JP2005316936A - 商品サーバ、購入代金決済方法、商品購入方法並びにコンピュータプログラム - Google Patents

Abstract

【課題】 端末を利用してネットワーク上で商品を購入するユーザが、自らの携帯電話の利用料の支払いに利用している銀行口座から商品代金を引き落とす仕組みを提供する。
【解決手段】 事前に商品サーバ１に対して携帯電話端末のアドレス情報と通話料金引き落とし口座を関連付けて登録しておき、ユーザは、商品サーバ１が公開する商品に対してアクセスして購入する旨を意思表示する。このとき、商品サーバ１は、先に登録済みのユーザ情報からユーザのアドレス情報を読み出し、その携帯電話端末２２に商品サーバ１のＵＲＬを添付した購入確認のためのメールを送信する。そして、商品サーバ１は、ＵＲＬに基づくユーザのアクセスを受信し、その認証後、決済サーバ３にアクセスし、その決済サーバ３を介して携帯電話利用口座から引き落とし処理を指示する。
【選択図】 図１

Description

本発明は、ネットワーク上で商品をオンライン購入する際の課金に用いて好適な商品サーバ、購入代金決済方法、商品購入方法、コンピュータプログラムに関する。

ネットワーク上で商品をオンラインで購入する際に、ＰＣ端末と携帯電話端末を利用する技術として、以下に示す特許文献１に開示されたネットワーク販売システムが知られている。
特開２００２−７４１９２号公報

近年、携帯電話端末でユーザが利用することができるサービスが益々増えてきており、携帯電話会社が提供するサービスを利用してオンラインで商品を更に迅速に購入できるようにすることが課題とされている。

本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、端末を利用してネットワーク上で商品を購入するユーザが、自らの携帯電話端末の料金支払いに利用している銀行口座から商品代金を引き落とすことのできる、商品サーバ、購入代金決済方法、商品購入方法、コンピュータプログラムを提供することを目的とする。

上記した課題を解決するために本発明は、端末（ＰＣ端末２１）との間で通信可能なネットワーク（ネットワーク４）に接続され、携帯端末（携帯電話端末２２）の利用料を引き落とす口座を用いて決済を行う決済サーバ（携帯電話会社決済サーバ３）を支援する商品サーバ（商品サーバ１）であって、携帯端末に関する端末情報は、当該携帯端末の利用料を引き落とす口座に関連付けられており、前記携帯端末における前記端末情報と宛先とを対応付けて記憶する記憶手段（ユーザ情報記憶部１５）と、端末からのアクセスにより前記携帯端末の前記宛先を確認するための項目を含む商品購入手続きを実行する商品購入手段（商品情報提供部１２）と、前記商品購入手段で確認された前記宛先に対して認証手続きを要求する認証要求手段（商品情報提供部１２）と、前記認証要求手段の要求先となる前記携帯端末からのアクセスがあった場合には、前記要求された認証手続きを実行する認証手段（商品情報提供部１２）と、前記認証手段で認証が得られた場合には、前記記憶手段を参照して、前記商品購入手続きで確認された前記宛先に対応する前記端末情報に前記商品購入手続きに基づく商品購入額を関連付けた情報を前記決済サーバに通知する決済通知手段（購入決済指示部１３）と、を備えたことを特徴とする商品サーバである。

また、本発明において、上記に記載の発明は、前記記憶手段に記憶される前記宛先はメールアドレスであり、前記認証要求手段の要求は前記メールアドレスに対してメールで送信することを特徴とする。

また、本発明において、上記に記載の発明は、前記認証要求手段は、前記認証手続きを行うためのウェブページにアクセス可能なアクセス権を付与することを特徴とする。

また、本発明において、上記に記載の発明は、前記アクセス権は、ＵＲＬによって付与されることを特徴とする。

また、本発明において、上記に記載の発明は、前記端末から前記携帯端末の前記宛先とパスワードを受信し、前記宛先と前記パスワードに基づいてハッシュ演算を行い、得られたハッシュ値を格納して前記宛先に相当する前記携帯端末にユーザ本登録手続きを要求するユーザ仮登録手段（ユーザ登録部１１）と、前記ユーザ仮登録手段の要求先となる前記携帯端末からアクセスがあった時、前記携帯端末に前記パスワードの入力を要求し、入力された前記パスワードとユーザ仮登録手段によって格納された前記ハッシュ値とに基づいて認証を行って、認証が得られた場合には前記宛先と前記携帯端末の前記端末情報とを対応付けて前記記憶手段に登録するユーザ本登録手段（ユーザ登録部１１）と、を備えたことを特徴とする。

