[go: up one dir, main page]

JP2005293071A - 自動料金徴収システム - Google Patents

自動料金徴収システム Download PDF

Info

Publication number
JP2005293071A
JP2005293071A JP2004105370A JP2004105370A JP2005293071A JP 2005293071 A JP2005293071 A JP 2005293071A JP 2004105370 A JP2004105370 A JP 2004105370A JP 2004105370 A JP2004105370 A JP 2004105370A JP 2005293071 A JP2005293071 A JP 2005293071A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
vehicle
road
toll
travel route
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004105370A
Other languages
English (en)
Inventor
Hatsunori Hiroshige
初則 廣重
Akihiro Hayashi
秋博 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON SUPER MAP KK
Original Assignee
NIPPON SUPER MAP KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON SUPER MAP KK filed Critical NIPPON SUPER MAP KK
Priority to JP2004105370A priority Critical patent/JP2005293071A/ja
Publication of JP2005293071A publication Critical patent/JP2005293071A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】 導入コストを抑え、かつ現状の料金所の形態から比較的容易に移行可能な自動料金徴収システムを実現する。
【解決手段】 GPSレシーバからの位置情報と有料道路の位置情報とを比較して車両の有料道路上における走行経路情報を蓄積する車載器と、該車載器と無線通信可能であって、上記走行経路情報に基づいて課金処理を行う路側機とから構成し、検出手段が車両の接近を検出すると、路側機が該車載器にアクセスし、アクセスされた車載器が走行経路蓄積手段により蓄積された走行経路情報を路側機に送信し、課金処理手段が受信した走行経路情報に基づいて課金処理を実行するように各機器を設定する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、有料道路を走行した車両からその使用料を自動的に徴収する為の自動料金徴収システムに関する。
有料道路の出入口に、車両に搭載された所定の車載器と無線通信を行うゲートを設け、これらが無線通信することにより有料道路の使用料を該車両の所有者から自動的に徴収する自動料金徴収システム(いわゆるETCシステム(Electronic Toll Collection System))が提案され、近年実用に供している(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−42191号公報
このETCシステムでは、先ず、車両が有料道路に入る際、すなわち料金所にあるETC専用のゲートを通過する際に、車載器とゲートとが無線通信を行う。このとき車載器に挿入されたICカードに、通過したゲートの情報、言い換えると車両が有料道路に入った地点の情報が記憶される。
次に、該車両が有料道路を出る際、すなわち料金所にあるETC専用のゲートを通過する際に、車載器とゲートとが再び無線通信を実行する。このとき車載器は、ICカードに記憶されている上記の地点の情報と共に車両の所有者のID情報をゲートに送信する。
そしてゲートは、該車両から受け取った情報に基づき、該車両に対する課金処理を行い、ゲートの脇に設けられた表示器に料金を表示させる。さらにゲートは、該処理結果及びID情報をクレジットカード会社に送信する。クレジットカード会社は、受信した情報に基づき該車両の所有者指定の金融機関等から有料道路の使用料を引き落とす。
上述したように、このETCシステムを構成する為には、有料道路の入口及び出口の両方にETC専用のゲートを設置する必要がある。しかしながら、ETC専用のゲートを一基設置するだけで多額のコストが掛かってしまう上、設置すべき箇所も極めて多い。また、料金所には絶えず有料道路を利用する車両が行き交う為、該ゲートを設置するには時間的な制約がある。すなわち、時間的制約及びコストの面から考えると、人員を配備した現状の料金所の形態からETCシステムの形態に移行する為には膨大な時間及びコストを費やさなければならない。
