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JP2005517317A - 通信システムにおける適応設定管理のための方法および装置 - Google Patents

通信システムにおける適応設定管理のための方法および装置 Download PDF

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JP2005517317A JP2003509817A JP2003509817A JP2005517317A JP 2005517317 A JP2005517317 A JP 2005517317A JP 2003509817 A JP2003509817 A JP 2003509817A JP 2003509817 A JP2003509817 A JP 2003509817A JP 2005517317 A JP2005517317 A JP 2005517317A
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Abstract

通信システムにおける適応設定管理のための方法および装置が開示されている。通信システムでは、順方向リンクと逆方向リンクとの間にあるレベルの不均衡が常に存在する。深刻なレベルの不均衡のために通信およびスループットの品質に対する悪影響が生じるが、不均衡は、それが順方向リンク上で1レートだけスループットを低下させる場合にのみ問題となる。その結果、適応設定管理により、加入者ステーションのリスト内のセクタ間における不均衡は順方向リンクおよび逆方向リンクの品質計量にしたがって評価され、深刻な不均衡を発生させるセクタだけが加入者ステーションのリストから除去される。加入者ステーションのリスト内にセクタを保持することによりスループットは改善されるが、そのことは、たとえば、パワー制御等の通信システムの別の機能に悪影響を及ぼす可能性がある。したがって、パワー制御に影響を与えるあるレベルの不均衡が検出された場合、パワー制御方法が修正される。

Description

本発明は、一般に、通信システムに関し、とくに、通信システムにおける適応設定管理のための方法および装置に関する。
発信元ステーションから物理的に異なったあて先ステーションに情報信号の送信を可能にするように、通信システムが開発されている。情報信号を発信元ステーションから通信チャンネルによって送信するとき、情報信号は最初に通信チャンネルによる効率的な伝送に適した形態に変換される。情報信号の変換または変調は、結果的に得られる変調された搬送波のスペクトルが通信チャンネルの帯域幅の範囲内に制限されるように情報信号にしたがって搬送波のパラメータを変更することを必然的に伴なう。あて先ステーションでは、通信チャンネルで受信された変調された搬送波から元の情報信号が複製される。このような複製は一般に、発信元ステーションにより使用された変調プロセスの逆のものを使用することによって行われる。
変調はまた、共通の通信チャンネルによる複数の信号の多元アクセス、すなわち、同時送信および、または受信を容易にする。多元アクセス通信システムには、共通の通信チャンネルへの連続的なアクセスではなく、比較的短い持続期間の断続的なサービスを必要とする複数の遠隔加入者ユニットが含まれることが多い。時分割多元アクセス(TDMA)、周波数分割多元アクセス(FDMA)および振幅変調多元アクセス(AM)のようないくつかの多元アクセス技術が技術的に知られている。別のタイプの多元アクセス技術は、以降IS−95規格と呼ばれる“TIA/EIA/IS-95 Mobile Station-Base Station Compatibility Standard for Dual-Mode Wide-Band Spread Spectrum Cellular System,”に従った符号分割多元アクセス(CDMA)スペクトラム拡散システムである。多元アクセス通信システムにおけるCDMA技術の使用は、米国特許第 4,901,307号明細書(“SPREAD SPECTRUM MULTIPLE-ACCESS COMMUNICATION SYSTEM USING SATELLITE OR TERRESTRIAL REPEATERS,”) および米国特許第 5,103,459号明細書(“SYSTEM AND METHOD FOR GENERATING WAVEFORMS IN A CDMA CELLULAR TELEPHONE SYSTEM,”)に開示されており、これらは共にその権利が本出願人に譲渡されている。
多元アクセス通信システムは無線または有線であることができ、音声および、またはデータを伝送することができる。音声およびデータの両方を伝送する通信システムの一例は、IS−95規格に従ったシステムであり、このシステムは通信チャンネルによる音声およびデータの送信を特定する。固定されたサイズのコードチャンネルフレームでデータを送信する方法は、その権利が本出願人に譲渡され米国特許第 5,504,773号明細書(“METHOD AND APPARATUS FOR THE FORMATTING OF DATA FOR TRANSMISSION,”)に詳細に記載されている。IS−95規格によると、データまたは音声は、14.4Kbpsの高いデータレートを有する20ミリ秒幅のコードチャンネルフレームに分割される。音声およびデータの両者を伝送する通信チャンネルの付加的な例には、文献番号3G TS25.211,3G TS25.212,3G TS25.23および3G TS25.214を含む文献集に盛り込まれた“3rd Generation Partnership Project”(3GPP)(CDMA規格)または“TR-45.5 Physical Layer Standard for cdma 2000 Spread Spectrum Systems”(IS−2000規格)に従った通信システムが含まれる。
多元アクセス通信システムにおいて、ユーザ間の通信は、1以上の基地局によって行われる。1つの加入者ステーション上の第1のユーザは、データを逆方向リンクで基地局に送信することによって別の加入者ステーション上の第2のユーザと通信する。基地局はデータを受信し、そのデータを別の基地局に送る。データは同じ基地局または別の基地局の順方向リンクで第2の加入者ステーションに送信される。順方向リンクとは、基地局から加入者ステーションへの送信を指し、逆方向リンクとは、加入者ステーションから基地局への送信を指している。同様に、通信は1つの移動加入者ステーション上の第1のユーザと陸線ステーション上の第2のユーザとの間で行われることができる。基地局はユーザから逆方向リンクでデータを受信し、そのデータを公衆交換電話網(PSTN)によって第2のユーザに送る。たとえば、IS−95、W−CDMA、IS−2000等の多くの通信システムにおいて、順方向リンクおよび逆方向リンクは別個の周波数を割当てられている。
データ専用の通信システムの一例は、以降IS−856規格と呼ばれるTIA/EIA/IS−856工業規格に従った高データレート(HDR)通信システムである。IS−856規格に従ったこのシステムは、本出願人にその権利が譲渡された本出願人の別出願第08/963,386号明細書(“METHOD AND APPARATUS FOR HIGH RATE PACKET DATA TRANSMISSION”,filed 11/3/1997)に開示されている通信システムに基づいている。IS−856規格に従った通信システムは、38.4kbpsから2.4Mbpsまでを範囲とする1組のデータレートを規定し、アクセスポイント(AP)はそのデータレートでデータを加入者ステーション(アクセス端末,AT)に送信することができる。APは基地局に類似しているため、セルおよびセクタに関する用語は音声システムに関するものと同じである。
