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JP2005514405A - カリウムフルオロイオノフォア - Google Patents

カリウムフルオロイオノフォア Download PDF

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JP2005514405A
JP2005514405A JP2003556785A JP2003556785A JP2005514405A JP 2005514405 A JP2005514405 A JP 2005514405A JP 2003556785 A JP2003556785 A JP 2003556785A JP 2003556785 A JP2003556785 A JP 2003556785A JP 2005514405 A JP2005514405 A JP 2005514405A
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JP2003556785A
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ベンコ,ジョン・エス
マクギムセイ,ダブリュー・グラント
ニーナバー,ヒューバート
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Worcester Polytechnic Institute
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Worcester Polytechnic Institute
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Abstract

カリウムイオンの蛍光検出のためのフルオロイオノフォア。

Description

本発明は一般に、イオン選択性化合物によるイオンの検出に関する。より具体的には、本発明は、カリウムイオンの検出に関する。
発明の背景
分析化学においては、飲料水から生物学的流体、たとえば全血、血漿、血清及び尿に至るまでの流体中の特定のイオン性物質の濃度を計測するために、イオン選択性電極が広く使用されている。イオン選択性電極を使用して計測されてきた典型的なイオンは、ナトリウム、カルシウム、ヨウ化物、マグネシウム、カリウム、塩化物及びリチウムを含む。
もっとも広く使用されているカリウム選択性膜電極では、イオノフォアとしてバリノマイシンが使用されている。
Figure 2005514405
この抗生物質バリノマイシンは、おそらくは、カリウムイオンのための現存するもっともよく知られる中性担体である。バリノマイシンの存在は、有機膜が、試料中のカリウム活性に非常に依存する電圧(EMF)を示すことを可能にする。
しかし、カリウムイオンの蛍光検出に適したイオノフォアが当該技術で要望されている。
発明の概要
本発明は、フルオロフォアとクラウン−5カリックス〔4〕アレーンイオノフォアとの共有結合に基づくフルオロイオノフォアを提供する。化合物(1)は、以下の一般構造を有する。
Figure 2005514405
式中、(a)Rは、独立して又は組み合わさって、水素、飽和又は不飽和のアルキルもしくはアリール基、エーテル、カルボン酸もしくはエステル基又は窒素又は硫黄を含有するアルキルもしくはアリール基であり、(b)Wは、−O(CH22O(CH22−であり、(c)Xは、窒素、置換又は非置換の、ヘテロ原子、たとえば窒素、硫黄、酸素を有するか有しないアリール又は飽和及び不飽和のアルキルであり、(d)Yは、独立して又は組み合わさって、飽和又は不飽和のアルキルもしくはアリール、エーテル、窒素又は硫黄含有カルボキシルであり、(e)Zは、化合物中のZの存在が、負の熱中性又はわずかに正の自由エネルギー値をその化合物のRehm-Weller等式から得ることを可能にするような、非置換であるか置換されているアリール基(フルオロフォア)である。
ある特定の実施態様では、分子は、以下の構造(2)を有している。
Figure 2005514405
式中、(a)Rは、プロピルであり、(b)Wは、−O(CH22O(CH22−であり、(c)Xは、窒素であり、(d)Yは、−CH2−であり、(e)Z、すなわちフルオロフォアは、アントラセンである。