そこで、本発明は上記の事情に鑑み、導入コストを抑え、かつ現状の料金所の形態から比較的容易に移行可能な自動料金徴収システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決する本発明の一態様に係る自動料金徴収システムは、位置情報を取得する為のGPSレシーバと、該GPSレシーバによる位置情報に対応した道路情報であって、少なくとも有料道路に関する情報を含んだ道路情報と、該道路情報と位置情報とを比較して有料道路上に位置しているか否かを判定する判定手段と、該判定手段の判定結果に応じて車両の有料道路上における走行経路情報を蓄積する走行経路蓄積手段とを有した無線通信可能な車載器を搭載した車両と、有料道路の各出口に設置された、無線通信可能な路側機であって、車両の接近を検出する検出手段と、走行経路情報に基づいて課金処理を行う課金処理手段とを有した路側機とを備えたシステムであって、検出手段が車両の接近を検出すると、路側機は該車載器にアクセスし、アクセスされた車載器は、走行経路蓄積手段により蓄積された走行経路情報を路側機に送信し、課金処理手段は、受信した走行経路情報に基づいて課金処理を実行する。本発明の如きシステムを採用すると、車載器が有料道路の入口の情報を自動的に取得する為、該有料道路の入口にゲートを設置する必要がなくなる。従って、自動で料金を徴収するシステムの導入コストを抑え、かつ現状の料金所の形態から比較的容易に移行することが可能となる。
また、上記自動料金徴収システムにおいて、走行経路蓄積手段は、道路情報と位置情報とが一致したとき、走行経路情報を蓄積する。
また、上記自動料金徴収システムにおいて、車載器は、走行経路情報蓄積中に道路情報と位置情報との一致が所定時間より長く途切れると、該蓄積処理を終了させる。
また、上記自動料金徴収システムにおいて、車載器は、走行経路情報蓄積中に道路情報と位置情報とが一致しなくなった場合、所定時間以内に互いの情報が一致すると、該蓄積処理を継続させる。
また、上記自動料金徴収システムは、路側機とネットワークで接続された料金徴収センターをさらに備えたものであってもよい。このとき、車載器はID情報をさらに有しており、路側機にアクセスされた車載器は、ID情報を路側機に送信し、路側機は、課金処理結果と共にID情報を料金徴収センターに送信し、料金徴収センターは、受信した処理結果及びID情報に基づいて該車両の所有者に請求書を含んだ情報を送信する。
また、上記自動料金徴収システムにおいて、有料道路に関する情報は、該有料道路が敷かれている位置の情報である。
また、上記自動料金徴収システムにおいて、有料道路に関する情報は、有料道路の出入口の位置情報をさらに含み、該位置情報に、該出入口であることを判定手段に認識させる認識情報を含ませている。
以上のように本発明の情報収集システムによると、車載器から有料道路の使用料に関わる情報を得る為に、有料道路の出口にのみ路側機すなわちゲートを設置すれば良い。従って、本システムを構築するに当たって、導入コストを比較的安価に抑えることができる。また、設置するゲートが最小限に抑えられている為、現状の料金所のシステムから本システムへの移行を比較的容易に行うことができる。
図1は、本発明の実施形態の自動料金徴収システム500の構成を示すブロック図である。以下に、図1を用いて、この自動料金徴収システム500の構成及び作用を説明する。
本実施形態の自動料金徴収システム500は、車載器100を搭載した車両と、該車載器100と無線通信可能であって、有料道路の各出口に設置された路側機200と、該路側機200と有線ネットワークで接続されている料金徴収センター300から構成されている。なお、実際には本システムを利用する車両は多数存在するが、本明細書中では、車載器100を搭載した車両1台のみを示し、説明を簡略化する。また、本システムは多数の路側機から構成されているが、同様の理由により、路側機200のみを示すものとする。また、本システムにおいて、これら多数の路側機と有線ネットワークで接続されている料金徴収センターは、料金徴収センター300のみであるが、他の実施形態ではこのようなセンターを複数設置してもよい。先ず、本システムを構成している車載器100について説明する。
自動料金徴収システム500は、各車両に搭載されている車載器を利用することにより、通常有料道路の出入口に設置されている料金を徴収する為のゲートの設置箇所を削減させつつ、該有料道路の使用料を利用者から自動徴収する機能を果たすシステムである。本システム500を採用することにより、自動徴収システムの導入コストを比較的安価に抑えることが可能となる。また、現状の料金所のシステムから比較的容易にシステムを移行することも可能となる。
車載器100は、GPS(Global Positioning System)モジュール110と、システムコントローラ120と、地図情報130と、走行経路蓄積部140と、ICタグ150から構成されている。
