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JP2005328628A - 超音波モータ - Google Patents

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JP2005328628A JP2004144172A JP2004144172A JP2005328628A JP 2005328628 A JP2005328628 A JP 2005328628A JP 2004144172 A JP2004144172 A JP 2004144172A JP 2004144172 A JP2004144172 A JP 2004144172A JP 2005328628 A JP2005328628 A JP 2005328628A
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Abstract

【課題】摩擦ロスが少なく、モータ効率のよい回転体の駆動源である超音波モータを提供する。
【解決手段】本超音波モータ40は、環状のステータ15と、ロータ16と、直方体の積層圧電体,支持軸,駆動子をもつ3組の振動子41と、振動子41を弾性板22を介して保持するホルダ23と、該ホルダを付勢する付勢板バネ24とを有してなり、振動子41を有するホルダ23は、ホルダ背面部を付勢用板バネ23で付勢された状態でステータ15の外周3分割位置に配される振動子取り付け穴15bに挿入される。振動子41の駆動子は、ステータ15の内周側のロータ外周に固着される耐摩耗リング17に付勢用板バネ23の付勢力で当接する。振動子41が駆動され、駆動子44に屈曲定在波振動,縦振動の合成による楕円運動が励起されると、ロータ16がステータ15に対して相対的に回転駆動される。
【選択図】図2

Description

本発明は、屈曲定在波振動と縦振動との合成による楕円運動を励起させる振動子を利用する超音波モータに関する。
従来、振動子を利用した超音波モータに関して特許文献1、あるいは、特許文献2に記載の超音波モータは、屈曲定在波振動と縦振動との合成楕円運動を励起させる圧電素子よりなる振動子を弾性体に付勢接触させて被駆動体を相対移動させるリニアタイプの超音波モータである。このようなリニアタイプの超音波モータでは、保持トルクの確保が困難であり、停止位置の分解能の向上が難しいなどの問題があった。
そこで、回転体を駆動する超音波モータとして特許文献3に提案された超音波アクチュエータは、円転型であり、積層圧電体,弾性体,摺動部材からなる一組の振動子である超音波アクチュエータ本体と、上記アクチュエータを挟持し、後述するロータを支持するフレームと、軸部を有する上記ロータとを有してなる。この超音波アクチュエータにおいては、上記超音波アクチュエータ本体に楕円振動を発生させ、摺動部材を介して上記ロータが回転駆動される。
特許文献1は、特許公報第2871768号である。 特許文献2は、特許公開公報平8−182365号である。 特許文献3は、特許公報第3401097号である。
上述した特許文献3に記載されている円環型超音波アクチュエータにおいては、上記ロータに中心軸が設けられていることから、レンズ鏡筒等で中心部に大きな空間を必要とする装置への適用は困難である。また、上記フレームが付勢バネとしても機能することからフレームの剛性確保が困難であり、振動子,ロータの安定した付勢が難しい。振動子の中立軸まわりの位置規制がなく、この点からも安定した付勢が困難である。また、適用される振動子が一つである場合は、ロータ軸に付勢力が直接作用することになり、摩擦損失が大きくなる可能性がある。
本発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、摩擦ロスが少なく、モータ効率がよく、円環形状の駆動源として好適な構造を有する超音波モータを提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載の超音波モータは、屈曲定在波振動と縦振動との合成による楕円振動を励起させる、少なくとも1つの振動子と、円周上の所定箇所に配置された上記振動子の楕円振動の作用を受け、上記振動子に対して相対的に回転中心軸周りに回転可能な回転体と、上記振動子を上記回転中心軸に沿う方向及び円周方向への移動を規制すると共に、上記回転体の回転中心軸へ向かって移動自在に支持する支持部材と、上記支持部材に配設されていて、上記回転中心軸に向かって移動自在な上記振動子を上記回転体の外周に常時接触状態とさせるように、上記振動子を上記回転体の上記回転中心軸へ向けて付勢する付勢部材とを具備する。