本発明はまた、本発明のフルオロイオノフォアを合成する方法を提供する。本発明はさらに、本発明のフルオロイオノフォアを含有するオプトードを提供する。
発明の詳細な説明
本発明の化合物は、3種の成分、すなわち(a)フルオロフォア又は他のクロモフォア、(b)ホスト−ゲストサイト(イオノフォア)及び(c)スペーサモジュールを含む。カリウムイオンとイオノフォアとの相互作用が、フルオロフォアの蛍光強さ(量子収率)を変化させる内部電子移動を緩和する。蛍光(吸光度に対して)の使用が、同じシグナル・ノイズ比を維持しながらもセンササイズを劇的に減らすための手段を提供する。
イオノフォアに関して、エーテルクラウン−5及びアザクラウン−5カリックス〔4〕アレーンが、溶液中のカリウムイオンの選択的錯化及び測定のための優れたイオノフォアであると知られている。このようなイオノフォアの例は、Casnati A et al., "1,3-Alternate Calix[4]arenecrown-5 Conformers: New Synthetic Ionophores with Better K+/Na+ Selectivity than Valimycin", Chem. Eur. J. 2: 436-445 (1996)によって報告されている。
アザクラウンカリックスアレーンを使用することにより、フルオロフォア(又は他のクロモフォア)のための好都合な結合サイトが第二級アミンを介して利用可能である。共有結合は、当業者に周知であるいくつかの方法のいずれかによって達成することができる。
しかし、他の構造を有するイオノフォアを本発明のフルオロイオノフォアの一部として使用することもできる。構造
Figure 2005514405
を有する化合物の場合、Rは、独立して又は組み合わさって、水素又はアルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、エーテル、アシル、カルボン酸、カルボン酸エステル、非置換のアリール、置換アリール、アリールオキシ、ヘテロアリールもしくはヘテロアリールオキシ基(ヘテロ原子は窒素及び硫黄から選択される)であることができる。Xは、独立して又は組み合わさって、窒素又は飽和アルキル、不飽和アルキル、非置換のアリールもしくは置換アリール基(アリール基は、窒素、硫黄及び酸素からなる群より選択されるヘテロ原子を含有してもよい)であることができる。Yは、独立して又は組み合わさって、飽和アルキル、不飽和アルキル、非置換のアリールもしくは置換アリール基又はエーテル、カルボン酸もしくはカルボン酸エステル基又は第二級アミン又は硫黄原子であることができる。他の適切な基及び本明細書に記載する基のさらなる説明は、当業者が有機化学の教本(たとえば、Bruice PY, Organic Chemistry, Third Edition (Prentice-Hall, 2001)又はWade LW, Organic Chemistry, Fourth Edition, (Prentice-Hall, 1999))を参照することによって決定することができる。
適切なフルオロフォア又はクロモフォアは、必要な用途を満たすいかなるフルオロフォア又はクロモフォアであってもよい。特に良好なフルオロフォアは、負の熱中性又はわずかに正の自由エネルギー値をRehm-Weller等式(Rehm D & Weller A, Isr. J. Chem 8: 259-271 (1970))から得ることを可能にするものである。
ΔG°=EOX°(供与体)−Ered°(受容体)−E0,0+C
式中、EOX°(供与体)は、供与体基(すなわち窒素)の酸化電位であり、Ered°(受容体)は、受容体基(すなわちフルオロフォア)の還元電位であり、E0,0は、フルオロフォアの一重項状態エネルギーであり、Cは、水溶液中では無視することができる、分離したイオンのエネルギーに関するクーロン項である(Weller AZ, Phys. Chem. Neu. Folg. 133: 93 (1982))。
許容しうる「わずかに正の自由エネルギー値」は、0〜10kcal/molの範囲であることができる。好ましい自由エネルギー値は、当業者が、選択される電子供与体/フルオロフォア対及び温度に依存して決定することができる。
