JP2005335139A - 印刷装置及び印刷方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明では、フラッシング時におけるキャリッジの移動距離を短縮して、印刷速度の低下を防止することを目的とする。
【解決手段】本発明は、液体を吐出するノズルを移動させるキャリッジを備え、キャリッジを往復移動させて、キャリッジと共に往復移動するノズルから液体を吐出し、媒体に液体を着弾させて、媒体に印刷を行い、媒体に着弾しないようにノズルから液体を強制的に吐出するフラッシング動作を行う印刷装置であって、媒体に印刷を行うときのキャリッジの往復移動の範囲内で、フラッシング動作を行うことを特徴とする。
【選択図】 図12
【解決手段】本発明は、液体を吐出するノズルを移動させるキャリッジを備え、キャリッジを往復移動させて、キャリッジと共に往復移動するノズルから液体を吐出し、媒体に液体を着弾させて、媒体に印刷を行い、媒体に着弾しないようにノズルから液体を強制的に吐出するフラッシング動作を行う印刷装置であって、媒体に印刷を行うときのキャリッジの往復移動の範囲内で、フラッシング動作を行うことを特徴とする。
【選択図】 図12
Description
本発明は、印刷装置、および印刷方法に関する。
ノズルから液体(インクなど)を吐出して媒体(紙、布、OHPシートなど)にドットを形成し、媒体に印刷を行うインクジェットプリンタが知られている。このようなインクジェットプリンタには、印刷時に往復移動するキャリッジが設けられている。そして、インクジェットプリンタは、キャリッジと共に動くヘッドのノズルからインクを吐出して、吐出したインク滴を媒体に着弾させて、印刷処理を行う。
このようなインクジェットプリンタでは、インクの増粘を抑制するために、フラッシング動作が行われる。フラッシング動作とは、媒体に着弾しないようにインクを強制的に吐出して、インクをインク受け部に吐出する動作である。このフラッシング動作により、ノズル内のインクを排出することができるので、インクの増粘を抑制することができる。
特開平9‐52374号公報
フラッシングで吐出されるインクを受け取るインク受け部は、キャリッジの印刷時の往復移動範囲外に設けられている。
このため、キャリッジは、フラッシングを行うために、印刷時の往復移動範囲外まで移動しなければならない。そのためフラッシング時におけるキャリッジの移動距離が長く、印刷速度が低下する。
本発明では、キャリッジの移動距離を短縮して、印刷速度の低下を防止することを目的とする。
このため、キャリッジは、フラッシングを行うために、印刷時の往復移動範囲外まで移動しなければならない。そのためフラッシング時におけるキャリッジの移動距離が長く、印刷速度が低下する。
本発明では、キャリッジの移動距離を短縮して、印刷速度の低下を防止することを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、液体を吐出するノズルを移動させるキャリッジを備え、前記キャリッジを往復移動させて、前記キャリッジと共に往復移動する前記ノズルから液体を吐出し、媒体に前記液体を着弾させて、前記媒体に印刷を行い、前記媒体に着弾しないように前記ノズルから前記液体を強制的に吐出するフラッシング動作を行う印刷装置に関する。そして、この印刷装置では、前記媒体に印刷を行うときの前記キャリッジの往復移動の範囲内で、前記フラッシング動作を行う。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
===開示の概要===
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
液体を吐出するノズルを移動させるキャリッジを備え、
前記キャリッジを往復移動させて、前記キャリッジと共に往復移動する前記ノズルから液体を吐出し、媒体に前記液体を着弾させて、前記媒体に印刷を行い、
前記媒体に着弾しないように前記ノズルから前記液体を強制的に吐出するフラッシング動作を行う
印刷装置であって、
前記媒体に印刷を行うときの前記キャリッジの往復移動の範囲内で、前記フラッシング動作を行うことを特徴とする印刷装置。
このような印刷装置によれば、キャリッジの移動距離を短縮して、印刷速度の低下を防止することができる。
前記キャリッジを往復移動させて、前記キャリッジと共に往復移動する前記ノズルから液体を吐出し、媒体に前記液体を着弾させて、前記媒体に印刷を行い、
前記媒体に着弾しないように前記ノズルから前記液体を強制的に吐出するフラッシング動作を行う
印刷装置であって、
前記媒体に印刷を行うときの前記キャリッジの往復移動の範囲内で、前記フラッシング動作を行うことを特徴とする印刷装置。
このような印刷装置によれば、キャリッジの移動距離を短縮して、印刷速度の低下を防止することができる。
かかる印刷装置であって、前記フラッシング動作で強制的に吐出される前記液体は、前記キャリッジの往復移動の範囲内に設けられた液体受け部に吐出されることが望ましい。
このような印刷装置によれば、印刷速度の低下を防止することができる。
このような印刷装置によれば、印刷速度の低下を防止することができる。
かかる印刷装置であって、前記媒体の縁に余白なく印刷を行うとき、前記媒体から打ち漏れた前記液体が、前記液体受け部に着弾することが望ましい。
このような印刷装置によれば、フラッシング動作で吐出される液体が着弾する液体受け部は、縁なし印刷で紙から打ち漏れた液体が着弾する液体受け部を兼用する。
このような印刷装置によれば、フラッシング動作で吐出される液体が着弾する液体受け部は、縁なし印刷で紙から打ち漏れた液体が着弾する液体受け部を兼用する。
かかる印刷装置であって、前記フラッシング動作は、前記媒体に印刷を行うとき、前記キャリッジが一回の往復移動をする間に行われることが望ましい。
このような印刷装置によれば、一回の往復移動で頻繁にフラッシング動作を行うことができる。
このような印刷装置によれば、一回の往復移動で頻繁にフラッシング動作を行うことができる。
かかる印刷装置であって、前記キャリッジが動き始めてから、前記媒体に前記ノズルから前記液体を吐出するまでの間に、前記フラッシング動作を行うことが望ましい。
このような印刷装置によれば、ドット形成処理の直前にノズルの目詰まりを確実に解消することができる。
このような印刷装置によれば、ドット形成処理の直前にノズルの目詰まりを確実に解消することができる。
かかる印刷装置であって、前記キャリッジが前記ノズルから液体を吐出することを終了してから、停止するまでの間に、前記フラッシング動作を行うことが望ましい。
このような印刷装置によれば、その直前のドット形成処理の際にインクを吐出していないノズルの目詰まりを解消することができる。
このような印刷装置によれば、その直前のドット形成処理の際にインクを吐出していないノズルの目詰まりを解消することができる。