本発明の請求項2記載の超音波モータは、請求項1記載の超音波モータにおいて、上記回転体の軸方向位置を規制するように、上記支持部材と共に、上記回転体を軸方向で挟持する押さえ部材を具備する。
本発明の請求項3記載の超音波モータは、請求項1記載の超音波モータにおいて、上記振動子と上記回転体との接触する部分は、上記回転体の軸方向位置を所定位置に規制するように形成されている。
本発明の請求項4記載の超音波モータは、請求項3記載の超音波モータにおいて、上記振動子には上記回転体との接触部の先端がクサビ形状、又は、円弧形状に形成されていて、さらに、上記回転体には上記振動子の接触部先端が略嵌合する凹形状部が形成されている。
本発明の請求項5記載の超音波モータは、請求項1記載の超音波モータにおいて、上記回転中心軸へ向かう径方向における上記支持部材と上記回転体との間に双方に接触するように円周に沿って配設され、上記回転体の回動摩擦力を軽減する複数の転動体を具備する。
本発明の請求項6記載の超音波モータは、請求項1記載の超音波モータにおいて、上記振動子は、上記回転体の回転中心軸に対して略平行方向の軸周りに回動可能に支持されている。
本発明の請求項7記載の超音波モータは、請求項1記載の超音波モータにおいて、上記回転体は、上記支持部材に対して、中心軸方向への求心力を生じさせられ、且つ、中心軸に沿う方向位置を規制されている。
本発明の請求項8記載の超音波モータは、請求項7記載の超音波モータにおいて、上記回転中心軸へ向かう径方向における上記支持部材と上記回転体との間に、双方に接触するように円周沿って配設された複数の転動体を有する。
本発明の請求項9記載の超音波モータは、屈曲定在波振動と縦振動との合成による楕円振動を励起させる、少なくとも1つの振動子と、円周上の所定箇所に配置された上記振動子の楕円振動の作用を受け、上記振動子に対して相対的に回転中心軸回りに回転可能な回転体と、上記振動子を上記回転体の回転中心軸に対して略垂平行方向の軸周りに回動自在に、合成による楕円振動の中立点である節の部分で支持する振動子ホルダと、上記振動子ホルダを上記回転体の回転中心軸へ向かう方向に移動可能に位置規制して支持する支持部材と、上記支持部材に配設されていて、上記回転中心軸に向かって移動自在な上記振動子を上記回転体の外周に常時接触状態とさせるように、上記振動子ホルダを上記回転体の上記回転中心軸へ向けて付勢する付勢部材とを具備する。
本発明の請求項10記載の超音波モータは、請求項9記載の超音波モータにおいて、上記振動子は、楕円振動の中立点である節の部分である上記軸周りにのみ回動自在に、支持されている。
本発明の請求項11記載の超音波モータは、請求項9記載の超音波モータにおいて、上記回転体の回転中心軸へ向かう方向における上記振動子ホルダと上記振動子との隙間に挟持される弾性体を有し、合成による楕円振動を阻害しないで、上記振動子の軸周りに回動を規制する。
本発明の請求項12記載の超音波モータは、請求項1、または、9記載の超音波モータにおいて、上記振動子は、上記回転体の円周方向に略均等の間隔となるように複数配置されている。
本発明によれば、摩擦ロスが少なく、モータ効率がよく、円環形状の駆動源として好適な構造を有する超音波モータを提供することができる。
以下、図を用いて本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第一の実施形態である超音波モータが組み込まれたレンズ鏡筒の光軸を含む縦断面図である。図2は、上記超音波モータの分解斜視図である。図3は、図1のA−A断面図である。図4は、図3のG部拡大図であって、上記超音波モータの振動子装着状態を示す。図5は、図3、または、図4のB−B部分拡大断面図であって、振動子まわりを示す。図6は、図3のC−C部分拡大断面図であって、ボールベアリングまわりを示す。図7は、上記レンズ鏡筒の磁気センサ部まわりの拡大断面を示す。図8は、上記超音波モータの振動子と振動子ホルダの外観を示す斜視図である。図9は、上記振動子と振動子ホルダの分解斜視図である。
なお、以下の説明において、第一群〜第四群レンズからなる撮影レンズ光軸を光軸Oとし、光軸Oと平行な方向をZ方向とし、その被写体側を+,結像側を−とする。光軸Oに対するラジアル方向をR方向とし、光軸Oの周方向の接線方向をT方向とする。なお、光軸Oは、後述するステータ,ロータ等の回転軸心と略一致する。
