JP2005517603A - 折り畳み可能な底部殻体を有するタバコ製品のパッケージ - Google Patents

Abstract

タバコ製品のパッケージ（１）はその一部が、頂部で開口しかつ概ね平行六面体形状でありかつタバコ製品の束（３）を収容するタバコ製品包体（２）と、平坦になっている閉鎖形態と、筒状をなしてタバコ製品包体（２）の一部を実質的に隙間なく収容する開放形態とを呈する折り畳み可能な保護部材（４）とから構成され、保護部材（４）が、閉鎖形態に折り畳まれてタバコ製品包体（２）に取り外し可能に取り付けられている。

Description

本発明は、タバコ製品のパッケージに関する。
下記の説明では、簡略にするために、本発明を限定しない単なる例として、紙巻きタバコないしシガレットのパッケージに言及する。

紙巻きタバコパッケージは通常、頂部で開口する概ね平行六面体形状をなしかつ紙巻きタバコ束を収容しかつ例えばいわゆる「柔軟」タイプ又はいわゆる「硬質でヒンジ留め蓋」タイプである紙巻きタバコの包体により、画定ないし構成されている。

市場調査の結果によれば、特定の包体のデザインに特にこだわる消費者もいれば、ある程度の変更があったほうがよいという消費者もいる。

しかし、現在市場に流通している包体は、「柔軟」及び「硬質」の両方とも、消費者全体の要求を満たすほど十分に多目的ではない。

また、「柔軟」及び「硬質」の包体は両方とも、かなりの長期間にわたって（即ち、２日間以上）使用するときは特に、耐磨耗性が比較的低く、このため、残りの紙巻きタバコを適切に保護することができないだけでなく、結果としてタバコがこぼれ落ちるということがわかっている。

上記欠点を解消するために、普通の梱包材料よりも厚くしたがってより強いものを使用することが提案されてきたが、この解決策は、普通の材料よりも厚い材料で作成された包体は消費者の評判がよくないことがわかり、不成功に終わっている。さらに、通常よりも厚い梱包材料を使用することには、このような材料と共に作動するように構成されていない現行の梱包機械、特に古い梱包機械を利用する上で問題がある。

本発明は、上記欠点を解消するように構成され、特に安価でかつ製造が容易なタバコ製品パッケージを提供することを目的とする。

本発明によれば、タバコ製品包体を具備し、該タバコ製品包体が、頂部で開口すると共にタバコ製品の束を収容する、タバコ製品のパッケージにおいて、平坦になっている閉鎖形態と、筒状をなしてタバコ製品包体の一部を実質的に隙間なく収容する開放形態とを呈する折り畳み可能な保護部材を具備し、該保護部材が、前記閉鎖形態に折り畳まれて前記タバコ製品包体に取り外し可能に取り付けられている、パッケージが提供される。

本発明を限定することのない本発明の多数の実施例を、添付図面を参照しながら例を挙げて説明する。

図１の符号１は、紙巻きタバコパッケージ全体を示しており、この紙巻きタバコパッケージ１は、紙巻きタバコの整然とした束３（図３）を含む紙巻きタバコの硬質包体２と、折り畳み可能な保護要素４、詳細には折り畳み可能な底部殻体４とを具備する。底部殻体４は、平坦な閉鎖形態（図３）と、包体２の底部を実質的に隙間なく収容するために箱形状をなす開放形態（図１及び図２）とを呈することができる。

紙巻きタバコパッケージ１が作成されるとき、底部殻体４は閉鎖形態に折り畳まれて包体２に取り外し可能に取り付けられる。使用者は使用時に、底部殻体４を包体２から取り外し、底部殻体４を開放形態に広げ、図２に示すように包体２の底部を底部殻体４内に挿入する。

底部殻体４が、包体２を磨耗から保護して包体２内の紙巻きタバコを常に適切に保護しかつ包体２の底部からタバコがこぼれ落ちるのを阻止するようにすることは、明らかである。さらに、底部殻体４を包体２を補強するために使用することは任意に選択でき、必要であれば、底部殻体４を一時的な灰皿として使用することもできる。