GPSモジュール110はアンテナ112を有している。このアンテナ112は、周知のGPS衛星から発信されているGPS信号を捉えることができる。このアンテナ112により捉えられたGPS信号は、GPSモジュール110に入力される。そしてGPSモジュール110は、入力されたGPS信号からエフェメリス(Ephemeris)等のGPSデータを抽出すると共に複数のGPS衛星に関して得られた擬似距離及び軌道情報に基づいて幾何学的な演算によりGPSモジュール110自身すなわち車両の位置を算出し、システムコントローラ120に出力する。このときGPSモジュール110により算出された車両の位置情報は、例えばWGS-84系座標で表されている。このWGS-84系座標は、システムコントローラ120により、例えば日本測地系座標に変換される。
地図情報130は、各地域に敷かれている有料道路の位置情報を記憶しているメモリである。この地図情報130に記憶されている有料道路の位置情報は、例えば日本測地系座標(すなわち3軸からなる座標)に基づいた位置情報である。具体的に説明すると、この位置情報は、有料道路が敷かれている位置を車両進行方向に沿って所定間隔毎にサンプリングし、サンプリングした各地点の位置情報を上記系の座標で表したものである。
さらに、地図情報130は、有料道路の出入口に相当する座標すなわち位置情報を記憶している。また、これら出入口の位置情報には、システムコントローラ120にその旨を認識させる認識情報がそれぞれ含まれている。なお、地図情報130には、上述した位置情報に限らず、有料道路以外の道路である一般道路の位置情報が含まれていてもよい。この場合、地図情報130には、各道路の位置情報に、有料道路と一般道路とを区別する情報がさらに含まれている。
システムコントローラ120は、GPSモジュール110から出力されてくる車両の現在位置情報に対応する位置情報が地図情報130に記憶されているか否かを常に判定している。すなわちシステムコントローラ120は、常に、車両の現在位置情報と地図情報130に記憶された位置情報とを比較している。また、上述したように、地図情報130に記憶された有料道路の入口に相当する位置情報には、システムコントローラ120にその旨を認識させる入口認識情報が含まれている。そのため、車両が有料道路の入口に到達した場合、システムコントローラ120は、有料道路の入口に相当する位置情報を検出すると共に現在位置が有料道路の入口であることを認識する入口認識信号を読み取り、車両が有料道路に入ったことを認識する。また、車両が有料道路の出口に到達した場合、システムコントローラ120は、同様に、現在位置が有料道路の出口であることを認識する出口認識信号を読み取り、車両が有料道路から出たことを認識する。
車両が有料道路に入ったことを認識した後、システムコントローラ120は、GPSモジュール110が出力する車両の現在位置情報と、地図情報130に記憶された有料道路の位置情報との比較を継続して行う。そしてこれらの位置情報が一致した場合には、車両が有料道路を走行していると判定する。
走行経路蓄積部140は、有料道路上における車両の走行経路情報が蓄積されるメモリである。具体的に説明すると、車両が有料道路を走行していると判定されている場合、システムコントローラ120は、現在の走行経路に該当する有料道路の位置情報を地図情報130から読み出し、読み出した該位置情報を走行経路蓄積部140に書き込む。そのため車両が有料道路を走行している間は、その走行経路の情報が走行経路蓄積部140に蓄積されていく。
ICタグ150は、微小なチップであって、メモリ152と通信部154とコントローラ156から構成されている。メモリ152は、車載器100を搭載している車両の所有者に関するID情報を記憶しているメモリである。ここでいうID情報とは、例えば、車両の所有者の氏名、住所、メールアドレス、口座番号、車種などである。また、通信部154は、外部機器と無線通信する為の通信インターフェースである。本実施形態では、この通信部154は、路側機200と無線通信する機能を果たし、メモリ152に記憶されたID情報と、走行経路蓄積部140に蓄積された走行経路の情報とを路側機200に送信することができる。コントローラ156は、ICタグ150内の信号処理制御を行うものであって、メモリ152から上記ID情報を読み出したり通信部154を用いて外部機器と無線通信したりする機能を果たす。次に、本システムを構成している路側機200について説明する。
路側機200は、有料道路の各出口に設置された、料金を徴収する為のゲートであって、通信部210と、車両検出部220と、課金処理部230と、システムコントローラ240から構成されている。
通信部210は、外部機器と無線通信する為の通信インターフェースである。本実施形態では、この通信部210は、車載器100と無線通信する機能を果たす。