また、本発明は、端末との間で通信可能なネットワークに接続され、携帯端末の利用料を引き落とす口座を用いて決済を行う決済サーバを支援し、当該口座に関連付けられた携帯端末の端末情報と宛先とを対応付けて内部の記憶領域に記憶する商品サーバにおける購入代金決済方法であって、端末からのアクセスにより前記携帯端末の前記宛先を確認するための項目を含む商品購入手続きを実行する過程と、前記商品購入手続きによって確認された前記宛先に対して認証手続きを要求する過程と、前記認証手続きの要求先となる前記携帯端末からのアクセスがあった場合には、前記要求された認証手続きを実行する過程と、前記認証手続きによって認証が得られた場合には、前記記憶領域を参照して、前記商品購入手続きで確認された前記宛先に対応する前記端末情報に前記商品購入手続きに基づく商品購入額を関連付けた情報を前記決済サーバに通知する過程と、からなることを特徴とする購入代金決済方法である。

また、本発明は、端末と、携帯端末と、携帯端末に関する端末情報が関連付けられ、携帯端末の利用料を引き落とす口座を用いて決済を行う決済サーバと、端末との間で通信可能なネットワークに接続され、当該口座に関連付けられた携帯端末の端末情報と宛先とを対応付けて内部の記憶領域に記憶する商品サーバと、によって構成される商品購入システムにおける商品購入方法であって、端末が、ユーザの指示を受けて前記商品サーバにアクセスする過程と、前記商品サーバが、前記端末からのアクセスにより携帯端末の前記宛先を確認するための項目を含む商品購入手続きを実行する過程と、前記商品サーバが、前記商品購入手続きによって確認された前記宛先に対して認証手続きを要求する過程と、前記携帯端末が、前記商品サーバから前記認証手続きの要求を受信し、前記ユーザの指示を受けて前記商品サーバにアクセスする過程と、前記商品サーバが、前記認証手続きの要求先となる前記携帯端末からのアクセスがあった場合には、前記要求された認証手続きを実行する過程と、前記商品サーバが、前記認証手続きによって認証が得られた場合には、前記記憶領域を参照して、前記商品購入手続きで確認された前記宛先に対応する前記端末情報に前記商品購入手続きに基づく商品購入額を関連付けた情報を前記決済サーバに通知する過程と、前記決済サーバが、前記商品サーバから前記端末情報に前記商品購入手続きに基づく商品購入額を関連付けた情報を受信して前記口座から商品購入額を引き落とす過程と、からなる商品購入方法である。

また、本発明は、端末との間で通信可能なネットワークに接続され、携帯端末の利用料を引き落とす口座を用いて決済を行う決済サーバを支援し、当該口座に関連付けられた携帯端末の端末情報と宛先とを対応付けて内部の記憶領域に記憶する商品サーバのコンピュータに、端末からのアクセスにより前記携帯端末の前記宛先を確認するための項目を含む商品購入手続きを実行するステップ、前記商品購入手続きによって確認された前記宛先に対して認証手続きを要求するステップ、前記認証手続きの要求先となる前記携帯端末からのアクセスがあった場合には、前記要求された認証手続きを実行するステップ、前記認証手続きによって認証が得られた場合には、前記記憶領域を参照して、前記商品購入手続きで確認された前記宛先に対応する前記端末情報に前記商品購入手続きに基づく商品購入額を関連付けた情報を前記決済サーバに通知するステップ、を実行させるためのコンピュータプログラムである。