フルオロフォアは、商業的な供給元、たとえばMolecular Probe社(米オレゴン州Eugene)又はAmersham Pharmacia Biotech(英イングランドBuckinghamshire)から得ることができる。
本発明のフルオロイオノフォアにおけるシグナル変換は、当業者には周知である光誘発電子移動(PET)機構によって変調される。具体的には、アザ−クラウン−5カリックス〔4〕アレーン結合サイト内でのイオン錯化が、励起されたフルオロフォアへの電子移動を抑制し、それにより、蛍光強さを増大させる。蛍光の増大は、計測されるイオン濃度又は活性に対して線形に相関することができる。この主題に関する広範な解説が、de Silva A et al., "Signaling Recognition Events with Fluorescent Sensors and Switches", Chem. Rev. 97: 1515-1556 (1997)によって与えられている。
本発明の化合物とは異なるフルオロイオノフォアが、Ji H et al., "Optical Sensing of Cesium Using 1,3-Aternate Calix[4]-mono- and Di(anthrylmethyl)aza-crown-6", Photochem. Photobio. 70: 882-886 (1999)によって記載されており、このフルオロイオノフォアは、本発明のフルオロイオノフォアと同じシグナル変換原理で作用するが、カリウムではなくセシウムの検出に適したはるかに大きなアザ−クラウンキャビティを使用する。加えて、本発明の化合物は、有利にも、より合成しやすいよう、より少ないフルオロフォア結合サイトしか使用しない。
本発明の化合物とは異なるもう一つのフルオロイオノフォアが、Kim JS et al., "Synthesis and Metal Ion Complexation Studies of Proton-Ionizable Calix[4]azacrown Ethers in the 1,3-Alternate Conformation", J. Org. Chem. 65: 2386-2392 (2000)によって記載されており、このフルオロイオノフォアは、本発明のイオノフォアと類似したアザ−クラウンカリックス〔4〕アレーンイオノフォア構造を使用するが、プロトン電離性クロモフォアに共有結合している。そのため、シグナル変換は、蛍光に比較して感度が低い吸収技術によってモニタされる。そのうえ、分子はpH感受性であり、したがって、その使用を、プロトン濃度が制御される試料に限定する。対照的に、本発明の化合物におけるシグナル変換は、有利にも、ある範囲のプロトン濃度で蛍光によって計測することができる。
本発明の化合物は、細胞基質カリウムイオン活性又は流体試料、たとえば生物学的試料中のカリウムのレベルを計測するために直接使用することができる。「生物学的試料」とは、分析の前に化学的又は物理的に処理、希釈又は濃縮されたものを含め、生物学的起源の流体をいう。生物学的試料の例は、血清、尿、血漿、全血、脳脊髄液、羊水、唾液及び涙液を含む。
本発明のフルオロイオノフォアはまた、当業者に公知の方法を使用して、有機体の細胞に導入することができる(Handbook of Fluorescent Probes and Research Products, Eighth Edition (Molecular Probes, Eugene Oregon, 2001)を参照)。カリウム依存性発光は、たとえばエピ蛍光/位相差顕微鏡、マイクロ光度計アセンブリ及び画像処理コンピュータを含む市販の細胞内画像形成装置(たとえばImage Solutions製、英国Wigan, Standish)によって計測することができる。
本発明はまた、本発明のフルオロイオノフォア及びそのイオノフォアが中に位置する透明な支持材を含む、「オプトード」又は「オプトロード」と呼ばれるカリウムセンサを提供する(たとえば、比較のため、Buhlmann P et al., Chem Rev. 98: 1593-1687 (1998)を参照)。本発明の目的には、材料は、フルオロイオノフォアを励起する光の波長及びフルオロイオノフォアから発される光の波長を実質的に透過させるならば、「透明」である(励起波長及び発光波長は、実際の計測に当てはまる波長である)。たとえば、フルオロイオノフォアからの発光は、当業者には周知である技術である蛍光分光測定によって計測することができる。蛍光分光光度計は、たとえばPerkin Elmer(米CN、Shelton)から市販されている。フルオロイオノフォアの励起及び発光スペクトルは、当業者が、当該フルオロフォア及び類似したフルオロフォアの公表されている励起及び発光スペクトルに基づいて推定することができる。
