JP2005520948A - コートされた紙及び板紙のための澱粉分散液 - Google Patents
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Abstract
本発明は、紙コーティングのための液状澱粉分散体であって、その分散体が5〜50重量%の澱粉を含み、その澱粉が20〜100重量%の少なくとも1種の陽イオン性澱粉を含む、液状澱粉分散体に関する。液状澱粉組成物は、25重量%澱粉固形分散体が、初期及び室温で90日間保存時の両方で、500〜2500cpsの25℃粘度を有することを特徴とする。分散体は、好ましくは陽イオン性澱粉とASA澱粉を含む。液状澱粉分散体は、レオロジー変性剤、構造剤、及び/又はバインダーとして全て並行して、紙及び板紙のコーティングプロセスにおいて有用である。液状澱粉分散体は、良好なコーティング寿命、光沢及び剛性を提供する。澱粉コーティングの陽イオン性が陰イオン性インクとの印刷適正を改善し、インク‐ジェット用紙及び印画紙に有用である。
Description
本発明は、少なくとも90日の間は安定な粘度を維持する液状陽イオン性澱粉分散体に関するものである。その液状澱粉分散体は、レオロジー変性剤、構造剤、及び/又はバインダーとして全て並行して、紙及び板紙のコーティングプロセスにおいて有用である。液状陽イオン性澱粉溶液はまた他の種々の澱粉類を含有しても良い。
天然及び合成の両方のポリマーが、製紙プロセスのいくつかの異なる局面で使用される。それらは、紙押え操作での内添及び外添の両方のサイジングに使用される。サイズ類は、内添サイジングとして知られているプロセス中で、湿式製紙操作中に種々の成分を合わせて結合させるために充填剤類及び繊維類と混合される。サイジング化合物類はまた、プロセスが外添又は表面サイジングとして知られる場合において、仕上げられたウェブ又はシートの表面に適用されても良い。紙の多孔性を変化させ、繊維ウェブを強化し、紙むけに対する抵抗性を付与し、水/インクの浸透に対する抵抗性を高め、そして紙の平滑性及び光学特性を改善するために、外添のサイズが添加される。サイジングは、充填剤(即ち顔料)に比例して多量のサイズ剤で飽和するプロセスを含む。陽イオン性澱粉類及びアルキル又はアルケニル無水琥珀酸(ASA) 澱粉類が、米国特許第4,872,951号明細書に記載されている。
澱粉は、紙のコーティング用途に長く使用されてきた。有効な結合のために必要とされる濃度で用いられる未化工の澱粉は実際の使用に対して粘着性過ぎるために、コーティングに使用されるの化工澱粉である。米国特許第3,884,853号明細書には、そのような使用のための両性の澱粉が記載される。米国特許第5,080,717号明細書には、陽イオン性澱粉を含有するマルチ‐多糖紙コーティング組成物が記載される。米国特許第5,399,193号明細書には、非イオン性の置換基との組合せで、陽イオン性澱粉、又は陽イオン性ポリマーのいずれかを有する紙コーティングバインダーが記載される。その好ましい非イオン性基はエステル基又はヒドロキシルアルキル基である。その実施例に示されるように、澱粉のブレンドは、使用の直前に顔料と共に溶解化される粉末の形状にある。
天然及び合成のポリマーもまた、紙及び板紙のコーティングで使用されて良い。繊維紙の表面を覆うため、並びに、印刷インク及び他の機能性コーティング剤を適用するためのより平滑で吸収性の低い表面を形成するために、コーティング剤が適用される。コーティング組成物は、通常、天然に見出される又は人工的な顔料、合成のコーティングバインダー、水及び少量の他の添加剤を含む。その顔料は繊維紙ウェブの平らでない表面を満たして平滑にするために用いられ、一方、バインダーはピグマー(pigmer)粒子を互いに束縛させてそのコーティング層を紙に保持するために用いられる。代表的なバインダーは、合成ポリマー、澱粉、蛋白質、又はこれらの成分の混合物から成る。
コーティング添加剤として現在使用されている澱粉及び蛋白質は、乾燥粉末の形で提供され、時々それらを溶解化させるために、水、せん断応力、温度、時間、そしてアルカリ(蛋白質のみ)を必要とする。蛋白質の場合には、水酸化アンモニウムのようなアルカリが時々溶解化剤として用いられる。それは、作業場で不快な臭いを呈し、揮発性の有機化合物(VOCs)を加える。
その粉末バインダーを溶解化するのに伴う困難性、時間及び費用を克服する一つの方法は、バインダーを液体の形で供給させるようにすることである。このことは、コーティングの準備を簡単にして、労力を解放し、そしてエネルギーコスト及び清掃を低減させる。残念ながら、予備調整された水溶液として売られている澱粉又は蛋白質バインダーは、腐敗を防止するために殺生剤を添加される必要があり、そしてそれらは一般に使用されるまでの間に濁る傾向があるために、すぐに消費されねばならない。
