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JP2005531381A - 歯根ポストを有する補綴物またはインプラントの引抜き用器具類 - Google Patents

歯根ポストを有する補綴物またはインプラントの引抜き用器具類 Download PDF

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JP2005531381A JP2004518833A JP2004518833A JP2005531381A JP 2005531381 A JP2005531381 A JP 2005531381A JP 2004518833 A JP2004518833 A JP 2004518833A JP 2004518833 A JP2004518833 A JP 2004518833A JP 2005531381 A JP2005531381 A JP 2005531381A
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Abstract

関節結合部(2)により、回転且つ非交差状に互いに接続されている2つのレバー(1A,1B)を有する器具からなり、これらのレバーの各々が、関節結合部(2)の両側に延びる一つのハンドル(3A,3B)と一つの引抜きアーム(4A,4B)を有し、それにより、二つのハンドル(3A,3B)を握り合わせることにより、2本の引抜きアーム(4A,4B)が互いに離れる、歯根ポストを有する補綴物またはインプラントを引抜くための器具であって、該器具は、引抜きアーム(4A,4B)の端部(4A’,4B’)が、これらの引抜きアームの残りの部分と一定の角度をなす様に湾曲し、かつ、それらが、引抜きアーム(4A,4B)の湾曲端部(4A’,4B’)で、取り外し可能でかつ回転可能に位置することができるように設計されたクランプの形で、引抜きチップ(5A,5B)を有する器具類である。

Description

本発明は、歯根ポストを有する補綴物またはインプラント引抜き用の器具に関する。本発明の目的は、製造及び使用が容易な簡単な器具により、この引抜き操作の実行を安全かつこれまで実現されなかった速さで行なうことである。
金属ポストを有する歯科用補綴物の除去は、歯根に固定されたポストに適用される、正しく制御されていない引抜き力が、歯根を破損する原因となり得るという事実からも、ポストを支える歯根の一体性にとって運任せでかつ危険であるため、通常歯科外科医により恐れられている、実際デリケートな手術である。
金属ポストを有する歯科補綴物の除去を行なうため、既に種々の器具が提案されて来ている。
例えば、文献FR-2559053には、歯のピボットを引抜くための装置が記載されており、この装置は、その2本のアームが、引抜かれるピボットの頭を切断するために設計された締め付け顎に接続された鉗子、回転カム、2本のアームの少なくとも1本と一体化された回転軸に組込まれたレバー、歯根上に支持される支持具から構成され、この支持具は、2本のアームまたはカムに自由に接続され、かつ、そのカムと一緒に作用するカウンターカムで構成され、そのカムの回転は手動で制御され、そして2本のアームおよび顎から形成されるアセンブリーの動きおよび歯根に対するピボットの動きが生まれる。
この装置は、使用するときに、視界を遮るような位置を取らざるを得ないという欠点を有し、後の歯(posterior teeth)のレベルで操作を行なおうとするとき、これが視界不足を生じ、かつ占める容積が大きすぎる。さらに、その危なっかしい手術には、両手を使用することが必要な様に思われる。