車両検出部220は、例えば赤外線センサで構成されており、路側機200に対する車両の接近を検出することができる。具体的には、車両が路側機200の手前の領域に進入してくると、車両検出部220は該車両の接近を検出する。またこのとき、車両検出部220は、その検出信号をシステムコントローラ240に出力する。
課金処理部230は、車載器100から送信されてくる走行経路の情報に基づいて、該車両に対する有料道路の使用料を算出することができる。上記走行経路の情報とは、上述した走行経路蓄積部140に蓄積された、有料道路上における車両の走行経路の情報である。
この課金処理部230は、各区間における有料道路の料金を記憶したテーブル232と、このテーブル232と走行経路の情報とに基づいて該使用料を算出する算出部234とを有している。この算出部234は、車載器100から送信されてくる走行経路の情報に基づいて、該走行経路の情報と一致する区間の料金をテーブル232にて検索し、該走行経路の情報と一致する料金情報が検出されると、システムコントローラ240に該料金情報を出力する。
システムコントローラ240は、路側機200の信号処理制御を司るものである。以下に、このシステムコントローラ240による信号処理制御を具体的に説明する。
例えば、車両の接近を示す上記の検出信号が車両検出部220から出力されると、システムコントローラ240は、該検出信号の入力をトリガーとして、通信部210を介して、該車両の車載器に、ID情報と走行経路の情報とを要求する信号を送信する。
また、車両に対する有料道路の料金情報が課金処理部230から出力されると、システムコントローラ240は、該料金情報を表示部250に表示させると共に、該料金情報を、通信部210を介して料金徴収センター300に送信する。なお、表示部250は、車両の搭乗者から観察し易い位置に設けられている。すなわち車両の搭乗者は、この表示部250により自身の有料道路の使用料金を確認することができる。また、このような表示部は、路側機200でなく、例えば車載器100に設けられていてもよい。この場合、システムコントローラ240は、通信部210を介して、ID情報及び走行経路の情報に加えて料金情報を車載器100に送信する。次に、本システムを構成している料金徴収センター300について説明する。
料金徴収センター300は、車両の所有者から実際に有料道路の使用料を請求したり徴収したりする施設であって、例えばクレジットカード会社である。この料金徴収センター300は、通信部310と、データベース320と、システムコントローラ330から構成されている。
通信部210は、路側機200と通信する為の通信インターフェースであって、料金徴収センター300は、この通信部210を介して路側機200と有線ネットワークで接続されている。
データベース320は、車載器を搭載した車両の所有者に関する情報をデータベース化し保管している。このデータベース320に保管されている情報は、各車載器のICタグのメモリに記憶されたID情報に対応した情報であって、例えば、車両の所有者の氏名、住所、メールアドレス、口座番号、車種、有料道路の使用料金の支払い履歴などである。
システムコントローラ330は、料金徴収センター300の信号処理制御を司るものである。このシステムコントローラ330は、路側機200から送信されてくる、料金情報、及び該料金情報に関わる車両の所有者のID情報に基づいて、データベース320の中から該ID情報に一致した車両の所有者の情報を検索する。そして検出された該車両の所有者の情報に基づいて、該所有者の口座から有料道路の使用料を引き落としたり、該料金の徴収書や請求書を所有者宛に電子メールや郵便で送信したりすることができる。
図2は、本発明の実施形態の車載器100で行われる走行経路情報処理を示したフローチャートである。このフローチャートでは、最初の段階においては、車両は一般道路を走行しているという前提のもとに示されている。以下に、この図2のフローチャートを説明する。
システムコントローラ120は、GPSモジュール110からリアルタイムに出力されてくる車両の現在位置情報と、地図情報130に記憶されている位置情報とを比較し、地図情報130内に該現在位置情報と一致する位置情報があるかどうかをチェックしている(ステップ1、以下S1とする)。そして該現在位置情報と地図情報130内の位置情報とが一致し、かつ一致した位置情報が有料道路の入口であることを示す入口認識情報を含んでいる場合、システムコントローラ120は、車両が有料道路に入ったことを認識し(S1:Y)、S2に進む。またこのとき、一致した位置情報が該入口認識情報を含んでいない場合、システムコントローラ120は、上記チェックを続行する(S1:N)。
車両が有料道路に入ったことを認識すると、システムコントローラ120は、GPSモジュール110からの現在位置情報と、地図情報130に記憶されている有料道路の位置情報とを比較する(S2)。このとき互いの位置情報が一致した場合(S2:Y)、システムコントローラ120は、一致した有料道路の位置情報を地図情報130から読み取り、この読み取った位置情報を走行経路蓄積部140に書き込み(S3)、S2に戻る。このS2とS3のステップを繰り返すことにより、走行経路蓄積部140に、該車両の有料道路上における走行経路の情報が蓄積されていく。また、互いの位置情報が一致しなかった場合(S2:N)、S4に進む。
