JP2005296493A - パチンコ機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 遊技球が第1種始動口21に入賞したときに発生した始動入賞データは記憶領域グループAに発生順に記憶され、第1種始動口22に入賞したときに発生した始動入賞データは記憶領域グループBに発生順に記憶される。そして記憶領域グループAに記憶されている始動入賞データに基づいて特別図柄表示器31により特別図柄の変動表示が実行され、記憶領域グループBに記憶されている始動入賞データに基づいて特別図柄表示器32により特別図柄の変動表示が実行される。また、始動入賞データの移動回数は各記憶領域グループにおいて最大4回である。
【選択図】 図5
Description
パチンコ機500に設けられた発射レバー501を操作して発射された遊技球が、遊技盤502に設けられた第1種始動口503に入賞すると、パチンコ機500に備えられたCPUが、大当りカウンタ(たとえば、0〜952の計953個の大当りカウンタ値をカウントする)から大当りカウンタ値を1つ取得し、その取得した大当りカウンタ値が予め設定されている所定の大当り値(たとえば、7、277、293)の中のいずれかと同じである場合は大当りと判定し、いずれとも異なる場合はハズレと判定する(以下、大当りかハズレかの判定を大当り判定という)。続いてCPUは、特別図柄表示器504による特別図柄の変動パターンを複数の変動パターンの中から選択し、その選択した変動パターンの実行を特別図柄表示器504に指示する。これにより、特別図柄表示器504が、CPUにより指示された変動パターンに従って、複数の特別図柄(たとえば、0〜9の数字を示す10個の特別図柄)を縦方向に配列した図柄列を横方向の3つの表示領域においてそれぞれ上から下へ変動表示(スクロール表示ともいう)させる。
そして、特別図柄の変動表示の開始から所定時間経過すると、各表示領域における特別図柄の変動表示が停止し、上記大当り判定の結果に対応する停止図柄が各表示領域に確定表示される。つまり、大当り判定の結果が大当りであった場合は大当り図柄が表示され、ハズレであった場合はハズレ図柄が表示される。
また、特別図柄の変動開始から確定表示までを1回の変動表示とした場合に、変動表示が1回終了する毎に保留数が1個減少し、保留順位が1つずつ繰り上がり、各保留順位に対応して記憶されている各データが自身の保留順位よりも1つ若い順位の記憶領域へ移動し、その移動先の記憶領域に記憶されているデータに上書きされる。
保留の数(以下、保留数という)は、4個のLEDから構成される保留数表示LED509の点灯数により表示される。
そこで本願発明者は、保留数の上限がそれぞれ4個に設定された第1種始動口を2つ設け、各第1種始動口に対応した専用の特別図柄表示器を計2つ設けたパチンコ機を開発した。
また、保留数が5個以上になっているときに保留順位を繰り上げると、データの移動処理を5個以上の記憶領域において実行しなければならないため、保留数の上限が4個であった従来と比べると、CPUの処理負担が増大するという問題も発生した。
また、メインCPU112は、第1種始動口処理(図7)において、第1種始動口スイッチ21a,22aのどちらから出力された検出信号であるかを判定し、始動入賞データを上記順番に従うとともに、上記判定の結果と対応付けて記憶領域グループAまたはBに振り分ける(振分手段)。また、メインCPU112は、特別図柄処理(図8〜図10)において、記憶領域グループAの第1記憶領域に記憶されている始動入賞データを用いて変動表示を行った場合は、記憶領域グループAの第2記憶領域に記憶されている始動入賞データを記憶領域グループAの第1記憶領域に移動する(移動手段)。また、記憶領域グループBの第1記憶領域に記憶されている始動入賞データを用いて変動表示を行った場合は、記憶領域グループBの第2記憶領域に記憶されている始動入賞データを記憶領域グループBの第1記憶領域に移動する(移動手段)。なお、上記括弧内の記載は、請求項1の記載に対応するものである。
しかも、移動手段が、その用いられたグループ情報が記憶されていた記憶領域グループの中において上記用いられたグループ情報の順番の次の順番で記憶されていた他のグループ情報を、上記用いられたグループ情報が記憶されていた記憶領域に移動する。