文献FR-2649004には、クラウン(歯冠)等の歯科用補綴物を引抜くための一つの装置が記載され、この装置は、それぞれがハンドルとクランプを有する2つのレバーから構成され、該レバーは、ハンドルが握り合わされる時、クランプ(締付け具)が離れて拡がる様に回転し、一つの部品構造がクランプの一方に関節結合され、該部品構造は、他方のクランプに設けられた座部に案内され、かつ、レバー面に垂直な面で回転可能なクラスプ(留め金)の形で2つの対向する部材を支持し、他方のクランプは、引抜かれる補綴物に隣接する、口内で静止する様に取り付けられたストッパーを有し、クラスプの形状を有する部材は、クランプが互いの方向に近づく様に動かされている間、補綴物の一方の側と契合する様に設計され、また、クランプが離れる様に動かされる時、口内でのストッパーの支持作用に抗して引抜き力を作用させるために、該部材は、その間に戻りバネが配置された2つの延長部を有するクランプの形状を有し、該バネは、部品構造中を貫通する穴に収容される。
上記装置におけるように、この装置は、使用するとき、邪魔になる様に位置することが必要になる。一方、その使用中、鉗子のクランプの一方は、隣接する歯で支持されなければならず、そのため、もしそれら隣接した歯がなければ、それを使用することは出来ない。
文献FR-1064933には、一つの鉗子が記載され、この鉗子は、歯根レベルで破砕されるか、または以前に歯根レベルまで削られたピボット歯からピボットを分離するための鉗子であり、また、その接触可能な端上に、ネジにより、小さなネジプレートから成るヘッドが取りつけられている。これらの鉗子は、軸の回りに関節結合されてはいるが交差はしていない2本のアームから構成され、これらのアームは、その後部が単一片から作られたフォークの形で終わっている。
これらのフォークは、それが更に遠く離れている歯に届くことができる様に、真っ直ぐかまたは湾曲していてもよい。
鉗子のアームを突き合わせると、歯根と取り外し可能なヘッドの間に配置された各アームが拡げられて離れ、こうして、歯自身に引抜き力を作用させることなく、取り外し可能なピボットヘッドのアセンブリーを引抜くのに十分な力が作用する。
この全く硬い鉗子の一つの欠点は、鉗子の端部を構成するフォークを互いに引き離す間、フォークが湾曲した軌道を通り、その結果、望ましい様に、人が引抜きたいポストに適用した引抜き力が厳密には軸方向に作用しないで、もし歯根が壊れ易ければ、歯根の亀裂及び破砕のリスクを招く強力な横方向成分の力が作用する、という事実によるものである。さらに、鉗子の後部作業部の形状及び剛性により、全ての歯に都合よく届かせることはできない。
この鉗子の他の重要な欠点は、ポストがシール材から分離されるとき、それを分離するのに必要なかなり大きな引抜き力により、鉗子が、突然外側に突き出す虞があり、患者または医療従事者(practitioner)を傷つけるというリスクを伴うという事実にある。
本発明の目的は、歯科用ポストを引抜くための周知の装置、特には、FR1064933に記載されたタイプの装置の欠点を修正することである。
上記を実行するため、本発明の器具類は、本質的には、関節結合部(articulation)により、それらの中間部で、回転且つ非交差状に互いに接続されている2つのレバーからなる器具を有し、これらのレバーの各々は、関節結合部の両側に延びる一つのハンドルと一つの引抜きアームを有し、それにより、二つのハンドルを握り合わせることにより、2本の引抜きアームが互いに離れるように構成され、この器具は、引抜きアームの両端部が、これらの引抜きアームの残りの部分と一定の角度をなす様に湾曲し、かつ、それらは、引抜きアームの湾曲端で、取り外し可能でかつ回転可能に位置することができるように設計されたクランプの形で、引抜きチップを有することを特徴とする。
