JP2005283881A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 転写ローラユニットを損傷させることをなく転写位置に装着することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】 通過路2bの両対向壁60においてプロセスカートリッジ用案内溝61内には、上記幅方向外方に向かって更に窪んだ転写ローラ用案内溝65が形成されている。この転写ローラ用案内溝65は、開口部2cから転写位置Xの上方位置に向かって下方に傾斜し当該上方位置から転写位置Xに向かって真下に屈曲し、かつ、全長に亘って同じ幅になるよう形成されている。そして、転写ローラ用案内溝65は、転写ローラ26を挿入方向に直交した状態でローラ軸26aの端部26cがそれぞれ挿入されて支持されるように設定されている。
【選択図】 図3
Description
本発明は、像担持体に形成されたトナー像を被記録媒体に転写するための転写ローラユニットが着脱可能に装着される画像形成装置に関する。
画像形成装置の中には、転写ローラ及び像担持体を一体的に備えたプロセスカートリッジを装置本体に対して着脱可能とし交換できる構成のものもあるが、下記特許文献1に示すように、転写ローラを上記プロセスカートリッジとは別体の転写ローラユニットとして装置本体に着脱可能とし単独で交換できる構成のものがある。
ここで、転写ローラユニットを装置本体に装着する場合、通常、転写ローラユニットを装置本体に形成された開口部から内部に挿入しその奥側に位置する所定の転写位置に装着しなければならない。転写ローラは一般に機械的強度が弱く表面に傷や指紋等が付くと転写性能に影響を与え画像形成の品質低下を招くおそれがあり、極力、その表面に作業者の手が触れたり他の内部部品が接触しないように転写ローラユニットを転写位置まで挿入する必要がある。
ここで、転写ローラユニットを装置本体に装着する場合、通常、転写ローラユニットを装置本体に形成された開口部から内部に挿入しその奥側に位置する所定の転写位置に装着しなければならない。転写ローラは一般に機械的強度が弱く表面に傷や指紋等が付くと転写性能に影響を与え画像形成の品質低下を招くおそれがあり、極力、その表面に作業者の手が触れたり他の内部部品が接触しないように転写ローラユニットを転写位置まで挿入する必要がある。
下記特許文献1では、転写ローラを支持する転写ガイドを設け、この転写ガイドの状態を変換することで、転写ローラを転写軸受けに設置した状態と、転写軸受けから離脱した状態とに変位させる構成が開示されている。
特開2001−201960公報
しかし、上記特許文献1の構成では、転写位置付近の視認性が悪い奥側で転写ガイドの操作をする必要があり、結局、その奥側まで転写ローラユニットを挿入する際に、やはり表面に他の内部部品が接触したりするという問題が生じる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、転写ローラユニットを損傷させることをなく転写位置に装着することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明に係る画像形成装置は、像担持体に形成されたトナー像を被記録媒体に転写するための転写ローラユニットと、開口部を有し、当該開口部から内部に挿入された前記転写ローラユニットが、被記録媒体に前記トナー像を転写可能な転写位置に装着される装置本体と、を備え、前記装置本体の内部において前記開口部側から前記転写位置まで前記転写ローラユニットを通過させる通過路の対向壁のそれぞれには、前記転写ローラユニットの端部と係合し、前記転写ローラユニットを前記開口部側から前記転写位置へと案内可能な案内係合部が形成されていることを特徴とする。
<用語説明>
本発明で「像担持体」には、感光ドラム(感光体)だけでなく、中間転写体も含まれる。
「画像形成装置」には、レーザプリンタ等の複写機だけでなく、ファクシミリ装置や、プリンタ機能及びスキャナ機能等を備えた複合機も含まれる。
「転写ローラユニット」には、転写ローラ単体だけでなく、その転写ローラとそれを両端で回転可能に保持するホルダとを備えた転写ローラユニットであってもよい。
「転写ローラユニットの端部」は、転写ローラユニットが転写ローラ単体の場合は、転写ローラの軸体の端部、転写ローラユニットが上記転写ローラユニットの場合は、ホルダの端部、或いは、ホルダの端面から突出した突出部(転写ローラの軸体の端部を含む)であってもよい。
「案内係合部」には、例えば転写ローラユニットの端部と係合可能な案内溝や段差部などが含まれる。
本発明で「像担持体」には、感光ドラム(感光体)だけでなく、中間転写体も含まれる。
「画像形成装置」には、レーザプリンタ等の複写機だけでなく、ファクシミリ装置や、プリンタ機能及びスキャナ機能等を備えた複合機も含まれる。
「転写ローラユニット」には、転写ローラ単体だけでなく、その転写ローラとそれを両端で回転可能に保持するホルダとを備えた転写ローラユニットであってもよい。
「転写ローラユニットの端部」は、転写ローラユニットが転写ローラ単体の場合は、転写ローラの軸体の端部、転写ローラユニットが上記転写ローラユニットの場合は、ホルダの端部、或いは、ホルダの端面から突出した突出部(転写ローラの軸体の端部を含む)であってもよい。
「案内係合部」には、例えば転写ローラユニットの端部と係合可能な案内溝や段差部などが含まれる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記転写ローラユニットは、その転写ローラの軸方向が前記開口部からの挿入方向に対して直交した状態で案内されて前記転写位置に装着されることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、前記案内係合部は、前記開口部側から前記転写位置に向かって下方に傾斜していることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記転写ローラユニットの端部と前記案内係合部との間には、前記転写ローラユニットの案内過程において、前記端部と前記各案内係合部との係合状態を維持するための脱落防止機構が設けられていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載の画像形成装置において、前記案内係合部は、前記転写ローラユニットの端部の先端部分と係合する案内溝または案内段差部で構成され、前記脱落防止機構は、前記対向壁のうち前記案内溝または前記案内段差部の周囲壁に当接し、前記転写ローラユニットの長手方向と、前記案内係合部による転写ローラユニットの案内方向とがなす角度を所定範囲内に規制する規制部材を前記転写ローラユニットの端部にそれぞれ設けた構成であることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像形成装置において、前記装置本体は、前記像担持体を有するプロセスカートリッジが、前記開口部から内部に挿入され、前記転写位置に装着された前記転写ローラユニットの転写ローラと前記像担持体とが接触可能な画像形成位置に装着される構成とされ、前記案内係合部は、前記転写ローラユニットの端部だけでなく前記プロセスカートリッジの端部とも係合し、当該プロセスカートリッジを前記開口部側から前記画像形成位置へと案内する構成であることを特徴とする。
<用語説明>
「プロセスカートリッジの端部」には、例えば、プロセスカートリッジのフレームの端部、そのフレームの端面からそれぞれ突出する像担持体や現像ローラ等の回転軸体の端部などが含まれる。
<用語説明>
「プロセスカートリッジの端部」には、例えば、プロセスカートリッジのフレームの端部、そのフレームの端面からそれぞれ突出する像担持体や現像ローラ等の回転軸体の端部などが含まれる。
