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JP2005293303A - 生産方法及び生産システム - Google Patents

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JP2005293303A
JP2005293303A JP2004108295A JP2004108295A JP2005293303A JP 2005293303 A JP2005293303 A JP 2005293303A JP 2004108295 A JP2004108295 A JP 2004108295A JP 2004108295 A JP2004108295 A JP 2004108295A JP 2005293303 A JP2005293303 A JP 2005293303A
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instruction board
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JP2004108295A
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Tatsuya Ninagawa
達也 蜷川
Yasuo Koto
康男 小藤
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

【課題】後工程の部品使用量の平準化や顧客からの注文変動が大きい場合にも、前工程への生産指示が急激な変動を伴ったものとならず、過剰在庫をかかえることなく後工程への部品供給をタイムリーに行う。
【解決手段】前工程Sと後工程Tとからなるとともに後工程Tでの部品消費時にその部品の作業指示ボードKmが前工程Sに戻されて前工程Sで上記作業指示ボードKmに基づく部品生産を行うにあたり、上記部品の生産指示用であるとともに前工程S内のみを巡回する前工程用作業指示ボードKsを上記部品の在庫基準に基づいて発行し、前工程Sに戻された作業指示ボードKmは前工程内を循環する前工程用作業指示ボードKsに差し替えるとともに、作業指示ボードKmに差し替えられた前工程用作業指示ボードKsは前工程における先頭工程に戻す。作業指示ボードが前工程に戻っていない時にもその部品の生産を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、前工程と後工程とからなる生産工程で生産を行う場合の生産方法及び生産システムに関するものである。
部品の製造を前工程とし、部品の組立工程を後工程とする生産を行う場合、後工程での部品消費時にその部品の作業指示ボードを前工程に戻して、前工程ではこの作業指示ボードに基づく部品生産を行い、生産した部品は作業指示ボードと共に後工程に送るということが一般的になされているが、作業指示ボードを前工程に戻す時、前工程の都合を考慮していないのが通常であり、考慮している場合でも、部品切れを避けるために過剰な部品在庫を要請するものとなっており、全体としては最適在庫基準の維持と適正な生産の実現が難しい。
一方で、安定的な受注の生産の平準化ができないものが対象である場合、後工程への部品納品そのものが難しくなり、後工程の部品消費に基づいた前工程の生産指示そのもの実現が困難である。このために顧客への納期を多目に持たざるを得ないか、廃却覚悟で部品在庫を持つ必要がある。
特開2001−202442号公報 特開2001−325016号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、後工程の部品使用量の平準化や顧客からの注文変動が大きい場合にも、前工程への生産指示が急激な変動を伴ったものとならず、過剰在庫をかかえることなく後工程への部品供給をタイムリーに行うことができる生産方法及び生産システムを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係る生産方法は、前工程と後工程とからなるとともに後工程での部品消費時にその部品の作業指示ボードが前工程に戻されて前工程で上記作業指示ボードに基づく部品生産が行われる生産工程において、上記部品の生産指示用であるとともに前工程内のみを巡回する前工程用作業指示ボードを上記部品の在庫基準に基づいて発行し、前工程に戻された作業指示ボードは前工程内を循環する前工程用作業指示ボードに差し替えるとともに、作業指示ボードに差し替えられた前工程用作業指示ボードは前工程における先頭工程に戻すことに特徴を有している。作業指示ボードが前工程に戻っていない時にも部品の在庫基準に基づいて発行した前工程用作業指示ボードによりその部品の生産を行うようにしたものである。
