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JP2005269883A - 電源装置およびこれに用いるacコネクタ - Google Patents

電源装置およびこれに用いるacコネクタ Download PDF

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JP2005269883A JP2004294282A JP2004294282A JP2005269883A JP 2005269883 A JP2005269883 A JP 2005269883A JP 2004294282 A JP2004294282 A JP 2004294282A JP 2004294282 A JP2004294282 A JP 2004294282A JP 2005269883 A JP2005269883 A JP 2005269883A
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Takushi Hida
卓志 桧田
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Abstract

【課題】 ACインレット(入力部)における感電防止のための放電用抵抗を備えつつ、この放電用抵抗での定常的な電力消費をなくすことのできる電源装置を提供する。
【解決手段】 制御スイッチ6によってXコンデンサ3a・3b(ラインアクロスコンデンサ)と並列に接続可能とされた放電用抵抗5と、ACインレット4にACコネクタ18が所定の嵌合状態にて嵌合されているか否かを検出する嵌合検出手段7とを設け、嵌合検出手段7によってACインレット4(AC入力部)とACケーブルのコネクタ部18(ACコネクタ)との所定の嵌合状態が検出された場合には、制御スイッチ6によって放電用抵抗5がNライン2から電気的に遮断される一方、嵌合検出手段7によってACインレット4とコネクタ部18との嵌合状態が所定の嵌合状態でないことが検出された場合には、制御スイッチ6によって放電用抵抗5がLライン1およびNライン2に接続されるように構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ラインフィルタに用いるラインアクロスコンデンサ(Xコンデンサ)を備えた電源装置における残留電圧放電用抵抗に起因する電力損失の抑制に関する。
まず、図5、6に、ラインフィルタ(ノイズフィルタ)を含む従来の電源装置の回路図を示す。
図5に示されるように、電源装置100には、ACインレット40、Liveライン(以後、Lライン)10、ニュートラルライン(以後、Nライン)20、アースライン(以後、Eライン)90およびブリッジダイオード120が備えられている。各ライン(Lライン10、Nライン20、Eライン90)の一方の端部は、L端子80a、N端子80b、E端子80cとして上記ACインレット40に備えられているとともに、Lライン10およびNライン20の他方の端部はブリッジダイオード120の各入力端子に接続され、Eライン90は接地されている。
Lライン10におけるL端子とブリッジダイオード120の入力端子との間には、L端子側から順にヒューズ160、コイル110aが直列に配置され、また、Nライン20におけるN端子とブリッジダイオード120の入力端子との間には、コイル110bが直列に配置されている。なお、上記コイル110aおよび110bは同一のコアに巻かれている。また、ブリッジダイオード120の各出力端子間には平滑用の電解コンデンサ130が配置されており、ACインレット40を介して接続されるAC電源等から供給された交流は、各ラインを通ってブリッジダイオード120により整流され、電解コンデンサ130に充電される。
ここで、Lライン10とNライン20との間には、ノーマルモードノイズに対する2つのラインアクロスコンデンサ(Xコンデンサ)30a、30bが並列に接続されている。すなわち、Xコンデンサ30aの一方の電極がLライン10におけるヒューズ160とコイル110aとの間に接続されるとともに、他方の電極がNライン20におけるN端子80bとコイル110bとの間に接続されている。また、Xコンデンサ30bの一方の電極がLライン10におけるコイル110aとブリッジダイオード120との間に接続されるとともに、他方の電極がNライン20におけるコイル110bとブリッジダイオード120との間に接続されている。
また、Nライン20とEライン90との間にはコモンモードノイズに対するYコンデンサ140が配置されている。すなわち、Yコンデンサ140の一方の電極が、Nライン20におけるコイル110bとXコンデンサ30bの一方電極との間に接続されるとともに、他方の電極がNライン20(接地ライン)に接続されている。
このように、電源装置100等のAC電源回路を備えている機器類においては、上記Xコンデンサ30a、30b、Yコンデンサ140、コイル110a、110b(ノーマルモードコイルやコモンモードコイル)などを組み合わせてラインフィルタを構成することで、各ライン(Lライン10、Nライン20、Eライン90)間(ACライン間)に発生するノイズを除去あるいは低減することができる。なお、このようなラインフィルタは、図6に示されるように、図5に示される構成に、コイル110cをLライン10に直列に配置し、コイル110dをNライン20に直列に配置し、かつ、Xコンデンサ30cをLライン10とNライン20との間に(Xコンデンサ30a、30bと並列に)追加配置した構成をとることも可能である。
