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JP2005354344A - 故障診断装置および方法 - Google Patents

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JP2005354344A
JP2005354344A JP2004172163A JP2004172163A JP2005354344A JP 2005354344 A JP2005354344 A JP 2005354344A JP 2004172163 A JP2004172163 A JP 2004172163A JP 2004172163 A JP2004172163 A JP 2004172163A JP 2005354344 A JP2005354344 A JP 2005354344A
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Yasunori Hasegawa
保典 長谷川
Takumi Suzuki
拓己 鈴木
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】故障診断対象の盗難を防止することができる故障診断装置および方法を提供する。
【解決手段】無線通信手段11を有する車両用故障診断装置1と、無線通信手段22を有する車両2と、無線通信手段31を有する通信許可装置3とからなり、車両用故障診断装置1は、無線通信手段11と無線通信手段22との間の無線通信の許可を要求する許可要求信号を生成する許可要求信号生成手段12を有し、通信許可装置3は、無線通信手段11と無線通信手段22との間の無線通信の許可を判定する許可判定手段33と、無線通信手段11と無線通信手段22との間の無線通信を許可する許可信号を生成する許可信号生成手段32とを有し、車両用故障診断装置1により通信許可装置3から許可信号が取得された場合に、無線通信手段11と無線通信手段22との間の無線通信が許可されるようになっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば車両等の故障診断対象の故障の診断を行う故障診断装置および方法に関する。
例えば従来の車両の故障診断システムとしては、例えば下記特許文献1に記載されたものがある。
このシステムでは、車外の故障診断器を、信号伝送用ケーブルを用いて車両に設けたコネクタへ接続する際のコネクタ接続や、ケーブル取り回しの煩雑性を解消し、作業エリアの利便性を向上するために、車外の故障診断器と、故障診断対象である車両側の双方に無線機を設け、無線で通信することにより故障診断を行っていた。
特開平7−50886号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来技術においては、外部の故障診断器により故障診断対象である車両の使用の制限を解除することができる場合には、外部の故障診断器を入手したものによって車両を盗難することができる可能性があった。
本発明の目的は、故障診断対象の盗難を防止することができる故障診断装置および方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、故障診断手段に設けられた第1の無線通信手段と、故障診断対象に設けられた第2の無線通信手段との間の無線通信を許可する許可信号生成手段を有し、第1もしくは第2の無線通信手段により許可信号が取得された場合に両無線通信手段との間の無線通信を許可するようになっている。
本発明によれば、故障診断対象の盗難を防止することができる故障診断装置および方法を提供することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、以下で説明する図面で、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
実施の形態1
《構成》
図1は本発明の実施の形態1の故障診断装置の構成を示すブロック図である。
図1において、1は車両用故障診断装置、11は無線通信手段、12は通信の許可要求信号生成手段である。2は診断対象である車両、21は無線通信装置、22は無線通信手段、23は通信線、24は第1の電子制御装置、25は第2の電子制御装置、201はセンサ類(キーレスアンテナ)、202はスイッチ類(ドアロック/アンロックスイッチ)、203はアクチュエータ類、204は電源回路(車両バッテリー駆動)、211はセンサ類(ドア開閉状態検出スイッチ、ドアロック/アンロック状態検出スイッチ)、212はスイッチ類、213はアクチュエータ類(ドアロック/アンロックモータ)、214は電源回路(車両バッテリー駆動)である。3は車両2外に設置された通信許可装置、31は無線通信手段、32は許可信号生成手段、33は許可判定手段、4は携帯リモコンキーである。
