JP2005278752A

JP2005278752A - 空気清浄機能付マニキュア塗布用補助具

Info

Publication number: JP2005278752A
Application number: JP2004094377A
Authority: JP
Inventors: Mitsuhisa Obata; 光央小畑
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2004-03-29
Filing date: 2004-03-29
Publication date: 2005-10-13

Abstract

【課題】
マニキュアを自分で塗布する際に塗布される側の指を塗りやすい位置に楽に安定させ、かつ塗布時に発生する有害な揮発性ガスを拡散または塗布者が吸引することなく除去する。
【解決手段】
指にフィットするように指の形状に合わせたくぼみを有した支持台を設け、内部に揮発性ガスを除去する為のフィルタと吸引装置を設け、上記くぼみの先端部周辺に空気流入口を設け、支持台の底面または側面に排気口を設けた構造の空気清浄機能付マニキュア塗布用補助具。

【選択図】
図１

Description

マニキュアを快適に塗布するための技術である。具体的には、マニキュアを安定して塗布することを補助すると共に塗布時に発生する有害な揮発性ガスを除去する技術である。

女性のたしなみとして、爪にマニキュアを塗布する女性が近年増加している。特に手の爪は普段から人目に触れるため、塗りむらや塗り残しの無いように注意深く塗布する必要がある。また、最近は単に色をつけるだけではなく細かい装飾を施したデザインを楽しむ女性も増えており、さらに繊細な塗布作業が要求される。

このような繊細な塗布作業が要求されるため、安定して塗布することを補助する装置として、特許文献１が考案されている。
実開平６−６２９０８

また、シックハウス症候群に代表されるように、ホルムアルデヒド・トルエンなどの有害な揮発性ガスを吸うことにより体調を崩す人も多い。これらの人は、おしゃれとしてマニキュアを楽しみたいが塗布時の揮発性ガスの臭いが苦手でマニキュアができない人もいる。マニキュアにはアセトンなどの溶剤が含まれており、アセトンは石油化学工業会のＭＳＤＳによると、目の刺激性や中枢神経への影響が指摘されている。単純には、空気清浄機などで揮発したガスを除去すればよいと考えられるが、塗布作業は細かい作業であり、顔を近づけて作業するため空気清浄機が有害な揮発性ガスを除去する前に人が吸い込んでしまう問題がある。このような問題に対して有害な揮発性ガスが部屋中に拡散または塗布者が吸い込む前に除去する装置は提案されていない。

前述したように、本技術分野においては自分で塗布する際に塗りやすくすることと塗布時に発生する有害な揮発性ガスを人が吸い込む前に除去するという２つの課題がある。

まず、塗りやすくするということについては実用新案文献１に示されるような支持台を用いることによりある程度解決される。

次に、塗布時に発生する有害な揮発性ガスの除去については、人が吸い込んだり拡散する前に除去するためには、塗布面である爪のできるだけ近くでガスを除去したいという課題がある。

まず、塗りやすくするという課題に対して、指にフィットするように指の形状に合わせたくぼみを有した支持台を用いる。さらに、発生した有害な揮発性ガスを除去する為に、この支持台の内部を空洞とし、先に記した指の形状に合わせたくぼみの先端付近に空気の流入口として開口部を設け、台の底面または側面に空気の排出口として開口部を設ける。さらに、内部には、マニキュアから揮発するガスを除去するフィルタと揮発したガスを吸引する為の吸引装置を具備する。吸引装置を回転させるとくぼみ周辺に設けた開口部から空気が吸入されるような構造とし、吸入された空気は、前述のガスを除去するフィルタを通り、ガスが除去され清浄な空気が底面または側面に設けられた開口部から排気されるような構造を有した支持台。

本発明によれば、塗布される指を安定させることがでる。さらに、塗布される場所の近傍から空気と共に揮発した有害ガスが吸い込まれる為空気中に拡散する前に効率的に除去することができる。

次に、本発明の一実施の形態について説明する。図１は本発明である補助具１を上から見た図である。本補助具１の上面の中央付近に指の形状に合わせてくぼみ４０を施している。さらに、先端付近には空気の流入口３０を設けている。

図２に図1のＡ断面を示す。本補助具１の内部に吸入した揮発性ガスを除去する為のフィルタ１０を具備しており、その後段に吸引装置としてのファン２０を具備している。このフィルタ１０には活性炭などの吸着剤を用いることによりアセトンなどの揮発性ガスを吸着することが可能である。ファン２０を駆動することで上面に設けた流入口３０から空気が流入し、その流入空気６５と共に爪に塗布されたマニキュアから揮発するガス６０が内部に流入する。流入した空気６５は、フィルタ１０を通り排気口８０から排気される。この時、流入空気６５と共に流入した揮発性ガス６０は、フィルタ１０により除去され、排気空気７０は清浄空気となる。

図３は図1のＢ断面である。揮発性ガス６０が流入口３０の爪の両脇の部分から流入する様子を示す。

図２、図３では、指一本分のくぼみと空気流入口を設けていないが、五指全てに向けたくぼみ及びその周辺に空気流入口を設けても良い。また、図示しないが側面にマニキュア瓶などを保管する引き出しを設け補助具の内部の空間を有効に利用することも考えられる。

以上説明した様に、本発明によれば、マニキュアを施す時に塗布される手を楽に安定させることができ塗布しやすくなると共に、塗布されたマニキュアから揮発する有害ガスを拡散させることなく本補助具が吸入し除去することができ快適なマニキュア塗布作業を楽しむことができる。

空気清浄機能付マニキュア塗布用補助具の上面図である。空気清浄機能付マニキュア塗布用補助具の断面図である。空気清浄機能付マニキュア塗布用補助具の断面図である。

符号の説明

１空気清浄機能付マニキュア塗布用補助具
１０フィルタ
２０ファン
３０流入口
４０くぼみ
５０指
６０揮発したガスの流れ
６５流入空気
７０排気空気
８０排気口

Claims

マニキュアを塗布する際に塗布される手を置く補助具において、補助具の内部が空洞であって、塗布される指の爪を置く位置近傍に空気流入口を設け」、底面または側面に排気口を設け、上記補助具内部にマニキュアから揮発するガスを除去可能なフィルタと吸引装置とを具備し、マニキュア塗布時に発生する揮発性ガスを吸引し除去するマニキュア塗布用補助具。