ここで、Lライン10とNライン20との間には、放電用抵抗50がXコンデンサ30a、30bに並列に接続されている。すなわち、放電用抵抗50の一方の端子が、Lライン10におけるXコンデンサ30bの一方の電極と、ブリッジダイオード120の一方の入力端子との間に接続されるとともに、放電用抵抗50の他方の端子が、Nライン20におけるXコンデンサ30bの一方の電極と、ブリッジダイオード120の一方の入力端子との間に接続されている。
このように、Xコンデンサ30a、30bと並列に、Lライン10とNライン20との間に放電用抵抗50を配することで、電源装置100をオンしたまま誤ってACインレット40をACケーブル等のコネクタから抜いてしまったときでも、Xコンデンサ30a、30bに残留した電荷を放電用抵抗50を介して放電させることができ、各ラインの端子80の電圧を規定時間(例えば、1秒)内に所定電圧(安全電圧)以下に低下させることが可能となる(なお、電源回路を備えたスイッチング電源などの機器類においては、電気用品安全法などの安全規格によって、「プラグ放電試験」が定められており、電気機器類を使用中にコンセントから誤ってACプラグを抜いてしまったときに1秒などの時間内にプラグに残留している電圧が安全電圧以下に下がるように、設計することが義務付けられている)。
しかしながら、放電用抵抗50には、一般的に数MΩ〜数100KΩの抵抗値をもつものが用いられており、Xコンデンサ30a、30bの合計容量およびACインレット40に印加される電圧が大きくなるほど、小さな抵抗値を要求され、放電用抵抗50による消費電力はP=V2/R(Pは放電用抵抗50での消費電力、VはLライン10、Nライン20間の電位差、Rは放電用抵抗50の抵抗値)に従って増加していくことになる。
すなわち、放電用抵抗50は通電時にP=V2/Rの電力損失を招来するものであり、待機時省電力を実現させる上での阻害要因になっている。
この問題に関する従来技術として、特許文献1(特開2002−95247号)に記載された電源装置がある。この特許文献1には、ともにラインフィルタ(ホットライン、ニュートラルライン、Xコンデンサ、および放電用抵抗を含む)を備えた第1および第2の電源ユニットを備え、第1の電源ユニットがOFF状態となる(商用電源から遮断される)省電力モード時に、第2の電源ユニットのラインフィルタに設けられた放電用抵抗が各ラインから遮断されるように構成された電源装置が開示されている。
特開2002−95247号公報(公開日:2002年3月29日)
しかしながら、上記特許文献1記載の構成では、供給される電圧が大きくなる通電時および待機モード時に、第1および第2の電源ユニット双方の放電用抵抗が各ラインに接続されている。すなわち、省電力モードにおける第2の電源ユニットの消費電力を減らすことはできるものの、供給される電圧が大きくなる動作時(プリント時)および待機時には第1および第2の電源ユニットの放電用抵抗にて定常的に電力が浪費されることになる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ACインレット(AC入力部)における感電防止のための放電用抵抗を備えつつ、この放電用抵抗での定常的な電力消費をなくすことのできる電源装置を提供することにある。
本発明の電源装置は、上記課題を解決するために、AC入力部と、該AC入力部に接続された第1および第2のラインと、一方の電極が上記第1のラインに接続されるとともに他方の電極が第2のラインに接続されたラインアクロスコンデンサと、制御スイッチによって上記ラインアクロスコンデンサと並列に上記第1および第2のラインに接続可能とされた放電用抵抗と、上記AC入力部にACコネクタが所定の嵌合状態にて嵌合されているか否かを検出する嵌合検出手段とを備え、上記嵌合検出手段によってAC入力部とACコネクタとの所定の嵌合状態が検出された場合に、上記制御スイッチによって上記放電用抵抗が第1あるいは第2のラインから電気的に遮断される一方、上記嵌合検出手段によってAC入力部とACコネクタとの嵌合状態が所定の嵌合状態でないことが検出された場合に、上記制御スイッチによって上記放電用抵抗が第1および第2のラインに接続されるように構成されていることを特徴としている。
上記電源装置は、ACコネクタを介して商用電源等のAC電源と通電した場合に、第1および第2のライン間に発生するノイズ(主にノーマルモードノイズ)を上記ラインアクロスコンデンサ(所謂Xコンデンサ)によって低減させる機能を有する。また、上記放電用抵抗はこのラインアクロスコンデンサの残留電荷を放電させるためのものである。
上記構成によれば、上記嵌合検出手段によってAC入力部とACコネクタとの所定の嵌合状態が検出された場合に、上記制御スイッチによって上記放電用抵抗が第1あるいは第2のラインから電気的に遮断される。すなわち、電源装置のAC入力部にACコネクタが所定の嵌合状態にて嵌合し、該電源装置が通電状態になると、(AC入力部およびACコネクタが所定の嵌合状態にないときにはラインアクロスコンデンサと並列に接続されていた)放電用抵抗5が第1あるいは第2のラインから電気的に遮断される。
