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JP2005281142A - 縮毛を矯正するくせ毛改善剤 - Google Patents

縮毛を矯正するくせ毛改善剤 Download PDF

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JP2005281142A
JP2005281142A JP2004093303A JP2004093303A JP2005281142A JP 2005281142 A JP2005281142 A JP 2005281142A JP 2004093303 A JP2004093303 A JP 2004093303A JP 2004093303 A JP2004093303 A JP 2004093303A JP 2005281142 A JP2005281142 A JP 2005281142A
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Japan
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treatment
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JP2004093303A
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Tomohiro Terauchi
寺内友広
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Naris Cosmetics Co Ltd
Original Assignee
Naris Cosmetics Co Ltd
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Abstract

【課題】1,1'−メチレン−ビス(4−イソシアナトシクロヘキサン)・ポリプロピレングリコール共重合体及びアミノ変性シリコンを含有することを特徴とするくせ毛改善剤。
【解決手段】本発明は、毛髪処理に関するもので、詳しくは繰り返し処理を行うことにより、徐々に縮毛を矯正する髪質改善に関するもので化粧品分野において化粧料として用いることができ、その他医薬部外品等の分野においても利用することができる。

Description

本発明は、毛髪処理に関するもので、詳しくは繰り返し処理を行うことにより、徐々に縮毛を矯正する髪質改善に関するものである。
一般に、くせ毛や縮毛を矯正する毛髪処理としてストレートパーマ処理が縮毛矯正処理として知られている。この縮毛矯正処理剤としては、例えば、チオグリコール酸又はその塩などの還元剤とアルカリ剤とを含む第1剤と臭素酸などの酸化剤を含む第2剤からなるものが代表的である。すなわち、第1剤の還元剤により、毛髪ケラチンのシスチン結合を切断し、毛髪をまっすぐに伸ばし、水洗した後、第2剤の酸化剤により、シスチン結合を再結合することにより縮毛(くせ毛)を伸ばすことができるのである。
しかし、パーマネントウェーブの場合にはシスチン結合を少し切断するだけでもある程度のウェーブが得られるが、くせ毛や縮毛を伸ばすには、それ以上にシスチン結合を切断する必要がある。そこで、pHを高くする、チオグリコール酸の濃度を上げる、加温する、あるいは長時間作用させるなど作用を強くする工夫が行われてきた。そのため、毛髪が損傷し、断毛等の事故、特に、毛髪が第1剤により軟化しているときに、コームスルーなどのストレート操作を行い毛髪に過剰な力が加わることにより断毛が起こりやすいという問題、処理後に毛髪の感触や艶が悪くなる等の問題や使用中及び使用後の臭いが気になるという問題を有していた。
そこで、上記の問題点を改善する為に、還元剤の濃度を低く抑え、アルカリ剤を配合した1剤式の毛髪処理剤を用いることにより繰り返し処理を行っても毛髪の損傷が抑制出来る縮毛矯正剤(特許文献1)や特定のアニオン高分子を毛髪処理剤に配合する方法(特許文献2)により、髪のもつれやパサつき、枝毛や切れ毛を改善する方法が考案されているが、何れの方法も処理後の毛髪の損傷軽減や感触の改善を十分満足するものではなく、毛髪の損傷が少なく、髪のパサツキ等が無く縮毛が矯正できる髪質改善剤が望まれていた。
特開2004−26770号公報 特開2001−19623号公報
解決しようとする課題は、処理中及び処理後の薬剤臭が気にならず、処理後に毛髪の損傷が少なく、パサツキなく縮毛を矯正することができる髪質改善剤の提供である。
本発明者は上記実情を鑑み鋭意検討を重ねた結果、還元剤を使用することなく薬剤臭を極めて低く抑えた1剤式の毛髪処理剤を用いて繰り返し処理を行うことにより、使用中及び使用後の臭いが気にならず、毛髪の損傷・パサツキをなくし、徐々に縮毛を矯正することができることを見出し完成に至った。
