μm、より好ましくは300〜800μmである。この範囲であれば、服用性、充填性のため好ましい。
上記のような多層粒子の製造方法としては、例えば、上記の真球度の高い核粒子2に上記の細かい薬物粒子をバインダー液を用いて積層し、さらにその上に上記被覆剤からなるコーティングを施す。ここで製造に用いる機器としては、流動層タイプのものより転動タイプのものが好ましく、例えばフロイント産業株式会社のCFグラニュレーターやグラニュレックス、株式会社パウレックのマルチプレックス(転動層タイプ)などが挙げられる。薬物粒子の積層後に施すコーティングは別途流動層タイプの機器でも可能であるが、連続して同一の機器を用いて行うほうが好ましい。上記バインダー液としてはヒドロキシプロピルセルロースやメチルセルロースなどの水溶性高分子が用いられる。
上記被覆剤からなるコーティング被膜は、粒状薬効成分4に対して5質量%〜150質量%より好ましくは10%〜100質量%さらに好ましくは10〜80質量%の範囲で行なう。
本実施形態の内服薬組成物の剤型は、上記1種類以上、好ましくは2種類以上の被覆粒子と、必要に応じて非被覆粒子(上記被覆剤からなるコーテング被膜を形成していない粒子)を混合して、顆粒状の医薬品、散剤の医薬品として服用に供する。
また、本実施形態の粒状医薬品中には、その他添加剤:通常使用されている添加剤、賦形剤を含有する粒子を任意に配合することも可能であり、例えば、乳糖、デンプン、カルボキシメチルセルロース、結晶セルロース、タルク、蔗糖脂肪酸エステル、アクチゾル(旭化成社製)、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、部分α化デンプン、クロスポピドン(BASF製)等をあげることができる。また、色素、甘味剤、香料等の成分も自由に配合することが可能である。
本実施形態の粒状医薬品によれば、経時の薬物安定性と溶出性に優れた粒状医薬品を提供でき、特に、これまで粒状医薬品において相互作用が原因で保存安定性が悪く配合が難しいとされていた2種類以上の成分が含まれていても、経時の薬物安定性と溶出性を良好とすることができる。
(第2の実施形態)
本実施形態の粒状医薬品は、結合剤を用いて造粒された薬物粒子を含有する粒状医薬品であって、上記結合剤は、水溶性高分子及び/又は水膨潤高分子(A)と、糖類及び/又は糖アルコール類(B)を、(A):(B)=1:1.5〜1:20(質量比)なる割合で含有するものである。
上記水溶性高分子及び/又は水膨潤高分子(A)としては、第1の実施形態で用いたものと同様のものを用いることができる。
また、上記糖類及び/又は糖アルコール類(B)としては、第1の実施形態で用いたものと同様のものを用いることができる。
上記薬物粒子中の薬物としては、第1の実施形態で用いたものと同様の制酸剤などの無機薬効成分を挙げることができる。
上記結合剤を用いて造粒された薬物粒子は、溶出性に優れ、薬物として制酸剤が含まれている場合は制酸力が優れる。
以下、実施例、及び比較例を示し、本発明をより具体的に説明するが、本発明は、下記実施例に限定されるものではない。
<実験例1>薬物又は添加剤を核粒子にしたコーティング
(実施例1〜16)
表1、表2に示す配合の粒状薬効成分としての薬物(1)と、薬物(2)をそれぞれ表1、表2、表4に示す配合のコーティング剤で被覆して1種又は2種類のコーティング粒子(被覆粒子)を造粒した。これらの2種類の粒子が混合された粉状医薬品(実施例1〜16)の溶出性と安定性について調べた。その結果を表1、表2、表4に示す。なお、表4の実施例13〜16に用いた薬物(1)と薬物(2)は、実施例4と同じ配合のものであった。
アスピリン粒子の造粒方法と、制酸剤粒子の造粒方法、被覆方法は以下のようにして行った。
(1)アスピリン粒子(薬物(1))の造粒
アスピリン2600gをとり、コーンスターチ400gとともにV型混合機V−5型(特寿製作所社製)で10分間混合し、次にALEXANDER WERK EINSPEIS型でロール圧縮し、次いで多段式整粒装置 GRN-T-54-S型(日本グラニュレーター社製)で整粒した。得られた造粒粒子の平均粒径は500μm(355μm以上90%、1400μm未満100%)であった。