現状の液状天然ポリマーに伴うその問題を解消するように、すぐに使えるように準備された液体の形で供給される天然のコーティングポリマーに対するニーズがある。驚くべきことには、ある適した方法によって、窒素、流動性及び固体の特定のレベルで調整されたワキシートウモロコシからの陽イオン性澱粉が、すぐに使える安定した液状の澱粉分散体を提供することが見出された。その水性澱粉分散液は、種々の比率の範囲の組成の澱粉を含有することが可能であり、そのことによって、コートされた紙又は板紙の用途に対する一群の多機能性ですぐに使用可能な液状澱粉ポリマーを提供する。付加的な利点は、その澱粉ブレンドが、着色されたコーティング配合物に使用されるときに、自然に近いpH条件下で、レオロジー変性剤、構造剤、及び/又はバインダーとして機能し得ることである。それらはまた、印刷の前と後の両方で鏡のような光沢を与える。その陽イオン性澱粉分散体は、コーティング着色剤に陽イオン性を付与する、蛋白質、カゼイン、及び他のもっと高価な添加剤のための経済的な増量剤としても使用されることが可能である。
本発明は、紙コーティング用の液状澱粉分散体に関するものであり、その分散体が5〜50重量%の澱粉を含み、前記澱粉が20〜100重量%の少なくとも1種の陽イオン性澱粉を含み、そしてその液状澱粉組成物において、25重量%固形澱粉分散体が、初期と室温で90日間の保存時の両方で、500〜2500cpsの25℃での粘度を有することを特徴とする。その分散体としては、陽イオン性澱粉と、ASA澱粉のブレンドを含有するものが好ましい。
本発明は、また、紙又は板紙コーティング組成物であって、
a)25〜95重量%の少なくとも1種の陽イオン性澱粉、及び5〜75重量%の少なくとも1種のアルケニル無水琥珀酸(ASA)化工澱粉を含む、0.5〜25重量%の澱粉ブレンド、
b)25〜75重量%の顔料、及び
c)水
を含む、コーティング組成物に向けられている。そのコーティング組成物は、2〜20重量%の少なくとも1種の合成バインダー、及び0.5〜1.5%のその他の添加剤を含有しても良い。
a)25〜95重量%の少なくとも1種の陽イオン性澱粉、及び5〜75重量%の少なくとも1種のアルケニル無水琥珀酸(ASA)化工澱粉を含む、0.5〜25重量%の澱粉ブレンド、
b)25〜75重量%の顔料、及び
c)水
を含む、コーティング組成物に向けられている。そのコーティング組成物は、2〜20重量%の少なくとも1種の合成バインダー、及び0.5〜1.5%のその他の添加剤を含有しても良い。
本発明は、更に、液状澱粉を含むコーティング組成物でコートした紙又は板紙に向けられており、またその液状澱粉でコートした紙又は板紙を製造する方法にも向けられている。
発明の詳細な説明
本発明は、安定な液状澱粉分散体に関するものであり、その澱粉は20〜100重量%の陽イオン性澱粉である。その澱粉分散体は、25%固形分の澱粉分散体が、初期と室温(25℃)で90日間の保存時の両方で測定して、500〜2500cpsの安定な25℃粘度を有することを特徴としている。
本発明は、安定な液状澱粉分散体に関するものであり、その澱粉は20〜100重量%の陽イオン性澱粉である。その澱粉分散体は、25%固形分の澱粉分散体が、初期と室温(25℃)で90日間の保存時の両方で測定して、500〜2500cpsの安定な25℃粘度を有することを特徴としている。
本発明の澱粉分散体は、少なくとも1種の陽イオン性澱粉を含有する。その陽イオン性澱粉の全てが、少なくとも90%のアミロペクチンを有する澱粉原料、好ましくはワキシートウモロコシから誘導されるものである。高アミロース成分では安定な分散体が提供されないので、陽イオン性コーンスターチは有用ではないであろう。陽イオン性澱粉は、例えば、窒素、硫黄又は燐を含有する陽イオン性基を導入するいかなる試薬とのエーテル化又はエステル化反応でも澱粉を反応させることによって製造される。そのような基の例としては、アミン(第一、第二、第三、又は第四)、スルホ二ウム及びホスホ二ウム基がある。好ましい陽イオン性澱粉誘導体は、アルカリ性の条件下で澱粉をジアルキルアミノハロゲン化アルキルと反応させて得られる第三アミノアルキルエステルである。ここで有用な他の陽イオン性澱粉類は、引用することによってここに含められる、米国特許第4,872,951号に記載されている。その澱粉‐アミン生成物は、第四アンモニウム塩をもたらすような公知の方法によって、あとで処理されても良く、あるいは、そのような第四アンモニウム塩が、例えば、エピハロヒドリンと第三アミン又は第三アミン塩との反応生成物でそれを処理することによって澱粉から直接得られても良い。その結果得られる澱粉誘導体は、性質上陽イオン性であって、本発明において有用である。本発明の陽イオン性澱粉誘導体における置換度は、1〜20%、好ましくは2〜10%の範囲にある。選択される陽イオン性のレベルは、その液状澱粉分散体の望まれる最終用途に拠る。