即ち、本発明は、還元剤を使用することなく1,1'−メチレン−ビス(4−イソシアナトシクロヘキサン)・ポリプロピレングリコール共重合体及びアミノ変性シリコーンとを含有することを特徴とする薬剤臭を極めて低く抑えた1剤式毛髪処理剤を用い、当該毛髪処理剤による処理を繰り返し行うことにより、使用中及び使用後の臭いが気にならず、処理後の毛髪の損傷・パサツキをなくし、徐々に縮毛を矯正することを特徴とする髪質改善剤を提供するものである。
以下、本発明をより詳細に説明する。本発明に使用できる1,1'−メチレン−ビス(4−イソシアナトシクロヘキサン)・ポリプロピレングリコール共重合体は、特に限定は無く、化粧品種別配合成分規格追補I(薬事日報社発行)記載の1,1'−メチレン−ビス(4−イソシアナトシクロヘキサン)・ポリプロピレングリコール共重合体が好適である。
本発明の1,1'−メチレン−ビス(4−イソシアナトシクロヘキサン)・ポリプロピレングリコール共重合体の配合量は、効果を有する限り特に限定されるものではないが、通常、髪質改善剤全体に対し、0.01〜50質量%、好ましくは0.05〜30質量%、さらに好ましくは0.1〜15質量%の範囲で選定すると好適である。配合量が0.01質量%未満の場合は、本発明が目的とする効果が得られない場合があり、また、50質量%を超える場合は、ベタツキが発現し、髪質改善剤として好ましくない手触り感となってしまう場合がある。なお、本発明の髪質改善剤における各成分の好適な配合量は、髪質改善剤が噴射剤を配合したエアゾールタイプの場合、原液の全量に対するものである。
本発明に使用できるアミノ変性シリコーンは、アミノ変性シリコーンであれば、その種類は特に限定されず、これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。アミノ変性シリコーンとしては(アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマー、アミノプロピルジメチコン、アモジメチコンなどが挙げられる。
上記アミノ変性シリコーンは、その粘度が特に制限されるものではないが、毛髪化粧料の使用性などを考慮すれば、通常25℃における粘度が、10〜100万mm2/s、特に30〜100万mm2/sであると好適である。
また、本発明のアミノ変性シリコーンの含有量は、特に限定されるものではないが、通常、髪質改善剤全体に対し、0.01〜20質量%、好ましくは0.05〜15質量%、さらに好ましくは0.1〜10質量%の範囲で選定すると、好適である。配合量が0.01質量%未満の場合は、本発明の目的とする改善効果が得られ難くなる場合があり、また、20質量%を超える場合には、べたつきが発現し、好ましくない手触り感となってしまう場合がある。
更に、上記の1,1'−メチレン−ビス(4−イソシアナトシクロヘキサン)・ポリプロピレングリコール共重合体及びアミノ変性シリコーンに加えてカチオン化ポリマーを配合することにより、髪質改善剤を毛髪に適用した際のコームスルー操作で毛髪に過剰な力が加わることを防止し、また毛髪の損傷・パサツキや仕上がり時の毛髪の感触を相乗的に良好にすることができる。
カチオン化ポリマーの具体例としては、カチオン性セルロース誘導体、カチオン化デンプン、カチオン化グアーガム、ジアリル4級アンモニウム塩又はジアリル4級アンモニウム塩とアクリルアミドの共重合体、ポリグリコール・ポリアミン縮合物、メタクリロキシエチルトリメチルアンモニウム塩等が挙げられる。その配合量は、通常、髪質改善剤全体に対し、0.1〜10重量%である。0.1重量%より少ないと十分な効果が得られず、10重量%を超えてもそれ以上の効果は得られず経済的ではない。
更に、本発明で用いられる髪質改善剤には、その他の通常の毛髪処理剤や毛髪化粧料に配合可能な種々の成分を配合することができる。これらの具体例としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪酸部分エステル、ポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸部分エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油誘導体、脂肪酸ジエタノールアミド等の非イオン性界面活性剤;アミドアミン型、イミダゾリニウムベタイン型、スルホベタイン型等の両性界面活性剤;第三級脂肪族アミン塩、アルキルトリメチルアンモニウムハライド、ジアルキルジメチルアンモニウムハライド、アルキルジメチルベンジルアンモニウムハライド等のカチオン性界面活性剤;アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキル硫酸エステル塩、アルキル硫酸エステル塩、オレフィンスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルリン酸ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