JP2005268889A - 伝送路切替システムおよび伝送路切替システムの動作方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ネットワークの帯域を占有することなく伝送路切替を実施する。
【解決手段】一方の伝送路切替装置は、受信ノードに接続された現用系伝送路の伝送路断を主信号および接続検査信号の受信状況に基づいて検出したときに伝送路切替要求を示す制御信号を主信号間に挿入して他方の伝送路切替装置に送信するとともに、受信ノードと現用系伝送路との接続を解除して受信ノードを予備系伝送路に接続する。他方の伝送路切替装置は、伝送路切替要求を示す制御信号を一方の伝送路切替装置から受信したときに一方の伝送路切替装置への主信号の送信動作を停止するとともに、送信ノードと現用系伝送路との接続を解除して送信ノードを予備系伝送路に接続する。制御信号を主信号間に挿入して送信することで他方の伝送路切替装置に送信される主信号に影響を与えないため、ネットワークの帯域を占有することなく伝送路切替を実施できる。
【選択図】 図2
【解決手段】一方の伝送路切替装置は、受信ノードに接続された現用系伝送路の伝送路断を主信号および接続検査信号の受信状況に基づいて検出したときに伝送路切替要求を示す制御信号を主信号間に挿入して他方の伝送路切替装置に送信するとともに、受信ノードと現用系伝送路との接続を解除して受信ノードを予備系伝送路に接続する。他方の伝送路切替装置は、伝送路切替要求を示す制御信号を一方の伝送路切替装置から受信したときに一方の伝送路切替装置への主信号の送信動作を停止するとともに、送信ノードと現用系伝送路との接続を解除して送信ノードを予備系伝送路に接続する。制御信号を主信号間に挿入して送信することで他方の伝送路切替装置に送信される主信号に影響を与えないため、ネットワークの帯域を占有することなく伝送路切替を実施できる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、主信号を送受信する通信装置間に設けられる伝送路切替システムおよび伝送路切替システムの動作方法に関する。
図7は、従来の伝送路切替システムを示している。
A局の端局装置10(データ伝送装置)は、主信号の多重分離部11、現用系の送信部(TX−W)12、現用系の受信部(RX−W)13、予備系の送信部(TX−P)14、予備系の受信部(RX−P)15および監視制御部16を有している。また、B局の端局装置20(データ伝送装置)は、主信号の多重分離部21、現用系の受信部(RX−W)22、現用系の送信部(TX−W)23、予備系の受信部(RX−P)24、予備系の送信部(TX−P)25および監視制御部26を有している。現用系および予備系では、同一の主信号がやりとりされており、各端局装置10、20は、通常、現用系の主信号を現用側かつ予備系の主信号を予備側として信号処理を行うが、現用系において障害が発生した場合、現用系の主信号を予備側かつ予備系の主信号を現用側として信号処理を行う(例えば、特許文献1参照)。
A局の端局装置10(データ伝送装置)は、主信号の多重分離部11、現用系の送信部(TX−W)12、現用系の受信部(RX−W)13、予備系の送信部(TX−P)14、予備系の受信部(RX−P)15および監視制御部16を有している。また、B局の端局装置20(データ伝送装置)は、主信号の多重分離部21、現用系の受信部(RX−W)22、現用系の送信部(TX−W)23、予備系の受信部(RX−P)24、予備系の送信部(TX−P)25および監視制御部26を有している。現用系および予備系では、同一の主信号がやりとりされており、各端局装置10、20は、通常、現用系の主信号を現用側かつ予備系の主信号を予備側として信号処理を行うが、現用系において障害が発生した場合、現用系の主信号を予備側かつ予備系の主信号を現用側として信号処理を行う(例えば、特許文献1参照)。
このような伝送路切替システムでは、例えば、現用系伝送路の上り回線で伝送路断1が発生すると、B局において、受信部22が受信異常ALM−Wを検出し、監視制御部26に通知する。監視制御部26は、受信異常ALM−Wの通知を受けると、B局の受信ルートを受信部24側に切り替えると共に、B局の送信ルートを送信部25側に切り替え、主信号中に受信障害検出信号FERF−Wを挿入してA局に返送する。A局において、監視制御部16は、受信した主信号中に受信障害検出信号が挿入されているか否かを常時監視しており、受信障害検出信号FERF−Wを検出すると、A局の受信ルートを受信部15側に切り替えると共に、A局の送信ルートを送信部14側に切り替え、主信号中に切替完了信号SWCを挿入してB局へ返送する。このようにして、現用系から予備系への同期化切替制御が行われる。なお、予備系から現用系への同期化切替制御も同様である。また、A局およびB局は対称に構成されているため、現用系伝送路の下り回線で伝送路断2が発生した場合にも、同様の同期化切替制御が行われる。
特開平9−261132号公報
しかしながら、従来の伝送路切替システムでは、伝送路を切り替える際に、主信号中に受信障害検出信号および切替完了信号を挿入して送信するため、ネットワークの帯域を占有してしまう。また、従来の伝送路切替システムでは、伝送路で物理的な障害(すなわち、伝送路断)が発生した場合にのみ伝送路切替が行われるため、高い通信品質が要求される場合に、伝送路で伝送損失の増大(すなわち、通信品質の劣化)が発生しても、伝送路を切り替えることはできない。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであり、ネットワークの帯域を占有することなく伝送路切替を実施することを目的とする。また、本発明の別の目的は、伝送路断の発生に加えて、伝送路における通信品質の劣化が発生した場合にも伝送路切替を実施することにある。
請求項1の伝送路切替システムは、主信号を送受信する通信装置間に設けられた現用系伝送路および予備系伝送路と、各通信装置と現用系伝送路および予備系伝送路との間に設けられ、一方の送信ノードが他方の受信ノードに現用系伝送路を介して接続された一対の伝送路切替装置とを備え、各伝送路切替装置は、接続検査信号を相手側の伝送路切替装置に送信する接続検査信号送信手段と、受信ノードに接続された現用系伝送路の伝送路断を、相手側の伝送路切替装置から送信される主信号および接続検査信号の受信状況に基づいて検出する伝送路断検出手段と、前記伝送路断検出手段による伝送路断の検出に応答して、受信ノードと現用系伝送路との接続を解除するとともに、受信ノードを予備系伝送路に接続する受信側切替手段と、前記伝送路断検出手段による伝送路断の検出に応答して、伝送路切替要求を示す制御信号を主信号間に挿入して相手側の伝送路切替装置に送信し、伝送路切替要求を示す制御信号を相手側の伝送路切替装置から受信したときに、主信号の送信動作を停止する送信手段と、伝送路切替要求を示す制御信号を相手側の伝送路切替装置から受信したときに、送信ノードと現用系伝送路との接続を解除し、送信ノードを予備系伝送路に接続する送信側切替手段とを備えていることを特徴とする。