陽イオン性澱粉はその分散体中において澱粉の20〜100%を占め、そして好ましくは30〜90重量%の澱粉が陽イオン性である。その陽イオン性澱粉は、そのコーティング澱粉と、通常そのコーティング配合物を構成する他の陰イオン性成分との間の引力を緩和するように作用する。加えて、陽イオン性澱粉の機能は、陰イオン性コーティング顔料によって拘束されず、紙の繊維が自由に陰イオン性印刷用インクと反応する。これらのイオン性相互作用は、インクの有効寿命、印刷されたインクの光沢、及び印刷の均一性によって測定されるような印刷性能を改善するであろう。
液状澱粉分散体は陽イオン性澱粉100%であっても良いが、その分散体は、好ましくは、未化工の澱粉;エステル類又はヒドロキシアルキル基類のような基を含有する非イオン性澱粉、ホスホネート化澱粉のような陰イオン性澱粉類;又はそれらの混合物を含有するブレンドである。未化工の澱粉類は、そのような澱粉によって分散体に付与される高い粘度のために、低いレベルでのみ使用される。
液状澱粉分散体としては、5〜75重量%のアルケニル無水琥珀酸(ASA)化工澱粉を有する澱粉ブレンドを含有するものが好ましい。陽イオン性澱粉のASA澱粉に対するブレンド比としては、重量比で90/10、70/30、50/50、及び30/70が好ましい。要求される陽イオン性のレベルは、液状澱粉分散体の望まれる用途に拠る。コーティング配合物中でのASA澱粉の含有がその配合物の流れ特性(レオロジー)及び結合強度に寄与することが見出された。
ここでバインダーとして有用なASA‐処理された澱粉類は、オクテニル、デシル、又はデセニル無水琥珀酸、並びにドデシル及びドデセニル無水琥珀酸のようなアルキル及びアルケニル無水琥珀酸と澱粉の反応によって製造される。尚、ここでアルキル基又はアルケニル基としては、C5−15が好ましい。化工されるべき澱粉は、コーン、ポテト、さつまいも、小麦、米、サゴ、タピオカ、ワキシートウモロコシ、モロコシ、高アミロースコーン、又はそれらの類似物を含むいかなる植物源からのものであっても良い。加えて、これらの基礎材料のいずれから誘導された転化生成物であっても使用されることが出来て、例えば、酸及び/又は熱の加水分解作用によって製造されたデキストリン類;次亜塩素酸ナトリウムのような酸化剤との処理によって製造された酸化澱粉類;及び、例えば酵素転化又は緩酸加水分解によって製造された流動性のある又はさらさらして沸騰する澱粉類が含まれる。少なくとも90%のアミロペクチン含有量を有する基礎澱粉が好ましい。ASA‐処理された澱粉類としては、その分野において知られた方法によって澱粉を1‐オクテニル無水琥珀酸と反応させて製造されたオクテニル琥珀酸の澱粉モノエステル類が好ましい。その澱粉が充分なアルケ二ル無水琥珀酸試薬と反応され、得られた澱粉エステルが0.005〜0.10、好ましくは0.01〜0.05、最も好ましくは0.0245〜0.044の範囲の置換度を有する。
本発明の水性コロイド澱粉分散体は、その分野において知られた方法によって、澱粉、又は澱粉類を水中に溶解化させることによって作成される。その澱粉の溶解化の好ましい方法は、ジェットクッキング(jet cooking)である。澱粉ブレンドの水性コロイド分散体は、各澱粉を個々に溶解化し、次いで溶解化された分散体をブレンドすることによって作成されても良く、あるいは先ず澱粉類を水中でブレンドし、次いで溶解化プロセスを行うことによって作成されても良い。ブレンドされた材料のジェットクッキングが、意図される用途において有用であっても無くても、それらの材料間の相互作用を生み出す可能性を有することに注目すべきである。
本発明のコロイド分散体は安定であって、そのことは、少なくとも90日間に渡って、物理的特性又は腐敗に関して変化が無いことを意味している。対照的に、加熱処理された(cooked)澱粉及び蛋白質溶液は、室温ですぐに増粘する傾向にある。安定性に対する一つの重要な点は、その澱粉分散体の澱粉が90%より多量のアミルペクチンを有する澱粉から主として誘導されていることである。安定化は、劣化の防止に関係しており、そしてアミロース含有澱粉類は、劣化に対してより影響されやすい。本発明の分散体は、保管中の微生物分解に対する予防策として少量の殺生剤を含有している。1,2‐ジブロモ‐2,4‐ジシアノブタンのような、その分野において知られた殺生剤が、この目的のためにその分散体に添加されても良い。
そのコロイド分散体は、20rpm、25℃でブルックフィールド(Brookfield)粘度で測定して、25%固形分の分散体で500〜2500cpsの粘度を有するものであることを特徴付けることができる。その粘度としては、1000〜2000cpsが好ましい。その粘度は、室温で90日間の保存に渡ってほとんど変化しない。その分散体の流動性は60〜80WFである。その澱粉分散体の流動性は、通常の紙及び板紙製造装置を使用して、ポンプ輸送、ろ過、そして混合を行うのに充分に低い。その分散体は、一般に天然で5.5〜7.5、好ましくは6.0〜7のpHを有する。その澱粉分散体は、10〜50%、好ましくは15〜35%、より好ましくは20〜30%の固形分レベルを有している。本発明の澱粉分散体は、高いせん断条件下で泡立ち抵抗性を有する。