適切な条件の下、本発明のオプトードの使用は、有利にも、カリウムイオン活性の連続計測をその場でリアルタイムに提供する。
一つの実施態様では、本発明のフルオロイオノフォアは、支持材としての可塑化ポリ(塩化ビニル)(PVC)フィルムの中に保持される。さらなる実施態様では、フィルムは、光学的に伝導性の繊維(光ファイバ束)の端部に配置される。計測しやすくするため、光ファイバ束は、蛍光分光光度計に直接接続することができる。市販の光ファイバ束を使用することができる。
他の実施態様では、支持材は、PVC、Nafion及びゾルゲル材料、たとえばケイ酸塩又は混合物、たとえばポリビニルホルマール−シリカから選択される材料である(Flamini & Panusa, Sens. Actuators, B42: 39 (1997)を参照)。
一つの実施態様では、本発明の化合物は、R基を介してのイオノフォア又はフルオロイオノフォアへの結合によって支持材に共有結合的に固定化される(たとえば米国特許第6,294,390号を参照)。
本発明の一以上の実施態様の詳細が明細書で述べられている。本明細書に記載したものと類似又は等価である方法及び材料を本発明の実施又は試行に使用することができるが、以下、好ましい方法及び材料を記載する。本発明の他の特徴、目的及び利点は、明細書及び請求の範囲から明らかになろう。明細書及び請求の範囲では、明らかに断りない限り、単数形が複数形の言及されるものを含む。別段定義されない限り、本明細書で使用されるすべての専門用語及び術語は、本発明が属する技術の当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書で引用したすべての特許及び文献を引用例として取り込む。
本発明の好ましい実施態様をより十分に説明するため、以下の例を提示する。これらの例は、請求の範囲によって定義される発明の範囲を限定するものと解釈されてはならない。
例1
本発明の化合物の合成
化合物2の合成
SYNPEP社(米カリフォルニア州Dublin)によってマススペクトルを実施した。融点は、毛管融点装置で計測し、補正しなかった。Bruker Avance 400を使用して、CDCl3中で1H−及び13C−NMRスペクトルを記録した。すべての溶媒及び試薬は、断りない限り、供給されたままの状態で使用した。カリックス〔4〕アレーンは、Acro Organics(Fisher Scientific社)から購入したものであった。
25,27−ビス(1−プロピルオキシ)カリックス〔4〕アレーンの調製
ジプロピル−カリックス〔4〕アレーンの調製は、Kim JS et al., Microchem. J. 58: 225-235 (1998)に記載されている方法を踏襲した。250mlの丸底フラスコ中、カリックス〔4〕アレーン5.08g(11.9mmol)、1−ヨードプロパン4.87g(28.6mmol)及びK2CO33.95g(28.6mmol)を乾燥アセトニトリル150ml中に懸濁させ、環流させながら24時間煮沸した。溶媒を真空中で除去し、2N HCl 50ml及びCH2Cl250mlを加え、相を分離させた。水相をCH2Cl230mlで2回抽出し、有機相を合わせ、Na2SO4で乾燥させ、溶媒を真空中で除去した。粗生成物をメタノール/CH2Cl2(5:1)から再結晶させて、25,27−ビス(1−プロピルオキシ)カリックス〔4〕アレーン4.37g(72%)を白色結晶として得た。
1H−NMRスペクトルは、Casnati A et al., J. Am. Chem. Soc., 117, 2767-2777 (1995)によって公表されているデータに一致するものであった。
Figure 2005514405
2−(2−クロロエトキシ)エチルp−トルエンスルホネートの調製
調製は、p−トルエンスルホン酸エステルの調製のための標準的方法(Organikum; 16. Auflage (VEB Deutscher Verlag der Wissenschaften Berlin 1986)p. 559)にしたがって実施した。
