JP2005353455A - プラズマディスプレイパネル - Google Patents
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Abstract
【課題】 放電空間での放電電圧を低下させたプラズマディスプレイパネルを提供する。
【解決手段】 第1の基板と、前記第1の基板と対向する第2の基板と、前記第1の基板の前記第2の基板に面した側に形成された第1の電極と、前記第2の基板の前記第1の基板に面した側に形成された第2の電極と、前記第1の電極を覆うように形成された第1の誘電体層と、前記第2の電極を覆うように形成された第2の誘電体層と、前記第1の誘電体層を覆うように形成された多結晶構造を含むMgO膜からなる保護膜と、前記保護膜と前記第2の誘電体層の間に形成された放電空間と、を有するプラズマディスプレイパネルであって、前記保護膜はMgOの局在準位を有し、当該局在準位の含有率は、単結晶MgOの局在準位の含有率より大きいことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
【選択図】 図2
【解決手段】 第1の基板と、前記第1の基板と対向する第2の基板と、前記第1の基板の前記第2の基板に面した側に形成された第1の電極と、前記第2の基板の前記第1の基板に面した側に形成された第2の電極と、前記第1の電極を覆うように形成された第1の誘電体層と、前記第2の電極を覆うように形成された第2の誘電体層と、前記第1の誘電体層を覆うように形成された多結晶構造を含むMgO膜からなる保護膜と、前記保護膜と前記第2の誘電体層の間に形成された放電空間と、を有するプラズマディスプレイパネルであって、前記保護膜はMgOの局在準位を有し、当該局在準位の含有率は、単結晶MgOの局在準位の含有率より大きいことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
【選択図】 図2
Description
本発明はプラズマディスプレイパネルに係り、特にMgOからなる保護膜を有するプラズマディスプレイパネルに関する。
プラズマディスプレイパネル(Plasma Display Panel、以下文中ではPDPと表記する)は、大画面化が容易なこと、表示品質がよいこと、また、液晶ディスプレイと比べた場合に視野角が広いなどの特長があり、薄型化が可能なことから例えば壁掛け型ディスプレイなどの大型表示装置として用いられるようになってきている。
PDPの動作原理の概要は、表示セルと呼ばれる、例えば希ガスからなる封入ガスが封入された放電空間で放電を起こすことによって希ガスの粒子を励起し、その光学的遷移によって生じる紫外線によって蛍光体を励起し、当該蛍光体からの可視光を表示発光に利用するものである。
従来のPDPの構造の概略は、互いに対向するように設置された2枚の基板上にそれぞれ電極を設け、これらの電極の間に前記放電空間が形成された構造を有している。このように放電空間をはさんで対向するようにして形成された電極は、例えば表示用電極とデータ電極と呼ばれ、当該表示用電極とデータ電極はそれぞれ誘電体層に覆われた構造を有している。
例えば、当該データ電極を覆う誘電体層上には蛍光体層が形成され、PDPが発光する場合の画素の色を決定する要素となっている。一方、当該表示用電極を覆う誘電体層上には保護膜が形成され、当該誘電体層をスパッタリングによる損傷から保護する構造になっている。
この場合、前記放電空間の放電特性は、当該放電空間に面する前記保護膜に大きく影響され、特に当該保護膜の二次電子放出利得が高い場合に、すなわちより二次電子が放出されやすい場合に、前記放電空間の放電電圧が下がることがわかっており、このため、比較的二次電子利得の高いMgOが保護膜に用いられることが一般的であった。
また、放電電圧が低いことは、近年の高輝度化・高精細化が要求されるPDPにおいては重要な特性である。例えば、高輝度化・高精細化を実現するためには、放電空間に封入される封入ガスのうち、Xeガスの分圧を上げる方法があるが、Xeガスの分圧を上げると放電電圧が上昇してしまう問題があった。
そのため、放電電圧を下げるための、MgOからなる保護膜の製造方法について、様々な方法が提案されていた。(例えば特許文献1、特許文献2参照。)