アスピリン粒子以外の粒状薬効成分(薬物(1))を造粒する場合も上記アスピリン粒子の造粒方法とほぼ同様に造粒した。
(2)制酸剤粒子(薬物(2))の造粒
制酸剤として炭酸マグネシウムと酸化マグネシウムを選び、それぞれ1800g、900gとコーンスターチ300gを加えて攪拌型造粒機FS−10J型(深江工業社製)にとり、5分間混合した。攪拌を続けながら上部より、ヒドロキシプロピルセルロース(置換度65.5%)60gを675gの水に溶かした溶液を滴下して造粒した。造粒物を流動層乾燥をSPI-A-FLOW5型(フロイント産業社製)を用いて70℃で1時間乾燥した。これを多段式整粒装置(GRN-T-54-S型(日本グラニュレーター社製)で整粒した。
得られた造粒粒子の平均粒径は450μm(355μm以上88%、1400μm未満100%)であった。
炭酸マグネシウムと酸化マグネシウムを用いた制酸剤粒子以外の制酸剤粒子(薬物(2))を造粒する場合も上記方法とほぼ同様にして造粒した。
(3)被覆
上記粒状薬効成分の造粒物を、各々別に500g撹拌型流動造粒装置(パウレック社製、マルチプレックスMP−01)に入れ、給気温度40〜45℃、排気温度25〜30℃の操作条件下で、予め調製した表1、表2、表4に示す組成のコーティング剤を噴霧しコーティング粒子(被覆粒子)を得た。
得られたコーティング粒子の平均粒径は約500〜650μm(粒径355μm以上90%以上、粒径1400μm未満100%)であった。
上記造粒された薬物粒子(1)(2)を混合し、アスピリン:制酸剤=2:1の粒状医薬品製剤とした。
(比較例1〜8)
表3に示す配合の薬物(1)と、薬物(2)を、各々別に500g撹拌型流動造粒装置(パウレック社製、マルチプレックスMP−01)に入れ、予め調製した表3、表4に示す組成のコーティング剤を噴霧しコーティング顆粒品を得た。作製した2種類のコーティング粒子(被覆粒子)が混合されたコーティング顆粒品(比較例1〜8)の溶出性と安定性について調べた。その結果を表3、表4に示す。なお、表4の比較例7〜8に用いた薬物(1)と薬物(2)は、比較例3と同じ配合のものであった。
Figure 2006016329
Figure 2006016329
Figure 2006016329
Figure 2006016329
表中、注1:日局溶出試験のパドル法に準じて行った
溶出液pH4.5
パドル回転数:50rpm
経時で試験液を採取して溶出性が90%を溶出時間とした。
注2:有効成分を定量し、残存率を算出した。
表1〜表3に示す結果から水溶性高分子及び/又は水膨潤性高分子(A)と、糖類及び/又は糖アルコール(B)のうち一方しか配合されていないコーティング剤を用いた比較例1〜6のコーティング顆粒品は、40℃6ヶ月保存後の溶出時間が14分〜21分と時間がかかっており、また、比較例1、4、5、6は安定性が97.1%未満と低いものであった。
これに対して水溶性高分子及び/又は水膨潤性高分子(A)と、糖類及び/又は糖アルコール(B)の両方が配合されたコーティング剤を用いた実施例1〜12の粉状医薬品は、40℃6ヶ月保存後の溶出時間が11分〜16分と短く、また、安定性が97.8%〜99.1%と高く、溶出性と安定性の両方に優れたものであった。
また、上記(A):(B)=1:1(質量比)である比較例7のものは、40℃6ヶ月保存後の溶出時間が35分と長く、(A):(B)=1:49(質量比)である比較例7のものは、保存安定性が低かった。
これに対して(A):(B)=1:1.5〜1:約15の実施例13〜16のものは、40℃6ヶ月保存後の溶出時間が10分〜16分と短く、保存安定性は98.5%以上と共に優れていることがわかる。
<実験例2>高真球度粒子を核粒子にしたコーティング
(実施例17〜20)
真球度0.7以上の核粒子に表5に示す配合の薬物粒子からなる薬物層(薬物(1))を被覆した層状粒子と、真球度0.7以上の核粒子に表5に示す配合の薬物粒子からなる薬物層(薬物(2))を被覆した層状粒子にそれぞれ表5に示すコーティング剤で被覆して2種類のコーティング粒子を造粒した。作製した2種類のコーティング粒子が混合された粉状医薬品(実施例17〜20)の溶出性と安定性について調べた。その結果を表5に示す。
アスピリン粒子の造粒方法と、制酸剤粒子の造粒方法、被覆方法は以下のようにして行った。