車両用故障診断装置1、通信許可装置3、携帯リモコンキー4は、車両2の外にある。車両用故障診断装置1、車両2、通信許可装置3はそれぞれ無線通信手段11、22、31を有する。車両用故障診断装置1の無線通信手段11は、通信許可装置3および、車両2内に設けられた無線通信装置21との間で無線通信を行う。車両2内の無線通信装置21の無線通信手段22は、車両用故障診断装置1との間で無線通信を行う。通信許可装置3の無線通信手段31は、車両用故障診断装置1との間で無線通信を行う。車両2内において、無線通信装置21、第1の電子制御装置24、第2の電子制御装置25、センサ類201、211、スイッチ類202、212、アクチュエータ類203、、213、電源回路204、214は通信線23で接続されている。
車両用故障診断装置1は、通信の許可要求信号を生成する許可要求信号生成手段12と、通信許可装置3へ許可要求信号を送信し、通信許可装置3からの許可信号を受信する無線数進手段11を有する。
通信許可装置3は、許可信号を生成する許可信号生成手段32と、車両用故障診断装置1から送信される許可要求信号を受信し、許可信号を送信する無線通信手段31と、許可要求信号の送信元である車両用故障診断装置1が診断通信可能かどうかを判定するための許可判定手段33を有する。
《処理の流れ》
次に、図2〜図5を用いて本実施の形態1の故障診断装置の処理の流れについて説明する。
図2は車両用故障診断装置1における処理の流れ、図3は通信許可装置3における処理の流れ、図4は車両2の無線通信装置21における処理の流れ、図5は電子制御装置24、25における処理の流れを示す。
〈車両用故障診断装置1の処理の流れ〉
車両用故障診断装置1は、診断を開始すると、まず、S21において、通信許可装置3と通信リンクが確立されているかどうかを判定する。通信リンクが確立されていない場合は、S22において、車両用故障診断装置1の表示手段にその旨を示す所定のエラー表示を表示する。
通信許可装置3と通信リンクが確立されている場合は、S23において、許可要求信号送信手段12により通信許可装置3へ許可要求信号を送信する。
次に、S24において、通信許可装置3から許可信号を受信したかどうかを判定する。通信許可装置3から不許可信号を受信した場合、または許可信号を受信しない場合は、S22において、表示手段に所定のエラー表示を表示する。
通信許可装置3から許可信号を受信した場合は、S25において、車両2の無線通信装置21と通信リンクが確立されているかどうかを判定する。通信リンクが確立されていない場合は、S22において、表示手段にエラー表示する。
無線通信装置21と通信リンクが確立されている場合は、S26において、無線通信装置21に故障診断コマンドを送信する。
次に、S27において、無線通信装置21から診断データを受信したかどうかを判定する。診断データを受信しない場合は、S22において、表示手段にエラー表示する。
無線通信装置21から診断データを受信した場合は、S28において、表示手段に故障診断結果を表示し、診断を終了する。
〈通信許可装置3の処理の流れ〉
通信許可装置3は、まず、S31において、車両用故障診断装置1と通信リンクが確立されているかどうかを判定する。
車両用故障診断装置1と通信リンクが確立されている場合は、S32において、車両用故障診断装置1から許可要求信号を受信したかどうかを判定する。
車両用故障診断装置1から許可要求信号を受信した場合は、S33において、車両用故障診断装置1からの許可要求信号から取得したIDを復号し、取得IDと、通信許可装置3にあらかじめ登録済みのIDとを照合する。車両用故障診断装置1側のID情報は、許可要求信号内に割り付けられ、暗号化されている。
次に、S34において、取得IDと登録済みIDとが一致したかどうかを許可判定手段33により判定する。
一致した場合は、S35において、許可信号生成手段32により車両用故障診断装置1へ許可信号を送信する。
一致しない場合は、S36において、許可信号生成手段32により車両用故障診断装置1へ不許可信号を送信する。
〈無線通信装置21の処理の流れ〉
無線通信装置21は、まず、S41において、車両用故障診断装置1と通信リンクが確立されているかどうかを判定する。
車両用故障診断装置1と通信リンクが確立されている場合は、S42において、車両用故障診断装置1から故障診断コマンドを受信したかどうかを判定する。