以上のような構成の伝送路切替システムでは、一方の伝送路切替装置の伝送路断検出手段が現用系伝送路の伝送路断を検出すると、一方の伝送路切替装置の送信手段は、伝送路切替要求を示す制御信号を主信号間に挿入して他方の伝送路切替装置に送信する。また、一方の伝送路切替装置の受信側切替手段は、受信ノードと現用系伝送路との接続を解除して受信ノードを予備系伝送路に接続する。そして、他方の伝送路切替装置が伝送路切替要求を示す制御信号を一方の伝送路切替装置から受信すると、他方の伝送路切替装置の送信手段は、一方の伝送路切替装置への主信号の送信動作を停止する。また、他方の伝送路切替装置の送信側切替手段は、送信ノードと現用系伝送路との接続を解除して送信ノードを予備系伝送路に接続する。これにより、一方の伝送路切替装置の受信ノードと他方の伝送路切替装置の送信ノードとが予備系伝送路を介して接続され、通信装置間における伝送路断の復旧が完了する。一方の伝送路切替装置の送信手段は、伝送路切替要求を示す制御信号を主信号間に挿入して送信するため、制御信号が他方の伝送路切替装置に送信される主信号に影響を及ぼすことはない。このため、通信装置が利用するネットワークの帯域を占有することなく伝送路切替を実施でき、伝送路断を円滑に復旧できる。
請求項2の伝送路切替システムは、請求項1記載の伝送路切替システムにおいて、前記送信手段は、前記送信側切替手段による伝送路の切替完了に応答して、伝送路切替完了を示す制御信号を相手側の伝送路切替装置に送信し、伝送路切替完了を示す制御信号を相手側の伝送路切替装置から受信したときに、主信号の送信再開要求を示す制御信号を主信号間に挿入して相手側の伝送路切替装置に送信し、主信号の送信再開要求を示す制御信号を相手側の伝送路切替装置から受信したときに、主信号の送信動作を再開することを特徴とする。
以上のような構成の伝送路切替システムでは、一方の伝送路切替装置から他方の伝送路切替装置に伝送路切替要求を示す制御信号を送信した場合、他方の伝送路切替装置の送信側切替手段が送信ノードの伝送路切替を完了すると、他方の伝送路切替装置の送信手段は、伝送路切替完了を示す制御信号を一方の伝送路切替装置に送信する。そして、一方の伝送路切替装置が伝送路切替完了を示す制御信号を他方の伝送路切替装置から受信すると、一方の伝送路切替装置の送信手段は、主信号の送信再開要求を示す制御信号を主信号間に挿入して他方の伝送路切替装置に送信する。この後、他方の伝送路切替装置が主信号の送信再開要求を示す制御信号を一方の伝送路切替装置から受信すると、他方の伝送路切替装置の送信手段は、一方の伝送路切替装置への主信号の送信動作を再開する。他方の伝送路切替装置の送信手段が伝送路切替完了を示す制御信号を一方の伝送路切替装置に送信することで、一方の伝送路切替装置における伝送路切替完了を示す制御信号の受信の有無により予備系伝送路の正常性を容易に確認できる。また、一方の伝送路切替装置の送信手段は、主信号の送信再開要求を示す制御信号を主信号間に挿入して送信するため、制御信号が他方の伝送路切替装置に送信される主信号に影響を及ぼすことはない。このため、通信装置が利用するネットワークの帯域を占有することなく、他方の伝送路切替装置における主信号の送信動作を再開できる。
請求項3の伝送路切替システムは、請求項1記載の伝送路切替システムにおいて、各伝送路切替装置は、受信ノードに接続された現用系伝送路における通信品質の劣化を、相手側の伝送路切替装置から送信される主信号中の品質検査情報に基づいて検出する品質劣化検出手段を備え、前記受信側切替手段は、前記伝送路断検出手段による伝送路断の検出に加えて、前記品質劣化検出手段による通信品質の劣化の検出にも応答して、受信ノードと現用系伝送路との接続を解除するとともに、受信ノードを予備系伝送路に接続し、前記送信手段は、前記伝送路断検出手段による伝送路断の検出に加えて、前記品質劣化検出手段による通信品質の劣化の検出にも応答して、伝送路切替要求を示す制御信号を主信号間に挿入して相手側の伝送路切替装置に送信することを特徴とする。
以上のような構成の伝送路切替システムでは、一方の伝送路切替装置の伝送路断検出手段が現用系伝送路の伝送路断を検出した場合と同様に、一方の伝送路切替装置の品質劣化検出手段が現用系伝送路における通信品質の劣化を検出すると、一方の伝送路切替装置の送信手段は、伝送路切替要求を示す制御信号を主信号間に挿入して他方の伝送路切替装置に送信する。また、一方の伝送路切替装置の受信側切替手段は、受信ノードと現用系伝送路との接続を解除して受信ノードを予備系伝送路に接続する。これにより、現用系伝送路における通信品質の劣化が発生した場合にも、現用系伝送路から予備系伝送路への伝送路切替を実施できるため、通信装置間の通信品質を高く維持できる。従って、本発明は、高い通信品質が要求されるネットワークに対して特に有効である。
請求項4の伝送路切替システムは、請求項1記載の伝送路切替システムにおいて、各伝送路切替装置は、光伝送路として構成される現用系伝送路および予備系伝送路と前記送信側切替手段との間に設けられ、電光変換の機能不良を生じたときに遠端障害表示信号を相手側の伝送路切替装置に送信する電光変換手段と、光伝送路として構成される現用系伝送路および予備系伝送路と前記受信側切替手段との間に設けられた光電変換手段とを備え、前記受信側切替手段は、前記伝送路断検出手段による伝送路断の検出に加えて、相手側の伝送路切替装置から送信される遠端障害表示信号の受信にも応答して、受信ノードと現用系伝送路との接続を解除するとともに、受信ノードを予備系伝送路に接続し、前記送信手段は、前記伝送路断検出手段による伝送路断の検出に加えて、相手側の伝送路切替装置から送信される遠端障害表示信号の受信にも応答して、伝送路切替要求を示す制御信号を主信号間に挿入して相手側の伝送路切替装置に送信することを特徴とする。
以上のような構成の伝送路切替システムでは、一方の伝送路切替装置の伝送路断検出手段が現用系伝送路の伝送路断を検出した場合と同様に、一方の伝送路切替装置が遠端障害表示信号を他方の伝送路切替装置から受信すると、一方の伝送路切替装置の送信手段は、伝送路切替要求を示す制御信号を主信号間に挿入して他方の伝送路切替装置に送信する。また、一方の伝送路切替装置の受信側切替手段は、受信ノードと現用系伝送路との接続を解除して受信ノードを予備系伝送路に接続する。これにより、他方の伝送路切替装置の現用系伝送路に対応する電光変換手段の機能不良、すなわち他方の伝送路切替装置内の障害が発生した場合にも、現用系伝送路から予備系伝送路への伝送路切替を実施できるため、伝送路切替システムの信頼性を向上させることができる。
請求項5の伝送路切替システムの動作方法は、主信号を送受信する通信装置間に設けられた現用系伝送路および予備系伝送路と、各通信装置と現用系伝送路および予備系伝送路との間に設けられ、一方の送信ノードが他方の受信ノードに現用系伝送路を介して接続された一対の伝送路切替装置とを備えた伝送路切替システムの動作方法であって、一方の伝送路切替装置は、受信ノードに接続された現用系伝送路の伝送路断を、他方の伝送路切替装置から送信される主信号および接続検査信号の受信状況に基づいて検出したときに、伝送路切替要求を示す制御信号を主信号間に挿入して他方の伝送路切替装置に送信するとともに、受信ノードと現用系伝送路との接続を解除して受信ノードを予備系伝送路に接続し、他方の伝送路切替装置は、伝送路切替要求を示す制御信号を一方の伝送路切替装置から受信したときに、一方の伝送路切替装置への主信号の送信動作を停止するとともに、送信ノードと現用系伝送路との接続を解除して送信ノードを予備系伝送路に接続することを特徴とする。
