JP2005314559A - 香料粒子 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 (a)logPowが2.0以上の香料成分を20質量%以上含有する香料及び(b)多糖類のヒドロキシ基の水素原子の一部又は全てが、一般式(b1)で表される基で置換されている多糖誘導体を、(a)成分/(b)成分=1/1〜200/1の質量比で含有する香料粒子、この香料粒子及び界面活性剤を含有する水性組成物、この香料粒子を含有する繊維製品柔軟剤組成物、並びにこの香料粒子を含有する衣料用洗浄剤組成物。
−R1−(OA)a−B−R2 (b1)
[式中、R1はC1-6のアルキレン基、AはC1-6のアルキレン基、aは平均値で1〜300の数、Bは−O−、−COO−又は−OCO−、R2はC4-30のアルキル基、あるいはC1-5のスルホアルキル基を示す。]
【選択図】 なし
Description
(a)成分:logPowが2.0以上の香料成分を20質量%以上含有する香料
(b)成分:多糖類のヒドロキシ基の水素原子の一部又は全てが、一般式(b1)で表される基(以下基(b1)という)で置換されている多糖誘導体(基(b1)中のヒドロキシ基の水素原子は更に基(b1)で置換されていてもよい)
−R1−(OA)a−B−R2 (b1)
[式中、R1はヒドロキシ基又はオキソ基で置換されていてもよい炭素数1〜6の直鎖若しくは分岐鎖のアルキレン基を示し、Aは炭素数1〜6の直鎖若しくは分岐鎖のアルキレン基を示し、aは平均値で1〜300の数を示し、a個のAは同一でも異なっていてもよい。Bは−O−、−COO−又は−OCO−から選ばれる基を示し、R2はヒドロキシ基で置換されていてもよい炭素数4〜30の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、あるいはヒドロキシ基で置換されていてもよい炭素数1〜5のスルホアルキル基を示す。]
本発明の(a)成分はlogPowが2.0以上、好ましくは2.0以上、7.0以下、更に好ましくは3.0以上、7.0以下の香料成分(以下香料成分(a1)という)を20質量%以上含有する香料である。(a)成分中の香料成分(a1)の含有量は、50質量%以上が好ましく、70質量%以上が更に好ましく、80質量%以上が特に好ましく、90質量%以上が最も好ましい。一方で、よりlogPowの高い香料成分、即ち、より疎水性の香料成分を含有していることが好ましい。logPowが3.0以上の香料成分を(a)成分中に20質量%以上含有していることが好ましく、30質量%以上含有していることが更に好ましく、40質量%以上含有していることが特に好ましい。ここでlogPowとは化学物質の1−オクタノール/水分配係数で、f値法(疎水性フラグメント定数法)により計算で求められた値をいう。具体的には、化合物の化学構造を、その構成要素に分解し、各フラグメントの有する疎水性フラグメント定数(f値)を積算して求めることができ、CLOGP3 Reference Manual Daylight Software 4.34, Albert Leo, David Weininger, Version1, March 1994を参考にすることができる。このような(a)成分は非水溶性の化合物であり、界面活性剤を含有する水性組成物において界面活性剤に可溶化されて存在するが、組成物を疎水的に変化させるために安定性や組成物の外観に影響を与える性質を有する。
本発明の(b)成分は多糖類のヒドロキシ基の水素原子の一部又は全てが、基(b1)で置換されている多糖誘導体である。尚、基(b1)中のヒドロキシ基の水素原子は更に基(b1)で置換されていてもよい。