液状澱粉分散体は、紙のコーティングにおいて有用である。コーティング組成物中で0.5〜20重量%、好ましくは湿潤コーティング組成物中で1〜10重量%が、本発明の液状澱粉分散体からの澱粉である。その液状澱粉分散体は、レオロジー変性剤、構造剤、及び/又はバインダーとして全て並行して供することが出来るものである。その澱粉分散体は、それら三つの機能を同時に提供しても良く、そのことによっていくつかの異なる成分を使用する費用を節減する。
レオロジー変性剤として、その液状澱粉分散体は、紙コーティングの流れ特性を変性することが出来る。その澱粉は、1重量%程度で、コーティングの流れ特性に影響を与える。いかなる特別な理論にも関連づけられていないが、澱粉の主鎖における陽イオン性電荷のタイプと量が、顔料の分散を制御し、そのことによってコーティングレオロジーを制御するものと思われる。その陽イオン性電荷が増加するにつれて、見掛けのコーティング粘度及びチキソトロピーの度合いが増加する。
構造剤は、適用中の基材表面でのコーティングの有効寿命を長くさせ、そして乾燥したコーティング層を形成する顔料類、バインダー類及び空隙の物理的な配置に関係する。本発明の液状澱粉分散体は、コーティングの有効寿命、影響を及ぼす表面の平坦さ及び基材の剛性を改善する。このことは、軽量コート(LWC)紙において特に重要である。コーティング構造もまた、均一な白色度及び不透明度に対して影響する。加えて、本発明の澱粉分散体をコートされた紙の光沢は、蛋白質を使って配合されたコーティングの場合よりも高い。
その液状澱粉分散体は、コ‐バインダーとしても作用する。バインダー及びコ‐バインダーの目的は、顔料粒子を互いに結合させること、およびそのコーティング層を紙表面へ結合させることでもある。その結合強度は、そのコーティング層が、粘着性の印刷用インクによって引き剥がされたり紙むけされたりすることの無いようなものでなければならない。その陽イオン性によって、液状澱粉分散体は、一般に単独のバインダーとして使用されるものではない。その液状澱粉分散体は、紙コーティングにおいてコ‐バインダーとして現在使用されている大豆蛋白質、カゼイン、及び従来の澱粉類のような、他の天然ポリマーの代わりに使用され得る。
液状澱粉分散体は、顔料及び他の添加剤と組合わされて、紙コーティング配合物を形成する。標準的な板紙の配合物は、紙表面において要求される特性に基づいて選択されるカオリンクレー類、タルク、二酸化チタン、及び炭酸カルシウムのような無機顔料類を35〜65重量%;ポリスチレンのような合成顔料類を0〜4重量%;スチレンブタジエン、スチレンアクリル酸ポリマー類、及びポリビニルアルコールのような合成ポリマーバインダー類を2〜20重量%;蛋白質、カゼイン、及び澱粉のようなコバインダー類を2〜9重量%;分散剤類、不溶化剤類(湿潤強度を改善するため)のような他の添加剤類を0.1〜1.5重量%;及び25〜45重量%の水を含有する。
そのコーティング組成物は、顔料、バインダー、コバインダー及び他の添加剤を水と共に混合されて配合される。そのコーティング配合物を調整する間に、陰イオン性顔料類の凝集、又はコーティング凝集物の形成を避けるために、その分散された顔料スラリーは、最初に低せん断下で合成バインダー類と共に混合されねばならない。次いで、その液状澱粉分散体が、同様なせん断条件下で添加される。重要でないコーティング添加剤類は、通常最後に添加される。
液状澱粉分散体を含有するコーティング組成物は、その分野において知られたいかなる方法によっても、紙の1面又は両面に適用され得る。コーティング方法には、ロールアプリケーター及びロール、ロッド、ブレード、バー、又はエアーナイフでの計量;ポンドアプリケーター及びロール、ロッド、ブレード、バー、又はエアーナイフでの計量;ファウンティンアプリケーター及びロール、ロッド、ブレード、バー、又はエアーナイフでの計量;予備計量されたフィルム類及びパターン類(例えば、ゲートロール、三本ロール、アニロックス、グラビア、フィルムプレス、カーテン、スプレー);及びフォームアプリケーターが含まれるが、それらに限定されるものではない。そのコーティングの厚さは、その組成、コーティング配合物を形成する各成分の比率、及びコーティング方法によって制御される。紙又は板を形成するプロセス及びそのプロセスのための供給原料もまた、コーティングの厚さに影響する。
コーティング配合物は、いかなる紙又は板紙の適用にも使用されるために、その分野において知られたように配合されても良い。本発明の多機能性の液状陽イオン性澱粉分散体は、顔料の含有されたコーティング配合物において、レオロジー変性剤、構造剤、及び/又はバインダーとして全て並行して機能することが出来るという格別に価値あるものである。液状澱粉分散体は、その澱粉の陽イオン性によって、インク‐ジェット適用のためのコートされた紙類において特に有用である。本発明の紙コーティングにおいて見出された良好な光沢特性、更に加えて印刷適性、インクの有効寿命、及び印刷の均一性を改良するその陽イオン性澱粉の性能によって、その液状澱粉分散体が、インクジェット及びレーザープリンターで写真を印刷するための紙の製造において有用なものになる。