以上のような伝送路切替システムの動作方法では、一方の伝送路切替装置は、伝送路切替要求を示す制御信号を主信号間に挿入して送信するため、制御信号が他方の伝送路切替装置に送信される主信号に影響を及ぼすことはない。このため、通信装置が利用するネットワークの帯域を占有することなく伝送路切替を実施でき、伝送路断を円滑に復旧できる。
請求項6の伝送路切替システムの動作方法は、請求項5記載の伝送路切替システムの動作方法において、他方の伝送路切替装置は、送信ノードの伝送路切替を完了したときに、伝送路切替完了を示す制御信号を一方の伝送路切替装置に送信し、一方の伝送路切替装置は、伝送路切替完了を示す制御信号を他方の伝送路切替装置から受信したときに、主信号の送信再開要求を示す制御信号を主信号間に挿入して他方の伝送路切替装置に送信し、他方の伝送路切替装置は、主信号の送信再開要求を示す制御信号を一方の伝送路切替装置から受信したときに、一方の伝送路切替装置への主信号の送信動作を再開することを特徴とする。
以上のような伝送路切替システムの動作方法では、他方の伝送路切替装置が伝送路切替完了を示す制御信号を一方の伝送路切替装置に送信することで、一方の伝送路切替装置における伝送路切替完了を示す制御信号の受信の有無により予備系伝送路の正常性を容易に確認できる。また、一方の伝送路切替装置は、主信号の送信再開要求を示す制御信号を主信号間に挿入して送信するため、制御信号が他方の伝送路切替装置に送信される主信号に影響を及ぼすことはない。このため、通信装置が利用するネットワークの帯域を占有することなく、他方の伝送路切替装置における主信号の送信動作を再開できる。
請求項7の伝送路切替システムの動作方法は、請求項5記載の伝送路切替システムの動作方法において、一方の伝送路切替装置は、受信ノードに接続された現用系伝送路の伝送路断を検出したときに加えて、受信ノードに接続された現用系伝送路における通信品質の劣化を、他方の伝送路切替装置から送信される主信号中の品質検査情報に基づいて検出したときにも、伝送路切替要求を示す制御信号を主信号間に挿入して相手側の伝送路切替装置に送信するとともに、受信ノードと現用系伝送路との接続を解除して受信ノードを予備系伝送路に接続することを特徴とする。
以上のような伝送路切替システムの動作方法では、現用系伝送路における通信品質の劣化が発生した場合にも、現用系伝送路から予備系伝送路への伝送路切替を実施できるため、通信装置間の通信品質を高く維持できる。従って、本発明は、高い通信品質が要求されるネットワークに対して特に有効である。
請求項8の伝送路切替システムの動作方法は、請求項5記載の伝送路切替システムの動作方法において、一方の伝送路切替装置は、現用系伝送路および予備系伝送路が光伝送路として構成される場合、受信ノードに接続された現用系伝送路の伝送路断を検出したときに加えて、他方の伝送路切替装置の現用系伝送路に対応する電光変換の機能不良に伴う遠端障害表示信号を受信したときにも、伝送路切替要求を示す制御信号を主信号間に挿入して相手側の伝送路切替装置に送信するとともに、受信ノードと現用系伝送路との接続を解除して受信ノードを予備系伝送路に接続することを特徴とする。
請求項8の伝送路切替システムの動作方法は、請求項5記載の伝送路切替システムの動作方法において、一方の伝送路切替装置は、現用系伝送路および予備系伝送路が光伝送路として構成される場合、受信ノードに接続された現用系伝送路の伝送路断を検出したときに加えて、他方の伝送路切替装置の現用系伝送路に対応する電光変換の機能不良に伴う遠端障害表示信号を受信したときにも、伝送路切替要求を示す制御信号を主信号間に挿入して相手側の伝送路切替装置に送信するとともに、受信ノードと現用系伝送路との接続を解除して受信ノードを予備系伝送路に接続することを特徴とする。
以上のような伝送路切替システムの動作方法では、他方の伝送路切替装置の現用系伝送路に対応する電光変換の機能不良、すなわち他方の伝送路切替装置内の障害が発生した場合にも、現用系伝送路から予備系伝送路への伝送路切替を実施できるため、伝送路切替システムの信頼性を向上させることができる。
本発明の伝送路切替システムおよび伝送路切替システムの動作方法では、通信装置が利用するネットワークの帯域を占有することなく伝送路切替を実施でき、伝送路断を円滑に復旧できる。また、現用系伝送路における通信品質の劣化が発生した場合にも現用系伝送路から予備系伝送路への伝送路切替を実施でき、通信装置間の通信品質を高く維持できる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態を示している。伝送路切替システム100は、2心のイーサネット(登録商標)網を利用してユーザパケット(主信号)を送受信するパーソナルコンピュータ等のネットワーク機器400、450(通信装置)間に設けられた現用系伝送路200および予備系伝送路250(電気ケーブル)と、各ネットワーク機器400、450と現用系伝送路200および予備系伝送路250との間に設けられた一対の伝送路切替装置300、350とを有している。伝送路切替装置300、350は、現用系伝送路200(予備系伝送路250)で伝送路障害(伝送路断および通信品質劣化)が発生したときに、伝送路切替を実施するとともに、ネットワーク全体を監視制御する監視制御センタ500、550に伝送路障害の発生を通知する。
図1は、本発明の第1の実施形態を示している。伝送路切替システム100は、2心のイーサネット(登録商標)網を利用してユーザパケット(主信号)を送受信するパーソナルコンピュータ等のネットワーク機器400、450(通信装置)間に設けられた現用系伝送路200および予備系伝送路250(電気ケーブル)と、各ネットワーク機器400、450と現用系伝送路200および予備系伝送路250との間に設けられた一対の伝送路切替装置300、350とを有している。伝送路切替装置300、350は、現用系伝送路200(予備系伝送路250)で伝送路障害(伝送路断および通信品質劣化)が発生したときに、伝送路切替を実施するとともに、ネットワーク全体を監視制御する監視制御センタ500、550に伝送路障害の発生を通知する。
図2は、図1の伝送路切替システム100の詳細を示している。伝送路切替装置300は、送信回路302(送信手段)、バッファ(BUF)304、切替回路306(送信側切替手段)、切替回路308(受信側切替手段)、分配回路310、検出回路312(伝送路断検出手段)、検出回路314(品質劣化検出手段)および制御回路316を有している。伝送路切替装置350は、伝送路切替装置300と同一装置であり、伝送路切替装置300と同一の構成要素(送信回路352、バッファ(BUF)354、切替回路356、切替回路358、分配回路360、検出回路362、検出回路364および制御回路366)を有している。このため、以下では、伝送路切替装置300についてのみ説明する。
送信回路302は、ネットワーク機器400から受信したユーザパケットを一時的にバッファ304に格納し、切替回路306に送出する。バッファ104に格納されたパケットは、所定時間が経過すると破棄され、送信回路302は、新たに受信したユーザパケットをバッファ104に格納する。送信回路302は、制御回路316からのユーザパケットの送信停止要求に応答してユーザパケットの送信動作を停止し、制御回路316からのユーザパケットの送信再開要求に応答してユーザパケットの送信動作を再開する。また、送信回路302は、制御回路316から送出される制御パケット(制御信号)をユーザパケット間(パケット間ギャップ)に挿入して切替回路306に送出する。