基(b2)としては、2−スルホエチル基、3−スルホプロピル基、3−スルホ−2−ヒドロキシプロピル基等が挙げられ、なかでも安定面や製造面より3−スルホ−2−ヒドロキシプロピル基が好ましい。これら基(b2)は、その全てあるいは一部がNa,K,Ca,Mg等の1族又は2族元素、アミン類、アンモニウム等の有機カチオン等との塩となっていてもよい。これら基(b2)による置換度は、構成単糖残基当たり0〜1.0、更に0〜0.8、特に0〜0.5の範囲が好ましい、
基(b3):ヒドロキシ基で置換されていてもよい炭素数2〜6のカルボキシアルキル基又はその塩
基(b3)としては、カルボキシメチル基、カルボキシエチル基、カルボキシプロピル基等が挙げられ、なかでも安定面や製造面より、カルボキシメチル基が好ましい。これら基(b3)は、その全てあるいは一部がNa,K,Ca,Mg等の1族又は2族元素、アミン、アンモニウム等の有機カチオン等との塩となっていてもよい。これら基(b3)による置換度は、構成単糖残基当たり0〜1.0、更に0〜0.8、特に0〜0.5の範囲が好ましい。
で表されるカチオン性基
基(b4)におけるR3としては、炭素数2又は3のものが好ましく、具体的にはエチレン、プロピレン、トリメチレン、2−ヒドロキシトリメチレン、1−ヒドロキシメチルエチレン等が好ましい。
R7−(OA)a−B−R2 (II)
〔式中、R7は炭素数3〜6のエポキシ化アルキル基、ヒドロキシ基で置換されていてもよい炭素数1〜6の直鎖若しくは分岐鎖のハロゲン化アルキル基、又はカルボキシ基若しくは炭素数2〜6のカルボキシアルキル基若しくはそれらの誘導体を示し、a,A,B及びR2は前記と同じ意味を示す。〕
で表される構造を有するポリオキシアルキレン化剤(b1−1)と反応させることにより、又は更に以下の(b2−1)、(b3−1)及び(b4−1)から選ばれる1以上の化合物と反応させることにより、製造することができる。
(b2−1):ビニルスルホン酸、ヒドロキシ基で置換されていてもよい炭素数1〜5のハロアルカンスルホン酸、炭素数2〜6のエポキシ基を有するスルホン酸及びそれらの塩から選ばれるスルホン化剤
(b3−1):ヒドロキシ基で置換されていてもよい炭素数2〜6のハロゲン化カルボン酸及びその塩から選ばれるカルボキシ化剤
(b4−1):一般式(III)
で表される構造を有するカチオン化剤
すなわち、本発明の(b)成分は、一般式(II)で表される構造を有するポリオキシアルキレン化剤との反応以外に、任意に多糖類のヒドロキシ基の水素原子を全てポリオキシアルキレン化〔基(b1)の導入〕することにより、又は当該水素原子を部分的にポリオキシアルキレン化〔基(b1)の導入〕し、必要に応じてスルホン化〔基(b2)の導入〕、カルボキシ化〔基(b3)の導入〕及びカチオン化〔基(b4)の導入〕することにより得られる。これらポリオキシアルキレン化反応、スルホン化反応、カルボキシ化反応及びカチオン化反応はどの順序で行ってもよく、また2〜4の反応を同時に行うこともできるが、ポリオキシアルキレン化反応、カチオン化反応、カルボキシ化反応、スルホン化反応の順で反応を行うのが好ましい。
本発明の香料粒子は(a)成分/(b)成分を1/1〜200/1、好ましくは3/1〜150/1、より好ましくは11/1〜150/1、さらに好ましくは15/1〜150/1、特に好ましくは30/1〜100/1、最も好ましくは45/1〜100/1の質量比で含有する。また、(b)成分を外郭とし、(a)成分を内包するカプセル状の粒子であることが好ましく、該カプセル粒子が水に乳化したO/W型乳化粒子であることが貯蔵安定性の点から好適である。
本発明の繊維製品柔軟剤組成物は、本発明の香料粒子を含有し、更に、分子中に炭素数12〜36の炭化水素基を1又は2個と残りが炭素数1〜3のアルキル基、炭素数2又は3のヒドロキシアルキル基、もしくはベンジル基である3級アミン、その酸塩、もしくはその4級化物(以下(d)成分という)、及び水を含有するものが好適である。