かかる印刷装置であって、前記ノズルから大きさの異なる少なくとも二種類の液体滴が吐出され、前記フラッシング動作で強制的に吐出する液体滴は、大きい方の液体滴であることが望ましい。
このような印刷装置によれば、吐出される液体滴が大きければ、液体滴は確実に液体受け部に着弾して、液体滴が飛散するおそれがない。
このような印刷装置によれば、吐出される液体滴が大きければ、液体滴は確実に液体受け部に着弾して、液体滴が飛散するおそれがない。
かかる印刷装置であって、前記キャリッジの移動方向に設けられた複数の前記ノズル列は、各ノズル列が異なったタイミングで液体を前記液体受け部に吐出することが望ましい。
このような印刷装置によれば、各ノズル列が異なったタイミングで液体を前記液体受け部に吐出するため、液体受け部の幅を狭くすることができる。
このような印刷装置によれば、各ノズル列が異なったタイミングで液体を前記液体受け部に吐出するため、液体受け部の幅を狭くすることができる。
液体を吐出するノズルを移動させる前記キャリッジが往復移動して、前記キャリッジと共に往復移動する前記ノズルから液体を吐出し、媒体に前記液体を着弾させて、前記媒体に印刷を行い、
前記媒体に着弾しないように前記ノズルから前記液体を強制的に吐出するフラッシング動作を行う
印刷方法であって、
前記媒体に印刷を行うときの前記キャリッジの往復移動の範囲内で、前記フラッシング動作を行うことを特徴とする印刷方法。
このような印刷方法によれば、キャリッジの移動距離を短縮して、印刷速度の低下を防止することができる。
前記媒体に着弾しないように前記ノズルから前記液体を強制的に吐出するフラッシング動作を行う
印刷方法であって、
前記媒体に印刷を行うときの前記キャリッジの往復移動の範囲内で、前記フラッシング動作を行うことを特徴とする印刷方法。
このような印刷方法によれば、キャリッジの移動距離を短縮して、印刷速度の低下を防止することができる。
===印刷システムの構成===
次に、印刷システム(コンピュータシステム)の実施形態について、図面を参照しながら説明する。ただし、以下の実施形態の記載には、コンピュータプログラム、及び、コンピュータプログラムを記録した記録媒体等に関する実施形態も含まれている。
次に、印刷システム(コンピュータシステム)の実施形態について、図面を参照しながら説明する。ただし、以下の実施形態の記載には、コンピュータプログラム、及び、コンピュータプログラムを記録した記録媒体等に関する実施形態も含まれている。
図1は、印刷システムの外観構成を示した説明図である。この印刷システム100は、プリンタ1と、コンピュータ110と、表示装置120と、入力装置130と、記録再生装置140とを備えている。プリンタ1は、紙、布、フィルム等の媒体に画像を印刷する印刷装置である。コンピュータ110は、プリンタ1と電気的に接続されており、プリンタ1に画像を印刷させるため、印刷させる画像に応じた印刷データをプリンタ1に出力する。表示装置120は、ディスプレイを有し、アプリケーションプログラムやプリンタドライバ等のユーザーインターフェースを表示する。入力装置130は、例えばキーボード130Aやマウス130Bであり、表示装置120に表示されたユーザーインターフェースに沿って、アプリケーションプログラムの操作やプリンタドライバの設定等に用いられる。記録再生装置140は、例えばフレキシブルディスクドライブ装置140AやCD−ROMドライブ装置140Bが用いられる。
コンピュータ110にはプリンタドライバがインストールされている。プリンタドライバは、表示装置120にユーザーインターフェースを表示させる機能を実現させるほか、アプリケーションプログラムから出力された画像データを印刷データに変換する機能を実現させるためのプログラムである。このプリンタドライバは、フレキシブルディスクFDやCD−ROMなどの記録媒体(コンピュータ読み取り可能な記録媒体)に記録されている。または、このプリンタドライバは、インターネットを介してコンピュータ110にダウンロードすることも可能である。なお、このプログラムは、各種の機能を実現するためのコードから構成されている。
なお、「印刷装置」とは、狭義にはプリンタ1を意味するが、広義にはプリンタ1とコンピュータ110とのシステムを意味する。
===プリンタドライバ===
<プリンタドライバについて>
図2は、プリンタドライバが行う基本的な処理の概略的な説明図である。既に説明された構成要素については、同じ符号を付しているので、説明を省略する。
<プリンタドライバについて>
図2は、プリンタドライバが行う基本的な処理の概略的な説明図である。既に説明された構成要素については、同じ符号を付しているので、説明を省略する。
コンピュータ110では、コンピュータに搭載されたオペレーティングシステムの下、ビデオドライバ112やアプリケーションプログラム114やプリンタドライバ116などのコンピュータプログラムが動作している。ビデオドライバ112は、アプリケーションプログラム114やプリンタドライバ116からの表示命令に従って、例えばユーザーインターフェース等を表示装置120に表示する機能を有する。アプリケーションプログラム114は、例えば、画像編集などを行う機能を有し、画像に関するデータ(画像データ)を作成する。ユーザーは、アプリケーションプログラム114のユーザーインターフェースを介して、アプリケーションプログラム114により編集した画像を印刷する指示を与えることができる。アプリケーションプログラム114は、印刷の指示を受けると、プリンタドライバ116に画像データを出力する。
プリンタドライバ116は、アプリケーションプログラム114から画像データを受け取り、この画像データを印刷データに変換し、印刷データをプリンタに出力する。ここで、印刷データとは、プリンタ1が解釈できる形式のデータであって、各種のコマンドデータと画素データとを有するデータである。ここで、コマンドデータとは、プリンタに特定の動作の実行を指示するためのデータである。また、画素データとは、印刷される画像(印刷画像)を構成する画素に関するデータであり、例えば、ある画素に対応する紙上の位置に形成されるドットに関するデータ(ドットの色や大きさ等のデータ)である。
プリンタドライバ116は、アプリケーションプログラム114から出力された画像データを印刷データに変換するため、解像度変換処理・色変換処理・ハーフトーン処理・ラスタライズ処理などを行う。以下に、プリンタドライバ116が行う各種の処理について説明する。
解像度変換処理は、アプリケーションプログラム114から出力された画像データ(テキストデータ、イメージデータなど)を、紙に印刷する際の解像度に変換する処理である。例えば、紙に画像を印刷する際の解像度が720×720dpiに指定されている場合、アプリケーションプログラム114から受け取った画像データを720×720dpiの解像度の画像データに変換する。なお、解像度変換処理後の画像データは、RGB色空間により表される多階調(例えば256階調)のRGBデータである。以下、画像データを解像度変換処理したRGBデータをRGB画像データと呼ぶ。