つまり、変動表示に用いられたグループ情報が記憶されていた記憶領域グループの中でのみグループ情報の移動を行うことができるため、その移動を行うCPUの処理量を減少させることができる。
まず、この実施形態のパチンコ機の主要構成について図1および図2を参照して説明する。図1は、そのパチンコ機の外観を正面から見た説明図である。図2は図1に示すパチンコ機に備えられた遊技盤を正面から見た概略説明図である。
図1に示すように、パチンコ機1には、外殻を構成する外枠2が設けられており、その外枠2にはガラス枠3が開閉可能に取付けられている。ガラス枠3の内側には遊技盤5が設けられており、外枠2の前面右下方には、遊技盤5へ遊技球を発射する発射装置を操作する発射レバー15aが回動可能に取付けられている。遊技盤5の下方には、払出された賞球や貸球を収容する上受け皿6が設けられており、上受け皿6の下方には、上受け皿6の収容可能数を超えて流下した賞球を収容する下受け皿7が設けられている。
外枠2の左側面には、プリペイドカードユニット90が接続されており、プリペイドカードユニット90には、プリペイドカードを挿入するカード挿入口98が設けられている。カード挿入口98の内部には、プリペイドカードに記録された情報(残り度数)を読取るとともに、その情報を貸球要求の数に応じて書換え、残り度数を算出する装置が設けられている。上受け皿6の前面には、遊技球の貸出しを行う場合に押す貸出ボタン81と、カード挿入口98に挿入されているプリペイドカードを返却するために押す返却ボタン82と、プリペイドカードユニット90により読取られたプリペイドカードの残り度数などを表示する度数表示部84とが備えられている。
演出画像表示器30は、特別図柄表示器31,32による特別図柄の変動表示の開始に伴って、所定の演出画像を表示する。たとえば、大当り発生を予告する演出画像などを表示する。特別図柄表示器31,32は、特別図柄の変動表示を開始してから所定時間経過後に変動表示を停止し、所定の特別図柄を確定表示する。このとき、特別図柄表示器31,32の一方が大当り図柄(たとえば「7」)を確定表示すると大当りが発生し、変動入賞装置40に設けられた大入賞口開閉部材41が開放され、大入賞口が開口し、大当り遊技が開始される。
なお、図示しないが、遊技盤5には、複数の入賞口、風車、入賞しなかった遊技球を遊技盤5の裏側へ流下させるためのアウト口などが設けられている。また、遊技盤5には、遊技球の流下方向を変化させる多くの遊技釘が打ち込まれている。
次に、パチンコ機1の主な電気的構成についてそれをブロックで示す図3を参照して説明する。
パチンコ機1には、主制御基板100が設けられており、その主制御基板100には、マイクロプロセッサ110が搭載されている。マイクロプロセッサ110は、メインCPU112と、ROM114と、RAM116とを備える。メインCPU112は、後述する第1種始動口処理、特別図柄処理、入賞の発生の検出など、遊技の進行に必要な主な制御および処理を実行する。ROM114には、メインCPU112が各種制御などを実行するための各種制御プログラム、制御プログラム実行時に参照する各種テーブルなどが記録されている。RAM116は、後述する記憶領域グループA,Bと、メインCPU112の処理結果などの遊技中に発生する各種データおよびROM114から読出された制御プログラムなどを一時的に格納する記憶領域と、電源遮断時に停電直前の遊技状態を示すデータなどをバックアップして記憶するバックアップ領域とを備える。
また、払出制御基板200には、電源基板71、発射モータ15eを駆動するための発射モータ駆動基板15c、遊技枠情報端子基板52および払出中継基板55が電気的に接続されている。発射モータ駆動基板15cには、発射モータ駆動基板15cから発射モータ15eへ駆動信号を出力させるための発射スイッチ(SW)15dが電気的に接続されている。
盤面中継基板51には、大入賞口に入賞した遊技球を検出する大入賞口スイッチ(SW)41a、右入賞口(図示せず)に入賞した遊技球を検出する右入賞口スイッチ(SW)24a、左入賞口(図示せず)に入賞した遊技球を検出する左入賞口スイッチ(SW)23a、右下入賞口(図示せず)に入賞した遊技球を検出する右下入賞口スイッチ(SW)14a、左下入賞口(図示せず)に入賞した遊技球を検出する左下入賞口スイッチ(SW)44aおよび大入賞口中継基板50が電気的に接続されている。