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像形成装置において、前記装置本体は、前記像担持体を有するプロセスカートリッジが、前記開口部から内部に挿入され、前記転写位置に装着された前記転写ローラユニットの転写ローラと前記像担持体とが接触可能な画像形成位置に装着される構成とされ、転写ローラユニット用の前記案内係合部とは別に、前記通過路の対向壁のそれぞれには、前記プロセスカートリッジの端部と係合し、前記プロセスカートリッジを前記開口部側から前記画像形成位置へと案内可能なプロセスカートリッジ用の案内係合部が形成され、前記転写ローラユニット用の案内係合部が前記プロセスカートリッジの端部と係合不能な構成、または/及び、前記プロセスカートリッジ用の案内係合部が前記転写ローラユニットの端部と係合不能な構成であることを特徴とする。
<用語説明>
上記「係合不能な構成には、例えば次の構成が含まれる。
(a)転写ローラユニットの両端部間の長さとプロセスカートリッジの両端部間の長さとが異なり、それぞれに対応して転写ローラユニット用の案内係合部の離間距離とプロセスカートリッジ用の案内係合部の離間距離が異なる構成。
(b)転写ローラユニットの端部及び転写ローラユニット用の案内係合部の係合形状や大きさと、プロセスカートリッジの端部及びプロセスカートリッジ用の案内係合部の係合形状や大きさとが互いに異なる構成。
また、「プロセスカートリッジ用の案内係合部」には、例えばプロセスカートリッジの端部と係合可能な案内溝や段差部などが含まれる。
上記「係合不能な構成には、例えば次の構成が含まれる。
(a)転写ローラユニットの両端部間の長さとプロセスカートリッジの両端部間の長さとが異なり、それぞれに対応して転写ローラユニット用の案内係合部の離間距離とプロセスカートリッジ用の案内係合部の離間距離が異なる構成。
(b)転写ローラユニットの端部及び転写ローラユニット用の案内係合部の係合形状や大きさと、プロセスカートリッジの端部及びプロセスカートリッジ用の案内係合部の係合形状や大きさとが互いに異なる構成。
また、「プロセスカートリッジ用の案内係合部」には、例えばプロセスカートリッジの端部と係合可能な案内溝や段差部などが含まれる。
請求項8の発明は、請求項7に記載の画像形成装置において、前記プロセスカートリッジ用の案内係合部は、前記開口部側から前記画像形成位置へ向かって下方に傾斜していることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項6ないし請求項8のいずれかに記載の画像形成装置において、前記プロセスカートリッジは、その像担持体の軸方向が前記開口部からの挿入方向に対して直交した状態で案内されて前記画像形成位置に装着されることを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項6ないし請求項9のいずかに記載の画像形成装置において、前記プロセスカートリッジの案内過程において、前記転写ローラユニットに対しその転写ローラユニットの挿入方向の後方から前記プロセスカートリッジの一部が当接可能な構成になっていることを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の画像形成装置において、前記転写ローラユニットは、転写ローラ単体であり、前記端部は前記転写ローラ単体のローラ軸体の端部であることを特徴する。
<請求項1,2の発明>
本構成によれば、転写ローラユニットは、その各端部に係合する案内係合部によって開口部から転写位置へと案内されるため、転写ローラユニットの交換作業の際に、転写ローラユニットが装置本体内部の他の部品に接触することを規制できる。
本構成によれば、転写ローラユニットは、その各端部に係合する案内係合部によって開口部から転写位置へと案内されるため、転写ローラユニットの交換作業の際に、転写ローラユニットが装置本体内部の他の部品に接触することを規制できる。
<請求項3の発明>
本構成によれば、案内係合部は、開口部側から転写位置に向かって下方に傾斜しているから、転写ローラユニットの各端部を案内係合部の開口部側にそれぞれ係合させれば転写ローラユニットは自重で転写位置へと案内されることになり、交換作業の利便性がより高まる。
本構成によれば、案内係合部は、開口部側から転写位置に向かって下方に傾斜しているから、転写ローラユニットの各端部を案内係合部の開口部側にそれぞれ係合させれば転写ローラユニットは自重で転写位置へと案内されることになり、交換作業の利便性がより高まる。
<請求項4の発明>
本構成によれば、転写ローラユニットの案内過程において、その各端部と各案内係合部との係合状態を維持するための脱落防止機構が設けられているから、転写ローラユニットを、転写位置に装着可能な姿勢を維持しつつ容易に案内することができる。
本構成によれば、転写ローラユニットの案内過程において、その各端部と各案内係合部との係合状態を維持するための脱落防止機構が設けられているから、転写ローラユニットを、転写位置に装着可能な姿勢を維持しつつ容易に案内することができる。
<請求項5の発明>
本構成によれば、規制部材が転写ローラユニットの端部にそれぞれ設けられ、案内過程において、上記規制部材と案内溝または案内段差部の周囲壁との当接によって、転写ローラユニットは、その長手方向(転写ローラの軸方向)と、案内係合部による転写ローラユニットの案内方向とがなす角度を所定範囲内に規制されつつ案内される。
このように、本構成であれば、規制部材を転写ローラユニットの各端部に設けるという比較的に簡単な構成で、転写ローラが所定範囲以上傾いた状態で案内されること、ひいては、転写ローラの端部が案内係合部から脱落することを防止できる。
本構成によれば、規制部材が転写ローラユニットの端部にそれぞれ設けられ、案内過程において、上記規制部材と案内溝または案内段差部の周囲壁との当接によって、転写ローラユニットは、その長手方向(転写ローラの軸方向)と、案内係合部による転写ローラユニットの案内方向とがなす角度を所定範囲内に規制されつつ案内される。
このように、本構成であれば、規制部材を転写ローラユニットの各端部に設けるという比較的に簡単な構成で、転写ローラが所定範囲以上傾いた状態で案内されること、ひいては、転写ローラの端部が案内係合部から脱落することを防止できる。
<請求項6,9の発明>
本構成によれば、案内係合部は、転写ローラユニットだけでなくプロセスカートリッジの端部とも係合し当該プロセスカートリッジを開口部側から画像形成位置へと案内できる構成になっている。即ち、転写ローラユニットとプロセスカートリッジとを共通の案内係合部によってそれぞれの装着位置(転写位置、画像形成位置)へと案内する構成にすることで、転写ローラユニットとプロセスカートリッジとで別々の案内係合部を設けた構成に比べて案内係合部の形成範囲の省スペース化を図ることができる。
本構成によれば、案内係合部は、転写ローラユニットだけでなくプロセスカートリッジの端部とも係合し当該プロセスカートリッジを開口部側から画像形成位置へと案内できる構成になっている。即ち、転写ローラユニットとプロセスカートリッジとを共通の案内係合部によってそれぞれの装着位置(転写位置、画像形成位置)へと案内する構成にすることで、転写ローラユニットとプロセスカートリッジとで別々の案内係合部を設けた構成に比べて案内係合部の形成範囲の省スペース化を図ることができる。
<請求項7,9の発明>
本構成によれば、転写ローラユニット用の案内係合部がプロセスカートリッジの端部と係合不能な構成、または/及び、プロセスカートリッジ用の案内係合部が転写ローラユニットの端部と係合不能な構成になっている。これにより、転写ローラユニットまたはプロセスカートリッジが、それ専用の案内係合部と異なる案内係合部に係合され装着位置に装着されてしまうことを防止できる。