特開平5−234519号公報
特開2000−277009号公報
しかし、MgO膜からなる保護膜を形成する方法として、温度や製造時の分圧などの諸条件については様々な提案があったが、PDPの放電空間の放電電圧を低下させるために好ましいMgO膜の構造やその構造の詳細、またMgO膜の構造の検証方法などについては明らかとなっていない。そのため、MgO膜を形成する場合のわずかな条件の違いなどによって、MgO膜の品質が異なってしまい、当該MgO膜を保護膜として用いたPDPで、十分な放電特性が得られずに、放電電圧が増大してしまう場合があった。
そこで、本発明では上記の問題を解決した、新規で有用なプラズマディスプレイパネルを提供することを課題としている。
本発明の具体的な課題は、電極を覆う誘電層の保護膜に、放電電圧を低下させる構造を有したMgO膜を用いたPDPを提供することである。
本発明の第1の観点では、上記の課題を、第1の基板と、前記第1の基板と対向する第2の基板と、前記第1の基板の前記第2の基板に面した側に形成された第1の電極と、前記第2の基板の前記第1の基板に面した側に形成された第2の電極と、前記第1の電極を覆うように形成された第1の誘電体層と、前記第2の電極を覆うように形成された第2の誘電体層と、前記第1の誘電体層を覆うように形成された多結晶構造を含むMgO膜からなる保護膜と、前記保護膜と前記第2の誘電体層の間に形成された放電空間と、を有するプラズマディスプレイパネルであって、前記保護膜はMgOの局在準位を有し、当該局在準位の含有率は、単結晶MgOの局在準位の含有率より大きいことを特徴とするプラズマディスプレイパネルにより、解決する。
当該プラズマディスプレイパネルによれば、電極を覆う誘電層の保護膜に、放電電圧を低下させる構造を有したMgO膜を用いたため、プラズマディスプレイパネルの放電電圧を低下させることが可能になる。
本発明の第2の観点では、上記の課題を、第1の基板と、前記第1の基板と対向する第2の基板と、前記第1の基板の前記第2の基板に面した側に形成された第1の電極と、前記第2の基板の前記第1の基板に面した側に形成された第2の電極と、前記第1の電極を覆うように形成された第1の誘電体層と、前記第2の電極を覆うように形成された第2の誘電体層と、前記第1の誘電体層を覆うように形成されたMgO膜からなる保護膜と、前記保護膜と前記第2の誘電体層の間に形成された放電空間と、を設けたプラズマディスプレイパネルであって、前記保護膜はMgOの局在準位を有し、当該局在準位の含有率は、単結晶MgOの局在準位の含有率の14倍〜20倍であることを特徴とするプラズマディスプレイパネルにより、解決する。
当該プラズマディスプレイパネルによれば、電極を覆う誘電層の保護膜に、放電電圧を低下させる構造を有したMgO膜を用いたため、プラズマディスプレイパネルの放電電圧を低下させることが可能になる。
本発明の第3の観点では、上記の課題を、第1の基板と、前記第1の基板と対向する第2の基板と、前記第1の基板の前記第2の基板に面した側に形成された第1の電極と、前記第2の基板の前記第1の基板に面した側に形成された第2の電極と、前記第1の電極を覆うように形成された第1の誘電体層と、前記第2の電極を覆うように形成された第2の誘電体層と、前記第1の誘電体層を覆うように形成されたMgO膜からなる保護膜と、前記保護膜と前記第2の誘電体層の間に形成された放電空間と、を設けたプラズマディスプレイパネルであって、前記保護膜の、MgO単結晶膜に対するカソードルミネッセンス測定のスペクトル特性の波長300nm〜600nmにおける面積強度比が、14倍〜20倍であることを特徴とするプラズマディスプレイパネルにより、解決する。
当該プラズマディスプレイパネルによれば、電極を覆う誘電層の保護膜に、放電電圧を低下させる構造を有したMgO膜を用いたため、プラズマディスプレイパネルの放電電圧を低下させることが可能になる。
本発明によれば、電極を覆う誘電層の保護膜に、放電電圧を低下させる構造を有したMgO膜を用いたため、PDPの放電電圧を低下させることが可能になる。
次に、本発明の実施の形態に関して、図面に基づき、以下に説明する。