この発明によれば、商品サーバは、端末との間で通信可能なネットワークに接続され、携帯端末の利用料を引き落とす口座を用いて決済を行う決済サーバを支援し、当該口座に関連付けられた携帯端末の端末情報と宛先とを対応付けて内部の記憶領域に記憶している。そして、端末からのアクセスにより携帯端末の宛先を確認するための項目を含む商品購入手続きを実行する。商品購入手続きによって確認された宛先に対して認証手続きを要求する。認証手続きの要求先となる携帯端末からのアクセスがあった場合には、要求された認証手続きを実行する。認証手続きによって認証が得られた場合には、記憶領域を参照して、商品購入手続きで確認された宛先に対応する端末情報に商品購入手続きに基づく商品購入額を関連付けた情報を決済サーバに通知する構成となっている。そのため、端末を利用して商品サーバにアクセスして商品を購入する際に、携帯端末の利用料を引き落とす口座を利用して、購入した商品の代金を決済することができ、オンラインで商品を更に迅速に購入することができる。また、商品をオンライン購入する際に、ネットワーク上で送信される際に漏洩の恐れがあるクレジットカード番号などを入力する必要なしに、商品購入を行うことが可能となる。

また、本発明によれば、商品サーバが内部の記憶領域に記憶している宛先はメールアドレスであり、商品購入手続きが認証手続きを要求する際に、該メールアドレスに対してメールで送信する構成となっている。そのため、メールによって携帯端末に認証手続きを要求することが可能となる。

また、本発明によれば、商品サーバは、認証手続きを行う際に、ウェブページにアクセス可能なアクセス権を付与する構成となっている。そのため、携帯端末は認証手続き時に商品サーバのウェブページにアクセスして認証手続きを行うことが可能となる。

また、本発明によれば、商品サーバが付与するアクセス権は、ＵＲＬによって付与されることを構成となっている。そのため、携帯端末のユーザは、商品サーバから通知されたＵＲＬを選択することによって認証手続きが実行されるウェブページへのアクセスを得ることが可能となる。

また、本発明によれば、商品サーバは、端末から携帯端末の宛先とパスワードを受信し、宛先とパスワードに基づいてハッシュ演算を行い、得られたハッシュ値を格納して宛先に相当する前記携帯端末にユーザ本登録を要求してユーザ仮登録を行う。ユーザ本登録が要求された携帯端末からアクセスがあった時、携帯端末にパスワードの入力を要求し、入力されたパスワードと仮登録時に格納されたハッシュ値とに基づいて認証を行って、認証が得られた場合には宛先と携帯端末の端末情報とを対応付けて登録する構成となっている。そのため、ハッシュ値から容易にパスワードを知ることができず、パスワードをテキストで管理するのに比べてセキュリティを向上させることが可能となる。

図１は、本発明における購入代金決済システムのシステム構成の一例を示す図である。図１において、符号１は、商品サーバであり、当該商品サーバ１にネットワーク４を介してクライアント２となる複数ユーザのＰＣ端末２１、ならびに携帯電話端末２２が接続されている。
商品サーバ１の構成を機能的に大別すれば、ユーザ登録部１１と、商品情報提供部１２と、購入決済指示部１３と、送受信部１４と、ユーザ情報記憶部１５と、購入リスト記憶部１６から成る。

ユーザ登録部１１は、ユーザ情報登録時、ＰＣ端末２１から送信されるアドレス情報、即ち携帯電話端末２２のメールアドレスとパスワード情報に基づきハッシュ演算を行い、得られるハッシュ値を格納してアドレス情報に相当する携帯電話端末２２にメッセージ送信を行い、メッセージを受信した携帯電話端末２２に対してパスワード情報入力を要求し、入力されたパスワード情報から格納したハッシュ値による認証を行い、ユーザ情報登録を行う機能を持つ。
また、商品情報提供部１２は、ネットワーク４上に公開された商品情報を閲覧したユーザがＰＣ端末２１を操作して商品購入の指示を行ったとき、あらかじめ登録済みのユーザ情報から携帯電話端末２２のメールアドレスを読み出し、購入代金を含む購入確認メッセージに商品サーバ１自体のアドレス情報（ＵＲＬ：Uniform Resource Locator）を付加して携帯電話端末２２に送信する機能を持つ。