なお、通常、転写ローラユニットの方がプロセスカートリッジよりも先に装置本体に装着されるため、少なくともプロセスカートリッジ用の案内係合部を転写ローラユニットの端部と係合不能な構成とすることが望ましい。
本構成によれば、転写ローラユニット用の案内係合部がプロセスカートリッジの端部と係合不能な構成、または/及び、プロセスカートリッジ用の案内係合部が転写ローラユニットの端部と係合不能な構成になっている。これにより、転写ローラユニットまたはプロセスカートリッジが、それ専用の案内係合部と異なる案内係合部に係合され装着位置に装着されてしまうことを防止できる。
なお、通常、転写ローラユニットの方がプロセスカートリッジよりも先に装置本体に装着されるため、少なくともプロセスカートリッジ用の案内係合部を転写ローラユニットの端部と係合不能な構成とすることが望ましい。
<請求項8の発明>
本構成によれば、プロセスカートリッジ用の案内係合部は、開口部側から画像形成位置に向かって下方に傾斜しているから、プロセスカートリッジの端部を案内係合部の開口部側に係合させればプロセスカートリッジは自重で画像形成位置へと案内されることになり、交換作業の利便性がより高まる。
本構成によれば、プロセスカートリッジ用の案内係合部は、開口部側から画像形成位置に向かって下方に傾斜しているから、プロセスカートリッジの端部を案内係合部の開口部側に係合させればプロセスカートリッジは自重で画像形成位置へと案内されることになり、交換作業の利便性がより高まる。
<請求項10の発明>
本構成によれば、例えば転写ローラユニットが開口部側から転写位置までの間の通過路途中に留まっている場合であっても、後から挿入されるプロセスカートリッジによって転写ローラユニットが押されて転写位置まで案内することができる。従って、案内係合部が開口部側から転写位置まで水平に形成されている構成や、上方に傾斜している構成であっても転写ローラユニットを確実に転写位置まで案内することができる。
本構成によれば、例えば転写ローラユニットが開口部側から転写位置までの間の通過路途中に留まっている場合であっても、後から挿入されるプロセスカートリッジによって転写ローラユニットが押されて転写位置まで案内することができる。従って、案内係合部が開口部側から転写位置まで水平に形成されている構成や、上方に傾斜している構成であっても転写ローラユニットを確実に転写位置まで案内することができる。
<請求項11の発明>
転写ローラユニットがホルダを備えない転写ローラ単体である場合、転写ローラのローラ表面全体が外部に露出することになり、このローラ表面に作業者の手が触れたり装置本体内部の他の部品と接触する可能性が高くなる。従って、このような構成に対して上記各発明を適用することは特に有用である。
転写ローラユニットがホルダを備えない転写ローラ単体である場合、転写ローラのローラ表面全体が外部に露出することになり、このローラ表面に作業者の手が触れたり装置本体内部の他の部品と接触する可能性が高くなる。従って、このような構成に対して上記各発明を適用することは特に有用である。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1から図5によって説明する。
1.本実施形態の構成
図1は、本発明の画像形成装置としてのレーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。図1において、レーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に、被記録媒体としての用紙3を給紙するためのフィーダユニット4や、給紙された用紙3に所定の画像を形成するための画像形成ユニット5などを備えている。
本発明の実施形態1を図1から図5によって説明する。
1.本実施形態の構成
図1は、本発明の画像形成装置としてのレーザプリンタの一実施形態を示す要部側断面図である。図1において、レーザプリンタ1は、本体ケーシング2内に、被記録媒体としての用紙3を給紙するためのフィーダユニット4や、給紙された用紙3に所定の画像を形成するための画像形成ユニット5などを備えている。
ここで、本実施形態では、後述するように、プロセスカートリッジ12と、転写ローラ26とは互いに別体とされており、それらはレーザプリンタ1の装置本体1a(レーザプリンタ1の構成のうち上記プロセスカートリッジ12及び転写ローラ26を取り除いた構成)に対して互いに独立的に着脱可能となっている。また、本体ケーシング2の一側面側(図1で紙面右側面)には、下端部を中心に回動可能に設けられた開閉扉2aが設けられている(図1,3参照)。そして、この開閉扉2aを開けると上記プロセスカートリッジ12及び転写ローラ26を、後述する転写位置X及び画像形成位置Yまで挿入させるための通過路2bが開口形成されている。この通過路2bの開口端が本発明の開口部(以下、「開口部2c」)に相当する。
(1)フィーダユニットの構成
フィーダユニット4は、本体ケーシング2内の底部に、着脱可能に装着される給紙トレイ43と、給紙トレイ43内に設けられた用紙押圧板6と、給紙トレイ43の一端側端部の上方に設けられる給紙ローラ7および給紙パッド8と、給紙ローラ7に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられるレジストローラ9と、を備えている。
フィーダユニット4は、本体ケーシング2内の底部に、着脱可能に装着される給紙トレイ43と、給紙トレイ43内に設けられた用紙押圧板6と、給紙トレイ43の一端側端部の上方に設けられる給紙ローラ7および給紙パッド8と、給紙ローラ7に対し用紙3の搬送方向の下流側に設けられるレジストローラ9と、を備えている。
用紙押圧板6は、用紙3を積層状にスタック可能とされ、給紙ローラ7に対して遠い方の端部が揺動可能に支持されるとともに、近い方の端部が上下方向に回動可能とされており、また、その裏側から図示しないばねによって上方向に付勢されている。そのため、用紙押圧板6は、用紙3の積層量が増えるに従って、給紙ローラ7に対して遠い方の端部を支点として、ばねの付勢力に抗して下向きに回動される。給紙ローラ7および給紙パッド8は、互いに対向状に配設され、給紙パッド8の裏側に配設されるばね10によって、給紙パッド8が給紙ローラ7に向かって押圧されている。
用紙押圧板6上の最上位にある用紙3は、用紙押圧板6の裏側から図示しないばねによって給紙ローラ7に向かって押圧され、その給紙ローラ7の回転によって給紙ローラ7と給紙パッド8とで挟まれた後、1枚毎に給紙される。給紙された用紙3は、給紙ローラ7によってレジストローラ9に送られる。レジストローラ9は、本体ケーシング2側に設けられる駆動ローラ44と、後述するプロセスカートリッジ12側に設けられる従動ローラ45との2つのローラから構成されており、給紙ローラ7から送られてくる用紙3を、これら駆動ローラ44および従動ローラ45で挟み、所定のレジスト後に、画像形成ユニット5に送るようにしている。
(2)画像形成ユニットの構成
画像形成ユニット5は、スキャナユニット11、プロセスカートリッジ12、転写ローラ26、定着ユニット13などを備えている。
(a)スキャナユニットの構成
スキャナユニット11は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)、回転駆動されるポリゴンミラー14、レンズ15,16、反射鏡17,18,19などを備えており、レーザ発光部から発光される所定の画像データに基づくレーザビームを、鎖線で示すように、ポリゴンミラー14、レンズ15、反射鏡17,18、レンズ16、反射鏡19の順に通過あるいは反射させて、後述するプロセスカートリッジ12の感光ドラム21(本発明の「像担持体」)の表面上に高速走査にて照射させている。
画像形成ユニット5は、スキャナユニット11、プロセスカートリッジ12、転写ローラ26、定着ユニット13などを備えている。