図1(A)は、本発明の実施例1によるAC駆動型のPDPの構造の1表示セルの断面図を模式的に示したものであり、図1(B)にはそのA−A断面図を示す。また図2には、図1(A),(B)に示した表示セルを複数個並べたAC駆動型のカラーPDP10の斜視図を示す。
図1(A)、(B)および図2を参照するに、前記PDP10では、放電空間20を挟んで、ガラス基板からなる前面板11と背面板15が対向する形で配置されている。前記前面板11上の、前記背面板15に対向する側には表示用電極12が配置され、当該表示用電極12は、例えば酸化鉛系ガラスなどからなる誘電体層13に覆われ、さらに当該誘電体層13が、MgOからなる保護膜14で覆われた構造となっている。前記表示用電極12は、対をなす帯状の走査電極および維持電極が互いに平行に配置されることにより、構成されている。
また、前記背面板15上の、前記前面板11に対向する側には前記表示用電極12に直交する帯状の複数のデータ電極16が設けられており、これら複数のデータ電極16は互いに平行に配置され、またそれぞれの前記データ電極16は誘電体層17によって覆われている。
さらに複数のデータ電極16を分離し、かつ放電空間20を形成する隔壁18が、前記データ電極16と略平行に前記誘電体層17上に設けられている。また前記データ電極16上の前記誘電体層17の上から前記隔壁18の側面にわたって、蛍光体層19が形成されている。図2に示すPDP10の場合、カラー表示を可能にするために、前記隔壁18を挟んで、例えば赤、緑、青の蛍光体19が順に配置された構造になっている。
また、前記PDP10において、前記誘電体層13および17は、前記表示電極12および前記データ電極16に電圧を印加することで生じた電荷を蓄積するために設けられている。
なお、図2には、例として1表示セルを3つ組み合わせた形状を示しているが、表示セルの個数は任意であり、実際にはさらに多数の表示セルを組み合わせて大型表示装置であるPDPを形成する。
前記PDP10の動作原理は以下の通りである。まず、前記表示電極12(走査電極および維持電極間)のリセット放電を全てのセルの前記放電空間20で行い、壁電荷の状態を同じにし、次に前記表示用電極12の走査電極の走査にあわせて前記データ電極16に選択的に電圧を印加して前記放電空間20においてアドレス放電を起こす。
これにより、前記表示用電極12上に選択的に壁電荷を形成する。そのために、次に放電維持電圧を前記表示用電極12に印加した際に、前記放電空間20での放電発生の有無を制御することができ、前記放電空間20での維持放電の回数により、画像表示の階調を制御して、画像を表示することができる。
前記放電空間20には不活性ガスからなる封入ガスが封入され、前記封入ガスは、例えばHe,Ne,ArおよびKrのうち、少なくともひとつと、Xeの混合ガスからなる。また、PDPの発光効率は前記封入ガスに大きく依存し、例えば前記封入ガスのXeの混合比、または前記封入ガスの全圧に対するXeの分圧の比を増加させると発光効率が向上して、PDPの高輝度化、高精細化が可能となる。
しかし従来、前記封入ガス中のXeの分圧を増加させると、放電空間での放電電圧が増大してPDPの駆動電圧が増大する傾向にあり、Xeの分圧を増加させるのは困難であった。しかし、本実施例では、MgOからなる前記保護膜14の構造を、放電電圧が低下するように形成したため、PDPの駆動電圧が低くなり、さらに前記封入ガス中のXeの分圧を増加させた場合の駆動電圧の増加量を抑制する効果を奏するため、Xeの分圧を増加させて発光効率を向上させることが可能となる。
このように、放電電圧を低下させると、PDPの動作電圧が抑制されて消費電力が小さくなる効果だけでなく、PDPの高輝度化・高精細化が可能となる効果を奏する。
例えば、前記放電空間20における放電開始電圧、放電維持電圧などの放電電圧は、前記封入ガスのイオンや励起粒子が前記保護膜14に入射する際に、前記保護膜14の表面から放出される二次電子の出やすさに大きく依存する。
従来、放電電圧を低下させるためのMgO膜の製造方法については様々な提案がされていたが、おもにMgO膜の製造方法に係る提案であり、具体的にMgO膜の構造と放電電圧の関係について、また放電電圧を低下させる具体的な膜構造については具体的に明らかになっていなかった。