電源基板71は、AC24V(50Hz/60Hz)の主電源70から電源の供給を受け、各基板および装置へ動作電源を供給する。図示しないが、電源基板71には、パチンコ機1の電源のON・OFFを行う電源スイッチ(SW)と、RAM116,216のバックアップ領域に記憶されているデータをクリアするためのRAMクリアスイッチとが設けられている。
次に、図柄制御基板33の主な電気的構成について、それをブロックで示す図4を参照して説明する。
図柄制御基板33にはキャラクタROM33cが搭載されており、そのキャラクタROM33cには、特別図柄、大当り図柄、ハズレ図柄、演出画像、大当り遊技中に表示する画像などを特別図柄表示器31,32に表示するための画像データが記録されている。
図柄制御基板33に搭載されたサブCPU33aは、主制御基板100のメインCPU112から送信されてきた変動開始コマンドおよび変動停止コマンドなどの画像制御コマンドを受信するとともに、その受信したコマンドの内容をROM33bに記録されたコンピュータプログラムに従って解析する。続いてサブCPU33aは、その解析結果をVDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)33dへ送出し、VDP33dは、キャラクタROM33cから上記解析結果に対応した画像データを読出す。
なお、この実施形態では、特別図柄表示器31,32および演出画像表示器30は、それぞれTFT(Thin Film Transistor)を画素駆動素子とするアクティブマトリックス方式の液晶表示装置である。
次に、遊技球が第1種始動口21,22に入賞したときに発生するデータを記憶するための記憶領域ついて図5および図6を参照して説明する。
図5は記憶領域グループA、Bの説明図であり、図6は図5に示す状態から各データが移動した後の状態を示す説明図である。
RAM116には記憶領域グループAおよび記憶領域グループBが備えられている。記憶領域グループAは、遊技球が第1種始動口21に入賞したときに発生したデータを記憶し、記憶領域グループBは、遊技球が第1種始動口22に入賞したときに発生したデータを記憶する。記憶領域グループA、Bは、それぞれ第1記憶領域ないし第4記憶領域の4つの記憶領域を備える。遊技球が第1種始動口21または22に入賞すると、入賞順カウンタ値、大当りカウンタ値、大当り図柄カウンタ値およびリーチカウンタ値の計4種類のデータが発生し、それら4種類のデータが記憶領域に記憶される。
大当りカウンタ値は、大当り判定に用いるカウンタ値をカウントする大当りカウンタのカウンタ値であり、大当りカウンタは、複数のカウンタ値、この実施形態では0〜952の計953個の大当りカウンタ値をカウントする。たとえば、遊技球が第1種始動口21または22に入賞したときに大当りカウンタが「7」をカウントしていたときは、そのカウンタ値「7」が大当りカウンタ値として記憶領域に記憶される。
リーチカウンタ値は、特別図柄の変動パターンとしてリーチパターンを決定するか否かの判定を行うために用いるカウンタ値をカウントするリーチカウンタのカウンタ値であり、リーチカウンタは、複数の数値、この実施形態では、0〜49の計50個のカウンタ値をカウントする。たとえば、リーチパターンを決定するか否かを判定するタイミングになったときにリーチカウンタが「17」をカウントしていたときは、そのカウンタ値「17」がリーチカウンタ値として記憶領域に記憶される。なお、リーチとは、大当り図柄になる一歩手前の状態をいい、リーチパターンとは、リーチ特有の演出画像を表示する変動パターンをいう。この実施形態では、大当り図柄を「7」、「77」であるとすると、特別図柄表示器31,32が特別図柄「6」または「76」を表示している状態をリーチといい、特別図柄「6」または「76」が表示されたとき、あるいは、それよりも数図柄前のときから特別図柄の変動速度(移動速度)を低下させ、大当り図柄を通過したり、戻ったりするなど、大当り図柄で停止するかどうか、遊技者をハラハラドキドキさせる演出を行う変動パターンをリーチパターンという。