色変換処理は、RGBデータをCMYK色空間により表されるCMYKデータに変換する処理である。なお、CMYKデータは、プリンタが有するインクの色に対応したデータである。この色変換処理は、RGB画像データの階調値とCMYK画像データの階調値とを対応づけたテーブル(色変換ルックアップテーブルLUT)をプリンタドライバ116が参照することによって行われる。この色変換処理により、各画素についてのRGBデータが、インク色に対応するCMYKデータに変換される。なお、色変換処理後のデータは、CMYK色空間により表される256階調のCMYKデータである。以下、RGB画像データを色変換処理したCMYKデータをCMYK画像データと呼ぶ。
ハーフトーン処理は、高階調数のデータを、プリンタが形成可能な階調数のデータに変換する処理である。例えば、ハーフトーン処理により、256階調を示すデータが、2階調を示す1ビットデータや4階調を示す2ビットデータに変換される。ハーフトーン処理では、ディザ法・γ補正・誤差拡散法などを利用して、プリンタがドットを分散して形成できるように画素データを作成する。プリンタドライバ116は、ハーフトーン処理を行うとき、ディザ法を行う場合にはディザテーブルを参照し、γ補正を行う場合にはガンマテーブルを参照し、誤差拡散法を行う場合は拡散された誤差を記憶するための誤差メモリを参照する。ハーフトーン処理されたデータは、前述のRGBデータと同等の解像度(例えば720×720dpi)を有している。ハーフトーン処理されたデータは、例えば、各画素につき1ビット又は2ビットのデータから構成される。以下、ハーフトーン処理されたデータのうち、1ビットデータのものを2値データと呼び、2ビットデータのものを多値データと呼ぶ。
ラスタライズ処理は、マトリクス状の画像データを、プリンタに転送すべきデータ順に変更する処理である。ラスタライズ処理されたデータは、印刷データに含まれる画素データとして、プリンタに出力される。
<プリンタドライバの設定について>
図3は、プリンタドライバのユーザーインターフェースの説明図である。このプリンタドライバのユーザーインターフェースは、ビデオドライバ112を介して、表示装置に表示される。ユーザーは、入力装置130を用いて、プリンタドライバの各種の設定を行うことができる。
図3は、プリンタドライバのユーザーインターフェースの説明図である。このプリンタドライバのユーザーインターフェースは、ビデオドライバ112を介して、表示装置に表示される。ユーザーは、入力装置130を用いて、プリンタドライバの各種の設定を行うことができる。
ユーザーは、この画面上から、印刷モードを選択することができる。例えば、ユーザーは、印刷モードとして、高速印刷モード又はファイン印刷モードを選択することができる。そして、プリンタドライバは、選択された印刷モードに応じた形式になるように、画像データを印刷データに変換する。
また、ユーザーは、この画面上から、印刷の解像度(印刷するときのドットの間隔)を選択することができる。例えば、ユーザーは、この画面上から、印刷の解像度として720dpiや360dpiを選択することができる。そして、プリンタドライバは、選択された解像度に応じて解像度変換処理を行い、画像データを印刷データに変換する。
また、ユーザーは、この画面上から、印刷に用いられる印刷用紙を選択することができる。例えば、ユーザーは、印刷用紙として、普通紙や光沢紙を選択することができる。紙の種類(紙種)が異なれば、インクの滲み方や乾き方も異なるため、印刷に適したインク量も異なる。そのため、プリンタドライバは、選択された紙種に応じて、画像データを印刷データに変換する。
このように、プリンタドライバは、ユーザーインターフェースを介して設定された条件に従って、画像データを印刷データに変換する。なお、ユーザーは、この画面上から、プリンタドライバの各種の設定を行うことができるほか、カートリッジ内のインクの残量を知ること等もできる。
===プリンタの構成===
<インクジェットプリンタの構成について>
図4は、本実施形態のプリンタの全体構成のブロック図である。また、図5は、本実施形態のプリンタの全体構成の概略図である。また、図6は、本実施形態のプリンタの全体構成の横断面図である。以下、本実施形態のプリンタの基本的な構成について説明する。
<インクジェットプリンタの構成について>
図4は、本実施形態のプリンタの全体構成のブロック図である。また、図5は、本実施形態のプリンタの全体構成の概略図である。また、図6は、本実施形態のプリンタの全体構成の横断面図である。以下、本実施形態のプリンタの基本的な構成について説明する。
本実施形態のプリンタは、搬送ユニット20、キャリッジユニット30、ヘッドユニット40、検出器群50、およびコントローラ60を有する。外部装置であるコンピュータ110から印刷データを受信したプリンタ1は、コントローラ60によって各ユニット(搬送ユニット20、キャリッジユニット30、ヘッドユニット40)を制御する。コントローラ60は、コンピュータ110から受信した印刷データに基づいて、各ユニットを制御し、紙に画像を形成する。プリンタ1内の状況は検出器群50によって監視されており、検出器群50は、検出結果をコントローラ60に出力する。検出器群50から検出結果を受けたコントローラ60は、その検出結果に基づいて、各ユニットを制御する。
搬送ユニット20は、媒体(例えば、紙Sなど)を印刷可能な位置に送り込み、印刷時に所定の方向(以下、搬送方向という)に所定の搬送量で紙を搬送させるためのものである。すなわち、搬送ユニット20は、紙を搬送する搬送機構(搬送手段)として機能する。搬送ユニット20は、給紙ローラ21と、搬送モータ22(PFモータとも言う)と、搬送ローラ23と、プラテン24と、排紙ローラ25とを有する。ただし、搬送ユニット20が搬送機構として機能するためには、必ずしもこれらの構成要素を全て必要とするわけではない。給紙ローラ21は、紙挿入口に挿入された紙をプリンタ内に自動的に給紙するためのローラである。給紙ローラ21は、D形の断面形状をしており、円周部分の長さは搬送ローラ23までの搬送距離よりも長く設定されているので、この円周部分を用いて紙を搬送ローラ23まで搬送できる。搬送モータ22は、紙を搬送方向に搬送するためのモータであり、DCモータにより構成される。搬送ローラ23は、給紙ローラ21によって給紙された紙Sを印刷可能な領域まで搬送するローラであり、搬送モータ22によって駆動される。プラテン24は、印刷中の紙Sを支持する。排紙ローラ25は、印刷が終了した紙Sをプリンタの外部に排出するローラである。この排紙ローラ25は、搬送ローラ23と同期して回転する。