そこで、本発明の発明者は、放電電圧を低下させるためのMgO膜の具体的な構造について明らかにし、本実施例では放電電圧を低下させる膜構造を有するMgO膜を、前記保護膜14に用いたPDPを構成した。
本実施例で用いたMgO膜は、膜構造に欠陥構造を有するようにし、当該MgO膜から二次電子が放出されやすいように形成されている。このように二次電子が放出されやすくなる欠陥は、おもに局在準位などの欠陥がある。これらの局在準位を含む欠陥構造は、例えば、カソードルミネッセンス(cathode luminescence、以下CLと表記する)測定により、含有する割合を明らかにすることが可能となる。
CLとは、電子ビームの照射により、測定資料となる半導体や絶縁体の価電子帯の電子が励起され、価電子帯に生じた正孔と、この電子が再結合する過程で生じる発光をいう。このCLを分光して解析することをCL測定とよび、資料中の欠陥構造などの電子状態を分析することができる。
図3は、CL測定の方法を模式的に示した図である。図3を参照するに、CL測定では、例えば表面にMgO膜が形成された基板などのサンプル34の表面に、例えば走査型電子顕微鏡などの電子の励起源30から電子線を照射する。照射された電子線によって、前記サンプル34では発光が生じ、当該発光による光線は、反射部33によって反射されて分光器31によって分光され、例えばCCDなどの測定器32に入射する構造になっている。
次に、電子ビーム蒸着法によって形成された、多結晶構造を含むMgO膜のCL測定の結果の例を、図4(A)〜(C)に示す。
この場合、CL測定の条件は以下の通りである。電子線加速電圧5kVとし,温度は室温で、電子ビーム入射径は30nm以下にし、測定対象の100μm角を走査した。また、導通を得るために、MgO膜の表面に3−5nmのPtをスパッタ蒸着した。また、試料電流は0.17nA、分光器のスリット幅は250μmとした。
また、図4(A)〜(C)に示した測定に用いたMgO膜は、電子ビーム蒸着法によって形成され、この場合の成膜条件は、以下に示す通りである。圧力が3.0×10−4Torr以下、基板温度Tが、250℃<T<350℃、蒸着速度0.5〜1.0nm/sec、膜厚800nmであり、形成されたMgO純度が99.99%である。このようにして形成されたMgO膜は、おもに多結晶構造を有し、また一部に非晶質構造を含む場合もある。また、図4(A)〜(C)の場合に、成膜時の酸素の導入量を変更することで、成膜時の雰囲気の酸素分圧を変更しており、図4(A)の場合には酸素導入無し(酸素分圧略0)、図4(B)の場合には、酸素分圧を、0.04mTorr、図4(C)の場合には、酸素分圧を、0.12mTorrとしている。
図4(A)〜(C)を参照するに、CL測定の波長の、300nm〜600nmの間にピークが観察され、より詳細には、350mm〜450nmと、450nm〜550nmの範囲に、それぞれスペクトルのピークが観測されている。350nm〜450nmに観測されるピークは、MgOの酸素空孔に電子が一つ捕獲されたF+センターと呼ばれる局在準位であり、450nm〜550nmnに観測されるピークは、MgOの酸素空孔に電子が二つ捕獲されたFセンターと呼ばれる局在準位であると考えられている。(G.H.Rosenblart, M.W.Rowe, G.P.Williams,Jr., and R.T.Williams,
phys.Rev.B36,10309(1989))。
phys.Rev.B36,10309(1989))。
このようなF+センターやFセンターなどの局在準位を含む欠陥構造をMgO膜中に増大させた場合には、MgO膜表面より二次電子が放出されやすくなり、例えばXeイオンがMgO膜表面に入射した場合の二次電子利得が向上して放電電圧が低くなることが推察される。これは、局在準位の最高準位から真空準位までのエネルギーをξとしたとき、MgO表面に入射するXeイオンの電離エネルギーをEiとすると、Ei>2ξの条件が満たされるためと考えられる。(オージェ中和理論)(H. D. Hagstrum, “Theory
of Auger neutralization of ions at the surface of a diamond-type semiconductor,”
Phys. Rev., vol. 122, no.1, pp. 83-113, 1961.)