次の実施例は、更に例を挙げて本発明を説明するために示されるものであって、いかなる点についても限定するものと取られるべきではない。
実施例1
以下をブレンドしてスラリーにすることによって、液状澱粉混合物を作成する。
水を185重量部
3‐クロロ‐2‐ヒドロキシプロピルトリメチル塩化アンモニウムで処理したQuatが70WFワキシーに対して1.9%である、陽イオン性澱粉を90重量部
OSAが70ワキシーに対して3%である、OSA澱粉を10重量部
3%水酸化ナトリウムで、その混合物のpHを6.0〜6.5に調整する。次いで、そのスラリーの温度を290〜300°F(143〜149℃)に維持することによってジェット‐クッキング処理する。必要に応じて、水で25〜27%の固形分に希釈することによって、その固形分濃度を調整する。そのスラリーを40℃より低い温度に冷却し、殺生剤TEKTOMER 38LVを0.3容量%添加する。このようにして、固形分のレベルが25〜27%で、陽イオン性澱粉/OSA澱粉の比が90/10の澱粉混合物を作成する。
以下をブレンドしてスラリーにすることによって、液状澱粉混合物を作成する。
水を185重量部
3‐クロロ‐2‐ヒドロキシプロピルトリメチル塩化アンモニウムで処理したQuatが70WFワキシーに対して1.9%である、陽イオン性澱粉を90重量部
OSAが70ワキシーに対して3%である、OSA澱粉を10重量部
3%水酸化ナトリウムで、その混合物のpHを6.0〜6.5に調整する。次いで、そのスラリーの温度を290〜300°F(143〜149℃)に維持することによってジェット‐クッキング処理する。必要に応じて、水で25〜27%の固形分に希釈することによって、その固形分濃度を調整する。そのスラリーを40℃より低い温度に冷却し、殺生剤TEKTOMER 38LVを0.3容量%添加する。このようにして、固形分のレベルが25〜27%で、陽イオン性澱粉/OSA澱粉の比が90/10の澱粉混合物を作成する。
実施例2
実施例1と同様な方法で、陽イオン性澱粉/OSA澱粉の重量比が70/30の澱粉混合物を作成した。
実施例1と同様な方法で、陽イオン性澱粉/OSA澱粉の重量比が70/30の澱粉混合物を作成した。
実施例3
実施例1と同様な方法で、陽イオン性澱粉/OSA澱粉の重量比が50/50の澱粉混合物を作成した。
実施例1と同様な方法で、陽イオン性澱粉/OSA澱粉の重量比が50/50の澱粉混合物を作成した。
実施例4
実施例1と同様な方法で、陽イオン性澱粉/OSA澱粉の重量比が30/70の澱粉混合物を作成した。
実施例1と同様な方法で、陽イオン性澱粉/OSA澱粉の重量比が30/70の澱粉混合物を作成した。
比較例1;大豆蛋白質
乾燥された形の大豆蛋白質であるDupont社からのPROCOTE 400を、次ような方法で25重量%の固形分に加熱処理(cook)した。換気されたフード中で、充分な機械的攪拌下にある温水(150°F(66℃))のステンレス鋼容器に所定量の乾燥大豆蛋白質をゆっくり添加する。尚、その攪拌は、中程度の渦を生じさせて、(1)気液界面で、(2)その容器の表面に沿って、そして(3)攪拌機の心棒及び羽根車上での、未分散の蛋白質の沈着を防止させる。150°Fで15分間の混合の後、アルカリの希釈溶液をその容器にゆっくり添加(15%水酸化アンモニウム、乾燥対乾燥(dry on dry)で)して、その大豆蛋白質を溶解化する。溶解化された蛋白質を更に150°Fで30分間混合する。その溶解化された蛋白質の最終的な固形分濃度は25%であり、pHは約9.5である。
乾燥された形の大豆蛋白質であるDupont社からのPROCOTE 400を、次ような方法で25重量%の固形分に加熱処理(cook)した。換気されたフード中で、充分な機械的攪拌下にある温水(150°F(66℃))のステンレス鋼容器に所定量の乾燥大豆蛋白質をゆっくり添加する。尚、その攪拌は、中程度の渦を生じさせて、(1)気液界面で、(2)その容器の表面に沿って、そして(3)攪拌機の心棒及び羽根車上での、未分散の蛋白質の沈着を防止させる。150°Fで15分間の混合の後、アルカリの希釈溶液をその容器にゆっくり添加(15%水酸化アンモニウム、乾燥対乾燥(dry on dry)で)して、その大豆蛋白質を溶解化する。溶解化された蛋白質を更に150°Fで30分間混合する。その溶解化された蛋白質の最終的な固形分濃度は25%であり、pHは約9.5である。
コーティングする着色剤を準備する際に、充分な機械的攪拌下にある、顔料類、コバインダー類及び希釈水を含有したステンレス鋼容器に暖かい溶解化された蛋白質を添加する。尚、その攪拌は、媒体の渦を生じさせて、上記のような蛋白質の沈着、あるいはコーティング着色剤の凝結を防止する。蛋白質を含んで仕上げられたコーティング剤のpHは8.5〜9.5である。
比較例2;エチル化澱粉