一方、購入決済指示部１３は、携帯電話端末２２によるアクセスを受信して認証した後に、携帯電話会社の決済サーバ３と通信を行い、決済サーバ３が管理する携帯電話端末２２の利用料を引き落とす口座から商品購入に関する購入代金を引き落とすための決済処理を指示する機能を持つ。
また、送受信部１４は、ネットワーク４とのインタフェースを司り、例えば、ネットワーク４がインターネットであり、クライアント２と接続する場合、ＴＣＰ／ＩＰ（Transmission Control Protocol／Internet Protocol）が実装される。なお、ユーザ情報記憶部１５、購入リスト記憶部１６のデータ構造の一例は、図２〜図４に示されている。データ構造の詳細は後述する。

図５〜図８は、本発明実施形態の動作を説明するために引用したフローチャートであり、それぞれ、ユーザ情報登録処理１（図５）、ユーザ情報登録処理２（図６）、ログインから購入に至る処理（図７）、確認から課金に至る処理（図８）を示す。
また、図９〜図１１は、クライアント２（ＰＣ端末２１、携帯電話端末２２）の画面構成の一例を示し、上記したフローチャートに対応して、ユーザ情報登録処理、ログインから購入に至る処理、確認から課金に至る処理のそれぞれに対応した画面構成が示されている。

以下、図５〜図１１を参照しながら、図１〜図４に示す本発明実施形態の動作について詳細に説明する。
図５に示すフローチャートにおいて、まず、ユーザは、ＰＣ端末２１を操作してサイト（商品サーバ１）にアクセスする（Ｓ５１）。アクセスを受信した商品サーバ１は、図９（ａ）に示すブラウザ画面（符号１００）をＰＣ端末２１へ送信し、ユーザが所持する携帯電話端末２２のメールアドレスとパスワードの入力を促す。ユーザはＰＣ端末２１を操作してブラウザ画面（符号１００）のテキストボックス１００ａにメールアドレスを、テキストボックス１００ｂにパスワードを入力する。そして、ユーザが登録ボタン１００ｃをクリックすることにより、商品サーバ１に対して携帯電話端末２２のメールアドレスとパスワードを送信する。送信後に商品サーバ１は、ブラウザ画面（符号１０１）をＰＣ端末２１に送信する（Ｓ５２）。

携帯電話端末２２のメールアドレスとパスワードを受信した商品サーバ１は、送受信部１４を経由してユーザ登録部１１を起動する。ユーザ登録部１１は、まず、受信したパスワードに基づくハッシュ演算を行い、ハッシュ値を算出する（Ｓ５３）。続いて、図２にその一例を示す一時会員レコードを生成する。
一時会員レコードは、ハッシュ値、ＬＩＭＩＴＤＡＴＡ（保存期限）、Ｅ−ｍａｉｌ（携帯電話端末２２のメールアドレス）で１レコードが構成され、ここで一時会員レコードとして追加される（Ｓ５４）。続いて、ユーザ登録部１１は、送受信部１４を介してユーザが所持する携帯電話端末２２に対し、ユーザ仮登録完了のメール送信を行う（Ｓ５５）。

次に、図６に示すフローチャートにおいて、携帯電話端末２２は、ＵＲＬを含むユーザ仮登録完了のメールを受信する（Ｓ６１）。図９（ｂ）のメール受信画面（符号１０２）は携帯電話端末２２がユーザ仮登録完了のメールを受信した時の画面である。メール受信画面（符号１０２）において、ユーザがメール本文のＵＲＬ１０２ａにアクセスすると、仮登録で入力されたパスワードの入力を促すための画面（符号１０３）に遷移する。ユーザによってテキストボックス１０３ａにＰＣ端末２１で入力したパスワードと同じパスワードが入力され、登録ボタン１０３ｂがクリックされると、携帯電話端末２２は、入力されたパスワードと携帯電話端末２２のＵＩＤを商品サーバ１に送信する（Ｓ６２）。
なお、ＵＩＤとは、例えば、ユーザが携帯電話端末２２を操作して携帯電話会社の特定のメールアドレスにメールを送信すれば、自動的に付与されるユニークな番号であり、携帯電話会社によって付与された際に、携帯電話端末２２の内部に記憶されている。そして、携帯電話端末２２がパスワードを送信する場合、例えば、内部に記憶しているＵＩＤを読み出して商品サーバ１に送信する。