音声サービスとデータサービスとの間の顕著な相違は、前者が厳しい固定した遅延要求を課すことである。典型的に、スピーチフレームの1方向遅延全体は100m秒未満でなければならない。反対に、データ遅延は、データ通信システムの効率を最適化するために使用される可変パラメータになることができる。とくに、音声サービスにより調整可能なものより著しく大きい遅延を必要とするさらに効率的なエラー補正コーディング技術が使用されることができる。データに対する効率的なコーディング方式の一例は、本出願人にその権利が譲渡された本出願人の別出願第08/743,688号明細書(“SOFT DECISION OUTPUT DECODER FOR DECODING CONVOLUTIONALLY ENCODED CODEWORDS”,1996年11月6日出願)に開示されている。
音声サービスとデータサービスとの間の別の顕著な相違は、前者が全てのユーザに対して固定された共通のグレードのサービス(GOS)を必要とすることである。典型的に、音声サービスを提供するデジタルシステムに関して、これは、全てのユーザに対する固定された等価な送信レート、およびスピーチフレームのエラーレートに対する許容可能な最大値と解釈できる。反対に、データサービスについては、GOSはユーザによって異なったものであることができ、データ通信システムの全体的な効率を増加させるように最適化されたパラメータであることができる。データ通信システムのGOSは典型的に、以降データパケットと呼ばれる予め定められたデータ量の転送において招いた全体の遅延として定義される。
音声サービスとデータサービスとの間のさらに別の大きい相違は、前者が信頼性の高い通信リンクを必要とすることである。第1の基地局と通信している移動局が関連したセルまたはセクタのエッジに移動したとき、その移動局は第2の基地局との同時通信を開始する。この同時通信はソフトハンドオフと呼ばれ、その移動局が2つの基地局から等価な情報を伝送する信号を受信したときに、第1の基地局との通信リンクを維持しながら第2の基地局との通信リンクを設定するプロセスである。移動局は、第1の基地局に関連したセルまたはセクタを最終的に離れて第1の基地局との通信リンクを遮断したとき、第2の基地局により設定された通信リンクで通信を続ける。ソフトハンドオフは“遮断前の接続形成”メカニズムであるため、このソフトハンドオフは呼がドロップされる確率を最小にする。ソフトハンドオフプロセス中に2以上の基地局によって移動局との通信を提供する方法およびシステムは、本出願人にその権利が譲渡された米国特許第 5,267,261号明細書(“MOBILE ASSISTED SOFT HAND-OFF IN A CDMA CELLULAR TELEPHONE SYSTEM”)に開示されている。ソフターハンドオフは、同じ基地局によってサービスされる多くのセクタに対して通信が行われるプロセスである。ソフターハンドオフのプロセスは、本出願人にその権利が譲渡された本出願人の別出願明細書である米国特許出願第 08/763,498号明細書(“METHOD AND APPARATUS FOR PERFORMING HAND-OFF BETWEEN SECTORS OF A COMMON BASE STATION”,1996年12月11日出願)に詳細に記載されている。したがって、音声サービスに対するソフトおよびソフターハンドオフの両者は結果的に、2以上の基地局からの冗長な送信を生じさせ、それによって信頼性を改善する。
この付加的な信頼性はデータ送信には必要とされない。これは、受信されたエラーのあるデータパケットは再送信されることができるためである。データサービスに対して、データ通信システムの品質および効率を測定するパラメータは、データパケットを転送するために必要とされる伝送遅延と、システムの平均スループットである。伝送遅延がデータ通信に与える影響は音声通信と同じではないが、伝送遅延はデータ通信システムの品質を測定するための重要な計量である。平均スループットレートは、通信システムのデータ送信能力の効率の尺度である。その結果、ソフトハンドオフをサポートするために使用された送信パワーおよびリソースは、付加的なデータの送信に対してさらに効率的に使用されることができる。スループットを最大にするために、送信しているセクタは、ATにより認識される順方向リンクのスループットを最大化する方法で選択されなければならない。
通信システムのスループットは、順方向リンクと逆方向リンクとの間の不均衡により悪影響を受ける可能性がある。したがって、このような不均衡を最小にするための方法および装置が技術的に必要とされている。
本発明の1つの特徴において、上述された必要性は、加入者ステーションのリストからセクタを除去するリクエストを加入者ステーションからセクタに送り、加入者ステーションからセクタへの逆方向リンク品質計量を決定し、前記決定された逆方向リンク品質計量が十分である場合には加入者ステーションのリスト内にセクタを保持することによって対処される。加入者ステーションは、セクタから加入者ステーションへの順方向リンク品質計量が不十分であることを加入者ステーションが決定した場合に加入者ステーションのリストからセクタを除去するリクエストを送る。
本発明の別の特徴において、上述された必要性は、予め定められたデータレートが復号されることのできる順方向リンク品質計量を決定し、順方向リンク品質計量しきい値を前記決定された順方向品質計量にしたがって設定し、そのセクタの順方向リンク品質計量が前記設定された順方向リンク品質計量しきい値より予め定められた時間インターバル期間中小さい場合には加入者ステーションのリストからのセクタの除去をリクエストすることによって対処される。
[定義]
“例示的”という単語はここでは、“一例、例証または実例として機能する”を意味するために排他的に使用される。この明細書には最良モードの実施形態が含まれているが、“例示的”として説明された実施形態は、必ずしも別の実施形態より好ましいあるいは有効であると解釈されるわけではない。
パケットという用語は、特定のフォーマットに構成されたデータ(ペイロード)および制御要素を含むビットのグループを意味するために使用されている。制御要素には、たとえば、プレアンブル、品質計量およびその他の当業者に知られているものが含まれる。品質計量には、たとえば、周期的冗長検査(CRC)、パリティビットおよびその他の当業者に知られているものが含まれる。
アクセスネットワークという用語は、ここでは、アクセスポイント(AP)の集まりおよび1以上のアクセスポイント制御装置を意味するために排他的に使用されている。アクセスネットワークは多くのアクセス端末(AT)の間においてデータを移送する。アクセスネットワークはさらにアクセスネットワークの外部の、企業イントラネットまたはインターネットのような付加的なネットワークに接続されることができ、各アクセス端末とこのような外部ネットワークとの間でデータパケットを移送することができる。
基地局という用語はこの明細書では、IS−856規格に従った通信システムの場合にはAPとも呼ばれ、加入者ステーションが通信するハードウェアを意味するために排他的に使用されている。セルは、この用語が使用される文脈に応じてハードウェアまたは地理的カバレージエリアを示す。セクタはセルの一部分である。セクタはセルの属性を有しているので、セルに関連して説明された教示はセクタに容易に拡張される。
この明細書においてIS−856規格に従った通信システムの場合にATと呼ばれる加入者ステーションという用語は、アクセスネットワークが通信するハードウェアを意味するために使用されている。ATは移動または固定のものであることができる。ATは、たとえば、光ファイバまたは同軸ケーブルを使用して無線チャンネルまたは有線チャンネルよって通信する任意のデータ装置であることができる。ATはさらに、PCカード、コンパクトフラッシュ、外部または内部モデム、あるいは無線または有線電話を含むいくつかのタイプの装置の任意のものであってもよいが、それに限定されない。APとの活動トラフィックチャンネル接続を設定している最中にあるATは、接続セットアップ状態であると言われる。APとの活動トラフィックチャンネル接続を設定したATは活動ATと呼ばれ、トラフィック状態であると言われる。