キャリッジユニット30は、ヘッドを所定の方向(以下、移動方向という)に移動(「走査」とも呼ばれる)させるためのものである。キャリッジユニット30は、キャリッジ31と、キャリッジモータ32(CRモータとも言う)とを有する。キャリッジ31は、移動方向に往復移動可能である。(これにより、ヘッドが移動方向に沿って移動する。)また、キャリッジ31は、インクを収容するインクカートリッジ90を着脱可能に保持している。キャリッジモータ32は、キャリッジ31を移動方向に移動させるためのモータであり、DCモータにより構成される。
ヘッドユニット40は、紙にインクを吐出するためのものである。ヘッドユニット40は、ヘッド41を有する。ヘッド41は、インク吐出部であるノズルを複数有し、各ノズルから断続的にインクを吐出する。このヘッド41は、キャリッジ31に設けられている。そのため、キャリッジ31が移動方向に移動すると、ヘッド41も移動方向に移動する。そして、ヘッド41が移動方向に移動中にインクを断続的に吐出することによって、移動方向に沿ったドットライン(ラスタライン)が紙に形成される。
検出器群50には、リニア式エンコーダ51、ロータリー式エンコーダ52、紙検出センサ53、および光学センサ54等が含まれる。リニア式エンコーダ51は、キャリッジ31の移動方向の位置を検出するためのものである。ロータリー式エンコーダ52は、搬送ローラ23の回転量を検出するためのものである。紙検出センサ53は、印刷される紙の先端の位置を検出するためのものである。この紙検出センサ53は、給紙ローラ21が搬送ローラ23に向かって紙を給紙する途中で、紙の先端の位置を検出できる位置に設けられている。なお、紙検出センサ53は、機械的な機構によって紙の先端を検出するメカニカルセンサである。詳しく言うと、紙検出センサ53は搬送方向に回転可能なレバーを有し、このレバーは紙の搬送経路内に突出するように配置されている。そのため、紙の先端がレバーに接触し、レバーが回転させられるので、紙検出センサ53は、このレバーの動きを検出することによって、紙の先端の位置を検出する。光学センサ54は、キャリッジ31に取付けられている。光学センサ54は、発光部から紙に照射された光の反射光を受光部が検出することにより、紙の有無を検出する。そして、光学センサ54は、キャリッジ31によって移動しながら紙の端部の位置を検出する。光学センサ54は、光学的に紙の端部を検出するため、機械的な紙検出センサ53よりも、検出精度が高い。
コントローラ60は、プリンタの制御を行うための制御ユニット(制御手段)である。コントローラ60は、インターフェース部61と、CPU62と、メモリ63と、ユニット制御回路64とを有する。インターフェース部61は、外部装置であるコンピュータ110とプリンタ1との間でデータの送受信を行うためのものである。CPU62は、プリンタ全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリ63は、CPU62のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものであり、RAM、EEPROM等の記憶手段を有する。CPU62は、メモリ63に格納されているプログラムに従って、ユニット制御回路64を介して各ユニットを制御する。
<印刷動作について>
図7は、印刷時の処理のフロー図である。以下に説明される各処理は、コントローラ60が、メモリ63内に格納されたプログラムに従って、各ユニットを制御することにより実行される。このプログラムは、各処理を実行するためのコードを有する。
図7は、印刷時の処理のフロー図である。以下に説明される各処理は、コントローラ60が、メモリ63内に格納されたプログラムに従って、各ユニットを制御することにより実行される。このプログラムは、各処理を実行するためのコードを有する。
印刷命令受信(S001):まず、コントローラ60は、コンピュータ110からインターフェース部61を介して、印刷命令を受信する。この印刷命令は、コンピュータ110から送信される印刷データのヘッダに含まれている。そして、コントローラ60は、受信した印刷データに含まれる各種コマンドの内容を解析し、各ユニットを用いて、以下の給紙処理・搬送処理・インク吐出処理等を行う。
給紙処理(S002):給紙処理とは、印刷すべき紙をプリンタ内に供給し、印刷開始位置(頭出し位置とも言う)に紙を位置決めする処理である。コントローラ60は、給紙ローラ21を回転させ、印刷すべき紙を搬送ローラ23まで送る。コントローラ60は、搬送ローラ23を回転させ、給紙ローラ21から送られてきた紙を印刷開始位置に位置決めする。紙が印刷開始位置に位置決めされたとき、ヘッド41の少なくとも一部のノズルは、紙と対向している。
ドット形成処理(S003):ドット形成処理とは、移動方向に沿って移動するヘッドからインクを断続的に吐出させ、紙上にドットを形成する処理である。コントローラ60は、キャリッジモータ32を駆動し、キャリッジ31を移動方向に移動させる。そして、コントローラ60は、キャリッジ31が移動している間に、印刷データに基づいてヘッドからインクを吐出させる。ヘッドから吐出されたインク滴が紙上に着弾すれば、紙上にドットが形成される。移動するヘッドからインクが断続的に吐出されるので、紙上には移動方向に沿った複数のドットからなるドット列が形成される。
搬送処理(S004):搬送処理とは、紙をヘッドに対して搬送方向に沿って相対的に移動させる処理である。コントローラ60は、搬送モータを駆動し、搬送ローラを回転させて紙を搬送方向に搬送する。この搬送処理により、ヘッド41は、先ほどのドット形成処理によって形成されたドットの位置とは異なる位置に、ドットを形成することが可能になる。
排紙判断(S005):コントローラ60は、印刷中の紙の排紙の判断を行う。印刷中の紙に印刷すべきデータが残っていれば、排紙は行われない。そして、コントローラ60は、印刷すべきデータがなくなるまで、ドット形成処理と搬送処理とを交互に繰り返し、ドットから構成される画像を徐々に紙に印刷する。
排紙処理(S006):印刷中の紙に印刷すべきデータがなくなれば、コントローラ60は、排紙ローラを回転させることにより、その紙を排紙する。なお、排紙を行うか否かの判断は、印刷データに含まれる排紙コマンドに基づいても良い。
印刷終了判断(S007):次に、コントローラ60は、印刷を続行するか否かの判断を行う。次の紙に印刷を行うのであれば、印刷を続行し、次の紙の給紙処理を開始する。次の紙に印刷を行わないのであれば、印刷動作を終了する。
<ノズルについて>
図8は、ヘッド41の下面におけるノズルの配列を示す説明図である。ヘッド41の下面には、ブラックインクノズル群Kと、シアンインクノズル群Cと、マゼンタインクノズル群Mと、イエローインクノズル群Yが形成されている。各ノズル群は、各色のインクを吐出するための吐出口であるノズルを複数個(本実施形態では180個)備えている。