切替回路306は、送信回路302と現用系伝送路200および予備系伝送路250との間に設けられ、制御回路316からの伝送路切替要求に応答して伝送路切替を実施する。具体的には、切替回路306は、制御回路316からの伝送路切替要求に応答して、送信回路302に接続された送信ノードNSと現用系伝送路200(予備系伝送路250)との接続を解除するとともに、送信ノードNSを予備系伝送路250(現用系伝送路200)に接続する。切替回路306は、伝送路切替が完了したときに、自身の伝送路切替完了ビットをセットする。また、切替回路306は、現用系伝送路200および予備系伝送路250の正常性を検査するためのリンクテストパルス(接続検査信号)を所定周期(例えば、16ms間隔)で現用系伝送路200および予備系伝送路250に送出する。すなわち、切替回路306は、接続検査信号を相手側の伝送路切替装置に送信する接続検査信号送信手段としても機能する。
切替回路308は、現用伝送路200および予備系伝送路250と分配回路310との間に設けられ、制御回路316からの伝送路切替要求に応答して伝送路切替を実施する。具体的には、切替回路308は、制御回路316からの伝送路切替要求に応答して、分配回路310に接続された受信ノードNRと現用系伝送路200(予備系伝送路250)との接続を解除するとともに、受信ノードNRを予備系伝送路250(現用系伝送路200)に接続する。
分配回路310は、現用系伝送路200(予備系伝送路250)および切替回路308を介して受信した信号がリンクテストパルスである場合、受信した信号を検出回路312に送出し、受信した信号がパケット(ユーザパケットまたは制御パケット)である場合、受信した信号を検出回路314に送出する。
検出回路312は、分配回路310から送出されるリンクテストパルスを受信する。検出回路112は、リンクテストパルスを所定期間(例えば、80ms)受信しない場合、後述する検出回路314から”ユーザパケットの受信無し”が通知されているときに、現用系伝送路200(予備系伝送路250)で伝送路断が発生したと判断し、自身の伝送路断ビットおよび伝送路断が発生した伝送路に対応する伝送路ビットをセットする。
検出回路312は、分配回路310から送出されるリンクテストパルスを受信する。検出回路112は、リンクテストパルスを所定期間(例えば、80ms)受信しない場合、後述する検出回路314から”ユーザパケットの受信無し”が通知されているときに、現用系伝送路200(予備系伝送路250)で伝送路断が発生したと判断し、自身の伝送路断ビットおよび伝送路断が発生した伝送路に対応する伝送路ビットをセットする。
検出回路314は、FCS(Frame Check Seaquence)チェックカウンタ(FCC)318および送信回路320を有し、分配回路310から送出されるパケットを受信する。検出回路314は、受信したパケットがユーザパケットである場合、伝送損失を検査するためにイーサネット(登録商標)のユーザパケットに用意されているFCSフィールドの値(品質検査情報)を使用して、FCSチェックカウンタ318によりFCSエラー数を常時監視している。検出回路314は、FCSチェックカウンタ318によりFCSエラーを検出しなかった場合、送信回路320によりユーザパケットをネットワーク機器400に送信し、FCSエラーを検出した場合、ユーザパケットを破棄する。検出回路314は、例えば、制御回路316により設定されたFCSエラー率(所定時間内に発生したFCSエラー数)の閾値を保持しており、FCSエラー率が閾値を超過した場合、現用系伝送路200(予備系伝送路250)で通信品質の劣化が発生したと判断し、自身の通信品質劣化ビットおよび通信品質の劣化が発生した伝送路に対応する伝送路ビットをセットする。
また、検出回路314は、受信したパケットが制御パケットである場合、制御パケットが伝送路切替要求を示すとき自身の伝送路切替要求ビットをセットし、制御パケットが伝送路切替完了を示すとき自身の伝送路切替完了ビットをセットし、制御パケットがユーザパケットの送信再開要求を示すとき自身の送信再開要求ビットをセットする。さらに、検出回路314は、分配回路310からのユーザパケットの受信の有無を検出回路312に常時通知している。
制御回路316は、検出回路312の伝送路断ビット、検出回路314の通信品質劣化ビット、伝送路切替要求ビット、伝送路切替完了ビット、送信再開要求ビットおよび切替回路306の伝送路切替完了ビットを所定周期(例えば、100ms間隔)で参照している。制御回路316は、検出回路312の伝送路断ビットがセットされている場合、切替回路308の受信ノードNRに接続されている現用系伝送路200(予備系伝送路250)で伝送路断が発生したことを認識し、伝送路切替要求を示す制御パケットを生成して送信回路302に送出するとともに、切替回路308に伝送路切替を要求する。制御回路316は、検出回路314の通信品質劣化ビットがセットされている場合、切替回路308の受信ノードNRに接続されている現用系伝送路200(予備系伝送路250)で通信品質の劣化が発生したことを認識し、伝送路切替要求を示す制御パケットを生成して送信回路302に送出するとともに、切替回路308に伝送路切替を要求する。また、制御回路316は、検出回路312の伝送路断ビットまたは検出回路314の通信品質劣化ビットがセットされている場合、監視制御センタ500に伝送路障害(伝送路断または通信品質劣化)の発生を通知する。
また、制御回路316は、検出回路314の伝送路切替要求ビットがセットされている場合、切替回路306の送信ノードNSに接続されている現用系伝送路200(予備系伝送路250)で伝送路断が発生したことを認識し、送信回路302にユーザパケットの送信停止を要求するとともに、切替回路306に伝送路切替を要求する。制御回路316は、検出回路314の伝送路切替完了ビットがセットされている場合、伝送路切替装置350における伝送路切替が完了したことを認識し、ユーザパケットの送信再開要求を示す制御パケットを生成して送信回路302に送出する。制御回路316は、検出回路314の送信再開要求ビットがセットされている場合、切替回路306の送信ノードNSに接続されている予備系伝送路250(現用系伝送路200)の正常性が確認されたことを認識し、送信回路302にユーザパケットの送信再開を要求する。制御回路316は、切替回路306の切替完了ビットがセットされている場合、切替回路306による伝送路切替が完了したことを認識し、伝送路切替完了を示す制御パケットを生成して送信回路302に送出する。
図3は、図2の送信回路302の制御パケット送出動作を示している。伝送路切替装置300の送信回路302は、制御回路316から制御パケットを受信すると、パケット間ギャップIPGに制御パケットを挿入して切替回路306に送出する。このため、制御パケットが伝送路切替装置350に送信されるユーザパケットに影響を及ぼすことはない。すなわち、制御パケットを伝送路切替装置350に送出するためにネットワークの帯域を占有することはない。
