JP2005312278A - 回転電機の集中巻き型ステータコイル - Google Patents
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Abstract
【課題】ティースコイルを直並列接続した相巻線をもつにもかかわらず、体格増大を抑止可能な回転電機の集中巻き型ステータコイルを提供する。
【解決手段】ティースコイル20がティースに導体層を偶数層巻いて構成されたティース根元側取り出し型2層巻き方式の集中巻き型ステータコイルにおいて、複数のティースコイル1〜18を直列接続してなる直列コイルユニット8U〜8W、9U〜9Wを一対ずつ並列接続して各相巻線が構成される。直列コイルユニット8U〜8W、9U〜9W内の各ティースコイル間を接続するティースコイル間接続線をなす複数のコイル間バスバーと、直列コイルユニットの両端から延設されて各直列コイルユニットを並列接続するためのユニット端末接続線としての複数の端末バスバーとからなる各バスバーは、コアバックの端面に隣接して配置されている。
【選択図】図1
【解決手段】ティースコイル20がティースに導体層を偶数層巻いて構成されたティース根元側取り出し型2層巻き方式の集中巻き型ステータコイルにおいて、複数のティースコイル1〜18を直列接続してなる直列コイルユニット8U〜8W、9U〜9Wを一対ずつ並列接続して各相巻線が構成される。直列コイルユニット8U〜8W、9U〜9W内の各ティースコイル間を接続するティースコイル間接続線をなす複数のコイル間バスバーと、直列コイルユニットの両端から延設されて各直列コイルユニットを並列接続するためのユニット端末接続線としての複数の端末バスバーとからなる各バスバーは、コアバックの端面に隣接して配置されている。
【選択図】図1
Description
本発明は回転電機の集中巻き型ステータコイルに関する。
ステータコアの各ティースに集中巻きされたコイル(以下、ティースコイルとも呼称するものとする)を相ごとに接続して相巻線を構成したステータ(以下、集中巻き型ステータとも呼称するものとする)が回転電機技術分野にて提案されている。この種の集中巻き型ステータは巻装作業上、各ティースごとに分割された部分コアを組み立ててステータコアを形成する組み立てコアに採用されることが一般的である。
集中巻き型ステータのティースコイルはティースに必要なターン数だけ巻回され、隣接2ターンはティースの周面上に置いて軸方向に隣接するのが通常である。したがって、巻回の順序は、ティースの径方向一端側から開始されてティースの径方向他端側に達して一層目のコイル(以下、第一層コイルとも呼称するものとする)を構成し、その後、ティースの径方向他端側からこの第一層コイルの上に巻回されつつティースの径方向一端側に戻る二層目のコイル(以下、第二層コイルとも呼称するものとする)を構成し、その後、同様に第三層コイルを構成するように高密度巻装のために通常なされる。以下、これらの第一層コイル、第二層コイル、第三層コイルなどを「層コイル」と総称するものとする。
下記の特許文献1は、ティースの周方向幅が一定であり、スロットが径方向内側から径方向外側へ向けて広がっている事実を利用して、径方向断面が台形のティースコイルを巻いたティースと、径方向断面が長方形のティースコイルを巻いたティースとを交互に配置することにより、スロット占積率を向上させることを提案している。
特開2002−112484号公報 下記の特許文献2は、ティースコイルの始端をティースの根元部(又は先端部)に、終端をティースの先端部(又は根元部)に配置するティースコイル巻回方式、並びに、ティースコイルの始端および終端をティースの先端部に配置するティースコイル巻回方式を提案している。
特開2001−186703号公報
しかしながら、特許文献1のティースコイルは、製造が複雑となるうえ、台形のティースコイルが大きな周方向幅をもつため、ステータはこの台形のティースコイルの軸方向長だけ軸方向長が増大するという問題も生じてしまう。また、特許文献2のティースコイルは次の問題を有している。すなわち、相巻線を構成するために、同一相の各ティースコイルをティースコイル間渡り線(以下、単に渡り線とも呼称するものとする)により直列または並列に接続して相巻線が構成される。しかし、特許文献2の集中巻き型ステータでは、ティースコイルの少なくとも一端がティースの先端部に存在するため、渡り線を最短距離で配置しようとすると渡り線がほとんどロータの周面に近接することなり、その振動などによりロータに接触したり、ロータの嵌入作業などに支障をきたす。また、ティースの先端部に存在するティースコイルの一端と、他のティースコイルの一端とを接続するための渡り線による接続は、ティースの端面の更に軸方向外側にて行う必要があり、集中巻き型ステータの軸方向長が増加してしまう。また、ティースに巻かれたティースコイルの更にその上に渡り線が配置されるために、ステータの軸方向長が増大してしまう。
この問題を解決するには、本出願人が出願した下記の特許文献3に記載するように、断面が略方形の平角線をティースの根元部から先端部側へ巻いた後、再びティースの根元部に戻る2層巻き方式(以下、ティース根元側取り出し型2層巻きコイルとも称する)を採用するのが好都合である。このティース根元側取り出し型2層巻きコイルによれば、ティースコイルの始端および終端にそれぞれ連なる上記渡り線(実際にはティースコイルと同一の導体線により構成され、引き出し線とも呼ぶものとする)をステータコアのコアバックすなわちステータコアの継鉄部分の端面に隣接して配置することができ、ティースコイル間と結線する渡り線をなす導体もこの部位に配置することができるため、集中巻き型ステータの軸方向長を短縮することができる。
つまり、ティースはティースコイルが2層巻き方式で巻かれているためティースコイルの分だけコアバックより大きな軸方向長をもつ。したがって、ティースコイルの引き出し線や渡り線をコアバックの端面に隣接して配置する下記の特許文献3の集中巻き型ステータによれば集中巻き型ステータの軸方向長を良好に短縮することができる。