本発明の繊維製品柔軟剤組成物には(d)成分以外に、非イオン界面活性剤(以下(e)成分という)、及び/又は陰イオン界面活性剤(以下(f)成分という)を含有することが貯蔵安定性の点から好適である。
〔式中、R1eは、炭素数10〜18、好ましくは12〜18のアルキル基又はアルケニル基であり、R2eは炭素数2又は3のアルキレン基であり、好ましくはエチレン基である。pは2〜100、好ましくは5〜80、特に好ましくは20〜60の数を示す。Tは−O−、−CON−又は−N−であり、Tが−O−の場合はqは1であり、Tが−CON−又は−N−の場合はqは2である。〕
一般式(V)で表される化合物の好ましい例として以下の一般式(V−1)又は(V−2)で表される化合物を挙げることができる。
〔式中、R1eは前記の意味を示す。rは8〜100、好ましくは20〜80の数である。〕
R1e−O−(C2H4O)s(C3H6O)t−H (V−2)
〔式中、R1eは前記の意味を示す。s及びtはそれぞれ独立に2〜40、好ましくは5〜40の数であり、エチレンオキシドとプロピレンオキシドはランダムあるいはブロック付加体であってもよい。〕
(e)成分の別の好ましい例としては、炭素数8〜22の飽和又は不飽和脂肪酸と多価アルコールとのエステル化合物を挙げることができる。具体的には、トリグリセライド、ジグリセライド、モノグリセライド、ペンタエリスリトールのモノ、ジ、トリエステル、ソルビタンエステルが好ましい。
本発明の衣料用洗浄剤組成物は、本発明の香料粒子を含有し、更に陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤及び両性界面活性剤から選ばれる界面活性剤、及び水を含有することが好適である。
(1)平均炭素数が8〜20の直鎖1級アルコールまたは直鎖2級アルコール由来のアルキル基又は分岐アルコール由来のアルキル基又はアルケニル基を有し、エチレンオキサイド(以下、EOと表記する)を平均で1〜20モル付加したポリオキシエチレンアルキル又はアルケニルエーテル。
(2)平均炭素数が8〜20のアルキル基又はアルケニル基を有し、EOを平均で1〜15モル及びプロピレンオキサイド(以下、POと表記する)を平均で1〜5モル付加したポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルエーテル。この場合、EO及びPOはランダム付加でもブロック付加でもいずれでもよい。特にエリ・そで口汚れに対する高洗浄力を得ることができる点で、式(VI)で表される化合物が好ましい。
〔式中、R11は炭素数8〜20の直鎖のアルキル基又はアルケニル基である。EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基を示す。u、v及びwは平均付加モル数を表しu>0、v=1〜4、w>0、u+v+w=6〜14、u+w=5〜12である。好ましくはu+v+w=7〜14、u+w=6〜12、v=1〜2である。〕
(3)次の一般式(VII)で表されるアルキル多糖界面活性剤。
〔式中、R12は直鎖又は分岐鎖の炭素数8〜18のアルキル基、アルケニル基又はアルキルフェニル基、R13は炭素数2〜4のアルキレン基、Gは炭素数5又は6の還元糖に由来する残基、iは平均値0〜6の数、jは平均値1〜10の数を示す。〕
(4)脂肪酸アルカノールアミド、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド
特に、油性汚れ洗浄力の点で、(1)及び/又は(2)のポリオキシアルキレンアルキルエーテルを含有することが好ましく、(2)を含有することがより好ましい。また、洗浄剤組成物中の非イオン界面活性剤の含有量は5〜50質量%が好ましく、特に10〜50質量%が好ましい。
