JP2005312062A - 小型アンテナ - Google Patents
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Abstract
【課題】 携帯端末に用いるのに適したアンテナであって、サイズが非常に小さく且つ携帯電話の様々な周波数帯域で使用可能な小型アンテナを提供する。
【解決手段】 本発明の小型アンテナ10は、携帯電話周波数帯域での動作に適しており、導電面を形成し且つ電気的な接続領域20を含む放射素子12と、接続領域36を含む小型の導電性釣合い錘14と、放射要素12の接続領域20と釣合い錘14の接続領域36とに接続されるアンテナケーブルを含む給電ラインと、を含む。小型アンテナ10は、放射要素12が、共にアンテナケーブルに接続される2つのブランチ16,18を有し且つ第1及び第2の放射部22,26を画定するような、オープン・ループ形状を有し、第1及び第2の放射部22,26のそれぞれが、少なくとも1つの携帯電話周波数で共鳴を起こす。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明の小型アンテナ10は、携帯電話周波数帯域での動作に適しており、導電面を形成し且つ電気的な接続領域20を含む放射素子12と、接続領域36を含む小型の導電性釣合い錘14と、放射要素12の接続領域20と釣合い錘14の接続領域36とに接続されるアンテナケーブルを含む給電ラインと、を含む。小型アンテナ10は、放射要素12が、共にアンテナケーブルに接続される2つのブランチ16,18を有し且つ第1及び第2の放射部22,26を画定するような、オープン・ループ形状を有し、第1及び第2の放射部22,26のそれぞれが、少なくとも1つの携帯電話周波数で共鳴を起こす。
【選択図】 図1
Description
本発明は、信号を送受信する単極型の小型アンテナに関する。本発明は、特に様々な周波数帯域で動作する携帯端末に用いるのに適した小型アンテナに関するが、これに限定されるものではない。
本発明は、より詳細には、導電面を形成し且つ電気的な接続領域を含む放射素子と、接続領域を含む小型の導電性釣合い錘と、上記放射要素の接続領域と上記釣合い錘の接続領域とに接続されるアンテナケーブルを含む給電ラインと、を有する単極型の小型アンテナに関する。
今日アンテナの規格は、少なくとも以下に述べる2つの条件を満足しなければならない。第1に、アンテナはネットワークで使用可能な様々な周波数帯域で動作可能でなければならない。第2に、アンテナのサイズは端末よりはるかに小さくなければならない。
実施可能性の範囲内において、コスト面で不利益が生じたりアンテナの性能に不備が生じたりしないよう上記条件を満たさなければならないことは明白である。
携帯端末のアンテナをプリント回路状とすることは公知である。
しかしながらそのようなアンテナのほとんどは、非常にサイズが大きいだけでなく、アンテナの接地面が携帯端末の接地面に依存し、アンテナの通過帯域が非常に狭い。
本発明の目的は、携帯端末に用いるのに適したアンテナであって、サイズが非常に小さく且つ携帯電話の様々な周波数帯域で使用可能な小型アンテナを提供することである。
上記目的は、放射要素が、共にアンテナケーブルに接続される2つのブランチを有し且つ第1及び第2の放射部を画定するような、オープン・ループ形状を有し、第1及び第2の放射部のそれぞれが、少なくとも1つの携帯電話周波数で共鳴を起こし、且つ、主方向に沿って延在しており、第1の放射部の主方向及び第2の放射部の主方向が、第1及び第2の放射部が連結動作及び寄生動作を行うように、実質的に平行であることにより、達成される。
第1及び第2の放射部及び釣合い錘は一般的に、金属板状で、誘電性を有する支持部に固定されている。剛体又は可撓体である誘電性の基板に金属コーティングを施すことにより、アンテナを形成することができる。
小型アンテナは、上記第1及び第2放射部の主方向と平行に延在するのが好ましい。
小型アンテナは、携帯電話に主に適用される周波数、特にGSM850/900、DCS1800、PCS1900、及びUMTS2100で動作するよう設計されるのが好ましい。
特にアンテナの通過帯域を広くするという目的において、第1及び第2の放射部が連結動作又は寄生動作を行うよう互いに近接して配置されることが理解されよう。
上記オープン・ループ形状は、略閉鎖したループ状であって、ループの全長に比べてはるかに短い長さの開放部を有することが好ましい。
上記オープン・ループ形状は、開放部を1つのみ有することが好ましいが、複数の開放部を有してもよい。
上記放射要素及び釣合い錘における接続領域はそれぞれ単一であることが好ましいが、これに限定されるものではない。