この場合、前工程に戻された作業指示ボードは、前工程内で循環する前工程用作業指示ボードのうちのもっとも後工程に近いところに位置するものに差し替えることで、後工程への部品供給を最も速やかに行うことができる。
上記の在庫基準は、将来の予測される注文数によりランク付けを行って、該ランク付け結果と注文トータル数に対する割合とによって決定することができるほか、将来の予測される注文数の傾向に基づくランク付けを行って、該ランク付け結果に基づいて決定することで、適正在庫水準の維持管理が容易となる。
同じ部品に関する前工程が複数存在している場合は、各前工程内で滞留中の作業指示ボード数に応じて、各前工程に戻す作業指示ボードの戻し先を決定することで、各前工程の生産能力を考慮した指示を出すことができる。
そして、在庫基準の変更時に前回値より増加となる場合は新たな作業指示ボードを発行することで対応すればよいが、前回値より減少となる場合は前回値との差異に応じて品番付きの抜き取り指示カードを作業指示ボードと前工程用作業指示ボードとに応じて発行して、前工程に戻される作業指示ボードを抜き取り指示カードの指示に従って抜き取るとともに、前工程内を循環する前工程用作業指示ボードを抜き取り指示カードの指示に従って抜き取ると、作業指示ボードの管理工数の削減を図ることができる。
在庫基準及びそのランクに基づいて最少在庫基準を設定して、後工程における作業指示ボードが最少在庫基準を下回った時に前工程に該当部品の生産優先指示を発信したり、在庫基準及びそのランクに基づいて最大在庫基準を設定して、前工程における作業指示ボードが最大在庫基準を上回った時に前工程に該当部品の生産優先指示を発信すると、部品切れを事前に防ぐことができる。
また、過去の販売計画と実際の販売実績との相関に基づいて、将来の販売計画を補正し、この補正した販売計画に基づいて在庫基準を決定することで予測精度の向上を図ることができて、在庫基準の妥当性を高めることができる。
また、前工程内における複数の在庫ポイントでの前工程用作業指示ボードの滞留度合いを求めて、後工程に近い在庫ポイントでの滞留度が大の前工程用作業指示ボードに基づいて生産される部品の在庫基準を減らし、後工程に近い在庫ポイントでの滞留度が小の前工程用作業指示ボードに基づいて生産される部品の在庫基準を増やすことで、在庫基準の精度をあげることができる。
そして本発明に係る生産システムは、前工程と後工程とからなるとともに後工程での部品消費時にその部品の作業指示ボードが前工程に戻されて前工程で上記作業指示ボードに基づく部品生産が行われる生産システムであって、部品の在庫基準を決定する在庫基準決定部とボード発行管理部とを備え、上記ボード発行管理部は、在庫基準決定部で決定された在庫基準に基づいてその部品の生産指示のための作業指示ボードと、その部品の生産指示用であるとともに前工程内のみを循環して前工程に戻された作業指示ボードに差し替えられる前工程用作業指示ボードとを発行し且つこれら発行済みボードの管理を行うものであることに特徴を有している。注文変動の大きい対象や前後工程の負荷バランスがとれていない生産工程でも、前工程用作業指示ボードの発行により、後工程へのタイムリーな部品供給が可能であるとともに、前後工程全体の部品在庫のコントロールが可能である。
本発明では、作業指示ボードが前工程に戻っていない時にも部品の在庫基準に基づいて発行した前工程用作業指示ボードによりその部品の生産を行うために、後工程への部品供給をタイムリーに行うことができるものであり、しかも前工程用作業指示ボードは在庫基準に基づいて発行されていることから、過剰在庫をかかえることないものであり、後工程の部品使用量の平準化や顧客からの注文変動が大きい場合にも、前工程への生産指示が急激な変動を伴ったものとならないものである。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明すると、図1は本発明に係る生産工程の一例を示しており、Sは部品の製造を行う工程、Tはその部品を組み立てる工程であり、Tが後工程、Sが前工程に相当する。図示例の前工程Sは部品製造S1、部品工程検査S2、部品出荷検査S3の3つの工程で構成されて、これら3つの工程S1,S2,S3の各直後には在庫ポイントP1,P2,P3が存在している。また、図中のP0は、部品製造S1の工程の直前におけるポイント、P4は後工程Tにおける組立製造T1の工程の直前に存在する在庫ポイントである。