包体２は、開放頂端６を有するカップ形状の底部容器５と、ヒンジに沿い容器５に蝶着されて頂端６を開放する開放位置（図３）と閉鎖する閉鎖位置（図１）との間で容器５に対し回転するカップ形状の頂部蓋７とを具備する。

閉鎖時、包体２は蓋７によって直方体形状をなし、この直方体は、側壁８と、平坦かつ互いに同一でそれぞれ頂部及び底部にある二つの端壁９，１０とにより画定され、これら端壁９，１０は、互いに対面しかつ平行であると共に、側面８を境界付けしている。

側面８は、平坦でかつ互いに平行に互いに向き合う２つの小さい側壁、即ち小側壁１１と、小側壁１１に交差する、平坦でかつ互いに向き合う２つの大きい側壁、即ち大側壁１２及び１３とを具備する。さらに具体的には、一方の大側壁１２は、包体２の前壁を画定し、他方の大側壁１３は、包体２の後壁を画定する。

また、包体２はカラー１４を具備し、このカラー１４は、頂端６の外側に部分的に突出して蓋７が閉鎖位置（図１）にあるときに蓋７の対応する内表面に係合するように、Ｕ字状に折り曲げられてカップ形状の容器５の内部に接続（接着）されている。

４つの長手方向縁１５は、小側壁１１と大側壁１２及び１３との間に画定される。８つの横方向縁１６は、端壁９及び１０と側壁１１、１２及び１３との間に画定され、長手方向縁１５に交差し、（大側壁１２及び１３を境界付けする）横方向長縁１６と（小側壁１１を境界付けする）横方向短縁１６とに区分される。

開放形態では、底部殻体４は、直方体状の箱の形状であると共に、頂端で開放端１８により境界付けされ底端で底端壁１９に境界付けされる側面１７を具備する。側面１７は、平坦でかつ互いに平行に互いに向き合う２つの小さい側壁、即ち小側壁２０と、小側壁２０に交差する、平坦でかつ互いに向き合う２つの大きい側壁、即ち大側壁２１及び２２とを具備する。さらに具体的には、一方の大側壁２１は、底部殻体４の前壁を画定し、他方の大側壁２２は、底部殻体４の後壁を画定する。

４つの長手方向縁２３は、小側壁２０と大側壁２１及び２２との間に画定される。４つの横方向縁２４は、端壁１９と側壁２０、２１、２との間に画定され、長手方向縁２３に交差し、（大側壁２１及び２２を境界付けする）横方向長縁２４と（小側壁２０を境界付けする）横方向短縁２４とに区分される。

開放形態にある底部殻体４の長手方向縁２３及び横方向縁２４が包体２の長手方向縁１５及び横方向縁１６と概ね同一の形状であるように、開放形態における底部殻体４が、包体２と同一の形状であることが好ましい。

図示しない可能な実施例の１つでは、包体２と開放形態にある底部殻体４との両方が、丸められ又は面取りされた長手方向縁１５及び２３をそれぞれ有する。

図示しない他の実施例では、包体２の少なくとも１つの側壁１１、１２又は１３が、少なくとも１つの外向きに突出する半側面を有し、対応する鋭い長手方向縁１５に沿って少なくとも１つの隣接する側壁１２、１３又は１１に接続され、それぞれの長手方向縁１５が直角以外になるように当該隣接する側壁１２、１３又は１１に対してそれぞれ対応する概ね鈍角の二面角を構成する。

底部殻体４の各大側壁２１、２２は、包体２の大側壁１２及び１３と概ね同一の幅であるが、高さが低く、底部殻体の各小側壁２０は、包体２の小側壁１１と概ね同一の幅であるが、高さが低く、底部殻体４の底端壁１９は、包体２の底端壁１０と概ね同一の寸法である。