車両用故障診断装置1から故障診断コマンドを受信した場合は、S43において、対応する電子制御装置24、25に故障診断コマンドを送信する。
次に、S44において、対応する電子制御装置24、25から診断データを受信したかどうかを判定する。
電子制御装置24、25から診断データを受信した場合は、S45において、車両用故障診断装置1へ診断データを送信する。
〈電子制御装置24、25の処理の流れ〉
電子制御装置24、25は、まず、S51において、無線通信装置21から故障診断コマンドを受信したかどうかを判定する。
無線通信装置21から故障診断コマンドを受信した場合は、S52において、受信した故障診断コマンドを実行する。
次に、S53において、処理が完了したかどうかを判定する。
処理が完了した場合は、処理の結果である診断データを無線通信装置21へ送信する。
〈全体の処理の流れ〉
次に、全体の処理の流れについて説明する。
診断を開始すると、車両用故障診断装置1と車両2外に設置された通信許可装置3が通信リンクを確立する(S21)。通信リンクが確立すると、車両用故障診断装置1は許可要求信号生成手段12から、許可要求信号を送信する(S23)。
通信許可装置3は許可要求信号を受信し(S32)、受信データ内に割り付けられ暗号化された車両用故障診断装置1側のID情報と通信許可装置3に登録されているID情報を復号し、照合する(S33)。復号されたそれぞれのID情報の照合結果が成立した場合、通信許可装置3は許可信号を車両用故障診断装置1へ送信し(S35)、不成立の場合は不許可信号を送信する(S36)。
車両用故障診断装置1は許可信号を受信(S24)すると、故障診断対象である車両2の無線通信装置21と通信リンクを確立し(S25)、車両2に搭載される電子制御装置24、25と診断コマンドおよび診断データの送受信を実行する。通信許可装置3から不許可信号を受信した場合、または信号が受信できなかった場合は車両用故障診断装置1の表示手段にエラーを表示(S22)する。
〈許可要求信号と許可信号〉
図6(a)に無線通信の許可要求信号のフォーマットを示し、(b)に許可信号のフォーマットを示す。
(a)に示す許可要求信号のフォーマットは、送信元アドレス、送信元アドレス、データ長、通信許可要求信号用の識別ID、データ部(車両用故障診断装置1(または無線通信装置21に登録されているID情報)、チェックサムからなる。
(b)に示す許可信号のフォーマットは、送信元アドレス、送信元アドレス、データ長、通信許可信号用の識別ID、データ部(照合結果情報(許可/不許可))、チェックサムからなる。
上記のように本実施の形態1の故障診断装置は、車両用故障診断装置1に設けられた無線通信手段11と、車両2に設けられた無線通信手段22との間の無線通信を許可する許可信号を生成する許可信号生成手段32を有し、無線通信手段11により、許可信号生成手段32にて生成された許可信号が取得された場合に、無線通信手段11と無線通信手段12との間の無線通信を許可するようになっている。
また、本実施の形態1の故障診断方法は、車両用故障診断装置1に設けられた無線通信手段11と、車両2に設けられた無線通信手段22との間の無線通信を許可する許可信号を生成する許可信号生成工程と、許可信号生成工程において生成された許可信号を、無線通信手段11により取得する許可信号取得工程と、許可信号取得工程において許可信号が無線通信手段11により取得された場合に、無線通信手段11と無線通信手段22との間の無線通信を許可する許可工程とを有する。
また、本実施の形態1の故障診断装置は、無線通信手段11を有する車両用故障診断装置1と、無線通信手段22を有する車両2と、無線通信手段31を有する通信許可装置3とからなり、車両用故障診断装置1は、無線通信手段11と無線通信手段22との間の無線通信の許可を要求する許可要求信号を生成する許可要求信号生成手段12を有し、通信許可装置3は、無線通信手段11と無線通信手段22との間の無線通信の許可を判定する許可判定手段33と、無線通信手段11と無線通信手段22との間の無線通信を許可する許可信号を生成する許可信号生成手段32とを有し、車両用故障診断装置1により通信許可装置3から許可信号が取得された場合に、無線通信手段11と無線通信手段22との間の無線通信が許可されるようになっている。
上記のような構成により、車両用故障診断装置1は、通信許可装置3から許可信号を受信しないと、車両用故障診断装置1と車両2との間の無線通信ができないようになっているため、故障診断時のセキュリティが向上し、故障診断対象の盗難を防止することができる。
また、無線通信の許可の判定は、受信したIDと、あらかじめ登録されたIDとを照合することにより行うようになっている。これにより無線通信の許可の判定を容易かつ確実に行うことができる。