第1の放射部は、実質的に平らな導電面であって、第1の放射部の主方向と実質的に直交する方向に延在する同一パターンを隣接配置することにより形成された部分を有することが好ましい。
上記パターンは実質的にV形状であって、第1の放射部がその主方向に沿ってジグザグに形成されていることが好ましい。
第1の放射部は少なくとも4つの同一のパターンを有することが好ましい。
第1の放射部の伸ばした状態での長さは、携帯電話周波数の最低値と実質的に等しい中心周波数を有する電波の波長の4分の1に実質的に比例することが好ましい。
上記携帯電話周波数の最低値は、GSM周波数の900メガヘルツ(MHz)と実質的に等しいことが好ましい。
第1の放射部の伸ばした状態での長さが当該第1の放射部を直線状にした場合の長さに実質的に対応するということは、明白である。
第1の放射部の伸ばした状態での長さは、第1の放射部を構成している各パターンの伸ばした状態での長さを足した合計に実質的に対応することが好ましい。
第2の放射部は、当該第2の放射部の主方向に沿って延在する実質的に直線状の導体であることが好ましい。
第2の放射部は実質的に矩形状であることが好ましい。或いは、第2の放射部は、第2の放射部の主方向に沿って延在する複数の直線状部材で形成されてもよい。
第2の放射部の長さは、携帯電話周波数の最高値と実質的に等しい中心周波数を有する電波の波長の4分の1に実質的に比例することが好ましい。
上記携帯電話周波数の最高値は、UMTS周波数の2100MHzと実質的に等しいことが好ましい。
上記第2の放射部の長さがその直線状の導体の長さと実質的に等しいということが理解されよう。
釣合い錘は、第1の放射部の主方向に平行な対称軸を有すると共に、第1のアーム及び第2のアームを呈するU形状部を少なくとも1つ含んでおり、第1のアームが釣合い錘の接続領域に接続されていることが好ましい。
U形状部の全長が当該U形状部を直線状に伸ばした長さよりはるかに短いことが理解されよう。
U形状部の第1及び第2のアームは、釣合い錘の対称軸と実質的に平行な方向に延在する直線状のアームであることが好ましい。
U形状部が第1の放射部の主方向に延在することにより、第1の放射部の主方向から見た釣合い錘の長さが当該釣合い錘を伸ばした場合の長さの略半分になることが理解されよう。
この結果、釣合い錘がより小型になる。
釣合い錘は、第2のアームが互いに対向するよう配置された、2つのU形状部を有することが好ましい。
上記2つのU形状部は釣合い錘の対称軸に関して対称であり、これらU形状部の第2のアームが互いに平行に近接配置されていることが好ましい。
釣合い錘は、当該釣合い錘の対称軸と平行な方向に延在し且つその端部が釣合い錘の接続領域に接続された、導電性を有する直線部を少なくとも1つさらに含むことが好ましい。
直線部は、U形状部の第1及び第2のアームと平行であることが好ましい。
直線部は、実質的にU形状部の第1アームと第2のアームとの間に延在していることが好ましい。
このような特別な配置により、アンテナ全体のさらなる小型化が実現されるだけでなく、アンテナの性能も向上することが理解されよう。
「近接」とは、2つの部分の距離が最高周波数の波長に比べてはるかに短いことを意味する。
U形状部の第1及び第2のアームの長さと直線部の長さとが実質的に等しいことが好ましい。
つまり、U形状部の伸ばした状態での長さが直線部の長さの2倍に等しいということである。
本発明に関するその他の特徴及び効果は、添付図面を参照しつつ以下に説明する様々な実施形態によってより明確となるであろう。なお、本発明の形態は以下の実施形態に限定されるものではない。
図1を参照しつつ、本発明の第1の実施形態に係る小型アンテナ10について説明する。
小型アンテナ10は、GSM850/900MHz、DCS1800MHz、PCS1900MHz、及びUMTS2100MHz、等の携帯電話周波数で動作するよう設計されるのが好ましい。
アンテナの動作を説明するにあたって、携帯電話周波数の最低値及び最高値を以下のように定義する。
本実施形態において携帯電話周波数の最低値は略850MHz、最高値は略2100MHzとする。
これら2つの携帯電話周波数は、アンテナの構成及び動作を説明するために用いられるものであり、アンテナの動作限界を示すものではない。アンテナは上述の最高値より高い周波数において使用可能であり、特にUMTS周波数2100MHzで使用可能である。
小型アンテナ10は、図1に示すように、絶縁体(図示せず)上に形成された電気プリント回路を有する。絶縁体は一般に「誘電体」と称され、例えばFR4エポキシガラスからなるものであってよい。
小型アンテナ10は、第1の導電面を形成する放射要素12、及び、第2の導電面(接地面とも称する)を形成するを釣合い錘14有する。
第1及び第2の導電面は、実質的に平らで、且つ、銅からなることが好ましい。