S3において、車両の現在位置情報と、地図情報130内の有料道路の位置情報とが一致しなかった場合、車両が、有料道路の入口、出口、一般道路上のいずれかに位置しているか、若しくはGPS信号に誤差が含まれていたかのいずれかに該当する。
S4において、車両の現在位置情報が、地図情報130に記憶されている、有料道路の出口であることを示す出口認識情報を含んだ位置情報と一致している場合、システムコントローラ120は、車両が有料道路から出たことを認識し(S4:Y)、S5に進む。また、上記以外の場合、すなわちシステムコントローラ120が出口認識情報を読み込まなかった場合(S4:N)、S6に進む。
S5において、車両は、有料道路の出口に到達している為、該出口に設置されている路側機200を通過することになる。車両が路側機200を通過する際、この路側機200は、該車両に対してID情報及び走行経路の情報を要求する。従って、システムコントローラ120は、この要求信号に基づいて、ID情報及び走行経路の情報を路側機200に送信し(S5)、処理を終了する。
また、S6において、システムコントローラ120は、車両の現在位置情報と地図情報130の有料道路の位置情報とが一致していない時間をカウントし、所定時間以内に互いの位置情報が一致すると、S2の処理において、GPS信号に誤差が含まれていたと判定し(S6:Y)、S2に戻る。また、所定時間経過しても互いの位置情報が一致しない場合、例えばS1などの前のステップでエラーがあったと判定し(S6:N)、処理を終了する。なお、この所定時間とは、例えば一秒にも満たない僅かな時間である。
以上のようにID情報及び走行経路の情報が車載器100から路側機200に送信され、路側機200において料金計算がなされ、料金徴収センター300において該料金に応じた自動引き落としなどの処理が行われる。
なお、GPSモジュール110がGPS信号を受信できない可能性のある経路(例えば、道路の高架下やトンネル等)を車両が走行する場合、所定のアルゴリズムで該経路の情報を補完することができる。以下に、該経路における車両の走行経路情報の補完方法について説明する。
車載器100は、地図情報130内に、道路の高架下やトンネルが設置されている位置情報を記憶している。車両が、上述の位置情報に該当する、高架下に潜り込む位置やトンネルの入口に該当する位置を通過した直後にGPS信号を受信できない状態となった場合、システムコントローラ120は、エラー、もしくは該車両が高架下やトンネルに進入したと判定する。そして車両が高架下に潜り込む位置やトンネルの入口に該当する位置に対応する位置(すなわち該高架下を抜ける位置や該トンネルの出口に該当する位置)に出て再びGPS信号を受信できるようになった場合、システムコントローラ120は、該車両が高架下やトンネルを走行したと判定し、受信できなかった経路の情報を補完するように走行経路蓄積部140に蓄積する。また、車両が上記対応する位置と異なる位置に出てGPS信号を受信した場合、システムコントローラ120は、エラーと判定する。すなわち上述の判定方法によると、車載器100は、受信できなくなった位置と、再び受信できるようになった位置との2つの位置に基づいて、これらの間の経路を特定している。なお、車載器100を料金徴収センター300に、地図情報130をデータベース320に置き換えて上述の判定処理を実行するようにしてもよい。
また、道路の高架下やトンネル等のGPS信号を受信できない場所にアンテナを設置する方法もある。この場合、GPSモジュール110は、該アンテナを介してGPS信号を受信することができる。
以上が本発明の実施形態である。本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく様々な範囲で変形が可能である。
なお、本実施形態において、路側機200から料金徴収センター300には、ID情報及び料金情報が送信されているが、これらID情報及び料金情報に加えて、走行経路の情報を送信するように路側機200を設定してもよい。この実施形態によると、料金徴収センター300は、受信した走行経路の情報を参照して、例えば有料道路の各地域における渋滞状況を解析することができる。
また、本実施形態において、車載器100は、走行経路蓄積部140に走行経路の情報を蓄積しているが、有料道路の入口及び出口のみを記憶するようにしてもよい。この実施形態では、車載器100が記憶すべき有料道路に関する情報を最小限に抑えることができる。
本発明の実施形態の自動料金徴収システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の車載器で行われる走行経路情報処理を示したフローチャートである。
符号の説明
100 車載器
110 GPSモジュール
140 経路情報蓄積部
150 ICタグ
200 路側機
300 料金徴収センター