図4は、図2の制御回路316により生成される制御パケットの一例を示している。図4(a)は、制御パケットの構成例を示し、図4(b)は、制御パケットの構成要素の定義を示している。制御回路316は、制御パケットの開始を示すプリアンブルF0〜F7、制御パケットの内容を示す信号識別子C0、C1、発生した伝送路障害が伝送路断であることを示す障害識別子C1、発生した伝送路障害が通信品質の劣化であることを示す障害識別子C2、伝送路障害が発生した伝送路を示す伝送路識別子S0〜S7、制御パケットの終了を示す終了識別子E0〜E7で構成される3バイトの制御パケットを生成する。制御回路316により生成される制御パケット(3バイト)はユーザパケットより十分に小さく、パケット間ギャップの最小値は12バイトであるため、送信回路302は、制御パケットをパケット間ギャップに確実に挿入できる。
制御回路316は、伝送路断の発生に伴う伝送路切替要求を示す制御パケットを生成する場合、信号識別子C0、C1を”01”、障害識別子C2を”1”、伝送路識別子S0〜S4のうち伝送路断が発生した伝送路に対応する伝送路識別子を”1”に設定する。制御回路316は、通信の品質劣化の発生に伴う伝送路切替要求を示す制御パケットを生成する場合、信号識別子C0、C1を”01”、障害識別子C3を”1”、伝送路識別子S0〜S4のうち通信品質の劣化が発生した伝送路に対応する伝送路識別子を”1”に設定する。制御回路316は、伝送路切替完了を示す制御パケットを生成する場合、信号識別子C0、C1を”10”に設定する。制御回路316は、ユーザパケットの送信再開要求を示す制御パケットを生成する場合、信号識別子C0、C1を”11”に設定する。
図5は、図2の伝送路切替システム100の伝送路切替動作を示している。この例では、現用系伝送路200の上り回線(図2の上側)で伝送路障害(伝送路断および通信品質劣化)が発生した場合について説明する。まず、現用系伝送路200の上り回線で伝送路断が発生した場合について説明する。
ステップS51において、現用系伝送路200の上り回線で伝送路断が発生すると、伝送路切替装置350の検出回路362は、伝送路切替装置300の切替回路306から送出されるリンクテストパルスを受信できない。また、伝送路切替装置350の検出回路364は、伝送路切替装置300の送信回路302から送出されるユーザパケットを受信できない。このため、伝送路切替装置350の検出回路362は、自身の伝送路断ビットおよび現用系伝送路200の上り回線を示す伝送路ビットをセットする。
ステップS51において、現用系伝送路200の上り回線で伝送路断が発生すると、伝送路切替装置350の検出回路362は、伝送路切替装置300の切替回路306から送出されるリンクテストパルスを受信できない。また、伝送路切替装置350の検出回路364は、伝送路切替装置300の送信回路302から送出されるユーザパケットを受信できない。このため、伝送路切替装置350の検出回路362は、自身の伝送路断ビットおよび現用系伝送路200の上り回線を示す伝送路ビットをセットする。
ステップS53において、伝送路切替装置350の制御回路366は、検出回路362の伝送路断ビットがセットされていることを認識すると、伝送路切替要求を示す制御パケット”h’AA680A(C1=1、C2=1、S0=1)”を生成して送信回路352に送出する。これにより、伝送路切替装置350の送信回路352は、伝送路切替要求を示す制御パケットをパケット間ギャップに挿入して伝送路切替装置300に送出する。
ステップS54において、伝送路切替装置350の制御回路366は、切替回路358に伝送路切替を要求する。これにより、伝送路切替装置350の切替回路358は、受信ノードNRと現用系伝送路200の上り回線との接続を解除するとともに、受信ノードNRを予備系伝送路250の上り回線(図2の上側)に接続する。
ステップS01において、伝送路切替装置300の検出回路314は、伝送路切替装置350の送信回路352から送出された制御パケットを分配回路310を介して受信すると、受信した制御パケットが伝送路切替要求を示しているため、切替回路306の送信ノードNSが接続されている現用系伝送路200の上り回線で伝送路障害(伝送路断)が発生したことを認識し、自身の伝送路切替要求ビットをセットする。
ステップS01において、伝送路切替装置300の検出回路314は、伝送路切替装置350の送信回路352から送出された制御パケットを分配回路310を介して受信すると、受信した制御パケットが伝送路切替要求を示しているため、切替回路306の送信ノードNSが接続されている現用系伝送路200の上り回線で伝送路障害(伝送路断)が発生したことを認識し、自身の伝送路切替要求ビットをセットする。
ステップS02において、伝送路切替装置300の制御回路316は、検出回路314の伝送路切替要求ビットがセットされていることを認識すると、送信回路302にユーザパケットの送信停止を要求する。これにより、伝送路切替装置300の送信回路302は、ユーザパケットの送信動作を停止する。
ステップS03において、伝送路切替装置300の制御回路316は、切替回路306に伝送路切替を要求する。これにより、伝送路切替装置300の切替回路306は、送信ノードNSと現用系伝送路200の上り回線との接続を解除するとともに、送信ノードNSを予備系伝送路250の上り回線に接続する。伝送路切替装置300の切替回路306は、伝送路切替が完了すると、自身の伝送路切替完了ビットをセットする。
ステップS03において、伝送路切替装置300の制御回路316は、切替回路306に伝送路切替を要求する。これにより、伝送路切替装置300の切替回路306は、送信ノードNSと現用系伝送路200の上り回線との接続を解除するとともに、送信ノードNSを予備系伝送路250の上り回線に接続する。伝送路切替装置300の切替回路306は、伝送路切替が完了すると、自身の伝送路切替完了ビットをセットする。
ステップS04において、伝送路切替装置300の制御回路316は、切替回路306の伝送路切替完了ビットがセットされていることを認識すると、伝送路切替完了を示す制御パケット”h’AA800A(C0=1)”を生成して送信回路302に送出する。これにより、伝送路切替装置300の送信回路302は、伝送路切替完了を示す制御パケットを伝送路切替装置350に送出する。
ステップS55において、伝送路切替装置350の検出回路354は、伝送路切替装置300の送信回路302から送出された制御パケットを分配回路350を介して受信すると、受信した制御パケットが伝送路切替完了を示しているため、伝送路切替装置300における伝送路切替が完了したことを認識し、自身の伝送路切替完了ビットをセットする。
ステップS56において、伝送路切替装置350の制御回路366は、検出回路314の伝送路切替完了ビットがセットされていることを認識すると、ユーザパケットの送信再開要求を示す制御パケット”h’AAC00A(C0=1、C1=1)”を生成して送信回路302に送出する。これにより、伝送路切替装置350の送信回路352は、ユーザパケットの送信再開要求を示す制御パケットをパケット間ギャップに挿入して伝送路切替装置300に送出する。