実施の形態2
《構成》
図7は本発明の実施の形態2の故障診断装置の構成を示すブロック図である。
上記実施の形態1では、車両2外の車両用故障診断装置1から許可要求信号を、同じく車両2外の通信許可装置3に送信し、通信許可装置3による判定の結果である許可信号を通信許可装置3から車両用故障診断装置1へ送信する構成になっていた。
これに対して本実施の形態2では、車両2内の無線通信装置21から許可要求信号を車両2外の通信許可装置3に送信し、通信許可装置3による判定の結果である許可信号を無線通信装置21へ送信する構成になっている。その他の構成は、上記実施の形態1と同様である。
《処理の流れ》
次に、図8〜図10を用いて本実施の形態2の故障診断装置の処理の流れについて説明する。
図8は車両用故障診断装置1における処理の流れ、図9は通信許可装置3における処理の流れ、図10は車両2の無線通信装置21における処理の流れを示す。
〈車両用故障診断装置1の処理の流れ〉
車両用故障診断装置1は、診断を開始すると、まず、S81において、無線通信装置21と通信リンクが確立されているかどうかを判定する。通信リンクが確立されていない場合は、S82において、あらかじめ定めた規定時間が経過したかどうかを判定する。経過した場合は、S83において、車両用故障診断装置1の表示手段にエラー表示する。
無線通信装置21と通信リンクが確立されている場合は、S84において、車両2の無線通信装置21に故障診断コマンドを送信する。
次に、S85において、無線通信装置21から診断データを受信したかどうかを判定する。診断データを受信しない場合は、S82において、規定時間が経過したかどうかを判定する。経過した場合は、S83において、表示手段にエラー表示する。
無線通信装置21から診断データを受信した場合は、S86において、表示手段に故障診断結果を表示し、診断を終了する。
〈通信許可装置3の処理の流れ〉
通信許可装置3は、まず、S91において、車両2の無線通信装置21と通信リンクが確立されているかどうかを判定する。
無線通信装置21と通信リンクが確立されている場合は、S92において、無線通信装置21から許可要求信号を受信したかどうかを判定する。
無線通信装置21から許可要求信号を受信した場合は、S93において、無線通信装置21からの許可要求信号から取得したIDを復号し、取得IDと、通信許可装置3に登録済みのIDとを照合する。無線通信装置21側のID情報は、許可要求信号内に割り付けられ、暗号化されている。
次に、S94において、取得IDと登録済みIDとが一致したかどうかを許可判定手段33により判定する。
一致した場合は、S95において、許可信号生成手段32により無線通信装置21へ許可信号を送信する。
一致しない場合は、S96において、許可信号生成手段32により無線通信装置21へ不許可信号を送信する。
〈無線通信装置21の処理の流れ〉
無線通信装置21は、まず、S101において、車両用故障診断装置1と通信リンクが確立されているかどうかを判定する。
車両用故障診断装置1と通信リンクが確立されている場合は、S102において、通信許可装置3と通信リンクが確立されているかどうかを判定する。
通信許可装置3と通信リンクが確立されている場合は、S103において、許可要求信号送信手段26により通信許可装置3へ許可要求信号を送信する。
次に、S104において、通信許可装置3から許可信号を受信したかどうかを判定する。
通信許可装置3から許可信号を受信した場合は、S105において、車両用故障診断装置1と通信リンクが確立されているかどうかを判定する。
車両用故障診断装置1と通信リンクが確立されている場合は、S106において、車両用故障診断装置1から故障診断コマンドを受信したかどうかを判定する。
車両用故障診断装置1から故障診断コマンドを受信した場合は、S107において、対応する電子制御装置24、25に故障診断コマンドを送信する。
次に、S108において、対応する電子制御装置24、25から診断データを受信したかどうかを判定する。
電子制御装置24、25から診断データを受信した場合は、S109において、車両用故障診断装置1へ診断データを送信する。
なお、電子制御装置24、25の処理の流れは、上記実施の形態1における図5と同様である。
〈全体の処理の流れ〉
次に、全体の処理の流れについて説明する。
まず、診断を開始すると車両用故障診断装置1と無線通信装置21間で通信リンクを確立する。(S81)。通信リンクが確立した後、無線通信装置21は通信許可装置3と通信リンクを確立する(S102)。
無線通信装置21は通信許可装置3との通信リンクが確立したら、通信許可装置3に許可要求信号を送信する(S103)。
