JP2005268505A - 多層配線板およびその製造方法 - Google Patents
多層配線板およびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005268505A JP2005268505A JP2004078338A JP2004078338A JP2005268505A JP 2005268505 A JP2005268505 A JP 2005268505A JP 2004078338 A JP2004078338 A JP 2004078338A JP 2004078338 A JP2004078338 A JP 2004078338A JP 2005268505 A JP2005268505 A JP 2005268505A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wiring board
- printed wiring
- board
- circuit
- peripheral portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 11
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims abstract description 44
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims abstract description 44
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 39
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 27
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 15
- 229920001721 polyimide Polymers 0.000 claims description 13
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 13
- 239000004642 Polyimide Substances 0.000 claims description 8
- -1 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 claims description 5
- 229920000106 Liquid crystal polymer Polymers 0.000 claims description 4
- 239000004977 Liquid-crystal polymers (LCPs) Substances 0.000 claims description 4
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 claims description 4
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 claims description 4
- 238000003672 processing method Methods 0.000 claims description 4
- 239000011112 polyethylene naphthalate Substances 0.000 claims description 3
- 229920003207 poly(ethylene-2,6-naphthalate) Polymers 0.000 claims description 2
- 239000011229 interlayer Substances 0.000 abstract description 21
- 230000002040 relaxant effect Effects 0.000 abstract 1
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 26
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 10
- 239000012790 adhesive layer Substances 0.000 description 10
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 9
- 239000011889 copper foil Substances 0.000 description 9
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 4
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 3
- 238000005530 etching Methods 0.000 description 3
- CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N Carbon dioxide Chemical compound O=C=O CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N Nickel Chemical compound [Ni] PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N Silver Chemical compound [Ag] BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000000654 additive Substances 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 2
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 2
- 238000001020 plasma etching Methods 0.000 description 2
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000004332 silver Substances 0.000 description 2
- 229910000679 solder Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000007858 starting material Substances 0.000 description 2
- 229920006259 thermoplastic polyimide Polymers 0.000 description 2
- 229920001187 thermosetting polymer Polymers 0.000 description 2
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004593 Epoxy Substances 0.000 description 1
- 230000000996 additive effect Effects 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910002092 carbon dioxide Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000001569 carbon dioxide Substances 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 1
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 1
- 230000009477 glass transition Effects 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
- 230000008054 signal transmission Effects 0.000 description 1
- 229920005992 thermoplastic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
- Structure Of Printed Boards (AREA)
Abstract
【課題】マザーボードプリント配線板を屈曲させる際に、マザーボープリント配線板と島状の回路付き樹脂基材との層間部にかかる応力を緩和し、樹脂基材が剥離し易い状態に置かれることを回避すること。
【解決手段】マザーボードプリント配線板11のうち片面配線回路付き樹脂基材21の貼合部分(部分多層化部20)の周辺に位置する部分に切欠部14を設け、この部分Aを他の部分Bに比して屈曲し易くする。
【選択図】 図1
【解決手段】マザーボードプリント配線板11のうち片面配線回路付き樹脂基材21の貼合部分(部分多層化部20)の周辺に位置する部分に切欠部14を設け、この部分Aを他の部分Bに比して屈曲し易くする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、多層配線板およびその製造方法に関し、特に、部分的に多層部を有するプリント配線板およびその製造方法に関するものである。
近年の電子機器は、高周波信号、デジタル化等に加え、小型、軽量化が進み、それに伴い、電子機器に搭載されるプリント配線板においても、小型、高密度実装化等が要求される。これらの要求に応えるプリント配線板として、信号伝送の高速性、機器内への設置自由度の優れるリジッドフレックスプリント配線板がある(たとえば、特許文献1)。
しかしながら、このようなリジッドフレックス基板の場合、リジッド部とフレックス部の外形を同時に打ち抜いて(外形加工して)製造するため、製造過程で、リジッド部に余分な多層化領域が存在することになり、材料コストに無駄があり、省資源化、省廃棄物化に反する。また、多層領域の位置に制限が設けられ、配線の自由度が損なわれる。
この問題を克服すべく、本出願人と同一の出願人は、マザーボードプリント配線板上に、予め外形加工がなされた片面配線回路付き樹脂基材が複数枚貼り合わせされ、それらが、インナービアホールによって電気的に接続されている部分多層配線板、さらには、マザーボードプリント配線板上に、当該マザーボードプリント配線板の外形よりも小さい外形で、当該マザーボードプリント配線板と一致する外形のない島状の片面配線回路付き樹脂基材が複数枚貼り合わせされ、それらが、インナービアホールによって電気的に接続されている部分多層配線板を提案している(特願2003−11635)。
