JP2005337353A - 油圧シリンダ装置およびこの油圧シリンダ装置を使用した射出成形機の射出ユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 移動体側ロッド(24)の移動に追従してピストン(14)が油圧で移動するので、ピストン(14)に結合された駆動ロッド(15)が大きな軸力を発生する。開閉弁(22,23)の移動速度よりも大きな速度でピストン(14)が移動した場合に、開閉弁(22,23)が開かれてピストンに設けられた作動油通路を介してシリンダ(11)の油室の油圧が抜ける。したがって、ピストン(14)は常に開閉弁(22,23)つまり移動体側ロッド(24)の移動に追随して、移動体側ロッド(24)と同じ速度で移動することになる。移動体側ロッドを移動させる力に比して格段に大きな力で駆動ロッド(15)が駆動され、しかも、駆動ロッド(15)が移動体側ロッド(24)に追従して移動される。
【選択図】 図1
Description
溶融樹脂の射出工程では、まず、射出スクリュを回転しながら低速で後進させる。これにより、射出シリンダの中に送り込まれた樹脂材料が溶融可塑化されながらスクリュ先端に貯溜される。そして、樹脂貯溜量が一定量に達したとき、射出スクリュの回転を止め、ついで、射出スクリュを高速で前進させて、溶融樹脂を射出シリンダ先端のノズルから金型キャビティ内に射出する。
樹脂の射出には大きな力を必要とするので、射出スクリュを駆動するには、径の大きな油圧シリンダを用いて、このシリンダに多量の作動油を急速に流す必要がある。射出の高速化には、大容量の油圧源と大容量の切換弁を必要とするので、作動油の重量によるイナーシャの影響等のために、制御の指示に対する油圧シリンダの応答が遅れることになる。したがって、射出工程における射出速度等の微妙な制御は難しく、また、制御のための周辺機能部品のコストが高くなる。
一方、電動モータ駆動のボールねじ、またはボールねじナットを使用した機械的な射出駆動手段は、速度制御は容易であるものの、ボールねじが荷重に制限を受けるという欠点がある。また、大容量のボールねじは高価であり、しかも多数のボールねじを使用する場合は、構造が複雑となると共に、ボールねじ軸の同期回転やボールねじナットの荷重平均化のための制御手段が必要になるため、設備コストが嵩むことになる。
また、本発明は、上記油圧シリンダ装置を使用して、回流する作動油量の減少、リリーフ油量の減少、および油圧運転のエネルギの節減を図るようにした射出成形機の射出ユニットを提供することを目的としている。
前記移動体側ロッドを進退移動させるアクチュエータと、前記第2の油室に作動油を供給し、前記作動油通路を介して前記作動油を還流させるように構成された油圧発生手段と、を備え、前記開閉弁は、前記弁体が前記一方の側蓋の方向に移動するときの速度よりも前記ピストンが同方向に移動する速度が大きい場合に、その速度差によって生じる前記相対変位によって開かれるように、かつ、前記油圧発生手段が停止された状態で前記弁体が前記他方の側蓋の方向に移動するときに開かれるように構成されていることを特徴としている。
前記油圧シリンダの一方の側蓋に摺動可能に貫通され、前記ピストンに相対変位可能に結合された移動体側ロッドと、前記移動体側ロッドに設けられ、該移動体側ロッドと前記ピストンの相対変位によって前記作動油通路を開閉する第1および第2の開閉弁を前記ピストンとの間でそれぞれ構成する第1および第2の弁体と、前記油圧シリンダの他方の側蓋に摺動可能に貫通され、前記ピストンに固定結合された駆動ロッドと、前記移動体側ロッドを進退移動させるアクチュエータと、前記第1および第2の油室に選択的に作動油を供給し、前記作動油通路を介して前記作動油を還流させるように構成された油圧発生手段と、を備え、前記第1の開閉弁は、前記第1の弁体が前記一方の側蓋の方向に移動するときの速度よりも前記ピストンが同方向に移動する速度が大きい場合に、その速度差によって生じる前記相対変位によって開かれるように構成され、前記第2の開閉弁は、前記第2の弁体が前記他方の側蓋の方向に移動するときの速度よりも前記ピストンが同方向に移動する速度が大きい場合に、その速度差によって生じる前記相対変位によって開かれるように構成されている、ことを特徴としている。