(1)アスピリン粒子(薬物(1))の造粒
核粒子(ノンパレル101(粒径約355μm フロイント産業株式会社)400gに対し、アスピリンとコーンスターチを9:1に混合した粉体を800g被覆した。被覆はグラニュレックス(フロイント産業株式会社)を用いて室温下、造粒後のコーティングと同じ溶液をバインダーとして用い、毎分約2gに割合で被覆した。
得られた造粒粒子の平均粒径は約600μm(粒径355μm以上99%、粒径1400μm未満100%)であった。
アスピリン粒子以外の粒状薬効成分((薬物(1))を造粒する場合も上記アスピリン粒子の造粒方法とほぼ同様に造粒した。
(2)制酸剤粒子(薬物(2))の造粒
核粒子にノンパレル101(粒径約355μm フロイント産業株式会社)400gに対し、制酸剤として合成ヒドロタルサイト(アルカマックL,協和化学工業株式会社)とコーンスターチを9:1に混合した粉体を800g被覆した。被覆はグラニュレックス(フロイント産業株式会社)を用いて室温下、造粒後のコーティングと同じ溶液をバインダーとして用い、毎分約2gに割合で被覆した。
得られた造粒粒子の平均粒径は約600μm(粒径355μm以上99%、粒径1400μm未満100%)であった。合成ヒドロタルサイトを用いた制酸剤粒子以外の制酸剤粒子(薬物(2))を造粒する場合も上記方法とほぼ同様にして造粒した。
(3)被覆
上記粒状薬効成分または制酸剤粒子の造粒物を、各々別に500g撹拌型流動造粒装置(パウレック社製、マルチプレックスMP−01)に入れ、給気温度40〜45℃、排気温度25〜30℃の操作条件下で、予め調製した表5の組成のコーティング剤を噴霧しコーティング粒子を得た。
得られたコーティング粒子の平均粒径は約650μm(粒径355μm以上100%、粒径1400μm未満100%)であった。
上記両コーティング粒子を混合し、アスピリン:制酸剤=2:1の粒状医薬品製剤とした。
(比較例9〜12)
上記実施例で用いたものと同様の真球度0.7以上の核粒子に表6に示す配合の複数の薬物粒子からなる薬物層(薬物(1))を被覆した層状粒子と、真球度0.7以上の核粒子に表6に示す配合の複数の薬物粒子からなる薬物層(薬物(2))を被覆した層状粒子に、各々別に500g撹拌型流動造粒装置(パウレック社製、マルチプレックスMP−01)に入れ、予め調製した表6のコーティング剤を噴霧し、コーティング顆粒品(比較例9〜12)を得た。作製した2種類のコーティング粒子が混合されたコーティング顆粒品(比較例9〜12)の溶出性と安定性について調べた。その結果を表6に示す。
Figure 2006016329
Figure 2006016329
表5〜表6に示した結果から水溶性高分子及び/又は水膨潤性高分子(A)しか配合されていないコーティング剤を用いた比較例9〜10のコーティング顆粒品は、40℃6ヶ月保存後の溶出時間が22分〜23分と時間がかかっており、糖類及び/又は糖アルコール(B)しか配合されていないコーティング剤を用いた比較例11〜12のコーティング顆粒品は、安定性が94.2%以下と低いものであった。
これに対して水溶性高分子及び/又は水膨潤性高分子(A)と、糖類及び/又は糖アルコール(B)の両方が配合されたコーティング剤を用いた実施例17〜20の粉状医薬品は、40℃6ヶ月保存後の溶出時間が7分〜13分と短く、また、安定性が98.1%〜99.5%と優れるものであった。
<実験例3>結合剤を用いて造粒された造粒粒子(薬物粒子)の造粒方法
(実施例21〜24)
(造粒)
制酸剤として合成ヒドロタルサイトを選び、3000gを攪拌型造粒機FS−10J型(深江工業社製)にとり、5分間混合した。攪拌を続けながら上部より、ヒドロキシプロピルセルロース(置換度65.5%)5%、ソルビトール20%の溶液(表7に示す配合の結合剤)を滴下して造粒した。造粒物を流動層乾燥をSPI−A−FLOW5型(フロイント産業社製)を用いて70℃で1時間乾燥した。これを多段式整粒装置(GRN−T−54−S型(日本グラニュレーター社製)で整粒した。
整粒した多数の造粒粒子からなる粉状医薬品(実施例21)の平均粒径は450μm(粒径355μm以上85%、粒径1400μm未満100%)であった。
実施例22〜24の粉状医薬品を構成する造粒粒子の造粒する場合も上記造粒方法とほぼ同様に造粒した。実施例21〜24の粉状医薬品の制酸力について調べた。その結果を表7に示す。