特願2003−017230 しかしながら、このティース根元側取り出し型2層巻きコイルでは、所定ターン数だけ巻かれた第一層コイルの上に第二層コイルを同ターン数だけ巻いていたために、ティースコイルのターン数は偶数ターンとなってしまい、同相のティースコイルを直列又は並列に接続してなる相巻線も偶数のターン数しかもつことができないという不具合があった。
また、この集中巻き型ステータにおいて電機子設計上、同相の複数の各ティースコイルを直並列接続したい場合がある。この場合、相巻線は、互いに直列接続された複数のティースコイルにより構成されるとともに互いに並列接続される複数の直列コイルユニットと、各直列コイルユニット内の各ティースコイル間を接続するティースコイル間接続線と、各直列コイルユニットの両端から延設されて各直列コイルユニットを並列接続するためユニット端末接続線とを有する。
これらティースコイル間接続線やユニット端末接続線はこの明細書では単に渡り線ともよばれるが、好適にはバスバーにより構成される。以下、ティースコイル間接続線を構成するバスバーをコイル間バスバー、ユニット端末接続線を構成するバスバーを端末バスバーとも呼ぶものとする。これらバスバーは、ステータコアやティースコイルに軸方向に隣接して配置される。
しかしながら、相巻線を複数の直列コイルユニットを並列接続して構成する場合、上記したコイル間バスバーや端末バスバーを多数必要とするため、ステータコアやティースコイルに軸方向に隣接これらバスバーを収容するバスバー配置スペースが大型化して、回転電機の体格が増大するというおそれがあった。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、ティースコイルを直並列接続した相巻線をもつにもかかわらず、体格増大を抑止可能な回転電機の集中巻き型ステータコイルを提供することをその目的としている。
上記問題点を解決するこの発明の回転電機の集中巻き型ステータコイルは、絶縁被覆コイル導体をステータコアの各ティースに順次巻回して構成される複数のターンからなり、前記各ターンが互いに同層に配置されて前記ティースの根元部から先端部に進行する第一層コイルと、絶縁被覆コイル導体を前記第一層コイル上に順次巻回して構成される複数のターンからなり、前記第一層コイルの最終ターンから折り返す開始ターンから始まる前記各ターンが互いに同層に配置されて前記ティースの先端部から根元部に進行する第二層コイルとを有し、巻き始め端および巻き終わり端が前記ティースの根元部近傍に配置されるティースコイルを前記ティースの数だけ有し、前記ティースコイルは、その巻き始め端および巻き終わり端から前記ステータコアのコアバック側へ引き出される一対の引き出し線を有する回転電機の集中巻き型ステータコイル(ティース根元側取り出し型2層巻き方式の集中巻き型ステータコイル)である。
このティース根元側取り出し型2層巻きコイルによれば、ティースコイルは、ティースのコアバック側から(ティースの根元部から)巻き始め、ティースの先端部で折り返してティースの根元部に達する第一層コイルと第二層コイルとのペアを有している。このペアは1を含む必要数だけ順次配置することができ、結局、偶数個の層コイルがティースに巻回される。これにより、ティースコイルの巻き始め端および巻き終わり端をティースの根元部側すなわちステータコアのコアバック近傍に配置することができるので、ティースコイル間を接続するティース間の渡り線を最短で結んでその抵抗損失増加を抑止しつつ、渡り線、並びに、渡り線とティースコイルの引き出し線との接続部分をロータの周面から遠ざけることが可能となり、それらがロータに接触したり、ロータの嵌入作業が難しくなるという問題を良好に解決することができる。また、ティースコイルの巻き始め端と巻き終わり端とをティースの根元側に配置することができるために、ティースコイルの引き出し線や渡り線はステータコアのコアバックの端面に隣接して配置することができ、ステータの軸方向長を増加させることがない。
本発明では特に、ティース根元側取り出し型2層巻きコイルにおいて、相巻線が、複数のティースコイルを直列接続してなる直列コイルユニットを複数並列接続して構成される。このティースコイルの直並列接続により、ステータコイル設計の自由度を増大することができ、与えられた電機子電圧、電機子電流などの回路仕様やティースコイルの導体断面積などの物理的仕様とのより好適な組み合わせを実現することが可能となる。
本発明では更に、ティースコイルが直並列接続された相巻線をもつティース根元側取り出し型2層巻きコイル(以下、直並列接続ティース根元側取り出し型2層巻きコイルとも言う)において、直列コイルユニット内の各ティースコイル間を接続するティースコイル間接続線をなす複数のコイル間バスバーと、直列コイルユニットの両端から延設されて各直列コイルユニットを並列接続するためのユニット端末接続線としての複数の端末バスバーとを有し、前記コイル間バスバー及び端末バスバーが、前記コアバックの端面に隣接して配置されていることを特徴とする。
このようにすれば、相巻線を構成するための各ティースコイル間のバスバーなどの渡り線の電気抵抗値を減少することができる。また、ティースコイルがティースやコアバックの端面よりも軸方向に膨らんでいることを利用して、このティースコイルの径方向外側にこれらバスバー(渡り線)を敷設することができるため、集中巻き型ステータの軸方向厚さの増大を防止することができ、モータの薄型化及び小型軽量化を実現した直並列接続ティース根元側取り出し型2層巻きコイルを実現することができる。なお、この直並列接続ティース根元側取り出し型2層巻きコイルは、後述するようにティースコイルのターン数を等価的に奇数とすることができるため、電機子設計における設計自由度を向上することができる。
好適な態様において、前記回転電機は、三相交流回転電機であり、前記相巻線は、互いに直列接続された複数個のティースコイルにより構成されるとともに互いに並列接続される第1の前記直列コイルユニット及び第2の前記直列コイルユニットを相ごとに有し、各相の前記第1の直列コイルユニット用の前記コイル間バスバー及び端末バスバーからなる第1バスバー群は、前記コアバックの端面に隣接しかつ互いに所定間隔を隔てて径方向へ相順に配列され、各相の前記第2の直列コイルユニット用の前記コイル間バスバー及び端末バスバーからなる第2バスバー群は、前記第1バスバー群に軸方向に隣接しかつ互いに所定間隔を隔てて径方向へ相順に配列されることを特徴としている。