この特徴的配置を用いて、医療従事者によって創り出された、歯根と補綴物の内弧面(intrados)との間のスペース中に、突き合わされた状態の引抜クランプを挿入した後、ハンドルを握り合わせ、引抜きアームが分離されると、補綴物は軸方向分離力を受け、クランプが分離する時、補綴物の内弧面に支持されたクランプの一方は僅かに回転し、且つ歯の頂部に支持されたクランプの他方と平行に留まり、その結果引抜き力はいつも、分離運動の全行路にわたって厳密に軸方向に作用する。この様にして、この運動の間、ポストは、歯根の亀裂または破砕の原因となりやすい曲げ力を受けない。
さらに、口腔前庭に器具を使用しても、その場の視界は確保される。
器具の作業端による障害が少なくなることは、回復歯科手術を行なう医療従事者が使用する他の器具による障害が少なくなるのと等しい。更には、この器具は、引抜き作業の最終段階の間だけ使用され、引抜き作業に必須な部品を有する器具の作業端を挿入するための可能性の実証(後述するゲージを使用して)の場での準備に使用される。
本発明の有利な実施例の態様によれば、本発明の器具は、引抜きアームに徐々に引抜き力を作用させる機構を有する。
この配置により、ポストまたはピボットの突然の飛び出しを引き起こす、引抜きアームの突然の開放が避けられる。
本発明の有益な他の実施例の態様によれば、器具は、引抜きアームを突き合わせた位置に自動的に戻すための機構を有する。この様にして、歯の支持体と補綴物の内弧面の間に器具の作用端を導入する間、引抜きクランプは、いつでも突き合わされている。
本発明の他の特徴的配置によれば、本発明の器具類は、また、把持部またはスリーブ及び、その端が測定フォークで形成された作業部を有する平らなブラケットを有する、少なくとも一つのゲージを有している。この測定フォークの厚さは、それが突き合わされた位置にあるとき、引抜きアームのクランプの対の厚さに対応する。このゲージの使用により、引抜かれるポストの直径及び支持歯の歯根と補綴物の内弧面の間に適切な分離距離の存在を確認することが可能となり、このスペースは、その様な補綴物の引抜き手術の前に、医療従事者により従来の方法で準備される。
上記目的、特徴及び利点その他は、以下の記載及び添付図面により、さらによく理解される。図面中、各図は以下の通りである。
図1は、本発明による、歯根ポストまたはインプラントを有する補綴物の引抜き用器具の正面図であり、同図では、二つの引抜きクランプは、閉じ合わされている。
図2は、本発明の器具の側面図である。
図3は、分離した状態の、本発明の引抜きクランプを示す正面図である。
図4は、図3の位置の、本発明の器具の斜視図である。
図5は、器具の2つの回転レバーの内の一方のレバーの作業端の、軸に沿った断面の詳細図であり、レバーの引抜きアームの端で取り外し可能で且つ回転するアセンブリーの一例を示す。
図6は、本発明の器具の取り外し可能な引抜きクランプの一例の側面図である。
図7は、図6に示した引抜きクランプの正面図である。
図8は、本発明による器具の付属部品からなるゲージの正面図である。
図9は、図8の線9−9に沿った縦断面図である。
図10は、歯根に取り付けられた補綴物の軸回りの、本発明の器具の引抜きクランプ対の位置取りを示す斜視図である。
図11は、歯根の頂部と補綴物の内弧面の間に契合された、本発明の器具の作業端を示す詳細図である。
図12は、図10と同様の斜視図であり、補綴物の引抜きを確実にする、クランプの分離距離を示している。
図13は、図11と同様の詳細図であり、補綴物の引抜き状態を示す。
図14は、交換可能な引抜きクランプの他の有利な実施例の態様の正面図である。
図15は、この引抜きクランプの側面図である。
図16は、図14の平面図である。
以下、図面を参照して、本発明の器具類の好ましい実施例を説明するが、本発明は何等これらに限定されるものではない。
本発明の器具類は、歯根ポストを有する補綴物またはインプラント引抜き用の器具を有し、該器具は同一またはほぼ同一の2つのレバー1A,1Bを有し、該レバーは、非交差形式で、結合軸2により接続されている。