図1に示すように、小型アンテナ10は実質的に一方向に延在している。
放射要素12の構成について、以下に詳細に説明する。
図1に示すように、放射要素12は、小型アンテナ10の延在方向に実質的に平行な主方向に沿って延在し且つ導電性を有する第1及び第2のブランチ16,18から構成された、実質的にオープン・ループ形状を有する。
図1に示すように、第1及び第2のブランチ16,18は、一端において電気的な接続領域20を介して互いに電気的に接続されている。
以下の説明において、接続領域20を「放射要素12の接続領域」と称する。
放射要素12の第1のブランチ16は、ジグザグ状の(即ち、実質的にV形状のパターンを各端部において互いに連結させて隣接配置した)第1の放射部22を有する。
図1に示すように、V形状のパターンは、放射要素12の長手方向と実質的に直交する方向に向いている。
ジグザグ状の第1の放射部22はV形状のパターンを4つ含み、末端にあるV形状パターンの端部が第1のブランチ16の端部24と接続する接続領域20から離れていることが好ましい。
第1のブランチ16は、好ましくはGSM周波数帯域(850MHz〜1000MHz)にある周波数で放射可能な、第1の放射部を形成している。
ジグザグ状の第1の放射部22は、中心周波数がGSM周波数帯域の850MHz〜1000MHz(好ましくは略900MHz)と実質的に等しい電波の波長の略4分の1の長さを有する。
放射要素12の第2のブランチ18は、実質的に矩形状で且つ小型アンテナ10の長手方向に沿って延在した、導電性を有する第2の放射部26を含む。
第2の放射部26の長さは、中心周波数が上記最高周波数1700MHz〜2100MHz(好ましくは略1900MHz)である電波の波長の4分の1に実質的に比例することが好ましい。
アンテナの性能を向上させるという目的において、後に詳述するように、ジグザグ状である第1の放射部22を伸ばした長さが矩形状である第2の放射部26の長さの2倍と実質的に等しいことが好ましい。
上述したように、また、図1に示すように、放射要素12はオープン・ループ形状を有する。つまり、ブランチ16,18における両者が互いに接続された部分から離れた端部間に、隙間を形成する開放部28が存在する。
開放部28は、第1のブランチ16の端部24と矩形状の第2の放射部26との間に位置することが好ましい。
端部24はL形状であって、その少なくとも1つの脚部24’は第2の放射部26の幅と実質的に等しい幅を有する矩形状である。
端部24を伸ばした長さは、ジグザグ状の第1の放射部22を伸ばした長さより短いことが好ましい。
図1からわかるように、矩形状の脚部24’は第2の放射部26と一直線上に並んでいる。
開放部28の幅(即ち、2つのブランチ16,18の端部間の距離)は、第2の放射部26の幅と実質的に等しいことが好ましく、いずれの場合においても最高周波数の波長の10分の1よりはるかに短い。
その他の特徴として、第2の放射部26が第1の放射部22におけるV形状パターンの脚部の端部に比較的近接していることが挙げられる(この特徴による効果については後に詳述する)。より詳細には、第2の放射部26と第1の放射部22におけるV形状パターンの脚部の端部との距離は、最高周波数の波長の10分の1よりはるかに短い。
図3に示すように、放射要素12の接続領域20は、給電ライン32に接続するためのコネクタ31の中心導体30に、電気的に接続されていることが好ましい。
給電ライン32は、50オーム(Ω)のインピーダンスを有する同軸ケーブルであることが好ましい。
給電ライン32はまた、コネクタ31の周辺導体29に電気的に接続可能なシールド34を有する。周辺導体29は、釣合い錘14の接続領域36とは電気的に接続されているが、放射要素12の接続領域20とは電気的に絶縁されている。
再び図1を参照し、釣合い錘14についてより詳細に説明する。
釣合い錘14は、小型アンテナ10の長手方向と平行な対称軸を有する。
より詳細には、上記対称軸は、釣合い錘14における接続領域36の略中心を通る。
図1に示すように、釣合い錘14は2つのU形状部38,38’及び2つの直線部40,40’を含む。2つのU形状部38,38’及び2つの直線部40,40’はそれぞれ互いに対称に配置されている。以下、対称に配置された一方のU形状部38及び直線部40のみについて述べる。
U形状部38は第1のアーム42及び第2のアーム44を有する。第1のアーム42はその端部において釣合い錘14の接続領域36と電気的に接続されている。
U形状部38の第1及び第2のアーム42,44は、互いに平行であり、それぞれ小型アンテナ10の長手方向に沿って延在している。
U形状部38は、第2のアーム44が第1のアーム42と釣合い錘14の対称軸との間に位置するように、配置されている。