図8は、ヘッド41の下面におけるノズルの配列を示す説明図である。ヘッド41の下面には、ブラックインクノズル群Kと、シアンインクノズル群Cと、マゼンタインクノズル群Mと、イエローインクノズル群Yが形成されている。各ノズル群は、各色のインクを吐出するための吐出口であるノズルを複数個(本実施形態では180個)備えている。
各ノズル群の複数のノズルは、搬送方向に沿って、一定の間隔(ノズルピッチ:k・D)でそれぞれ整列している。ここで、Dは、搬送方向における最小のドットピッチ(つまり、紙Sに形成されるドットの最高解像度での間隔)である。また、kは、1以上の整数である。例えば、ノズルピッチが180dpi(1/180インチ)であって、搬送方向のドットピッチが720dpi(1/720)である場合、k=4である。
各ノズル群のノズルは、下流側のノズルほど若い番号が付されている(♯1〜♯180)。つまり、ノズル♯1は、ノズル♯180よりも搬送方向の下流側に位置している。各ノズルには、各ノズルを駆動してインク滴を吐出させるための駆動素子としてピエゾ素子(不図示)が設けられている。また、光学センサ54は、紙搬送方向の位置に関して、一番上流側にあるノズル♯180とほぼ同じ位置にある。
===縁なし印刷===
<縁なし印刷時の印刷データ>
図9は、縁なし印刷時の印刷データの説明図である。「縁なし印刷」では、紙の全表面を対象として印刷を行う。この「縁なし印刷」により、紙の4辺の縁にも余白なくインクを吐出して印刷することができるので、写真と同じイメージの出力結果が得られる。このため、「縁なし印刷」が可能なインクジェットプリンタが、近年人気を集めている。
同図において、内側の実線の四角形は、紙の大きさを示している。同図において、外側の点線の四角形は、印刷データの大きさを示している。縁なし印刷では、紙よりも大きい領域にインクを吐出して、紙の全面に印刷を行っている。そのため、印刷データの大きさは紙の大きさよりも大きい。そのため、プリンタは、紙の範囲外にもインクを吐出することになる。
<縁なし印刷時の印刷データ>
図9は、縁なし印刷時の印刷データの説明図である。「縁なし印刷」では、紙の全表面を対象として印刷を行う。この「縁なし印刷」により、紙の4辺の縁にも余白なくインクを吐出して印刷することができるので、写真と同じイメージの出力結果が得られる。このため、「縁なし印刷」が可能なインクジェットプリンタが、近年人気を集めている。
同図において、内側の実線の四角形は、紙の大きさを示している。同図において、外側の点線の四角形は、印刷データの大きさを示している。縁なし印刷では、紙よりも大きい領域にインクを吐出して、紙の全面に印刷を行っている。そのため、印刷データの大きさは紙の大きさよりも大きい。そのため、プリンタは、紙の範囲外にもインクを吐出することになる。
<突起・溝部について>
図10Aは、縁なし印刷時のインクの吐出の説明図である。図10Bは、縁なし印刷時のインクの着弾の説明図である。既に説明された構成要素については同じ符号を付しているので、説明を省略する。
図10Aは、縁なし印刷時のインクの吐出の説明図である。図10Bは、縁なし印刷時のインクの着弾の説明図である。既に説明された構成要素については同じ符号を付しているので、説明を省略する。
ヘッド41のノズルからインク滴Ipが吐出され、吐出されたインク滴Ipが紙Sに着弾し、紙Sに印刷されるべき画像を構成するドットDが形成される。縁なし印刷の場合、前述の通り、印刷データは紙の大きさよりも大きい範囲に対応している。そのため、この印刷データに基づいてノズルからインクを吐出すれば、吐出されたインクの一部は、紙Sに着弾せずに、プラテン24に着弾する。しかし、プラテン24に着弾したインクが紙の裏側に付着すると、紙が汚れてしまうため望ましくない。そこで、紙の裏側の汚れを防ぐため、縁なし印刷を行うプリンタのプラテン24は、突起242(凸部やリブともいう)と、溝部244(凹部ともいう)と、吸収部材246とを備えている。
突起242は、プラテン24が紙Sを支持する際に、紙と接触する部材である。この突起242は、紙が溝部244に接しないように、構成される。また、この突起242は、縁なし印刷時にインク滴が着弾しないような位置に、設けられている。なぜなら、突起242がインクによって汚れると、紙の裏面を汚すからである。そのため、例えば、突起242は、図中の紙の右側端から出るような位置には設けられていない。仮に、突起242の中央部分が紙の右端を支持したり、突起242がインクの打ち漏らし領域に設けられていたりすると、縁なし印刷時に、突起242がインクによって汚れるおそれがある。ところで、紙の右側端は固定ガイドによって案内されているため、印刷時の紙の右側端の走査方向の位置(図中の紙Sの右側端の位置)は、どのような幅の紙であっても、同様に決まっている。このため、突起242の位置は、固定ガイド82の位置を基準に定まっている。また、印刷する紙の幅(紙の走査方向の長さ)は、規定のサイズに決まっている。例えば、A4サイズの紙ならば紙の幅は210mmであり、ハガキならば、紙の幅は100mmである。そこで、突起242は、どのような規定サイズの紙であっても、縁なし印刷時のインクの打ち漏らし領域に位置しないように、設けられている。
図中に示された紙Sは、搬送ユニットが搬送する紙(プリンタ1が印刷可能な紙)の中で最も幅の小さい紙であるハガキである。そして、搬送ユニットは、このハガキよりも大きい幅の紙も搬送する(プリンタは、ハガキよりも大きい幅の紙を搬送する)。そのため、図中の紙Sを支持する突起242よりも左側に、この紙Sよりも大きい紙を支持するための突起242も存在している。
溝部244は、プラテン24に設けられた窪みである。溝部244は、突起242に対して凹んでいるため、仮に溝部244がインクによって汚れても、紙の裏面を汚さないように構成されている。このため、紙に着弾しなかった縁なし印刷時のインクが溝部244に着弾するように、溝部244が構成されている。すなわち、縁なし印刷時のインクを打ち漏らす領域(打ち漏らし領域)は、溝部244に位置するようになっている。
吸収部材246は、インクを吸収するための部材であり、例えば吸水性のスポンジ等から構成される。この吸収部材246は、溝部244に設けられている。そして、吸収部材246は、縁なし印刷時に溝部244に着弾するインクを吸収する。吸収部材246がインクを吸収することにより、打ち漏らしたインクの離散を防いでいる。既に説明したとおり、プリンタは幅の異なる複数の紙に印刷可能なので、印刷可能な規定サイズの紙に合わせて、その紙に対応する打ち漏らし領域に吸収部材246が設けられている(図中左側においても、ハガキ以外の紙(例えばA4サイズの紙など)のための吸収部材が、設けられていることが示されている)。
===フラッシング動作===