本実施形態のレンズ鏡筒1は、図1に示すように固定枠2と、固定枠2の外周部に支持されるカム環3と、カム環3の外周に嵌入さるズーム環4と、第一群レンズ35を保持する第一群レンズ枠5と、第一群レンズ枠5の後方にあって、第二群レンズ36を保持する第二群レンズ枠6と、第二群レンズ枠6の後方にあって、第三群レンズ37を保持する第三群レンズ枠7と、第三群レンズ枠7の後方にあって、フォーカスレンズである第四群レンズ38を保持する第四群レンズ枠8と、駆動源としての超音波モータ部(超音波モータ)40とを有してなる。
固定枠2は、環状枠部材であって、その環状部に円周ガイド溝2cと、Z方向に沿った直進ガイド溝2aと、Z方向に対して斜行するカム溝2bとを有し、さらに、後端部にステータ固着嵌合用の外周部2d,フォーカス駆動アーム挿通用切り欠き2fが設けられる。そして、固定枠2は、後端面部にてエンドプレート31およびマウント33とビス55によって一体化される。エンドプレート31には、外枠32が固着されている。
カム環3は、環状枠部材であって、固定枠2の外周に回動自在に嵌入し、内周側突部3cが固定枠2の円周ガイド溝2cに嵌入して支持されており、固定枠2に対してZ方向に規制された状態で回動自在に支持される。円環部には、Z方向に対して斜行する2つのカム溝3a,3bが設けられる。
ズーム環4は、環状枠部材であって、カム環3の外周に嵌入し、Z方向,回転方向ともに一体化されている。ズーム環4の外周部には操作用ゴムリング4aが固着されている。
第一群レンズ枠5は、固定枠2の前端部に固着して支持される。
第二,三群レンズ枠6,7は、固定枠2の内周に嵌入して支持され、外周にそれぞれカムフォロア11,12が固着されている。カムフォロア11,12は、固定枠2の直進ガイド溝2aを直進ガイド状態で挿通し、カム環3のカム溝3a,3bに摺動自在に嵌入する。従って、ズーム環4のズーム回動操作によってカム環3が回動駆動されると、カム溝3a,3bによってカムフォロア11,12を介して第二,三群レンズ枠6,7がZ方向に駆動され、光軸O方向の各ズーム位置に移動する。
第四群レンズ枠8は、固定枠2の内周に嵌入して支持され、外周にカムフォロア13が固着されている。カムフォロア13は、固定枠2のカム溝2bに対して摺動自在に嵌入する。この第四群レンズ枠8には、Z方向に沿ったガイド溝8aが設けられており、ガイド溝8aには超音波モータ部40側のロータ16に固着されるフォーカス駆動アーム9の先端部が摺動自在に嵌入する。後述するようにフォーカス駆動時に超音波モータ部40のロータ16が回動駆動されると、フォーカス駆動アーム9を介して第四群レンズ枠8が固定枠2に対して相対的に回動駆動される。その回動によってカムフォロア13がカム溝2b上を摺動移動するので、第四群レンズ枠8は、回転しながらZ方向(光軸O方向)のフォーカス位置に移動する。
超音波モータ部40は、第四群レンズ枠8を進退駆動するフォーカス駆動用アクチュエータであって、図1,2に示すように支持部材であるステータ15と、耐摩耗リング17が外周に固着される回転体としてのロータ16と、ロータ押さえ板18と、屈曲定在波振動と縦振動との合成による楕円運動を励起させ、本モータ部の駆動源となる3組の振動子41と、ステータ・ロータ径方向受け機構用の転動体である6つのベアリング用ボール21と、付勢部材である付勢用板バネ24と、センサ支持板27,磁気センサ28からなる磁気センサ部等を有してなる。
ロータ16は、図2に示すように環状部材であって、その外周面には、耐摩耗性のよい材料、例えば、セラミックス等で形成される耐摩耗リング17が嵌入接着され、さらに、−Z側端面にポリエステルフィルムで保護された磁気センサ用磁気テープ19が貼付されている。なお、ロータ16の内周は、固定枠2の外周部2dに対して隙間のある状態で挿入されるものとする。
ステータ15は、図2に示すように円環形状の部材であって、内周側フランジ部15aと、周3等分した3箇所に振動子取り付け用の貫通穴部15bと、+Z端面側内周部上の各貫通穴部15bの両側位置に2つずつのボール挿入切り欠き15cと、センサ支持板取り付け凹部15fが設けられる。ステータ15は、フランジ部15aを固定枠2の後端外周部2dにロータ16の後方側から嵌入させて、固着される。