通信許可装置3は無線通信装置21から許可要求信号を受信(S92)すると、上記実施の形態1と同様に、照合結果に応じて許可信号を無線通信装置21に送信する(S95)。
無線通信装置21が許可信号を受信する(S104)と、車両用故障診断装置1と再度通信リンクを確立して(S105)、診断コマンドの受信待ち状態となる(S106)。
一方、車両用故障診断装置1は、無線通信装置21と通信許可装置3間で許可信号の送受信の処理を行っている間は、無線通信装置21に診断コマンドを送信し(S84)、無線通信装置21から診断データが受信できない場合は、規定時間が経過するまでS25〜S26の処理を繰り返している。
車両用故障診断装置1のS25〜S26の処理の実行中に、無線通信装置21が診断コマンドを受信すると(S42)、診断コマンドを電子制御装置24、25へ送信し(S43)、電子制御装置24、25からの診断データを送信する(S45)。車両用故障診断装置1は診断データを受信すると(S27)、表示手段に診断緒果を表示する(S28)。
上記のように本実施の形態2の故障診断装置は、車両用故障診断装置1に設けられた無線通信手段11と、車両2に設けられた無線通信手段22との間の無線通信を許可する許可信号を生成する許可信号生成手段32を有し、無線通信手段22により、許可信号生成手段32にて生成された許可信号が取得された場合に、無線通信手段11と無線通信手段12との間の無線通信を許可するようになっている。
また、本実施の形態2の故障診断方法は、車両用故障診断装置1に設けられた無線通信手段11と、車両2に設けられた無線通信手段22との間の無線通信を許可する許可信号を生成する許可信号生成工程と、許可信号生成工程において生成された許可信号を、無線通信手段22により取得する許可信号取得工程と、許可信号取得工程において許可信号が無線通信手段22により取得された場合に、無線通信手段11と無線通信手段22との間の無線通信を許可する許可工程とを有する。
また、本実施の形態2の故障診断装置は、無線通信手段11を有する車両用故障診断装置1と、無線通信手段22を有する車両2と、無線通信手段31を有する通信許可装置3とからなり、車両2は、無線通信手段11と無線通信手段22との間の無線通信の許可を要求する許可要求信号を生成する許可要求信号生成手段26を有し、通信許可装置3は、無線通信手段11と無線通信手段22との間の無線通信の許可を判定する許可判定手段33と、無線通信手段11と無線通信手段22との間の無線通信を許可する許可信号を生成する許可信号生成手段32とを有し、車両2により通信許可装置3から許可信号が取得された場合に、無線通信手段11と無線通信手段22との間の無線通信が許可されるようになっている。
上記のような構成により、車両2は、通信許可装置3から許可信号を受信しないと、車両用故障診断装置1と車両2との間の無線通信ができないようになっているため、故障診断時のセキュリティが向上し、故障診断対象の盗難を防止することができる。
また、無線通信の許可の判定は、受信したIDと、あらかじめ登録されたIDとを照合することにより行うようになっている。これにより無線通信の許可の判定を容易かつ確実に行うことができる。
実施の形態3
《構成》
図11は本発明の実施の形態3の故障診断装置の構成を示すブロック図である。
本実施の形態3では、上記実施の形態1、2においては車両2外に設置されていた通信許可装置27を、車両2内に設置した構成になっている。
すなわち、車両2外の車両用故障診断装置1許可要求信号を、車両2内の通信許可装置27に送信し、通信許可装置27による判定の結果である許可信号を車両用故障診断装置1へ送信する構成になっている。その他の構成は、上記実施の形態1、2と同様である。なお、通信許可装置27は、通信線23を介して電子制御装置24、25等と接続されている。
《処理の流れ》
次に、図12、図13を用いて本実施の形態3の故障診断装置の処理の流れについて説明する。
図12は車両用故障診断装置1における処理の流れ、図13は通信許可装置27における処理の流れを示す。
〈車両用故障診断装置1の処理の流れ〉
車両用故障診断装置1は、診断を開始すると、まず、S121において、通信許可装置27と通信リンクが確立されているかどうかを判定する。通信リンクが確立されていない場合は、S122において、車両用故障診断装置1の表示手段にその旨を示す所定のエラー表示を表示する。
通信許可装置27と通信リンクが確立されている場合は、S123において、許可要求信号送信手段12により通信許可装置27へ許可要求信号を送信する。
次に、S124において、通信許可装置27から許可信号を受信したかどうかを判定する。通信許可装置27から不許可信号を受信した場合、または許可信号を受信しない場合は、S122において、表示手段に所定のエラー表示を表示する。