このような工程において、作業指示ボードKmを用いた生産管理を行う場合、後工程Tの組立製造T1の工程で部品を使用する場合、在庫ポイントP4には作業指示ボードKmが付された部品を用いるとともに、この時、作業指示ボードKmを回収して前工程SにおけるポイントP0に戻すことを行うわけであるが、ここではある部品の生産を指示する作業指示ボードKmを発行するにあたり、在庫基準に基づいて作業指示ボードKmと前工程用作業指示ボードKsとを発行する。両者は同じ部品の製造を指示するものであるが、前者の作業指示ボードKmは後工程Tでの部品消費時に前工程Sに戻されるのに対して、後者の前工程用作業指示ボードKsは前工程S内のみを循環するものである。
そして、作業指示ボードKmは後工程Tから前工程SのポイントP0に戻されるものであるが、ここでは前工程用作業指示ボードKsの指示に基づく部品製造があるために、後工程Tから前工程Sに作業指示ボードKmを戻す時、前工程S中の複数のポイントP0及び在庫ポイントP1〜P3のうちで最も後工程Tに近い在庫ポイントP3から前工程用作業指示ボードKsの有無をチェックしてゆき、在庫ポイントP3に前工程用作業指示ボードKsがあれば、この作業指示ボードKsとの差し替えを行って部品出荷検査後の部品で引当を行い、回収した前工程用作業指示ボードKsはポイントP0に戻す。在庫ポイントP3に前工程用作業指示ボードKsが無い場合は、在庫ポイントP2に前工程用作業指示ボードKsがあるかどうかをチェックし、有る場合は差し替えて部品工程検査後の部品で引当を行い、回収した前工程用作業指示ボードKsをポイントP0に戻す。在庫ポイントP2にも前工程用作業指示ボードKsがなかった時は、在庫ポイントP1に前工程用作業指示ボードKsがあるかどうかをチェックして、有る場合は差し替えて部品製造後の部品で引当を行い、回収した前工程用作業指示ボードKsをポイントP0に戻す。在庫ポイントP1にも前工程用作業指示ボードKsがなかった時は、ポイントP0に作業指示ボードKmを戻すことになり、これは特急生産指示を意味することになる。
図2に上記オペレーションのフローを示す。なお、作業指示ボードKmとの差し替えで回収されてポイントP0に戻される前工程用作業指示ボードKsに基づく部品製造指示は優先権の低い指示であり、必ずしも製造に着手する必要はないが、前工程用作業指示ボードKsの指示に応じた部品製造を行うことで、後工程Tへの部品供給をスムーズに行うことができる。
ここにおいて、前工程用作業指示ボードKsの発行数(製造指示する部品数)と、作業暗示ボードKmの発行数とは図3に示すように在庫基準(在庫基準数)に基づいて決定するのであるが、この在庫基準数は、図4に示すように、品番別の注文数の総注文数に対する割合と、在庫基準ランクマスタでのランク別の基準在庫日数との比較により算出する。今、図5(a)に示す内容の注文テーブルがあり、在庫基準ランクマスタの内容が図5(b)に示す内容である時、注文上位割合が80%であってランクBに相当する品番Aは基準在庫日数を2weekとし、注文数10000であることから、1/2を乗じて5000を基準在庫数とする。同様に注文数が20000である品番BはランクAであることから、基準在庫日数を1week、基準在庫数は1/4を乗じて5000とする。
上記の在庫基準ランクマスタは、図6に示すように、品番別の注文数の取得とランクを算出し、注文上位割合が0〜70%であるランクAのものは週1回生産、70超〜90%であるランクBのものは2週に1回生産、90超〜100%であるランクCのものは月1回生産という生産方式をとっている場合、後工程基準在庫日数は図8(a)に示すようにランクAを1week、ランクBは2week、ランクCは1monthとする。
また、図7(a)に示すように注文数の3ヶ月平均の最大振れ幅を算出して図7(b)に示すように3ヶ月平均に対する振れ幅を集約することで振れ率を算出して、前工程基準在庫日数は図8(b)に示すようにランクAを1week、ランクBは1week、ランクCは2weekとする。このために、後工程の在庫数は3ヶ月平均×後工程基準在庫日数でランクBの品番Aは20000×1/2:10000、ランクAの品番Bは40000×1/4=10000となり、前工程の在庫数は3ヶ月平均x前工程基準在庫日数でランクBの品番Aは20000×1/4=5000、ランクAの品番Bは40000×1/4=10000となる。図9にこの点に関するフローチャートを示す。