ボール21は、ステータとロータの回動摩擦を軽減させるためのステータ・ロータ径方向受け機構を構成する部材であって、図3に示すようステータ15のボール挿入切り欠き15cに嵌入される。そのボール外径は、ステータ15の内周側に極めて僅かに突出しており、ステータ15をロータ16の外周部に嵌入させた状態では、ボール21を介在した状態でロータ16とステータ15とが相対回動可能である。なお、実際は、後述するようにロータ16外周には耐摩耗リング17が接着固定されており、ボール21は、耐摩耗リング17に接触する。なお、ボール21に代えてローラ状の転動体を適用してもよい。
上記磁気センサ部である磁気センサ28を有するセンサ支持板27は、ステータ15の凹部15fにビス54によって固着される。上記取り付け状態で磁気センサ28は、ロータ側の磁気テープ19に摺接し、ロータ16の回転量を検出する(図7)。
ロータ押さえ板18は、リング形状を有し、ビス挿通穴18aを有している。ステータ15の+Z側端面にビス51によって固着される。
3組の振動子41は、図4,図8,9等に示すように積層圧電体42と、駆動子44と、中立軸としての支持軸46と、積層圧電体42を保持する振動子ホルダ23と、積層圧電体42と振動子ホルダ23間に挟持され、厚み方向に弾性変形可能な弾性体である弾性板22等を有してなる。
支持軸46は、積層圧電体42の振動の節(中立位置)を積層方向(取り付け状態でZ方向)に貫通して接着固定され、軸両端が積層圧電体42から突出している。
駆動子44は、支持軸46と直交する方向の積層圧電体42の長手方向(取り付け状態でT方向)に一方側端面に固定される一対の突起よりなり、長手方向の端部位置に配置される。
振動子ホルダ23は、図8,9に示すようにZ方向の両折り曲げ部23aとT方向の両折り曲げ部23bを有している。また、両面折り返し部23aには、支持軸46が回動可能となるように支持軸46の段付き部46aに嵌入する軸支持切り欠き23cを有している。この振動子ホルダ23は、ステータ15の振動子取り付け用のR方向の貫通穴部15bに振動子ホルダ23の折り曲げ部23a,23bが嵌合することによりT方向,Z方向にガタなく、R方向には摺動可能に支持される。
弾性板22は、厚み方向に圧縮弾性変形可能な板部材であって、積層圧電体42と振動子ホルダ23との間に挿入され、振動子41の振動を阻害することなく振動子41が支持軸46まわりに傾斜するのを防止する。
3組の振動子41は、図4,5に示すように振動子ホルダ23に装着した状態でそれぞれステータ15の振動子取り付け用貫通穴部15bに外周側から挿入し、外面を付勢用板バネ24で押圧した状態でステータ15に装着される。上記3組の振動子41は、ステータ15の軸心に対して角度120°で3等分割された円周上の位置に配される(図3)。
上記ステータに取り付けられた振動子41は、振動子ホルダ23を介してステータ15に対してZ方向,T方向にガタのない状態で保持される。支持軸まわりには、振動子ホルダ23にて回動可能に支持されているが、振動子41の上面部が弾性板22を介して該ホルダ23の外面側から付勢用板バネ24の2つの押さえ部24aで押さえ込まれる。その付勢力F0 は、支持軸46を介して振動子41に伝達される。振動子41の駆動子44がロータ16の耐摩耗リング17に当接し、弾性板22によって傾きが規制されることによって、傾くことなく安定した状態で保持される。これによって、ロータ16は、ステータ15に対して光軸O方向に求心力を生じさせられる。
なお、上述したように振動子41の支持軸46は、Z方向に沿って支持され、2つの駆動子44は、T方向に沿って配置される。そして、駆動子44は、ステータ15の内周面より僅かに内側に突出している。その微小突出量は、各ボール21の微小突出量と略同一となる。
なお、上記振動子41のさらなる詳細な構成および作用は、後で説明する。
ロータ16は、フォーカス駆動アーム9が固着された状態で固定枠2の後方外周部2dに隙間のある状態で挿入される。そして、上述のように振動子41,振動子ホルダ23,付勢用板バネ24,ボール21等が組み込まれたステータ15は、ロータ16の後方の固定枠2の外周部2dに−Z側から嵌入され、固着される。ステータ15とロータ16とは、ボール21を介して径方向に隙間なく回転自在に嵌合される。そして、ロータ押さえ板18をビス挿通穴18aを挿通させたビス51をステータ15の+Z側端面に固着し、ロータ16、および、ボール21のZ方向の位置規制がなされる(図5,6)。フォーカス駆動アーム9は、ロータ16の+Z側端面にビス53によって固着されており、その先端は、第四群レンズ枠8のガイド溝8aに摺動自在に嵌入する。