丸底フラスコ中、p−トルエンスルホニルクロリド9.53g(50mmol)を、CHCl350ml中2−(2−クロロエトキシ)エタノール7.47g(60mmol)と混合した。混合物を攪拌し、5℃未満まで冷却し、この温度でトリエチルアミン10.1g(100ml)を滴下した。添加が完了したのち、混合物を室温でさらに3時間攪拌した。その時点で、氷50gと濃縮HCl 20mlとの混合物を注意深く加え、30分間攪拌した。クロロホルム相を分離させ、水30mlで3回洗浄し、Na2SO4で乾燥させ、溶媒を真空中で除去すると、黄色を帯びた油状物12.5g(90%)が得られた。この生成物をさらに精製することなく使用した。
生成物の計測は以下を決定した。
Figure 2005514405
25,27−ビス(1−プロピルオキシ)−26,28−ビス(5−クロロ−3−オキサペンチルオキシ)カリックス〔4〕アレーンの調製
乾燥アセトニトリル150ml中25,27−ビス(1−プロピルオキシ)カリックス〔4〕アレーン2.54g(5mmol)、2−(2−クロロエトキシ)エチルp−トルエンスルホネート5.57g(20mmol)及びCs2CO33.36g(10mmol)の溶液を窒素下で環流させながら24時間加熱した。溶媒を真空中で除去し、2N HCl 50ml及びCH2Cl250mlを加え、相を分離させた。水相をCH2Cl230mlで2回抽出し、有機相を合わせ、Na2SO4で乾燥させ、溶媒を真空中で除去した。粗生成物をメタノール/CH2Cl2(5:1)から2回再結晶させて、25,27−ビス(1−プロピルオキシ)−26,28−ビス(5−クロロ−3−オキサペンチルオキシ)カリックス〔4〕アレーン3.07g(85%)を白色結晶として得た。
生成物の計測は以下を決定した。
Figure 2005514405
N−トシル25,27−ビス(1−プロピルオキシ)カリックス〔4〕アレーンアザクラウン−5の調製
乾燥DMF70ml中25,27−ビス(1−プロピルオキシ)−26,28−ビス(5−クロロ−3−オキサペンチルオキシ)カリックス〔4〕アレーン1.446g(2mmol)、p−トルエンスルホンアミド0.343g(2mmol)及びK2CO31.38g(10mmol)の溶液を窒素下で環流させながら24時間加熱した。溶媒を真空中で除去し、2N HCl 50ml及びCH2Cl250mlを加え、相を分離させた。水相をCH2Cl230mlで2回抽出し、有機相を合わせ、Na2SO4で乾燥させ、溶媒を真空中で除去した。粗生成物を、カラムクロマトグラフィーにより、酢酸エチル:ヘキサン1:4(Rf=0.4)を使用して精製して、N−トシル25,27−ビス(1−プロピルオキシ)カリックス〔4〕アレーンアザクラウン−5 1.15g(70%)を得た。1H−NMRスペクトルは、Kim JS et al., J. Org. Chem., 65, 2386-2392 (2000)によって公表されているデータに一致するものであった。
生成物の計測は以下を決定した。
Figure 2005514405
25,27−ビス(1−プロピルオキシ)カリックス〔4〕アレーンアザクラウン−5の調製
N−トシル25,27−ビス(1−プロピルオキシ)カリックス〔4〕アレーンアザクラウン−5の還元脱トシル化は、Quici S et al., Org. Chem., 61, 3870-3873 (1996)に記載されている方法を踏襲した。窒素下、LiAlH4380mg(10mmol)を、乾燥テトラヒドロフラン(THF)80ml中N−トシル25,27−ビス(1−プロピルオキシ)カリックス〔4〕アレーンアザクラウン−5 410mg(0.5mmol)の溶液に注意深く加えた。懸濁液を環流させながら24時間加熱したのち、室温(rt)まで冷まし、過剰のLiAlH4を化学量論的量の水で分解した。酸化アルミニウムをろ別し、THF80mlで注意深く洗浄し、溶媒を蒸発させた。粗生成物を、分取TLCで、酢酸エチル:ヘキサン1:1(Rf=0.2)を使用して精製して、25,27−ビス(1−プロピルオキシ)カリックス〔4〕アレーンアザクラウン−5 203mg(61%)を淡黄色の固体として得た。1H−NMRスペクトルは、公表されているデータに一致するものであった。
生成物の計測は以下を決定した。
