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JP2005312617A - 電動歯ブラシ器具 - Google Patents

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JP2005312617A JP2004133368A JP2004133368A JP2005312617A JP 2005312617 A JP2005312617 A JP 2005312617A JP 2004133368 A JP2004133368 A JP 2004133368A JP 2004133368 A JP2004133368 A JP 2004133368A JP 2005312617 A JP2005312617 A JP 2005312617A
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Abstract

【課題】 少ない部品点数で防水性の向上とがたつき音(動作音)の発生を防止する。
【解決手段】 駆動部(22)を内蔵する本体部(10)から上方へ向かって突出し駆動部(22)によって加振される駆動軸(16)に、歯ブラシ部(50)を上方より着脱可能に取付け、本体部(10)と歯ブラシ部(50)との対向面間にシール部材(38)を介装した電動歯ブラシ器具において、シール部材(38)は、駆動軸(16)に液密に固着される内側環状部(40)と、本体部(10)に液密に固着される外側環状部(42)と、これら内側および外側の環状部(40,42)より上方にあって歯ブラシ部(50)の下面に圧接される上面環状部(44)とを備え、歯ブラシ部(50)の装着状態で駆動軸(16)に常時一定方向の予荷重を付与する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、電気モータなどの駆動動力源により歯ブラシ部を振動させる電動歯ブラシ器具に関するものである。
本体部から上方へ向かって突出する駆動軸を長さ方向(軸方向、上下方向)に往復動させ、この駆動軸の突出端に歯ブラシ部を上方から着脱可能に装着した電動歯ブラシ器具が公知である。
特許第2523304号 特開平4−364806 特開平11−253232
特許文献1には、本体部に収容した電動モータの回転を傘歯車機構によって減速し、偏心カムによって駆動軸を軸方向(上下方向)に往復振動させるようにした駆動機構が示されている。
特許文献2には、歯ブラシ部から垂れ落ちる水滴が駆動軸付近から本体部に侵入するのを防ぐために、本体部と駆動軸との間にシール部材(防水キャップ)を装着することが示されている。ここにシール部材は、一端を駆動軸に嵌合させ他端を本体側に取付け、歯ブラシ部の下部をこのシール部材の駆動軸に嵌合する一端(上端)よりも大形(大径)にしている。すなわち歯ブラシ部の外表面に伝わって垂れ落ちる水滴を、その下部の大形(大径)部分によってシール部材の端(上端)より外側に落とすことにより、防水効果を向上させるというものである。
なおこの特許文献2には、歯ブラシ部の下面(基端部)と防水キャップの軸嵌合部(一端、上端)とを軸方向に切れ目なく連ねることにより本体内への防水効果を向上できるとの記載がある(段落0021,0027)。
引用文献3には、軸方向に往復動する駆動軸を、その軸方向の一方側へ付勢するためのがたつき防止用のバネ体を設けることが示されている。このバネ体は、例えば略円錐形のコイルバネが好ましいことが示されている(段落0006)。
特許文献2にはシール部材と歯ブラシ部とを切れ目なく連ねて防水性を向上させることが示されているが、ここには駆動軸に予荷重(プリロード)を付与することによって、駆動系の遊びによる騒音発生を防止することは示されていない。
特許文献3にはバネ体(7)によって駆動軸(5)に一方向に向かう予圧(予荷重)を与えることにより、がたつき音(動作音)の発生を抑えることが示されている(段落0005,0019等)。しかしこのバネ体(7)は防水パッキン(13)とは別に装着したものであり、バネ体(7)は例えばコイルバネであることからもバネ体(7)に防水機能を持たせることは全く予想していない。このためバネ体と防水パッキンとを別々に使用しなければならず、部品点数が増え、構造が複雑になり、組立性も悪くなる。