これらのレバーの各々は、結合軸2のそれぞれの側に延びるハンドル3A,3B及び引抜きアーム4A,4Bを有する様に配置される。2つのハンドル3A,3Bを握り合わせると、2つの引抜きアーム4A,4Bが互いに離れることが判る。
ハンドル3A,3Bは、引抜きアーム4A,4Bの長さよりも長い。
引抜きアーム4A,4Bは湾曲し、それらの端部4A’,4B’は、図2に特に示される様に、アームの残りの部分と一定の角度を形成する。この配置により、器具の各作業端は、それらが離れていても平行を保つ。
アーム4A,4Bの各湾曲端部4A’,4B’は、フォークまたはクランプの形で、引抜きチップ5A,5Bを取り外し可能で且つ回転可能に取り付けることができる様に配置され、このチップ自身は、先に述べた条件で、湾曲端部の延長部に固定されることができる様に付属的に作動する。
このクランプ5は、外側に指向し且つノッチ5bが設けられた平坦な支持面5aを有する。
本発明の実施例によると、チップすなわちクランプ5A,5Bは、シャフトすなわち円筒ロッド6で造られた延長部を有し、一方、引抜きアーム4A,4Bの湾曲端部4A’,4B’は、横方向穴7を備えている。取り付けシャフト6及び穴7の直径は、過度の遊びがなく、シャフトが穴に挿入できるように設けられ、その結果クランプは、不用意に外れる畏れなく取り付けることができ、なお回転することができる。
このタイプの取り付けにより、補綴物Tの引抜きが行なわれるとき、各引抜きクランプ5A,5Bは、アーム4A,4Bの引抜き動作の始めから終わりまで、その支持面に終始、完璧に接触したままである。より正確には、クランプの一方は、歯根と最大限接触した状態にあり、他方のクランプは、補綴物Tの内弧面と最大限接触したままである。この引抜き作業の間、補綴物Tのポストはいかなる捻り力も受けない。
好ましくは、本発明の器具類は、対に分類された幾つかの引抜きクランプ5から構成され、これらの対のクランプのノッチ5bは、補綴物のポストの異なる直径に対応し、これらの交換可能なクランプの対はまた、異なる厚さを有する。このようにして、医療従事者は、引抜かれる補綴物のポストの直径及び/又は歯根と補綴物の内弧面の間に作られるスペースの寸法に適したクランプの対を選択することができる。
図14〜図16は、引抜きチップの他の非常に重要な実施例の態様を示し、それによれば、引抜きチップ5’の作業部5a’のノッチ5b’は、ノッチの基部に向かって幅が狭くなっている。このノッチは、V字の形状または徐々に小さくなる間隔を有しても良い。
これらの引抜きチップは、簡単な歯根ポストを容易に取り除くことができる様に設計されている。それらの目的は、引抜かれるポストの各側部に、医療従事者が予め作っておいた小さなノッチを合わせることができるようにするためである。それらはまた、補綴物のポストの直径にも適合する。それらはまた、円筒形のロッド6’を有し、それにより、それらが引抜き器具の引抜きアームの端に取り外し可能に取り付けることができる。
好ましい実施例の態様によると、本発明の器具は、引抜きアームに徐々に除去力を作用させるための機構(メカニズム)を有している。
これらの機構は、器具のハンドル3A,3Bが勝手に閉じ合うことを防ぐ様に設計された装置を有していてもよい。例を示せば、この装置は、例えば“Teflon”(登録商標)製の可撓性でかつ圧縮性のストッパー8を有しており、かつ、ハンドルの一方(ハンドル3A)に取り付けられ、ハンドルが握り合わされたとき、この弾性ストッパーがそれらの間で押圧される様に、他方のハンドル(ハンドル3B)の内側面に対向して配置される。弾性ストッパー8は、ストッパーの支持位置を調節できる様な方法で、ハンドル3Aにねじ込むネジ9の端に取り付けられる。
または、この弾性ストッパーは、できれば調節可能な支持器具に対して、一方のハンドルに取り付けられた器具の他方のハンドルに直接取り付けることができる。