、脂肪酸塩等のアニオン性界面活性剤;高級脂肪酸、固形パラフィン、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、エステル油等の油分;メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、キサンタンガム、デンプン質、海藻類、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ソーダ、グアーガム等の増粘剤;コラーゲン、ケラチン、エラスチン、フィブロイン、コンキオリン、大豆蛋白、カゼイン等の蛋白質を酸、アルカリ、酵素等により加水分解した加水分解物、及びこれらを4級化したカチオン変性蛋白質、DNA及びそのナトリウム塩等のポリペプタイド;防腐剤;酸化防止剤;金属イオン封鎖剤;紫外線吸収剤;香料;染料;色素などが挙げられる。
本発明に用いる髪質改善剤の剤型は特に限定されるものではなく、水溶液、エタノール溶液、エマルション、サスペンション、ゲル、液晶、エアゾール等の所望の剤型にすることができ、シャンプー、リンス、ヘアトリートメント、コンディショナー、ブロー剤、フォーム剤、ローション、ヘアクリーム等として適用することができる。
本発明の髪質改善剤の使用方法としては、毛髪は乾燥状態でも、洗髪後の湿った状態でもよく、常法に従って上記髪質改善剤を適量塗布し、よくコーミングして毛髪に均一になじませ、室温又は適当な方法で加温して、5〜30分程放置し洗い流す方法、もしくは洗い流さずに放置する等の方法がある。この操作を毎日あるいは1週間に数回繰り返し行うことにより、毛髪を損傷・パサツキなく徐々に毛髪の縮れを改善することができる。
本発明によれば、使用中及び使用後の臭いを気にすることなく、日々の髪の手入れに用いられる気軽な処理により、髪質を改善することができる。しかも、1回の処理が穏やかなものであるので、繰り返し処理を行っても毛髪を傷めること、パサツキがなく、また安全性も高く、繰り返し処理することにより縮毛を矯正する効果に優れる。
次に、本発明について実施例を挙げて詳細に説明するが、本発明は以下の実施
例により限定されるものではない。なお、各成分の量は重量%である。
表1(実施例1及び比較例1乃至比較例5)に示す各ヘアトリートメント剤を
試料として調製し、20代日本人女性由来の化学的処理を施していないくせ毛で
各0.2gの毛束を作り、該毛束に、以下に示す処理方法に従い、上記髪質改善
剤を適用した。
(処理方法1)毛束に髪質改善剤0.2gを塗布し、よくコーミングして該剤を
均一になじませ、室温で20分間放置した後、洗い流す。この操作を1日1回、
7日間で合計7回繰り返す。
上記の方法で処理した毛束をシャンプーした後ブロー乾燥して、再び水につけ
てよく濡らし、自然乾燥した後のくせ毛の伸び具合と毛髪の損傷を下記基準により評価した。その結果を表1に示す。
評価基準を以下に示す。
<くせ毛の伸び>
○;処理前と比べて明らかにくせが伸びている
△;処理前と比べてややくせが伸びている
×;処理前と比べてほとんど変化がない
<毛髪の損傷>
○;ほとんど損傷がない
△;やや損傷している
×;かなり損傷している
<パサツキ防止>
○;ほとんどパサツキがない
△;ややパサツキがある
×;かなりパサツキがある
<使用中及び使用直後の毛髪の臭い>
○;薬剤臭がほとんど気にならない
△;やや薬剤臭が気になる
×;かなり薬剤臭が気になる
Figure 2005281142
表1の結果からわかるように、上記比較例4、5ではある程度のくせ毛改善効果は認められるものの毛髪損傷、パサツキを改善することはできなかった。しかし実施例1では毛髪損傷、パサツキなくくせ毛を改善することができた。
実施例2(フォーム状毛髪処理剤)の処方を表2に示す。
Figure 2005281142
上記組成のフォーム状髪質改善剤を常法により調製し、洗い流さないタイプの髪質改善剤として、くせ毛の女性パネラー10名が、シャンプー、リンスした後に、使用したところ、1週間後でくせ毛の伸びが感じられた。なお、髪質改善剤の使用に際し、刺激及び臭気等の違和感を感じたパネラーはゼロであった。
本発明の髪質改善剤は、徐々にくせ毛を矯正し、処理後の毛髪損傷が無く、パサツキや艶の低下がない等の問題が無く為、安全性に優れたくせ毛矯正剤を化粧化粧料や医薬部外品等の分野においても利用することが可能である。

Claims (1)

  1. 1,1' −メチレン−ビス(4−イソシアナトシクロヘキサン)・ポリプロピレングリコール共重合体及びアミノ変性シリコンを含有することを特徴とするくせ毛改善剤。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103582475A (zh) * 2011-05-27 2014-02-12 狮王株式会社 口腔用组合物

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