「フラッシング」動作とは、媒体(紙、布、OHPシートなど)に着弾しないようにインクを強制的に吐出して、インクをインク受け部に吐出する動作である。フラッシング動作を行うことにより、使用していないノズル内のインクを排出することができるので、インクの増粘を抑制することができる。このフラッシング動作は、所定のタイミング(例えば数十秒に1度、又はドット形成処理数回に1度のタイミング)にて、行われる。
「フラッシング」動作とは、媒体(紙、布、OHPシートなど)に着弾しないようにインクを強制的に吐出して、インクをインク受け部に吐出する動作である。フラッシング動作を行うことにより、使用していないノズル内のインクを排出することができるので、インクの増粘を抑制することができる。このフラッシング動作は、所定のタイミング(例えば数十秒に1度、又はドット形成処理数回に1度のタイミング)にて、行われる。
<参考例のフラッシング動作について>
図11Aから図11Dは、参考例のフラッシング動作の説明図である。図11Aは、ドット形成処理前のキャリッジ31の停止位置を示す説明図である。図11Bは、印刷時のインクの着弾の説明図である。図11Cは、ドット形成処理後のキャリッジ31の停止位置を示す説明図である。図11Dは、キャリッジ31のフラッシング動作の説明図である。既に説明された構成要素については同じ符号を付しているので、説明を省略する。
図11Aから図11Dは、参考例のフラッシング動作の説明図である。図11Aは、ドット形成処理前のキャリッジ31の停止位置を示す説明図である。図11Bは、印刷時のインクの着弾の説明図である。図11Cは、ドット形成処理後のキャリッジ31の停止位置を示す説明図である。図11Dは、キャリッジ31のフラッシング動作の説明図である。既に説明された構成要素については同じ符号を付しているので、説明を省略する。
ドット形成処理(図7、S003)の際に、キャリッジ31は、以下のように動作する。まず、ドット形成処理を行う前、キャリッジ31は、図11Aに示すように、紙の右端より外側の位置(ヘッド41の下面が紙Sに面していない位置)で、停止している。そして、キャリッジ31は、図中の左方向に向かって加速し、所定の速度で定速移動する。そして、キャリッジ31が定速で移動しているときに、図11Bに示すように、紙Sに着弾するように、ヘッド41のノズルからインクの吐出を開始する。インクの吐出が終了して、ドット形成処理が終わると、キャリッジ31は減速する。そして、キャリッジ31は、図11Cに示すように、紙の左端より外側の位置(ヘッド41の下面が紙Sに面していない位置)で停止する。
繰り返してドット形成処理が行われる場合、キャリッジ31は、図11Cの停止位置から折り返して、図中の右方向に向かって移動し、ドット形成処理を行う。ドット形成処理が終わると、インクの吐出が終了して、キャリッジ31は減速して、図11Aの停止位置に停止する。このように、キャリッジ31は、ドット形成処理が繰り返し行われるとき、図11Aの停止位置と図11Cの停止位置との間で往復移動することになる。
参考例では、ドット形成処理時のキャリッジの往復移動の範囲よりも外側に、インク受け部301が設けられている(図11A〜図11D参照)。インク受け部301には、フラッシング動作で吐出されるインクを吸収するための吸収部材247が設けられている。
参考例では、フラッシング動作を行うとき、ドット形成処理時のキャリッジの往復移動の範囲よりも外側に設けられたインク受け部301まで、キャリッジ31が移動しなければならない。このため、印刷途中でフラッシング動作が行われると、印刷速度が低下していた。
参考例では、フラッシング動作を行うとき、ドット形成処理時のキャリッジの往復移動の範囲よりも外側に設けられたインク受け部301まで、キャリッジ31が移動しなければならない。このため、印刷途中でフラッシング動作が行われると、印刷速度が低下していた。
<本実施形態のキャリッジの往復移動範囲内のフラッシング動作について>
図12Aから12Eは、本実施形態のキャリッジ31のフラッシング動作の説明図である。図12Aは、ドット形成処理前のキャリッジ31の停止位置を示す説明図である。図12Bは、キャリッジ31が動き始めてからヘッドから紙にインクを吐出するまでの間に行うフラッシング動作の説明図である。図12Cは、印刷時のインクの着弾の説明図である。図12Dは、ヘッドからインクを吐出することを終了してからキャリッジ31が停止するまでの間に行うフラッシング動作の説明図である。図12Eは、ドット形成処理後のキャリッジ31の停止位置を示す説明図である。既に説明された構成要素については同じ符号を付しているので、説明を省略する。
図12Aから12Eは、本実施形態のキャリッジ31のフラッシング動作の説明図である。図12Aは、ドット形成処理前のキャリッジ31の停止位置を示す説明図である。図12Bは、キャリッジ31が動き始めてからヘッドから紙にインクを吐出するまでの間に行うフラッシング動作の説明図である。図12Cは、印刷時のインクの着弾の説明図である。図12Dは、ヘッドからインクを吐出することを終了してからキャリッジ31が停止するまでの間に行うフラッシング動作の説明図である。図12Eは、ドット形成処理後のキャリッジ31の停止位置を示す説明図である。既に説明された構成要素については同じ符号を付しているので、説明を省略する。
本実施形態では、図12A〜図12Eに示すように、参考例のようなインク受け部301は設けられていない。一方、本実施形態では、参考例と同様に、ドット形成処理時のキャリッジ31の往復移動の範囲内に、縁なし印刷で打ち漏れたインクが着弾する溝部244が設けられている。そして、本実施形態では、縁なし印刷で紙から打ち漏れたインクが着弾する溝部に、フラッシング動作で吐出するインクが着弾する。つまり、参考例のインク受け部301の代わりに、本実施形態では、縁なし印刷で打ち漏れたインクが着弾する溝部244は、フラッシング動作で吐出されるインクが着弾するインク受け部を兼ねている。
本実施形態の吸収部材246は、縁なし印刷で紙から打ち漏れたインクを吸収する参考例の吸収部材246よりも高い吸水性を持っている。本実施形態の吸収部材246は、縁なし印刷で紙から打ち漏れたインクを吸収するだけでなく、フラッシング動作により吐出されるインクも吸収するからである。
本実施形態では、ドット形成処理(図7、S003)の際に、キャリッジ31は、以下のように動作する。ドット形成処理を行う前、キャリッジ31は、図12Aに示すように、紙の右側より外側の位置(ヘッド41の下面が紙Sに面していない位置)で、停止している。そして、キャリッジ31は、図中の左方向に向かって加速する。キャリッジ31が動き始めてから、ヘッド41のノズルから紙に着弾するようにインクを吐出する前(キャリッジの加速中)に、図12Bに示すように、溝部244にインクが着弾するように、インクを強制的に吐出してフラッシング動作を行う。フラッシング動作が終わると、キャリッジ31は定速移動して、図12Cに示すように、定速移動中にヘッドからインクを吐出してドット形成処理を行う。ドット形成処理が終わると、キャリッジ31は減速する。そして、紙に着弾させるためのインクの吐出を終了してから、キャリッジ31が停止するまでの間(キャリッジの減速中)に、図12Dに示すように、ヘッド41のノズルから溝部244にインクが着弾するように、フラッシング動作を行う。フラッシング動作が終わると、図12Eに示すように、キャリッジ31は、紙の左端より外側の位置(ヘッド41の下面が紙Sに面していない位置)で停止する。