図5に示す例では、記憶領域グループAの第1記憶領域から第3記憶領域に始動入賞データA10,A11,A13が記憶されており、記憶領域グループBの第1記憶領域および第2記憶領域に始動入賞データB12,B14が記憶されている。記憶領域グループA、Bに記憶されている始動入賞データは、入賞順カウンタ値の小さい順に読出され、その読出された各カウンタ値に基づいて大当り判定および特別図柄表示器31,32の制御が行われる。図5に示す例では、記憶領域グループAの第1記憶領域に記憶されている始動入賞データA10が最も小さいため、始動入賞データA10が最初に読出され、以下、特別図柄の変動表示が終了する毎に、始動入賞データA11、B12、A13、B14の順に読出される。
また、特別図柄の変動表示が1回終了する毎に、その変動表示に用いられた始動入賞データが記憶されていた記憶領域の他の始動入賞データが、自身の記憶領域の記憶順位よりも記憶順位が1つ若い記憶領域へそれぞれ移動する。図6に示す例では、記憶領域グループAに記憶されていた始動入賞データA10が読出されたため、記憶領域グループAの第2記憶領域に記憶されていた始動入賞データA11が第1記憶領域へ移動し、第3記憶領域に記憶されていた始動入賞データA13が第2記憶領域へ移動している。
次に、遊技の主な流れについて図7ないし図10を参照して説明する。
図7はメインCPU112が実行する第1種始動口処理の流れを示すフローチャートである。図8はメインCPU112が実行する特別図柄処理の流れを示すフローチャートであり、図9は図8の処理の続きを示すフローチャートであり、図10は図9の処理の続きを示すフローチャートである。
(第1種始動口処理)
メインCPU112は、第1種始動口スイッチ(SW)21aがONしたか否か、つまり遊技球が第1種始動口21に入賞したか否かの出力判定を行い(図7のステップ(以下、Sと略す)2)、入賞したと判定すると(S2:Yes)、第1種始動口21に対する保留数U1が上限の4個未満であるか否かを判定する(S4)。ここで、4個未満であると判定すると(S4:Yes)、保留数U1に「1」を加算する(S6)。続いてメインCPU112は、入賞順カウンタに「1」を加算し(S8)、その加算後の入賞順カウンタのカウンタ値を入賞順カウンタ値C1として記憶領域グループAの空き領域のうち、最も小さい順位の記憶領域に記憶する(S10)。続いてメインCPU112は、このとき大当りカウンタがカウントしたカウンタ値を取得し、それを大当りカウンタ値C2として、S10にて入賞順カウンタ値C1が記憶された記憶領域に記憶する(S12)。続いてメインCPU112は、このとき大当り図柄カウンタがカウントしたカウンタ値を取得し、それを大当り図柄カウンタ値C3として、S12にて大当りカウンタ値C2が記憶された記憶領域に記憶する(S14)。続いてメインCPU112は、このときリーチカウンタがカウントしてカウンタ値を取得し、それをリーチカウンタ値C4として、S14にて大当り図柄カウンタ値C3が記憶された記憶領域に記憶する(S16)。
以上のようにメインCPU112は、遊技球が第1種始動口21に入賞したときは始動入賞データを記憶領域グループAに記憶し、第1種始動口22に入賞したときは始動入賞データを記憶領域グループBに記憶する。つまり、遊技球が第1種始動口21および22のどちらに入賞したかに応じて始動入賞データを記憶領域グループA、Bに振り分けて記憶する。
メインCPU112は、特別図柄表示器31および32のいずれかが特別図柄を変動中であるか否かを判定し(図8のS50)、変動中ではないと判定した場合は(S50:No)、保留数U1が1以上であるか否かを判定する(S52)。ここで1以上であると判定した場合は(S52:Yes)、保留数U2が1以上であるか否かを判定し(S54)、1以上であると判定した場合は(S54:Yes)、記憶領域グループA、Bの各第1記憶領域に記憶されている入賞順カウンタ値をそれぞれ読出す(S56)。続いてメインCPU112は、S56にて読出した記憶領域グループAの第1記憶領域から読出した入賞順カウンタ値Aが、記憶領域グループBの第1記憶領域から読出した入賞順カウンタ値Bよりも小さいか否かを判定する(S58)。