ＵＩＤならびにパスワードを受信した商品サーバ１は、ユーザ登録部１１が、ユーザ情報記憶部１５の一時会員レコード検索して仮登録が済んでいるユーザか否かをハッシュ値に基づき確認する（Ｓ６３）。一時会員レコードが存在する場合（Ｓ６４、Ｎｏ）は、続いてＵＩＤの不正をチェックする（Ｓ６５）。ここで、不正であるか否かの判定は、商品サーバ１が携帯電話会社のＵＩＤの管理サーバに問い合わせることにより行われる。
ＵＩＤが不正でないことが確認されると、更にパスワードの有効性がチェックされ（Ｓ６６）、問題がない場合に限り本登録される（Ｓ６７）。このとき、携帯電話端末２２に対してアカウント登録終了（ＯＫページ）を示す図９（ｂ）に示すブラウザ画面（符号１０４）が送信される（Ｓ６８）。
なお、上記したチェック（Ｓ６４〜Ｓ６６）に一つでも該当した場合は、その旨がユーザの携帯電話端末２２に通知され、ユーザは認証が得られなかったことを知ることができる。

仮登録から本登録に至るユーザ情報記憶部１５の記憶データ変遷が図３にデータ構造の一例として示されている。すなわち、ここでは、一時会員レコードに代わって会員レコードが生成される。会員レコードは、ＵＩＤと、ハッシュ値と、Ｅ−ｍａｉｌ（携帯電話端末２２のメールアドレス）と、ＮＡＭＥ（ユーザ名）により、１レコードが構成される。
また、対応する一時会員レコードは、ＬＩＭＩＴＤＡＴＡに示される有効期間が満了次第消去される。
以上によりユーザ登録が終了し、ユーザは、商品購入のためのアクセスが可能になる。

次に、図７において、ユーザは、ＰＣ端末２１を操作して商品購入のためのリクエストを発する（Ｓ７１）。これを受けた商品サーバ１は、商品情報提供部１２を起動し、商品情報提供部１２は、図１０（ａ）に示すログイン画面（符号１０５）を要求のあったＰＣ端末２１へ表示のために送信する（Ｓ７２）。
ユーザは、ＰＣ端末２１の画面に表示されるログイン画面（符号１０５）で携帯電話端末２２のメールアドレスをテキストボックス１０５ａに入力し、パスワードをテキストボックス１０５ｂに入力する。そして、登録ボタン１０５ｃをクリックするとＰＣ端末２１は、商品サーバ１にメールアドレスとパスワードを送信し、商品サーバ１によって認証を得た時は、ブラウザ画面（符号１０６）をＰＣ端末２１に送信する（Ｓ７３）。次に、ユーザはＰＣ端末２１から購入したい商品の検索を行い、商品サーバ１の商品情報提供部１２は、ＰＣ端末２１から要求された商品情報を照会し、適当な商品ページを送信する（Ｓ７４、Ｓ７５）。商品ページをＰＣ端末２１で閲覧したユーザは、お気に入りの商品が見つかったところで商品選択を行う（Ｓ７６）。