キャリッジ31は、図12Eの停止位置から折り返して、前述の通りに、繰り返してドット形成処理を行うことができる。キャリッジ31は、ドット形成処理が繰り返し行われるとき、図12Aの停止位置と図12Eの停止位置との間で往復移動することになる。本実施形態では、一回の往復移動をする間に、フラッシング動作を行うことができる。このように、本実施形態ではフラッシング動作によって印刷速度が低下しないので、印刷途中でも頻繁にフラッシング動作を行うことができる。
前述のように、キャリッジが動き始めてから、紙に着弾するためのインクが吐出されるまでの間に、フラッシング動作を行えば、ドット形成処理の直前にノズルの目詰まりを解消することができるので、印刷画像の画質が向上する。このため、このときのフラッシング動作は、全てのノズルからインクを強制的に吐出するのが望ましい。
また、本実施形態では、紙に着弾させるためのインクの吐出を終了してから、キャリッジ31が停止するまでの間にも、フラッシング動作を行っている。このときのフラッシング動作では、インクの消費量を抑えるため、その直前のドット形成処理の際にインクを吐出していないノズルからインクを吐出しても良い。(但し、全てのノズルからインクを吐出しても良い)。
本実施形態では、ドット形成処理時のキャリッジ31の往復移動範囲内に設けられた溝部244にインクが吐出されて、フラッシング動作が行われる。従って、印刷途中でフラッシング動作を行う場合でも、溝部244がキャリッジ31の往復移動範囲内に設けられているため、印刷速度の低下を防止できる。
<ノズルがインクを吐出するタイミングについて>
参考例では、キャリッジ31は、インク受け部301にインクを吐出してフラッシング動作を行うときは、停止している。そのため、インク受け部301の幅は、ヘッド41の幅と同じ、またはそれより広くなくてはならない。
本実施形態では、図12B及び図12Dに示すように、キャリッジ31が動いているときに、キャリッジ31の移動方向に設けられた複数のノズル列は、各ノズル列が異なったタイミングで、移動方向前から順に、インクを溝部に吐出させてフラッシング動作を行う。例えば、キャリッジ31が図中の左方向に移動する場合、左のノズル列から順に、フラッシング動作が行われる。これにより、溝部244の幅をヘッド41の幅よりも狭くすることができるので、溝部244の幅を小さくすることができる。
参考例では、キャリッジ31は、インク受け部301にインクを吐出してフラッシング動作を行うときは、停止している。そのため、インク受け部301の幅は、ヘッド41の幅と同じ、またはそれより広くなくてはならない。
本実施形態では、図12B及び図12Dに示すように、キャリッジ31が動いているときに、キャリッジ31の移動方向に設けられた複数のノズル列は、各ノズル列が異なったタイミングで、移動方向前から順に、インクを溝部に吐出させてフラッシング動作を行う。例えば、キャリッジ31が図中の左方向に移動する場合、左のノズル列から順に、フラッシング動作が行われる。これにより、溝部244の幅をヘッド41の幅よりも狭くすることができるので、溝部244の幅を小さくすることができる。
<吐出されるインク滴の量について>
フラッシング動作で強制的に吐出するインク滴は、溝部に着弾する。しかし、インク滴が小さい場合、ヘッドから溝部までのインクの飛翔距離が遠いため、インクが溝部に着弾する前に、空気抵抗によりインク滴が飛散するおそれがある。そのため、ノズルから大きさの異なる少なくとも2種類のインク滴を吐出可能ならば、フラッシング動作で強制的に吐出されるインク滴の大きさは、大きい方のインク滴を吐出するのがよい。
フラッシング動作で強制的に吐出するインク滴は、溝部に着弾する。しかし、インク滴が小さい場合、ヘッドから溝部までのインクの飛翔距離が遠いため、インクが溝部に着弾する前に、空気抵抗によりインク滴が飛散するおそれがある。そのため、ノズルから大きさの異なる少なくとも2種類のインク滴を吐出可能ならば、フラッシング動作で強制的に吐出されるインク滴の大きさは、大きい方のインク滴を吐出するのがよい。
===その他の実施の形態===
また、一実施形態としてのプリンタ等を説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
また、一実施形態としてのプリンタ等を説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
前述の実施形態では、縁なし印刷時に紙から打ち漏れたインクと、フラッシング動作時に吐出されるインクとが、同じ溝部(インク受け部)に着弾する。しかし、これに限られるものではない。例えば、フラッシング動作で吐出するインクが着弾するインク受け部は、縁なし印刷で打ち漏れたインクが着弾するインク受け部を兼用するのではなく、別々に設けられても良い。このようにしても、印刷時のキャリッジの往復移動範囲内でフラッシング動作を行えば、印刷速度の低下を防止することができる。また、参考例のようにキャリッジの往復移動範囲外にインク受けがあってもよい。但し、前述の実施形態のように、フラッシング動作で吐出するインクが着弾するインク受け部が、縁なし印刷で打ち漏れたインクが着弾するインク受け部を兼用すれば、装置の構成を簡略化できる。
前述の実施形態では、フラッシング動作は、紙に印刷を行うとき、キャリッジが一回の往復移動をする間に行われる。しかし、これに限られるものではない。例えば、フラッシング動作は、キャリッジが一回以上の往復移動をする間に行われても良い。このようにしても、印刷時のキャリッジの往復移動範囲内でフラッシング動作を行えば、印刷速度の低下を防止することができる。但し、前述の実施形態のように、キャリッジが一回の往復移動をする間にフラッシング動作が行われれば、頻繁にフラッシング動作が行われるので、インクの増粘を抑制することができる。
前述の実施形態では、ノズルから大きさの異なる少なくとも二種類のインク滴が吐出可能であり、フラッシング動作で強制的に吐出されるインク滴は、大きい方のインク滴である。しかし、これに限られるものではない。フラッシング動作で強制的に吐出されるインク滴が小さい方のインク滴であっても、インクの増粘を抑制することはできる。但し、インク滴が大きければ、インク滴が飛散するおそれがない。