本発明の衣料用洗浄剤組成物は、水を好ましくは3〜50質量%、特には5〜40質量%含有することが、貯蔵安定性の点から好ましい。
・(a)成分
表1記載の(a−1)〜(a−6)の香料を使用した。
(b−1):下記合成例1で製造したポリオキシアルキレン化されたヒドロキシエチルセルロース誘導体
(b−2):下記合成例2で製造したポリオキシアルキレン化されたヒドロキシエチルセルロース誘導体
・(c)成分
(c−1):エタノール
(c−2):グリセリン
(c−3):プロピレングリコール
・(d)成分
(d−1):N−(3−アルカノイルアミノプロピル)−N−(2−アルカノイルオキシエチル)−N−メチルアミン塩酸塩(アルカノイル基:硬化牛脂脂肪酸から水酸基を除いた残基)
(d−2):N,N−ジ(2−アルカノイルオキシエチル)−N−メチル−N−(2−ヒドロキシエチル)アンモニウムメチルサルフェート(アルカノイル基:未硬化牛脂脂肪酸から水酸基を除いた残基)
(d−3):N,N−ジ(2−アルカノイルオキシエチル)−N,N−ジメチルアンモニウムメチルサルフェート(アルカノイル基:硬化牛脂脂肪酸から水酸基を除いた残基)
(d−4):N,N−ジアルキル−N,N−ジメチルアンモニウムクロリド(アルキル基:炭素数12と14が1/1の質量比で混合されたアルキル)
(d−5):N−(3−ステアロイルアミノプロピル)−N,N−ジメチルアミン塩酸塩
・(e)成分
(e−1):ポリオキシエチレン(EO平均付加モル数:20)ラウリルエーテル
(e−2):ソフタノール300(日本触媒(株)製)
(e−3):硬化牛脂脂肪酸モノグリセライド
(e−4):ポリオキシエチレン(EO平均付加モル数:10)ラウリルエーテル
(e−5):ポリオキシエチレン(EO平均付加モル数:8)ミリスチルエーテル
(e−6):ポリオキシエチレン(EO平均付加モル数:5)ポリオキシプロピレン(PO平均付加モル数:3)アルキルエーテル(アルキル基:ラウリル基/ミリスチル基=8/2(質量比))
(e−7):ポリオキシエチレン(EO平均付加モル数:7)トリデシルエーテル
(e−8):ラウリルグリコシド
(e−9):ジエチレングリコールモノブチルエーテル
・(f)成分
(f−1):炭素数28のゲルベアルキルを有する硫酸エステルナトリウム塩
(f−2):ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩
(f−3):炭化水素(1−デセン/1−ドデセン=1/1(質量比))をヒドロホルミル化して得られたアルコールにエチレンオキシドを2モル付加し、三酸化イオンで硫酸化し水酸化ナトリウムで中和したもの。
(f−4):ラウリン酸ナトリウム塩
・(g)成分:その他の界面活性剤
(g−1):N−ラウリル−N,N−ジメチルアミンオキシド
(g−2):N−ラウリル−N,N−ジメチル−N−(2−ヒドロキシエチル)スルホベタイン
・(h)成分:その他添加剤
(h−1):青色1号
(h−2):ゼネカ(株)製プロキセルBDN
(h−3):フェノキシエタノール
(h−4):塩化カルシウム
合成例1:(b−1)の合成
重量平均分子量20万、ヒドロキシエチル基の置換度2.5のヒドロキシエチルセルロース(NATROZOL 250G,ハーキュレス社製)160g、含水80%イソプロピルアルコール1280g、48%水酸化ナトリウム水溶液9.8gを混合してスラリー液を調製し、窒素雰囲気下、室温で30分攪拌した。この溶液に、次式(b1−1−1)