Figure 2005514405
N−(9−メチル−アントラセン)−25,27−ビス(1−プロピルオキシ)カリックス〔4〕アレーンアザクラウン−5(2)の調製
乾燥ジオキサン50ml中25,27−ビス(1−プロピルオキシ)カリックス〔4〕アレーンアザクラウン−5 100mg(0.15mmol)、9−(クロロメチル)アントラセン35mg(0.15mmol)及びトリエチルアミン46mg(0.45mmol)の溶液を24時間環流させた。溶媒を真空中で除去し、2N HCl 50ml及びCH2Cl250mlを加え、相を分離させた。水相をCH2Cl230mlで2回抽出し、有機相を2N NaOH30mlで1回洗浄し、分離させ、Na2SO4で乾燥させ、溶媒を真空中で蒸発させた。粗生成物を、分取薄層クロマトグラフィー(TLC)で、CH2Cl2(Rf=0.3)を使用して精製して、N−(9−メチル−アントラセン)−25,27−ビス(1−プロピルオキシ)カリックス〔4〕アレーンアザクラウン−5(2)23mg(18%)を白色結晶として得た。
生成物の計測は以下を決定した。
Figure 2005514405
また、MS m/z(M+)計算値856.11、実測値856.4
例2
本発明の化合物の試験
化合物2の試験
溶液中、ジクロロメタンを0.8μM mMの濃度で使用して本発明の化合物の試験を実施した。蛍光スペクトルを、Perkin Elmer LS50Bにより、355nmの励起波長で記録した。アルカリ金属を酢酸塩として加えた。アルカリ金属は、使用される溶媒に可溶性であり、文献中で他の分子に使用されているものであった。
図1は、化合物2の蛍光発光スペクトルをカリウム濃度の関数として示す。見てとれるように、蛍光量子収率が8倍を超えて増加している。
図2は、正規化発光面積をカリウム及びナトリウム濃度に対して示す。ナトリウムを添加しても、蛍光量子収率の増大は認められず、新規なフルオロイオノフォアがナトリウムを非常に高い程度に区別するということを示す。これは、固定干渉法(FIM)(Frant, M. S. et al. Pure Appl. Chem., 48, 127 (1976))を使用して、推定選択係数(log KK,Na)(式中、log KK,Naは、少なくとも−3であり、したがって、新規なフルオロイオノフォアがナトリウムよりもカリウムに対して少なくとも1000倍選択性であることを示す)によってさらに実証される。
図2に提示するデータは、本発明の化合物がカリウムの選択的測定に適したフルオロフォアであることを実証する。
前記記載は、例を示すためだけに提示したものであり、本発明を、開示されたとおりの形態に限定することを意図しない。本発明は請求の範囲によって限定される。
表記化合物の蛍光発光スペクトルをカリウム濃度の関数として示す(1、2、3、4及び5は、それぞれ最終カリウム濃度0、0.5、1、1.5及び2μMである)。 正規化蛍光発光面積をカリウム及びナトリウムの金属カチオン濃度に対して示す。

Claims (28)

  1. 構造
    Figure 2005514405

    (式中、
    (a)Rは、独立して又は組み合わさって、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、エーテル、アシル、カルボン酸、カルボン酸エステル、非置換のアリール、置換アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール及びヘテロアリールオキシ基(ヘテロ原子は窒素及び硫黄から選択される)からなる群より選択され、
    (b)Wは、−O(CH22O(CH22−であり、
    (c)Xは、独立して又は組み合わさって、窒素、飽和アルキル、不飽和アルキル、非置換のアリール及び置換アリール(アリール基は、窒素、硫黄及び酸素からなる群より選択されるヘテロ原子を含有してもよい)からなる群より選択され、
    (d)Yは、独立して又は組み合わさって、飽和アルキル、不飽和アルキル、非置換のアリール、置換アリール、エーテル、カルボン酸、カルボン酸エステル、第二級アミン及び硫黄からなる群より選択され、
    (e)Zは、負の熱中性又はわずかに正の自由エネルギー値がRehm-Weller等式から得られるフルオロフォアである)
    を有する化合物。
  2. 前記化合物がカリックス〔4〕アレーン誘導体である、請求項1記載の化合物。