上述のようにレンズ鏡筒1に組み込まれた超音波モータ部40においては、ステータ15は、固定枠2に対して固着され、ロータ16は、ステータ15の内周部にてZ方向が規制された状態にて固定枠2に回動自在に支持され、かつ、ステータ15に対してベアリング用ボール21を介して回動自在に支持される。ステータを15に装着された振動子41の駆動子44は、付勢用板バネ24の付勢力F0 を受けてロータ16側の耐摩耗板17に当接する。振動子41が駆動され、駆動子44の楕円振動すると、駆動子44に当接している耐摩耗板17を介してロータ16がステータ15に対して回動駆動される。その回動によって、第四群レンズ枠8が回動駆動され、固定枠2のカム溝2bによって光軸O方向に進退する。
ここで、振動子41の構成および作用について、図10〜16を用いて説明する。◎ 図10は、上記振動子にフレキシブルプリント基板48を固着した状態を支持軸方向からみた図である。図11は、図10のD矢視図である。図12は、図10の振動子からフレキシブルプリント基板48を外した状態を支持軸方向から見た図である。図13は、図12のE矢視図である。図14は、図12のF矢視図である。図15は、上記振動子を構成する圧電素子部と絶縁板の焼き付け処理前の分解斜視図である。図16は、上記振動子の屈曲定在波振動と縦振動との合成振動状態を拡大して示した図であって、振動子が図16(A)の屈曲状態から図16(B)の伸張状態、図16(C)の屈曲状態、図16(D)の収縮状態の順に変形する様子を示している。
上記超音波モータ部40を構成する振動子41は、図12,15等に示すように複数の2種類の圧電シート42X,42Yと2枚の絶縁板43A,43Bからなる積層圧電体42と、導電性銀ペーストからなる電極47a,47b,47c,47d,47a′,47b′と、1本の支持軸46と、一対の駆動子44とを有してなる。
2種類の圧電シート42X,42Yは、それぞれ厚さ100μm程度の矩形の圧電素子からなる。圧電シート42Xには、その前面に厚さ10μm程度の銀−パラジウム合金が塗布された第一内部電極42Xa,42Xc,42Xc′,42Xa′が絶縁された4つの領域に分割されて配置されている。圧電素子の長手方向(T方向)の端面位置まで上記各内部電極の上側端部が伸びている(図15)。
一方、圧電シート42Yには、その前面に厚さ10μm程度の銀−パラジウム合金が塗布された第二内部電極42Yb,42Yd,42Yd′,42Yb′が絶縁された4つの領域に分割されて配置されている。圧電素子の長手方向(T方向)の端面位置まで上記内部電極の下側端部が伸びている(図15)。
互いに隣接する上記圧電シート42X,42Y同士の第一内部電極42Xa,42Xc,42Xc′,42Xa′と第二内部電極42Yb,42Yd,42Yd′,42Yb′とは形状が同じで、電極端部が上下が逆になり、積層されたときに矩形電極面が互いに重なる位置に配置されている。このような内部電極が施された2種類の圧電シート42X,42Yを交互に40層程度積層される。
図15に示すように積層された圧電素子の左側端面には、第一内部電極42Xa,42Xcおよび第二内部電極42Yb,42Ydの端部が積層状態で露呈した内部電極露呈部が形成されている(図示せず)。積層された圧電素子の右側端面には、第一内部電極42Xc′,42Xa′および第二内部電極42Yd′,42Yb′の端部が積層状態で端面に露呈し、内部電極露呈部が形成される(図示せず)。さらに、上記内部電極露呈部上にそれぞれ導電性銀ペーストからなる各4つの独立した外部電極が両側面部に形成され、該内部電極と導通するようになっている(図13)。
上記積層された圧電素子の前後面に圧電シート42X,42Yと同一矩形形状の絶縁板43A,43Bが配され、積層圧電体42が形成される。前面側の絶縁板43Aの表面には図12に示される導電銀ペーストからなる電極47a,47b,47c,47d,47a′,47b′が形成される。
上記絶縁板43A上の電極47a,47b,47c,47d,47a′,47b′は、上記各積層された圧電シート毎の両側に露呈した積層状態の両側面内部電極にそれぞれにより電気接続される。すなわち、電極47aには、第一内部電極42Xaが電気接続される。電極47bは、第二内部電極42Ybと電気接続される。電極47cには、第一内部電極42Xcおよび第一内部電極42Xc′が電気接続される。電極47dには、第二内部電極42Ydおよび第二内部電極42Yd′が電気接続される。電極47a′には、第一内部電極42Xa′が電気接続される。電極47b′には、第二内部電極42Yb′が電気接続される。