図４から図７に示すように、底部殻体４の底端壁１９は、対応する横方向長縁２４に沿って底部殻体の対応する大側壁２１又は２２にそれぞれ接続される２つのパネル２５及び２６と、対応する横方向縁２４に沿って底部殻体の対応する小側壁２０及び対応する大側壁２１又は２２にそれぞれ接続される２つのパネル２７及び２８とによって画定される。パネル２７及び２８は、底部殻体４が開放形態にあるときにパネル２５及び２６がパネル２７及び２８上に載るように、パネル２５及び２６の下に配置される。このようにして、底部殻体４の底壁１９を内側に折り曲げることができるが、底部殻体４の外側に折り曲げることはできないので、底壁１９は、底部殻体４の内側で包体２が下方に滑るのを制限する。

パネル２５及び２６は、概ね矩形であり、パネル２７及び２８は、概ね三角形（さらに具体的には、先端が切り取られている）である。パネル２５及び２６は、底部殻体４の底端壁１９よりも小さく、かつ、相補形状の付属部２９及び３０をそれぞれ具備し、底部殻体４が開放形態にあるときに、パネル２５の付属部２９がパネル２６上に載りパネル２６の付属部３０がパネル２５上に載るようになっている。付属部２９及び３０の形状は、底部殻体４の底壁１９が底部殻体４の外側に折れ曲がるのをさらに防ぐように構成されており、これにより、底壁１９がさらに、底部殻体４の内側で包体２が下方に滑るのを制限できるようになる。さらに具体的には、パネル２５は中央に一つの付属部２９を具備し、パネル２６は、付属部２９の両側に二つの付属部３０を具備する。

他の実施例（図９）では、底部殻体４の底端壁１９は、横方向長縁２４に沿って、底部殻体４の前壁２１のみに接続された１つのパネル３１によって画定される。パネル３１が舌状部（図示しない）を具備し、底部殻体４４の後壁２２がこの舌状部を受け取ってパネル３１を後壁２２に固定するための切り込み（図示しない）を具備するのが好ましい。

図７に示すように、閉鎖形態から開放形態に切り換えるために、底部殻体４の小側壁２０が、長手方向縁２３回りに底部殻体４の大側壁２１及び２２に対して回転され、パネル２５及び２６が、横方向縁２４回りに底部殻体４の大側壁２１及び２２に対して回転され、パネル２７及び２８が、横方向縁２４回りに底部殻体４の大側壁２１及び２２及び小側壁２０に対して回転される。底部殻体４が閉鎖形態にあるときにパネル２７及び２８を十分に折り畳むことができるように、各パネル２７、２８は、予め形成された折線３２、３３を有し、これら折線３２、３３は、パネル２７、２８の全体を横切って延びると共に、それぞれ対応する横方向長縁２４と横方向短縁２４との交点から始まっている。

図３に示すように、閉鎖形態にある底部殻体４は、紙巻きタバコ束３とカラー１４間の包体２の前壁１２において、包体２内に挿入される。図示しない他の実施例では、閉鎖形態にある底部殻体４は、包体２の大側壁１２又は１３の外側に配置され、包体２周りに適用される公知の透明な被包体（図示しない）によって、決められた位置に保持される。閉鎖形態にある底部殻体４が包体２よりも小さく（詳細には、概ね同一の寸法であり）従って包体２内に挿入可能なように、底部殻体４の各大側壁２１、２２の高さが、包体２の大側壁１２及び１３の幅よりも短い（特に、ほぼ等しい）のが好ましい。

図８に示すように、底部殻体４は、概ね細長い矩形形状をなす、対応する平坦なブランク材３４から形成され、このブランク材の構成部品は、可能な限り、底部殻体４の対応する構成部品と同一の参照符号に上付き文字を付した参照番号を用いて示される。