重量平均分子量50万、ヒドロキシエチル基の置換度1.8のヒドロキシエチルセルロース(HEC−QP−4400H,ユニオンカーバイド社製)80g、含水80%イソプロピルアルコール640g、48%水酸化ナトリウム水溶液5.34gを混合してスラリー液を調製し、窒素雰囲気下、室温で30分攪拌した。この溶液に、上記式(b1−1−1)で表される化合物12.78gを加え、80℃で8時間反応させてポリオキシアルキレン化を行った。反応終了後、反応液を酢酸で中和し、反応生成物を濾別した。反応生成物をイソプロピルアルコール500gで2回洗浄後、減圧下60℃で一昼夜乾燥し、ポリオキシアルキレン化されたヒドロキシエチルセルロース誘導体(b−2)73gを得た。得られたヒドロキシエチルセルロース誘導体のポリオキシアルキレン基を含む置換基(b1)の置換度は0.004であった。
表2に示す各成分を用い、下記記載の調製法により、表2に示す組成の香料粒子(香料粒子1〜10)を調製した。また、表2の(b)成分の代わりにポリオキシエチレン(12)ドデシルエーテルを5質量%に相当する量使用し、同様の方法で比較香料粒子(香料粒子1〜10それぞれに対する比較香料粒子1〜10)を調製した。
(a)成分の出来あがり質量が80gになるように香料粒子を調製した。25℃のウォーターバス中の100mLの市販のガラス製ビーカーに、必要量の(b)成分、及び必要に応じて(c)成分、(e)成分、(h)成分を添加した。次に、必要量の15/100(25℃)相当量のイオン交換水を攪拌しながら添加し、更に25℃にて1時間攪拌し(b)成分を溶解させた。次に(a)成分(25℃)をゆっくり添加した後、25℃で1時間攪拌した後、ウォーターバスにて配合物の温度を60℃に上昇し、更に1時間攪拌した。上記の方法で得られた組成物を、25℃のウォーターバスに漬け、攪拌しながら25℃まで冷却した後、残りのイオン交換水(25℃)を攪拌しながら添加し、更に30分攪拌した。必要により塩酸、或いは苛性ソーダでpHを調整し、本発明の香料粒子を得た。尚、以上の工程は1枚の長さが1.5cmの羽根を3枚有するタービン型の攪拌羽根を用い、回転数は全ての工程で500rpmとした。以上の方法で得られた香料粒子1〜10は公知の方法により、乳化の型を調べた結果、香料粒子1〜8までは全てO/W型乳化物であった。しかしながら、香料粒子9はO/W型の香料粒子が観られたがそれ以外に粒子となっていない香料の油滴が存在していた。また香料粒子10は、乳化粒子は観られたが流動性がないガム状の液体であった。
市販の木綿肌着(グンゼ(株)、綿100%)を2槽式洗濯機(東芝(株)製2槽式洗濯機VH−360S1)で市販洗剤を用いて洗浄し(花王(株)製アタック、洗剤濃度0.0667質量%、水道水使用、浴比17、水温20℃、10分洗浄後、15分流水すすぎした後、5分間脱水)、自然乾燥させた。その肌着を全自動洗濯機(松下電器(株)製NA−F50K1)で市販洗剤を用いて再度洗濯する(花王(株)製アタック、洗剤濃度0.0667質量%、水道水使用、浴比17、水量30L、水温20℃、洗浄10分、ためすすぎ2回、脱水40秒)。最後のためすすぎの段階で、表2記載の組成物、又は比較組成物1mLを添加し、5分攪拌後脱水し、その後各試験布を広げ、平干しにして20℃、45%RHの条件で12時間放置し自然乾燥させる。
*2:20℃におけるpH、1/10規定硫酸水溶液及び1/10規定水酸化ナトリウム水溶液を用いて調整した。
実施例1で得られた香料粒子1〜10を使用して、表3記載の柔軟剤組成物を下記記載の方法で調製し、柔軟剤組成物1〜12を得た。また、比較組成物として、香料粒子の代わりに比較の香料粒子1〜10を、柔軟剤組成物中の香料粒子含有量が同じになるように配合した組成物(柔軟剤組成物1〜12それぞれに対する比較柔軟剤組成物1〜12)を同じ方法で調製した。