必要な場合には、ハンドル3A,3Bを握り合わせる前に、弾性ストッパー8の位置が調節され、その結果、該ストッパーはハンドル3Bに抗して支持されるようになる。ハンドル3A,3Bが接すると、弾性ストッパー8の押しこみが徐々に抵抗を示し、それを連続させるためには、ハンドルを締付ける行為が必要である。この様にして、引抜きクランプ5A,5Bによる除去が徐々に行われ、ゆるい補綴物Tの突然の抜けを防止する。
本発明の有益な他の実施の態様によれば、本発明の器具は、引抜きアーム4A,4Bが、互いに接近し合う位置(閉じ合う位置)に自動的に戻るための機構を備えている。この機構は、器具のハンドル3A,3Bの間に置かれた、ハンドルを離れて位置させ易く、その結果として、引抜きアーム4A,4Bを閉じ合わせ易い板バネ10を有している。この様にして、引抜きクランプ5A,5Bは、突き合わされた位置、即ち、突き合わされた引抜きクランプと契合する様に、医療従事者が歯支持体の歯根と補綴物の内弧面の間に必要なスペースを作り出した後、引抜き作業を行うのに望ましい位置に、自動的に入る。
医療従事者により設けられたスペースの十分な寸法を調節するため、本発明の器具類はまた、好ましくは、把持部11b及びその端が測定フォーク11aから形成されている作業部を有する、直線または湾曲した、平坦なブラケットから成る、少なくとも1つのゲージ11を有している。この測定フォーク11aの幅は、アームに取り付けられるとき、引抜きアーム4A,4Bの端に配置された一対のクランプ5A,5Bの幅にそれぞれ対応する。
器具類は、測定フォーク11aを有する一セットの幾つかのゲージ11を有し、測定フォーク11aは補綴物Tのポストの異なる直径及び引抜きクランプ5の異なるサイズに対応している。この様に、歯根Rと補綴物Tの内弧面の間に作られたスペースの寸法及びこの補綴物のポストの直径を確認した後、器具の引抜きアームに、医療従事者はこれらの測定に基づきクランプの対を取り付けることができる。
図10及び11は、歯根R中に埋め込まれた歯根ポストTを有する補綴物の引抜きを示す。
図10及び11では、従来の技術と器具を用いて、突き合わされたクランプ5A-5Bが、医療従事者により準備されたスペース中に契合され、かつ補綴物Tのポストを“取り囲み”、ハンドル3A,3Bが拡離されている状態が示されている。
図12及び13では、ハンドルは、握り合わされて、アーム4A,4Bと引抜きクランプ5A,5Bの分離を生じ、この分離が、軸方向引抜き運動を補綴物Tに伝え、それにより補綴物が確実に引抜かれる。
歯根ポストまたはインプラントを有する、本発明の補綴物引抜き用器具の正面図であり、同図では、二つの引抜きクランプは、閉じ合わされている。 本発明の器具の側面図である。 分離した状態の、本発明の引抜きクランプを示す正面図である。 図3の位置の、本発明の器具の斜視図である。 器具の2つの回転レバーの内の一方のレバーの作業端の、軸に沿った断面の詳細図であり、レバーの引抜きアームの端で取り外し可能で且つ回転するアセンブリーの一例を示す。 本発明の器具の取り外し可能な引抜きクランプの一例の側面図である。 本発明の引抜きクランプの正面図である。 本発明の器具の、付属部品を有するゲージの正面図である。 図8の線9−9に沿った縦断面図である。 歯根に取り付けられた補綴物の軸回りの、本発明の器具の引抜きクランプ対の位置取りを示す斜視図である。 歯根の頂部と補綴物の内弧面の間に契合された、本発明の器具の作業端を示す詳細図である。 図10と同様の斜視図であり、補綴物の引抜きを確実にする、クランプの分離距離を示す。 図11と同様の詳細図であり、補綴物の引抜きを示す。 交換可能な引抜きクランプの他の有利な実施例の態様の正面図である。 この引抜きクランプの側面図である。 図14の平面図である。
符号の説明
1A,1B…レバー
2…結合軸(結合部)
3A,3B…ハンドル
4A,4B…引抜きアーム
4A',4B'…引抜きアームの湾曲端部
5,5',5A,5B…引抜きクランプ(引抜きチップ)