通信チャンネル/リンクという用語はここでは、変調特性およびコーディングに関して説明された信号が送信される単一の経路、あるいはAPまたはATのいずれのプロトコル層内の単一の経路を意味するために使用されている。
逆方向チャンネル/リンクという用語はここでは、ATがAPに信号を送信する通信チャンネル/リンクを意味するために使用されている。
順方向チャンネル/リンクという用語はここでは、APがATに信号を送信する通信チャンネル/リンクを意味するために使用されている。
ソフトハンドオフという用語はこの明細書において、加入者ステーションと2以上のセクタとの間の通信を意味するために使用されており、この場合各セクタは異なったセルに属している。IS−95規格に関しては、逆方向リンク通信は両セクタによって受信され、順方向リンク通信は2以上のセクタの順方向リンクによって同時に伝送される。IS−856規格に関しては、順方向リンクのデータ送信は2以上のセクタの1つとATとの間で非同時的に伝送される。
ソフターハンドオフという用語はこの明細書では、加入者ステーションと2以上のセクタとの間の通信を意味するために使用されており、この場合各セクタは同一のセルに属している。IS−95規格に関しては、逆方向リンク通信は両セクタによって受信され、順方向リンク通信は2以上のセクタの順方向リンクの1つで同時に伝送される。IS−856規格に関しては、順方向リンクのデータ送信は2以上のセクタの1つとATとの間で非同時的に伝送される。
再ポインティング(re−pointing)という用語はここにおいて、ATの活動リストのメンバーであるセクタの選択を意味するために使用されており、この場合そのセクタは現在選択されているセクタとは異なっている。
サービスしているセクタという用語はここにおいて、データ通信のために選択された特定のATであるセクタ、あるいはデータをその特定のATに送っているセクタを意味するために使用されている。
ソフト/ソフターハンドオフ遅延という用語はここにおいて、別のセクタへのハンドオフに後続して加入者ステーションが経験する最小のサービス中断を示すために使用されている。ソフト/ソフターハンドオフ遅延は、加入者ステーションが再ポインティングしているセクタ(現在加入者ステーションにサービスしていない)(サービスしていないセクタ)が現在サービスしているセクタと同じセルの一部であるか否かに基づいて決定される。サービスしていないセクタがサービスしているセクタと同じセルの一部である場合、およびサービスしていないセクタが、サービスしているセクタがその一部であるものとは異なったセルの一部である場合、ソフトハンドオフ遅延が使用される。
不均一のソフト/ソフターハンドオフ遅延という用語はここにおいて、ソフト/ソフターハンドオフ遅延が特有のセクタであり、それ故アクセスネットワークのセクタに対して均一でない可能性があることを示すために使用されている。
クレジットという用語はここにおいて、逆方向リンク品質計量、順方向リンクの品質計量、または順方向および逆方向の両リンクの複合的な品質計量を示すディメンションのない属性を意味するために使用されている。
消去という用語はこの明細書では、メッセージを認識できないことを意味するために使用されている。
目減り(outage)という用語はこの明細書において、加入者ステーションがサービスを受信する可能性が減少される時間インターバルを意味するために使用されている。
固定レートモードという用語はこの明細書において、特定のセクタが順方向トラフィックチャンネルを1つの特定のレートでATに送信することを意味するために使用されている。
[説明]
図1は、本発明の実施形態にしたがって再ポインティングを行うことのできる、たとえば、IS−856規格に従った通信システム等の通信システムの概念的な概略図を示している。AP100は順方向リンク106(1)でAT104にデータを送信し、逆方向リンク108(1)によってそのAT104からデータを受信する。同様に、AP102は順方向リンク106(2)によってAT104にデータを送信し、逆方向リンク108(2)によってAT104からデータを受信する。1実施形態によると、順方向リンクによるデータ送信は、順方向リンクおよび通信システムによってサポートされることのできる最大データレートまたはその付近のデータレートで1つのAPから1つのATに対して発生する。順方向リンク、たとえば、制御チャンネル等の別のチャンネルは、多数のAPから1つのATに送信されてもよい。逆方向リンクデータ通信は、1つのATから1以上のAPに対して発生することができる。AP100およびAP102は、制御装置110にバックホール112(1)および112(2)を介して接続されている。バックホールという用語は、制御装置とAPとの間の通信リンクを意味するために使用されている。図1には2つのATおよび1つのAPしか示されていないが、当業者は、これが単に教示的な目的のためであり、通信システムが複数のATおよびAPを含むことが可能であることを認識する。
最初に、AT104およびAPの1つである、たとえば、AP100は、予め定められたアクセス手順を使用して通信リンクを設定する。この接続された状態において、AT104はデータおよび制御メッセージをAP100から受信することができ、また、データおよび制御メッセージをAP100に送信することができる。AT104は、AT104の活動セットに追加されることのできる別のAPを連続的にサーチする。この活動セットは、AT104と通信することができるAPのリストを含んでいる。このようなAPが発見されたとき、AT104は、1実施形態によると信号対妨害および雑音比(SINR)を含むそのAPの順方向リンクの品質計量を計算する。1実施形態によると、AT104は別のAPをサーチし、APのSINRをパイロット信号にしたがって決定する。同時に、AT104は、AT104の活動セットの中の各APに対して順方向リンクの品質計量を計算する。特定のAPからの順方向リンクの品質計量が予め定められた時間の期間中、予め定められた追加しきい値より上であるか、あるいは予め定められた削除しきい値より下である場合、AT104はこの情報をAP100に報告する。AP100からの後続的なメッセージは、その特定のAPをAT104の活動セットに追加するか、あるいはそこから削除するようにAT104に指令する。
AT104は活動セットからサービスしているAPをパラメータのセットに基づいて選択する。このパラメータセットは、現在および前のSINR測定値、ビットエラーレートおよび、またはパケットエラーレート、ならびに当業者に知られている他のパラメータを含むことができる。1実施形態によると、その後、サービスしているAPは最大のSINR測定値にしたがって選択される。AT104は選択されたAPにデータリクエストメッセージ(DRCメッセージ)をデータリクエストチャンネル(DRCチャンネル)で送信する。このDRCメッセージは、リクエストデータレート、あるいはその代りに、たとえば、測定されたSINR、ビットエラーレートまたはパケットエラーレート等の、順方向リンクの品質の表示を含むことができる。1実施形態によると、AT104はウォルシュコードの使用による特定のAPへのDRCメッセージの送信を指令することができ、このウォルシュコードがその特定のAPを特有に識別する。DRCメッセージシンボルは、特有のウォルシュコードと排他的オア(XOR)を行う。XOR動作は、信号のウォルシュカバリングと呼ばれる。AT104の活動セット内の各APは特有のウォルシュコードによって識別されるため、正しいウォルシュコードを有するAT104により行われたものと同じXOR動作を行う選択されたAPだけがDRCメッセージを正しく復号することができる。