この結果、通電時における放電用抵抗での定常的な電力消費(浪費電力)をほぼゼロとすることができ、電源装置の省電力化が実現される。
一方、上記嵌合検出手段によってAC入力部とACコネクタとの嵌合状態が所定の嵌合状態でない(例えば、ACコネクタがAC入力部から抜けたり、抜けかけた状態である)ことが検出された場合には、上記制御スイッチによって上記放電用抵抗が第1および第2のラインに接続される。すなわち、ACコネクタの引き抜きやゆるみ等によって該ACコネクタとAC入力部とが所定の嵌合状態でなくなると、(AC入力部およびACコネクタが所定の嵌合状態にあるときには第1および第2のラインから電気的に遮断されていた)放電用抵抗が、ラインアクロスコンデンサと並列になるよう、第1のラインおよび第2のラインに接続される。
これにより、通電時にラインアクロスコンデンサに溜まっていた電荷は放電用抵抗を介して瞬時に放電される。すなわち、通電状態の電源装置から誤ってACコネクタを引き抜いてしまったときでも、AC入力部内における各ライン電位を所定時間内に安全電圧以下に低下させることができるため、AC入力部における感電等の危険を確実に回避することができる。
また、上記電源装置においては、上記嵌合検出手段がACコネクタの挿入あるいは引き抜きにより移動可能となるように上記AC入力部に支持された機械的検出構造であり、上記制御スイッチはこの機械的検出構造の移動に連動するものであることが好ましい。
上記構成によれば、ACコネクタの挿入あるいは引き抜きによって機械的検出構造が移動し、この機械的検出構造の移動に連動して上記制御スイッチが作動する。すなわち、上記嵌合検出手段を、機械的検出構造の移動に制御スイッチを連動させるだけの簡易な構成にできる。この結果、電源装置の構成を簡易化することができ、製造コストも削減できる。
また、上記電源装置においては、上記嵌合検出手段がACコネクタの挿入あるいは引き抜きに対応してACコネクタからの光を感知するようにAC入力部に設けられた光学的検出構造であり、上記制御スイッチは光学的検出構造での光の感知に連動するものであることが好ましい。
上記構成によれば、ACコネクタの挿入あるいは引き抜きによってACコネクタから光学的検出構造が感知する光量が変化し、この光量の変化に連動して上記制御スイッチが作動する。すなわち、上記嵌合検出手段を、光学的検出構造での光の感知を制御スイッチに連動させるだけの簡易な構成にできる。この結果、電源装置の構成を簡易化することができ、製造コストも削減できる。
また、本発明のACコネクタは、上記電源装置への接続用に用いられ、上記機械的検出構造を移動させるための突出部を有している。上記ACコネクタを上記電源装置へ接続した場合、上記突出部によって機械的検出構造が移動させられ、この移動に上記制御スイッチが連動することになる。これにより、電源装置のAC入力部とACコネクタとの嵌合状態を容易に検出することができる。
また、本発明のACコネクタは、上記電源装置への接続用に用いられ、上記光学的検出構造に光を発する発光部を有している。該ACコネクタを上記電源装置へ接続した場合、発光部からの光を光学的検出構造が受光し、この光の感知に上記制御スイッチが連動することになる。これにより、電源装置のAC入力部とACコネクタとの嵌合状態を容易に検出することができる。
また、本発明の電源装置は、上記課題を解決するために、AC入力部と、フィルタ部と、該フィルタ部の放電を行う放電手段と、上記AC入力部におけるコネクタの嵌合状態に基づいて上記放電手段を制御する放電制御手段とを備え、上記放電制御手段は、AC入力部とコネクタとが所定の嵌合状態にあれば上記放電手段とフィルタ部とを非接続状態にする一方、上記AC入力部とコネクタとが所定の嵌合状態になければ上記放電手段とフィルタ部とを接続状態にしてフィルタ部の放電を行わせることを特徴としている。
上記構成によれば、AC入力部とコネクタとが所定の嵌合状態になれば、上記放電制御手段によって上記放電手段とフィルタ部とが電気的に非接続状態にされる。この結果、通電時における放電手段での電力浪費を大幅に抑制でき、電源装置の省電力化を実現できる。
一方、AC入力部とコネクタとが所定の嵌合状態でなくなる(例えば、コネクタがAC入力部から抜けたり、抜けかけた状態になる)と、上記放電制御手段によって上記放電手段がフィルタに電気的に接続される。すなわち、コネクタが引き抜かれたり、コネクタがゆるんだときには、(AC入力部およびコネクタが所定の嵌合状態にあるときにはフィルタ部から遮断されていた)放電手段がフィルタ部に接続される。
これにより、通電時にフィルタ部(例えば、ラインフィルタのXコンデンサ)に溜まっていた電荷が放電手段によって放電される。この結果、通電状態の電源装置から誤ってコネクタを引き抜いてしまったときでも、AC入力部内の電位を安全電位以下に低下させることができ、AC入力部における感電等の危険をなくすことができる。
以上のように本発明によれば、通電時における放電用抵抗での定常的な電力消費をほぼゼロとすることができ、電源装置の省電力化が実現される。また、通電状態の電源装置から誤ってACコネクタを引き抜いてしまったときでも、AC入力部内における各ライン電位を所定時間内に安全電圧以下に低下させることができ、AC入力部における感電等の危険を回避することができる。