(a)スキャナユニットの構成
スキャナユニット11は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず。)、回転駆動されるポリゴンミラー14、レンズ15,16、反射鏡17,18,19などを備えており、レーザ発光部から発光される所定の画像データに基づくレーザビームを、鎖線で示すように、ポリゴンミラー14、レンズ15、反射鏡17,18、レンズ16、反射鏡19の順に通過あるいは反射させて、後述するプロセスカートリッジ12の感光ドラム21(本発明の「像担持体」)の表面上に高速走査にて照射させている。
(b)プロセスカートリッジの構成
次に、図2に基づいてプロセスカートリッジ12を説明する。なお、このプロセスカートリッジ12は、同図に示すように、転写ローラ26を備えておらず、転写ローラ26は転写ローラ26としてプロセスカートリッジ12とは別体とされている。つまり、転写ローラ26は、プロセスカートリッジ12とは独立的に装置本体1aに対して着脱可能となっている。
次に、図2に基づいてプロセスカートリッジ12を説明する。なお、このプロセスカートリッジ12は、同図に示すように、転写ローラ26を備えておらず、転写ローラ26は転写ローラ26としてプロセスカートリッジ12とは別体とされている。つまり、転写ローラ26は、プロセスカートリッジ12とは独立的に装置本体1aに対して着脱可能となっている。
図2は、プロセスカートリッジ12を拡大して示す側断面図である。同図において、プロセスカートリッジ12は、スキャナユニット11の下方に配設され、本体ケーシング2に対して着脱自在に装着されるドラムカートリッジ20内に、感光ドラム21、現像カートリッジ36、スコロトロン型帯電器25などを備えている。現像カートリッジ36は、ドラムカートリッジ20に対して着脱自在に装着されており、現像ローラ22、層厚規制ブレード23、供給ローラ24およびトナーボックス27などを備えている。
トナーボックス27内には、現像剤として、正帯電性の非磁性1成分のトナーが充填されている。このトナーとしては、重合性単量体、たとえば、スチレンなどのスチレン系単量体や、アクリル酸、アルキル(C1〜C4)アクリレート、アルキル(C1〜C4)メタアクリレートなどのアクリル系単量体を、懸濁重合などの公知の重合方法によって共重合させることにより得られる重合トナーが使用されている。このような重合トナーは、球状をなし、流動性が極めて良好である。なお、このようなトナーには、カーボンブラックなどの着色剤やワックスなどが配合されるとともに、流動性を向上させるために、シリカなどの外添剤が添加されている。その粒子径は、約6〜10μm程度である。
そして、トナーボックス27内のトナーは、トナーボックス27の中心に設けられる回転軸28に支持されるアジテータ29により攪拌されて、トナーボックス27の側部に開口されたトナー供給口30から放出される。なお、トナーボックス27の側壁には、トナーの残量検知用の窓(図示せず)が設けられており、回転軸28に支持されたクリーナ39によって清掃される。
トナー供給口30の側方位置には、供給ローラ24が矢印方向(反時計方向)に回転可能に配設されており、また、この供給ローラ24に対向して、現像ローラ22が矢印方向(反時計方向)に回転可能に配設されている。そして、これら供給ローラ24と現像ローラ22とは、そのそれぞれがある程度圧縮するような状態で互いに当接されている。
供給ローラ24は、金属製のローラ軸に、導電性の発泡材料からなるローラが被覆されている。また、現像ローラ22は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料からなるローラが被覆されている。より具体的には、現像ローラ22のローラ部分は、カーボン微粒子などを含む導電性のウレタンゴムまたはシリコーンゴムからなるローラ本体の表面に、フッ素が含有されているウレタンゴムまたはシリコーンゴムのコート層が被覆されている。なお、現像ローラ22には、感光ドラム21に対して、所定の現像バイアスが印加されている。
また、現像ローラ22の近傍には、層厚規制ブレード23が配設されている。この層厚規制ブレード23は、金属の板ばね材からなるブレード本体37と、ブレード本体37の先端部に設けられ、絶縁性のシリコーンゴムからなる断面半円形状の押圧部38とを備えており、ブレード本体37における押圧部38と反対側の端部が、現像ローラ22の近くにおいて現像カートリッジ36に支持されるとともに、押圧部38がブレード本体37の弾性力によって現像ローラ22上に圧接されるように構成されている。
そして、トナー供給口30から放出されるトナーは、供給ローラ24の回転により、現像ローラ22に供給され、この時、供給ローラ24と現像ローラ22との間で正に摩擦帯電され、さらに、現像ローラ22上に供給されたトナーは、現像ローラ22の回転に伴って、層厚規制ブレード23の押圧部38と現像ローラ22との間に進入し、ここでさらに十分に摩擦帯電されて、一定厚さの薄層として現像ローラ22上に担持される。
感光ドラム21は、現像ローラ22の側方位置において、所定の間隔を隔てて現像ローラ22に対向するような状態で、矢印方向(時計方向)に回転可能に配設されている。この感光ドラム21は、ドラム本体が接地されるとともに、その表面部分がポリカーボネートなどから構成される正帯電性の感光層により形成されている。
スコロトロン型帯電器25は、感光ドラム21の上方に、感光ドラム21に接触しないように、所定の間隔を隔てて配設されている。このスコロトロン型帯電器25は、タングステンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光ドラム21の表面を一様に正極性に帯電させるように構成されている。
そして、感光ドラム21の表面は、スコロトロン型帯電器25により一様に正帯電された後、スキャナユニット11からのレーザービームの高速走査により露光され、所定の画像データに基づく静電潜像が形成される。次いで、現像ローラ22の回転により、現像ローラ22上に担持されかつ正帯電されているトナーが、感光ドラム21に対向して接触する時に、感光ドラム21の表面上に形成される静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光ドラム21の表面のうち、レーザービームによって露光され電位が下がっている部分に供給され、選択的に担持されることによって可視像化され、これによって現像(トナー像の形成)が達成される。
また、ドラムカートリッジ20の前側下端部からは、斜め上方に延びるブラシ支持板51が一体的に形成されている。このブラシ支持板51に、クリーニングブラシ52が設けられている。クリーニングブラシ52は、ブラシホルダ53およびブラシ54を備えている。ブラシホルダ53は、各ブラシ支持板51の間に架設されており、ブラシ54は、このブラシホルダ53に、感光ドラム21と対向接触するように設けられている。ブラシ54は、導電性部材から構成されており、装置本体1aに備えられた図示しない高電圧電源回路からバイアス電圧が印加され、感光ドラム21に付着する紙紛を除去する役割を果たす。
(c)転写ローラの構成
次に、転写ローラ26について説明する。転写ローラ26は、金属製のローラ軸26aに、その両端部を残して導電性のゴム材料からなるローラ26bが被覆されて構成されたものである。また、本実施形態では、転写ローラ26のローラ26bの端面から突出したローラ軸26aの端部26c,26c(本発明の「転写ローラユニットの端部」)には脱落防止の役割を果たす1対の環状部材40,40(図4,5参照)が嵌合されるようになっている。なお、環状部材40,40については後で詳説する。転写ローラ26には、感光ドラム21に対して所定の転写バイアスが印加されている。そのため、感光ドラム21上に担持された可視像は、用紙3が感光ドラム21と転写ローラ26との間を通る間に用紙3に転写される。