ブランク材３４は、左から右に向かって、小側壁２０に対応する部分２０’と、後壁２２に対応する部分２２’と、他の小側壁２０に対応する部分２０’と、前壁２１に対応する部分２１’と、タブ３５とを具備する。部分２０’、２１’、２２’及びタブ３５は、予め形成された折線２３’によって区分され、これら折線２３’は、最終的に底部殻体４の長手方向縁２３を画定する。

部分２０’には、パネル２７及び２８に対応する部分２７’及び２８’が接続され、これら部分２７’及び２８’は、最終的に底部殻体４の横方向短縁２４を画定する予め形成された折線２４’によって部分２０’から区分される。部分２１’及び２２’には、パネル２５及び２６に対応する部分２５’及び２６’が接続され、これら部分２５’及び２６’は、最終的に底部殻体４の横方向長縁２４を画定する予め形成された折線２４’によって部分２１’及び２２’から区分される。底部殻体４を形成するときに、タブ３５は、向かい合う部分２０’上に重ね合わされて接着され、部分２７’及び２８’は、部分２５’及び２６’上に重ね合わされて接着される。接着部分３６上に接着剤が適用されるのが好ましく、この接着部分３６が参考として示される。

図示しない他の実施例では、折り畳み可能な保護部材４は、底部殻体とは異なり、両端が開いた管状部材の形状をなしており、即ち端壁１９を有さないことを除いて添付図面に示されたものと同一である。

図示しない他の実施例では、保護部材４は、包体２が保護部材４内に挿入されたときに包体２に対する保護部材４の位置を固定するための固定手段を有する。さらに具体的には、この固定手段は、保護部材４内に形成された凸部と、これら凸部を受け取るために包体２の外面上に形成された座部とを具備してもよい。

紙巻きタバコパッケージ１に上記のような多数の利点がある限り、パッケージ１の特徴、特に底部殻体４を備えているということを、紙巻きタバコ束３ではなく紙巻きタバコ包体の束を含む紙巻きタバコカートンに一体的に適用することもできる。

さらに留意する点は、保護部材４の少なくとも１つの露出した側面上に、任意の形式の文字と図画とのうちの一方又は両方を印刷することもでき、それにより、タバコ製品の容器に取り付けられているクーポン券が通常果たす機能と同一の機能を、保護部材４が果たすようにしてもよい。

紙巻きタバコ包体及び底部殻体を具備する、本発明による紙巻きタバコパッケージの正面斜視図。 図１の紙巻きタバコパッケージの分解正面斜視図。 折り畳まれて紙巻きタバコ包体内に挿入された底部殻体を有する、図１の紙巻きタバコパッケージの正面斜視図。 図１の紙巻きタバコパッケージの底部殻体の斜視図。 図４における底部殻体の底壁の頂面図。 図４における底部殻体の底壁の下面図。 折り畳まれた形態と開放形態との間の中間形態における図４の底部殻体の斜視図。 図４の底部殻体を形成するためのブランク材の構成図。 図１の紙巻きタバコパッケージの底部殻体の他の実施例の斜視図。

上記欠点を解消するために、普通の梱包材料よりも厚くしたがってより強いものを使用することが提案されてきたが、この解決策は、普通の材料よりも厚い材料で作成された包体は消費者の評判がよくないことがわかり、不成功に終わっている。さらに、通常よりも厚い梱包材料を使用することには、このような材料と共に作動するように構成されていない現行の梱包機械、特に古い梱包機械を利用する上で問題がある。
独国特許第７８２４１１７号明細書は、頂部で開口すると共にタバコ製品の束（３）を収容する、平行六面体形状のタバコ製品包体と、タバコ製品包体の底部を実質的に隙間なく恒久的に収容する、筒状で平行六面体形状の紙スリーブとを具備する、タバコ製品パッケージを開示する。

本発明によれば、請求項１に記載のタバコ製品のパッケージが提供される。

Claims (22)