例えば、射出成形装置の射出工程では、射出時に強大な力を必要とし、射出スクリュを回転しながら樹脂の可塑化送りをするときは弱い力(射出の約1/10)で充分である。したがって、このような力配分を必要とする設備に本発明の油圧シリンダ装置を適用すれば、動力エネルギの節約を図ることできる。
開閉弁が2つ設けられた構成によれば、ピストンを双方向に追随させ、かつ、双方向の軸力を増幅することができる。
油圧発生手段は、作動油を還流させる閉鎖配管回路を備えるので、前記移動体側ロッドの径と駆動ロッドの径を等しく設定して、ピストンの両側の受圧面積を等しくすることにより、小容量のリザーブタンクを設けるだけで対応することができる。したがって、運転コストが低減される。
また、前述した油圧シリンダ装置を1つ使用した本発明に係る射出成形機の射出ユニットによれば、上記射出ユニットの効果に加えて、製造コストを低減できるという効果が得られる。
図1は、本発明に係る油圧シリンダ装置の第1の実施形態を示す側面断面図である。
この図1に示す油圧シリンダ装置10の油圧シリンダ11は、シリンダ本体11aと、このシリンダ本体11aの一端側(駆動ロッド側)に固設されたシリンダ側蓋12と、シリンダ本体11aの他端側(操作ロッド側)に固設されたシリンダ側蓋13とによってシリンダ室を形成している。
シリンダ側蓋13には、ピストン14を中心として上記駆動ロッド15と反対の方向に延びる筒状の移動体側ロッド24が摺動可能に貫通している。移動体側ロッド24は、駆動ロッド15と同じ外径を有し、その一端部は上記弁体23に設けられた雄ねじ24aに螺合している。したがって、移動体側ロッド24が図示の位置まで左行しているときには、弁体23が上記弁座板22の弁座に当接し、また、移動体側ロッド24が図示の位置から右行するに伴って弁体23が上記弁座板22の弁座から離されることになる。
このように、弁体23は上記弁座板22の弁座とともに開閉弁(ポペット弁)を構成している。符号18は、シリンダ側蓋13における移動体側ロッド24の摺動部に施されたシールリングを示している。
サーボモータ37によって油圧ポンプ36を駆動すると、該油圧ポンプ36から吐出された作動油が実線矢印で示した方向に送られる。このとき、弁座板22の弁座と弁体23との間に隙間が形成されていると、つまり、上記開閉弁が開かれていると、作動油が通路14aを介してピスン14を通り抜けることから、該ピストン14に油圧が作用しない。
これに伴って、シリンダ1の右側の油室内に油圧が発生するので、該ピストン14が左方向に移動する。このとき、ピストン14が行き過ぎると、開閉弁が開かれてシリンダの右側の油室と左側の油室の油圧がバランスするので、ピストン14を動かす力が無くなる。このようにして、ピストン14は、行き過ぎが抑制されながら、弁体23が取付けられた移動体側ロッド24に追随して移動する。
ピストン14には、作用体16の負荷に比例した油圧が発生する。したがって、ボールねじ軸25、ボールねじナット26(移動体)はピストン14の移動速度の制御を担当し、油圧シリンダ11、油圧ピストン14は作用体16による負荷を担うことになる。
図2は、本発明の第2の実施形態に係る油圧シリンダ装置20の要部を示す側面断面図である。この図2において、図1に示す構成要素と共通する要素には、同一の参照符号を付してある。以下においては、この共通要素についての説明を省略する。
図3は、本発明の第3の実施形態に係る油圧シリンダ装置30を示す側面断面図である。この油圧シリンダ装置30が第1の実施形態の油圧シリンダ装置10と異なる点は、ピストン14の中心部の貫通孔を外側と内側から交番に開閉可能な一対のポペット形弁体52、53が移動体側ロッド54の先端に設けられていることである。上記弁体52で構成される開閉弁と上記弁体53で構成される開閉弁の内の1つが塞がれたとき、塞がれた側のピストンの側面に油圧が作用する。ピストン14は、弁体52、53の開閉動作によってその両側の油圧がバランスされながら移動し、これにより、移動体に追随して作用体16が駆動される。そして、ピストンの油圧作用側を切り換えることにより、押し引き両側方向の移動が実現される。
この実施の形態では、対向する一対のポペット形弁体52、53を備えているが、これらの一方、または、双方をカップ形弁体に置き換えても同じ機能を得ることができる。もちろん、その場合には、カップ形弁体に対応する弁座が設けられる。