本発明の実施の一形態を図1(a)(b)〜図4に基づいて説明すれば以下のとおりである。
図1(a)は、本発明に係る電源装置の構成を示すブロック図である。図1(a)に示されるように、電源装置17には、嵌合検出手段7(放電制御手段)を有するACインレット4(AC入力部)、Liveライン(第1のライン、以後、Lライン)1、ニュートラルライン(第2のライン、以後、Nライン)2、アースライン(以後、Eライン)9およびブリッジダイオード12が備えられている。各ライン(Lライン1、Nライン2、Eライン9)の一方の端部は、L端子8a、N端子8b、E端子8cとして上記ACインレット4に備えられているとともに、Lライン1およびNライン2の他方の端部はブリッジダイオード12の各入力端子に接続され、Eライン9は接地されている。
Lライン1におけるL端子とブリッジダイオード12の入力端子との間には、L端子側から順にヒューズ16、コイル11aが直列に配置され、また、Nライン2におけるN端子とブリッジダイオード12の入力端子との間には、コイル11bが直列に配置されている。なお、上記コイル11aおよび11bは同一のコアに巻かれている。これらのコイル11a、11bは、主にコモンモードノイズに対応するものである。また、ブリッジダイオード12の各出力端子間には平滑のための電解コンデンサ13が配置されており、ACインレット4を介して接続されるAC電源等から供給された交流は、各ラインを通ってブリッジダイオード12により整流され、電解コンデンサ13に充電される。
Lライン1とNライン2との間には、ノーマルモードノイズに対する2つのXコンデンサ3a、3b(ラインアクロスコンデンサ)が並列に接続されている。すなわち、Xコンデンサ3aの一方の電極がLライン1におけるヒューズ16とコイル11aとの間に接続されるとともに、他方の電極がNライン2におけるN端子8bとコイル11bとの間に接続されている。また、Xコンデンサ3bの一方の電極がLライン1におけるコイル11aとブリッジダイオード12(入力端子)との間に接続されるとともに、他方の電極がコイル11bとブリッジダイオード12(入力端子)との間に接続されている。
これにより、Lライン1においては、L端子およびXコンデンサ3aの一方の電極(Lライン側電極)間にヒューズ16が配されるとともに、このXコンデンサ3aのLライン側電極とコイル11aの一端が接続され、かつ、このコイル11aの他端と、Xコンデンサ3bの一方の電極(Lライン側電極)と、ブリッジダイオード12のLライン側入力端子とが接続されることになる。一方、Nライン2においては、N端子と、Xコンデンサ3aの他方の電極(Nライン側電極)と、コイル11bの一端とが接続され、かつ、このコイル11bの他端と、Xコンデンサ3bの他方の電極(Nライン側電極)と、ブリッジダイオード12のNライン側の入力端子とが接続されることになる。
また、Nライン2とEライン9との間にはコモンモードノイズに対するYコンデンサ14が配置されている。すなわち、Yコンデンサ14の一方の電極(Nライン側電極)が、Nライン2におけるコイル11bとXコンデンサ3bの一方電極との間に接続されるとともに、他方の電極(Eライン側電極)がEライン9(接地ライン)に接続されている。
このように、上記電源装置17のようなAC電源回路を備えている機器類においては、上記Xコンデンサ3a・3b、(コモンモードノイズに対する)Yコンデンサ14およびコイル11a・11b(コモンモードコイル)などを組み合わせてラインフィルタ(フィルタ部)を構成することで、各ライン(Lライン1、Nライン2、Eライン9)間(ACライン間)に発生するノイズを除去あるいは低減することができる。
ここで、Lライン1とNライン2との間には、放電用抵抗5(放電手段)がXコンデンサ3a、3bと並列に配置されるとともにこの放電用抵抗5と直列に制御スイッチ6(放電制御手段)が配置されている。すなわち、放電用抵抗5の一方の端子が、Lライン1におけるXコンデンサ3bの一方の電極と、ブリッジダイオード12の一方の入力端子との間に接続されるとともに、放電用抵抗5の他方の端子が制御スイッチ6の一方の端子に接続され、かつ、制御スイッチ6の他方の端子がNライン2におけるXコンデンサ3bの一方の電極と、ブリッジダイオード12の一方の入力端子との間に接続されている。
これにより、放電用抵抗5の一方の端子(Lライン側端子)とXコンデンサ3bのLライン側電極とが接続される。また、放電用抵抗5の他方の端子(Nライン側端子)が、制御スイッチ6を介して、Xコンデンサ3bのNライン側電極およびYコンデンサ14のNライン側電極に接続可能となる。
図1(b)は、図1(a)の電源装置17とACケーブルとの関係を示すブロック図である。図1(b)に示されるように、ACケーブル15のコネクタ部(ACコネクタ)18には、上記電源装置17におけるACインレット4の各端子8a、8b、8cそれぞれに対応して、ACケーブル端子28a、28b、28cが設けられている。