直線部40は、実質的に矩形状であって、その一端において釣合い錘14の接続領域36と電気的に接続されると共に、小型アンテナ10の長手方向に沿って延在している。
直線部40の他端はU形状部38の第1のアーム42と第2のアーム44との間に延在しており、第1及び第2のアーム42,44が直線部40の側面の実質的に全長に亘って近接しつつ延在している。
また、U形状部が対称であることにより、一方のU形状部38における第2のアーム44が他方のU形状部38’における上記第2のアーム44に対応するアームに対向していることが理解されよう。
これら対向する2つのアーム間の距離は、ミリメートル次数である最高周波数の波長の20分の1よりもはるかに小さいことが好ましい。
また、釣合い錘14のU形状部38の伸ばした状態での長さは、ジグザグ状である第1の放射部22の伸ばした状態での長さと実質的に等しいか、或いはこれより若干長いことが好ましい。
同様に、釣合い錘14の直線部40の長さは、放射要素12における第2の放射部26の長さと実質的に等しいか、或いはこれより若干長いことが好ましい。
小型アンテナ10の動作原則について、図4、図5、及び図6を参照しつつ、以下に説明する。
GSMの中心周波数である900MHzと実質的に等しい周波数(即ち、最低周波数に近い周波数)において、波長の4分の1と実質的に等しい長さを有する放射部が共鳴を起こす。つまり、このとき共鳴を起こすのは放射要素12の第1ブランチ16におけるジグザグ状の第1の放射部22である。したがって電流の分布46は、特にジグザグ状の第1の放射部22及び接続領域20に集中している。
電気的な均衡が公知のように保たれるので、放射要素12における電流の分布との均衡をとるために釣合い錘14を形成する接地面にも電流が分布する。
本発明において、釣合い錘14はコンパクトな接地面として機能する。
釣合い錘14における電流の分布は、図4に示すように、U形状部38,38’に集中し、直線部40には実質的に電流が負荷されないことが好ましい。
PCS周波数の1900MHzと実質的に等しい中心周波数(即ち、最高周波数に近い周波数)において、波長の4分の1と実質的に等しい長さを有する放射部が共鳴を起こす。つまり、このとき共鳴を起こすのは矩形状の第2の放射部26である。
第2の放射部26及び第1の放射部22が近接して配置されていることから、これら2つの放射部において寄生連結現象が生じ、ジグザグ状の第1の放射部22にも共鳴が起こる。
このとき電流は、釣合い錘14の各部分のうち、当該周波数帯域における電波の波長の4分の1に近い長さを有する部分に分布する。
つまり、このとき釣合い錘14における電流の分布は、特に連結領域36及び直線部40,40’に集中する。
典型的な接地面(即ち、非常に大きなサイズの接地面)が理論上存在しないにも関わらず、コンパクトな釣合い錘14は、小型アンテナ10が動作する周波数において接地面として機能することが理解されよう。
図6を参照しつつ、第1の実施形態に係る小型アンテナ10の利得と周波数との関係について説明する。
図6において、横軸は、小型アンテナ10の給電ライン32に付与された周波数を示す。ここでは周波数がギガヘルツ単位で表されており、周波数域は0.8GHz〜2.3GHzに亘っている。
縦軸には、小型アンテナ10の利得がdB単位で示されている。
0.9GHzに近い周波数においてアンテナ10の利得が大きく、0〜1dBの範囲にあることがわかるであろう。この0.9GHz近くでの周波数帯域48は、GSM850/900MHzの周波数帯域に実質的に対応する。したがってアンテナ10は、上記の周波数帯域で使用するのに適している。
また、1700MHz〜2200MHzの周波数においてアンテナ10の利得が大きいことがわかるであろう。この周波数帯域50は比較的広く、DCS1800、PCS1900、及びUMTS2100の周波数帯域に対応する。したがってアンテナ10は、上記の周波数帯域で使用するのに適している。
このように周波数帯域の幅が広くなるのは、特に、矩形状の第2の放射部26とジグザグ状の第1の放射部22とが近接していることに起因している。
上述した連結動作及び寄生動作は、1900MHz近傍において起こる。これにより、アンテナ10の通過帯域及びその周波数が広くなるため、アンテナ10を高周波数(特に、UMTS2100)で使用することが可能となる。
したがって、本発明に係る小型アンテナは、GSM周波数帯域でもUMTS周波数帯域でも使用するのに適していることが理解されよう。
図2は、本発明の第2の実施形態に係る小型アンテナ100を示す。ここで、放射要素120は第1の実施形態と同一であり、釣合い錘140は直線部を含まないことを除いて第1の実施形態と同一である。
第1の実施形態と同一の構成要素については、第1の実施形態での参照番号に100を乗じた番号で示す。