  3. 前記フルオロフォアがアントラセンである、請求項1記載の化合物。
  4. 構造
    Figure 2005514405

    を有する、請求項1記載の化合物。
  5. Rがプロピル基である、請求項4記載の化合物。
  6. Wが−O(CH22O(CH22−である、請求項4記載の化合物。
  7. Xが窒素である、請求項4記載の化合物。
  8. Yが−CH2−である、請求項4記載の化合物。
  9. Zがアントラセンである、請求項4記載の化合物。
  10. 請求項1記載の化合物が中に位置する透明な母材をさらに含む、請求項1記載の化合物。
  11. 前記母材が透明なガラス又は透明なポリマーである、請求項7記載の化合物。
  12. 流体試料中のカリウムイオン濃度を計測する方法であって、
    (a)構造
    Figure 2005514405

    (式中、
    (i)Rは、独立して又は組み合わさって、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、エーテル、アシル、カルボン酸、カルボン酸エステル、非置換のアリール、置換アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール及びヘテロアリールオキシ基(ヘテロ原子は窒素及び硫黄から選択される)からなる群より選択され、
    (ii)Wは、−O(CH22O(CH22−であり、
    (iii)Xは、独立して又は組み合わさって、窒素、飽和アルキル、不飽和アルキル、非置換のアリール及び置換アリール(アリール基は、窒素、硫黄及び酸素からなる群より選択されるヘテロ原子を含有してもよい)からなる群より選択され、
    (iv)Yは、独立して又は組み合わさって、飽和アルキル、不飽和アルキル、非置換のアリール、置換アリール、エーテル、カルボン酸、カルボン酸エステル、第二級アミン及び硫黄からなる群より選択され、
    (v)Zは、負の熱中性又はわずかに正の自由エネルギー値が化合物のRehm-Weller等式から得られるフルオロフォアである)
    を有するフルオロイオノフォアを含むオプトードを得るステップと、
    (b)前記オプトードを、カリウムイオンを含有する疑いのある流体試料と接触させるステップと、
    (c)前記オプトードを前記流体試料と接触させたのち前記オプトードからの蛍光を計測するステップと
    を含み、前記オプトードからの蛍光を前記流体試料中のカリウムイオンの活性と相関させることができる方法。
  13. 計測を蛍光分光測定によって実施する、請求項12記載の方法。
  14. 有機体の細胞中のカリウムイオン濃度を計測する方法であって、
    (a)構造
    Figure 2005514405

    (式中、
    (i)Rは、独立して又は組み合わさって、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、エーテル、アシル、カルボン酸、カルボン酸エステル、非置換のアリール、置換アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール及びヘテロアリールオキシ基(ヘテロ原子は窒素及び硫黄から選択される)からなる群より選択され、
    (ii)Wは、−O(CH22O(CH22−であり、
    (iii)Xは、独立して又は組み合わさって、窒素、飽和アルキル、不飽和アルキル、非置換のアリール及び置換アリール(アリール基は、窒素、硫黄及び酸素からなる群より選択されるヘテロ原子を含有してもよい)からなる群より選択され、
    (iv)Yは、独立して又は組み合わさって、飽和アルキル、不飽和アルキル、非置換のアリール、置換アリール、エーテル、カルボン酸、カルボン酸エステル、第二級アミン及び硫黄からなる群より選択され、
    (v)Zは、負の熱中性又はわずかに正の自由エネルギー値が化合物のRehm-Weller等式から得られるフルオロフォアである)
    を有するフルオロイオノフォアを細胞に導入するステップと、
    (b)前記フルオロイオノフォアを前記細胞に導入したのち前記細胞からの蛍光を計測するステップと
    を含み、前記細胞からの蛍光を前記細胞中のカリウムイオンの活性と相関させることができる方法。