通信許可装置27から許可信号を受信した場合は、S125において、車両2の無線通信手段22と通信リンクが確立されているかどうかを判定する。通信リンクが確立されていない場合は、S122において、表示手段にエラー表示する。
無線通信手段22と通信リンクが確立されている場合は、S126において、無線通信手段22に故障診断コマンドを送信する。
次に、S127において、無線通信手段22から診断データを受信したかどうかを判定する。診断データを受信しない場合は、S122において、表示手段にエラー表示する。
無線通信手段22から診断データを受信した場合は、S128において、表示手段に故障診断結果を表示し、診断を終了する。
〈通信許可装置27の処理の流れ〉
まず、S131において、通信許可装置27は、車両用故障診断装置1と通信リンクが確立されているかどうかを判定する。
車両用故障診断装置1と通信リンクが確立されている場合は、S132において、車両用故障診断装置1から許可要求信号を受信したかどうかを判定する。
車両用故障診断装置1から許可要求信号を受信した場合は、S133において、電子制御装置24および電子制御装置25から通信線23を介して車両情報を取得する。図14は車両診断条件判定パターンを示す図である。車両情報としては、例えば、図14に示すイグニッションスイッチやドア開閉状態検出スイッチ、ドアロック状態検出スイッチ、携帯リモコンキー照合結果などがある。
次に、これらの車両情報を取得すると、S134において、車両状態の条件が成立しているかどうかを判定する。すなわち、図14に示す判定パターンにより許可信号を送信すべきか不許可信号を送信すべきかを判定する。例えば、不許可判定パターンであるパターン1の場合、イグニッションスイッチがオフ、ドア開閉状態検出スイッチが閉、ドアロック状態検出スイッチがロック状態であるので、車両状態として故障診断するための条件が成立していないと判断され、S135において、車両用故障診断装置1へは不許可信号が送信される。図14に示す不許可判定パターンにあてはまらない場合は、車両状態として故障診断するための条件が成立していると判断し、S136において、車両用故障診断装置1へ許可信号を送信し、S137において、車両用故障診断装置1からの診断コマンド受信待ち状態となり、車両用故障診断装置1から故障診断コマンドを受信したかどうかを判定する。
車両用故障診断装置1から故障診断コマンドを受信した場合は、S138において、受信した故障診断コマンドを通信線23を介して電子制御装置24、電子制御装置25へ送信する。
次に、S139において、電子制御装置24、電子制御装置25から診断データを受信したかどうかを判定する。
診断データを受信した場合は、S140において、車両用故障診断装置1へ診断データを送信する。
なお、電子制御装置24、25の処理の流れは、上記実施の形態1、2と同様である。
上記のように本実施の形態3の故障診断装置は、車両用故障診断装置1に設けられた無線通信手段11と、車両2に設けられた無線通信手段22との間の無線通信を許可する許可信号を生成する許可信号生成手段32を有し、無線通信手段11により、許可信号生成手段32にて生成された許可信号が取得された場合に、無線通信手段11と無線通信手段12との間の無線通信を許可するようになっている。
また、本実施の形態1の故障診断方法は、車両用故障診断装置1に設けられた無線通信手段11と、車両2に設けられた無線通信手段22との間の無線通信を許可する許可信号を生成する許可信号生成工程と、許可信号生成工程において生成された許可信号を、無線通信手段11により取得する許可信号取得工程と、許可信号取得工程において許可信号が無線通信手段11により取得された場合に、無線通信手段11と無線通信手段22との間の無線通信を許可する許可工程とを有する。
また、本実施の形態1の故障診断装置は、無線通信手段11を有する車両用故障診断装置1と、無線通信手段22を有する車両2とからなり、車両用故障診断装置1は、無線通信手段11と無線通信手段22との間の無線通信の許可を要求する許可要求信号を生成する許可要求信号生成手段12を有し、車両2は、無線通信手段11と無線通信手段22との間の無線通信の許可を判定する許可判定手段29と、無線通信手段11と無線通信手段22との間の無線通信を許可する許可信号を生成する許可信号生成手段28とを有し、車両用故障診断装置1により車両2から許可信号が取得された場合に、無線通信手段11と無線通信手段22との間の無線通信が許可されるようになっている。