そして、電源装置17におけるACインレット4の各端子(8a、8b、8c)とACケーブル端子(28a、28b、28c)とが所定の嵌合状態にて嵌合されると、この嵌合状態を嵌合検出手段7が検出し、これに連動して制御スイッチ6(図1(a)参照)がOFF状態となる。これにより、放電用抵抗5の一方の端子がNライン2から電気的に遮断される。また、ACインレット4の各端子(8a、8b、8c)とACケーブル端子(28a、28b、28c)とが上記所定の嵌合状態でなくなると、これを嵌合検出手段7が検出し、これに連動して制御スイッチ6(図1(a)参照)がON状態となる。これにより、放電用抵抗5の一方の端子がLライン1に、他方の端子がNライン2に接続される。
なお、制御スイッチ6には、リミットスイッチ等の機械的スイッチやリレースイッチ等の電気的スイッチあるいはフォトインタラプタ等の光学的スイッチを用いることが好ましい。
このように、ACケーブル15とACインレット4とが所定の嵌合状態にて嵌合し、電源装置17が通電状態になると(所定の嵌合状態でないときにはXコンデンサ3a、3bと並列に接続されていた)、放電用抵抗5がNライン2から電気的に遮断される。すなわち、通電時における放電用抵抗5での浪費電力がほぼゼロとなり、電源装置17における省電力化が可能となる。
一方、ACケーブル15とACインレット4とが所定の嵌合状態でなくなると、(所定の嵌合状態では各ライン1、2から電気的に遮断されていた)放電用抵抗5が、Xコンデンサ3a、3bと並列となるよう、Lライン1およびNライン2に接続される。これにより、Xコンデンサ3a、3bに溜まっていた電荷は放電用抵抗5を介して瞬時に放電される。すなわち、通電状態の電源装置17から誤ってAC電源(ACケーブル15等)を引き抜いてしまったときでも、ACインレット4の各端子8(8a、8b、8c)の電圧を所定時間内に安全電圧以下に低下させることができるため、感電等の危険を確実に回避することができる。
次に、上記嵌合検出手段7およびACインレット4についてより具体的に説明する。
図2・3は、ACケーブルおよびACインレットの嵌合状態と機械的検出構造(嵌合検出手段)との関係を示す断面図であり、図4は、ACケーブルおよびACインレットの嵌合状態と光学的検出構造(嵌合検出手段)との関係を示す断面図である。
〔実施の形態1〕
図2に示されるように、ACインレット4は、ACケーブル15のコネクタ部18が挿入される部分となる空間部を覆うような形状のハウジングを備えており、該ハウジングは、ACケーブル15の挿入(嵌合)方向に垂直な奥壁4aと、上記挿入方向に沿った側壁4bとを備えている。上記空間部には、ACケーブル15の挿入(嵌合)方向に沿ってACインレット4の各端子8(8a、8b、8c)が奥壁4aから突き出している。
上記側壁4bには、機械的検出構造7aが支点Pにて移動可能な程度の弾性力にて支持されている。この機械的検出構造7aは、ACケーブル15がACインレット4に嵌合(挿入)されていない状態において、ACケーブル15のコネクタ部18が挿入される部分(上記空間部)にはみ出した部分7a’を有しており、ACケーブル15がACインレット4に所定の深さまで挿入される(所定の嵌合状態にて嵌合される)と、このはみ出した部分7a’がACケーブル15におけるコネクタ部18(ケーブルハウジング18’)によって押され、これに伴って機械的検出構造7aが支点Pを中心に回転移動するようになっている。そして、この機械的検出構造7aの回転移動に連動して、制御スイッチ6がOFFされる(図1(b)参照)。また、ACケーブル15がACインレット4における所定の位置まで引き抜かれる(ACケーブル15とACインレット4とが所定の嵌合状態でなくなる)と、機械的検出構造7aは上記弾性力によって支点Pを中心に逆回転し、上記空間部にはみ出した部分7a’を有する状態(元の状態)に戻る。そして、この機械的検出構造7aの逆回転に連動して、制御スイッチ6がONされる(図1(b)参照)。ここでは、制御スイッチ6をリミットスイッチ等の機械的スイッチやリレースイッチ等の電気的スイッチで構成することが好ましい。
なお、機械的検出構造7aの支持支点Pの位置や空間部へはみ出した部分7a’の大きさを調整することによって、ACケーブル15の挿入あるいは引き抜き位置(ACケーブル15とACインレット4との嵌合状態)と、機械的検出構造7aの回転状態(すなわち、制御スイッチ6のON/OFF状態)との関係を調整することができる。
ACケーブル15は、図2に示されるように、その端部となるコネクタ部18において、ACインレット4への挿入方向に沿ったACケーブル端子28(28a、28b、28c)を備えている。このACケーブル端子28は、基端部から互いに対向する2つの部分28x、28yに分かれた構造となっており、この基端部から分かれた2つの部分28x、28yの間に上記ACインレット4の各端子8(8a、8b、8c)が挿入される構成となっている。
〔実施の形態2〕
また、ACインレット4および嵌合検出手段7とACケーブル15とは、図3に示されるような構成であっても構わない。
すなわち、ACインレット4は、ACケーブル15のコネクタ部18が挿入される部分となる空間部を覆うような形状のハウジングを備えており、該ハウジングは、ACケーブル15の挿入(嵌合)方向に垂直な奥壁4aと、上記挿入方向に沿った側壁4bとを備えている。上記空間部には、ACケーブル15の挿入方向に沿ってACインレット4の各端子8(8a、8b、8c)が奥壁4aから突き出している。