上記電極接続状態の積層された圧電シート42X,42Yに絶縁板43A,43Bを重ねた状態の積層圧電体42を焼き付け処理し、上記各電極を利用して分極を行うと振動子41となる。
振動子41のR方向(積層方向と直交する方向)端面部には、一対の駆動子44がT方向端位置に接着固着される。なお、該駆動子44は、高分子材料にアルミナを分散して形成されている。
さらに、振動子41の略中央部、すなわち、振動子の振動中立点である節となる位置には積層方向(Z方向)に貫通穴が穿設されており、該貫通穴には、ステンレス材等よりなる支持軸46がZ方向に貫通して接着固定されている(図13)。
振動子41の絶縁板43Aに設けられた各電極47a,47b,47c,47d,47a′,47b′上には、接続パターンを有する接続基板48が各電極と電気接続された状態で装着される。上記接続パターンには、駆動電圧印加用のリード線49が接続される(図10)。リード線49は、プリント基板50を介して振動子駆動回路に接続される。
なお、上記振動子駆動回路は、発振回路部,移相回路部,駆動回路部等を有してなり、駆動回路部を介して位相制御された駆動電圧が振動子41に印加される。
リード線49を経て駆動電圧が印加された振動子41は、図16(A),(B),(C),(D)に示す屈曲定在波振動と縦振動が合成された振動が生じ、駆動子44の先端に位相のずれた楕円振動(図10に示す軌跡E1 ,E2 の楕円振動)を発生させる。駆動子44の先端には被駆動体であるロータ16の耐摩耗リング17が押圧されているので、楕円振動の回転方向に駆動子44を介してロータ16が相対回転駆動される。
上述した構成を有する本実施形態のレンズ鏡筒1において、フォーカシング駆動がなされる場合、振動子41が振動子駆動回路により駆動され、駆動子44が楕円軌跡に沿って振動駆動されると、ロータ16がステータ15,固定枠2に対して何れかの方向に回動駆動される。上記ロータの回動によりフォーカス駆動アーム9を介して第四群レンズ枠8が回動駆動され、固定枠2のカム溝2bに沿ってフォーカス位置に移動する。
上述した本実施形態のレンズ鏡筒1に組み込まれた超音波モータ40によれば、摩擦ロスが少なく、モータ効率がよい回転体の駆動源として好適な構造を有している。すなわち、上述したようにステータ15の周方向3等分位置に3つの振動子41が配置されており、3方向から光軸Oに向けた付勢用板バネ24の付勢力F0 が各振動子41に作用する。従って、各振動子41の駆動子44が均等にロータ16に当接し、ロータ16は、アンバランスな力を受けることなく、さらに、上記付勢力F0 による摩擦損失が発生しにくい状態で回動駆動される。
また、振動子ホルダ23に保持された振動子41がステータ15の振動子取り付け用の貫通穴部15bにガタなく嵌入される。従って、振動子41は、Z方向とT方向にガタない状態で保持され、かつ、駆動子44が配されるR方向にのみ移動可能に支持されるので、精度のよいロータ16の回動駆動がなされる。さらに、振動子41と振動子ホルダ23との間に弾性板22を介在させていることから、振動子41がロータ16の周面に対する傾きが規制され、駆動動作が安定する。
なお、上述した実施形態では、ステータ15に対して3つの振動子41を周方向3等分位置に配置する構成を採用したが、これに限らず、3つ以外の数の振動子を周方向等分割位置に配置するように構成してもよい。さらに、複数等分された位置の少なくとも1箇所に振動子を配置し、他の箇所にローラ、または、ボール等からなる介在部材を配置した構成を採用してもよい。また、上記ステータ・ロータ径方向受け機構に適用した転動体であるボール21は、ローラに代えることもできる。
次に、上記第一実施形態の超音波モータ40のステータ・ロータ径方向受け機構の変形例について、図17の該径方向受け機構部の拡大断面図を用いて説明する。
本変形例は、ステータ・ロータ径方向受け機構におけるステータとロータの間の嵌合部に配されるボールの支持構造のみが前述の実施形態と異なっている。すなわち、図17に示すようにステータ15′の前面には、リング形状の押さえ板18′が装着可能であり、ステータ15′と押さえ板18′の接合部には、周方向に沿ってカット面15g,18gが設けられる。また、ロータ16′側には、上記接合部に対向してV溝部16gが周方向に沿って配されている。転動体であるベアリング用ボール21をロータ16′のV溝16gに挿入した状態のロータ16′をステータ15′の内周部に挿入する。そして、押さえ板18′をステータ15′前面にビス51により固着すると、ボール21は、V溝16gとカット面15g,18gとで支持される状態となる。なお、ボール21は、周方向に複数個配置されており、図示しないリテーナで保持されている。