次に、転写ローラ26について説明する。転写ローラ26は、金属製のローラ軸26aに、その両端部を残して導電性のゴム材料からなるローラ26bが被覆されて構成されたものである。また、本実施形態では、転写ローラ26のローラ26bの端面から突出したローラ軸26aの端部26c,26c(本発明の「転写ローラユニットの端部」)には脱落防止の役割を果たす1対の環状部材40,40(図4,5参照)が嵌合されるようになっている。なお、環状部材40,40については後で詳説する。転写ローラ26には、感光ドラム21に対して所定の転写バイアスが印加されている。そのため、感光ドラム21上に担持された可視像は、用紙3が感光ドラム21と転写ローラ26との間を通る間に用紙3に転写される。
(d)定着ユニットの構成
定着ユニット13は、図1に示すように、プロセスカートリッジ12の下流側に配設され、加熱ローラ32、その加熱ローラ32に押圧される押圧ローラ31、これら加熱ローラ32および押圧ローラ31の下流側に設けられる搬送ローラ対33を備えている。加熱ローラ32は、金属製で加熱のためのハロゲンランプを備えており、プロセスカートリッジ12において用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ32と押圧ローラ31との間を通過する間に熱定着させ、その後、その用紙3を搬送ローラ33によって、排紙パス56に搬送するようにしている。排紙パス56に送られた用紙3は、排紙ローラ34に送られて、その排紙ローラ34によって排紙トレイ35上に排紙される。
定着ユニット13は、図1に示すように、プロセスカートリッジ12の下流側に配設され、加熱ローラ32、その加熱ローラ32に押圧される押圧ローラ31、これら加熱ローラ32および押圧ローラ31の下流側に設けられる搬送ローラ対33を備えている。加熱ローラ32は、金属製で加熱のためのハロゲンランプを備えており、プロセスカートリッジ12において用紙3上に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ32と押圧ローラ31との間を通過する間に熱定着させ、その後、その用紙3を搬送ローラ33によって、排紙パス56に搬送するようにしている。排紙パス56に送られた用紙3は、排紙ローラ34に送られて、その排紙ローラ34によって排紙トレイ35上に排紙される。
また、このレーザプリンタ1では、転写ローラ26によって用紙3に転写された後に感光ドラム21上に残存するトナーを、現像ローラ22によって回収する、いわゆるクリーナレス方式によって残存トナーを回収するようにしている。このようなクリーナレス方式によって感光ドラム21上に残存するトナーを回収すれば、ブレードなどのクリーナ装置や廃トナーの貯留手段を設ける必要がないため、装置構成の簡略化、小型化およびコストの低減化を図ることができる。
(3)転写ローラ及びプロセスカートリッジを案内するための構成
図1及び図3に示すように、装置本体1aの開閉扉2aを開けると、通過路2bの奥側下方に、フィーダユニット4から搬送されてくる用紙3の搬送路57が露出している。以下、開閉扉2a(開口部2c)から通過路2bの奥側に向かう方向(同図で紙面右側から左側に向かう方向)を挿入方向の前方として説明する。
図1及び図3に示すように、装置本体1aの開閉扉2aを開けると、通過路2bの奥側下方に、フィーダユニット4から搬送されてくる用紙3の搬送路57が露出している。以下、開閉扉2a(開口部2c)から通過路2bの奥側に向かう方向(同図で紙面右側から左側に向かう方向)を挿入方向の前方として説明する。
さて、本実施形態では、プロセスカートリッジ12は、その感光ドラム21の軸方向(長手方向)を上記挿入方向に対して直交した状態で開口部2cから挿入して画像形成位置Yに装着させる構成になっている。ここで、画像形成位置Yとは、感光ドラム21が、次述する転写位置Xに装着された転写ローラ26と上記搬送路57を上下で挟んで対向接触する位置をいう。
一方、転写ローラ26は、その転写ローラ26の軸方向(長手方向)をやはり上記挿入方向に対して直交した状態で開口部2cから挿入し転写位置Xに装着させる構成になっている。ここで、転写位置Xとは、転写ローラ26が、上記画像形成位置Yに装着されたプロセスカートリッジ12の感光ドラム21と搬送路57を挟んで対向接触する位置をいう。
一方、転写ローラ26は、その転写ローラ26の軸方向(長手方向)をやはり上記挿入方向に対して直交した状態で開口部2cから挿入し転写位置Xに装着させる構成になっている。ここで、転写位置Xとは、転写ローラ26が、上記画像形成位置Yに装着されたプロセスカートリッジ12の感光ドラム21と搬送路57を挟んで対向接触する位置をいう。
(a)プロセスカートリッジを案内するための構成
上記通過路2bの幅方向(図3で紙面奥行き方向)において対向する1対の対向壁(図3では右側の対向壁60のみ図示)それぞれには、幅方向外方に向かって窪んだプロセスカートリッジ用案内溝61が形成されている。このプロセスカートリッジ用案内溝61は、開口部2cから挿入方向の前方側に向かうに連れて徐々に幅狭となるように延設されている。開口部2cから挿入されたプロセスカートリッジ12は、例えばその両側面からそれぞれ突出する感光ドラム21のローラ軸21aの端部がプロセスカートリッジ用案内溝61によって案内され、図1に示すように、画像形成位置Yに位置決め保持されるようになっている。
上記通過路2bの幅方向(図3で紙面奥行き方向)において対向する1対の対向壁(図3では右側の対向壁60のみ図示)それぞれには、幅方向外方に向かって窪んだプロセスカートリッジ用案内溝61が形成されている。このプロセスカートリッジ用案内溝61は、開口部2cから挿入方向の前方側に向かうに連れて徐々に幅狭となるように延設されている。開口部2cから挿入されたプロセスカートリッジ12は、例えばその両側面からそれぞれ突出する感光ドラム21のローラ軸21aの端部がプロセスカートリッジ用案内溝61によって案内され、図1に示すように、画像形成位置Yに位置決め保持されるようになっている。
なお、通過路2bの右対向壁60のうちプロセスカートリッジ用案内溝61の前方部分には、例えば装置本体1a側に設けられた高電圧電源(図示せず)に連なる3つの電極62が露出されている。これらは、プロセスカートリッジ12が画像形成位置Yに装着された状態で、そのプロセスカートリッジ12の右側面から突出したクリーニングブラシ52に連なる電極(図示せず)、スコロトロン型帯電器25のグリッド電極に連なる電極(図示せず)、スコロトロン型帯電器25の帯電ワイヤに連なる電極(図示せず)とそれぞれ弾性的に接触し、クリーニングブラシ52やスコロトロン型帯電器25にバイアス電圧を印加する役目を果たす。
(b)転写ローラを案内するための構成
上記用紙3の搬送路57の下方の転写位置X(画像形成位置Yに装着されたプロセスカートリッジ12の感光ドラム21の下方位置)には、当該搬送路57を横切るように延びる収容溝63が開口形成されている。次述する転写ローラ用案内溝65によって案内された転写ローラ26は、その端部26cが収容溝63内の軸受け部64によって軸受けされて回転可能に装着されるようになっている。
上記用紙3の搬送路57の下方の転写位置X(画像形成位置Yに装着されたプロセスカートリッジ12の感光ドラム21の下方位置)には、当該搬送路57を横切るように延びる収容溝63が開口形成されている。次述する転写ローラ用案内溝65によって案内された転写ローラ26は、その端部26cが収容溝63内の軸受け部64によって軸受けされて回転可能に装着されるようになっている。
