JP2005502273A - 無線サポートされたAd−hoc網で特別無線機能を有する局の識別方法、およびこの方法を実施するためのネットワーク局 - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
本発明は、請求項1の上位概念記載の構成を備える、Ad−hoc網で特別無線機能を有する局の識別方法、並びにこの方法を実施するためのネットワーク局に関する。
【背景技術】
【0002】
現在開発中のAd−hoc網では多数のネットワーク局が、ネットワーク中央交換局なしで独立して、別のこの種のネットワーク局への無線接続を形成することができる。ここで無線接続の形成はそれぞれこの種の2つのネットワーク局間で自動的に行われる。小さなローカル領域、例えば事業者ビルに対するAd−hoc網は、少数のこの種のネットワーク局間での通信を可能にすべきであり、一方、開発中のAd−hoc網のコンセプトでは、大きな空間に分散した多数のネットワーク局が相互に通信できるべきである。無線サポートされたAd−hoc網とは例えば自己編成形のローカル無線網(WLAN:Wireless Local Aria Network)である。特別の利点は大きな移動性であり、これによりネットワークのトポロジーを任意に変更することができる。 しかしこれは、所定の時点に所定の個所で、多数の別のネットワーク局への良好な接続が存在することが前提であり、場合によっては同じ場所で別の時点には別のネットワーク局への接続が不可能であることもある。同様のことが個々のネットワーク局間の無線接続の品質にも言える。従ってデータ速度、時間的遅延(ディレイ)、サービス品質(QoS:Quality of Service)等は時間ごと、および場所ごとに変動し得る。
【0003】
この種のAd−hoc網のネットワーク局に対しては特別機能または特別サービスを使用することができる。例えば「Towards Mobile Ad-Hoc-WANs: Terminodes, IEEE WCNC'2000 Conference, Chicago, September 2000」には、この種のネットワーク局に個別にインターネット機能を装備することが記載されている。このことはネットワーク局の全体性に対して有利である。しかしここでの前提は、このような拡張がネットワークの運用のために必須ではないようにすることである。
【0004】
インターネット機能またはその他の機能を局に包含し、この機能を別のネットワーク局も使用できるようにすることは簡単には実現できない。この種の機能を備えない別のネットワーク局は、相応の機能利用の可能性について知ることができない。さらにこの種の機能間のネットワーク経路ないしルートが必要であり、この種の機能を提供するようにネットワーク局を構成しなければならない。またルートは場合によりその間にある多数のネットワーク局を介して導かなければならず、複数の局を介するこの種の伝送は「ホッピング」ないし「ホップ」と称される。
【0005】
他の形式の通信システムとの比較により、Ad−hoc網技術への直接的転用は容易でないことが示された。インターネットでは、所定の機能またはインターネットアクセスを提供するゲートウエイのアドレスが、これにアクセスする端末機に固定的に伝送され、端末機にAd−hocネットワーク局が対応することとなる。端末機が求めるIPアドレスをローカル網で発見しなければ、これはパケットを別のゲートウエイにさらに送信する。ここで確立されたルートは長い時間にわたって固定的に存在し続け、データスループット、データ品質等について定義された能力もこの時間にわたってほぼ静的に留まる。しかしAd−hocネットワーク局への伝送は的外れなものである。なぜならAd−hoc網の利点はまさに個々のネットワーク局が相互に任意に接続できることであり、固定的に定義されたネットワーク構造およびネットワークアドレスに基づく必要のないことだからである。
【0006】
単純なAd−hoc通信システム、例えば「Bluetooth」として公知の通信システムはケーブル接続に対する代替として、例えばローカルネットへのアクセスとしてノートブック等を使用する。ここでBluetoothはインターネットアクセスに関して複数の機能をサポートする。この種の2つの局が相互に「発見」する際には、可能なサービスについての情報が端末間で交換される。ここで時間に関して変化しないサービスは印刷機能またはデータをノートブックからネットワークの中央メモリへコピーするコピー機能である。複数の局を介するルートの形成機能はBluetoothでは行わない。なぜなら直接的なポイント・ツー・ポイント接続が行われるからである。