AT104に送信されるデータは、制御装置110に到達する。1実施形態によると、制御装置110はデータをバックホール112によってAT104の活動セット内の全てのAPに送る。別の実施形態においては、制御装置110は、最初にどのAPがAT104によってサービスしているAPとして選択されていたのかを決定し、その後、そのサービスしているAPにデータを送る。データはAPにおける待ち行例中に記憶される。その後、ページングメッセージが1以上のAPにより各制御チャンネルでAT104に送られる。AT104はページングメッセージを得るために1以上の制御チャンネルの信号を復調し、復号する。
APは、各時間スロットごとに、ページングメッセージを受取ったATの任意のものへのデータ送信をスケジュールすることができる。送信をスケジュールする例示的な方法は、本出願人にその権利が譲渡された米国特許第 6,229,795号明細書(“SYSTEM FOR ALLOCATING RESOURCES IN A COMMUNICATION SYSTEM”)に記載されている。APは、各ATからDRCメッセージで受取られたレート制御情報を使用して、順方向リンクデータを最高の可能なレートで効率的に送信する。1実施形態によると、APは、AT104から受取られたDRCメッセージの最も新しい値に基づいてデータをAT104に送信すべきデータレートを決定する。さらに、APは、その移動局に特有である拡散コードを使用することによってAT104への送信を特有に識別する。例示的な実施形態において、この拡散コードはIS−856規格により規定されている長い擬似雑音(PN)コードである。
データパケットが意図されたAT104は、データ送信を受信し、データパケットを復号する。1実施形態によると、各データパケットは、失われた送信または二重送信を検出するためにAT104により使用される、たとえばシーケンス番号等の、識別子と関連付けられている。このような場には、AT104は、見つからないデータユニットのシーケンス番号を逆方向リンクデータチャンネルにより通報する。その後、AT104と通信しているAPを介してデータメッセージをAT104から受取った制御装置110は、そのAPにどのデータユニットがAT104によって受信されなかったのかを示す。その後、APはこのようなデータユニットの再送信をスケジュールする。
可変レートモードで動作しているAT104とAP100との間の通信リンクが要求されている信頼度レベルより下に低下したとき、AT104は最初に、許容可能なレートのデータをサポートしている別のAPとの可変レートモードでの通信が可能か否かの決定を試みる。AT104がこのようなAP(たとえば、AP102)を確認した場合、そのAP102に対する、したがって異なった通信リンクに対する再ポインティングが行われ、AP102からの可変レートモードでのデータ送信が続行する。上述した通信リンクの低下は、たとえば、AT104がAP100のカバレージエリアからAP102のカバレージエリアに移動したこと、シャドーイング(shadowing)、フェーディング、および当業者に知られている他の理由によって発生させられる可能性が高い。その代り、AT104と別のAP(たとえば、AP102)との間の通信リンクが、現在使用されている通信リンクが利用可能になる高いスループットレートを達成することができるとき、そのAP102に対する、したがって異なった通信リンクに対する再ポインティングが行われ、AP102からの可変レートモードでのデータ送信が続行する。AT104は、可変レートモードで動作すると共に許容可能なデータレートをサポートすることのできるAPを検出できなかった場合、固定レートモードに移行する。
1実施形態によると、AT104は、全ての候補APとの通信リンクを可変レートデータモードおよび固定レートデータモードの両方について評価し、最高のスループットを生じさせるAPを選択する。
AT104は、そのセクタがもはやAT104の活動セットのメンバーでない場合、固定レートモードから切替えて可変レートモードに戻す。
例示的な実施形態において、上述した固定レートモードおよび固定モードとの間で移行するその関連した方法は、本出願人にその権利が譲渡された米国特許第 6,205,129号明細書(“METHOD AND APPARATUS FOR VARIABLE AND FIXED FORWARD LINK RATE CONTROL IN A MOBILE RADIO COMMUNICATION SYSTEM”)に詳細に開示されているものに類似している。別の固定レートモードと固定モードとの間で移行するその関連した方法もまた考慮されることができ、それは本発明の技術的範囲内である。
当業者は、APが1以上のセクタを含むことができることを認識する。上記において、APという用語は、通信システムの基本概念の明瞭な説明を可能にすると共に、たとえば、IS−856規格に従った通信システム等の、本発明の実施形態による再ポインティングを行うことのできる通信システムの概念的概略図を示すために一般的に使用された。しかしながら、当業者は、この説明された概念を、任意の数のセクタを含むAPに拡大することができる。したがって、セクタの概念はこの明細書の残りの部分を通して使用される。
[順方向リンク構造]
図2は、例示的な順方向リンク波形200を示している。波形200は教示的な理由から、IS−856規格に従った上述した通信システムの順方向リンク波形の後にモデル化されている。しかしながら、当業者は、この教示が異なった波形に適応可能であることを認識するであろう。したがって、たとえば、1実施形態によると、波形はパイロット信号バーストを含む必要はなく、パイロット信号は別のチャンネルで送信されることができ、それは連続的なものでもバーストであってもよい。順方向リンク200はフレームに関して定義されている。フレームは16の時間スロット202を含む構造であり、各スロットは、1.66m秒の時間スロット持続期間およびしたがって26.66m秒のフレーム持続期間に対応した2048チップ長である。各時間スロット202は2つの半分の時間スロット202aおよび202bに分割され、パイロットバースト204a、204bが各半分の時間スロット202aおよび202b内に送信される。例示的な実施形態において、各パイロットバースト204a、204bは96チップ長であり、その関連した半分の時間スロット202a、202bの中間地点をその中心とされている。パイロットバースト204a、204bは、インデックス0を有するウォルシュカバーによってカバーされたパイロットチャンネル信号を含んでいる。順方向中間アクセス制御チャンネル(MAC)206は、各半分の時間スロット202のパイロットバースト204の直前および直後に送信された2つのバーストを形成する。例示的な実施形態において、MACは、64のウォルシュコードによって直交するようにカバーされた64までのコードチャンネルから構成されている。各コードチャンネルは、1と64との間に値を有するMACインデックスによって識別され、特有の64のウォルシュカバーを識別する。5と63との間の利用可能なMACインデックスの1つは、各加入者ステーションに対する逆方向リンクパワー制御(PLPC)に対して使用される。逆方向リンクパワー制御は、逆方向パワー制御チャンネル(RPC)で変調される。MACインデックス4は、逆方向トラフィックチャンネル上のロードの制御を行う逆方向活動チャンネル(RA)に対して使用される。順方向リンクトラフィックチャンネルおよび制御チャンネルペイロードは、第1の半分の時間スロット202aの残りの部分208aおよび第2の半分の時間スロット202bの残りの部分208bで送られる。
説明されているように、RPCチャンネルはパワー制御コマンドを送るために使用され、このパワー制御コマンドはATからの逆方向リンク送信の送信パワーを制御するために使用される。各ATの送信パワーはこの通信システム内の別のATに対する妨害であるため、逆方向リンク上のパワー制御はクリティカル(critical)である。逆方向リンク上での妨害を最小化すると共に容量を最大化するために、各ATの送信パワーは2つのパワー制御ループによって制御される。1実施形態において、パワー制御ループは、本出願人にその権利が譲渡され、ここにおいて参考文献とされている米国特許第 5,056,109号明細書(“METHOD AND APPARATUS FOR CONTROLLING TRANSMISSION POWER IN A CDMA CELLULAR MOBILE TELEPHONE SYSTEM,”)に詳細に開示されているCDMAシステムのものと類似している。別のパワー制御メカニズムもまた考慮されることができ、それは本発明の技術的範囲内である。