また実際の製品では歯ブラシ部と駆動軸との間の遊びも生じ得るから、この遊びが生じた場合にはここからも騒音が発生するが、従来のものではこの騒音については考慮していなかった。
この発明は以上のような事情に鑑みなされたものであり、少ない部品点数で防水性の向上とがたつき音(動作音)の発生を防止することができる電動歯ブラシ器具を提供することを目的とする。
この発明によればこの目的は、駆動部を内蔵する本体部から上方へ向かって突出し前記駆動部によって加振される駆動軸に、歯ブラシ部を上方より着脱可能に取付け、前記本体部と歯ブラシ部との対向面間にシール部材を介装した電動歯ブラシ器具において、前記シール部材は、駆動軸に液密に固着される内側環状部と、本体部に液密に固着される外側環状部と、これら内側および外側の環状部より上方にあって歯ブラシ部の下面に圧接される上面環状部とを備え、歯ブラシ部の装着状態で駆動軸に常時一定方向の予荷重を付与することを特徴とする電動歯ブラシ器具(請求項1)、により達成される。
同じ目的は、駆動部を内蔵する本体部から上方へ向かって突出し前記駆動部によって加振される駆動軸に、歯ブラシ部を上方から着脱可能に取付け、前記本体部と歯ブラシ部との対向面間にシール部材を介装した電動歯ブラシ器具において、前記シール部材は、駆動軸に液密に固着される内側環状部と、本体部に液密に固着される外側環状部とを備え、前記歯ブラシ部の非装着状態で内側環状部と外側環状部との間の相対変位が駆動軸に付与する復元力fが、歯ブラシ部の装着状態で駆動軸に常時一定方向の予荷重を付与することを特徴とする電動歯ブラシ器具(請求項8)、によっても達成される。
請求項1の発明によれば、シール部材の内側環状部を駆動軸に固着し、外側環状部を本体側に固着し、上面環状部を歯ブラシ部の下面で押下するようにしたものであるから、歯ブラシ部を駆動軸に装着した状態では、シール部材の内側と外側の環状部間の相対変位と、上面環状部の変位とによる復元力によって合成される荷重(復元力F)が駆動軸に加わる。この合成した復元力Fが本体部を基準にして駆動軸に常に一定方向の予荷重を付与するようにしたものであるから、駆動軸の駆動系の遊びを規制してがたつきによる騒音発生を防止できる。
またシール部材の上面環状部に加わる押圧力は、歯ブラシ部と駆動軸との間の遊びによる騒音発生も確実に防ぐことができる。このため作動を著しく静かにすることができる。さらにシール部材だけで防水と駆動系の遊びおよび駆動軸と歯ブラシ部との遊びを吸収するという2つの効果を得るから、部品点数が少なくてすみ、構造が簡単になり、組立性も向上する。
請求項8の発明によれば、シール部材の内側環状部と外側環状部との相対変位により駆動軸に一定方向の予荷重を付与するので、駆動軸の駆動系の遊びを規制して、騒音発生を防止できる。また本体側の防水性も向上する。
駆動軸に加わる力を分析すれば、歯ブラシ部を装着しない状態(フリー状態)でシール部材が駆動軸に付与する復元力fと、歯ブラシ部を装着した状態で歯ブラシ部の下面(本体部との対向面)が上面環状部を押圧(押下)する押下力αが駆動軸に付与する復元力kα(シール部材の外側環状部を基準にして上面環状部を押下することにより内側環状部に発生する復元力である)とがあると考える。
ここに復元力fは、次のように発生するものである。すなわちシール部材を本体部に装着する時にその外側の環状部が本体部に固定される一方、内側の環状部が固定される駆動軸は駆動系によってその可動範囲が規制されている。このためシール部材は歯ブラシ部を装着しない状態でも本体部と駆動軸とで所定量変形されることになり、この変形による復元力fが発生する。
この時駆動軸に加わる全復元力すなわち全荷重Fは、F=f+kαである。この発明ではこの全荷重Fが駆動軸の往復位置に関係なく常に一方向になるようにするものである(請求項2)。
シール部材は駆動軸に対して下向き(本体側へ向かう方向)の予荷重を付与するのが一般的であり(請求項3)、この場合は、歯ブラシ部先端を歯に向かって押付けた時などで歯ブラシ部に下向きの外部負荷が加わった時にも、駆動系の遊びによる悪影響(騒音増加など)が発生しない。しかしこの発明は上向き(歯ブラシ側へ向かう方向)の予荷重を付与することも可能である。