このようにすれば、上記した種々のバスバーを相ごとにかつ直列コイルユニットごとに空間的に整理して配列することができるため、コンパクトにバスバーを配列することができる。また、バスバーと外部接続相端子との接続や、バスバーとティースコイルの引き出し線との接続などの結線処理をステータコアの一端面側にて集中的に実施できるため作業が簡単となる。なお、ステータコイルが星形接続形式を採用する場合には、中性点は、これら相順に配列された各相のバスバーを個別に収容する環状のバスバー収容空間のうち各相のバスバーが存在しない部位にて中性点用のバスバーを配列すればよいが、中性点用バスバーを新設してもよい。好適には、各バスバーは、相ごと形成されたバスバー収容溝を有してコアバックの軸方向端面に固定されたバスバーホルダに収容される。このようにすれば、各バスバーを相ごとに簡単に整理して配列することができ、バスバーの高密度配置が可能となる。
好適な態様において、前記回転電機は、三相交流回転電機であり、前記相巻線は、互いに直列接続された複数個のティースコイルにより構成されるとともに互いに並列接続される第1の前記直列コイルユニット及び第2の前記直列コイルユニットを相ごとに有し、各相の前記第1の直列コイルユニット用の前記コイル間バスバー及び端末バスバーからなる第1バスバー群は、前記コアバックの端面に隣接する位置から互いに所定間隔を隔てて相順に軸方向へ配列され、各相の前記第2の直列コイルユニット用の前記コイル間バスバー及び端末バスバーからなる第2バスバー群は、前記コアバックの端面に隣接する位置から互いに互いに所定間隔を隔てて相順に軸方向へ配列される。
このようにすれば、上記した種々のバスバーを相ごとにかつ直列コイルユニットごとに空間的に整理して配列することができるため、コンパクトにバスバーを配列することができる。また、バスバーと外部接続相端子との接続や、バスバーとティースコイルの引き出し線との接続などの結線処理をステータコアの一端面側にて集中的に実施できるため作業が簡単となる。なお、ステータコイルが星形接続形式を採用する場合には、中性点は、これら相順に配列された各相のバスバーを個別に収容する環状のバスバー収容空間のうち各相のバスバーが存在しない部位にて中性点用のバスバーを配列すればよいが、中性点用バスバーを新設してもよい。好適には、各バスバーは、相ごと形成されたバスバー収容溝を有してコアバックの軸方向端面に固定されたバスバーホルダに収容される。このようにすれば、各バスバーを相ごとに簡単に整理して配列することができ、バスバーの高密度配置が可能となる。
好適な態様において、前記回転電機は、三相交流回転電機であり、前記相巻線は、互いに直列接続された複数個のティースコイルにより構成されるとともに互いに並列接続される第1の前記直列コイルユニット及び第2の前記直列コイルユニットとを相ごとに有し、各相の前記第1の直列コイルユニット用の前記コイル間バスバー及び端末バスバーからなる第1バスバー群は、前記コアバックの一端面に隣接して配置され、各相の前記第2の直列コイルユニット用の前記コイル間バスバー及び端末バスバーからなる第2バスバー群は、前記コアバックの他端面に隣接して配置される。
このようにすれば、上記した種々のバスバーを相ごとにかつ直列コイルユニットごとに空間的に整理して配列することができるため、コンパクトにバスバーを配列することができる。特に、第1バスバー群と第2バスバー群とを空間的に分離できるとともに、第1バスバー群とティースコイルの引き出し線との接続を第2バスバー群のバスバーが邪魔することがなく、第2バスバー群とティースコイルの引き出し線との接続を第1バスバー群のバスバーが邪魔することがなく、バスバーとティースコイルの引き出し線との接続を困難化することなく、直並列接続を実現するための各バスバーをコアバックの端面に隣接配置することができ、また、バスバー収容のために利用可能な空間容積を倍増できるため、バスバーの配置も容易となる。
なお、ステータコイルが星形接続形式を採用する場合には、中性点は、これら相順に配列された各相のバスバーを個別に収容する環状のバスバー収容空間のうち各相のバスバーが存在しない部位にて中性点用のバスバーを配列すればよいが、中性点用バスバーを新設してもよい。好適には、各バスバーは、相ごと形成されたバスバー収容溝を有してコアバックの軸方向端面に固定されたバスバーホルダに収容される。このようにすれば、各バスバーを相ごとに簡単に整理して配列することができ、バスバーの高密度配置が可能となる。
好適な態様において、前記第1バスバー群の各相の前記端末バスバー及び前記第2バスバー群の各相の前記端末バスバーは、前記ステータコアの外周面に隣接する位置にて相ごとに接続されている。このようにすれば、第1バスバー群に属する直列コイルユニットの電気抵抗と、第2バスバー群に属する直列コイルユニットの電気抵抗とのばらつきを容易に低減することができる。
好適な態様において、前記第1バスバー群の端末バスバー及び前記第2バスバー群の端末バスバーの一方は、前記ステータコアのスロット内を通じて前記第1バスバー群の端末バスバー及び前記第2バスバー群の端末バスバーの他方側に延設されて、結線される。このようにすれば、第1バスバー群と第2バスバー群との接続のためのバスバー(通常は端末バスバー)を、ステータコア内に収容することができるため、回転電機の体格特にその径の増大を防止することができる。
好適な態様において、前記第1バスバー群及び第2バスバー群に属する前記各バスバーは、前記ティースから軸方向への前記ティースコイルの表面よりも軸方向ステータコア寄りに配置されている。このようにすれば、バスバーがティースコイルよりも軸方向に突出しないために、ステータの軸方向長を最小とすることができる。