上記のような構成により、車両用故障診断装置1は、通信許可装置27から許可信号を受信しないと、車両用故障診断装置1と車両2との間の無線通信ができないようになっているため、故障診断時のセキュリティが向上し、故障診断対象の盗難を防止することができる。
また、無線通信の許可の判定は、取得した車両2の状態と、あらかじめ登録された条件とを比較することにより行うようになっている。これにより無線通信の許可の判定を容易かつ確実に行うことができる。
なお、以上説明した実施の形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記実施の形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。例えば、故障診断対象は車両2に限定されない。
なお、車両用故障診断装置1が特許請求の範囲の故障診断手段に、車両2が故障診断対象に、通信許可装置3、27が通信許可手段に、無線通信手段11が第1の無線通信手段に、無線通信手段22が第2の無線通信手段に、無線通信手段31が第3の無線通信手段に、許可信号生成手段28、32が許可信号生成手段に、許可要求信号生成手段12、26が許可要求信号生成手段に、許可判定手段29、33が許可判定手段に、許可信号生成手段32が許可信号生成手段に、許可信号生成手段28、32、S33〜35、S93〜95、S133〜136が許可信号生成工程に、許可要求信号生成手段12、26、S24、S103、S124が許可信号取得工程に、許可判定手段29、33、S33〜35、S93〜95、S133〜136が許可工程に相当する。
本発明の実施の形態1の故障診断装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1の車両用故障診断装置における処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1の通信許可装置における処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1の車両の無線通信装置における処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1の車両の電子制御装置における処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1の許可要求信号および許可信号のメッセージ構成を示す図である。 本発明の実施の形態2の故障診断装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2の車両用故障診断装置における処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2の通信許可装置における処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2の車両の無線通信装置における処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3の故障診断装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3の車両用故障診断装置における処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3の通信許可装置における処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3の車両診断条件判定パターンを示す図である。
符号の説明
1…車両用故障診断装置 2…車両
3…通信許可装置 4…携帯リモコンキー
11…無線通信手段 12…許可要求信号生成手段
21…無線通信装置 22…無線通信手段
23…通信線 24、25…電子制御装置
26…許可要求信号生成手段 27…通信許可装置
28…許可信号生成手段 29…許可判定手段
31…無線通信手段 32…許可信号生成手段
33…許可判定手段
201…センサ類(キーレスアンテナ)
202…スイッチ類(ドアロック/アンロックスイッチ)
203…アクチュエータ類 204…電源回路(車両バッテリー駆動)
211…センサ類(ドア開閉状態検出スイッチ、ドアロック/アンロック状態検出スイッチ)
212…スイッチ類
213…アクチュエータ類(ドアロック/アンロックモータ)
214…電源回路(車両バッテリー駆動)

Claims (7)

  1. 故障診断手段に設けられた第1の無線通信手段と、故障診断対象に設けられた第2の無線通信手段との間の無線通信を許可する許可信号を生成する許可信号生成手段を有し、