上述した組み付け状態でロータ16′は、ステータ15′に対してボール21を転動可能に挟持した状態で回動可能に支持され、かつ、ロータ16′のステータ15′に対するZ方向の位置がボール21によって規制される。従って、ロータ16′のZ方向の規制を別部材で行う必要はなく、ロータ16′の両端部には隙間を設けることができる。
本変形例によれば、ステータ15′とロータ16′とは、回転負荷の少ない状態で相対回動可能であり、ロータ16′のZ方向(軸方向)の位置決めがボール21によってなされることから、ロータ16′の外方でのZ方向の位置規制を不要であり、摩擦ロスが軽減され、変換効率がよく、ロータの高精度の回動駆動が可能な超音波モータを提供できる。
次に、本発明の第二の実施形態の超音波モータについて、図18の振動子まわりの拡大断面図を用いて説明する。
本実施形態の超音波モータ40Aは、前記第一の実施形態のレンズ鏡筒1に適用された超音波モータ40に対して特にロータの位置規制構造が異なるものである。すなわち、振動子の駆動子が当接するロータ16側の耐摩耗リングの断面形状が異なっており、他の構成は略同様とする。
超音波モータ40Aにおいては、図18に示すようにロータ16の外周部に固着される耐摩耗リング17Aの外周面に駆動子44が嵌入する周方向凹部(溝部)17Aaが設けられる。上記凹部17AaのZ方向の幅は、駆動子44がガタなく嵌入する幅とする。従って、ロータ16は、振動子41の駆動子44によってZ方向の位置が規制される。ロータ16を別部材によってZ方向に位置規制する必要がなく、ロータ16のZ方向両端部には隙間を設けることができる。なお、駆動子44の先端部は、凹部17Aaの円周方向に沿った円弧形状を有していてもよい。
本実施形態の超音波モータ40Aによれば、ロータ外方部にZ方向の位置規制部を設ける必要がなく、構成が簡単になるとともに、ロータ側方部におけるZ方向の位置規制部による摩擦ロスがなくなり、効率のよい超音波モータを提供できる。
次に、上記第二の実施形態の超音波モータのロータ位置規制機構の変形例について図19の振動子まわりの拡大断面図を用いて説明する。
本変形例の超音波モータ40A′は、上記第二の実施形態の超音波モータ40Aに対して振動子に設けられる駆動子の先端形状、および、上記駆動子が嵌入し、当接する耐摩耗リング17A′の形状が異なるものである。
本変形例の超音波モータ40A′においては、図19に示すように振動子41′の駆動子44′は、楔状の先端を有している。ロータ16の外周部に固着される耐摩耗リング17A′の駆動子44′が当接する部分には、上記楔状先端に合わせた円周傾斜溝17Aa′が設けられる。駆動子44′の楔状の先端は、耐摩耗リング17A′の円周傾斜溝17Aa′のガタなく嵌入し、所定の付勢力で当接する。振動子44′が駆動された場合、駆動子44′の楕円振動による駆動力は、円周傾斜溝17Aaを介してロータ16側に伝達される。
本変形例の超音波モータ40A′によれば、上記第二の実施形態の場合と同様の効果を奏する。
本発明による超音波モータは、摩擦ロスが少なく、モータ効率がよい回転体の駆動源として利用可能である。
本発明の第一の実施形態である超音波モータが組み込まれたレンズ鏡筒の光軸を含む縦断面図である。 図1のレンズ鏡筒に組み込まれる超音波モータの分解斜視図である。 図1のA−A断面図である。 図3のG部拡大図である。 図2、または、図4のB−B部分拡大断面図である。 図2のC−C部分拡大断面図である。 図2の超音波モータにおける磁気センサ部まわりの拡大断面図である。 図2の超音波モータの振動子と振動子ホルダの外観を示す斜視図である。 図2の超音波モータの振動子と振動子ホルダの分解斜視図である。 図2の超音波モータの振動子にフレキシブルプリント基板を固着した状態を支持軸方向からみた図である。 図10のD矢視図である。 図10の振動子からフレキシブルプリント基板を外した状態を支持軸方向から見た図である。 図12のE矢視図である。 図13のF矢視図である。 図12の振動子を構成する圧電素子部と絶縁板の焼き付け処理前の分解斜視図である。 図12の振動子の屈曲定在波振動と縦振動との合成振動状態を拡大して示した図であって、振動子が図16(A)の屈曲状態から図16(B)の伸張状態、図16(C)の屈曲状態、図16(D)の収縮状態の順に変形する様子を示している。 図2の第一実施形態の超音波モータのステータ・ロータ径方向受け機構の変形例における該径方向受け機構部の拡大断面図である。 本発明の第二の実施形態の超音波モータにおける振動子まわりの拡大断面図である。 図18の第二の実施形態の超音波モータのロータ位置規制機構の変形例における振動子まわりの拡大断面図である。