好適な態様において、前記各ティースコイルは、前記相巻線を構成する前記各ティースコイルをすべて直列接続したと仮定した場合に奇数ターンをもつと見なせるターン数を有する。このようにすれば、ティース根元側取り出し型2層巻き方式の利点を確保しつつ、ティースコイルのターン数を実質的に奇数ターンとすることができ、集中巻き型ステータを用いた回転電機の設計自由度を向上することができる。
更に詳しく説明すると、相巻線に通電される電流をiとし、ティースコイルのターン数をNとし、相巻線はティースコイルをY個並列接続して相巻線を構成するとする。このようにすれば、各ティースコイルに流れる相電流は1/Yとなる。これは、一つのティースコイルのアンペアターンが本来のNiからNi/Yになったことに等しく、これは、ティースコイルのターン数がN/Yに減少したことに等しい。したがって、ティースコイルのターン数が現実には偶数であってもティースコイルの電磁的なターン数を奇数ターンとすることができる。たとえば、ティースコイルが30ターンをもち、相巻線が6ティースコイルを並列接続して構成されているとする。このようにすれば、実質的には、ティースコイルのターン数を5ターンと見なすことができるわけである。更にこの態様によれば、相巻線は、直列コイルユニットを2つ並列接続して構成されているため、並列数は最小の2となり、各ティースコイルに流れる電流の減少率を減らすことができる。したがって必要な1ティースコイル当たり必要なアンペアターンを確保するためのティースコイルのターン数を減らしてティースコイルの巻装を簡単化し、コイル抵抗を減らすことができる。
本発明の直並列接続ティース根元側取り出し型2層巻きコイルを以下の実施例により具体的に説明する。
(全体構造)
上記説明した直並列接続ティース根元側取り出し型2層巻きコイルを有する集中巻き型ステータの好適な実施例1を図1に示す配線図及び図2に示すステータの部分正面図を用いて説明する。ステータコア100は、18個のティース110と1個のコアバック120とからなる。ステータコア100は、積層電磁鋼板からなり、実際には組み合わせコア構造を有するが、図2では組み立てコア構造の具体的な図示は省略する。組み合わせコア構造自体も本発明の要旨ではないので、説明を省略する。
上記説明した直並列接続ティース根元側取り出し型2層巻きコイルを有する集中巻き型ステータの好適な実施例1を図1に示す配線図及び図2に示すステータの部分正面図を用いて説明する。ステータコア100は、18個のティース110と1個のコアバック120とからなる。ステータコア100は、積層電磁鋼板からなり、実際には組み合わせコア構造を有するが、図2では組み立てコア構造の具体的な図示は省略する。組み合わせコア構造自体も本発明の要旨ではないので、説明を省略する。
各ティース110は、円筒状のコアバック(ヨーク)120の内周面から一定ピッチで径方向内側へ突出している。ティース110の径方向内側の表面は、図示しないロータに対面するべく部分円筒形状に形成されている。ティース110にはそれぞれティースコイル20が巻装され、三相ステータコイル30の外部接続端子35〜37には3相交流電圧が印加される。各ティース110に1個ずつ巻装された合計18個のティースコイル20は相ごとに6個配置され、したがって図示しないロータの1極対は3ティースコイルに相当する周方向ピッチを占めている。
(ティースコイル20)
ティースコイル20について図2を参照して説明する。ティースコイル20は、樹脂被覆された銅線からなる平角線により構成されており、ティース110に2層巻きされている。すなわち、ティースコイル20は、ティース110に巻かれた第一層コイル21と、第一層コイル21の上に巻かれた第二層コイル22と、第一層コイル21の巻き始め端に連なる引き出し線23と、第二層コイル22の巻き終わり端に連なる引き出し線24とにより構成されている。ティース110が角柱形状を有しているために、ティースコイル20の第一層コイル21および第二層コイル22は角形コイル形状を有しており、それぞれ直線状の4辺を有している。これら4辺のうち、引き出し線23、24が引き出される側のステータコア1の軸方向端面を前端辺と称するものとする。
(ティースコイル20)
ティースコイル20について図2を参照して説明する。ティースコイル20は、樹脂被覆された銅線からなる平角線により構成されており、ティース110に2層巻きされている。すなわち、ティースコイル20は、ティース110に巻かれた第一層コイル21と、第一層コイル21の上に巻かれた第二層コイル22と、第一層コイル21の巻き始め端に連なる引き出し線23と、第二層コイル22の巻き終わり端に連なる引き出し線24とにより構成されている。ティース110が角柱形状を有しているために、ティースコイル20の第一層コイル21および第二層コイル22は角形コイル形状を有しており、それぞれ直線状の4辺を有している。これら4辺のうち、引き出し線23、24が引き出される側のステータコア1の軸方向端面を前端辺と称するものとする。
引き出し線23、24は、図2に示すようにティース110を挟んでティース110の周方向両側に配置され、ティース110の軸方向一端側に配置されている。引き出し線23、24は、コアバック120の一端面に沿って径方向外側へ引き出されている。引き出し線23は、コアバック120に沿って径方向内側に延設された後、ティース110の根元部に達し、その後、紙背側へ直角に屈曲されて第一層コイル21の巻き始め端となり、引き出し線24は、コアバック120に沿って径方向内側に延設された後、ティース110の根元部に達し、その後、紙背側へ直角に屈曲されて第二層コイル22の巻き終わり端となっている。第一層コイル21及び第二層コイル22はそれぞれ5ターンを有し、ティースコイル20は10ターンを有している。第一層コイル21の各ターンは、互いに同層に配置されてティース110の根元部から先端部に進行している。第二層コイル22は、第一層コイル21の最終ターンから折り返す開始ターンから始まる各ターンが第一層コイル21の上に互いに同層に配置されてティース110の先端部から根元部に進行している。つまり、このティースコイル20は、ティース110の根元部に配置される巻き始め端および巻き終わり端をもつ。