    前記第1の無線通信手段もしくは前記第2の無線通信手段により、前記許可信号生成手段にて生成された前記許可信号が取得された場合に、前記第1の無線通信手段と前記第2の無線通信手段との間の無線通信を許可するようになっていることを特徴とする故障診断装置。
  2. 第1の無線通信手段を有する故障診断手段と、第2の無線通信手段を有する故障診断対象と、第3の無線通信手段を有する通信許可手段とからなり、
    前記故障診断手段は、前記第1の無線通信手段と前記第2の無線通信手段との間の無線通信の許可を要求する許可要求信号を生成する許可要求信号生成手段を有し、
    前記通信許可手段は、前記第1の無線通信手段と前記第2の無線通信手段との間の無線通信の許可を判定する許可判定手段と、前記第1の無線通信手段と前記第2の無線通信手段との間の無線通信を許可する許可信号を生成する許可信号生成手段とを有し、
    前記故障診断手段により前記通信許可手段から前記許可信号が取得された場合に、前記第1の無線通信手段と前記第2の無線通信手段との間の無線通信が許可されるようになっていることを特徴とする故障診断装置。
  3. 第1の無線通信手段を有する故障診断手段と、第2の無線通信手段を有する故障診断対象と、第3の無線通信手段を有する通信許可手段とからなり、
    前記故障診断対象は、前記第1の無線通信手段と前記第2の無線通信手段との間の無線通信の許可を要求する許可要求信号を生成する許可要求信号生成手段を有し、
    前記通信許可手段は、前記第1の無線通信手段と前記第2の無線通信手段との間の無線通信の許可を判定する許可判定手段と、前記第1の無線通信手段と前記第2の無線通信手段との間の無線通信を許可する許可信号を生成する許可信号生成手段とを有し、
    前記故障診断対象により前記通信許可手段から前記許可信号が取得された場合に、前記第1の無線通信手段と前記第2の無線通信手段との間の無線通信が許可されるようになっていることを特徴とする故障診断装置。
  4. 第1の無線通信手段を有する故障診断手段と、第2の無線通信手段を有する故障診断対象とからなり、
    前記故障診断手段は、前記第1の無線通信手段と前記第2の無線通信手段との間の無線通信の許可を要求する許可要求信号を生成する許可要求信号生成手段を有し、
    前記故障診断対象は、前記第1の無線通信手段と前記第2の無線通信手段との間の無線通信の許可を判定する許可判定手段と、前記第1の無線通信手段と前記第2の無線通信手段との間の無線通信を許可する許可信号を生成する許可信号生成手段とを有し、
    前記故障診断手段により前記故障診断対象から前記許可信号が取得された場合に、前記第1の無線通信手段と前記第2の無線通信手段との間の無線通信が許可されるようになっていることを特徴とする故障診断装置。
  5. 前記無線通信の許可の判定は、受信したIDと、あらかじめ登録されたIDとを照合することにより行うことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか記載の故障診断装置。
  6. 前記無線通信の許可の判定は、取得した前記故障診断対象の状態と、あらかじめ登録された条件とを比較することにより行うことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか記載の故障診断装置。
  7. 故障診断手段に設けられた第1の無線通信手段と、故障診断対象に設けられた第2の無線通信手段との間の無線通信を許可する許可信号を生成する許可信号生成工程と、
    前記許可信号生成工程において生成された前記許可信号を、前記第1の無線通信手段もしくは前記第2の無線通信手段により取得する許可信号取得工程と、
    許可信号取得工程において前記許可信号が前記第1の無線通信手段もしくは前記第2の無線通信手段により取得された場合に、前記第1の無線通信手段と前記第2の無線通信手段との間の無線通信を許可する許可工程と
    を有することを特徴とする故障診断方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7340160B2 (en) 2005-02-01 2008-03-04 Hitachi, Ltd. Imaging apparatus
JP2010032431A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Denso Corp リモート車両診断方法、リモート車両診断システム、及び車載診断装置
JP2017118487A (ja) * 2015-12-18 2017-06-29 トヨタ自動車株式会社 通信システムで実行される情報集約方法

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