上記した選択された商品の情報は、送受信部１４経由で商品情報提供部１２が受信し、商品情報提供部１２は、最初に購入レコードを生成し、購入リスト記憶部１６に追加する（Ｓ７７）。
購入レコードのデータ構造の一例が図４に示されている。図４に示されるように、購入レコードは、ＵＩＤと、ＳＥＬＬＩＤと、ＧＯＯＤＳＩＤと、ＮＵＭＢＥＲと、ＰＲＩＣＥで１レコードが構成される。ここで、ＳＥＬＬＩＤとは、ユーザが商品を選択する毎に付与される番号、ＧＯＯＤＳＩＤとは、商品のＩＤ、ＮＵＭＢＥＲは、購入個数を示し、ＰＲＩＣＥは、商品の値段を示し、いずれも商品情報提供部１２によって管理される。
幾つかの商品が選択された後に、ユーザによって商品選択完了が選択されると、商品サーバ１は図１０（ｂ）に示すブラウザ画面（符号１０７）をＰＣ端末２１に送信する。ブラウザ画面（符号１０７）においてユーザが購入ボタン１０７ａを選択すると、商品情報提供部１２は、購入の意思表示のあったユーザの携帯電話端末２２に対し購入成立のための返信メールの送信を促すためにメールを送信すると共に、ブラウザ画面（符号１０８）をＰＣ端末２１に送信する（Ｓ７８）。

図８において、ユーザの携帯電話端末２２は、図１１のメール受信画面（符号１０９）に示すメールを受信し（Ｓ８１）、メール本文（認証手続き）に示された商品サーバ１へのＵＲＬ１０９ａに、ＨＴＴＰ（Hyper Text Transfer Protocol）を使用したアクセスを行う（Ｓ８２）。このとき、ＵＩＤとＳＥＬＬＩＤも商品サーバ１に送信される。携帯電話端末２２が送信するＳＥＬＬＩＤは、商品サーバ１から受信したメールに示されたＵＲＬの文字列に含まれている。ユーザがＵＲＬをクリックすることで商品購入手続きを行った本人であることが認証される。そして、ＳＥＬＬＩＤが商品サーバ１に送信される。ＵＩＤとＳＥＬＬＩＤを受信した商品サーバ１は、商品情報提供部１２が照会のために購入リスト記憶部１６を検索して購入処理を実行した後（Ｓ８３）、認証手続きが完了する（Ｓ８４）。そして、購入決済指示部１３が処理を開始する。
なお、上記のＵＲＬの文字列にはＳＥＬＬＩＤ自体が含まれていなくてもよく、商品サーバ１がＳＥＬＬＩＤに対応付けられた文字列をＵＲＬに含めて携帯電話端末２２に送信するようにしてもよい。
購入決済指示部１３は、携帯電話会社の決済サーバ３へ商品の購入代金、ＵＩＤ等の情報で課金リクエスト（決済要求）を発行し（Ｓ８５）、決済サーバ３と通信を行い、決済サーバ３が管理する携帯電話端末２２の利用料を引き落とす口座から商品購入に関する購入代金を引き落とすための決済処理を指示する。決済指示の完了後、商品サーバ１はブラウザ画面（符号１１０）を携帯電話端末２２に送信する。

以上説明のように本実施の形態によれば、事前に商品サーバ１に対して携帯電話端末２２のアドレス情報と利用料を引き落とす口座を関連付けて登録しておき、ユーザは、商品サーバ１が公開する商品に対してアクセスして購入する旨を意思表示する。このとき、商品サーバ１は、先に登録済みのユーザ情報からユーザのアドレス情報を読み出し、その携帯電話端末２２に商品サーバ１のＵＲＬを添付した購入確認のためのＥメールを送信する。そして、商品サーバ１は、ＵＲＬに基づくユーザのアクセスを受信し、これに伴って認証が完了した後、携帯電話会社の決済サーバ３にアクセスし、その決済サーバ３に対して携帯電話端末２２の利用料口座から購入代金を引き落とす処理を指示する。このことにより、携帯電話会社が提供するサービスを利用してオンラインで商品を迅速に購入できる。

また、ユーザ情報登録時に、ＰＣ端末２１から送信される携帯電話端末２２のパスワード情報に基づきハッシュ演算を行い、得られるハッシュ値を格納してアドレス情報に相当する携帯電話端末２２にメール送信を行い、メールを受信した携帯電話端末２２に対してパスワード情報入力を要求し、入力されたパスワード情報と格納したハッシュ値とに基づいて認証を行い、ユーザ情報登録を行うことで、パスワードによるテキスト管理がハッシュ値の管理に代わり、このため、セキュリティの向上がはかれる。