つまり、入賞順カウンタ値Aの方が入賞順カウンタ値Bよりも前に記憶されたか否かを判定する。ここで、入賞順カウンタ値Aの方が入賞順カウンタ値Bよりも前に記憶されたと判定した場合は(S58:Yes)、保留数U1から「1」を減算し(S60)、記憶領域グループAの第1記憶領域に記憶されている始動入賞データを読出して所定の記憶領域に一時記憶する(S62)。続いてメインCPU112は、その一時記憶した始動入賞データが記憶領域グループAから読出したものであることを示すフラグAをONし(S64)、記憶領域グループAの他の記憶領域に記憶されている始動入賞データを、自身の記憶順位よりも1つ小さい記憶順位の記憶領域へそれぞれ移動させる(S66)。
またメインCPU112は、リーチパターンを実行しないと判定した場合は(S90:No)、通常変動パターンを決定する(S96)。この決定は、複数のカウンタ値と複数種類の通常変動パターンとを対応付けて構成される通常変動パターンテーブルと、複数のカウンタ値をカウントする通常変動パターンカウンタとを用いて行う。たとえば、通常変動パターンカウンタが0〜19の計20個のカウンタ値をカウントし、通常変動パターンテーブルが0〜19のカウンタ値と通常変動パターン0〜19とを対応付けて構成されている場合に、通常変動パターンカウンタから取得したカウンタ値が「15」であった場合は、その「15」に対応する通常変動パターン15を通常変動パターンテーブルから選択する。なお、各通常変動パターンには、変動時間と、通常変動パターンの内容とがそれぞれ対応付けられている。
続いてメインCPU112は、フラグAがONしているか否かを判定し(図10のS100)、ONしていると判定した場合は(S100:Yes)、変動開始コマンドAを図柄制御基板33へ送信し(S102)、その変動開始コマンドAに含まれているリーチパターンまたは通常変動パターンの変動時間の計測を開始する(S104)。
変動開始コマンドAは、特別図柄表示器31に特別図柄の変動表示を開始させるためのコマンドであり、変動開始コマンドBは、特別図柄表示器32に特別図柄の変動表示を開始させるためのコマンドである。各変動開始コマンドには、先のS86〜S98にて決定した内容を示すデータが含まれる。
一方、変動開始コマンドAを受信した図柄制御基板33は、サブCPU33aが変動開始コマンドAを解析し、その解析結果に基づいて特別図柄表示器31に特別図柄の変動表示を実行させ、演出画像表示器30に所定の演出画像を表示させる。また、変動開始コマンドBを受信した場合は、その変動開始コマンドBの解析結果に基づいて特別図柄表示器32に特別図柄の変動表示を実行させ、演出画像表示器30に所定の演出画像を表示させる。
一方、変動停止コマンドAを受信した図柄制御基板33のサブCPU33aは、特別図柄表示器31の変動表示を停止させ、先のS86にて決定した大当り図柄、またはS88にて決定したハズレ図柄を特別図柄表示器31に確定表示させる。また、変動停止コマンドBを受信した図柄制御基板33のサブCPU33aは、特別図柄表示器32の変動表示を停止させ、先のS86にて決定した大当り図柄、またはS88にて決定したハズレ図柄を特別図柄表示器32に確定表示させる。
つまり、メインCPU112は、記憶領域グループA、Bのどちらから読出した始動入賞データであるかを識別可能なコマンドを図柄制御基板33へ送信するため、図柄制御基板33は、受信したコマンドが特別図柄表示器31,32のどちらを制御するためのコマンドであるかを正確に判定することができる。
(1)以上のように上記最良の形態のパチンコ機1を使用すれば、メインCPU112は、第1種始動口スイッチ21a,22aから出力された検出信号が、どちらの第1種始動口スイッチから出力されたかの出力判定を行い、始動入賞データを、入賞順カウンタ値に従うとともに出力判定の結果を示す識別符号A、Bと対応付けて記憶領域グループA、Bに振り分けることができるため、各始動入賞データに対応付けられている符号A、Bを解析すれば、第1種始動口21,22のどちらに入賞したときに記憶された始動入賞データであるか判定することができる。
従って、メインCPU112が識別符号A、Bが付された変動開始コマンドおよび変動停止コマンドを図柄制御基板33へ送信することにより、図柄制御基板33は受信したコマンドが特別図柄表示器31,32のどちらを制御するためのコマンドであるかを判定することができる。このため、受信したコマンドに対応する特別図柄表示器を制御することができる。
(2)しかも、特別図柄の変動表示に用いられた始動入賞データが記憶されていた記憶領域グループの中でのみ始動入賞データの移動を行うことができるため、その移動を行うメインCPU112の処理量を減少させることができる。