Claims (7)

  1. 位置情報を取得する為のGPSレシーバと、該GPSレシーバによる位置情報に対応した道路情報であって、少なくとも有料道路に関する情報を含んだ道路情報と、該道路情報と前記位置情報とを比較して有料道路上に位置しているか否かを判定する判定手段と、該判定手段の判定結果に応じて車両の有料道路上における走行経路情報を蓄積する走行経路蓄積手段と、を有した無線通信可能な車載器を搭載した車両と、
    有料道路の各出口に設置された、無線通信可能な路側機であって、前記車両の接近を検出する検出手段と、前記走行経路情報に基づいて課金処理を行う課金処理手段と、を有した路側機と、を備えた自動料金徴収システムであって、
    前記検出手段が車両の接近を検出すると、前記路側機は該車載器にアクセスし、
    アクセスされた車載器は、前記走行経路蓄積手段により蓄積された走行経路情報を前記路側機に送信し、
    前記課金処理手段は、受信した走行経路情報に基づいて課金処理を実行すること、を特徴とする自動料金徴収システム。
  2. 前記走行経路蓄積手段は、前記道路情報と前記位置情報とが一致したとき、走行経路情報を蓄積すること、を特徴とする請求項1に記載の自動料金徴収システム。
  3. 前記車載器は、前記走行経路情報蓄積中に前記道路情報と前記位置情報との一致が所定時間より長く途切れると、該蓄積処理を終了させること、を特徴とする請求項2に記載の自動料金徴収システム。
  4. 前記車載器は、前記走行経路情報蓄積中に前記道路情報と前記位置情報とが一致しなくなった場合、所定時間以内に互いの情報が一致すると、該蓄積処理を継続させること、を特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載の自動料金徴収システム。
  5. 前記路側機とネットワークで接続された料金徴収センターをさらに備えた自動料金徴収システムであって、
    前記車載器はID情報をさらに有しており、
    前記路側機にアクセスされた車載器は、前記ID情報を前記路側機に送信し、
    前記路側機は、前記課金処理結果と共に前記ID情報を料金徴収センターに送信し、
    前記料金徴収センターは、受信した処理結果及び前記ID情報に基づいて該車両の所有者に請求書を含んだ情報を送信すること、を特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の自動料金徴収システム。
  6. 前記有料道路に関する情報は、該有料道路が敷かれている位置の情報であること、を特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の自動料金徴収システム。
  7. 前記有料道路に関する情報は、有料道路の出入口の位置情報をさらに含み、該位置情報に、該出入口であることを前記判定手段に認識させる認識情報を含ませていること、を特徴とする請求項6に記載の自動料金徴収システム。
JP2004105370A 2004-03-31 2004-03-31 自動料金徴収システム Pending JP2005293071A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004105370A JP2005293071A (ja) 2004-03-31 2004-03-31 自動料金徴収システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004105370A JP2005293071A (ja) 2004-03-31 2004-03-31 自動料金徴収システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005293071A true JP2005293071A (ja) 2005-10-20