第1の(開)パワー制御ループは、逆方向リンク品質計量が維持されるレベルを設定する。信号品質は、APにおいて受信された逆方向リンク信号のビット当りのエネルギ対雑音プラス妨害比Eb/loとして測定される。設定レベルは、Eb/lo設定点と呼ばれる。開パワー制御ループは、パスクト(pasked)エラーレート(PER)によって測定された所望のレベルの性能が維持されるように設定点を調節する。第2の(閉)パワー制御ループは、逆方向リンク信号品質が設定レベルで維持されるようにATの送信パワーを調節する。
ATに対する閉ループパワー制御は、ATの活動セット内の全てのAPによって行われる。閉ループ内において、逆方向リンク信号のEb/loは各APにおいて測定される。その後、各APは測定されたEb/loを設定点と比較する。測定されたEb/loが設定点より高い場合、各APはパワー制御メッセージをATに送信して送信パワーを減少させる。その代り、測定されたEb/loが設定点より下である場合、各APはパワー制御メッセージをATに送信して送信パワーを増加させる。1実施形態において、パワー制御メッセージはRPCチャンネルで送信された1パワー制御ビット(RPCビット)により構成されている。APは、測定されたEb/loが設定点より低い場合に“0”(“アップ”)RPCビットを送信し、測定されたEb/loが設定点より高い場合に“1”(“ダウン”)RPCビットを送信する。ATは、制御している全てのAPから受信されたRPCビットが“0”(“アップ”)である場合には、出力パワーを増加させることによってATの出力パワーを調節する。制御しているAPから受信された任意のRPCビットが“1”(“ダウン”)である場合、ATは出力パワーを減少させる。
[修正された設定管理による再ポインティング]
無線通信システム、たとえば、図1による無線通信システムにおいて、順方向リンクと逆方向リンクとの間で不均衡が発生する可能性がある。不均衡は、第1のセクタの順方向リンク品質計量がATにおいて測定された第2のセクタの順方向リンク品質計量より大きく、第1のセクタで測定されたそのATの逆方向リンクの品質計量が第2のセクタで測定された品質計量より低いときに発生する。低レベルの不均衡、たとえば、1dBより低い不均衡はほとんど常に通信システム内に存在していることが観察されている。このレベルの不均衡は、順方向リンクのリクエストされた/サービスされたレートおよび逆方向リンク上のDRC消去レートのいずれにもほとんど影響を与えないようである。ここで使用されているように、DRC消去レートという用語は、APにおいて消去されるDRCメッセージの割合を示す。結果的に、このような不均衡は、たとえば、動的通信システム環境内のDRCを再ポインティングすることに関連した目減り(outage)等のコストが、その結果発生する可能性のある順方向リンクセクタのスループットの小さいペナルティをはるかに超えるために許容される。
不均衡が増加するにしたがって、不良の逆方向リンク品質計量のために、良好な順方向リンク品質計量を有するセクタのDRC消去レートは高くなる。その結果、その良好な順方向リンク品質計量を有するセクタにおけるDRC消去レートは、順方向リンクのスループットを著しく低下させる程高くなる可能性があるため、ATがそのDRCを、良好な順方向リンク品質計量を有するセクタにポインティングする利点が減少する。極端な場合として、DRC消去レートが100%である場合、順方向リンク品質計量にかかわらず、ATはサービスされない。他方において、順方向リンクのスループットは、良好な逆方向リンク品質計量を有するセクタにATのDRCを再ポインティングすることでは改善されない可能性がある。これは、そのセクタの順方向リンク品質計量が減少するためである。
ATが達成する実際の順方向リンクのスループットはそのATへのデータ待ち行列と順方向リンクスケジューリング方法の関数であるため、順方向リンクスループットは演繹的に知られることができない。したがって、再ポインティング方法において、データ待ち行列が一杯であると共にスケジューリング方法によりサービスするATが選択されることを仮定して、最良のセクタの選択が試みられる。さらにこの再ポインティング方法においては、ATの観点から、不均衡は、それが順方向リンクでATのスループットを1レート低下させた場合にのみ問題であるとみなされている。たとえば、以下の考慮事項を伴なう静的チャンネルを検討する:
(i)セクタ1の順方向リンク品質計量FL1 SINRは、そのATにおいて測定されたセクタ2の順方向リンク品質計量FL2 SINRより3dB高い。それ故、順方向リンクSINRとデータのレートとの間の関係にしたがって、セクタ1の順方向リンクは614kBレートをサポートすることができ、セクタ2の順方向リンクは307kBレートをサポートすることができる;
(ii)逆方向リンクパイロットチャンネルSINR(Ecp/Nt)として表されるセクタ1において測定されたATの逆方向リンクの品質計量であるRL1 Ecp/Ntは、セクタ2で測定された品質計量RL2 Ecp/Ntより3dB低い。それ故、逆方向リンクパイロットチャンネルSINRとDRC消去レートとの間の関係にしたがって、RL1のDRC消去レートは0.8であり、RL2のDRC消去レートは0.1である。
結果的に、ATがDRCリクエストメッセージをセクタ1に送った場合は、そのATがサービスされるならば、それは高いスループットを受取るが、しかし、RL1の消去レートは0.8であるため、そのATがサービスされる可能性は20%以下である。ATがDRCリクエストメッセージをセクタ2に送った場合、そのATがサービスされるならば、それは高いスループットを受取るが、しかし、RL2の消去レートは0.1であるため、そのATがサービスされる可能性は90%以上である。したがって、セクタ1からのスループットは614kB*0.2=122.8kBであり、セクタ2からのスループットは307kB*0.9=276.3kBである。明らかに、ATはDRCリクエストメッセージをセクタ2に送ることにより得をする。
図1の通信システムにおいて、順方向リンク106(1)の品質計量は順方向リンク106(2)の品質計量より大きく、逆方向リンク108(1)の品質計量は順方向リンク108(2)の品質計量より小さく、上述のような深刻な不均衡を発生させることを仮定する。説明したように、ATはATの活動セットを管理するために予め定められた追加しきい値および予め定められた削除しきい値を使用する。1実施形態によると、順方向リンク106(2)のSINRが予め定められた時間期間以上の期間中予め定められた削除しきい値より低い状態である場合には、ATは、AP102におけるセクタがそのAT活動セットから除去されることをリクエストする。しかしながら、上述した例は、セクタを除去したことによりスループットが悪影響を受ける可能性があることを例証した。
したがって、設定管理方法がセクタにおいて実施される。1実施形態によると、あるセクタに対する順方向リンク品質計量が削除しきい値より低いことがATによって決定されたとき、そのATは、そのセクタをそのATの活動セットから除去することを求めるリクエストをルート更新メッセージによってアクセスネットワークに送る。この順方向リンクに関連した逆方向リンクの品質計量が十分であることがこのアクセスネットワークの設定管理方法により決定された場合、そのセクタに対する削除しきい値は、所望のデータレートが復号されることのできる最小しきい値にしたがって修正される。たとえば、1実施形態によると、38.4kbpsの最低データレートを復号する最小の順方向リンクSINRしきい値は−11.5dBに等しい。したがって、38.4kbpsのデータレートの受信が行われた場合は、修正された削除しきい値は−12dBに設定される。