【0007】
Ad−hoc網の最初の開発は軍事領域から始まった。データを例えば戦場で、相応に分散されたネットワーク局間で交換するためである。ここでのルーティングは、GPS検出器により個々のネットワーク局の地理的位置を検出することに基づいて行われ、最適化される。しかしこの手段は空間内部領域では常に可能ではなく、またネットワークが小さい場合には十分に正確ではない。例えば5つの端末機が50m2に空間にある場合、GPS精度は100mであるから、正確な位置決めは不可能である。
【0008】
2つのネットワーク局間のルートの検出に関して、例えば「Towards Mobile Ad-Hoc-WANs: Terminodes, IEEE WCNC'2000 Conference, Chicago, September 2000」から公知である。ここではネットワーク局の近距離見通しと遠距離見通しとが区別される。近距離の場合、ネットワーク局は種々のネットワーク局の分布を空間的に詳細に形成しようとする。このためにネットワーク局の一義的端末システム識別番号(EUI:End-System Unique Identifier)がいわゆる近隣領域で検出される。ここで近隣のネットワーク局とは少数のホップにより到達することのできるネットワーク局であると理解されたい。さらにそのような近隣のネットワーク局への経路ないしルートとその位置が検出され、記憶される。必要に応じてネットワーク局は遠望を、隣接しないネットワーク局の情報の検出により形成しようと試みる。ここで遠望は、固定された測地点に基づいて形成され、離れたネットワーク局へはその方向が既知であるときに、最短の測地的経路が探索され、計算される。この測地的最短経路に、データまたは情報をさらに伝送すべきネットワーク局が存在しなければ、目標方向でのできるだけ小さな角度内で、さらなる交換手段を備えるネットワーク局が存在する経路が探索される。ルートの交換の際にはこのようにして、ルートベクトルが固定点および/またはネットワーク局識別番号のリストから形成され、このリストは後で有効データを送信するためにヘッダ部分情報としてデータを導くため共に送信される。
【0009】
従来技術の観点から、2つの形式のルーティングプロトコル、いわゆる順行プロトコルと逆行プロトコルを区別することができる。順行プロトコルでは、ルートを発見することが努められ、発見されたルートは常時その耐性について検査される。この検査は、ルートが使用されているか否かに依存しないで行われる。これに対する例は、既存の別形式の通信システムでは伝統的に公知の接続状態(リンク状態)および距離ベクトルプロトコルである。これに対して逆行プロトコルは、それが必要である場合にだけルートが形成される。これに対する例は、ソースネットワーク局からのダイナミックルート形成(DSR:Dynamic Source Routing)および要求に応じた距離ベクトルルート(AODV:Ad-hoc On demand Distance Vector Routing)である。後者にはシグナリング負荷が小さいという利点がある。欠点はDSRの場合、接続開始が要求されると要求されたソースネットワーク局がまずルート探索を実行しなければならないことである。この構造は僅かな時間しか必要としない。ルートを発見した後は、すべての有効パケットが予め定義されたルートを介して送信される。このとき個々のデータパケットはヘッダ部分情報に基づいて、このルートで検出されたネットワーク局で使用されることが強制される。例えばネットワーク局の移動による接続層(リンクレイヤ)での変化によって、ネットワーク局の1つがもはや接続形成の時点で存在していた適切な状態にはないことがある。ルートの中断はまずソースネットワーク局にフィードバックされ、これによりソースネットワーク局はさらなるデータパケットの伝送のために新たなルートを検出する。
【0010】
本発明の課題は、特別機能を備えるネットワーク局の識別方法、並びにルートを形成および維持するための改善されたルーティング方法を提供することである。
【0011】
この課題は、請求項1に記載の特別機能を備えるネットワーク局の識別方法により、また請求項6に記載の特別機能を備えるネットワーク局により解決される。