Family

ID=35325952

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004105370A Pending JP2005293071A (ja) 2004-03-31 2004-03-31 自動料金徴収システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005293071A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016157205A (ja) * 2015-02-23 2016-09-01 株式会社東芝 経路判定装置および経路判定方法
JP2017120580A (ja) * 2015-12-28 2017-07-06 株式会社東芝 通行料金通知システム、車両側通行料金通知装置、および通行料金通知方法
JP2019103005A (ja) * 2017-12-04 2019-06-24 トヨタ自動車株式会社 車載システム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09319904A (ja) * 1996-05-31 1997-12-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 料金収受システム及び料金徴収用車載機
JP2002024885A (ja) * 2000-07-03 2002-01-25 Nec Corp 通行料金決済システム、運行管理システム、方法、および記録媒体
JP2004062540A (ja) * 2002-07-29 2004-02-26 Nec Saitama Ltd 有料道路料金徴収システム及びその徴収方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09319904A (ja) * 1996-05-31 1997-12-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 料金収受システム及び料金徴収用車載機
JP2002024885A (ja) * 2000-07-03 2002-01-25 Nec Corp 通行料金決済システム、運行管理システム、方法、および記録媒体
JP2004062540A (ja) * 2002-07-29 2004-02-26 Nec Saitama Ltd 有料道路料金徴収システム及びその徴収方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016157205A (ja) * 2015-02-23 2016-09-01 株式会社東芝 経路判定装置および経路判定方法
JP2017120580A (ja) * 2015-12-28 2017-07-06 株式会社東芝 通行料金通知システム、車両側通行料金通知装置、および通行料金通知方法
JP2019103005A (ja) * 2017-12-04 2019-06-24 トヨタ自動車株式会社 車載システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5517393B2 (ja) 移動体課金システム、移動体課金システムによる移動体課金方法
US9460429B2 (en) GPS-based toll collection system and method
KR101368109B1 (ko) 요금 징수 시스템
JP2004259052A (ja) 課金情報通知システム
EP2402912A1 (en) Charging system, charging method, controller and program
JP3902013B2 (ja) 料金収受システム、車載器、料金収受方法
CN102652323B (zh) 车载器以及收费系统
JP4648258B2 (ja) 料金収受システムおよび料金収受装置ならびに車載器
JP4152180B2 (ja) 自動料金収受システム
JP3009593B2 (ja) 道路課金システム
JP4297458B2 (ja) ナビゲーションシステム及び方法並びにナビゲーション用ソフトウェアを記録した記録媒体
JP2014056412A (ja) 車両通行制御システム、車載器、通行料金処理装置
JP2005293071A (ja) 自動料金徴収システム
RU2417447C2 (ru) Способ контроля для обнаружения отклонений геообъектов
KR101024786B1 (ko) 차량 탑재기
JP6159180B2 (ja) タクシーメータ
JP2007183752A (ja) 車両用課金処理システム
JP3506140B2 (ja) 有料道路の自動料金収受システム及びその車載機
JP2001093012A (ja) 通信装置及びそれを用いた料金システム
JP2009085962A (ja) ナビゲーションシステム及び方法並びにナビゲーション用ソフトウェアを記録した記録媒体
CN107067479A (zh) 一种用于收费车辆的系统
KR100495784B1 (ko) Gps를 이용한 전자식 요금징수 시스템 및 방법
JP2005202848A (ja) 有料道路の自動料金収受システム及びetc車載器
ITAN20100154A1 (it) Procedura di autenticazione geografica dell'identificazione automatica di autoveicoli ai fini dell'esazione dei pedaggi stradali e di altre procedure automatiche di gestione della mobilita'.
JP2001291125A (ja) タクシ用料金算出システム及び、通過判断方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050929

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20051125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051121

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060302

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091222

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100413