乾燥された形でWFが80のエチル化された澱粉であるGrain Processing社からのK580を、以下の方法で固形分25重量%に加熱処理した。ステンレス鋼容器を適量の水で満たす。混合機を運転開始して、中程度の渦を生じさせる。所定量の乾燥澱粉を沈着しないように(上記したのと同様に)ゆっくり添加する。中程度の渦を維持したままで、15分間このスラリーを混合させる。15分後に、攪拌しながらその澱粉スラリーの温度を200〜205°F(93〜96℃)にゆっくり上昇させる。小さい渦を維持しながら、200〜205°Fで30分間その澱粉の加熱処理を続ける。加熱を止め、加熱処理された澱粉を冷却(140°F(60℃))させて、その後にその粘度を測定し、そしてそれを低せん断条件下でコーティング剤に添加する。
乾燥された形でWFが80のエチル化された澱粉であるGrain Processing社からのK580を、以下の方法で固形分25重量%に加熱処理した。ステンレス鋼容器を適量の水で満たす。混合機を運転開始して、中程度の渦を生じさせる。所定量の乾燥澱粉を沈着しないように(上記したのと同様に)ゆっくり添加する。中程度の渦を維持したままで、15分間このスラリーを混合させる。15分後に、攪拌しながらその澱粉スラリーの温度を200〜205°F(93〜96℃)にゆっくり上昇させる。小さい渦を維持しながら、200〜205°Fで30分間その澱粉の加熱処理を続ける。加熱を止め、加熱処理された澱粉を冷却(140°F(60℃))させて、その後にその粘度を測定し、そしてそれを低せん断条件下でコーティング剤に添加する。
比較例3;陽イオン性コーンスターチ
乾燥された形の陽イオン性コーンスターチであるNational Starch and Chemical社からのCATO 75Qを、比較例2における手順を用いて、固形分25重量%に加熱処理した。
乾燥された形の陽イオン性コーンスターチであるNational Starch and Chemical社からのCATO 75Qを、比較例2における手順を用いて、固形分25重量%に加熱処理した。
比較例4;陽イオン性液状澱粉
25%陽イオン性ワキシー液状澱粉であるCATOSIZE 270を、National Starch and Chemical社から入手した。
25%陽イオン性ワキシー液状澱粉であるCATOSIZE 270を、National Starch and Chemical社から入手した。
実施例5
固形分が25%の澱粉と蛋白質の分散体のブルックフィールド粘度を、いくつかの異なる時間;即ち140°Fで最初に、72°F(22℃)で24時間後に、そして72°Fで100日間経過後において、20rpmで測定した。その結果を表1に集計して示す。100日間経過後の比較例4が相分離(phased)した。即ち、その分散体が、異なる固形分含有量を有する別々の液体層に分かれた。実施例1と実施例4は、100日経過後で何らの相分離も示さなかった。
固形分が25%の澱粉と蛋白質の分散体のブルックフィールド粘度を、いくつかの異なる時間;即ち140°Fで最初に、72°F(22℃)で24時間後に、そして72°Fで100日間経過後において、20rpmで測定した。その結果を表1に集計して示す。100日間経過後の比較例4が相分離(phased)した。即ち、その分散体が、異なる固形分含有量を有する別々の液体層に分かれた。実施例1と実施例4は、100日経過後で何らの相分離も示さなかった。
実施例6;コーティング組成物のレオロジー
固形分の重量基準で、番号1のクレイを100重量部、スチレンブタジエンラテックスを12重量部、及びコ‐バインダー4重量%をブレンドしてコーティング組成物を形成して、pHが7.5(pHが9.0の蛋白質を除く)で58重量%固形分の分散体を作成した。ブルックフィールドRVF粘度計を使用して80°F(27℃)20rpmで、その分散体について24時間熟成時の低せん断粘度と安定性を試験した。Hercules社のRheometer, E bob, 400 K dyne springを用いて、80°F 4400rpmで、高せん断粘度を測定した。AA‐GWA保水計を用いて、保水性を測定した。その結果を表2及び表3に示す。
固形分の重量基準で、番号1のクレイを100重量部、スチレンブタジエンラテックスを12重量部、及びコ‐バインダー4重量%をブレンドしてコーティング組成物を形成して、pHが7.5(pHが9.0の蛋白質を除く)で58重量%固形分の分散体を作成した。ブルックフィールドRVF粘度計を使用して80°F(27℃)20rpmで、その分散体について24時間熟成時の低せん断粘度と安定性を試験した。Hercules社のRheometer, E bob, 400 K dyne springを用いて、80°F 4400rpmで、高せん断粘度を測定した。AA‐GWA保水計を用いて、保水性を測定した。その結果を表2及び表3に示す。
実施例7;スーパーカレンダーの前後でのLWC平滑性と剛性