在庫基準は、将来の予測される注文数の傾向に基づくランク付けを行って、該ランク付け結果に基づいて決定するようにしてもよい。この場合のフローチャートを図10に示す,品番別の3ヶ月(当月、次月、次々月)注文数とその傾向を算出(図11(a)参照)し、図11(b)に示すように予め決定してある在庫基準ランクマスタとの比較により、在庫基準日数を算出する。図11(c)はこの場合の算出結果を示している。
品番別の将来の予測される注文数と単位時間当たりの製造・検査リードタイムにより部品の在庫基準を決定するようにしてもよい。品番別の当月注文数が図13(a)に示すものであり、各工程の日産能力が図13(b)に示すものである場合、さらに後工程の連続生産日数が図13(c)に示すものである場合、品番別の安全在庫日数を算出(図13(d)参照)し、更に前工程と後工程との能力差異を計算し、能力差がある時は、上記連続生産日数と差異を掛けた数量と、安全在庫と日平均販売数を掛けたものの和を在庫基準(組立在庫基準)とし、能力差がない場合、安全在庫と日平均販売数を掛けたものを在庫基準とするのである。フローチャートを図12に示す。
品番別の将来の予測される注文数と設備・金型・検査ラインの取り合いによって在庫基準を決定することも好ましい。つまり図14に示すように、品番別の当月注文数の算出、各工程の日産能力の算出、後工程の連続生産日数の算出、品番別の安全在庫日数の算出についで、図15(a)に示す金型マスタの情報を取得して、金型の取り合いのある品番/金型を算出し、取り合いがある場合、該当の品番の生産に必要な日数の算出を行うとともに、前後工程の稼働日数との比率から連続生産日数を算出する。この後、あるいは取り合いがない場合、安全在庫日数に能力差異を考慮して基準在庫日数を決定する。
図15(a)に示すように品番B,Cが工程S1,S2,S3でそれぞれ共通の金型を使用して取り合いが発生し、後工程Tはそれぞれのラインで生産可能である場合、図12に示した注文テーブルと工程日産能力マスタと連続生産日数マスタ及び安全在庫日数マスタの時、連続生産10日及び20日を考慮(稼働日数1ヶ月では後工程20日に対して前工程30日となる)することで、取り合いの無い品番Aは5×(1000−500)+3×500=4000を組立在庫基準とするのに対して、取り合いが発生する品番Bは工程T10日で20000、工程S3の6.7日で13400(残り3.4日は0)で1日当たり2000と1340とし、10×(2000−1340)+3×1000=9600を組立在庫基準とし、同じく取り合いが発生する品番Cは工程A20日で100000、工程S3の13.3日で166500(残り6.7日は0)で1日当たり5000と3325とし、20X(5000−3325)+3×5000=48500を組立在庫基準とするのである。
出荷の出方の傾向によって作業指示ボードKmと前工程用作業指示ボードKsの配分を随時変えるようにしてもよい。図16に示すように、品番別の週次注文数(図17(a)参照)を取得し、後工程基準ランクマスタ及び前工程基準ランクマスタ(図8(a)(b)参照)を取得し、これらに基づいて品番別に在庫基準(標準)を算出して在庫マスタを作成し、次に過当たりの平均注文数と週次の集注文数との比率により後工程在庫基準数を算出することと、後工程在庫基準と標準の在庫基準合計数により前工程在庫基準数を算出することを読み込み可能な品番がなくなるまで繰り返すのである。
今、標準後工程/前工程在庫マスタが図17(b)に示すもの(過当たり注文数と前工程在庫数の比率で前工程在庫基準を算出し、合計在庫数との差分で前工程在庫基準を算出。ただし、後工程在庫基準の上限値は超えない)であった場合、品番Aの1週目注文1000の倍の2000は後工程在庫基準の上限5000を超えないので2000を採用し、合計上限7500との差分5500を前工程在庫基準とする。この結果、後工程在庫基準は、品番Aについて標準5000,1週目2000,2週目4000,3週目5000,4週目5000とし、品番Bについて標準5000,1週目5000,2週目2000,3週目2000,4週目5000とする。また前工程在庫基準は、品番Aについて標準2500,1週目5500,2週目3500、3週目2500,4週目2500とし、品番Bについて標準5000,1週目5000,2週目8000,3週目8000,4週目5000とするのである。