また、図3に示すように、通過路2bの両対向壁60においてプロセスカートリッジ用案内溝61内には、上記幅方向外方に向かって更に窪んだ転写ローラ用案内溝65(本発明の「(転写ローラユニット用の)案内係合部」)が形成されている。この転写ローラ用案内溝65は、開口部2cから転写位置Xの上方位置に向かって下方に傾斜し当該上方位置から転写位置Xに向かって真下に屈曲し、かつ、全長に亘って同じ幅になるよう形成されている。そして、図4,5に示すように、転写ローラ用案内溝65は、転写ローラ26を挿入方向に直交した状態でローラ軸26aの端部26cがそれぞれ挿入されて支持されるように設定されている。
なお、本実施形態では、開口部2cの側方の周壁が、転写ローラ用案内溝65の上面に連なる上側部分2dよりも、転写ローラ用案内溝65の下面に連なる下側部分2eの方が開口部2c側に突出した階段状の形状になっている。従って、転写ローラ26の端部26cを転写ローラ用案内溝65内に挿入するように載置する作業が行い易いという利点がある。
(c)環状部材
本実施形態では、転写ローラ26のローラ軸26aの端部26cにそれぞれ配される、1対の環状部材40,40(本発明の「規制部材」)が設けられている。この環状部材40は、互いに異なる外径を有する径大部41と径小部42とが同心上で一体的に形成され、かつ、転写ローラ26のローラ軸26aに対して所定のクリアランスをもって嵌合可能な内径が形成された環状形状をなす。
本実施形態では、転写ローラ26のローラ軸26aの端部26cにそれぞれ配される、1対の環状部材40,40(本発明の「規制部材」)が設けられている。この環状部材40は、互いに異なる外径を有する径大部41と径小部42とが同心上で一体的に形成され、かつ、転写ローラ26のローラ軸26aに対して所定のクリアランスをもって嵌合可能な内径が形成された環状形状をなす。
2.転写ローラの装着について
さて、転写ローラ26を装置本体1aに装着するためには、まず、図4に示すように、転写ローラ26のローラ軸26aの端部26cを、転写ローラ用案内溝65の開口部2c側の端部26cに載置する。このとき、各環状部材40は、転写ローラ26を転写ローラ用案内溝65に載置したときに、転写ローラ26のローラ26b端面と転写ローラ用案内溝65の上下の周壁面との間に位置し、かつ、径大部41が上記周壁面側に位置するように挿通させる。そして、手を放すと、転写ローラ26は、自重により転写ローラ用案内溝65の傾斜に沿って下方側に移動する(図4で白抜き矢印方向)。そして、ローラ軸26aの端部が転写ローラ用案内溝65によって上記転写位置Xまでそれぞれ案内される(図3参照)。
さて、転写ローラ26を装置本体1aに装着するためには、まず、図4に示すように、転写ローラ26のローラ軸26aの端部26cを、転写ローラ用案内溝65の開口部2c側の端部26cに載置する。このとき、各環状部材40は、転写ローラ26を転写ローラ用案内溝65に載置したときに、転写ローラ26のローラ26b端面と転写ローラ用案内溝65の上下の周壁面との間に位置し、かつ、径大部41が上記周壁面側に位置するように挿通させる。そして、手を放すと、転写ローラ26は、自重により転写ローラ用案内溝65の傾斜に沿って下方側に移動する(図4で白抜き矢印方向)。そして、ローラ軸26aの端部が転写ローラ用案内溝65によって上記転写位置Xまでそれぞれ案内される(図3参照)。
ここで、転写ローラ26の案内過程で転写ローラ26の軸方向が挿入方向の直交方向に対して傾いた状態で案内されてしまう可能もある。しかし、本実施形態では、脱落防止機構としての環状部材40によって、転写ローラ26が傾きそうになっても環状部材40の径大部41と転写ローラ用案内溝65の周壁面との当接によって規制され、挿入方向に対してほぼ直交した方向を姿勢を維持した状態で転写位置Xまで案内することが可能になっている。
その後、プロセスカートリッジ12を開口部2cから装着する。これにより、プロセスカートリッジ12の自重によって感光ドラム21とその下方に位置する転写ローラ26とが互いに押圧された状態で接触することになる。
その後、プロセスカートリッジ12を開口部2cから装着する。これにより、プロセスカートリッジ12の自重によって感光ドラム21とその下方に位置する転写ローラ26とが互いに押圧された状態で接触することになる。
3.本実施形態の効果
(1)本実施形態によれば、転写ローラ26は、その各端部26cに係合する転写ローラ用案内溝65によって開口部2cから転写位置Xへと案内されるため、転写ローラ26の交換作業の際に、転写ローラ26が装置本体1a内部の他の部品(スキャナユニット11など)に接触することを規制できる。
(2)また、転写ローラ用案内溝65は、開口部2c側から転写位置Xに向かって下方に傾斜しているから、転写ローラ26の各端部26cを転写ローラ用案内溝65の開口部2c側にそれぞれ係合させれば転写ローラは自重で転写位置Xへと案内されることになり、交換作業の利便性がより高まる。
(1)本実施形態によれば、転写ローラ26は、その各端部26cに係合する転写ローラ用案内溝65によって開口部2cから転写位置Xへと案内されるため、転写ローラ26の交換作業の際に、転写ローラ26が装置本体1a内部の他の部品(スキャナユニット11など)に接触することを規制できる。
(2)また、転写ローラ用案内溝65は、開口部2c側から転写位置Xに向かって下方に傾斜しているから、転写ローラ26の各端部26cを転写ローラ用案内溝65の開口部2c側にそれぞれ係合させれば転写ローラは自重で転写位置Xへと案内されることになり、交換作業の利便性がより高まる。
(3)更に、転写ローラ26の案内過程において、その各端部26cと各転写ローラ用案内溝65との係合状態を維持するための環状部材40,40が設けられているから、転写ローラ26を、転写位置Xに装着可能な姿勢を維持しつつ容易に案内することができる。
(4)また、本実施形態では、転写ローラユニットは、ホルダ等を備えず転写ローラ26のローラ26b表面全体が外部に露出するものであるが、本発明を適用することで、このローラ26b表面に作業者の手が触れたり装置本体1a内部の他の部品と接触することを防止しつつ装着作業を行うことができる。
(4)また、本実施形態では、転写ローラユニットは、ホルダ等を備えず転写ローラ26のローラ26b表面全体が外部に露出するものであるが、本発明を適用することで、このローラ26b表面に作業者の手が触れたり装置本体1a内部の他の部品と接触することを防止しつつ装着作業を行うことができる。
<実施形態2>
図6,7は(請求項6,10の発明に対応する)実施形態2を示す。前記実施形態との相違は、上記転写ローラ用案内溝65によってプロセスカートリッジ12をも案内する構成である点と、プロセスカートリッジ12に転写ローラ26を押し込むための押し込み部70が設けられている点にあり、その他の点は前記実施形態1と同様である。従って、実施形態1と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
図6,7は(請求項6,10の発明に対応する)実施形態2を示す。前記実施形態との相違は、上記転写ローラ用案内溝65によってプロセスカートリッジ12をも案内する構成である点と、プロセスカートリッジ12に転写ローラ26を押し込むための押し込み部70が設けられている点にあり、その他の点は前記実施形態1と同様である。従って、実施形態1と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
1.本実施形態の構成
本実施形態では、プロセスカートリッジ12の感光ドラム21のローラ軸21aの全長は、上記転写ローラ26のローラ軸26aの全長とほぼ同一に設計されており、図6,7に示すように、プロセスカートリッジ12の側面から突出する感光ドラム21の端部21b(本発明の「プロセスカートリッジの端部」)も、上述の転写ローラ用案内溝65内に係合して案内される構成になっている。