固形分の重量基準で、番号1のクレイを100重量部、スチレンブタジエンラテックスを10重量部、及び全コ‐バインダー7重量%をブレンドして、コーティング組成物を形成し、pHが8.0で55重量%固形分の分散体を作成した。そのコバインダーは、比較例2の澱粉70%と実施例1〜4の液状澱粉30%であった。対照のコバインダーは、比較例2の澱粉100%であった。そのコーティング組成物を4.5‐lbs/3300ft2(6.7g/m2)で使用した。測定した特性は、厚さ(caliper)とコート重量を得るための、Parker‐print Smoothness (S.10)及び一定の紙密度に標準化されたガーレイ(Gurley)剛性であった。スーパーカレンダー処理の前と後の両方で、特性値を測定した。その結果を表4に示す。
固形分の重量基準で、番号1のクレイを100重量部、スチレンブタジエンラテックスを10重量部、及び全コ‐バインダー7重量%をブレンドして、コーティング組成物を形成し、pHが8.0で55重量%固形分の分散体を作成した。そのコバインダーは、比較例2の澱粉70%と実施例1〜4の液状澱粉30%であった。対照のコバインダーは、比較例2の澱粉100%であった。そのコーティング組成物を4.5‐lbs/3300ft2(6.7g/m2)で使用した。測定した特性は、厚さ(caliper)とコート重量を得るための、Parker‐print Smoothness (S.10)及び一定の紙密度に標準化されたガーレイ(Gurley)剛性であった。スーパーカレンダー処理の前と後の両方で、特性値を測定した。その結果を表4に示す。
実施例8;スーパーカレンダーの前後での白色度と不透明度
固形分の重量基準で、番号1のクレイを100重量部、スチレンブタジエンラテックスを10重量部、及び全コ‐バインダー7重量%をブレンドして、コーティング組成物を形成し、pHが8.0で55重量%固形分の分散体を作成した。そのコバインダーは、比較例2の澱粉70%と実施例1〜4の液状澱粉30%であった。対照のコバインダーは、比較例2の澱粉100%であった。そのコーティング組成物を4.5‐lbs/3300ft2で使用した。測定した特性は、TAPPI白色度と不透明度であった。スーパーカレンダー処理の前と後の両方で、その特性値を測定した。その結果を表5に示す。
固形分の重量基準で、番号1のクレイを100重量部、スチレンブタジエンラテックスを10重量部、及び全コ‐バインダー7重量%をブレンドして、コーティング組成物を形成し、pHが8.0で55重量%固形分の分散体を作成した。そのコバインダーは、比較例2の澱粉70%と実施例1〜4の液状澱粉30%であった。対照のコバインダーは、比較例2の澱粉100%であった。そのコーティング組成物を4.5‐lbs/3300ft2で使用した。測定した特性は、TAPPI白色度と不透明度であった。スーパーカレンダー処理の前と後の両方で、その特性値を測定した。その結果を表5に示す。
実施例9;コートされた板紙の光沢及びグロスモットル
固形分の重量基準で、番号1のクレイを100重量部、スチレンブタジエンラテックスを12重量部、及びコ‐バインダー4重量%をブレンドして、コーティング組成物を形成し、pHが7.5(pHが9.0の蛋白質コーティングを除く)で58重量%固形分の分散体を作成した。そのコーティング組成物を3.3‐lbs/1000ft2(17g/m2)で使用し、1ニップの光沢カレンダー処理を行った。測定した特性は、75゜ハンターグロス(Hunter Gloss)とグロスモットル指標(Gloss Mottle Index)であり、95%の信頼性でグロスデータについての標準偏差として報告した。その結果を表6に示す。
固形分の重量基準で、番号1のクレイを100重量部、スチレンブタジエンラテックスを12重量部、及びコ‐バインダー4重量%をブレンドして、コーティング組成物を形成し、pHが7.5(pHが9.0の蛋白質コーティングを除く)で58重量%固形分の分散体を作成した。そのコーティング組成物を3.3‐lbs/1000ft2(17g/m2)で使用し、1ニップの光沢カレンダー処理を行った。測定した特性は、75゜ハンターグロス(Hunter Gloss)とグロスモットル指標(Gloss Mottle Index)であり、95%の信頼性でグロスデータについての標準偏差として報告した。その結果を表6に示す。
実施例10;コートされた板紙の印刷適性と接着性
固形分の重量基準で、番号1のクレイを100重量部、スチレンブタジエンラテックスを12重量部、及びコ‐バインダー4重量%をブレンドして、コーティング組成物を形成し、pHが7.5(pHが9.0の蛋白質コーティングを除く)で58重量%固形分の分散体を作成した。測定した特性は、1.89のSFO Process Blue 光学濃度を有する75゜ハンターグロスユニットによるプリントグロス(Print Gloss);IGT 第5番インク、5m/s、50KgF・cm/sでの乾燥ピック(pick)耐性;ピックの無い場合を0とする1〜10のVandercook Proofing Press Ratingとしての湿潤ピック耐性;及び接着性又は時間(秒)でのセットピード(set speed)であって、水性カートン接着剤で100%の繊維引裂けを達成した。その結果を表7に示す。