1. タバコ製品包体（２）を具備し、該タバコ製品包体（２）が、頂部で開口すると共にタバコ製品の束（３）を収容する、タバコ製品のパッケージにおいて、平坦になっている閉鎖形態と、筒状をなしてタバコ製品包体（２）の一部を実質的に隙間なく収容する開放形態とを呈する折り畳み可能な保護部材（４）を具備し、該保護部材（４）が、前記閉鎖形態に折り畳まれて前記タバコ製品包体（２）に取り外し可能に取り付けられている、パッケージ。
2. 前記閉鎖形態にある前記保護部材（４）が前記タバコ製品包体（２）の内部に挿入されている、請求項１に記載のパッケージ。
3. 前記タバコ製品包体（２）を覆う透明被包体を具備し、前記閉鎖形態にある前記保護部材（４）が、前記タバコ製品包体（２）の外壁に適用されて前記透明被包体によりその位置に保持されている、請求項１に記載のパッケージ。
4. 前記タバコ製品包体（２）が、概ね平行六面体形状をなすと共に、頂部及び底部にそれぞれある２つの端壁（９、１０）と、前記端壁（９、１０）により境界付けされる側面（８）であって、前方及び後方にそれぞれある２つの大側壁（１２、１３）と２つの小側壁（１１）とによって画定される側面（８）と、それぞれが大側壁（１２；１３）と小側壁（１１）との間に画定される４つの長手方向縁（１５）と、それぞれが端壁（９；１０）と側壁（１１；１２；１３）との間に画定される８つの横方向縁（１６）とを具備し、前記開放形態にある前記保護部材（４）が、平行六面体形状をなすと共に、前方及び後方にそれぞれある２つの大側壁（２１、２２）と２つの小側壁（２０）とによって画定される側面（１７）を具備し、前記保護部材（４）の各大側壁（２１；２２）は、その幅が前記タバコ製品包体（２）の前記大側壁（１２、１３）とほぼ同一であり、その高さが前記タバコ製品包体（２）の前記大側壁（１２、１３）よりも低く、前記保護部材（４）の各小側壁（２０）は、その幅が前記タバコ製品包体（２）の前記小側壁（１１）とほぼ同一であり、その高さが前記タバコ製品包体（２）の前記小側壁（１１）よりも低くなっている、請求項１から３のいずれか１項に記載のパッケージ。
5. 前記閉鎖形態から前記開放形態に切り換えるために、前記保護部材（４）の前記小側壁（２０）が、前記保護部材の前記小側壁（２０）と大側壁（２１、２２）との間の長手方向縁（２３）回りに、前記保護部材（４）の前記大側壁（２１、２２）に対して回転される、請求項４に記載のパッケージ。
6. 前記保護部材（４）の各大側壁（２１；２２）は、その高さが前記タバコ製品包体（２）の前記大側壁（１２、１３）の幅よりも小さくなっている、請求項５に記載のパッケージ。
7. 前記保護部材（４）が、平坦な閉鎖形態と、前記タバコ製品包体（２）の底部を実質的に隙間なく収容するために箱形状をなす開放形態とを呈することができる折り畳み可能な底部殻体（４）によって画定される、請求項４、５又は６に記載のパッケージ。
8. 前記底部殻体（４）が、前記タバコ製品包体（２）の前記底端壁（１０）とほぼ同一寸法の底端壁（１９）を具備している、請求項７に記載のパッケージ。
9. 前記底部殻体（４）の前記底端壁（１９）が、対応する横方向縁に沿って前記底部殻体（４）の一つの側壁（２０；２１；２２）にのみ接続された単独のパネル（３１）によって画定されている、請求項８に記載のパッケージ。
10. 前記底部殻体（４）の前記底端壁（１９）が、前記横方向縁（２４）に沿って該底端壁（１９）に接続される前記側壁（２０；２１；２２）と向かい合う前記底部殻体（４）の側壁（２０；２１；２２）に、該底端壁（１９）を固定するための固定手段を具備した、請求項９に記載のパッケージ。
11. 前記固定手段が、前記底部殻体（４）の前記底端壁（１９）と一体的な舌状部と、前記底部殻体（４）の前記側壁（２０；２１；２２）に形成されて前記舌状部を受容するための切り込みとを具備した、請求項１０に記載のパッケージ。