駆動ロッド15と移動体側ロッド54は同じ外径を有するので、ピストン14の左右の受圧面積は同じである。したがって、理論的には油圧系統に満たされた作動油の量は一定であるが、この実施の形態においても、温度変化による膨張、漏れ等による油圧配管内の不足油量を補うためにリザーブタンク39が備えられている。符号40は油圧計を、また、符号38は逆止弁をそれぞれ示している。
切換弁56が図3の切換え位置に作動されている場合、作動油が実線矢印の方向に送られる。このとき、弁座板51の弁座と弁体53との間に隙間があると、作動油がその隙間を通り抜けることから、ピストン14に油圧が作用しない。
この結果、ピストン14の右側の油室内に油圧が発生して、該ピストン14が左方向に移動する。このとき、ピストン14が行き過ぎると上記第1の開閉弁が開かれてシリンダの右側の油室と左側の油室の油圧がバランスするので、ピストン14を動かす力が無くなる。このようにして、ピストン14は、行き過ぎが抑制されながら、移動体側ロッド24に追随して移動する。
ピストン14には、作用体16の負荷に比例した油圧が発生する。したがって、ボールねじ軸25、ボールねじナット26を含む移動体は、ピストン14の移動速度の制御を担当し、油圧シリンダ11、油圧ピストン14は作用体16による負荷を担うことになる。
サーボモータ32が逆回転されると、ボールねじ軸25も逆回転するので、移動体側ロッド54が破線矢印Bの方向に移動される。これにより、弁体52が右方向に移動されるので、この弁体52が弁座に当接する。つまり、弁体52を弁要素とする第2の開閉弁(ポペット弁)が閉じられる。
この結果、ピストン14の左側の油室内に油圧が発生して、該ピストン14は右方向に移動するが、ピストン14が行き過ぎると上記第2の開閉弁が開かれてシリンダの右側の油室と左側の油室の油圧がバランスするので、ピストン14を動かす力は無くなる。このようにして、ピストン14は、弁体52の開閉作用で移動体ロッド54に追随して右方向移動動作をする。
図4は、本発明の第4の実施形態に係る射出成形機の射出ユニットの断面図および油圧系統ブロック図である。また、図6は、上記射出ユニット1の射出工程における射出スクリュのストロークに対する射出速度、油圧ポンプ吐出流量および油圧を示す特性曲線図である。
射出ユニット1は、射出シリンダ2、該シリンダ2に回転かつ進退可能に挿入された射出スクリュ3、射出シリンダ2を固設支持する固定台4および固定台4に対して近接離反する摺動台5と、を備えている。
摺動台5には、射出スクリュ3を回転可能に支持しかつ該射出スクリュ3の軸方向移動を規制する軸受が内蔵され、また、射出スクリュ駆動モータ6が取付けられている。
符号58は油圧ポンプ36の過負荷を防止するためのリリーフ弁を、符号57は2方向電磁開閉弁を、また、符号40は油圧を検出する油圧計をそれぞれ示している。
上記一対の油圧シリンダ装置10(20)におけるシリンダ11の右方および左方の油室には、それぞれ油圧配管71および72が結合されている。また、配管72には、逆止弁38を介してリザーブタンク39が分岐接続されている。
射出スクリュ3の射出前進時には、射出スクリュ3が略一定速度に制御される。そして、溶融樹脂が図示しない金型のキャビティに充満されてから樹脂の流動性が失われるまでの間は、該キャビティ内の圧力制御(型内圧制御)が実行される。それ以後、樹脂が固化するまでは圧力保持が行われて、射出の前進方向の制御が終了する。
充填工程では、サーボモータ32を所定回転速度で回転させて、弁体23(43)を指定された速度で移動させる。このとき、弁体23(43)にピストン14(41)を追随させるため、該ピストン14(41)の移動速度が弁体(23または43)の移動速度より少し速められるように作動油の供給量、つまり、油圧ポンプ36の回転速度が制御される。なお、ピストン14(41)に作用する作動油の余剰分は弁体23(43)を通過することになる。
一方、保圧制御時には、弁体23(43)にサーボモータ32の回転トルクを加えた状態で、型内圧が保持されるように油圧ポンプ36を回転させて圧力制御を行う。
なお、各油圧シリンダ装置10(20)のサーボモータ32相互は、電気的に、もしくはそれら間に巻掛けた図示しないチエンまたは歯付きベルト等によって機械的に同期運転される。
図5は、本発明の第5の実施形態に係る射出成形機用射出ユニットの断面図および油圧系統ブロック図である。
図5に示す射出ユニット50には、図3に示した油圧シリンダ装置30が用いられている。