【0012】
有利な構成は従属請求項の対象である。
【0013】
ネットワーク局の特別機能に関する報告ないし情報の送信は周辺のネットワーク局に有利には所要のデータを供給し、これにより一方では外部のネットワーク局の所定の機能が使用可能であることを識別でき、他方ではどのネットワーク局および/またはサービスここで取り扱われるかを識別できる。
【0014】
有利には機能性情報を別のネットワーク局の中間接続を介して伝送する際に、中間接続されたネットワーク局により計数値をカウントアップする。これにより受信側ネットワーク局は計数値に基づいて、幾つのジャンプないしホップだけ、特別のサービスまたは機能を提供するネットワーク局まで離れているかを識別できる。このことにより一方では複数の可能なルートがある場合、もっともジャンプの少ないルートが選択され、他方では比較的長い時間にわたる接続の確実性および接続の品質についての推定を行うことができる。
【0015】
特別機能ないし特別サービスを提供するネットワーク局を介して使用可能な特別サービスをシグナリングすること、またはこのようなネットワーク局と特別サービスまたは特別機能を要求する局との間の接続交換を可能にする別のネットワーク局を介して使用可能な特別サービスをシグナリングするというアプローチは、加入者数ないしAd−hocネットワーク局の数が少ない小さなローカルネットワークで有利である。なぜならこの種の小さなネットワークではシグナリングによるネットワーク負荷がネットワークの全体能力の点でクリティカルではないからである。
【0016】
ネットワーク局に存在する情報を、この情報を受け入れる直接隣接するネットワーク局へ伝送し、このネットワーク局がこれを固有のデータとしてさらにこれに直接隣接するネットワーク局へさらに伝送することによって、効率的なルーティングが可能になる。このルーティングは有利には従来の近距離ルーティング法の側面も、従来の長距離ルーティング法の側面も有する。情報を隣接ネットワーク局と周期的に交換することにより、各ネットワーク局はどのような機能を直接隣接するネットワーク局自身が有するか、または交換できるかを知ることができる。従って個々のネットワーク局では、自身および直接隣接するネットワーク局から提供された機能およびサービスの情報を記憶すれば良いだけである。ここでこの種の機能およびサービスを第3の直接隣接するネットワーク局へさらに伝送またはさらに提供する場合、有利には識別情報を一方ではルーティングデータと共に伝送し、他方では相応のネットワーク局に記憶する。このことにより一方ではさらなる隣接局の地域的知識なしでのルーティングが可能となり、他方では従来の遠距離ネットワーク局に対するルーティングが可能である。この遠距離ネットワーク局に対するルーティングでは、固定のルートと、ルートの所要のデータを備える面倒なヘッダ部分情報を用いる。各ネットワーク局は固有のまたは到来するデータパケットを自分の瞬時の知識に相応してさらにルーティングする。ソースネットワーク局は詳細なルートを個々のパケットヘッダ部分に記録する必要はない。このこともまたシステム負荷の軽減につながる。とりわけ情報負荷と有効負荷との比がデータパケットでは格段に改善される。直接隣接するネットワーク局とは、ジャンプなしで直接の接続により到達することのできるネットワーク局であると理解されたい。
【0017】
本発明の実施例を以下、図面に基づき詳細に説明する。
図1は、Ad−hocネットワーク局の構成を示すものであり、この局には特別機能が装備されている。
図2は、概略的なシグナリング情報を示す。
【0018】
図1からわかるように、Ad−hoc網は2つまたはそれ以上のネットワーク局S1〜S3からなり、これらのネットワーク局は相互に無線接続V2,V3を形成することができる。Ad−hoc網を管理するために付加的なネットワーク装置は必要ない。これら個々のネットワーク局S1〜S3に対するネットワーク管理全体はそれぞれ個々のネットワーク局S1〜S3内で自身が行う。有利にはネットワーク局S1〜S3はそのために、制御および記憶装置を備える相応の送受信装置を有する。ここでこれらの装置はAd−hocネットモジュールALとして示されている。
【0019】