別の実施形態において、ルート更新メッセージに応答したATの活動セットの変更は、APが判断する。したがって、あるセクタに対する順方向品質計量が削除しきい値より低いことがATにより決定されたとき、ATは、そのセクタをそのATの活動セットから除去することを求めるリクエストをルート更新メッセージによってアクセスネットワークに送る。スループットを保存するために、アクセスネットワークの設定管理方法は、AP102におけるそのセクタの順方向リンクに関連した逆方向リンクが十分な品質計量を有していることを決定し、そのリクエストを拒否することができる。しきい値を低下させることによって、AP102は、そのAPを活動セットから除去することを求めるATのリクエストを暗黙のうちに拒否する。APの設定管理方法はATリクエストの情報を保存する。したがって、関連した逆方向リンクのSINRが低下した場合、そのAPの設定管理方法は、ATにおける活動セットへの別の潜在的な変更を検出したときに別のルート更新メッセージが送られるATからの別のルート更新メッセージの前であっても、後の時点で活動セットから特定のパイロット信号を削除することができる。
設定管理方法の説明されている実施形態によると、アクセスネットワークはあるセクタに対する削除しきい値の修正を判断する。その代り、アクセスネットワークは、ATの活動セット中のセクタの保存を判断する。もっとも、そのセクタの順方向リンク品質計量は低い。両アクションは、深刻な不均衡を生じさせることによって逆方向リンクのパワー制御に悪影響を与える。図1に戻ると、AP100におけるセクタは低い品質計量を有する逆方向リンク108(1)を経験しているので、したがって、セクタは“アップ”RPCビットを送る。他方において、AP102におけるセクタは良好な品質計量を有する逆方向リンク108(2)を経験しているので、したがって、セクタは、逆方向リンクの品質計量を平均的に維持する“アップ”および“ダウン”コマンドを送る。説明したように、全てのRPCビットの1つがダウンした場合に、ATは逆方向リンクの送信パワーを減少させるため、AT104の逆方向リンクの送信パワーは順方向リンクの品質計量のさらに低いAP100のセクタによって実効的に制御される。
あるセクタによってパワー制御されるATに対して意図されたRPCビットに必要とされるパワーは、各ATにおいて測定されたそのセクタの順方向リンクの品質計量にしたがって異なる。良好な品質計量を有する順方向リンクを受信したATに必要なパワーは、低い品質計量を有する順方向リンクを受信したATに必要なものより少ない。DRC情報を使用して、異なったATに対してそのATの順方向リンク品質計量に比例してパワーを割当てる割当てアルゴリズムは、本出願人にその権利が譲渡されている本出願人の別出願第09/669,950号明細書(“METHOD AND APPARATUS FOR ALLOCATION OF POWER TO BASE STATION CHANNELS”,2000年9月25日出願)に詳細に開示されている。全ての中間アクセス制御チャンネルのパワーの和は有限であるため、セクタの順方向リンクの低い計量品質を経験したATに対してRPCビットのために割当てられるパワーは、信頼性の高い逆方向リンクパワー制御に対して不十分である可能性が高い。
その結果、ATの活動リスト中に保存されているセクタが、そのATに対するRPCビットに割当てるのに十分なパワーを有しない場合、逆方向リンクパワー制御は悪影響を受ける可能性がある。したがって、1実施形態において、アクセスネットワークがATの活動セットからのセクタの除去を求めるリクエストを受取ったとき、パワー制御に影響を与える不均衡が存在するか否かがアクセスネットワークにより決定される。さらに、リクエストを拒否することによりスループットが増加する可能性があることがアクセスネットワークにより決定された場合、そのアクセスネットワークは、本発明の1実施形態にしたがってATをパワー制御する。設定管理方法は、ATのリストからのセクタの除去を求めるリクエストによってトリガーされるものとして説明されているが、これは単に教示的な目的のためであったことが当業者により認識される。たとえば、アクセスネットワークは、スループットおよびスループットに対する不均衡の影響を監視して、セクタの除去を求めるリクエストが発生する前に、アクションをとることができる。
図1を再び参照とすると、AT104の逆方向リンクの送信パワーが低い順方向リンク品質計量を有するAP100におけるセクタによって実効的に制御されることが説明された。説明したように、AT104の逆方向リンクの送信パワーを制御するRPCビットが有しているパワーは不十分であり、したがって結果的に誤った逆方向リンクの送信パワー制御を生じせ、それ故容量を減少させる。結果的に、1実施形態において、アクセスネットワークは、逆方向リンク108(1)のDRCを無視するようにAP100におけるセクタに指令し、逆方向リンク108(2)により決定されたRPCビットをAP100におけるセクタに提供する。
3以上のセクタへの拡張によりさらに多くの変形が得られることが当業者により理解される。たとえば、最高の順方向リンク品質計量を有するセクタだけが最高の品質計量を有する逆方向リンクからパワー制御コマンドを提供されることができる。別の例においては、最高の順方向リンク品質計量を有する2つのセクタは、最高の品質計量を有する逆方向リンクからパワー制御コマンドを提供されることができる。これら全ての変形は、本発明の技術的範囲内であると考えられる。
1実施形態において、不均衡は、ATを制御するパワー、順方向リンクの品質計量および逆方向リンクの品質計量を各フレームおよび各セクタ対に対して評価することによって決定される。不均衡は、以下の不等式がm個のフレーム中のn個のフレームに対して満足された場合に宣言される。
FLQM Sector(i)>FLQM Sector(j)+ΔQMFL (1)
RLQM Sector(i)<RLQM Sector(j)+ΔQMRL (2)
ここで、
FLQM Sector(i)はi番目のセクタの順方向リンク品質計量であり、
RLQM Sector(i)はi番目のセクタの逆方向リンク品質計量であり、
ΔQMFLは予め定められた値の順方向リンク品質計量であり、
ΔQMRLは予め定められた値の逆方向リンク品質計量である。
当業者は、“n”および“m”の選択が通信システムに依存することを認識する。さらに、不均衡を決定する別の方法が同様に適応可能であり、本発明の技術的範囲を逸脱することなく使用されることができる。
当業者は、リンク不均衡の影響および予め定められた削除しきい値の調節方法が単に教示的な目的で図1の通信システムに関して記載されたものであることを認識するであろう。リンク不均衡の影響は、通信システムがデータサービス用であるか、音声サービス用であるか、あるいは両サービス用であるかにかかわらず、ソフトハンドオフを使用する全ての通信システムに影響を及ぼす。その結果、活動セットの管理と等価なセクタの管理が通信システムによって使用される限り、上記に開示されている方法が使用されることができる。結果的に、このような通信システムは、IS−95規格、W−CDMA規格およびIS−2000規格に従ったシステムを含むが、しかしそれに制限されない。
当業者は、種々の実施形態がフローチャートおよび方法に関して記載されているが、このようなものは単に教示的目的のためになされたものであることを認識するであろう。この方法は、1実施形態では送信機、受信機、ならびにATおよび、またはAPの任意の他の適切なブロックとインターフェースされているプロセッサを含む装置によって行われることができる。