射出ユニット50は、射出シリンダ2、該シリンダ2に回転かつ進退可能に挿入された射出スクリュ3、射出シリンダ2を固設支持する固定台4および固定台4に対して近接離反する摺動台5と、を備えている。
摺動台5には、射出スクリュ3を回転可能に支持しかつ該射出スクリュ3の軸方向移動を規制する軸受が内蔵され、また、射出スクリュ駆動モータ6が取付けられている。
前述したように、油圧シリンダ装置30は、サーボモータ32によって駆動されるボールねじ軸25と、このボールねじ軸25に螺合するボールねじナット26によって移動体側ロッドを駆動するように構成されている。
一方、油圧シリンダ装置64は、シリンダ本体11a'、シリンダ側蓋66およびシリンダ側蓋12を有する油圧シリンダ11'と、ピストン65とを備えた一般的な構造を有している。
上記油圧シリンダ装置30、64におけるシリンダ11、11'の右方および左方の油室には、それぞれ油圧配管71および72が結合されている。
符号58は油圧ポンプ36の過負荷を防止するためのリリーフ弁を、符号61は油圧ポンプ36と配管71、72間に介在された4方向電磁開閉弁を、符号40は油圧を検出する油圧計を、また、符号63は配管71に接続された電磁リリーフ弁をそれぞれ示している。
したがって、油圧シリンダ装置30のピストン14が移動体側ロッド54(図3参照)に追従して移動する場合、油圧シリンダ装置64のピストン65がピストン14と同じ力で同方向に作動し、その結果、摺動台5、つまり、スクリュ3が円滑に進退される。
射出スクリュ3の射出前進時には、射出スクリュ3が略一定速度に制御される。そして、溶融樹脂が図示しない金型のキャビティに充満されてから樹脂の流動性が失われるまでの間は、該キャビティ内の圧力制御(型内圧制御)が実行される。それ以後、樹脂が固化するまでは圧力保持が行われて、射出の前進方向の制御が終了する。
充填工程では、サーボモータ32を所定回転速度で回転させて、弁体52、53を指定された速度で移動させる。このとき、弁体52、53にピストン14を追随させるため、該ピストン14の移動速度が弁体52、53の移動速度より少し速められるように作動油の供給量、つまり、油圧ポンプ36の回転速度が制御される。なお、ピストン14に作用する作動油の余剰分は弁体52を備える開閉弁もしくは弁体53を備える開閉弁を通過することになる。
一方、型内圧制御時および圧力保持の時は、弁体52、53にサーボモータ32の回転トルクを加えた状態で、型内圧を保持するように油圧ポンプ36が回転制御される。
2 射出シリンダ
3 射出スクリュ
4 固定台
5 摺動台
10 油圧シリンダ装置
11,11' 油圧シリンダ
12 シリンダ側蓋
13 シリンダ側蓋
14 ピストン
15 駆動ロッド
16 作用体(被駆動体)
22 弁座板
23 弁体
24 移動体側ロッド
25 ボールねじ軸
26 ボールねじナット
32 サーボモータ
36 油圧ポンプ
41 ピストン
42 ピストン継手
43 弁体
45 移動体側ロッド
46 駆動ロッド
147 制御装置
48 インバータ
50 射出ユニット
51 弁座板
52 弁体(外側)
53 弁体(内側)
54 移動体側ロッド
56 切換弁
57 2方向切換弁
58 リリーフ弁
60 制御装置
61 4方向切換弁
63 油圧調整リリーフ弁
Claims (14)
- 油圧シリンダと、
前記油圧シリンダ内に摺動可能に設けられ、その一方および他方の側にそれぞれ形成された前記シリンダの第1および第2の油室を連通させる作動油通路を形成したピストンと、
前記油圧シリンダの一方の側蓋に摺動可能に貫通され、前記ピストンに相対変位可能に結合された移動体側ロッドと、
前記移動体側ロッドに設けられ、該移動体側ロッドと前記ピストンの相対変位によって前記作動油通路を開閉する開閉弁を前記ピストンとの間で構成する弁体と、
前記油圧シリンダの他方の側蓋に摺動可能に貫通され、前記ピストンに固定結合された駆動ロッドと、
前記移動体側ロッドを進退移動させるアクチュエータと、
前記第2の油室に作動油を供給し、前記作動油通路を介して前記作動油を還流させるように構成された油圧発生手段と、を備え、
前記開閉弁は、前記弁体が前記一方の側蓋の方向に移動するときの速度よりも前記ピストンが同方向に移動する速度が大きい場合に、その速度差によって生じる前記相対変位によって開かれるように、かつ、前記油圧発生手段が停止された状態で前記弁体が前記他方の側蓋の方向に移動するときに開かれるように構成されていることを特徴とする油圧シリンダ装置。 - 前記移動体側ロッドの径と駆動ロッドの径を等しく設定して、前記ピストンの両側の受圧面積を等しくしたことを特徴とする請求項1に記載の油圧シリンダ装置。