5a…平坦な支持面
5b…ノッチ
5a'…引抜きクランプ(引抜きチップ)の作業部
5b'…ノッチ
6,6'…取り付けシャフト(円筒ロッド)
7…横方向の穴
8…弾性ストッパー
9…ネジ
10…板バネ
11…ゲージ
11a…測定フォーク
11b…スリーブ(把持部)

R…歯根
T…補綴物

Claims (11)

  1. 関節結合部(2)により、回転且つ非交差状に互いに接続されている2つのレバー(1A,1B)を有する器具からなり、これらのレバーの各々が、関節結合部(2)の両側に延びる一つのハンドル(3A,3B)と一つの引抜きアーム(4A,4B)を有し、それにより、二つのハンドル(3A,3B)を握り合わせることにより、2本の引抜きアーム(4A,4B)が互いに離れる、歯根ポストを有する補綴物またはインプラントを引抜くための器具であって、該器具は、引抜きアーム(4A,4B)の端部(4A’,4B’)が、これらの引抜きアームの残りの部分と一定の角度をなす様に湾曲し、かつ、それらが、引抜きアーム(4A,4B)の湾曲端部(4A’,4B’)で、取り外し可能でかつ回転可能に位置することができるように設計されたクランプの形で、引抜きチップ(5A,5B)を有することを特徴とする器具類。
  2. 該器具類が、異なる厚さと補綴物ポスト(T)の異なる直径に対応するノッチ(5b)を有する幾つかの対の引抜きクランプ(5)を有する、請求項1に記載の器具類。
  3. 該器具が、引抜きアーム(4A,4B)に徐々に分離力を作用させる機構(8,9)を有する、請求項1に記載の器具類。
  4. 該器具が、引抜きアームを、互いに突き合う位置に自動的に戻らせるための機構を有する、請求項1または2のいずれか1に記載の器具類。
  5. 該器具類は、把持部またはスリーブ(11b)及び、その端が測定フォーク(11a)で形成された作業部を有する平らなブラケットからなる少なくとも一つのゲージ(11)を備え、該測定フォークの厚さは、引抜きアーム(4A,4B)が突き合わされた位置にあるとき、該引抜きアームのクランプの対(5A,5B)の厚さに対応し、好ましくは、この器具類は、補綴物ポスト(T)の異なる直径に対応する測定フォーク(11a)及び異なるサイズの引き抜きクランプ(5)を有する幾つかのゲージ(11)を備えている、請求項1に記載の器具類。
  6. 該クランプ(5)が、外側に指向し、かつ、ノッチ(5b)を決める平坦な支持面(5a)を有する、請求項1または2のいずれか1に記載の器具類。
  7. 引抜きクランプ(5’)のノッチ(5b’)が、ノッチの基部に向かって細くなっていく幅を有し、このノッチは、V形状または徐々に細くなる間隔を有する、請求項6に記載の器具類。
  8. 引抜きクランプ(5A,5B)が、シャフトまたは円筒状ロッド(6)を有し、また、引抜きアーム(4A,4B)の湾曲端部(4A’,4B’)が、該湾曲端部の延長部にクランプを取り外し可能かつ回転可能に組み込むことができる横方向の穴(7)を有している、請求項1,2,6または7のいずれか1に記載の器具類。
  9. 引抜きアーム(4A,4B)に徐々に除去力を作用させる機構が、ハンドルが握り合わされたとき、弾性ストッパーがそれらの間で圧縮される様に、一方のハンドル(3B)の内側面に対向して、他方のハンドル(3A)に取り付けられた可撓性かつ圧縮性のストッパー(8)を有する、請求項3に記載の器具類。
  10. 該器具類が、弾性ストッパー(8)の支持を調整するための機構(9)を有する、請求項9に記載の器具類。
  11. 引抜きアーム(4A,4B)が、互いに突き合わさった位置に自動的に戻るための機構が、該器具のハンドル(3A,3B)間に配置され、かつ、それらが分離するのに資する板バネ(10)を有する、請求項4記載の器具類。

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