ステップS56において、伝送路切替装置350の制御回路366は、検出回路314の伝送路切替完了ビットがセットされていることを認識すると、ユーザパケットの送信再開要求を示す制御パケット”h’AAC00A(C0=1、C1=1)”を生成して送信回路302に送出する。これにより、伝送路切替装置350の送信回路352は、ユーザパケットの送信再開要求を示す制御パケットをパケット間ギャップに挿入して伝送路切替装置300に送出する。
ステップS57において、伝送路切替装置350の制御回路366は、現用系伝送路200の上り回線で伝送路断が発生したことを通知する。
ステップS05において、伝送路切替装置300の検出回路314は、伝送路切替装置350の送信回路352から送出された制御パケットを分配回路310を介して受信すると、受信した制御パケットがユーザパケットの送信再開要求を示しているため、切替回路306の送信ノードNSに接続されている予備系伝送路250の上り回線の正常性が確認されたことを認識し、自身の送信再開要求ビットをセットする。
ステップS05において、伝送路切替装置300の検出回路314は、伝送路切替装置350の送信回路352から送出された制御パケットを分配回路310を介して受信すると、受信した制御パケットがユーザパケットの送信再開要求を示しているため、切替回路306の送信ノードNSに接続されている予備系伝送路250の上り回線の正常性が確認されたことを認識し、自身の送信再開要求ビットをセットする。
ステップS06において、伝送路切替装置300の制御回路316は、検出回路314の送信再開要求ビットがセットされていることを認識すると、送信回路302にユーザパケットの送信再開を要求する。これにより、伝送路切替装置300の送信回路302は、ユーザパケットの送信動作を再開し、伝送路切替システム100における伝送路断の復旧が完了する。なお、予備系伝送路250の上り回線から現用系伝送路200の上り回線への伝送路切替も同様に実施され、現用系伝送路200の下り回線(図2の下側)で伝送路障害が発生した場合にも同様の伝送路切替が実施される。
次に、現用系伝送路200の上り回線で通信品質の劣化が発生した場合について説明する。
ステップS52において、現用系伝送路200の上り回線で通信品質の劣化が発生すると、伝送路切替装置350の検出回路364は、FCSチェックカウンタ368により得られるFCSエラー率が閾値を超過するため、自身の通信品質劣化ビットおよび現用系伝送路200の上り回線を示す伝送路ビットをセットする。
ステップS52において、現用系伝送路200の上り回線で通信品質の劣化が発生すると、伝送路切替装置350の検出回路364は、FCSチェックカウンタ368により得られるFCSエラー率が閾値を超過するため、自身の通信品質劣化ビットおよび現用系伝送路200の上り回線を示す伝送路ビットをセットする。
ステップS53において、伝送路切替装置350の制御回路366は、検出回路364の通信品質劣化ビットがセットされていることを認識すると、伝送路切替要求を示す制御パケット”h’AA580A(C1=1、C3=1、S0=1)”を生成して送信回路352に送出する。これにより、伝送路切替装置350の送信回路352は、伝送路切替要求を示す制御パケットをパケット間ギャップに挿入して伝送路切替装置200に送出する。
この後、現用系伝送路200の上り回線で伝送路断が発生した場合と同様に、ステップS54、ステップS01〜S04、ステップS55〜S57およびステップS05〜S06が順次実施され、伝送路切替システム100における通信品質劣化の復旧が完了する。
以上のような伝送路切替システム100では、伝送路障害が発生してから伝送路切替装置350の制御回路366が伝送路障害の発生を認識するまで180msかかる。現用系伝送路200の伝送速度を100Mbpsとすると、伝送路切替装置350が3バイトの制御パケットを送信してから伝送路切替装置300がその制御パケットを受信するまで0.24μsかかる。伝送路切替装置300が伝送路切替要求を示す制御パケットを受信してから伝送路切替装置300の制御回路316が伝送路切替要求を認識するまで100msかかる。伝送路切替装置350が伝送路切替完了を示す制御パケットを受信してから伝送路切替装置350の制御回路366が伝送路切替完了を認識するまで100msかかる。伝送路切替装置300がユーザパケットの送信再開要求を示す制御パケットを受信してから伝送路切替装置300の制御回路316がユーザパケットの送信再開要求を認識するまで100msかかる。伝送路切替装置300(350)の制御回路316(356)が切替回路や送信回路に各種要求を出してからそれらが実行されるまで1msかかる。従って、伝送路切替システム100では、伝送路障害が発生してから高々500ms程度で伝送路障害が復旧される。これに対して、ラピッドスパニングツリープロトコル(RSTP)等の従来の伝送路障害復旧技術では数秒程度かかる。すなわち、本発明の伝送路切替システム100では、伝送路障害の復旧に要する時間が大幅に短縮される。
以上のような伝送路切替システム100では、伝送路障害が発生してから伝送路切替装置350の制御回路366が伝送路障害の発生を認識するまで180msかかる。現用系伝送路200の伝送速度を100Mbpsとすると、伝送路切替装置350が3バイトの制御パケットを送信してから伝送路切替装置300がその制御パケットを受信するまで0.24μsかかる。伝送路切替装置300が伝送路切替要求を示す制御パケットを受信してから伝送路切替装置300の制御回路316が伝送路切替要求を認識するまで100msかかる。伝送路切替装置350が伝送路切替完了を示す制御パケットを受信してから伝送路切替装置350の制御回路366が伝送路切替完了を認識するまで100msかかる。伝送路切替装置300がユーザパケットの送信再開要求を示す制御パケットを受信してから伝送路切替装置300の制御回路316がユーザパケットの送信再開要求を認識するまで100msかかる。伝送路切替装置300(350)の制御回路316(356)が切替回路や送信回路に各種要求を出してからそれらが実行されるまで1msかかる。従って、伝送路切替システム100では、伝送路障害が発生してから高々500ms程度で伝送路障害が復旧される。これに対して、ラピッドスパニングツリープロトコル(RSTP)等の従来の伝送路障害復旧技術では数秒程度かかる。すなわち、本発明の伝送路切替システム100では、伝送路障害の復旧に要する時間が大幅に短縮される。
以上、第1の実施形態では、伝送路切替装置300(350)の送信回路302(352)は、伝送路切替要求を示す制御パケットをパケット間ギャップに挿入して送信するため、制御パケットが伝送路切替装置350(300)に送信されるユーザパケットに影響を及ぼすことはない。このため、ネットワークの帯域を占有することなく伝送路切替を実施でき、伝送障害(伝送路断および通信品質劣化)を円滑に復旧できる。また、現用系伝送路200における通信品質の劣化が発生した場合にも、現用系伝送路200から予備系伝送路250への伝送路切替を実施できるため、ネットワーク機器400、450間の通信品質を高く維持できる。さらに、伝送路障害復旧に要する時間を大幅に短縮でき、ネットワーク利用者に快適な環境を提供できる。