- 前記開閉弁がポペット弁であることを特徴とする請求項1または2に記載の油圧シリンダ装置。
- 前記開閉弁がカップ弁であることを特徴とする請求項1または2に記載の油圧シリンダ装置。
- 前記移動体側ロッドを進退移動させるアクチュエータは、回転駆動されるボールねじ軸と、該ボールねじ軸に螺合するボールねじナットとを備え、該ボールねじナットの直線運動を前記移動体側ロッドに伝達するように構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の油圧シリンダ装置。
- 前記油圧発生手段は、油圧ポンプと、該油圧ポンプから吐出された作動油を還流させる閉鎖配管回路と、を備え、
前記油圧ポンプは、前記一方の側蓋の方向に移動する前記弁体に対して前記ピストンを追従して移動させ得る流量の作動油を発生するように、前記アクチュエータと連携して運転されることを特徴とする1〜5のいずれかに記載の油圧シリンダ装置。 - 油圧シリンダと、
前記油圧シリンダ内に摺動可能に設けられ、その一方および他方の側にそれぞれ形成された前記シリンダの第1および第2の油室を連通させる作動油通路を形成したピストンと、
前記油圧シリンダの一方の側蓋に摺動可能に貫通され、前記ピストンに相対変位可能に結合された移動体側ロッドと、
前記移動体側ロッドに設けられ、該移動体側ロッドと前記ピストンの相対変位によって前記作動油通路を開閉する第1および第2の開閉弁を前記ピストンとの間でそれぞれ構成する第1および第2の弁体と、
前記油圧シリンダの他方の側蓋に摺動可能に貫通され、前記ピストンに固定結合された駆動ロッドと、
前記移動体側ロッドを進退移動させるアクチュエータと、
前記第1および第2の油室に選択的に作動油を供給し、前記作動油通路を介して前記作動油を還流させるように構成された油圧発生手段と、を備え、
前記第1の開閉弁は、前記第1の弁体が前記一方の側蓋の方向に移動するときの速度よりも前記ピストンが同方向に移動する速度が大きい場合に、その速度差によって生じる前記相対変位によって開かれるように構成され、
前記第2の開閉弁は、前記第2の弁体が前記他方の側蓋の方向に移動するときの速度よりも前記ピストンが同方向に移動する速度が大きい場合に、その速度差によって生じる前記相対変位によって開かれるように構成されている、
ことを特徴とする油圧シリンダ装置。 - 前記移動体側ロッドの径と駆動ロッドの径を等しく設定して、前記ピストンの両側の受圧面積を等しくしたことを特徴とする請求項7に記載の油圧シリンダ装置。
- 前記第1および第2の開閉弁がポペット弁であることを特徴とする請求項7または8に記載の油圧シリンダ装置。
- 前記第1および第2の開閉弁の一方がカップ弁であり、他方がカップ弁もしくはポペット弁であることを特徴とする請求項7または8に記載の油圧シリンダ装置。
- 前記移動体側ロッドを進退移動させるアクチュエータは、回転駆動されるボールねじ軸と、該ボールねじ軸に螺合するボールねじナットとを備え、該ボールねじナットの直線運動を前記移動体側ロッドに伝達するように構成されていることを特徴とする請求項7〜10のいずれかに記載の油圧シリンダ装置。
- 前記油圧発生手段は、油圧ポンプと、該油圧ポンプから吐出された作動油を還流させる閉鎖配管回路と、を備え、
前記油圧ポンプは、前記弁体に対して前記ピストンを追従して移動させ得る流量の作動油を発生するように前記アクチュエータと連携して運転されることを特徴とする7〜11のいずれかに記載の油圧シリンダ装置。 - 射出シリンダに対して平行対称に設けられた一対の油圧シリンダ装置を備え、これらの油圧シリンダ装置により溶融樹脂射出のための射出スクリュを前後進させるように構成された射出成形機の射出ユニットであって、前記一対の油圧シリンダ装置が、
油圧シリンダと、
前記油圧シリンダ内に摺動可能に設けられ、その一方および他方の側にそれぞれ形成された前記シリンダの第1および第2の油室を連通させる作動油通路を形成したピストンと、
前記油圧シリンダの一方の側蓋に摺動可能に貫通され、前記ピストンに相対変位可能に結合された移動体側ロッドと、
前記移動体側ロッドに設けられ、該移動体側ロッドと前記ピストンの相対変位によって前記作動油通路を開閉する開閉弁を前記ピストンとの間で構成する弁体と、