(比較例13〜16)
(造粒)
制酸剤として合成ヒドロタルサイトを選び、3000gを攪拌型造粒機FS−10J型(深江工業社製)にとり、5分間混合した。攪拌を続けながら上部より、カルメロースナトリウム5%の溶液(表8に示す配合の結合剤)を滴下して造粒した。造粒物を流動層乾燥をSPI−A−FLOW5型(フロイント産業社製)を用いて70℃で1時間乾燥した。これを多段式整粒装置(GRN−T−54−S型(日本グラニュレーター社製)で整粒した。
整粒した多数の造粒粒子からなる顆粒品(比較例13)の平均粒径は450μm(粒径355μm以上85%、粒径1400μm未満100%)であった。
比較例14〜16の顆粒品を構成する造粒粒子の造粒する場合も上記造粒方法とほぼ同様に造粒した。
比較例14〜16の顆粒品の制酸力について調べた。その結果を表8に示す。
Figure 2006016329
Figure 2006016329
表中、注3:フックス変法に準じて行った。
造粒した場合としていない場合の制酸力を測定し、pHが3.0 に達するまでに要した時間を比較し、造粒しない場合と比較した。
表7、表8に示す結果から実施例21〜24の粉状医薬品は比較例13〜16に比べて制酸力が優れていることがわかる。
本発明の第1の実施形態の粒状医薬品中の2種類の多層粒子を説明するための模式図。
符号の説明
1・・・多層粒子、2・・・核粒子、3・・・薬物層、4・・・粒状薬効成分、5・・・コーティング被膜

Claims (7)

  1. 2種類以上の粒状薬効成分が混合された粒状医薬品であって、
    前記2種類以上の粒状薬効成分は少なくとも1種類以上が被覆剤で被覆され、前記被覆剤は水溶性高分子及び/または水膨潤高分子(A)と、糖類及び/又は糖アルコール類(B)を、(A):(B)=1:1.5〜1:20(質量比)なる割合で含有することを特徴とする粒状医薬品。
  2. 前記2種類以上の粒状薬効成分は、酸性薬物と制酸剤からそれぞれ1種以上選ばれることを特徴とする請求項1に記載の粒状医薬品。
  3. 前記酸性薬物は、アスピリン、アセトアミノフェン、イブプロフェン、エテンザミド、リン酸ジヒドロコデイン、エフェドリン塩、マレイン酸クロルフェニラミン、無水カフェインから選ばれる1種または2種以上であり、
    前記制酸剤は、アミノ酢酸、ケイ酸マグネシウム、合成ケイ酸アルミニウム、合成ヒドロタルサイト、酸化マグネシウム、ジヒドロキシアルミニウム・アミノ酢酸塩、水酸化アルミニウムゲル、乾燥水酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム・炭酸マグネシウム混合乾燥ゲル、水酸化アルミニウム・炭酸水素ナトリウムの共沈生成物、水酸化アルミニウム・炭酸カルシウム・炭酸マグネシウムの共沈生成物、水酸化アルミニウム・硫酸アルミニウムカリウムの共沈生成物、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウムから選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする請求項2記載の粒状医薬品。
  4. 前記粒状薬効成分は、真球度0.7以上の核粒子に複数の薬物粒子からなる薬物層を被覆した層状粒子であること特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の粒状医薬品。
  5. 前記核粒子が、結晶セルロース、白糖、乳糖、澱粉から選ばれる1種又は2種以上からなる造粒物であること特徴とする請求項4に記載の粒状医薬品。
  6. 前記核粒子と前記薬物粒子とは、前記薬物粒子の粒径/前記核粒子の粒径≦0.2であることを特徴とする請求項4又は5に記載の粒状医薬品。
  7. 結合剤を用いて造粒された薬物粒子を含有する粒状医薬品であって、
    前記結合剤は、水溶性高分子及び/または水膨潤高分子(A)と、糖類及び/又は糖アルコール類(B)を、(A):(B)=1:1.5〜1:20(質量比)なる割合で含有するものであることを特徴とする粒状医薬品。
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