当業者は、種々の異なったテクノロジーおよび技術の任意のものを使用して情報および信号が表されることができることを理解するであろう。たとえば、上記の説明において参照とされることのできるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボルおよびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界または粒子、光学フィールドまたは粒子、あるいはその任意の組合せによって表されることができる。
当業者はさらに、この明細書に開示されている実施形態に関連して記載された種々の例示的な論理ブロック、モジュール、回路およびアルゴリズムステップが電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、あるいは両者の組合せとして構成されることができることを認識するであろう。ハードウェアおよびソフトウェアのこの交換可能性を明瞭に例示するために、上記において種々の例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路およびステップがそれらの機能に関して一般的に説明されている。このような機能がハードウェアとして構成されるか、あるいはソフトウェアとして構成されるかは、特定の用途およびシステム全体に課される設計制約に依存する。当業者は説明されている機能を特定の用途のそれぞれに対して異なった方法で構成することができるが、しかし、このような構成決定は本発明の技術的範囲から逸脱させるものとして解釈されてはならない。
この明細書に開示されている実施形態に関連して記載された種々の例示的な論理ブロック、モジュールおよび回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラム可能なゲートアレイ(FPGA)または別のプログラム可能な論理装置、ディスクリートなゲートまたはトランジスタ論理装置、ディスクリートなハードウェアコンポーネント、あるいはここに記載されている機能を行うように設計されたその組合せにより構成され、あるいは行われることができる。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいが、その代りに、プロセッサは任意の通常のプロセッサ、制御装置、マイクロ制御装置または状態マシンであることができる。プロセッサはまた、たとえば、DSPとマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと共同する1以上のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のこのような構造の組合せ等の、計算装置の組合せとして構成されてもよい。
この明細書に開示されている実施形態に関連して記載された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、あるいはその2つの組合せで直接実施されてもよい。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、取外し可能ディスク、CD−ROM、あるいは技術的に知られている任意の他の形態の記憶媒体中に位置することができる。例示的な記憶媒体は、プロセッサがその記憶媒体から情報を読出すと共に、そこに情報を書込むことができるようにそのプロセッサに接続される。別の実施形態では、記憶媒体はプロセッサ中に統合されることができる。プロセッサおよび記憶媒体はあるASIC内に位置することができる。ASICはユーザ端末内に存在していてもよい。別の実施形態において、プロセッサおよび記憶媒体はディスクリートなコンポーネントとしてユーザ端末内に存在することができる。
開示された実施形態の上記の説明は、当業者が本発明を形成し、あるいは使用することを可能にするために与えられている。これらの実施形態に対する種々の修正は当業者に容易に明らかになり、ここに定められている一般原理は本発明の技術的範囲を逸脱することなく別の実施形態に適応されることができる。したがって、本発明はここに示されている実施形態に制限されるものではなく、ここに開示されている原理および新しい特徴に一致した広い技術的範囲を与えられている。
この特許出願明細書の開示の一部は、著作権保護下にある試料を含んでいる。この特許文献または特許開示は特許庁の特許出願ファイルおよび記録に示されているので、その著作権所有者には誰がそれをファクシミリ再生しても異議はないが、しかし、その他全ての著作権を所有している。
本発明の実施形態にしたがって再ポインティングを行うことのできる、たとえば、IS−856規格に従った通信システム等の通信システムの概念的な概略図。 例示的な順方向リンク波形を示す概略図。

Claims (33)

  1. 加入者ステーションのリストからセクタを除去するリクエストを受取り、
    加入者ステーションからの逆方向リンク品質計量をそのセクタで決定し、
    前記決定された逆方向リンク品質計量が十分である場合、加入者ステーションのリスト内にセクタを保持するステップを含んでいる通信システムにおける加入者ステーションと通信することのできるセクタのリストを管理する方法。
  2. 前記決定された逆方向リンク品質計量が十分である場合に加入者ステーションのリスト内にセクタを保持する前記ステップは、
    加入者ステーションのリストからセクタを除去する前記受取られたリクエストを拒否するステップを含んでいる請求項1記載の方法。
  3. 前記決定された逆方向リンク品質計量が十分である場合に加入者ステーションのリスト内にセクタを保持する前記ステップは、
    データのレートが復号されることのできる順方向リンク品質計量を決定し、
    そのセクタに対する順方向リンク品質計量しきい値を前記決定された順方向品質計量にしたがって設定するステップを含んでいる請求項1記載の方法。
  4. データのレートが復号されることのできる順方向リンク品質計量を決定する前記ステップは、
    最小のデータレートが復号されることのできる順方向リンク品質計量を決定するステップを含んでいる請求項1記載の方法。
  5. さらに、前記決定された逆方向リンク品質計量が不十分である場合に、加入者ステーションリストからセクタを除去するステップを含んでいる請求項1記載の方法。
  6. さらに、セクタが加入者ステーションのリスト内に保持されているときに不均衡が存在しているか否かを決定し、
    不均衡が存在する場合、最高の逆方向リンク品質計量にしたがって決定されたパワー制御コマンドを少なくとも最高の順方向リンク品質計量を有するそのセクタから送信するステップを含んでいる請求項1記載の方法。
  7. 不均衡が存在するか否かを決定する前記ステップは、
    加入者ステーションの逆方向リンク品質計量をそのリストに属する各セクタで測定し、
    リストに属している各セクタにおいてそのセクタによって加入者ステーションに送信された順方向リンクの品質計量を決定し、
    複数のセクタの1つの順方向リンク品質計量がその複数のセクタの残りのものの順方向リンク品質より第1のしきい値だけ大きい場合、および
    複数のセクタのその1つにおける前記測定された逆方向リンク品質計量がその複数のセクタの残りのものにおける前記測定された逆方向リンク品質より第2のしきい値だけ小さい場合に不均衡であることを宣言するステップを含んでいる請求項6記載の方法。
  8. 通信システムには、IS−856規格にしたがった通信システムが含まれている請求項1記載の方法。
  9. 通信システムには、IS−95規格にしたがった通信システムが含まれている請求項1記載の方法。
  10. 通信システムには、wCDMA規格にしたがった通信システムが含まれている請求項1記載の方法。
  11. 通信システムには、IS−2000規格にしたがった通信システムが含まれている請求項1記載の方法。
  12. 通信システムには、JSTD−008規格にしたがった通信システムが含まれている請求項1記載の方法。
  13. 順方向リンク品質計量をセクタから決定し、