12. 前記底部殻体（４）の前記底端壁（１９）が、２つの第１のパネル（２５、２６）によって画定され、各第１のパネル（２５、２６）が、対応する横方向縁（２４）に沿って前記底部殻体（４）の対応する側壁（２０；２１；２２）に接続されている、請求項１１に記載のパッケージ。
13. 前記底部殻体（４）の前記底端壁（１９）が、２つの第２のパネル（２７、２８）によって画定され、各第２のパネル（２７、２８）が、対応する横方向縁（２４）に沿って前記底部殻体（４）の対応する小側壁（２０）及び対応する大側壁（２１；２２）に接続されており、前記底部殻体（４）が前記開放形態にあるときに前記第１のパネル（２５、２６）が前記第２のパネル（２７、２８）上に載るように、前記第２のパネル（２７、２８）が前記第１のパネル（２５、２６）の下に配置されている、請求項１２に記載のパッケージ。
14. 前記底部殻体（４）が前記閉鎖形態にあるときに確実に折り畳むために、各第２のパネル（２７；２８）が、前記第２のパネル（２７、２８）全体を横切って延びると共に横方向長縁（２４）と横方向短縁（２４）との交点から始まる、対応する予め形成された折線（３２；３３）を有している、請求項１３に記載のパッケージ。
15. 前記第１のパネル（２５、２６）が、概ね矩形をなしており、前記第２のパネル（２７、２８）が、概ね三角形をなしている、請求項１３又は１４に記載のパッケージ。
16. 前記第１のパネル（２５、２６）が、前記底部殻体（４）の前記底端壁（１９）よりも小さく、かつ、相補形状の付属部（２９、３０）をそれぞれ具備し、それにより、前記底部殻体（４）が前記開放形態にあるときに、一方の第１のパネル（２５；２６）の前記付属部（２９；３０）が他方の第１のパネル（２６；２５）上に載り、前記他方の第１のパネル（２６；２５）の前記付属部（３０；２９）が前記一方の第１のパネル（２５；２６）上に載るようにした、請求項１３、１４又は１５に記載のパッケージ。
17. 前記開放形態にある前記保護部材（４）が、前記タバコ製品包体（２）と同一の形状をなし、それにより、前記開放形態にある前記保護部材（４）の長手方向縁（２３）及び横方向縁（２４）が、前記タバコ製品包体（２）の長手方向縁（１５）及び横方向縁（１６）とほぼ同一の形状である、請求項４から１６のいずれか１項に記載のパッケージ。
18. 前記タバコ製品包体（２）と前記開放形態にある前記保護部材（４）との両方が、丸められ又は面取りされた長手方向縁（１５、２３）を有している、請求項１７に記載のパッケージ。
19. 前記タバコ製品包体（２）の少なくとも１つの側壁（１１、１２、１３）が、少なくとも１つの外向きに突出する半側面を有し、かつ、対応する鋭い長手方向縁（１５）に沿って少なくとも１つの隣接する側壁（１２、１３、１１）に接続され、かつ、長手方向縁（１５）が直角以外になるように前記隣接する側壁（１２、１３、１１）に対してそれぞれ対応する概ね鈍角の二面角を構成している、請求項１８に記載のパッケージ。
20. 前記タバコ製品包体（２）が前記保護部材（４）内に挿入されたときに、前記タバコ製品包体（２）に対する前記保護部材（４）の位置を固定するための固定手段を具備した、請求項１から１９のいずれか１項に記載のパッケージ。
21. 前記固定手段が、前記保護部材（４）内に形成された凸部を具備した、請求項２０に記載のパッケージ。
22. 前記保護部材（４）の少なくとも１つの露出した側面上に、文字と図画とのうちの一方又は両方が印刷されている、請求項１から２１のいずれか１項に記載のパッケージ。

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