また、上記奥壁4aには、機械的検出構造7bが移動可能な程度の弾性力にて支持されている。この機械的検出構造7bは、ACケーブル15がACインレット4に嵌合(挿入)されていない状態において、ACケーブル15のコネクタ部18が挿入される部分(上記空間部)にはみ出した部分7b’を有しており、ACケーブル15がACインレット4に所定の深さまで挿入される(ACケーブル15とACインレット4とが所定の嵌合状態にて嵌合される)と、このはみ出した部分7b’がACケーブル15のコネクタ部18(ケーブルハウジング18’)によって押され、これに伴って機械的検出構造7bが移動するようになっている。そして、この機械的検出構造7bの移動に連動して、制御スイッチ6がOFFされる(図1(b)参照)。また、ACケーブル15がACインレット4における所定の位置まで引き抜かれる(ACケーブル15とACインレット4とが所定の嵌合状態でなくなる)と、機械的検出構造7bは上記弾性力によって上記空間部にはみ出した部分7b’を有する元の状態に戻る。そして、この機械的検出構造7bの移動に連動して、制御スイッチ6がONされる(図1(b)参照)。ここでは、制御スイッチ6をリミットスイッチ等の機械的スイッチやリレースイッチ等の電気的スイッチで構成することが好ましい。
なお、空間部へはみ出した部分7b’の大きさ(幅)を調整することによって、ACケーブル15の挿入あるいは引き抜き位置(ACケーブル15とACインレット4との嵌合状態)と、機械的検出構造7bの移動状態(すなわち、制御スイッチ6のON/OFF状態)との関係を調整することができる。
ここで、ACケーブル15は、図3に示されるように、その端部となるコネクタ部18において、ACインレット4への挿入方向に沿ったACケーブル端子28(28a、28b、28c)とこれを覆うようなケーブルハウジング18’とを備えている。上記ACケーブル端子28は、基端部から互いに対向する2つの部分28x、28yに分かれた構造となっており、この基端部から分かれた2つの部分28x、28yの間に上記ACインレット4の各端子8(8a、8b、8c)が挿入される構成となっている。さらに、コネクタ部18の先端部にあたるケーブルハウジング18’には、ACインレット4への挿入時に上記機械的検出構造7bを押し出すための突出部23が形成されている。なお、この突出部23の大きさ(挿入方向の幅)を調整することによって、ACケーブル15の挿入あるいは引き抜き位置(ACケーブル15とACインレット4との嵌合状態)と、機械的検出構造7bの移動状態(すなわち、制御スイッチ6のON/OFF状態)との関係を調整することができる。
〔実施の形態3〕
また、ACインレット4および嵌合検出手段7とACケーブル15とは、図4に示されるような構成であっても構わない。
すなわち、ACインレット4は、ACケーブル15のコネクタ部18が挿入される部分となる空間部を覆うような形状のハウジングを備えており、該ハウジングは、ACケーブル15の挿入(嵌合)方向に垂直な奥壁4aと、上記挿入方向に沿った側壁4bとを備えている。上記空間部には、ACケーブル15の挿入方向に沿ってACインレット4の各端子8(8a、8b、8c)が奥壁4aから突き出している。
上記奥壁4aには、光学的検出構造7cが設けられており、ACケーブル15がACインレット4に所定の深さまで挿入される(ACケーブル15とACインレット4とが所定の嵌合状態にて嵌合される)と、ACケーブル15のコネクタ部18(ケーブルハウジング18’)に設けられた発光素子(後述)24からの光を検出するようになっている。そして、この光学的検出構造7cによる光の検出に連動して、制御スイッチ6がOFFされる(図1(b)参照)。また、ACケーブル15がACインレット4における所定の位置まで引き抜かれる(ACケーブル15とACインレット4とが所定の嵌合状態でなくなる)と、光学的検出構造7cは上記発光素子24からの光を検出しなくなる。そして、この光学的検出構造7cにおける光の非検出に連動して、制御スイッチ6がONされる(図1(b)参照)。ここでは、制御スイッチ6をフォトインタラプタ等の光学的スイッチで構成することが好ましい。
なお、光学的検出構造7cによる光の検出量と制御スイッチ6のON/OFF状態との関係を調節することで、ACケーブル15の挿入あるいは引き抜き位置(ACケーブル15とACインレット4との嵌合状態)と、制御スイッチ6のON/OFF状態との関係を調整することができる。
ここで、ACケーブル15は、図4に示されるように、その端部となるコネクタ部18において、ACインレット4への挿入方向に沿ったACケーブル端子28(28a、28b、28c)とこれを覆うようなケーブルハウジング18’とを備えている。上記ACケーブル端子28は、基端部から互いに対向する2つの部分28x、28yに分かれた構造となっており、この基端部から分かれた2つの部分28x、28yの間に上記ACインレット4の各端子8(8a、8b、8c)が挿入される構成となっている。