符号の説明
15,15′
…ステータ(支持部材)
16,16′
…ロータ(回転体)
21 …ボール(転動体)
24 …付勢用板バネ(付勢部材)
40,40A,40A′
…超音波モータ
41,41′
…振動子
O…光軸(回転中心軸)

代理人 弁理士 伊 藤 進

Claims (12)

  1. 屈曲定在波振動と縦振動との合成による楕円振動を励起させる、少なくとも1つの振動子と、
    円周上の所定箇所に配置された上記振動子の楕円振動の作用を受け、上記振動子に対して相対的に回転中心軸周りに回転可能な回転体と、
    上記振動子を上記回転中心軸に沿う方向及び円周方向への移動を規制すると共に、上記回転体の回転中心軸へ向かって移動自在に支持する支持部材と、
    上記支持部材に配設されていて、上記回転中心軸に向かって移動自在な上記振動子を上記回転体の外周に常時接触状態とさせるように、上記振動子を上記回転体の上記回転中心軸へ向けて付勢する付勢部材と、
    を具備することを特徴とする超音波モータ。
  2. 上記回転体の軸方向位置を規制するように、上記支持部材と共に上記回転体を軸方向で挟持する押さえ部材を具備することを特徴とする請求項1記載の超音波モータ。
  3. 上記振動子と上記回転体との接触する部分は、上記回転体の軸方向位置を所定位置に規制するように形成されていることを特徴とする請求項1記載の超音波モータ。
  4. 上記振動子は、上記回転体との接触部の先端が楔形状、又は、円弧形状に形成されていて、さらに、上記回転体は、上記振動子の接触部先端が略嵌合する凹形状部が形成されていることを特徴とする請求項3記載の超音波モータ。
  5. 上記回転中心軸へ向かう径方向における上記支持部材と上記回転体との間に双方に接触するように円周に沿って配設され、上記回転体の回動摩擦力を軽減する複数の転動体を具備することを特徴とする請求項1記載の超音波モータ。
  6. 上記振動子は、上記回転体の回転中心軸に対して略平行方向の軸周りに回動可能に支持されていることを特徴とする請求項1記載の超音波モータ。
  7. 上記回転体は、上記支持部材に対して、中心軸方向への求心力を生じさせられ、且つ、中心軸に沿う方向位置を規制されていることを特徴とする請求項1記載の超音波モータ。
  8. 上記回転中心軸へ向かう径方向における上記支持部材と上記回転体との間に、双方に接触するように円周沿って配設された複数の転動体を有することを特徴とする請求項7記載の超音波モータ。
  9. 屈曲定在波振動と縦振動との合成による楕円振動を励起させる、少なくとも1つの振動子と、
    円周上の所定箇所に配置された上記振動子の楕円振動の作用を受け、上記振動子に対して相対的に回転中心軸回りに回転可能な回転体と、
    上記振動子を上記回転体の回転中心軸に対して略垂平行方向の軸周りに回動自在に、合成による楕円振動の中立点である節の部分で支持する振動子ホルダと、
    上記振動子ホルダを上記回転体の回転中心軸へ向かう方向に移動可能に位置規制して支持する支持部材と、
    上記支持部材に配設されていて、上記回転中心軸に向かって移動自在な上記振動子を上記回転体の外周に常時接触状態とさせるように、上記振動子ホルダを上記回転体の上記回転中心軸へ向けて付勢する付勢部材と、
    を具備することを特徴とする超音波モータ。
  10. 上記振動子は、楕円振動の中立点である節の部分である上記軸周りにのみ回動自在に、支持されていることを特徴とする請求項9記載の超音波モータ。
  11. 上記回転体の回転中心軸へ向かう方向における上記振動子ホルダと上記振動子との隙間に挟持される弾性体を有し、合成による楕円振動を阻害することなく上記振動子の軸周りの回動を規制することを特徴とする請求項9記載の超音波モータ。
  12. 上記振動子は、上記回転体の円周方向に略均等の間隔となるように複数配置されていることを特徴とする請求項1、または、9記載の超音波モータ。
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