図示の実施例では、無線接続V2が第1のネットワーク局S1と第2のネットワーク局S2との間で形成される。さらなる無線接続V3は第2のネットワーク局S2と第3のネットワーク局S3との間で形成される。第2のネットワーク局S2は無線接続V2,V3を介して、2つの方向で隣接するネットワーク局S1ないしS2と自立的に通信することができる。しかしユーザにより相応にイネーブルされている場合、第2のネットワーク局S2はまたリレー局として機能し、第1のネットワーク局S1から第3のネットワーク局S2への無線接続V2+V3をそれらの相互の通信のために形成することができる。第1のネットワーク局S1と第3のネットワーク局S3の間の直接的無線インタフェースを介した直接的通信が、本発明の実施例では、これらの間の距離が離れていても、またはこれらの間に無線障害物Mがあっても不可能ではない。
【0020】
図示のように、特別機能を備える第1のネットワーク局S1には無線モジュールFが装備されている。その機能により、第1のネットワーク局S1は無線モジュールFを介して無線接続V1をUMTSネットワーク(UMTS:Universal Mobile Telecommunications System)と形成することができる。相応の対象はUMTSの基地局BSである。しかしデータバンクの作成も特別機能とすることができる。
【0021】
特別機能の提供によって、第1のネットワーク局S1がUMTS網へアクセスできるだけでなく、第1のネットワーク局S1のユーザはさらなるネットワーク局S2,S3ニモアクセスできる。この場合、第1のネットワーク局S1はリレー局ないしゲートウエイとして駆動される。有利には第1のネットワーク局S1のゲートウエイ機能はそのユーザによってオプションとしてデアクティベートすることができ、これによりこのネットワーク局のバッテリーを急速に消耗しないようにすることができる。
【0022】
有利には第1のネットワーク局S1の特別機能は、この機能を有していない別のネットワーク局S2,S3に通知することができる。このことはメッセージチャネルないし同報チャネルまたはポイント・ツー・ポイントチャネルを介して行われ、このチャネルを介して隣接局S2との通信が行われる。この機能性シグナリングのために次のようなチャネルにアクセスすることができる。すなわちネットワーク局S2,S3のルーティングテーブルの形成のために設けられているチャネル、または共通に使用されるチャネル(シェアド・チャネル)としてエアインタフェースへの正規アクセスを可能にするチャネルである。これによりネットワークトポロジーの変化が常に考慮され、個々のネットワーク局S1〜S3に常に瞬時のルーティング情報が供給される。第1のネットワーク局S1の特別機能についての情報は規則的に反復して送信され、必要に応じて更新される。第1のネットワーク局S1とUMTS網の基地局BSとの間の無線インタフェースV1の品質についての付加情報、ないし特別機能の品質を、この特別機能を実施する能力についての情報と共に別のネットワーク局S2,S3に通知することができる。
【0023】
図1には機能能力のシグナリングが矢印aにより第1のネットワーク局S1と第2のネットワーク局S2との間に示されている。第2のネットワーク局S2がこの特別機能に対してリレー局として用いることができ、ユーザによりこれがイネーブルされていれば、第2のネットワーク局S2は相応の機能性情報を別のネットワーク局、ここでは第3のネットワーク局S3に通知する(矢印a)。
【0024】
図2は、種々のシグナリングおよびデータブロックに対する情報データを例として示す。第1のシグナリングブロックは特別機能の他のネットワーク局へのシグナリングを記述する。これは図1に矢印aにより示されたものである。特別機能を提供するネットワーク局S1の局識別番号S1−IDの他にさらなる情報フィールドが設けられている。これらは例えば使用可能な特別機能についての一般的情報F−Info、ジャンプないしホップの数(Nr.Hops)、提供される特別機能のサービス品質QoS、およびデータ速度等である。
【0025】
所要のジャンプ数の記述に関して、各リレー局S2はフィールドNr.Hopsに記録された値を1の加算により更新する。特別機能の装備された第1のネットワーク局S1から離れたネットワーク局S3(これが特別機能にアクセスしたいとする)はこれにより、直接的接続となるか、または1つまたは複数のホップを伴う間接的接続となるかを識別することができる。ジャンプないしホップの数が大きければ、リレー局S2の欠落による接続損失の危険性が大きくなる。さらに所要のジャンプ数が大きい場合には個々のリレー局S2による伝送の際にデータエラーの危険性もある。さらに各ホップは付加的な時間遅延を意味する。このことはリアルタイムサービスではクリティカルなものである。不要なホップは所定のサービスでは相応に回避しなければならない。このことは常時適合されるルーティングにより考慮できる。