図2に示すように、第2のアーム440,440’は、互いに近接し、且つ、連結動作及び寄生動作が生じるようそれぞれ第1のアーム420,420’にも近接するように配置されている。
10;100 小型アンテナ
12;120 放射要素
14;140 釣合い錘
16 第1のブランチ
18 第2のブランチ
20,36 接続領域
22 第1の放射部
26 第2の放射部
28 開放部
32 給電ライン
38,38’;380,380’ U形状部
40,40’;440,440’ 直線部
42;420 第1のアーム
44;440 第2のアーム
48,50 周波数帯域
12;120 放射要素
14;140 釣合い錘
16 第1のブランチ
18 第2のブランチ
20,36 接続領域
22 第1の放射部
26 第2の放射部
28 開放部
32 給電ライン
38,38’;380,380’ U形状部
40,40’;440,440’ 直線部
42;420 第1のアーム
44;440 第2のアーム
48,50 周波数帯域
Claims (13)
- 携帯電話周波数帯域での動作に適しており、
導電面を形成し且つ電気的な接続領域を含む放射素子と、
接続領域を含む小型の導電性釣合い錘と、
前記放射要素の接続領域と前記釣合い錘の接続領域とに接続されるアンテナケーブルを含む給電ラインと、
を備えた単極型のアンテナであって、
前記放射要素が、共に前記アンテナケーブルに接続される2つのブランチを有し且つ第1及び第2の放射部を画定するような、オープン・ループ形状を有し、
前記第1及び第2の放射部のそれぞれが、少なくとも1つの携帯電話周波数で共鳴を起こし、且つ、主方向に沿って延在しており、
前記第1の放射部の主方向及び前記第2の放射部の主方向が、前記第1及び第2の放射部が連結動作及び寄生動作を行うように、実質的に平行であることを特徴とするアンテナ。 - 前記第1の放射部は、前記第1の放射部の主方向と実質的に直交する方向に延在する同一パターンを隣接配置することにより形成された部分を有する、実質的に平らな導電面であることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ。
- 前記パターンが実質的にV形状であることを特徴とする請求項2に記載のアンテナ。
- 前記第1の放射部が、前記同一のパターンを少なくとも4つ有することを特徴とする請求項2又は3に記載のアンテナ。
- 前記第1の放射部の伸ばした状態での長さが、携帯電話周波数の最低値と実質的に等しい中心周波数を有する電波の波長の4分の1に実質的に比例することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のアンテナ。
- 前記第2の放射部が、前記第2の放射部の主方向に沿って延在する実質的に直線状の導体であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のアンテナ。
- 前記第2の放射部の長さが、携帯電話周波数の最高値と実質的に等しい中心周波数を有する電波の波長の4分の1に実質的に比例することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のアンテナ。
- 前記釣合い錘が、前記第1の放射部の主方向に平行な対称軸を有すると共に、第1のアーム及び第2のアームを呈するU形状部を少なくとも1つ含んでおり、前記第1のアームが前記釣合い錘の前記接続領域に接続されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のアンテナ。
- 前記U形状部の第1及び第2のアームが、前記釣合い錘の対称軸と実質的に平行な方向に延在する直線状のアームであることを特徴とする請求項8に記載のアンテナ。
- 前記釣合い錘が、前記第2のアームが互いに対向するよう配置された2つの前記U形状部を有することを特徴とする請求項8又は9に記載のアンテナ。
- 前記釣合い錘が、前記釣合い錘の対称軸と平行な方向に延在し且つその端部が前記釣合い錘の前記接続領域に接続された、導電性を有する直線部を少なくとも1つ含むことを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載のアンテナ。
- 前記直線部が、実質的に前記U形状部の第1アームと第2のアームとの間に延在していることを特徴とする請求項11に記載のアンテナ。
- 前記U形状部の第1及び第2のアームの長さと前記直線部の長さとが実質的に等しいことを特徴とする請求項11又は12に記載のアンテナ。
Applications Claiming Priority (1)
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