このようにすれば、ティースコイル20の巻き始め端および巻き終わり端をティース110の根元部側すなわちコアバック120に接して配置することができるため、ティースコイル20を他のティースコイルと接続するためのティース間の渡り線を最短で結んでその抵抗損失増加を抑止すること、渡り線並びに渡り線とティースコイル20の引き出し線23、24との接続部分をロータの周面から遠ざけてそれらがロータに接触したり、ロータの嵌入作業が難しくなるのを防止すること、及び、ティースコイル20の引き出し線や渡り線がティースコイル20の上に乗ってステータの軸方向長が増加のを防止することが可能となる。また、この実施例では、ティースコイル20の巻き始め端および巻き終わり端からステータコア100のコアバック側へ引き出される一対の引き出し線23、24の周方向引き出し位置のずれがほとんどないため、引き出し線23、24と図示しない渡り線との接続が楽になる。
また、この実施例によれば、ティースコイル20の巻き始め端および巻き終わり端はティース110の根元部を挟んでティース110の根元部の周方向両側に配置され、引き出し線23、24は、ティース11の根元部の周方向両側からステータコアのコアバック側へ引き出されるので、ティースコイル20の巻き始め端側の引き出し線23、および、巻き終わり端側の引き出し線24を、スロット底部に面するコアバック120の角部を利用して容易に径方向に折り曲げることができるとともに、これら一対の引き出し線23、24の間の間隔を十分に確保することができるので、引き出し線の端末処理が容易となる。また、この実施例では、一対の引き出し線23、24は、ティース110の根元部の周方向両側からコアバック120に対して軸方向同一側へ引き出されるので、ティースコイル20の引き出し線23、24とティース間渡り用の渡り線用(中性点用渡り線を含む)との接続をコアバック120の軸方向一方側にて処理することができ、作業が簡単となる。
(相巻線の構成)
各ティースコイル20により構成される三相の相巻線の構造を図1を参照して説明する。18個のティースコイル20を相ごとに接続して構成した三つの相巻線は、従来どおり星形接続されてもよく、デルタ接続されてもよい。図1に示す1〜18はティースコイル20の番号を示し、図1においてティースコイル1〜18は、時計方向に番号順に配列されている。
(相巻線の構成)
各ティースコイル20により構成される三相の相巻線の構造を図1を参照して説明する。18個のティースコイル20を相ごとに接続して構成した三つの相巻線は、従来どおり星形接続されてもよく、デルタ接続されてもよい。図1に示す1〜18はティースコイル20の番号を示し、図1においてティースコイル1〜18は、時計方向に番号順に配列されている。
各相巻線は、中性点バスバー38をもつ第1相巻線群8と、中性点バスバー39をもつ第2相巻線群9とを並列接続し、第1相巻線群8及び第2相巻線群9を外部接続端子35〜37に個別に接続して構成されている。
第1相巻線群8はU相の直列コイルユニット8UとV相の直列コイルユニット8VとW相の直列コイルユニット8Wとからなり、第2相巻線群9はU相の直列コイルユニット9UとV相の直列コイルユニット9VとW相の直列コイルユニット9Wとからなる。
各直列コイルユニット8U〜9Wは、それぞれ3つのティースコイル20を直列接続して構成されている。したがって、U相の相巻線は互いに並列接続された直列コイルユニット8U、9Uからなり、V相の相巻線は互いに並列接続された直列コイルユニット8V、9Vからなり、W相の相巻線は互いに並列接続された直列コイルユニット8W、9Wからなる。
このようにすると、各ティースコイル20に通電できる電流量の減少を抑止しつつ、各ティースコイル20を直列接続したとみなした場合の等価ターン数を奇数とすることができる。すなわち、図1に示す各相巻線は、外部からみた場合、それぞれ5ターンをもつ6つのティースコイル20を直列接続した相巻線と等価である。したがって、図2に示すティース根元側取り出し型2層巻きコイル構造を採用するにも関わらずティースコイル20は奇数ターンをもつと考えることができる。言い換えれば、各ティースコイル20は10ターンをもつが、もしこれらのティースコイル20が従来通り直列接続されているとみなすならば、各ティースコイル20はそれぞれ5ターンをもつのと同等となる。したがって、電機子設計においてロータの各極対に対面するティースコイル20は奇数ターンをもつとして仕様を定めることが可能となる。なお、この実施例では、ロータの1つの極対には互いに異なる相を有して順番にならぶ3つのティースコイル20が対面する。
なお、並列回路数を増加すると渡り線の配線が複雑となりかつ各ティースコイル20のターン数の増加とスロット占積率の低下とを招く。そこで、この実施例では並列回路数を最小の2に止めることにより、この問題を最小に抑えている。また、並列回路数が2であるために、たとえば外部接続端子35〜37からそれぞれ、右周りに1つの直列コイルユニットにつながる渡り線としてのバスバーを配置し、左周りに他の1つの直列コイルユニットにつながる渡り線としてのバスバーを配置すればよく、バスバーの構成を簡素化することができる。
(バスバーの配線構造)
渡り線としてのバスバーの配置方法を図3に示す相巻線展開図を参照して説明する。図3においても1〜18は合計18個の各ティースコイル20の番号を示す。
(バスバーの配線構造)
渡り線としてのバスバーの配置方法を図3に示す相巻線展開図を参照して説明する。図3においても1〜18は合計18個の各ティースコイル20の番号を示す。
ステータコア100の軸方向一端面側にて、第1相巻線群8及び第2相巻線群9を接続するための各バスバーが配列されている。351〜356はU相の相巻線群のためのバスバーであり、バスバー351〜353は第1相巻線群8に所属し、バスバー354〜356は第2相巻線群9に所属している。361〜366はV相の相巻線群のためのバスバーであり、バスバー361〜363は第1相巻線群8に所属し、バスバー364〜366は第2相巻線群9に所属している。371〜376はW相の相巻線群のためのバスバーであり、バスバー361〜363は第1相巻線群8に所属し、バスバー364〜366は第2相巻線群9に所属している。