また、本実施形態では、図6に示すように、プロセスカートリッジ12の前端部の両端それぞれに下方に突出した1対の押し込み部70が設けられている。この1対の押え込み部70は、図7に示すように、先に挿入された転写ローラ26の端部26cのうち、ローラ26bと対向壁60とに挟まれる部分に対して後方から当接可能な位置に配置されている。
本実施形態では、プロセスカートリッジ12の感光ドラム21のローラ軸21aの全長は、上記転写ローラ26のローラ軸26aの全長とほぼ同一に設計されており、図6,7に示すように、プロセスカートリッジ12の側面から突出する感光ドラム21の端部21b(本発明の「プロセスカートリッジの端部」)も、上述の転写ローラ用案内溝65内に係合して案内される構成になっている。
また、本実施形態では、図6に示すように、プロセスカートリッジ12の前端部の両端それぞれに下方に突出した1対の押し込み部70が設けられている。この1対の押え込み部70は、図7に示すように、先に挿入された転写ローラ26の端部26cのうち、ローラ26bと対向壁60とに挟まれる部分に対して後方から当接可能な位置に配置されている。
2.本実施形態の効果
本実施形態によれば、転写ローラ用案内溝65は、転写ローラ26だけでなくプロセスカートリッジ12の端部21bとも係合し当該プロセスカートリッジ12を開口部2c側から画像形成位置Yへと案内できる構成になっている。従って、転写ローラ26とプロセスカートリッジ12とで別々の案内係合部を設けた構成に比べて案内係合部の形成範囲の省スペース化を図ることができる。
また、例えば先に挿入された転写ローラ26が開口部2cから転写位置Xまでの間の通過路2b途中に留まっている場合であっても、後から挿入されるプロセスカートリッジ12の押し込み部70,70によって転写ローラ26が押されて転写位置Xまで案内することができる。従って、上記転写ローラ用案内溝65が開口部2c側から転写位置Xまで水平に形成されている構成や、挿入方向の前方に向けて上方に傾斜している構成であっても転写ローラ26を確実に転写位置Xまで案内することができる。
本実施形態によれば、転写ローラ用案内溝65は、転写ローラ26だけでなくプロセスカートリッジ12の端部21bとも係合し当該プロセスカートリッジ12を開口部2c側から画像形成位置Yへと案内できる構成になっている。従って、転写ローラ26とプロセスカートリッジ12とで別々の案内係合部を設けた構成に比べて案内係合部の形成範囲の省スペース化を図ることができる。
また、例えば先に挿入された転写ローラ26が開口部2cから転写位置Xまでの間の通過路2b途中に留まっている場合であっても、後から挿入されるプロセスカートリッジ12の押し込み部70,70によって転写ローラ26が押されて転写位置Xまで案内することができる。従って、上記転写ローラ用案内溝65が開口部2c側から転写位置Xまで水平に形成されている構成や、挿入方向の前方に向けて上方に傾斜している構成であっても転写ローラ26を確実に転写位置Xまで案内することができる。
<実施形態3>
図8は(請求項7の発明に対応する)実施形態3を示す。前記実施形態との相違は、転写ローラ用案内溝とは別に、プロセスカートリッジ12専用の案内溝を設けたところにあり、その他の点は前記実施形態1と同様である。従って、実施形態1と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
図8は(請求項7の発明に対応する)実施形態3を示す。前記実施形態との相違は、転写ローラ用案内溝とは別に、プロセスカートリッジ12専用の案内溝を設けたところにあり、その他の点は前記実施形態1と同様である。従って、実施形態1と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
1.本実施形態の構成
図8に示すように、対向壁60には、転写ローラ26を案内するための転写ローラ用案内溝91と、その上にプロセスカートリッジ12を案内するためのプロセスカートリッジ用案内溝92とがそれぞれ形成されている。転写ローラ用案内溝91は、開口部2cから転写位置Xの上方位置付近で更に大きい傾斜角度となって当該上方位置に至り、その上方位置から転写位置Xに向かって真下に屈曲し、かつ、全長に亘って同じ幅になるよう形成されている。
図8に示すように、対向壁60には、転写ローラ26を案内するための転写ローラ用案内溝91と、その上にプロセスカートリッジ12を案内するためのプロセスカートリッジ用案内溝92とがそれぞれ形成されている。転写ローラ用案内溝91は、開口部2cから転写位置Xの上方位置付近で更に大きい傾斜角度となって当該上方位置に至り、その上方位置から転写位置Xに向かって真下に屈曲し、かつ、全長に亘って同じ幅になるよう形成されている。
一方、プロセスカートリッジ用案内溝92は、感光ドラム21の端部21bと係合する構成になっている。また、プロセスカートリッジ用案内溝92は、開口部2cから感光ドラム21と転写ローラ26とが対向配置される画像形成位置Yの上方位置に向かって下方に傾斜し、その上方位置から画像形成位置Yに向かって真下に屈曲し、かつ、全長に亘って同じ幅になるよう形成されている
更に、本実施形態では、図8に示すように、転写ローラ26のローラ軸26aの直径d1は、感光ドラム21のローラ軸21aの直径d2より大きい。そして、プロセスカートリッジ用案内溝92の幅d4は、感光ドラム21のローラ軸21aの直径d2よりも大きく、かつ、転写ローラ26のローラ軸26aの直径d1よりも小さく設計されている。一方、転写ローラ用案内溝91の幅d3は、転写ローラ26のローラ軸26aの直径d1よりも幅広に設計されている。つまり、通常、先に挿入される転写ローラ26を、プロセスカートリッジ用案内溝92に挿入することはできないのである。
更に、本実施形態では、図8に示すように、転写ローラ26のローラ軸26aの直径d1は、感光ドラム21のローラ軸21aの直径d2より大きい。そして、プロセスカートリッジ用案内溝92の幅d4は、感光ドラム21のローラ軸21aの直径d2よりも大きく、かつ、転写ローラ26のローラ軸26aの直径d1よりも小さく設計されている。一方、転写ローラ用案内溝91の幅d3は、転写ローラ26のローラ軸26aの直径d1よりも幅広に設計されている。つまり、通常、先に挿入される転写ローラ26を、プロセスカートリッジ用案内溝92に挿入することはできないのである。
2.本実施形態の効果
本実施形態では、転写ローラ26及びプロセスカートリッジ12それぞれに専用の案内溝91,92が形成されている。そして、通常、先に挿入される転写ローラ26が、プロセスカートリッジ用案内溝92に挿入できない構成になっているから、間違って、転写ローラ26をプロセスカートリッジ用案内溝92に挿入してしまうことを防止できる。
本実施形態では、転写ローラ26及びプロセスカートリッジ12それぞれに専用の案内溝91,92が形成されている。そして、通常、先に挿入される転写ローラ26が、プロセスカートリッジ用案内溝92に挿入できない構成になっているから、間違って、転写ローラ26をプロセスカートリッジ用案内溝92に挿入してしまうことを防止できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記各実施形態では、転写ローラユニットとして、転写ローラ26だけを備える転写ローラ単体としたが、これに限らず、その転写ローラとそれを両端で回転可能に保持するホルダとを備えた転写ローラユニットであってもよい。但し、転写ローラ単体である場合、転写ローラのローラ表面全体が外部に露出することになり、このローラ表面に作業者の手が触れたり装置本体内部の他の部品と接触する可能性が高くなるから、このような構成に対して上記各発明を適用することは特に有用である。また、転写ローラ単体だけを交換すればよいので、ホルダを備えた転写ローラユニットを交換する場合に交換コストを安くすることができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記各実施形態では、転写ローラユニットとして、転写ローラ26だけを備える転写ローラ単体としたが、これに限らず、その転写ローラとそれを両端で回転可能に保持するホルダとを備えた転写ローラユニットであってもよい。但し、転写ローラ単体である場合、転写ローラのローラ表面全体が外部に露出することになり、このローラ表面に作業者の手が触れたり装置本体内部の他の部品と接触する可能性が高くなるから、このような構成に対して上記各発明を適用することは特に有用である。また、転写ローラ単体だけを交換すればよいので、ホルダを備えた転写ローラユニットを交換する場合に交換コストを安くすることができる。
