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JP2005280988A - 双動式エレベータおよびその制御方法 - Google Patents

双動式エレベータおよびその制御方法 Download PDF

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JP2005280988A
JP2005280988A JP2004129002A JP2004129002A JP2005280988A JP 2005280988 A JP2005280988 A JP 2005280988A JP 2004129002 A JP2004129002 A JP 2004129002A JP 2004129002 A JP2004129002 A JP 2004129002A JP 2005280988 A JP2005280988 A JP 2005280988A
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cars
car
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Yukichi Ishimoto
祐吉 石本
Satoru Maeda
哲 前田
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Abstract

【課題】 駅などの公共のスペースに設置される上下2レベル間で昇降するエレベータとして好適な双動式エレベータを実現する。
【解決手段】 ロープ3の両端に1対のかご1、2を取り付け、それぞれの直上に配置した巻き上げドラム5および反らせ車8にロープ3をかけ渡し、一方のかご1が上昇すると他方のかご2が下降するように構成し、ロープ3に床合わせ機構12を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、駅や公共広場等、上下2レベル間で昇降する双動式エレベータおよびその制御方法に関する。
高層ビルなどに設置されるエレベータは、一般に需要に応じて複数のフロアの間を昇降するが、複数基のエレベータが併設されている場合でも、それぞれが独立に運行されるのが普通である。このため、人員や荷物を搭載するかご1台に対して1基の昇降機構を設ける必要がある。昇降機構としては、かごを吊り下げたワイヤロープ(以下単に「ロープ」という)を巻き上げドラムに巻き付けるロープ式、垂直なスクリュー軸とこれに螺合するナットのいずれかを回転させるねじ軸式、油圧シリンダで押し上げる油圧式などがよく採用される。
図3はごく一般的なロープ式エレベータの構成図で、1はかご、3はロープ、4はカウンタウエイト、5は昇降機構である巻き上げドラム(綱車)、8は反らせ車である。なおロープのかけ方にはこの図のようにロープ3の両端にかご1とカウンタウエイト4を取り付ける1:1ローピングと、ロープの両端を床に固定し、その手前に動滑車を介してかごとカウンタウエイトを吊り下げる2:1ローピングとがあるが、本発明はこのいずれであるかにはかかわりないので、以下簡単な前者の例で説明を進める。
このように従来のエレベータは1台のかごに対して1基の昇降機構を配置し、複数基のエレベータが設けられている場合でも、電気的な「群管理」は行われていても各エレベータは機械的にはそれぞれ独立であり、個々に昇降を繰り返している。その結果、複数基のエレベータが設置されていても、しばしば同方向に追従する形で昇降する現象が見られ、待ち時間の短縮につながらない場合が多い。
特許文献1には、1本のロープの両端に1対のかごを取り付け、2基分のエレベータを〜体にして運転制御することが記載されている。これを簡単に説明する。
図4はこの1組のエレベータの構成図で、1、2は1対のかご、3はロープ、4はカウンタウエイトであるが、ここではこのカウンタウエイトがリアクションプレートの役割をするレール8とともにリニヤモータを構成している。5、6は巻き上げドラム、7は制御装置である。このエレベータはリニヤモータを主動力とし、従来の巻き上げドラムを補助動力としている。カウンタウエイト4の重量を1対のかご、すなわち2台分として相殺させた上、残る荷重分の動力としてリニヤモータと巻き上げドラムで対応している。さらに制御装置による群管理で1対のかごが同時に上昇、あるいは下降しないように制御することで負荷のピークを抑え、少ない動力で1対のかごを昇降させるとしている。
特許文献1に記載のエレベータは、複数階にサービスする一般建物用のエレベータである。このようなエレベ−タではかりに2基のエレベータを1組にして制御しようとしても、1基毎に停止階が異なり、全く同じタイミングでつるべ式に運行することはできないから、このようなリニヤモータを使用するか、2台の昇降機構を使用し、かつそれぞれのかごを吊ったロープに何らかのクッション機構を設けなければならない。
特開平9−142742号公報
ところで、2000年5月に成立した「交通バリアフリー法(正式名:高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動円滑化促進法)」を契機として駅、道路などの公共のスペースにおけるバリアフリー化が進展を見せている。その一環に、駅構内や歩道橋へのエレベータの設置がある。このようなエレベータは、従来の一般建物におけるエレベータと異なり、地上と階上コンコース、あるいは改札階とホームなど、2レベル間で単純に昇降を繰り返すものが多い。
本発明は、このような上下2レベル間で昇降するエレベータとして好適な双動式エレベータ、およびその制御方法を実現させることを目的とする。