前述の実施形態では、キャリッジの移動方向に設けられた複数のノズル列は、各ノズル列が異なったタイミングでインクをインク受け部に吐出する。しかし、これに限られるものではない。例えば、フラッシング動作時に、全てのノズル列が同時にインクを吐出しても良い。但し、この場合、参考例のように、ヘッドの幅よりも大きい幅のインク受け部を設ける必要がある。一方、前述の実施形態のように、各ノズル列が異なったタイミングでインクをインク受け部に吐出すれば、インク受け部の幅をヘッドの幅より狭くすることができ、インク受け部を小さくすることができる。
前述の実施形態では、キャリッジの移動中にフラッシング動作が行われていた。しかし、これに限られるものではない。キャリッジが往復移動の折り返し位置で停止しているときに、フラッシング動作を行ってもよい。但し、この場合、参考例のように、ヘッドの幅よりも大きい幅のインク受け部を設ける必要がある。
1 プリンタ、
20 搬送ユニット、21 給紙ローラ、22 搬送モータ、
23 搬送ローラ、 24 プラテン、25 排紙ローラ、
30 キャリッジユニット、31 キャリッジ、32 キャリッジモータ、
40 ヘッドユニット、41 ヘッド、
50 検出器群、51 リニア式エンコーダ、52 ロータリー式エンコーダ、
53 紙検出センサ、54 光学センサ、
60 コントローラ、61 インターフェース部、62 CPU、
63 メモリ、64 ユニット制御回路、90 インクカートリッジ、
100 システム、110 コンピュータ、112 ビデオドライバ、
114 アプリケーションプログラム、116 プリンタドライバ、
120 表示装置、
130 入力装置、130A キーボード、130B マウス、
140 記録再生装置、140A フレキシブルディスクドライブ装置、
140B CD−ROMドライブ装置、
242 突起、244 溝部、
246 吸収部材、247 吸収部材
301 インク受け部
20 搬送ユニット、21 給紙ローラ、22 搬送モータ、
23 搬送ローラ、 24 プラテン、25 排紙ローラ、
30 キャリッジユニット、31 キャリッジ、32 キャリッジモータ、
40 ヘッドユニット、41 ヘッド、
50 検出器群、51 リニア式エンコーダ、52 ロータリー式エンコーダ、
53 紙検出センサ、54 光学センサ、
60 コントローラ、61 インターフェース部、62 CPU、
63 メモリ、64 ユニット制御回路、90 インクカートリッジ、
100 システム、110 コンピュータ、112 ビデオドライバ、
114 アプリケーションプログラム、116 プリンタドライバ、
120 表示装置、
130 入力装置、130A キーボード、130B マウス、
140 記録再生装置、140A フレキシブルディスクドライブ装置、
140B CD−ROMドライブ装置、
242 突起、244 溝部、
246 吸収部材、247 吸収部材
301 インク受け部
Claims (10)
- 液体を吐出するノズルを移動させるキャリッジを備え、
前記キャリッジを往復移動させて、前記キャリッジと共に往復移動する前記ノズルから液体を吐出し、媒体に前記液体を着弾させて、前記媒体に印刷を行い、
前記媒体に着弾しないように前記ノズルから前記液体を強制的に吐出するフラッシング動作を行う
印刷装置であって、
前記媒体に印刷を行うときの前記キャリッジの往復移動の範囲内で、前記フラッシング動作を行うことを特徴とする印刷装置。 - 請求項1に記載の印刷装置であって、
前記フラッシング動作で強制的に吐出される前記液体は、前記キャリッジの往復移動の範囲内に設けられた液体受け部に吐出されることを特徴とする印刷装置。 - 請求項2に記載の印刷装置であって、
前記媒体の縁に余白なく印刷を行うとき、前記媒体から打ち漏れた前記液体が、前記液体受け部に着弾することを特徴とする印刷装置。 - 請求項1から3のいずれかに記載の印刷装置であって、
前記フラッシング動作は、前記媒体に印刷を行うとき、前記キャリッジが一回の往復移動をする間に行われることを特徴とする印刷装置。 - 請求項1から3のいずれかに記載の印刷装置であって、
前記キャリッジが動き始めてから、前記媒体に前記ノズルから前記液体を吐出するまでの間に、前記フラッシング動作を行うことを特徴とする印刷装置。 - 請求項1から3のいずれかに記載の印刷装置であって、
前記キャリッジが前記ノズルから液体を吐出することを終了してから、停止するまでの間に、前記フラッシング動作を行うことを特徴とする印刷装置。 - 請求項1から6のいずれかに記載の印刷装置であって、
前記ノズルから大きさの異なる少なくとも二種類の液体滴が吐出され、前記フラッシング動作で強制的に吐出する液体滴は、大きい方の液体滴であることを特徴とする印刷装置。 - 請求項1から7のいずれかに記載の印刷装置であって、
前記キャリッジの移動方向に設けられた複数の前記ノズル列は、各ノズル列が異なったタイミングで液体を吐出することを特徴とする印刷装置。 - 液体を吐出するノズルを移動させるキャリッジを備え、
前記キャリッジを往復移動させて、前記キャリッジと共に往復移動する前記ノズルから液体を吐出し、媒体に前記液体を着弾させて、前記媒体に印刷を行い、
前記媒体に着弾しないように前記ノズルから前記液体を強制的に吐出するフラッシング動作を行う
印刷装置であって、
前記媒体に印刷を行うときの前記キャリッジの往復移動の範囲内で、前記フラッシング動作を行い、
前記フラッシング動作で強制的に吐出される前記液体は、前記キャリッジの往復移動の範囲内に設けられた液体受け部に吐出され、
前記媒体の縁に余白なく印刷を行うとき、前記媒体から打ち漏れた前記液体が、前記液体受け部に着弾して、
前記フラッシング動作は、前記媒体に印刷を行うとき、前記キャリッジが一回の往復移動をする間に行われて、
前記キャリッジが動き始めてから、前記媒体に前記ノズルから前記液体を吐出するまでの間に、前記フラッシング動作を行い、
前記キャリッジが前記ノズルから液体を吐出することを終了してから、停止するまでの間に、前記フラッシング動作を行い、
前記ノズルから大きさの異なる少なくとも2種類の液体滴が吐出され、前記フラッシング動作で強制的に吐出する液体滴は、大きい方の液体滴であり、
前記キャリッジの移動方向に設けられた複数の前記ノズル列は、各ノズル列が異なったタイミングで液体を前記液体受け部に吐出する
ことを特徴とする印刷装置。 - 液体を吐出するノズルを移動させる前記キャリッジが往復移動して、前記キャリッジと共に往復移動する前記ノズルから液体を吐出し、媒体に前記液体を着弾させて、前記媒体に印刷を行い、
前記媒体に着弾しないように前記ノズルから前記液体を強制的に吐出するフラッシング動作を行う
印刷方法であって、
前記媒体に印刷を行うときの前記キャリッジの往復移動の範囲内で、前記フラッシング動作を行うことを特徴とする印刷方法。
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