しかし、部分多層配線板の電子機器への搭載のために、フレキシブルなマザーボードプリント配線板を屈曲させる際に、マザーボープリント配線板とマザーボードプリント配線板上に貼り付けられている島状の回路付き樹脂基材との層間部に応力が集中し、樹脂基材が端面から剥離し易い状態になる。
この結果、繰り返し曲げ部に使用されると、島状の回路付き樹脂基材がマザーボードプリント配線板より剥離する虞れが生じ、また、熱衝撃試験によって破壊の起点となり易く、信頼性を損ねることになる。
特開2002−158445号公報
この発明が解決しようとする課題は、マザーボードプリント配線板を屈曲させる際に、マザーボープリント配線板と島状の回路付き樹脂基材との層間部にかかる応力を緩和し、樹脂基材が剥離し易い状態に置かれることを回避し、高い信頼性、耐久性を確保してFPC(フレキシブルプリント基板)やリジッドフレックス基板の特徴である屈曲性がよいことを活かすことである。
この発明による多層配線板は、フレキシブル材製のマザーボードプリント配線板に、予め外形加工がなされた片面配線回路付き樹脂基材が配置され、当該樹脂基材が前記マザーボードプリント配線板の配線層上に貼り合わせられている多層配線板において、前記マザーボードプリント配線板のうち前記片面配線回路付き樹脂基材の貼り合せ周辺部分が、当該貼り合せ周辺部分以外の部分に比して屈曲し易くなっている。
この発明による多層配線板は、前記片面配線回路付き樹脂基材の貼り合せ周辺部分に、切欠、孔あるいは溝が形成され、当該貼り合せ周辺部分を横切り配線板の板面に対して直交する面の断面積の小さくなっていることにより、前記マザーボードプリント配線板のうち前記片面配線回路付き樹脂基材の貼り合せ周辺部分が、当該貼り合せ周辺部分以外の部分に比して屈曲し易くなっている。
この発明による多層配線板は、好ましくは、複数個の切欠あるいは孔、あるいは溝が前記貼り合せ周辺部分を横切る方向に沿って設けられている。
この発明による多層配線板は、好ましくは、マザーボードプリント配線板の絶縁層が、ポリイミド、液晶ポリマ、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートから選択される可撓性樹脂製である。
この発明による多層配線板の製造方法は、マザーボードプリント配線板に、予め外形加工がなされた片面配線回路付き樹脂基材が配置され、当該樹脂基材が前記マザーボードプリント配線板の配線層上に貼り合わせられている多層配線板の製造方法において、前記マザーボードプリント配線板の外形加工の加工法と同じ加工法により、前記片面配線回路付き樹脂基材の貼合部分の周辺に位置する部分の前記マザーボードプリント配線板に、切欠あるいは孔を形成する。
この発明によれば、マザーボードプリント配線板のうち片面配線回路付き樹脂基材の貼合部分の周辺に位置する部分が、当該貼り合せ周辺部分以外の部分に比して屈曲し易いことから、マザーボードプリント配線板が屈曲されても、片面配線回路付き樹脂基材の貼合部分周辺に大きい曲げ応力が生じることがない。
このことにより、マザーボープリント配線板とマザーボードプリント配線板上に貼り付けられている島状の回路付き樹脂基材との層間部の応力集中が緩和され、樹脂基材が剥離し易い状態になることが回避され、高い信頼性、耐久性を確保してフレキシブルプリント基板やリジッドフレックス基板の特徴である屈曲性がよいことを活かすことができるようになる。
この発明による多層配線板(フレキシブル多層配線板)の一つの実施形態を、図1(a)、(b)、(c)を参照して説明する。
この実施形態のフレキシブル多層配線板10は、ベース基板をなす可撓性のマザーボードプリント配線板11を有する。マザーボードプリント配線板11は、フレキシブル材製の絶縁層12と銅箔等による配線層13とを有し、全体が屈曲可能な可撓性になっている。
マザーボードプリント配線板11の絶縁層12は、ポリイミド(PI)、液晶ポリマ(LCP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)から選択される可撓性樹脂により構成することができる。
マザーボードプリント配線板11の配線層13側には、予め外形加工がなされた複数枚の片面配線回路付き樹脂基材21が積層状態で貼り合わせられている。この樹脂基材21の積層貼合部を部分多層化部20と云う。
片面配線回路付き樹脂基材21は、ポリイミド等による絶縁層22と銅箔等による配線層23と層間接着層24とを有し、各々層間導通のためのIVH構造の層間導通部25を形成されている。
片面配線回路付き樹脂基材21の貼合部分、つまり部分多層化部20の周辺に位置する部分のマザーボードプリント配線板11の両側縁部には、矩形の切欠部14が形成されている。切欠部14は、マザーボードプリント配線板11の絶縁層12の両側縁部12a、12bに、各々、配線層13の導体パターンを避けて貼り合せ周辺部分Aを横切る方向(直線)Xに沿って設けられている。この貼り合せ周辺部分Aを横切る方向(直線)Xとは、絶縁層12の平行な両側縁部12a、12bの長手方向(図1(a)では上下方向)に対して直交する方向(図1(a)では左右方向)である。
これにより、マザーボードプリント配線板11の部分多層化部20の周辺部分Aを横切って配線板11の板面に対して直交する面の断面積(以下、横断面積と云う)が他の部分Bに比して小さくなり(配線板11の平面形状が図1(a)に示されているような単純な矩形の場合)、マザーボードプリント配線板11のうち部分多層化部20の周辺部分Aが直線Xに沿って、他の部分Bに比して屈曲し易くなっている。