伝送路切替装置300(350)の送信回路302(352)が伝送路切替完了を示す制御パケットを伝送路切替装置350(300)に送信することで、伝送路切替装置350(300)における伝送路切替完了を示す制御パケットの受信の有無(すなわち、検出回路364(314)の伝送路切替完了ビットの状態)により予備系伝送路250の正常性を容易に確認できる。また、伝送路切替装置300(350)の送信回路302(352)は、ユーザパケットの送信再開要求を示す制御パケットをパケット間ギャップに挿入して送信するため、制御パケットが伝送路切替装置350(300)に送信されるユーザパケットに影響を及ぼすことはない。このため、ネットワークの帯域を占有することなく、伝送路切替装置350(300)におけるユーザパケットの送信動作を再開できる。
図6は、本発明の第2の実施形態を示している。なお、第1の実施形態で説明した要素と同一の要素については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。伝送路切替システム100aは、第1の実施形態の現用系伝送路200および予備系伝送路250(図1)に代えて現用系伝送路200aおよび予備系伝送路250a(光ケーブル)を有し、第1の実施形態の伝送路切替装置300、350に代えて伝送路切替装置300a、350aを有している。伝送路切替装置300aは、第1の実施形態の伝送路切替装置300(図2)にEO変換器(電光変換器)322、324(電光変換手段)およびOE変換器(光電変換器)326、328(光電変換手段)を加えて構成され、第1の実施形態の検出回路314および制御回路316に代えて検出回路314aおよび制御回路316aを有している。伝送路切替装置350aは、第1の実施形態の伝送路切替装置350にEO変換器372、374およびOE変換器376、378を加えて構成され、第1の実施形態の検出回路364および制御回路366に代えて検出回路364aおよび制御回路366aを有している。伝送路切替装置350aは、伝送路切替装置300aと同一装置であるため、以下では、伝送路切替装置300aについてのみ説明する。
EO変換器322は、切替回路306と現用系伝送路200aとの間に設けられ、切替回路306から受信した電気信号を光信号に変換して現用系伝送路200aに送出する。EO変換器324は、切替回路306と予備系伝送路250aとの間に設けられ、切替回路306から受信した電気信号を光信号に変換して予備系伝送路250aに送出する。EO変換器322、324は、電光変換の機能不良が生じたときに、FEFI(Far End Fault Indication;遠端障害表示)パケット(遠端障害表示信号)を現用系伝送路200aおよび予備系伝送路250aにそれぞれ送出する。
OE変換器326は、現用系伝送路200aと切替回路308との間に設けられ、現用系伝送路200aを介して受信した光信号を電気信号に変換して分配回路310に送出する。OE変換器328は、現用系伝送路250aと切替回路308との間に設けられ、予備系伝送路250aを介して受信した光信号を電気信号に変換して分配回路310に送出する。検出回路314aは、受信したパケットがFEFIパケットである場合、自身のFEFIビットおよび切替回路308の受信ノードNRが接続されている伝送路に対応する伝送路ビットをセットする。検出回路314aのその他の構成および動作は、第1の実施形態の検出回路314と同一である。
制御回路316aは、検出回路314aのFEFIビットを所定周期(例えば、100ms間隔)で参照している。制御回路316aは、検出回路314aのFEFIビットがセットされている場合、切替回路308の受信ノードNRに接続されている現用系伝送路200a(予備系伝送路250a)に対応する伝送路切替装置350aのEO変換器372(374)の機能不良が発生したことを認識し、伝送路切替要求を示す制御パケットを生成して送信回路302に送出するとともに、切替回路308に伝送路切替を要求する。制御回路316aのその他の構成および動作は、第1の実施形態の制御回路316と同一である。
以上のような構成の伝送路切替システム100aでは、伝送路切替装置350aが現用系伝送路200aの伝送路断を検出した場合と同様に、伝送路切替装置350aがFEFIパケットを伝送路切替装置300aから受信すると、伝送路切替装置350aの送信回路352は、伝送路切替要求を示す制御パケットをユーザパケット間に挿入して伝送路切替装置300aに送信する。また、伝送路切替装置350aの切替回路358は、受信ノードNRと現用系伝送路200aとの接続を解除して受信ノードNRを予備系伝送路250aに接続する。これにより、伝送路切替装置300aの現用系伝送路200aに対応するEO変換器322の機能不良が発生した場合にも、現用系伝送路200aから予備系伝送路250aへの伝送路切替が実施される。なお、予備系伝送路250aから現用系伝送路200aへの伝送路切替も同様に実施され、伝送路切替装置300aがFEFIパケットを伝送路切替装置350aから受信する場合にも同様の伝送路切替が実施される。
以上、第2の実施形態でも、第1の実施形態と同様の効果が得られる。さらに、伝送路切替装置300a(350a)の現用系伝送路200aに対応するEO変換器322(372)の機能不良、すなわち伝送路切替装置300a(350a)内の障害が発生した場合にも、現用系伝送路200aから予備系伝送路250aへの伝送路切替を実施できるため、伝送路切替システム100aの信頼性を向上させることができる。
以上、本発明について詳細に説明してきたが、前述の実施形態およびその変形例は発明の一例に過ぎず、本発明はこれらに限定されるものではない。本発明を逸脱しない範囲で変形可能であることは明らかである。
100、100a 伝送路切替システム
200、200a 現用系伝送路
250、250a 予備系伝送路
300、300a、350、350a 伝送路切替装置
302、352 送信回路
304、354 バッファ
306、308、356、358 切替回路
310、360 分配回路
312、314、314a、362、364、364a 検出回路
316、316a、366、366a 制御回路
318、368 FCSチェックカウンタ
320、370 送信回路
322、324、372、374 EO変換器
326、328、377、378 OE変換器
400、450 ネットワーク機器
500、550 監視制御センタ
NR 受信ノード
NS 送信ノード
IPG パケット間ギャップ
200、200a 現用系伝送路
250、250a 予備系伝送路
300、300a、350、350a 伝送路切替装置
302、352 送信回路
304、354 バッファ
306、308、356、358 切替回路
310、360 分配回路
312、314、314a、362、364、364a 検出回路
316、316a、366、366a 制御回路
318、368 FCSチェックカウンタ
320、370 送信回路
322、324、372、374 EO変換器
326、328、377、378 OE変換器
400、450 ネットワーク機器
500、550 監視制御センタ
NR 受信ノード
NS 送信ノード
IPG パケット間ギャップ
Claims (8)
- 主信号を送受信する通信装置間に設けられた現用系伝送路および予備系伝送路と、
各通信装置と現用系伝送路および予備系伝送路との間に設けられ、一方の送信ノードが他方の受信ノードに現用系伝送路を介して接続された一対の伝送路切替装置とを備え、