図3では、これらバスバーは、軸方向6層に配列されている。中性点バスバー38、39はU相の相巻線用のバスバー352、353、355、356が存在しない周方向部分にてこれらU相の相巻線用のバスバー352、353、355、356と軸方向同層に配列されている。
ティースコイル20の引き出し線とバスバーとの配置を図4に示す。図4では周方向に延設される渡り線としての6層のバスバーがコアバック120の端面に隣接して径方向に順番に配列され、最も径方向内側の渡り線をなすバスバーが第1層目、最も径方向外側の渡り線をなすバスバーが第6層目を構成している。ただし、図4において、各バスバーは必ずしも周方向同位置に存在するわけではなく単にその径方向位置を示すだけであることは図3から明らかである。
ティースコイル20の引き出し線23は、これら渡り線としての各バスバーに隣接してティースコイル20から径方向外側へ延設されている。引き出し線24も同じである。図4では、引き出し線23はバスバー371に接続されている。すなわち、この実施例では、周方向への渡り線としてのバスバーが軸方向第1列の位置に径方向へ6層に配列され、引き出し線23、24が軸方向第2列の位置に径方向外側へ延設されているため、径方向外側へ延設される引き出し線23、24は、周方向への渡り線としてのバスバーと空間的に重なることはなく、問題なく、バスバーと引き出し線とを接続することができる。
また、この実施例では、第1相巻線群8を構成するティースコイル1〜9と、第2相巻線群9を構成するティースコイル10〜18とを、ティースコイル9とティースコイル10との間を境界点として周方向左右に分けて配列している。これにより、第1相巻線群8のためのバスバーと、第2相巻線群9を構成するためのバスバーとも、それぞれリング状のコアバック120の端面のうち、半周部分づつを占有して隣接配置すればよい。
また、この実施例では、第1相巻線群8のための上記各バスバーは、相ごとに異なる軸方向位置をもつように層分け配置されており、同じく、第2相巻線群9のための上記各バスバーも、相ごとに異なる軸方向位置をもつように層分け配置されている。更に、同一相のバスバーは第1相巻線群8、第2相巻線群9という相巻線群の違いにもかかわらず同一層すなわち軸方向同層に配列されている。したがって、これらのバスバーを軸方向へ順番に配列された6層のバスバー収容溝を有するバスバーホルダに収容し、このバスバーホルダをコアバックの一端面に締結することによりバスバーの空間配置を完成することができる。このようにすれば、各相巻線を直並列された多数のティースコイル20を用いて構成する場合でも、バスバー配置をコンパクト化してそのための必要空間を縮小することができる。
(変形態様)
上記実施例では、ティースコイル20は2層に構成したが、偶数層とすれば、ティースコイル20の巻き始め端と巻き終わり端とをティースコイル20の根元部すなわちコアバック120に隣接して配置することができる。たとえばティースコイル20は30ターンを6層に配列することができる。
(変形態様)
上記実施例では、ティースコイル20は2層に構成したが、偶数層とすれば、ティースコイル20の巻き始め端と巻き終わり端とをティースコイル20の根元部すなわちコアバック120に隣接して配置することができる。たとえばティースコイル20は30ターンを6層に配列することができる。
他の実施例を図5を参照して説明する。図5はステータコア100に固定された1つのティースコイル20を模式図示した図である。図5において、81は図3に示す第1層目のバスバー群、82は図3に示す第2層目のバスバー群、83は図3に示す第3層目のバスバー群、91は図3に示す第4層目のバスバー群、921は図3に示す第5層目のバスバー群、93は図3に示す第6層目のバスバー群を示す。
更に詳しく説明すると、バスバー群81は図3の1層目バスバー352、353、38、355、356、39からなり、バスバー群82は図3の2層目バスバー362、363、365、366からなり、バスバー群83は図3の3層目バスバー372、373、375、376からなる。また、バスバー群91は図3の4層目バスバー351、354からなり、バスバー群92は図3の5層目バスバー361、364からなり、バスバー群93は図3の6層目バスバー371、374からなる。
図5において、第1相巻線群8に属するバスバー群81〜83は、コアバック120のややティースコイル20に近い位置にてコアバック120の端面から軸方向に順番に配列されている。同じく、第2相巻線群9に属するバスバー群91〜93は、コアバック120のややティースコイル20から離れた位置にてコアバック120の端面から軸方向に順番に配列されている。これら6群のバスバー群は、樹脂製のバスバーホルダの各溝に収容されることが好ましいが、樹脂台によりコアバック120から電気絶縁され、互いに電気絶縁されて配置されればよい。
ただし、これらのバスバー群は図5に示す1つの周方向位置に同時に配置される必要はなく、図5は単に各バスバー群の軸方向及び径方向の配置位置を示すものに過ぎない。また、これらバスバー群81〜83、91〜93は本質的に周方向へ延設される渡り線であるが、支障がなければ、引き出し線23、24を周方向に曲げて構成してもよい。
この実施例では、周方向への渡り線である各バスバー群81〜83、91〜93の一端は径方向内側へ屈曲して他のバスバー群を越えてティースコイル20の引き出し線との接続位置に到達している。図3と図5とを詳細に見ると、周方向への渡り線である各バスバー群81〜83、91〜93は問題なく、他の渡り線であるバスバー群を越えることができることがわかる。すなわち、図3において、各バスバーの交点で交差する任意の二つのバスバーは軸方向に異なる位置をもつため、交差が可能となっていることがわかる。