固形分の重量基準で、番号1のクレイを100重量部、スチレンブタジエンラテックスを12重量部、及びコ‐バインダー4重量%をブレンドして、コーティング組成物を形成し、pHが7.5(pHが9.0の蛋白質コーティングを除く)で58重量%固形分の分散体を作成した。測定した特性は、1.89のSFO Process Blue 光学濃度を有する75゜ハンターグロスユニットによるプリントグロス(Print Gloss);IGT 第5番インク、5m/s、50KgF・cm/sでの乾燥ピック(pick)耐性;ピックの無い場合を0とする1〜10のVandercook Proofing Press Ratingとしての湿潤ピック耐性;及び接着性又は時間(秒)でのセットピード(set speed)であって、水性カートン接着剤で100%の繊維引裂けを達成した。その結果を表7に示す。
Claims (23)
- 紙コーティングのための液状澱粉組成物であって、前記組成物が5〜50重量%の澱粉を含み、前記澱粉が20〜100重量%の少なくとも1種の陽イオン性澱粉を含み、前記液状澱粉組成物において、25重量%澱粉固形分散体が、初期及び室温で90日間保存時の両方で、500〜2500cpsの25℃粘度を有することを特徴とする液状澱粉組成物。
- 前記陽イオン性澱粉が、少なくとも90%のアミロペクチンを有する澱粉原料から誘導されたものである、請求項1に記載の液状澱粉組成物。
- 前記25℃での粘度が1000〜2000cpsである、請求項1に記載の液状澱粉組成物。
- 前記陽イオン性澱粉が第四アンモニウム塩である、請求項1に記載の液状澱粉組成物。
- 前記陽イオン性澱粉が1〜20%で陽イオン性に置換されたものである、請求項1に記載の液状澱粉組成物。
- 前記組成物が10〜50%の固形分レベルを有するものである、請求項1に記載の液状澱粉組成物。
- 前記組成物が15〜35%の固形分レベルを有するものである、請求項6に記載の液状澱粉組成物。
- 前記澱粉が5〜75重量%のアルキル又はアルケニル無水琥珀酸(ASA)化工澱粉を含むものである、請求項1に記載の液状澱粉組成物。
- 前記澱粉が少なくとも1種の非イオン性澱粉を含むものである、請求項1に記載の液状澱粉組成物。
- 紙又は板紙コーティング組成物であって、
a)25〜95重量%の少なくとも1種の陽イオン性澱粉、及び5〜75重量%の少なくとも1種のアルケニル無水琥珀酸(ASA)化工澱粉を含む、0.5〜25重量%の澱粉ブレンド、
b)25〜75重量%の顔料、及び
c)水
を含む、コーティング組成物。 - 前記澱粉ブレンドが60〜80の水流動性(WF)を有するものである、請求項10に記載のコーティング組成物。
- 前記アルケニル無水琥珀酸化工澱粉がオクテニル無水琥珀酸化工澱粉である、請求項10に記載のコーティング組成物。
- 前記ASA澱粉におけるその置換度が0.005〜0.10である、請求項10に記載のコーティング組成物。
- 前記澱粉ブレンドが少なくとも90重量%アミロペクチンを有する澱粉類に基づくものである、請求項10に記載のコーティング組成物。
- 前記澱粉ブレンドが50〜90重量%の陽イオン性澱粉、及び10〜50重量%のASA澱粉を含むものである、請求項10に記載のコーティング組成物。
- 前記澱粉ブレンドが70〜90重量%の陽イオン性澱粉、及び10〜30重量%のASA澱粉を含むものである、請求項11に記載のコーティング組成物。
- 前記澱粉ブレンドが30〜70重量%の陽イオン性澱粉、及び30〜70重量%のASA澱粉を含むものである、請求項10に記載のコーティング組成物。
- 前記組成物が非イオン性化工澱粉を含まないものである、請求項10に記載のコーティング組成物。
- 2〜20重量%の少なくとも1種の合成バインダーを更に含む、請求項10に記載のコーティング組成物。
- 少なくとも一つの表面に澱粉ブレンドを含むコーティング組成物をコートした紙又は板紙を含むコートされた紙又は板紙であって、該澱粉ブレンドが
1)25〜95重量%の1種以上の陽イオン性澱粉、及び
2)5〜75重量%の1種以上のアルキル又はアルケニル無水琥珀酸(ASA)澱粉
を含み、前記重量%が澱粉の全量に基づくものである、コートされた紙又は板紙。 - 前記コーティングが、乾燥コーティング重量基準で、5〜95重量%の顔料、及び1〜9重量%の前記澱粉ブレンドを含むものである、請求項20に記載のコートされた紙又は板紙。
- 前記紙又は板紙が、インク‐ジェットペーパー、又は写真像の印刷用紙である、請求項20に記載のコートされた紙又は板紙。
- 澱粉ブレンドを含むコーティング組成物をサイズされた紙ウェブに適用することを含むコートされた紙の製造方法であって、該澱粉ブレンドが
1)25〜95重量%の1種以上の陽イオン性澱粉、及び
2)5〜75重量%の1種以上のアルキル又はアルケニル無水琥珀酸(ASA)澱粉
を含み、前記重量%が澱粉の全量に基づくものである、コートされた紙の製造方法。
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