復元力fが下向き、荷重kαが上向きの場合には、|f|>|kα|とすることによって全荷重Fを下向きにすることができる(請求項4)。この場合は復元力fとkαは方向が逆であるから全荷重Fを小さくすることができ、モータなどの駆動源の負荷を小さくするのに都合が良い。
復元力fと復元力kαとを共に下向きにする場合には、全荷重F=f+kαが過大にならないようにするために、f、kαの絶対値|f|、|kα|は小さくすることが望ましい。この時|kα|を|f|よりも小さくすれば、歯ブラシ部の着脱に伴うシール部材の変形量が少なくなり、シール部材の耐久性が向上する(請求項5)。また|f|、|kα|が大きいと駆動軸のストローク量(往復距離)の増大に伴ってこれらの値の変化量が大きくなるから、駆動系の負荷が大きくなる。従ってこの場合はストローク量が小さいもの、例えばストローク量(mm)を小さくし往復振動数(ストローク数)(回/秒)を大きくしたものに適する。
復元力fが上向きの場合には、駆動軸に上向きの予荷重を付与することができる(請求項6)。この場合は歯ブラシ部に荷重Fより大きい下向きの外部負荷が加わった時に駆動系の遊びを吸収できないが、逆に上向きの大きい外部負荷が加わる時には遊びによる悪影響(騒音など)を受けず、歯ブラシ部を強い力で下向きに引き寄せることができる。
駆動軸はその軸方向に往復振動するものが一般的であるが(請求項7)、この発明は駆動軸が軸方向を中心にして往復回動するものや、シール部材の内側環状部付近を支点にして軸方向に直交する方向に揺動するものなどを含む。このような場合にもシール部材が駆動軸の軸方向に予荷重を付与すれば、駆動系の軸方向の遊びを抑制できるからである。
なおこの発明では駆動軸は本体部から上方へ突出し、歯ブラシ部を上方から着脱するものとしたが、本体部を上下逆にして駆動軸を本体部から下方へ突出させた場合は、上下関係が逆になるだけであって本質的に作用・効果が変わるものでもない。従って本発明はこのように上下を逆にしたものも包含するのは勿論である。
図1は本発明の一実施例の側面図、図2はその一部を拡大した断面図、図3はシール部材の作用説明図である。図1,2において符号10は本体部であり、下部が僅かに折曲されて全体が略円柱状である。この本体部の中央付近には電気モータ12が、下部には電池14が収容されている。電池14は乾電池などの一次電池であってもよいし、充電可能な二次電池であてもよい。
本体部10内の上部には駆動軸16が上下方向(本体部10の中心軸方向)に往復動自在に保持されている。すなわちこの駆動軸16は、左右割りの内ケース18,18の間に挟持されたリニア軸受20に保持され、その上部は本体部10の上方に突出している。駆動軸16の下部は駆動部22により上下方向に往復駆動される。
この駆動部22は、電動モータ12によって傘歯車24,26を介して回転する円柱状の偏心カム28と、このカム28に係合するカム従動体(カムフォロワ)30とを備える。カム28は駆動軸16に直交する水平軸32に保持されている。カム従動体30は駆動軸16の下端に固着されている。水平軸32および電気モータ12は前記内ケース18,18の間に保持されている。
このように電気モータ12,駆動軸16,駆動部22を組込んだ内ケース18,18は互いに係合爪などにより結合された状態で本体部10の外ケース34内に下方から挿入され、図示しない係合爪で固定される。図1,2で36はスイッチであり、電気モータ12をオン・オフする。
なお内ケース18,18の上端外周にはシール部材38が装着される。すなわちシール部材38は内側環状部40と外側環状部42との間に上方へ環状かつ山状に膨出した上面環状部44を設けたものであり、全体は合成ゴム、合成樹脂などで一体成形されている。内側環状部40は断面円形の駆動軸16に形成した環状溝46に係合する。外側環状部42は、本体部10の内ケース18,18の上部外周に嵌合され、さらに内ケース18,18を外ケース34に下から挿入する際に内ケース18の外周段部18Aと外ケース34の内周段部34Aとの間に挟持される。
50は歯ブラシ部である。この歯ブラシ部50は下方に向かって拡径する略内錐状であり、下部外周は本体部10の外ケース34の外周面に連続する。歯ブラシ部50の上部には歯ブラシ52が植設されている。この歯ブラシ部50には、前記駆動軸16が下方から嵌入され固定可能である。なお駆動軸16の上端は扁平な板状部54となっている。