【0026】
リソースを節約するために、例えば他の加入者がリレー局として用いるネットワーク局S2のバッテリーを節約するために、特別機能を要求しているネットワーク局S3とゲートウエイとして機能するネットワーク局S1との間の所要のジャンプ数を考慮すると有利である。ジャンプ数が少なければ、伝送に関与するすべてのネットワーク局S1〜S3のエネルギー消費全体が低くなる。所要のジャンプ数についての情報は種々異なる使用可能ルートの選択にも使用することができる。これは特別機能を提供するネットワーク局S1と特別機能を要求しているネットワーク局S3との間で種々異なるルートが種々異なるリレー局を介して可能な場合である。所要のジャンプ数の他にサービス品質または最大可能データ速度についての方法を、使用可能な種々のルートの選択基準として使用することができる。
【0027】
特別機能を備える遠隔のネットワーク局S1へのアクセスに意味があるかどうかを決定するための別の基準を、要求する第3のネットワーク局S3は可能なサービス品質QoSの情報により得る。とりわけ使用可能なサービス品質QoSについての情報もリレー局S2により変更することができる。これはリレー局が特別機能性についてのデータのさらなる伝送を可能にする場合である。しかし所要のデータ速度またはデータ品質を最初に可能であった品質で伝送することはできない。要求されるサービス品質を提供することができない場合、少なくとも所要のサービス品質への低減も行われる。
【0028】
ネットワーク局、ここでは第3のネットワーク局S3が別のネットワーク局、ここでは第1のネットワーク局S1の特別機能にアクセスしようとする場合、要求する第3のネットワーク局S3は要求を、特別機能を提供する第1のネットワーク局S1へ送信する(矢印b)。この実施例では、要求bの伝送がリレー局として用いる第2のネットワーク局S2を介して再び行われる。この要求により同時に、特別機能を提供する第1のネットワーク局S1が機能性を所要の形式で作成できるか否か、および要求されたパラメータに対するルートが十分であるか否かが検査される。特別のサーブスへのアクセスが遠隔の外部UMTS網で必要な場合もある。従ってゲーツウエイとして用い、特別機能を備える第1のネットワーク局S1が一般的なサービスだけをUMTS網から要求できるのか、または特別に要求されたサービスをUMTS網から要求できるのかを検査する必要がある。さらに要求bの送信により、特別機能を提供する第1のネットワーク局S1へのルートないし経路の信頼性が検査される。
【0029】
図2から分るように、特別機能を要求するネットワーク局S3から特別機能を提供するネットワーク局S1へ送信される要求bは多数の情報を含むことができる。これは送信情報として例えば送信者識別番号S3−ID、目標アドレスとして特別機能を提供するネットワーク局S1の識別番号S1−ID、機能要求F−Info、所要のサービス品質の要求QoS等である。
【0030】
本来のルーティングは任意のルーティング方法により実行することができる。ルートが設定された後、無線接続が無線インタフェースV2,V3を介して形成され、有効データとシグナリングを備えるパケットを通信ネットワーク局S1,S3間で交換することができる。このことは矢印cにより示されている。特別機能を提供する第1のネットワーク局S1が外部ネットワーク、例えばUMTS網へのアクセスを可能にする場合、第1のネットワーク局をリレー局として用い、UMTS網へのアクセス並びにデータ伝送を可能にする。ここでデータ伝送cは単方向または双方向で実行することができる。
【0031】
データ伝送ブロックに対するヘッダ部分が図2に示されている。このヘッダ部分には送信者アドレスS3−ID、目標アドレスS1−IDが登録されている。さらに特別機能の識別子、使用すべきルートの識別子等も含むことができる。
【0032】