更に詳しく説明する。バスバー351に接続される引き出し線はバスバー群81〜83に所属するバスバーと交差しない。次に、バスバー361に接続される引き出し線は図4においてバスバー群82の位置を通じて径方向外側に引き出されるが、この時、図3からわかるように、バスバー群81、91の位置にバスバー351、352が存在するにすぎないから、この引き出し線がバスバー351、352と交差することはない。次に、バスバー371に接続される引き出し線は図4においてバスバー群83の位置を通じて径方向外側に引き出されるが、この時、図3からわかるように、バスバー群81、82、91、92の位置にバスバー351、352、361、362が存在するにすぎないから、この引き出し線がこれらのバスバー351、352、361、362と交差することはない。他のバスバーについても同じである。
他の実施例を図6を参照して説明する。図6は図5で示したバスバー群の配列を変更したものであり、バスバー群91〜93をコアバック側にて径方向に配列し、バスバー群81〜83をバスバー群91〜93の軸方向外側にて径方向に配列したものである。この場合、径方向へ延設されてティースコイル20の引き出し線に接続されるバスバーの径方向延設部分と、周方向へ延設される他のバスバーの周方向延設部分との交差の問題を解決する必要が生じる。
なお、上記した各実施例において、外部接続端子35、36、37は、第1相巻線群8と第2相巻線群9との電気抵抗が相ごとにできるだけ等しい位置に配置される。これにより、第1相巻線群8と第2相巻線群9との間の電流ばらつきを低減することができる。また、上記した各実施例では、図4、図5に示したバスバー群81〜83、91〜93は、コアバック120よりも径方向内側、かつ、ティースコイル20よりも軸方向内側に配置される。このようにすることにより、回転電機の小型軽量化を図ることができる。
他の実施例を図7を参照して説明する。この実施例は、第1相巻線群8の各バスバーをコアバック120の一端面に沿って配置し、第2相巻線群9の各バスバーをコアバック120の他端面に沿って配置したものである。各バスバーの配置図としては、図4に示すバスバー配置図においてコアバック120の端面に径方向に配列された6層のバスバーを3層に変更すれば上記交差問題は生じない。これにより、コアバック120の径方向幅の縮小が可能となることがわかる。すなわち、図9に示すようにバスバー群81〜83、91〜93を配列すればよい。
この実施例では、外部接続端子35〜37は第2相巻線群9側に配置され、第1相巻線群8のバスバー351、361、371は、図7〜図9に示すように、ティース110の間のスロットを挿通して外部接続端子35〜37に接続されている。
(変形態様)
図5に示すバスバー配置図において、バスバー91、92、93を省略して径方向に一層、軸方向に3列にバスバーを配置すれば、上記交差問題は生じない。すなわち、図10に示すように、バスバー群81〜83、91〜93を配列すればよい。
(変形態様)
図11は図7に示すバスバー群81〜83、91〜93の配列を変更するものであり、バスバー群81〜83はティースコイル1〜3、7〜9、13〜15を接続して第1相巻線群8を構成し、バスバー群91〜93はティースコイル4〜6、10〜12、16〜18を接続して第2相巻線群9を構成している。このように配線してもよいことはもちろんである。
(変形態様)
図5に示すバスバー配置図において、バスバー91、92、93を省略して径方向に一層、軸方向に3列にバスバーを配置すれば、上記交差問題は生じない。すなわち、図10に示すように、バスバー群81〜83、91〜93を配列すればよい。
(変形態様)
図11は図7に示すバスバー群81〜83、91〜93の配列を変更するものであり、バスバー群81〜83はティースコイル1〜3、7〜9、13〜15を接続して第1相巻線群8を構成し、バスバー群91〜93はティースコイル4〜6、10〜12、16〜18を接続して第2相巻線群9を構成している。このように配線してもよいことはもちろんである。
他の実施例を図12を参照して説明する。この実施例は、図9において外部接続端子35〜37をコアバック120の外周面に隣接してその軸方向中央部に配置したものである。したがって、この実施例では、外部接続端子35〜37に接続されるバスバー351、361、371、354、364、374はコアバック120の外周面に隣接して外部接続端子35〜37に到達している。
(変形態様)
図13は図12に示すバスバー群81〜83、91〜93の配列を変更するものであり、バスバー群81〜83、91〜93は径方向に配列されている。
(変形態様)
図13は図12に示すバスバー群81〜83、91〜93の配列を変更するものであり、バスバー群81〜83、91〜93は径方向に配列されている。
1 ステータコア
1〜18 ティースコイル
8 相巻線群
8U 直列コイルユニット
8V 直列コイルユニット
8W 直列コイルユニット
9 相巻線群
9U 直列コイルユニット
9V 直列コイルユニット
9W 直列コイルユニット
20 ティースコイル
21 第一層コイル
22 第二層コイル
23 引き出し線
24 引き出し線
30 三相ステータコイル
35〜37 外部接続端子
38、39 中性点バスバー(端末バスバー)
81〜83 バスバー群
91〜93 バスバー群
100 ステータコア
1000 開始ターン
110 ティース
120 コアバック
2000 最終ターン
351〜356 バスバー
361〜366 バスバー
371〜376 バスバー
351、361、371 端末バスバー
354、364、374 端末バスバー
352、362、372 コイル間バスバー
353、363、373 コイル間バスバー
355、365、375 コイル間バスバー
356、366、376 コイル間バスバー
1〜18 ティースコイル
8 相巻線群
8U 直列コイルユニット
8V 直列コイルユニット
8W 直列コイルユニット
9 相巻線群
9U 直列コイルユニット
9V 直列コイルユニット
9W 直列コイルユニット
20 ティースコイル
21 第一層コイル
22 第二層コイル
23 引き出し線
24 引き出し線
30 三相ステータコイル
35〜37 外部接続端子
38、39 中性点バスバー(端末バスバー)