ところで、同じ部品に関する前工程が複数存在している場合、殊に社外と社内に同じ部品のための前工程が存在している場合、図18に示すように、各前工程内で滞留中の作業店示ボード数に応じて、各前工程に戻す作業指示ボードの戻し先を決定することが好ましい。社内・社外の前工程に対する注文/手配配分テーブルが図19(a)に示すものである場合、前記在庫基準ランクマスタを参照して、図19(b)に示すような社内外別の在庫基準テーブルを作成し、現時点での前工程内に滞留中の作業指示ボード数(図19(c)参照)との比較で、在庫基準テーブルの水準に対して比率ができるだけ同じとなるように、作業指示ボードの返却先を分配するのである。
また、在庫基準を変更する場合は、次のように処理することが好ましい。つまり、在庫基準を前回値より増加させる場合は、新たな作業指示ボードの発行する。在庫基準を前回値より減少させる場合については、前回値との差異に応じて品番付きの抜き取り指示カードを作業指示ボードKm用のものと、前工程用作業指示ボードKs用のものとを発行し、作業指示ボードKmを後工程Tから前工程Sに戻す時、作業指示ボードKm用の抜き取り指示カードが存在しておれば、その作業指示ボードKmを抜き取る。存在していなければ、前述のように作業指示ボードKmを前工程Sに戻して前工程用作業指示ボードKsとの差し替えを行い、差し替えた前工程用作業指示ボードKsをポイント0に戻すが、この時、前工程用作業指示ボードKs用の抜き取り指示カードが存在しておれば、その前工程用作業指示ボードKsを抜き取るのである。この場合、作業指示ボードKm及び前工程用作業指示ボードKsの管理が容易となる。
このほか、在庫基準及びそのランクに基づいて最少在庫基準を設定して、後工程における作業指示ボードが最少在庫基準を下回った時に前工程に該当部品の生産優先指示を発信したり、在庫基準及びそのランクに基づいて最大在庫基準を設定して、前工程における作業指示ボードが最大在庫基準を上回った時に前工程に該当部品の生産優先指示を発信することも好ましい。前者のフローチャートを図21に、後者のフローチャートを図22に示す。最少在庫基準(MIN在庫基準)マスタの一例を図23(b)に、最大在庫基準(MAX在庫基準)マスタの一例を図23(c)に示す。注文テーブル(図23(a)参照)と最少/最大在庫基準マスタと前述の在庫基準ランクマスタから各品番別に在庫基準数及び最少在庫基準数/最大在庫基準数を求め、後工程Tにて作業指示ボードKmが最少在庫基準を切ったり、前工程Sにおける作業指示ボードKmが最大在庫基準を上回れば、前工程に生産優先指示を行うのである。
図24に示すフローチャートは、複数の在庫ポイントの置き場スペース情報と品番別の作業指示ボード未着手占有率とを比べて作業を着手する場合のもので、現在の滞留状況を示す在庫状況テーブル(図25参照)を取得して品番別に滞留ポイントを評価し、品番の中で最も滞留しているものについては工程別の滞留状況を算出して後の方の工程の占有率が低いかどうかを判断し、低ければ後の工程に送る生産指示を発信し、高ければ占有率の高い工程で品番の滞留が最も前の方の工程の品番を抽出するということを行う。なお、占有率が0〜30%で低いと判断されるものについては、前の方の工程から供給を行い、占有率が30〜70%で普通と判断されるものについては前後の工程の差で送るかもらうかを判断し、占有率が70〜100%で高いと判断されるものについては後の方の工程との差で送るべきかを判断する。図25に示すものについてはいえば、品番Aは在庫ポイントP1,P3で在庫が0であるために夫々ポイントP0及び在庫ポイントP2から供給、品番Bは在庫ポイントP3に半分あるので急がない、品番CはポイントP0にたくさんあるので急ぐと判断するものであり、また在庫ポイントP1は占有率が低いから前の工程から供給すべき、在庫ポイントP2は占有率が高いために後の方の工程に送るべき、在庫ポイントP3は占有率が普通であるとともに前の方の占有率が高いから受け取るべきと判断するのである。
また図26のフローチャートに示すように、作業指示ボードの到着日を記憶して、滞留日数が所定数を超えないように管理することも好ましい。
このほか、在庫基準の決定のための需要予測に関しては、過去の販売計画と実際の販売実績との相関に基づいて将来の販売計画を補正し、この補正した販売計画に基づいて在庫基準を決定することが好ましい。図27のような販売計画/実績履歴テーブルを作成しておき、たとえば過去実績3ヶ月÷過去計画3ヶ月の値を補正値として将来計画に掛けるのである。この場合、図27に示す品番Aは補正なし、品番Bは70%マイナス側に補正、品番Cは80%プラス側に補正、品番Zは50%プラス側に補正することになる。図28は上記補正に関するフローチャートである。