さらに、コネクタ部18の先端部にあたるケーブルハウジング18’には、ACインレット4への挿入時にACインレット4の光学的検出構造7cに光を与える発光素子24が設けられている。この発光素子24は、ACケーブル15の各端子28(28a、28b、28c)とACインレット4の各端子8(8a、8b、8c)とが嵌合(接続)されると発光するようになっていることが好ましい。なお、この発光素子24の発光量を調整することによって、ACケーブル15の挿入あるいは引き抜き位置(ACケーブル15とACインレット4との嵌合状態)と、制御スイッチ6のON/OFF状態との関係を調整することができる。
以上、図2に示すように、ACインレット4(ACインレットのハウジング)にケーブルハウジング18’が挿入されると、機械的検出構造7aがその支点Pを中心としてACインレット4のハウジング外部に押し出される。この時に制御スイッチ6(図1(a)(b)参照)がOFFになるように連動させることで、ACインレット4にACケーブル15が正しく挿入されていることを検出でき、同時に、放電用抵抗5(図1(a)(b)参照)を各ライン1、2から電気的に遮断状態にすることができることから、該放電用抵抗5による電力損失をゼロにすることが可能になる。
また、ケーブルハウジング18’がACインレット4から抜けた状態になると、機械的検出構造7aがハウジング内部に引き戻される。これに連動して制御スイッチ6がON状態になり、該制御スイッチ6に直列に配置された放電用抵抗5が各ライン1、2に接続さえる。この結果、Xコンデンサ3a、3bの残留電圧が瞬時に放電され、「プラグ放電試験」の要求する「規定時間以内に安全電圧以下になる」という規定を満足させることができる。
以上、図3に示すように、ACインレット4(ACインレットのハウジング)にケーブルハウジング18’が挿入されると、ケーブルハウジング18’に配置された突出部23がACインレット4のハウジングに配置された機械的検出構造7bを押し出す動作をする。この時に制御スイッチ6がOFFになるように連動させることで、ACインレット4にACケーブル15が正しく挿入されていることを検出でき、同時に、放電用抵抗5を各ライン1、2から電気的に遮断状態にすることができることから、放電用抵抗5による電力損失をゼロにすることが可能になる。
また、ケーブルハウジング18’がACインレット4から抜けた状態になると、ケーブルハウジング18’に配置された突出部23が、ACインレット4に配置された機械的検出構造7bを押さなくなるため、同構造がACインレット4の内側に引き戻される。これに連動して制御スイッチ6がON状態になり、制御スイッチ6に直列に配置された放電用抵抗5が各ライン1、2に接続される。この結果、Xコンデンサ3a、3bの残留電圧が瞬時に放電され、「プラグ放電試験」の要求する「規定時間以内に安全電圧以下になる」という規定を満足させることができる。
以上、図4に示すように、ACインレット4(ACインレットのハウジング)にケーブルハウジング18’が挿入されると、ケーブルハウジング18’に配置された発光素子24が発光し、これをACインレット4のハウジングに配置された光学的検出構造7cが受光する。この光学的検出構造7cの受光と制御スイッチ6のOFF状態への切替とを連動させることで、ACインレット4にACケーブル15が正しく挿入されていることを検出でき、同時に、放電用抵抗5を各ライン1、2から電気的に遮断状態にすることができることから、該放電用抵抗5による電力損失をゼロにすることが可能になる。
また、ケーブルハウジング18’がACインレット4のハウジングから抜けた状態になると、ケーブルハウジング18’に配置された発光素子24が消灯し、ACインレット4に配置された光学的検出構造7cが受光しなくなる。これに連動して制御スイッチ6がON状態になり、該制御スイッチ6に直列に配置された放電用抵抗5が各ライン1、2に接続される。この結果、Xコンデンサ3a、3bの残留電圧が瞬時に放電され、「プラグ放電試験」の要求する「規定時間以内に安全電圧以下になる」という規定を満足させることができる。
なお、本発明の構成は、単層2線式または単層3線式のAC入力部と、ノイズを低減させる目的で前記AC入力部につながる2線間に配置されたコンデンサと、AC入力電圧遮断時に前記コンデンサの残留電圧を放電する目的で前記コンデンサに並列に配置された抵抗と、前記AC入力部が正しく嵌合されているかを検出する検出手段と、前記検出手段に連動してON/OFF動作をするスイッチ部を備え、前記AC入力部にACケーブルが正しく挿入されているときには前記スイッチ部によって前記抵抗を電気的遮断状態にし、かつAC入力電圧が遮断されたときには前記抵抗を接続することを特徴とする省電力回路と表現することもできる。
なお、上記実施の形態(1〜3)における電源装置17は、コイル11a・11bのL・N端子8a・8b側にXコンデンサ3aを設け、コイル11a・11bのブリッジダイオード12側にXコンデンサ3bを設ける構成(図1(a)参照)であるがこれに限定されない。例えば、上記実施の形態の変形例として、上記のXコンデンサ3bを省略してXコンデンサ3aだけを設ける構成も可能であるし、上記のXコンデンサ3aを省略してXコンデンサ3bだけを設ける構成も可能である。