前記油圧シリンダの他方の側蓋に摺動可能に貫通され、前記ピストンに固定結合された駆動ロッドと、
前記移動体側ロッドを進退移動させるアクチュエータと、
前記第2の油室に作動油を供給し、前記作動油通路を介して前記作動油を還流させるように構成された油圧発生手段と、を備え、
前記開閉弁は、前記弁体が前記一方の側蓋の方向に移動するときの速度よりも前記ピストンが同方向に移動する速度が大きい場合に、その速度差によって生じる前記相対変位によって開かれるように、かつ、前記油圧発生手段が停止された状態で前記弁体が前記他方の側蓋の方向に移動するときに開かれるように構成されている
ことを特徴とする射出成形機の射出ユニット。 - 射出シリンダに対して平行対称に設けられた一対の油圧シリンダ装置を備え、これらの油圧シリンダ装置により溶融樹脂射出のための射出スクリュを前後進させるように構成された射出成形機の射出ユニットであって、
前記第1の油圧シリンダ装置が通常の油圧シリンダ装置の構造を有し、前記第2の油圧シリンダ装置が、
油圧シリンダと、
前記油圧シリンダ内に摺動可能に設けられ、その一方および他方の側にそれぞれ形成された前記シリンダの第1および第2の油室を連通させる作動油通路を形成したピストンと、
前記油圧シリンダの一方の側蓋に摺動可能に貫通され、前記ピストンに相対変位可能に結合された移動体側ロッドと、
前記移動体側ロッドに設けられ、該移動体側ロッドと前記ピストンの相対変位によって前記作動油通路を開閉する第1および第2の開閉弁を前記ピストンとの間でそれぞれ構成する第1および第2の弁体と、
前記油圧シリンダの他方の側蓋に摺動可能に貫通され、前記ピストンに固定結合された駆動ロッドと、
前記移動体側ロッドを進退移動させるアクチュエータと、
前記第1および第2の油室に選択的に作動油を供給し、前記作動油通路を介して前記作動油を還流させるように構成された油圧発生手段と、を備え、
前記第1の開閉弁は、前記第1の弁体が前記一方の側蓋の方向に移動するときの速度よりも前記ピストンが同方向に移動する速度が大きい場合に、その速度差によって生じる前記相対変位によって開かれるように構成され、
前記第2の開閉弁は、前記第2の弁体が前記他方の側蓋の方向に移動するときの速度よりも前記ピストンが同方向に移動する速度が大きい場合に、その速度差によって生じる前記相対変位によって開かれるように構成されている、
ことを特徴とする射出成形機の射出ユニット。
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JP2004155903A Pending JP2005337353A (ja) | 2004-05-26 | 2004-05-26 | 油圧シリンダ装置およびこの油圧シリンダ装置を使用した射出成形機の射出ユニット |
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JP (1) | JP2005337353A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007283387A (ja) * | 2006-04-19 | 2007-11-01 | Ube Machinery Corporation Ltd | 制御性に優れたハイブリッド射出装置 |
JP2008073708A (ja) * | 2006-09-20 | 2008-04-03 | Ube Machinery Corporation Ltd | 制御性に優れたハイブリッド高速射出装置及び制御方法 |
CN107081882A (zh) * | 2017-06-20 | 2017-08-22 | 富强鑫(宁波)机器制造有限公司 | 一种射出成型机的射出油缸组件结构 |
CN109291385A (zh) * | 2018-10-16 | 2019-02-01 | 太原理工大学 | 一种注塑机混合驱动系统 |
CN119456996A (zh) * | 2025-01-15 | 2025-02-18 | 宁波力劲科技有限公司 | 一种镁合金模组及双模组压铸机 |
-
2004
- 2004-05-26 JP JP2004155903A patent/JP2005337353A/ja active Pending
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