  15. 流体試料中のカリウムイオン活性を計測する方法であって、
    (a)構造
    Figure 2005514405

    (式中、
    (i)Rは、独立して又は組み合わさって、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、エーテル、アシル、カルボン酸、カルボン酸エステル、非置換のアリール、置換アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール及びヘテロアリールオキシ基(ヘテロ原子は窒素及び硫黄から選択される)からなる群より選択され、
    (ii)Wは、−O(CH22O(CH22−であり、
    (iii)Xは、独立して又は組み合わさって、窒素、飽和アルキル、不飽和アルキル、非置換のアリール及び置換アリール(アリール基は、窒素、硫黄及び酸素からなる群より選択されるヘテロ原子を含有してもよい)からなる群より選択され、
    (iv)Yは、独立して又は組み合わさって、飽和アルキル、不飽和アルキル、非置換のアリール、置換アリール、エーテル、カルボン酸、カルボン酸エステル、第二級アミン及び硫黄からなる群より選択され、
    (v)Zは、負の熱中性又はわずかに正の自由エネルギー値が化合物のRehm-Weller等式から得られるフルオロフォアである)
    を有するフルオロイオノフォアを流体試料に導入するステップと、
    (b)前記フルオロイオノフォアを細胞に導入したのち前記細胞からの蛍光を計測するステップと
    を含み、前記細胞からの蛍光を前記細胞中のカリウムイオンの活性と相関させることができる方法。
  16. 担体及び担体に被着された活性層から本質的になるセンサであって、
    前記活性層が、化合物が中に位置する透明な支持材を含み、前記化合物が、構造
    Figure 2005514405

    (式中、
    (a)Rは、独立して又は組み合わさって、水素、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ、エーテル、アシル、カルボン酸、カルボン酸エステル、非置換のアリール、置換アリール、アリールオキシ、ヘテロアリール及びヘテロアリールオキシ基(ヘテロ原子は窒素及び硫黄から選択される)からなる群より選択され、
    (b)Wは、−O(CH22O(CH22−であり、
    (c)Xは、独立して又は組み合わさって、窒素、飽和アルキル、不飽和アルキル、非置換のアリール及び置換アリール(アリール基は、窒素、硫黄及び酸素からなる群より選択されるヘテロ原子を含有してもよい)からなる群より選択され、
    (d)Yは、独立して又は組み合わさって、飽和アルキル、不飽和アルキル、非置換のアリール、置換アリール、エーテル、カルボン酸、カルボン酸エステル、第二級アミン及び硫黄からなる群より選択され、
    (e)Zは、負の熱中性又はわずかに正の自由エネルギー値が前記化合物のRehm-Weller等式から得られるフルオロフォアである)
    を有するものであるセンサ。
  17. 前記化合物がカリックス〔4〕アレーン誘導体である、請求項16記載のセンサ。
  18. 前記フルオロフォアがアントラセンである、請求項16記載のセンサ。
  19. 前記化合物が構造
    Figure 2005514405

    を有する、請求項16記載のセンサ。
  20. Rがプロピル基である、請求項19記載のセンサ。
  21. Wが−O(CH22O(CH22−である、請求項19記載のセンサ。
  22. Xが窒素である、請求項19記載のセンサ。
  23. Yが−CH2−である、請求項19記載のセンサ。
  24. Zがアントラセンである、請求項19記載のセンサ。
  25. 前記支持材が透明なガラス又は透明なポリマーである、請求項16記載のセンサ。
  26. 前記支持材が、ポリ(塩化ビニル)(PVC)、ゾルゲル材料及びポリビニルホルマール−シリカ混合物からなる群より選択される、請求項16記載のセンサ。
  27. 前記担体が有機ガラス又は無機ガラスである、請求項16記載のセンサ。
  28. 前記担体が光ファイバ束である、請求項16記載のセンサ。
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