各伝送路切替装置は、
接続検査信号を相手側の伝送路切替装置に送信する接続検査信号送信手段と、
受信ノードに接続された現用系伝送路の伝送路断を、相手側の伝送路切替装置から送信される主信号および接続検査信号の受信状況に基づいて検出する伝送路断検出手段と、
前記伝送路断検出手段による伝送路断の検出に応答して、受信ノードと現用系伝送路との接続を解除するとともに、受信ノードを予備系伝送路に接続する受信側切替手段と、
前記伝送路断検出手段による伝送路断の検出に応答して、伝送路切替要求を示す制御信号を主信号間に挿入して相手側の伝送路切替装置に送信し、伝送路切替要求を示す制御信号を相手側の伝送路切替装置から受信したときに、主信号の送信動作を停止する送信手段と、
伝送路切替要求を示す制御信号を相手側の伝送路切替装置から受信したときに、送信ノードと現用系伝送路との接続を解除し、送信ノードを予備系伝送路に接続する送信側切替手段とを備えていることを特徴とする伝送路切替システム。 - 請求項1記載の伝送路切替システムにおいて、
前記送信手段は、
前記送信側切替手段による伝送路の切替完了に応答して、伝送路切替完了を示す制御信号を相手側の伝送路切替装置に送信し、
伝送路切替完了を示す制御信号を相手側の伝送路切替装置から受信したときに、主信号の送信再開要求を示す制御信号を主信号間に挿入して相手側の伝送路切替装置に送信し、
主信号の送信再開要求を示す制御信号を相手側の伝送路切替装置から受信したときに、主信号の送信動作を再開することを特徴とする伝送路切替システム。 - 請求項1記載の伝送路切替システムにおいて、
各伝送路切替装置は、受信ノードに接続された現用系伝送路における通信品質の劣化を、相手側の伝送路切替装置から送信される主信号中の品質検査情報に基づいて検出する品質劣化検出手段を備え、
前記受信側切替手段は、前記伝送路断検出手段による伝送路断の検出に加えて、前記品質劣化検出手段による通信品質の劣化の検出にも応答して、受信ノードと現用系伝送路との接続を解除するとともに、受信ノードを予備系伝送路に接続し、
前記送信手段は、前記伝送路断検出手段による伝送路断の検出に加えて、前記品質劣化検出手段による通信品質の劣化の検出にも応答して、伝送路切替要求を示す制御信号を主信号間に挿入して相手側の伝送路切替装置に送信することを特徴とする伝送路切替システム。 - 請求項1記載の伝送路切替システムにおいて、
各伝送路切替装置は、
光伝送路として構成される現用系伝送路および予備系伝送路と前記送信側切替手段との間に設けられ、電光変換の機能不良を生じたときに遠端障害表示信号を相手側の伝送路切替装置に送信する電光変換手段と、
光伝送路として構成される現用系伝送路および予備系伝送路と前記受信側切替手段との間に設けられた光電変換手段とを備え、
前記受信側切替手段は、前記伝送路断検出手段による伝送路断の検出に加えて、相手側の伝送路切替装置から送信される遠端障害表示信号の受信にも応答して、受信ノードと現用系伝送路との接続を解除するとともに、受信ノードを予備系伝送路に接続し、
前記送信手段は、前記伝送路断検出手段による伝送路断の検出に加えて、相手側の伝送路切替装置から送信される遠端障害表示信号の受信にも応答して、伝送路切替要求を示す制御信号を主信号間に挿入して相手側の伝送路切替装置に送信することを特徴とする伝送路切替システム。 - 主信号を送受信する通信装置間に設けられた現用系伝送路および予備系伝送路と、各通信装置と現用系伝送路および予備系伝送路との間に設けられ、一方の送信ノードが他方の受信ノードに現用系伝送路を介して接続された一対の伝送路切替装置とを備えた伝送路切替システムの動作方法であって、
一方の伝送路切替装置は、受信ノードに接続された現用系伝送路の伝送路断を、他方の伝送路切替装置から送信される主信号および接続検査信号の受信状況に基づいて検出したときに、伝送路切替要求を示す制御信号を主信号間に挿入して他方の伝送路切替装置に送信するとともに、受信ノードと現用系伝送路との接続を解除して受信ノードを予備系伝送路に接続し、
他方の伝送路切替装置は、伝送路切替要求を示す制御信号を一方の伝送路切替装置から受信したときに、一方の伝送路切替装置への主信号の送信動作を停止するとともに、送信ノードと現用系伝送路との接続を解除して送信ノードを予備系伝送路に接続することを特徴とする伝送路切替システムの動作方法。 - 請求項5記載の伝送路切替システムの動作方法において、
他方の伝送路切替装置は、送信ノードの伝送路切替を完了したときに、伝送路切替完了を示す制御信号を一方の伝送路切替装置に送信し、
一方の伝送路切替装置は、伝送路切替完了を示す制御信号を他方の伝送路切替装置から受信したときに、主信号の送信再開要求を示す制御信号を主信号間に挿入して他方の伝送路切替装置に送信し、
他方の伝送路切替装置は、主信号の送信再開要求を示す制御信号を一方の伝送路切替装置から受信したときに、一方の伝送路切替装置への主信号の送信動作を再開することを特徴とする伝送路切替システムの動作方法。 - 請求項5記載の伝送路切替システムの動作方法において、
一方の伝送路切替装置は、受信ノードに接続された現用系伝送路の伝送路断を検出したときに加えて、受信ノードに接続された現用系伝送路における通信品質の劣化を、他方の伝送路切替装置から送信される主信号中の品質検査情報に基づいて検出したときにも、伝送路切替要求を示す制御信号を主信号間に挿入して相手側の伝送路切替装置に送信するとともに、受信ノードと現用系伝送路との接続を解除して受信ノードを予備系伝送路に接続することを特徴とする伝送路切替システムの動作方法。 - 請求項5記載の伝送路切替システムの動作方法において、
一方の伝送路切替装置は、現用系伝送路および予備系伝送路が光伝送路として構成される場合、受信ノードに接続された現用系伝送路の伝送路断を検出したときに加えて、他方の伝送路切替装置の現用系伝送路に対応する電光変換の機能不良に伴う遠端障害表示信号を受信したときにも、伝送路切替要求を示す制御信号を主信号間に挿入して相手側の伝送路切替装置に送信するとともに、受信ノードと現用系伝送路との接続を解除して受信ノードを予備系伝送路に接続することを特徴とする伝送路切替システムの動作方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004074378A JP2005268889A (ja) | 2004-03-16 | 2004-03-16 | 伝送路切替システムおよび伝送路切替システムの動作方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007274613A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Nec Corp | 信号劣化検出方法、信号復旧検出方法及びそれらの装置並びにトラフィック伝送システム |
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-
2004
- 2004-03-16 JP JP2004074378A patent/JP2005268889A/ja active Pending
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