本発明は、ロープの両端に1対のかごを取り付け、1対のかごのそれぞれの直上に配置した定滑車に前記ロープをかけ渡すとともに前記ロープまたは一方のかごを1基の昇降機構に接続して、一方のかごが上昇すると他方のかごが下降するように構成したことを特徴とする双動式エレベータであり、また、1対のかごの直上に配置される定滑車の少なくとも一方を上下方向に移動可能とした床合わせ機構を備えてなる前記の双動式エレベータ、あるいは、1対のかごの直上に配置される2基の定滑車の中間にこれらを結ぶ直線と直角方向に移動可能な第3の滑車を配置してなる床合わせ機構を備えた前記の双動式エレベータ、さらに1対のかごのそれぞれがいずれも始動可となったときはじめて始動するようにした前記の双動式エレベータの制御方法である。
本発明によれば、たとえ一方のかごが出発した直後であっても、それは他方のかごが接近していることでもあるからボタンを押してかごを呼ぶ操作が不要であり、1方向に需要が集中した場合も、また両方向に需要がある場合にも効率よく対応でき、待ち時間がなく快適に利用できるばかりでなく、従来の1台分の動力で2台のかごを昇降させることができ、さらにかごが無人のまま呼ばれて昇降することもなくなるので大幅な省エネルギーが達成できるという、すぐれた効果を奏する。
本発明においては、かごは上下2レベル間で昇降するだけであるから、ロープの両端に1対のかごを取り付け、単純につるべ式に昇降させるだけでその機能を達成できる。従来のカウンタウエイトをもう1台のかごに置き換えた形であるから、1対2台のかごを昇降させるのに、基本的に従来のエレベータ1基分の動力でまかなうことができる。
本発明の実施例を図面により説明する。図1は実施例の双動式エレベータの構成図で、符号はこれまでに使用したもののほか、12は床合わせ機構、1Fは下方階の床、2Fは上方階の床である。
ロープ3の両端に1対のかご1、2を取り付け、1対のかごのそれぞれの直上に配置した定滑車に前記ロープをかけ渡してある。この図では定滑車の一方を巻き上げドラム5と兼用することでロープ3を昇降機構に接続し、他方の定滑車を反らせ車8としている。なお、昇降機構としてロープ式以外のものを用いてもよいし、ロープ式の場合でもかごを直接吊っている図示のロープ3とは別に昇降用のロープを一方のかごに接続してもよい。またロープ3の端部をかごに直結せず、滑車を介して前記の2:1ローピングとすることも本発明の範囲内である。
ところで、エレベータには停止階毎にかごと床面に段差が生じないよう、床合わせが必要である。例えば一方のかご1については、近接スイッチなどを用いた従来の方法で床合わせを行うことができる。しかし、本発明の双動式エレベータではかご1が停止したら同じタイミングでかご2も停止するから、かご1の停止位置を1階で調整したとき、かご2がちょうど2階の床レベルになければならない。したがってロープ3の伸びやさまざまな誤差を考慮すれば、双方の床レベルを同時に合わせることは困難である。そこで本発明の双動式エレベータは床合わせ機構12を備えている。図1の例では、反らせ車8を吊っている部分に、床合わせ機構12を挿入して反らせ車8を上下方向に移動可能とし、かご1に対するかご2の高さを調整できるようにしている。床合わせ機構12は、例えば全長を伸縮させるねじ機構である。
図2は図1とは異なる床合わせ機構12の例である。1対のかごの直上に配置される定滑車、すなわちこの例では巻き上げドラム5と反らせ車8との中間に、破線で示すこれらを結ぶ直線と直角方向に移動可能な第3の滑車11を配置している。床合わせ機構12で第3の滑車11を移動させることで、かご1に対するかご2の高さを調整できる。
本発明の双動式エレベータにおいて解決しなければならないもう1つの問題は、かごの始動のタイミングである。従来のエレベータはかご毎に独立して運転されるから、かごのドアが閉まり、所定時間経過すれば始動させることができた。しかし本発明の双動式エレベータでは一方のかごが始動OKであっても、もう1基のかごが始動OKであることを確認しないと始動させるわけにはいかない。ドア閉めは「閉」ボタン、タイマ設定のいずれかによるのが一般的であり、ドア閉めの予告アラームなども設けられているが、飛び込み客があると光学センサ、あるいはドアの内側のセーフティドアエッジの感知によって閉じかけていたドアが再び開くようになっているのが普通であり、本発明の双動式エレベータでも当然この機能は備えるものとする。
したがって一方のかごが始動OKであっても、他方のかごがOKでない場合には制御回路により始動を見合わせる必要がある。特に図示しないが、これは制御装置の始動条件をAND回路とすることにより容易である。またそのような状況が相手側でも理解できるよう、相手側かごの状況を知らせる表示ランプ、あるいはTV画像等を双方に備えるようにすることが好ましい。
実施例の双動式エレベータを示す構成図である。 図1とは異なる床合わせ機構の例を示す構成図である。 従来のエレベータを示す構成図である。 従来の技術におけるかご2台を昇降させるエレベータの構成図である。
符号の説明
1、2 かご
3 ロープ
4 カウンタウエイト
5、6 巻き上げドラム(綱車)
7 制御装置
8 レール
9、10 反らせ車
11 滑車
12 床合わせ機構
1F 下方階の床
2F 上方階の床

Claims (4)

  1. ロープ(3)の両端に1対のかご(1、2)を取り付け、1対のかごのそれぞれの直上に配置した定滑車(5、8)に前記ロープをかけ渡すとともに前記ロープまたは一方のかごを1基の昇降機構に接続して、一方のかごが上昇すると他方のかごが下降するように構成したことを特徴とする双動式エレベータ。
  2. 1対のかご(1、2)の直上に配置される定滑車(5、8)の少なくとも一方を上下方向に移動可能とした床合わせ機構(12)を備えてなる請求項1に記載の双動式エレベータ。
  3. 1対のかごの直上に配置される2基の定滑車(5、8)の中間にこれらを結ぶ直線と直角方向に移動可能な第3の滑車(11)を配置してなる床合わせ機構(12)を備えた請求項1に記載の双動式エレベータ。
  4. 1対のかごのそれぞれがいずれも始動可となったときはじめて始動するようにした請求項1ないし3のいずれかに記載の双動式エレベータの制御方法。
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