図5には、図4(A)〜(C)に示したMgO膜を保護膜に用いて、図2に示した構造を有するPDPを形成し、放電開始電圧を調べた結果を示す図である。図5において、実験E1〜E3に示した結果がそれぞれ図4(A)〜(C)に示した場合に対応する。また、横軸に放電空間に封入される封入ガス中のXeの分圧をとり、Xeの分圧に対する放電開始電圧の依存性も調べている。また、PDPを駆動させる条件は、以下の通りである。対になるように形成された表示電極には、20kHz、時間率1/5の矩形波電圧をそれぞれ印加し、10時間のエージング駆動後に測定を行った。放電が停止した状態から印加電圧を増加していった場合に、放電が開始する電圧を放電開始電圧とした。
of Auger neutralization of ions at the surface of a diamond-type semiconductor,”
Phys. Rev., vol. 122, no.1, pp. 83-113, 1961.)
図5には、図4(A)〜(C)に示したMgO膜を保護膜に用いて、図2に示した構造を有するPDPを形成し、放電開始電圧を調べた結果を示す図である。図5において、実験E1〜E3に示した結果がそれぞれ図4(A)〜(C)に示した場合に対応する。また、横軸に放電空間に封入される封入ガス中のXeの分圧をとり、Xeの分圧に対する放電開始電圧の依存性も調べている。また、PDPを駆動させる条件は、以下の通りである。対になるように形成された表示電極には、20kHz、時間率1/5の矩形波電圧をそれぞれ印加し、10時間のエージング駆動後に測定を行った。放電が停止した状態から印加電圧を増加していった場合に、放電が開始する電圧を放電開始電圧とした。
図5を参照するに、実験E1の場合、すなわちMgO膜中に局在準位などの欠陥構造が最も少ない場合に放電開始電圧が最も高く、MgO膜中に局在準位などの欠陥構造が増大するにつれ、放電開始電圧が低く抑えられていることがわかる。例えば、Xeの分圧が10kPaの場合には、実験E1の場合には、放電開始電圧が360Vであるのに対して、実験E2の場合には300V,実験E3の場合には250Vと、MgO膜中の局在準位の含有率を増大させるにつれ、放電開始電圧が抑制されていることがわかる。さらに、Xe分圧を増大させて20kPaとした場合には、実験E1の場合には、放電開始電圧が440Vであるのに対して、実験E2の場合には350V,実験E3の場合には300Vであり、Xe分圧を増大させた場合に、放電開始電圧が抑制される効果が大きいことが明らかとなった。これは、Xe分圧を増大させて、PDPの高輝度化・高精細化を実施した場合に、放電開始電圧が抑制される効果が大きくなることを示している。
また、このようにMgO膜中に局在準位などの欠陥構造の含有率を増大させるための方法は、蒸着によってMgO膜を形成する場合に酸素の分圧を増大させる方法に限定されるものではない。例えば、基板温度制御と蒸着レートの制御、成膜後のMgO表面に対するイオン照射、などを行ってもよく、これらの場合にもMgO膜中の局在準位を増大させて、放電開始電圧を抑制することが可能となる。
また、MgO膜の形成方法は、電子ビーム蒸着法に限定されるものではなく、例えば、イオンプレーティング法、スパッタ蒸着法、パルスレーザー堆積法(PLD法)などによっても本実施例の場合と同様の効果を有するMgO膜を形成することが可能である。
また、MgO膜中の欠陥構造を調べる場合、欠陥構造の絶対量を算出することは困難である。そのため、測定対象となるMgO膜と、基準となるMgOの欠陥構造の含有量を比較することで、MgO膜中の相対的な欠陥構造の含有率の増減を算定することが可能となると考えられる。
このような、基準となるMgOを形成する場合には結晶構造の再現性が高いことが好ましく、また構造が安定であることが好ましい。このように、結晶構造が再現性よく形成できるMgOとしては、単結晶構造を有する単結晶MgOがあり、測定対象となる、例えば多結晶構造や非晶質構造を含むMgO膜の、欠陥構造の含有率を調べる場合の基準となると考えられる。
例えば、単結晶MgOは、融点が高いため一般的には電融法によって形成され、再現性よく安定な結晶が得られる。