また、本発明の電源装置は、AC入力部と、フィルタ部と、当該フィルタ部の放電を行う放電手段と、上記AC入力部におけるコネクタの嵌合状態に基づいて上記放電手段を制御する放電制御手段とを備え、上記放電制御手段は、AC入力部とコネクタとが所定の嵌合状態であれば上記放電手段とフィルタ部とを非接続状態にする一方、上記AC入力部とコネクタとが所定の嵌合状態になければ上記放電手段とフィルタ部とを接続状態にしてフィルタ部の放電を行わせることを特徴としていると表現することもできる。ここで、フィルタ部とは、例えば、上記実施の形態におけるXコンデンサ3a・3bである。また、放電手段とは、例えば、上記実施の形態における放電用抵抗5である。また、上記放電制御手段とは、例えば、上記実施の形態における制御スイッチ6および嵌合検出手段7(機械的検出構造7a、機械的検出構造7bあるいは光学的検出構造7c)である。
また、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施の形態あるいは手段それぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態あるいは手段についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明に係る電源装置は、ACインレットとACケーブルとが嵌合している場合にはラインアクロスコンデンサに並列接続した放電用抵抗を電気的遮断状態にし、嵌合していない場合には上記放電用抵抗を接続状態することで、省電力と安全性との双方を実現できるものである。よって、ラインアクロスコンデンサ(Xコンデンサ)含む電源装置を搭載する電気製品(例えば、コピー機やテレビ等)に広く適用可能である。
(a)は、本発明の電源装置の構成を示すブロック図であり、(b)は、(a)の電源装置とACケーブルとの関係を示すブロック図である。 実施の形態1に係る、ACケーブルおよびACインレットの嵌合状態と機械的検出構造との関係を示す断面図である。 実施の形態2に係る、ACケーブルおよびACインレットの嵌合状態と機械的検出構造との関係を示す断面図である。 実施の形態3に係る、ACケーブルおよびACインレットの嵌合状態と光学的検出構造との関係を示す断面図である。 従来の電源装置の回路図である。 従来の電源装置の回路図である。
符号の説明
1 Lライン(第1のライン)
2 Nライン(第2のライン)
4 ACインレット(AC入力部)
5 放電用抵抗(放電手段)
6 制御スイッチ(放電制御手段)
7a・7b 機械的検出構造(嵌合検出手段、放電制御手段)
7c 光学的検出構造(嵌合検出手段、放電制御手段)
8a〜8c ACインレットの各端子
3a・3b Xコンデンサ(ラインアクロスコンデンサ)
11a・11b コイル
12 ブリッジダイオード
13 電解コンデンサ
15 ACケーブル
17 電源装置
18 コネクタ部(ACコネクタ)
23 突出部
24 発光素子(発光部)
28a〜28c ACケーブル端子

Claims (6)

  1. AC入力部と、該AC入力部に接続された第1および第2のラインと、一方の電極が上記第1のラインに接続されるとともに他方の電極が第2のラインに接続されたラインアクロスコンデンサと、制御スイッチと、該制御スイッチによって上記ラインアクロスコンデンサと並列に上記第1および第2のラインに接続可能とされた放電用抵抗と、上記AC入力部にACコネクタが所定の嵌合状態にて嵌合されているか否かを検出する嵌合検出手段とを備え、
    上記嵌合検出手段によってAC入力部とACコネクタとの所定の嵌合状態が検出された場合には上記制御スイッチによって上記放電用抵抗が第1あるいは第2のラインから電気的に遮断される一方、上記嵌合検出手段によってAC入力部とACコネクタとの嵌合状態が所定の嵌合状態でないことが検出された場合には上記制御スイッチによって上記放電用抵抗が第1および第2のラインに接続されるように構成されていることを特徴とする電源装置。
  2. 上記嵌合検出手段はACコネクタの挿入あるいは引き抜きにより移動可能となるように上記AC入力部に支持された機械的検出構造であり、上記制御スイッチは該機械的検出構造の移動に連動するものであることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 前記嵌合検出手段はACコネクタの挿入あるいは引き抜きに対応してACコネクタからの光を感知するように上記AC入力部に設けられた光学的検出構造であり、上記制御スイッチは該光学的検出構造での光の感知に連動するものであることを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  4. 請求項2に記載の電源装置への接続用に用いられ、嵌合検出用の突出部を有していることを特徴とするACコネクタ。
  5. 請求項3に記載の電源装置への接続用に用いられ、嵌合検出用の発光部を有していることを特徴とするACコネクタ。
  6. AC入力部と、フィルタ部と、該フィルタ部の放電を行う放電手段と、上記AC入力部におけるコネクタの嵌合状態に基づいて上記放電手段を制御する放電制御手段とを備え、
    上記放電制御手段は、AC入力部とコネクタとが所定の嵌合状態にあれば上記放電手段とフィルタ部とを非接続状態にする一方、上記AC入力部とコネクタとが所定の嵌合状態になければ上記放電手段とフィルタ部とを接続状態にしてフィルタ部の放電を行わせることを特徴とする電源装置。
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