さて、前述した実施の形態では、携帯電話会社から供給されるＵＩＤを用いていたが、他の識別情報を用いてもよい。即ち商品サーバ１がユーザ登録時に携帯電話端末２２から受信したＵＩＤに基づいて新たにユニークな識別情報を生成し、商品サーバ１側で管理するようにしてもよい。このとき、この識別情報は、商品サーバ１の運営者と登録された携帯電話端末２２のユーザの間でのみ利用することができる識別情報であるため、ＵＩＤのみを利用する場合よりもセキュリティを高めることが可能となる。

なお、図１に示すユーザ登録部１１、商品情報提供部１２、購入決済指示部１３、送受信部１４のそれぞれで実行される手順をコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって本発明の商品サーバならびに購入代金決済システム実現することができる。ここでいうコンピュータシステムとは、ＯＳや周辺機器等のハードウェアを含む。

また、「コンピュータシステム」は、ＷＷＷシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境（あるいは表示環境）も含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク（通信網）や電話回線等の通信回線（通信線）のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル（差分プログラム）であっても良い。

以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。

本発明における購入代金決済システムのシステム構成の一例を示す図である。 図１に示すユーザ情報記憶部のデータ構造の一例を示す図である。 図１に示すユーザ情報記憶部のデータ構造の一例を示す図である。 図１に示す購入リスト憶部のデータ構造の一例を示す図である。 本発明実施形態の動作を説明するために引用したフローチャートである。 本発明実施形態の動作を説明するために引用したフローチャートである。 本発明実施形態の動作を説明するために引用したフローチャートである。 本発明実施形態の動作を説明するために引用したフローチャートである。 クライントの画面構成の一例を示す図である。 クライントの画面構成の一例を示す図である。 クライントの画面構成の一例を示す図である。

符号の説明

１…商品サーバ、２…クライアント、３…決済サーバ、４…ネットワーク、１１…ユーザ登録部、１２…商品情報提供部、１３…購入決済指示部、１４…送受信部、１５…ユーザ情報記憶部、１６…購入リスト記憶部、２１…ＰＣ端末、２２…携帯電話端末

Claims (8)