ここに歯ブラシ部50には、図3に示すように下方に開いた2つ割りの筒部56が形成され、この筒部56の半体56Aは放射状の複数のリブ58によって固定される一方、他の半体56Bが弾力性を持って半体56A方向に復帰する。この半体56Bの周囲には半体56Bとの間に間隙をもって放射状にリブ60が形成されている。
この半体56Bには筒部56の内側に向かって係合突起62が形成される一方、駆動軸16にはこの突起62が係入する環状溝64が形成されている。また筒部56の中の上部には駆動軸16の扁平な板状部54が係入し、歯ブラシ部50の回動が規制される。このため歯ブラシ部50の筒部58に駆動軸16を挿入すると、突起62が溝64に係合して歯ブラシ部50が抜けるのが防止され、歯ブラシ部50を強く上方へ引っ張れば突起62が環状部64から脱出し歯ブラシ部50を抜き取ることができる。
次に図3に基づいてシール部材38の作用を説明する。シール部材38は内側環状部40を駆動軸16に固定しない自由状態では、図3に仮想線38Aで示す位置にある。このシール部材38を駆動軸16の環状溝46に固定した時には、駆動軸16の往復可動範囲は駆動部22のカム28およびカムフォロワ30により制限されているので、例えば図2に示す駆動軸16が下死点(最も下方へ移動した位置)にある時にはシール部材38の内側環状部40は図3に示すように下方へ引かれた最大変形位置に来る。この時内側環状部40(図3のA点)には上向きの復元力fが発生する。
この復元力fは歯ブラシ部50の着脱と関係なくシール部材38の変形により生じるものである。歯ブラシ部50を装着すると、歯ブラシ部50の下面、実際にはリブ58,60の下端にシール部材38の上面環状部44(図3のB点)が当接し、筒部56の半体56Bの突起62が駆動軸16の環状溝64に係合した時にはリブ58,60は上面環状部44(B点)を押圧力αで押圧する。
この押圧力αは駆動軸16に対しては環状溝46と64とを互いに引き離すように作用するが、この力には駆動軸16を上下させる作用は無い。しかし押圧力αによるシール部材38の変形により、本体部10の固定位置(図3のC点)を基準にしてA点に上向き(または下向き)の復元力kαが発生する。ここにkはシール部材38の形状や材質などにより決まる定数である。従ってA点には復元力fとkαの合力F=f+kαが作用することになる。復元力kαは、シール部材38を押し潰す力αに対する復元力であるから、通常上向きの復元力となる。
この実施例によれば合力Fは駆動軸16に常に上向きの復元力すなわち予荷重を付与するから、駆動部22の遊びによる駆動軸16のガタツキを規制することができ、騒音の発生を防ぐことができる。またシール部材38は内側環状部40が駆動軸16に密着すると共に、外側環状部42が本体部10に密着しているから、本体部10の防水性を確保できる。さらに歯ブラシ部50の装着により、歯ブラシ部50と駆動軸16との間に押圧力αの反力により常に引っ張り力が作用するから、歯ブラシ部50と駆動軸16との間のガタツキ、すなわち突起62と環状溝64との遊びも抑制でき、ここでの騒音発生も防ぐことができる。
図4は他の実施例を示す一部の拡大断面図である。この実施例では、シール部材38aの自由状態(仮想線位置)に対して内側環状部40aを引き上げた状態で駆動軸16に固定した。このため復元力fは下向きとなる。復元力kαを上向きとすれば両復元力fとkαは反対向きであるから、両者の差が合力Fとなる。
この場合は|f|>|kα|となるように設定すれば、駆動軸16には常に下向きの復元力(予荷重)を付与することができる。このため歯ブラシ部50を歯などに押し付けた時にはこの圧力は駆動軸16に駆動系の遊びを抑制する向きに作用するから、使用時特に歯ブラシ部50に大きな圧力が加わった時の騒音発生を防ぐことができる。なお図4では図3と同一部分に同一符号を付したからその説明は繰り返さない。
図5は他の実施例を示す一部拡大断面図である。この実施例では、シール部材38bは図4の実施例と同様に復元力fは下向きであり、歯ブラシ部50の下面(リブ58,60の下面、図3参照)に突部80を設けて、この突部80をシール部材38bの上面に当接させたものである。