次に、単結晶MgOの、CL測定の結果を図6に示す。この場合、単結晶MgOは、厚さが0.25mmの板状のものを用いた。図6を参照するに、単結晶MgOの場合、上記のF+センターやFセンターなどが、図4(A)〜(C)に示した蒸着法で形成された多結晶構造を含むMgO膜に比べて著しく少なくなっている。これは、単結晶MgOにおける酸素欠損が少ないことを示している。
そのため、単結晶MgOのCL測定には、比較的高い電子線加速度が必要となるが、薄膜のMgOとCL結果を比較する場合は、電子がMgO薄膜を貫通しない程度の電子線加速度で比較しなければならない。そこで、本図に示す測定では、図4(A)〜(C)に示したMgO膜の測定条件と同条件とし、電子線加速電圧は5kVとしてCL測定を行っている。
ここで、波長に対するCL測定のスペクトル強度の積分値を面積強度と定義する。図7は、図6に示した単結晶MgOのCL測定の、波長300nm〜600nmでの面積強度に対する、図4(A)〜(C)に示したCL測定の、波長300nm〜600nmの面積強度の比を求め、当該面積強度の比の変化に対応する放電開始電圧の変化を示したものである。
図7を参照するに、当該面積強度比が増大するに従って、放電開始電圧が低下していることがわかる。また、放電空間の封入ガスのXeの分圧を、13kPa,20KPa、27KPaのいずれの場合にもこの傾向が観測され、特にXeの分圧が大きい場合に、当該面積強度比を増大させたことによる放電開始電圧の抑制効果が大きいことが確認された。
特に、当該面積強度比を、14倍以上とすると、放電開始電圧が、最小となるため、従来と比べて放電開始電圧が少なくとも10V以上低くなり、放電開始電圧を低下させる効果が大きく、好ましい。
また、面積強度比をさらに増大させた場合には、放電開始電圧の低下の効果が収束し、またさらに面積強度比を増大させると、スパッタ等に対する膜の耐性が弱くなってしまう。このため、面積強度比の上限は、20倍程度とすることが好ましい。
また、前記面積強度比は、局在準位の含有率を示していると推定されるため、面積強度比の好ましい範囲は、局在準位の含有率の比の好ましい範囲を示しているものと考えられる。そのため、前記保護膜14を構成するMgO膜の局在準位の含有率は、単結晶MgOの局在準位の含有率の14倍〜20倍であることが好ましい。
次に、本実施例によるPDPの製造方法の概略について、以下に示す。ただし図中、先に説明した部分には同一の参照符号を付し、説明を省略する。
まず、ガラス基板からなる前記前面板11上に、透明導電膜およびクロム(Cr)/銅(Cu)/Cr(クロム)からなる積層膜を、スパッタリング法によって成膜する。
次に、前記透明導電膜および積層膜を、フォトリソグラフィの手法を用いて、それぞれ前記透明導電膜を170μm、前記積層膜を55μmの帯状のパターンに形成し、前記表示用電極12とする。
次に、前記表示用電極12が形成された前記前面板11上に、低融点ガラスペーストを印刷して乾燥させた後、焼成することによって、膜厚略20μmの前記誘電体層13を形成する。
次に、前記誘電体層13を被覆するように、MgO膜からなる保護膜14を電子ビーム蒸着により、以下の条件で形成する。圧力が3.0×10−4Torr以下、基板温度Tを250℃<T<350℃とし、成膜雰囲気中の酸素分圧pは、1.0×10−4Torr<p<2.0×10−4Torrとする。この条件で、蒸着速度0.5〜1.0nm/secで膜厚800nmのMgO膜が形成され、形成されたMgO純度は99.99%となる。
次に、ガラス基板からなる前記背面板15上の所望の位置に、感光性銀ペーストをフォトリソグラフィの手法を用いて帯状パターンに形成して、銀からなる前記データ電極16を形成し、さらに当該データ電極16を覆うように前記誘電体層17を形成する。
さらに、前記誘電体層17上には、幅60μm、高さ130μmの前記隔壁18を形成し、前記蛍光体19を前記隔壁18および前記誘電体層17の表面上に塗布した。前記蛍光体9として、例えば、赤色発光体((YxGd1-x)BO3:Eu3+)、緑色発光体(BaAl12O19:Mn)および青色発光体(BaMgAl14O23:Eu2+)を塗り分けるようにする。