(1)前記最良の形態では、特別図柄表示器を2つ備えたパチンコ機を説明したが、1つ、または3つ以上設けてもよい。特別図柄表示器を3つ以上設けた場合は、その数と同じ数の第1種始動口を設け、記憶領域グループも同数増設し、各記憶領域と各第1種始動口とを対応付ける。このように特別図柄表示器を3つ以上設けた場合も前記最良の形態による効果(1)および(2)と同じ効果を奏することができる。
(2)記憶領域グループに記憶されている始動入賞データの移動は、一度に行うのではなく、パチンコ機1のマシンサイクル(たとえば2ms)毎に始動入賞データを1つだけ移動させることもできる。これによれば、データ移動のためのメインCPU112の処理量をさらに軽減することができる。
(3)前記各実施形態において記載した数値およびデータの種類などは一例であり、他の数値およびデータに変更できることは勿論である。
第1種始動口21,22が所定の領域に対応し、第1種始動口スイッチ21a,22aが検出手段に対応する。大当りカウンタがカウンタに対応し、特別図柄表示器31,32が表示装置に対応する。入賞順カウンタ値が順番情報に対応し、始動入賞データがグループ情報に対応する。
そしてメインCPU112が実行する特別図柄処理のS78〜S84(図9)が判定手段として機能し、第1種始動口処理(図7のS2〜S32)が振分手段として機能し、特別図柄処理のS66,S74(図8)が移動手段として機能する。
21,22 第1種始動口(所定の領域)
21a,22a 第1種始動口スイッチ(検出手段)
30 演出画像表示器
31,32 特別図柄表示器(表示装置)
A10 始動入賞データ(グループ情報)
Claims (1)
- 遊技球を発射する遊技球発射装置により発射された遊技球が、遊技盤面上の遊技領域に設けられた所定の領域を通過したことを検出して検出信号を出力する検出手段と、
前記検出信号が出力されたときにカウンタからカウンタ値を取得し、その取得したカウンタ値が大当りに相当するカウンタ値であるか否かにより大当りかハズレかを判定する判定手段と、
前記遊技球が前記所定の領域を通過した場合に、相互に識別可能な複数種類の識別情報を変動表示した後に前記判定手段の判定結果に対応する識別情報を確定表示するとともに、前記変動表示を行っている途中で前記遊技球が前記所定の領域を通過した場合は、その通過による前記変動表示を保留する表示装置とを備えており、
前記表示装置は、前記識別情報の変動開始から確定表示までを1回の変動表示とした場合に、前記変動表示を行っている場合は、その変動表示が終了した後に、前記保留を行った数と同じ回数分の変動表示を行うことが可能なパチンコ機において、
前記所定の領域が前記遊技領域に複数設けられており、
前記検出手段が前記所定の領域毎に設けられており、
前記保留が発生した順番を示す順番情報と、前記保留が発生したときに前記カウンタから取得したカウンタ値とを含むグループ情報をグループ単位で記憶可能な記憶領域を前記所定の領域と対応付けて複数ずつ有する複数の記憶領域グループと、
前記検出手段から出力された検出信号が、どの検出手段から出力されたかの出力判定を行い、前記グループ情報を、前記順番に従うとともに前記出力判定の結果と対応付けて各記憶領域グループに振り分ける振分手段と、
前記表示装置が、いずれかの記憶領域グループに記憶されている前記グループ情報を用いて前記変動表示を行った場合に、その用いられたグループ情報が記憶されていた記憶領域グループの中において前記用いられたグループ情報の順番の次の順番で記憶されていた他のグループ情報を、前記用いられたグループ情報が記憶されていた記憶領域に移動する移動手段と、
を備えたことを特徴とするパチンコ機。
Priority Applications (1)
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JP2004120200A JP2005296493A (ja) | 2004-04-15 | 2004-04-15 | パチンコ機 |
Applications Claiming Priority (1)
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