(2)脱落防止機構として上記実施形態1の構成以外に、例えば図9に示すものであってもよい。即ち、転写ローラ用案内溝65のうち転写ローラ26の端部26cを受ける受け面100に更にガイド溝101を形成し、ここに環状部材40の径大部41の周縁部を挿入してガイドする構成であっても本発明の請求項4の構成に含まれる。なお、転写ローラ用案内溝65のうち上記受け面100と対向する上面(図示せず)にもガイド溝を形成して環状部材40の上下部分を受け面及び上面で係合させて案内する構成であってもよい。
(3)更に、脱落防止機構の他の構成として図10に示すものであってもよい。つまり、転写ローラユニットを転写ローラ26とその両端部26cを回動可能に保持するホルダ102とを備えて構成し、このホルダ102の各端面からL字状に突設された突出部103(係合突出部)の先端を上記受け面100のガイド溝101に挿入して案内させる構成であってもよい。
(4)上記実施形態2の押し込み部70に相当するものを、実施形態1,3に適用しても実施形態2と同様の効果を得ることができる。
1…レーザプリンタ(画像形成装置)
1a…装置本体
2b…通過路
2c…開口部
3…用紙(被記録媒体)
12…プロセスカートリッジ
21…感光ドラム(像担持体)
21b…端部(プロセスカートリッジの端部)
26…転写ローラ
26c…端部(転写ローラの端部)
40…環状部材(規制部材)
57…搬送路
60…対向壁
65,91…転写ローラ用案内溝(転写ローラユニット用の案内係合部)
70…押え込み部
92…プロセスカートリッジ用案内溝(プロセスカートリッジ用の案内係合部)
X…転写位置
Y…画像形成位置
1a…装置本体
2b…通過路
2c…開口部
3…用紙(被記録媒体)
12…プロセスカートリッジ
21…感光ドラム(像担持体)
21b…端部(プロセスカートリッジの端部)
26…転写ローラ
26c…端部(転写ローラの端部)
40…環状部材(規制部材)
57…搬送路
60…対向壁
65,91…転写ローラ用案内溝(転写ローラユニット用の案内係合部)
70…押え込み部
92…プロセスカートリッジ用案内溝(プロセスカートリッジ用の案内係合部)
X…転写位置
Y…画像形成位置
Claims (11)
- 像担持体に形成されたトナー像を被記録媒体に転写するための転写ローラユニットと、
開口部を有し、当該開口部から内部に挿入された前記転写ローラユニットが、被記録媒体に前記トナー像を転写可能な転写位置に装着される装置本体と、を備え、
前記装置本体の内部において前記開口部側から前記転写位置まで前記転写ローラユニットを通過させる通過路の対向壁のそれぞれには、前記転写ローラユニットの端部と係合し、前記転写ローラユニットを前記開口部側から前記転写位置へと案内可能な案内係合部が形成されていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記転写ローラユニットは、その転写ローラの軸方向が前記開口部からの挿入方向に対して直交した状態で案内されて前記転写位置に装着されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記案内係合部は、前記開口部側から前記転写位置に向かって下方に傾斜していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記転写ローラユニットの端部と前記案内係合部との間には、前記転写ローラユニットの案内過程において、前記端部と前記各案内係合部との係合状態を維持するための脱落防止機構が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記案内係合部は、前記転写ローラユニットの端部の先端部分と係合する案内溝または案内段差部で構成され、
前記脱落防止機構は、前記対向壁のうち前記案内溝または前記案内段差部の周囲壁に当接し、前記転写ローラユニットの長手方向と、前記案内係合部による転写ローラユニットの案内方向とがなす角度を所定範囲内に規制する規制部材を前記転写ローラユニットの端部にそれぞれ設けた構成であることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。 - 前記装置本体は、前記像担持体を有するプロセスカートリッジが、前記開口部から内部に挿入され、前記転写位置に装着された前記転写ローラユニットの転写ローラと前記像担持体とが接触可能な画像形成位置に装着される構成とされ、
前記案内係合部は、前記転写ローラユニットの端部だけでなく前記プロセスカートリッジの端部とも係合し、当該プロセスカートリッジを前記開口部側から前記画像形成位置へと案内する構成であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記装置本体は、前記像担持体を有するプロセスカートリッジが、前記開口部から内部に挿入され、前記転写位置に装着された前記転写ローラユニットの転写ローラと前記像担持体とが接触可能な画像形成位置に装着される構成とされ、
転写ローラユニット用の前記案内係合部とは別に、前記通過路の対向壁のそれぞれには、前記プロセスカートリッジの端部と係合し、前記プロセスカートリッジを前記開口部側から前記画像形成位置へと案内可能なプロセスカートリッジ用の案内係合部が形成され、
前記転写ローラユニット用の案内係合部が前記プロセスカートリッジの端部と係合不能な構成、または/及び、前記プロセスカートリッジ用の案内係合部が前記転写ローラユニットの端部と係合不能な構成であることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記プロセスカートリッジ用の案内係合部は、前記開口部側から前記画像形成位置へ向かって下方に傾斜していることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
- 前記プロセスカートリッジは、その像担持体の軸方向が前記開口部からの挿入方向に対して直交した状態で案内されて前記画像形成位置に装着されることを特徴とする請求項6ないし請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記プロセスカートリッジの案内過程において、前記転写ローラユニットに対しその転写ローラユニットの挿入方向の後方から前記プロセスカートリッジの一部が当接可能な構成になっていることを特徴とする請求項6ないし請求項9のいずかに記載の画像形成装置。
- 前記転写ローラユニットは、転写ローラ単体であり、前記端部は前記転写ローラ単体のローラ軸体の端部であることを特徴する請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の画像形成装置。
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2004
- 2004-03-29 JP JP2004096327A patent/JP2005283881A/ja active Pending
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