    前記決定された順方向リンク品質計量が不十分である場合には加入者ステーションリストからセクタを除去するリクエストを加入者ステーションから通報するステップをさらに含んでいる請求項1記載の方法。
  14. 加入者ステーションのリストからセクタを除去するリクエストを受取るように構成された受信機と、
    前記受信機と通信するように接続されたプロセッサと、
    前記プロセッサと通信するように接続され、プロセッサにより実行可能な命令セットを含んでいる記憶媒体とを備えており、
    前記命令セットは、
    逆方向リンク品質計量を決定し、
    前記決定された逆方向リンク品質計量が十分である場合に加入者ステーションリスト内にセクタを保持する命令を含んでいる通信システム中で加入者ステーションと通信することのできるセクタのリストを管理する装置。
  15. 前記決定された逆方向リンク品質計量が十分である場合に加入者ステーションリスト内にセクタを保持するための、プロセッサにより実行可能な前記命令セットは、
    加入者ステーションのリストからセクタを除去する前記受取られたリクエストを拒否する命令のセットを含んでいる請求項13記載の装置。
  16. 前記決定された逆方向リンク品質計量が十分である場合に加入者ステーションリスト内にセクタを保持するための、プロセッサにより実行可能な前記命令セットは、
    データのレートが復号されることのできるセクタに対する順方向リンク品質計量を決定し、
    前記決定された順方向リンク品質計量にしたがって順方向リンク品質計量しきい値を設定する命令を含んでいる請求項13記載の装置。
  17. さらに、順方向リンク品質計量を測定するように構成された第2の受信機と、
    前記第2の受信機と通信するように接続され、前記決定された順方向リンク品質計量が不十分である場合にセクタを加入者ステーションのリストから除去するリクエストを加入者ステーションからそのセクタに送るように構成された第2の送信機とを備えている請求項13記載の装置。
  18. さらに、前記決定された逆方向リンク品質計量が不十分である場合に加入者ステーションのリストからセクタを除去することを含む請求項13記載の装置。
  19. プロセッサによって実行可能な前記命令のセットは、
    セクタが加入者ステーションのリスト内に保持されているときに不均衡が存在しているか否かを決定し、不均衡が存在する場合には、
    最高の逆方向リンク品質計量にしたがって決定されたパワー制御コマンドを少なくとも最高の順方向リンク品質計量を有するそのセクタに提供する命令を含んでいる請求項14記載の装置。
  20. 不均衡が存在しているか否かを決定するプロセッサにより実行可能な前記命令のセットは、
    加入者ステーションの逆方向リンク品質計量をリストに属している各セクタで決定し、
    リストに属している各セクタにおいてそのセクタによって加入者ステーションに送信された順方向リンクの品質計量を決定し、
    複数のセクタの1つの順方向リンク品質計量がその複数のセクタの残りのものの順方向リンク品質より第1のしきい値だけ大きい場合、および
    複数のセクタのその1つにおける前記測定された逆方向リンク品質計量がその複数のセクタの残りのものにおける前記測定された逆方向リンク品質より第2のしきい値だけ小さい場合に不均衡を宣言する命令を含んでいる請求項6記載の装置。
  21. 通信システムには、IS−856規格にしたがった通信システムが含まれている請求項1記載の装置。
  22. 通信システムには、IS−95規格にしたがった通信システムが含まれている請求項1記載の装置。
  23. 通信システムには、wCDMA規格にしたがった通信システムが含まれている請求項1記載の装置。
  24. 通信システムには、IS−2000規格にしたがった通信システムが含まれている請求項1記載の装置。
  25. 通信システムには、JSTD−008規格にしたがった通信システムが含まれている請求項1記載の装置。
  26. 加入者ステーションのリストに属している複数のセクタにおいてその加入者ステーションの逆方向リンク品質計量を測定し、
    各セクタにおいてそのセクタによって加入者ステーションに送信された順方向リンクの品質計量を決定し、
    前記測定された逆方向リンク品質計量および前記決定された順方向リンクの品質計量にしたがって不均衡を決定し、
    不均衡が存在している場合に高い逆方向リンク品質計量にしたがって決定されたパワー制御コマンドを高い順方向リンク品質計量を有するセクタから送信するステップを含んでいる加入者ステーションのパワー制御方法。
  27. 前記測定された逆方向リンク品質計量および前記決定された順方向リンクの品質計量にしたがって不均衡を決定する前記ステップは、
    複数のセクタの1つの順方向リンク品質計量がその複数のセクタの残りのものの順方向リンク品質より第1のしきい値だけ大きい場合、および
    複数のセクタのその1つにおける前記測定された逆方向リンク品質計量がその複数のセクタの残りのものにおける前記測定された逆方向リンク品質より第2のしきい値だけ小さい場合に不均衡を宣言するステップを含んでいる請求項24記載の方法。
  28. 不均衡が存在する場合に最高の逆方向リンク品質計量にしたがって決定されたパワー制御コマンドを最高の順方向リンク品質計量を有するセクタから送信するステップは、
    不均衡が予め定められた時間中に存在する場合に最高の逆方向リンク品質計量にしたがって決定されたパワー制御コマンドを最高の順方向リンク品質計量を有するセクタから送信するステップを含んでいる請求項24記載の方法。
  29. 加入者ステーションのリストに属している複数のセクタにおいてその加入者ステーションの逆方向リンク品質計量を測定する前記ステップは、
    加入者ステーションのリストに属する2つのセクタにおいて加入者ステーションの逆方向リンク品質計量を測定するステップを含んでいる請求項24記載の方法。
  30. 受信機と通信するように接続されたプロセッサと、
    前記プロセッサと通信するように接続され、プロセッサにより実行可能な命令セットを含んでいる記憶媒体とを備えており、
    前記命令セットは、
    リストに属している各セクタにおいて加入者ステーションの逆方向リンク品質計量を決定し、
    リストに属している各セクタにおいてそのセクタによって加入者ステーションに送信された順方向リンクの品質計量を決定し、
    前記測定された逆方向リンク品質計量および前記決定された順方向リンクの品質計量にしたがって不均衡を決定し、
    最高の逆方向リンク品質計量にしたがって決定されたパワー制御コマンドを少なくとも最高の順方向リンク品質計量を有するセクタに提供する、加入者ステーションをパワー制御する装置。
  31. 前記測定された逆方向リンク品質計量および前記決定された順方向リンクの品質計量にしたがって不均衡を決定するための、プロセッサにより実行可能な前記命令セットは、
    複数のセクタの1つの順方向リンク品質計量がその複数のセクタの残りのものの順方向リンク品質より第1のしきい値だけ大きい場合、および
    複数のセクタのその1つにおける前記測定された逆方向リンク品質計量がその複数のセクタの残りのものにおける前記測定された逆方向リンク品質より第2のしきい値だけ小さい場合に不均衡を宣言する命令を含んでいる請求項29記載の装置。
  32. 最高の逆方向リンク品質計量にしたがって決定されたパワー制御コマンドを少なくとも最高の順方向リンク品質計量を有するセクタに提供するための、プロセッサにより実行可能な前記命令セットは、
    不均衡が予め定められた時間中に存在する場合に最高の逆方向リンク品質計量にしたがって決定されたパワー制御コマンドを少なくとも最高の順方向リンク品質計量を有するセクタに提供する命令を含んでいる請求項29記載の装置。
  33. 前記リストは2つのセクタから構成されている請求項24記載の装置。
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