次に、前記前面板11と背面板15を、前記表示用電極12とデータ電極16が直交するように張り合わせ、周辺部をガラスフリットを用いて封着し、前記放電空間20を排気した後に、当該放電空間20に、Xeを5%〜30%混合したNe−Xe混合ガスからなる封入ガスを、放電空間の圧力が400Torr以上で650Torr以下になるように封入する。
このようにして、図1(A)、(B)および図2に示したPDPを製造することができる。
また、本実施例においてはAC駆動型のPDPの例を示したが、本発明はAC駆動型に限られるものではなく、例えばDC駆動型、またはAC/DCハイブリッド駆動型においても、適用が可能であり、本実施例に記載した場合と同様の効果を得ることが可能であり、駆動電圧が低く、高輝度・高精細のPDPを実現できる。
10 PDP
11 前面板
12 表示用電極
13 誘電体層
14 保護膜
16 データ電極
17 誘電体層
18 隔壁
19 蛍光体
20 放電空間
30 励起源
31 分光器
32 検出器
33 反射部
34 測定試料
11 前面板
12 表示用電極
13 誘電体層
14 保護膜
16 データ電極
17 誘電体層
18 隔壁
19 蛍光体
20 放電空間
30 励起源
31 分光器
32 検出器
33 反射部
34 測定試料
Claims (3)
- 第1の基板と、
前記第1の基板と対向する第2の基板と、
前記第1の基板の前記第2の基板に面した側に形成された第1の電極と、
前記第2の基板の前記第1の基板に面した側に形成された第2の電極と、
前記第1の電極を覆うように形成された第1の誘電体層と、
前記第2の電極を覆うように形成された第2の誘電体層と、
前記第1の誘電体層を覆うように形成された多結晶構造を含むMgO膜からなる保護膜と、
前記保護膜と前記第2の誘電体層の間に形成された放電空間と、を有するプラズマディスプレイパネルであって、
前記保護膜はMgOの局在準位を有し、当該局在準位の含有率は、単結晶MgOの局在準位の含有率より大きいことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 第1の基板と、
前記第1の基板と対向する第2の基板と、
前記第1の基板の前記第2の基板に面した側に形成された第1の電極と、
前記第2の基板の前記第1の基板に面した側に形成された第2の電極と、
前記第1の電極を覆うように形成された第1の誘電体層と、
前記第2の電極を覆うように形成された第2の誘電体層と、
前記第1の誘電体層を覆うように形成されたMgO膜からなる保護膜と、
前記保護膜と前記第2の誘電体層の間に形成された放電空間と、を有するプラズマディスプレイパネルであって、
前記保護膜はMgOの局在準位を有し、当該局在準位の含有率は、単結晶MgOの局在準位の含有率の14倍〜20倍であることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。 - 第1の基板と、
前記第1の基板と対向する第2の基板と、
前記第1の基板の前記第2の基板に面した側に形成された第1の電極と、
前記第2の基板の前記第1の基板に面した側に形成された第2の電極と、
前記第1の電極を覆うように形成された第1の誘電体層と、
前記第2の電極を覆うように形成された第2の誘電体層と、
前記第1の誘電体層を覆うように形成されたMgO膜からなる保護膜と、
前記保護膜と前記第2の誘電体層の間に形成された放電空間と、を有するプラズマディスプレイパネルであって、
前記保護膜の、MgO単結晶膜に対するカソードルミネッセンス測定のスペクトル特性の波長300nm〜600nmにおける面積強度比が、14倍〜20倍であることを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
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-
2004
- 2004-06-11 JP JP2004173939A patent/JP2005353455A/ja active Pending
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