1. 端末との間で通信可能なネットワークに接続され、携帯端末の利用料を引き落とす口座を用いて決済を行う決済サーバを支援する商品サーバであって、
   携帯端末に関する端末情報は、当該携帯端末の利用料を引き落とす口座に関連付けられており、前記携帯端末における前記端末情報と宛先とを対応付けて記憶する記憶手段と、
   端末からのアクセスにより前記携帯端末の前記宛先を確認するための項目を含む商品購入手続きを実行する商品購入手段と、
   前記商品購入手段で確認された前記宛先に対して認証手続きを要求する認証要求手段と、
   前記認証要求手段の要求先となる前記携帯端末からのアクセスがあった場合には、前記要求された認証手続きを実行する認証手段と、
   前記認証手段で認証が得られた場合には、前記記憶手段を参照して、前記商品購入手続きで確認された前記宛先に対応する前記端末情報に前記商品購入手続きに基づく商品購入額を関連付けた情報を前記決済サーバに通知する決済通知手段と、
   を備えたことを特徴とする商品サーバ。
2. 前記記憶手段に記憶される前記宛先はメールアドレスであり、前記認証要求手段の要求は前記メールアドレスに対してメールで送信することを特徴とする請求項１に記載の商品サーバ。
3. 前記認証要求手段は、前記認証手続きを行うためのウェブページにアクセス可能なアクセス権を付与することを特徴とする請求項１または２に記載の商品サーバ。
4. 前記アクセス権は、ＵＲＬによって付与されることを特徴とする請求項３に記載の商品サーバ。
5. 前記端末から前記携帯端末の前記宛先とパスワードを受信し、前記宛先と前記パスワードに基づいてハッシュ演算を行い、得られたハッシュ値を格納して前記宛先に相当する前記携帯端末にユーザ本登録手続きを要求するユーザ仮登録手段と、
   前記ユーザ仮登録手段の要求先となる前記携帯端末からアクセスがあった時、前記携帯端末に前記パスワードの入力を要求し、入力された前記パスワードとユーザ仮登録手段によって格納された前記ハッシュ値とに基づいて認証を行って、認証が得られた場合には前記宛先と前記携帯端末の前記端末情報とを対応付けて前記記憶手段に登録するユーザ本登録手段と、
   を備えたことを特徴とする請求項１乃至４のいずれか１つに記載の商品サーバ。
6. 端末との間で通信可能なネットワークに接続され、携帯端末の利用料を引き落とす口座を用いて決済を行う決済サーバを支援し、当該口座に関連付けられた携帯端末の端末情報と宛先とを対応付けて内部の記憶領域に記憶する商品サーバにおける購入代金決済方法であって、
   端末からのアクセスにより前記携帯端末の前記宛先を確認するための項目を含む商品購入手続きを実行する過程と、
   前記商品購入手続きによって確認された前記宛先に対して認証手続きを要求する過程と、
   前記認証手続きの要求先となる前記携帯端末からのアクセスがあった場合には、前記要求された認証手続きを実行する過程と、
   前記認証手続きによって認証が得られた場合には、前記記憶領域を参照して、前記商品購入手続きで確認された前記宛先に対応する前記端末情報に前記商品購入手続きに基づく商品購入額を関連付けた情報を前記決済サーバに通知する過程と、
   からなることを特徴とする購入代金決済方法。
7. 端末と、携帯端末と、携帯端末に関する端末情報が関連付けられ、携帯端末の利用料を引き落とす口座を用いて決済を行う決済サーバと、端末との間で通信可能なネットワークに接続され、当該口座に関連付けられた携帯端末の端末情報と宛先とを対応付けて内部の記憶領域に記憶する商品サーバと、によって構成される商品購入システムにおける商品購入方法であって、
   端末が、ユーザの指示を受けて前記商品サーバにアクセスする過程と、
   前記商品サーバが、前記端末からのアクセスにより携帯端末の前記宛先を確認するための項目を含む商品購入手続きを実行する過程と、
   前記商品サーバが、前記商品購入手続きによって確認された前記宛先に対して認証手続きを要求する過程と、
   前記携帯端末が、前記商品サーバから前記認証手続きの要求を受信し、前記ユーザの指示を受けて前記商品サーバにアクセスする過程と、
   前記商品サーバが、前記認証手続きの要求先となる前記携帯端末からのアクセスがあった場合には、前記要求された認証手続きを実行する過程と、
   前記商品サーバが、前記認証手続きによって認証が得られた場合には、前記記憶領域を参照して、前記商品購入手続きで確認された前記宛先に対応する前記端末情報に前記商品購入手続きに基づく商品購入額を関連付けた情報を前記決済サーバに通知する過程と、
   前記決済サーバが、前記商品サーバから前記端末情報に前記商品購入手続きに基づく商品購入額を関連付けた情報を受信して前記口座から商品購入額を引き落とす過程と、
   からなる商品購入方法。
8. 端末との間で通信可能なネットワークに接続され、携帯端末の利用料を引き落とす口座を用いて決済を行う決済サーバを支援し、当該口座に関連付けられた携帯端末の端末情報と宛先とを対応付けて内部の記憶領域に記憶する商品サーバのコンピュータに、
   端末からのアクセスにより前記携帯端末の前記宛先を確認するための項目を含む商品購入手続きを実行するステップ、
   前記商品購入手続きによって確認された前記宛先に対して認証手続きを要求するステップ、
   前記認証手続きの要求先となる前記携帯端末からのアクセスがあった場合には、前記要求された認証手続きを実行するステップ、
   前記認証手続きによって認証が得られた場合には、前記記憶領域を参照して、前記商品購入手続きで確認された前記宛先に対応する前記端末情報に前記商品購入手続きに基づく商品購入額を関連付けた情報を前記決済サーバに通知するステップ、
   を実行させるためのコンピュータプログラム。
   
   

Images