表3記載の組成物の出来あがり質量が250gになるように柔軟剤組成物を調製した。300mLの市販のガラス製ビーカーに、配合水(次亜塩素酸ナトリウムを3mg/kg添加したイオン交換水)を必要量の90質量%に相当する量入れ。60℃に昇温した。攪拌しながら必要に応じて(c)成分、(e)成分、(f)成分を添加した。次に溶融した(d)成分をゆっくり添加した。15分攪拌後、香料粒子を添加した。その後10分間攪拌し、必要に応じてその他成分((h)成分)を添加し、さらに10分間攪拌後、冷却しながら20℃まで冷却した。次に組成物のpHを1/10規定硫酸水溶液、及び1/10規定水酸化ナトリウム水溶液を用いて調整した。その後残りの水を加えて、出来あがり質量を250gにし、最終的な柔軟剤組成物のpHを測定した。尚、攪拌は一枚の羽根の長さが1.5cmの羽根を3枚有するタービン型の攪拌羽根を用い、400rpmの回転数で行った。
表4記載の各成分を用い、表4に示す組成の液体洗浄剤組成物1〜5を調製した。また、香料粒子3〜5、9、10の代わりに香料((a−3)又は(a−4))のみを変えた比較液体洗浄剤組成物を調製した(香料配合量は同じに調整する)。これらの液体洗浄剤組成物を用いて、下記洗浄方法で木綿布を洗浄し、洗浄後の木綿布からの香りの強さを比較した。液体洗浄剤組成物1〜3で洗浄した木綿布の香りの強さは、比較液体洗浄剤組成物1〜3で処理した木綿布よりも強かった。しかし、液体洗浄剤組成物4、5で洗浄した木綿布の香りの強さは、比較液体洗浄剤組成物4、5で洗浄した木綿布の香りの強さと同じであった。
市販の木綿肌着(グンゼ(株)製、綿100%)を2槽式洗濯機(東芝(株)製2槽式洗濯機VH−360S1)で、表4記載の液体洗浄剤組成物1〜5、及び比較液体洗浄剤組成物を用いて洗浄した(洗剤濃度0.0667質量%、水道水使用、浴比17、水温20℃、10分洗浄後、15分流水すすぎした後、5分間脱水)。その後、平干しにして20℃、45%RHの条件で12時間放置し自然乾燥させる。
Claims (7)
- 下記(a)成分及び(b)成分を、(a)成分/(b)成分=1/1〜200/1の質量比で含有する香料粒子。
(a)成分:logPowが2.0以上の香料成分を20質量%以上含有する香料
(b)成分:多糖類のヒドロキシ基の水素原子の一部又は全てが、一般式(b1)で表される基(以下基(b1)という)で置換されている多糖誘導体(基(b1)中のヒドロキシ基の水素原子は更に基(b1)で置換されていてもよい)
−R1−(OA)a−B−R2 (b1)
[式中、R1はヒドロキシ基又はオキソ基で置換されていてもよい炭素数1〜6の直鎖若しくは分岐鎖のアルキレン基を示し、Aは炭素数1〜6の直鎖若しくは分岐鎖のアルキレン基を示し、aは平均値で1〜300の数を示し、a個のAは同一でも異なっていてもよい。Bは−O−、−COO−又は−OCO−から選ばれる基を示し、R2はヒドロキシ基で置換されていてもよい炭素数4〜30の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、あるいはヒドロキシ基で置換されていてもよい炭素数1〜5のスルホアルキル基を示す。] - 請求項1記載の(a)成分、請求項1記載の(b)成分及び水を、(a)成分/(b)成分(質量比)=1/1〜200/1の範囲で混合して得られる混合物を水で希釈してなる、香料粒子。
- 請求項1又は2記載の香料粒子、及び界面活性剤を含有する水性組成物。
- 香料粒子がO/W型乳化状態で存在する請求項3記載の水性組成物。
- (a)成分、(b)成分、界面活性剤及び水を混合して得られる混合物を水で希釈してなる、請求項3又は4記載の水性組成物。
- 請求項1又は2記載の香料粒子を含有する繊維製品柔軟剤組成物。
- 請求項1又は2記載の香料粒子を含有する衣料用洗浄剤組成物。
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