在庫基準、殊に前工程在庫基準を適正に保つという点では、次のようにすることも好ましい。つまり、前工程内における複数の在庫ポイントでの前工程用作業指示ボードの滞留度合いを求めて、後工程に近い在庫ポイントでの滞留度が大の前工程用作業指示ボードに基づいて生産される部品の在庫基準を減らし、後工程に近い在庫ポイントでの滞留度が小の前工程用作業指示ボードに基づいて生産される部品の在庫基準を増やすのである。ある部品のトータルが100、ポイントP0と在庫ポイントP1,P2,P3での在庫が夫々0,10,20,70であり、閾値である7割が常時在庫ポイントP3にあるなら在庫過多として在庫基準を減らす。ポイントP0と在庫ポイントP1,P2,P3での在庫が夫々70,20,10,0であり、閾値である7割が常時ポイントP0にあるなら在庫過少として在庫基準を増やすのである。
図30に示すように、後工程への作業指示ボードの納品度合いを算出し、即座に納品できる品番は在庫過多として前工程在庫基準を減らし、納品に閾値(たとえば3日)以上の日数がかかる場合は在庫過少として在庫基準を増やすようにしてもよい。
図31は上記生産方法を実施することができる生産システムにおける主要構成を示しており、販売計画データ、後工程在庫基準データ、作業指示ボード枚数データ、前工程在庫基準データ、前工程用作業指示ボード枚数データ、前工程用作業指示ボードロケーションデータ、作業指示ボードロケーションデータ等を格納する記憶部Mと、後工程在庫基準決走処理、作業指示ボード発行管理、前工程在庫基準決定処理、前工程用作業指示ボード発行管理、前工程作業計画処理、後工程作業計画処理、そして作業指示ボード差し替え処理等を担う演算部CPUを備えて、注文処理入力部Q1や作業指示ボードのロケーションを監視するロケーション監視装置Q2、販売予測情報入力部Q3等が接続されたものとなっており、上記後工程用作業指示ボード発行管理部及び前工程用作業指示ボード発行管理部は、在庫基準決定処理部で決定された在庫基準に基づいてその部品の生産指示のための作業指示ボードと、その部品の生産指示用であるとともに前工程内のみを循環して前工程に戻された作業指示ボードに差し替えられる前工程用作業指示ボードとを発行し且つこれら発行済みボードの管理を行う。図32中の矢印イは信号を、口は前工程用作業指示ボードの流れを、ハは後工程用作業指示ボードの流れを示している。
本発明の実施の形態の一例の説明図である。 同上のフローチャートである。 同上の在庫基準決定に関するフローチャートである。 同上の在庫基準決定に関するフローチャートである。 (a)は注文予測テーブルの一例の説明図、(b)は在庫基準ランクマスタの説明図である。 注文テーブルの一例の説明図である。 (a)は注文振れ幅の一例の説明図、(b)は振れ率の説明図である。 (a)は後工程在庫基準ランクマスタの説明図、(b)は前工程在庫基準ランクマスタの説明図である。 在庫基準ランクマスタの算出に関するフローチャートである。 在庫基準の決定に関する他例のフローチャートである。 (a)は注文テーブルの一例の説明図、(b)は在庫基準ランクマスタの説明図、(c)は決定された在庫基準の説明図である。 在庫基準決定に関する更に他例のフローチャートである。 (a)は同上の注文テーブルの一例の説明図、(b)は工程日産能力マスタの説明図、(c)は連続生産日数マスタの説明図、(d)は安全在庫日数マスタの説明図である。 在庫基準決定に関する別の例のフローチャートである。 (a)は同上の金型マスタの説明図、(b)は配分例の説明図である。 在庫基準決定に関する更に別の例のフローチャートである。 (a)は週次注文テーブルの説明図、(b)は標準後工程/前工程在庫マスタの説明図である。 作業指示ボード返却先決定に関するフローチャートである。 (a)は注文/手配配分テーブルの説明図、(b)は在庫基準テーブルの説明図、(c)は前工程内滞留作業指示ボード数テーブルの説明図である。 作業指示ボード滞留解消に関する他例のフローチャートである。 作業指示ボード滞留解消に関する更に他例のフローチャートである。 作業指示ボード滞留解消に関する別の例のフローチャートである。 (a)は注文テーブルの説明図、(b)は最少在庫基準マスタの説明図、(c)は最大在庫基準マスタの説明図である。 作業指示ボード滞留解消に関する他の例のフローチャートである。 在庫状況テーブルの説明図である。 作業指示ボード滞留解消に関する更に他の例のフローチャートである。 販売計画/実績履歴テーブルの一例の説明図である。 注文予測に関するフローチャートである。 在庫基準評価に関するフローチャートである。 在庫基準評価に関する他例のフローチャートである。 生産システムのフロック図である。 同上の概略図である。