この実施例によればシール部材38bの上面を平坦にしても突部80が当たるので、歯ブラシ部50のシール部材38bに対する押圧力αの設定を高精度に管理することができる。すなわち図4のシール部材38aは上面が平坦なので歯ブラシ部50との接触位置や接触面積の設定精度が悪くなり、押下力αの設定値が不正確になり易いが、この図5のシール部材38bによればこのような不都合がなくなる。
図6は他の実施例を示す一部拡大断面図である。この実施例は、シール部材38cの上面環状部44を駆動軸16に密着して上方へ起立するように形成した。従ってこの上面環状部44cを、歯ブラシ部50の筒部56の下端に接触させることができる。筒部56は軸方向のスリットで分割された2つ割りのものであるから、スリットの部分を除き上面環状部44cは筒部56の下端のほぼ全周で歯ブラシ部50の下面に接触することになるから、駆動軸16とシール部材38cとの間の防水性が向上する。また上面環状部44cと歯ブラシ部50との接触面積が増えるのでシール部材38cの上面の偏摩耗を防ぐことができ、シール部材38cの耐久性を向上させることができる。
図7は他の実施例を示す一部拡大断面図である。この実施例は、シール部材38dが歯ブラシ部50に接触せず、内側環状部40と外側環状部42との復元力fのみにより駆動軸16に予荷重を付与するものである。
すなわちシール部材38dの内側環状部40は自由状態(仮想線位置)に対して引き上げた状態で駆動軸16に液密に固定した。このため駆動軸16に加わる復元力fは下向きとなり、予荷重F(=f)も下向きである。この予荷重F(=f)は駆動軸16の往復動に伴って変化するが、駆動軸16の往復動範囲内では常に一定方向になるように設定する。従って駆動軸の駆動系の遊びを吸収して駆動系の騒音発生を防ぐことができる。
本発明の一実施例の側面図 同じく一部を拡大した断面図 シール部材の作用説明図 他の実施例であるシール部材の作用説明図 他の実施例であるシール部材の作用説明図 他の実施例であるシール部材の作用説明図 他の実施例であるシール部材の作用説明図
符号の説明
10 本体部
12 モータ
16 駆動軸
22 駆動部
38、38a、38b、38c、38d シール部材
40 内側環状部
42 外側環状部
44 上面環状部
50 歯ブラシ部

Claims (8)

  1. 駆動部を内蔵する本体部から上方へ向かって突出し前記駆動部によって加振される駆動軸に、歯ブラシ部を上方から着脱可能に取付け、前記本体部と歯ブラシ部との対向面間にシール部材を介装した電動歯ブラシ器具において、
    前記シール部材は、駆動軸に液密に固着される内側環状部と、本体部に液密に固着される外側環状部と、これら内側および外側の環状部より上方にあって歯ブラシ部の下面に圧接される上面環状部とを備え、歯ブラシ部の装着状態で駆動軸に常時一定方向の予荷重を付与することを特徴とする電動歯ブラシ器具。
  2. シール部材は、歯ブラシ部の非装着状態で内側環状部と外側環状部との間の相対変位が駆動軸に付与する復元力fと、歯ブラシ部の装着状態で歯ブラシ部下面が上面環状部を押下する押下力αが駆動軸に付与する復元力kαとの和F=f+kαが駆動軸に常時一定方向の予荷重を付与する請求項1の電動歯ブラシ器具。
  3. シール部材は、駆動軸に常に下向きの予荷重を付与する請求項2の電動歯ブラシ器具。
  4. 復元力fが下向きかつ復元力kαが上向きであり、式|f|>|kα|が成立するようにした請求項3の電動歯ブラシ器具。
  5. 復元力fと復元力kαが共に下向きであり、復元力kαが復元力fに比べて小さい請求項3の電動歯ブラシ器具。
  6. 復元力fが上向きであり、駆動軸に常に上向きの予荷重を付与する請求項2の電動歯ブラシ器具。
  7. 駆動軸は軸方向に往復振動する請求項1〜6のいずれかの電動歯ブラシ。
  8. 駆動部を内蔵する本体部から上方へ向かって突出し前記駆動部によって加振される駆動軸に、歯ブラシ部を上方から着脱可能に取付け、前記本体部と歯ブラシ部との対向面間にシール部材を介装した電動歯ブラシ器具において、
    前記シール部材は、駆動軸に液密に固着される内側環状部と、本体部に液密に固着される外側環状部とを備え、前記歯ブラシ部の非装着状態で内側環状部と外側環状部との間の相対変位が駆動軸に付与する復元力fが、歯ブラシ部の装着状態で駆動軸に常時一定方向の予荷重を付与することを特徴とする電動歯ブラシ器具。
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