本発明の実施形態によれば、固定的なルートは設定されず、伝送はネットワーク局からネットワーク局へ行われる。このために個々のネットワーク局S1〜S3にはテーブルが記憶されており、このテーブルには固有の機能または交換可能な外部機能または接続要求がファイルされる。この情報と共に特別の情報識別番号がファイルされる。さらにテーブルには、別のどのネットワーク局がこのような要求または情報を受信したか、また別のどのネットワーク局へこのような要求または情報が送信ないしされに転送されたかが記録される。これにより各ネットワーク局S1〜S3は、環境内のネットワーク局全体についての知識またはルート上のすべてのネットワーク局の識別番号全体を含めた可能なルートについての知識が必要なくなる。このような場合には、ヘッダ部分データに要求識別番号ないし情報識別番号と、固有の送信者識別番号が記録され、自動的なルーティングが可能となる。
【0033】
このような方法では、特別機能を必要とするネットワーク局S3が特別機能を提供するネットワーク局S1の存在を知る必要がない。必要とするネットワーク局S3はただ、自分に直接隣接するネットワーク局S2を介して特別機能にアクセスできることを知ればよい。その間にあるネットワーク局S2もまた、特別機能がネットワーク局S1により提供され、相応のシグナリング、情報およびデータパケットがさらに伝送されることを知ればよい。これによりネットワークのルーティング負荷(ルーティングオーバヘッド)が低減される。言い替えると、この実施例でのネットワーク局は、特別機能がネットワークのどこかで提供されており、どの隣接ネットワーク局またはどのジャンプないしホップを介してこの特別機能にアクセスできるかを知ればよいだけである。
【0034】
特別機能のシグナリングおよびこのような特別機能の要求を周期的に送信すると有利である。これにより連続的に特別機能について情報通知することができ、連続的に最適のルーティングおよび特別機能へのアクセスが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】図1は、Ad−hocネットワーク局の構成を示すものであり、この局には特別機能が装備されている。
【0036】
【図2】図2は、概略的なシグナリング情報を示す。
Claims (8)
- 少なくとも2つのネットワーク局(S1〜S3)を備えるAd−hoc網で、特別機能(F)を有するネットワーク局(S1)を識別および/または利用する方法であって、
当該ネットワーク局の少なくとも1つのネットワーク局(S1)が特別機能(F)を他のネットワーク局(S2,S3)に提供するものにおいて、
特別機能(F)を実施するための能力を他のネットワーク局(S2)にシグナリング(a)により通知し、および/または
特別能力を有するネットワーク局(S1)への相応の交換手段を他のネットワーク局(S3)にシグナリングにより通知する、ことを特徴とする方法。 - シグナリング(a)をメッセージチャネルおよび/または通信チャネルを介して実行する、請求項1記載の方法。
- シグナリング(a)により、とりわけ提供される特別機能(F)、サービス品質(QoS)および/または所要のジャンプ数(Nr.Hops)についての付加情報を通知する、請求項1または2記載の方法。
- 特別機能とは、外部通信網(UMTS)および/またはデータメモリへアクセスできることである、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
- 特別機能の要求(b)を、要求するネットワーク局(S3)により、可能なサービス品質(QoS)、所要のジャンプ数(Nr.Hops)および/または特別機能(F)に依存して実行する、請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
- 少なくとも1つの別のネットワーク局(S2)へ無線接続(V2)を形成するための送受信装置(AL)を備えるAd−hocネットワーク局(S1)において、
Ad−hocネットワーク局(S1)は、特別機能を準備するための無線モジュール(F)を有しており、
前記特別機能は別のネットワーク局(S2,S3)に提供される、ことを特徴とするAd−hocネットワーク局(S1)。 - 無線モジュール(F)は特別機能として、他の通信システム、とりわけUMTS網へアクセスする、請求項6記載のAd−hocネットワーク局(S1)。
- 特別機能を他のネットワーク局(S2,S3)にシグナリングするシグナリング装置を有する、請求項6または7記載のAd−hocネットワーク局(S1)。
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