81〜83 バスバー群
91〜93 バスバー群
100 ステータコア
1000 開始ターン
110 ティース
120 コアバック
2000 最終ターン
351〜356 バスバー
361〜366 バスバー
371〜376 バスバー
351、361、371 端末バスバー
354、364、374 端末バスバー
352、362、372 コイル間バスバー
353、363、373 コイル間バスバー
355、365、375 コイル間バスバー
356、366、376 コイル間バスバー
Claims (8)
- 絶縁被覆コイル導体をステータコアの各ティースに順次巻回して構成される複数のターンからなり、前記各ターンが互いに同層に配置されて前記ティースの根元部から先端部に進行する第一層コイルと、絶縁被覆コイル導体を前記第一層コイル上に順次巻回して構成される複数のターンからなり、前記第一層コイルの最終ターンから折り返す開始ターンから始まる前記各ターンが互いに同層に配置されて前記ティースの先端部から根元部に進行する第二層コイルとを有し、巻き始め端および巻き終わり端が前記ティースの根元部近傍に配置されるティースコイルを前記ティースの数だけ有し、前記ティースコイルは、その巻き始め端および巻き終わり端から前記ステータコアのコアバック側へ引き出される一対の引き出し線を有する回転電機の集中巻き型ステータコイルであって、
前記相巻線は、
互いに直列接続された複数のティースコイルにより構成されるとともに互いに並列接続される複数の直列コイルユニットと、
前記直列コイルユニット内の各前記ティースコイル間を接続するティースコイル間接続線をなす複数のコイル間バスバーと、
前記直列コイルユニットの両端から延設されて前記各直列コイルユニットを並列接続するためのユニット端末接続線としての複数の端末バスバーと、
を有し、
前記コイル間バスバー及び端末バスバーは、
前記コアバックの端面に隣接して配置されることを特徴とする回転電機の集中巻き型ステータコイル。 - 請求項1記載の回転電機の集中巻き型ステータコイルにおいて、
前記回転電機は、三相交流回転電機であり、
前記相巻線は、互いに直列接続された複数個のティースコイルにより構成されるとともに互いに並列接続される第1の前記直列コイルユニット及び第2の前記直列コイルユニットを相ごとに有し、
各相の前記第1の直列コイルユニット用の前記コイル間バスバー及び端末バスバーからなる第1バスバー群は、前記コアバックの端面に隣接しかつ互いに所定間隔を隔てて径方向へ相順に配列され、
各相の前記第2の直列コイルユニット用の前記コイル間バスバー及び端末バスバーからなる第2バスバー群は、前記第1バスバー群に軸方向に隣接しかつ互いに所定間隔を隔てて径方向へ相順に配列されることを特徴とする回転電機の集中巻き型ステータコイル。 - 請求項1記載の回転電機の集中巻き型ステータコイルにおいて、
前記回転電機は、三相交流回転電機であり、
前記相巻線は、互いに直列接続された複数個のティースコイルにより構成されるとともに互いに並列接続される第1の前記直列コイルユニット及び第2の前記直列コイルユニットを相ごとに有し、
各相の前記第1の直列コイルユニット用の前記コイル間バスバー及び端末バスバーからなる第1バスバー群は、前記コアバックの端面に隣接する位置から互いに所定間隔を隔てて相順に軸方向へ配列され、
各相の前記第2の直列コイルユニット用の前記コイル間バスバー及び端末バスバーからなる第2バスバー群は、前記コアバックの端面に隣接する位置から互いに互いに所定間隔を隔てて相順に軸方向へ配列されることを特徴とする回転電機の集中巻き型ステータコイル。 - 請求項1記載の回転電機の集中巻き型ステータコイルにおいて、
前記回転電機は、三相交流回転電機であり、
前記相巻線は、互いに直列接続された複数個のティースコイルにより構成されるとともに互いに並列接続される第1の前記直列コイルユニット及び第2の前記直列コイルユニットとを相ごとに有し、
各相の前記第1の直列コイルユニット用の前記コイル間バスバー及び端末バスバーからなる第1バスバー群は、前記コアバックの一端面に隣接して配置され、
各相の前記第2の直列コイルユニット用の前記コイル間バスバー及び端末バスバーからなる第2バスバー群は、前記コアバックの他端面に隣接して配置されることを特徴とする回転電機の集中巻き型ステータコイル。 - 請求項4記載の回転電機の集中巻き型ステータコイルにおいて、
前記第1バスバー群の各相の前記端末バスバー及び前記第2バスバー群の各相の前記端末バスバーは、前記ステータコアの外周面に隣接する位置にて相ごとに接続されていることを特徴とする回転電機の集中巻き型ステータコイル。 - 請求項4記載の回転電機の集中巻き型ステータコイルにおいて、
前記第1バスバー群の端末バスバー及び前記第2バスバー群の端末バスバーの一方は、前記ステータコアのスロット内を通じて前記第1バスバー群の端末バスバー及び前記第2バスバー群の端末バスバーの他方側に延設されて、結線されることを特徴とする回転電機の集中巻き型ステータコイル。 - 請求項6記載の回転電機の集中巻き型ステータコイルにおいて、
前記第1バスバー群及び第2バスバー群に属する前記各バスバーは、
前記ティースから軸方向への前記ティースコイルの表面よりも軸方向ステータコア寄りに配置されていることを特徴とする回転電機の集中巻き型ステータコイル。 - 請求項1乃至7のいずれか記載の回転電機の集中巻き型ステータコイルにおいて、
前記各ティースコイルは、前記相巻線を構成する前記各ティースコイルをすべて直列接続したと仮定した場合に奇数ターンをもつと見なせるターン数を有することを特徴とする回転電機の集中巻き型ステータコイル。
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---|---|---|---|
JP2004130186A JP2005312278A (ja) | 2004-04-26 | 2004-04-26 | 回転電機の集中巻き型ステータコイル |
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