符号の説明
S前工程
T 後工程
Km 作業指示ボード
Ks 前工程用作業指示ボード

Claims (11)

  1. 前工程と後工程とからなるとともに後工程での部品消費時にその部品の作業指示ボードが前工程に戻されて前工程で上記作業指示ボードに基づく部品生産が行われる生産工程において、上記部品の生産指示用であるとともに前工程内のみを巡回する前工程用作業指示ボードを上記部品の在庫基準に基づいて発行し、前工程に戻された作業指示ボードは前工程内を循環する前工程用作業指示ボードに差し替えるとともに、作業指示ボードに差し替えられた前工程用作業指示ボードは前工程における先頭工程に戻すことを特徴とする生産方法。
  2. 前工程に戻された作業指示ボードは、前工程内で循環する前工程用作業指示ボードのうちのもっとも後工程に近いところに位置するものに差し替えることを特徴とする請求項1記載の生産方法。
  3. 在庫基準は、将来の予測される注文数によりランク付けを行って、該ランク付け結果と注文トータル数に対する割合とによって決定することを特徴とする請求項1または2記載の生産方法。
  4. 在庫基準は、将来の予測される注文数の傾向に基づくランク付けを行って、該ランク付け結果に基づいて決定することを特徴とする請求項1または2記載の生産方法。
  5. 同じ部品に関する前工程が複数存在している場合に、各前工程内で滞留中の作業指示ボード数に応じて、各前工程に戻す作業指示ボードの戻し先を決定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の生産方法。
  6. 在庫基準の変更時に前回値より増加となる場合は新たな作業指示ボードを発行し、前回値より減少となる場合は前回値との差異に応じて品番付きの抜き取り指示カードを作業指示ボードと前工程用作業指示ボードとに応じて発行して、前工程に戻される作業指示ボードを抜き取り指示カードの指示に従って抜き取るとともに、前工程内を循環する前工程用作業指示ボードを抜き取り指示カードの指示に従って抜き取ることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の生産方法。
  7. 在庫基準及びそのランクに基づいて最少在庫基準を設定して、後工程における作業指示ボードが最少在庫基準を下回った時に前工程に該当部品の生産優先指示を発信することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の生産方法。
  8. 在庫基準及びそのランクに基づいて最大在庫基準を設定して、前工程における作業指示ボードが最大在庫基準を上回った時に前工程に該当部品の生産優先指示を発信することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の生産方法。
  9. 過去の販売計画と実際の販売実績との相関に基づいて、将来の販売計画を補正し、この補正した販売計画に基づいて在庫基準を決定することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の生産方法。
  10. 前工程内における複数の在庫ポイントでの前工程用作業指示ボードの滞留度合いを求めて、後工程に近い在庫ポイントでの滞留度が大の前工程用作業指示ボードに基づいて生産される部品の在庫基準を減らし、後工程に近い在庫ポイントでの滞留度が小の前工程用作業指示ボードに基づいて生産される部品の在庫基準を増やすことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の生産方法。
  11. 前工程と後工程とからなるとともに後工程での部品消費時にその部品の作業指示ボードが前工程に戻されて前工程で上記作業指示ボードに基づく部品生産が行われる生産システムであって、部品の在庫基準を決定する在庫基準決定部とボード発行管理部とを備え、上記ボード発行管理部は、在庫基準決定部で決定された在庫基準に基づいてその部品の生産指示のための作業指示ボードと、その部品の生産指示用であるとともに前工程内のみを循環して前工程に戻された作業指示ボードに差し替えられる前工程用作業指示ボードとを発行し且つこれら発行済みボードの管理を行うものであることを特徴とする生産システム。
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