上述の如く、マザーボードプリント配線板11のうち部分多層化部20の周辺部分Aが、配線板11を左右に横切る直線Xに沿って他の部分Bに比して屈曲し易いことから、図1(b)に仮想線により示されているように、マザーボードプリント配線板11が屈曲されても、片面配線回路付き樹脂基材21の貼合部分周辺に大きい曲げ応力が生じることがない。
このことにより、マザーボープリント配線板11とマザーボードプリント配線板11上に貼り付けられている島状の片面配線回路付き樹脂基材21との層間部Cの応力集中が緩和され、樹脂基材21がマザーボープリント配線板11より剥離し易い状態になることが回避される。
この結果、フレキシブル多層配線板10の特徴である屈曲性がよいことを活かすことと、高い信頼性、耐久性を確保することとが両立する。
マザーボープリント配線板11に設ける切欠部14は、もちろん、マザーボープリント配線板11の配線の自由度を損なわない範囲で、できるだけ層間部Cに応力集中しないように、配置位置、大きさを設定される。
切欠部14の形状は、矩形に限られず、図2(a)に示されているように、三角形でもよい。
また、マザーボードプリント配線板11のうち部分多層化部20の周辺部分Aが、他の部分Bに比して屈曲し易くなるよう、マザーボードプリント配線板11の部分多層化部20の周辺部分Aの横断面積を、他の部分Bより小さくすることは、切欠部14に限られず、図2(b)、(c)に示されているように、丸形や長円形等による貫通孔15を、マザーボードプリント配線板11の絶縁層12に穿設することによっても、行うことができる。
貫通孔15は、多層基板のスルーホールとは異なり、配線層13の導体パターンを避けて、貼り合せ周辺部分Aを横切る方向(直線)Xに沿って、複数個、所定ピッチで整列して設けられている
切欠部14、貫通孔15は、プレス打ち抜き、レーザ加工、プラズマエッチング等によって形成することができる。
切欠部14、貫通孔15は、プレス打ち抜き、レーザ加工、プラズマエッチング等によって形成することができる。
また、図2(d)に示されているように、部分多層化部20の周辺部分Aのマザーボードプリント配線板11の絶縁層12にフレキシブルヒンジを構成するような薄肉部16を、配線層13の導体パターンを避けて、貼り合せ周辺部分Aを横切る方向(直線)に沿ってハーフエッチング等によって形成することにより、マザーボードプリント配線板11のうち部分多層化部20の周辺部分Aを、他の部分Bに比して屈曲し易くしてもよい。薄肉部16はマザーボードプリント配線板11の絶縁層12に設けられるから、マザーボープリント配線板11の配線の自由度に影響を与えることがない。
また、図3に示されているように、部分多層化部20の平面形状が矩形の場合、開口部(孔)17が部分多層化部20の周辺部分Aを取り囲む堀のように、部分多層化部20の各辺に平行に形成されていてもよい。つまり、貼り合わせ部分周囲において、部分多層化部20の各辺に平行な開口部17が形成していてもよい。
つぎに、図1に示されている実施形態による多層配線板の製造方法の一つの実施形態を、図4、図5を参照して説明する。
図4(a)に示されているように、ポリイミドフィルム(絶縁層)101の片面に銅箔層102を有する片面銅箔付きポリイミド基材100を出発材料とし、図4(b)に示されているように、サブトラクティブ法によって銅箔層102をエッチングすることで導体回路(配線層)103を形成し、回路形成済みプリント基板(回路形成済み樹脂基材)104を得た。
回路形成済みプリント基板104は、銅箔のないポリイミド基材を出発材料として、アディティブ法、セミアディティブ法によっても得ることができる。
ついで、図4(c)に示されているように、回路形成済みプリント基板104の、導体回路103とは反対側の面に層間接着層105を貼り合わせによって形成する。
層間接着層105は、層間接着層105を構成する接着剤としては、熱可塑性ポリイミドに熱硬化機能を付与したものを使用したが、これは、もちろん、エポキシ等に代表される熱硬化性樹脂によるものや、熱可塑性ポリイミド等の熱可塑性樹脂によるものでも構わない。
ただし、層間接着層付きの回路形成済みプリント基板104の構成は、表裏非対称なものであり、層間接着層105を形成した状態で、後の工程で不具合となるような反りが発生しないことが好ましい。このことから、層間接着層105を構成する接着剤は、ガラス転移温度が110℃以下、常温弾性率が1300MPa以下であることが好ましい。
ついで、図4(d)に示されているように、UV・YAGレーザーによって層間接着層105とポリイミドフィルム101を貫通する貫通孔(インナビアホール)106の穴明け加工を施し、プラズマ照射によるソフトエッチを施すことでデスミアを行う。そして、この貫通孔106に銀ペーストを充填することで、IVH構造の層間導通部107を形成する。これにより、層間導通部付きの一枚の片面配線回路付きプリント基板(基材)108が完成する。
穴明け加工のレーザーは、UV・YAGレーザーのほかにも、炭酸ガスレーザーや、エキシマレーザー等によって、現状では、より高速で加工ができる。また、デスミアの方法としては、過マンガン酸塩を使用した湿式デスミアも、ごく一般的である。IVHに充填する導電性ペーストとしては、銀ペーストのほかにも、銅ペースト、カーボンペースト、ニッケルペースト等、種々の金属ペーストを使用することが可能である。
ついで、金型プレスにより、図4(e)に点線Laで示されている如く、外形加工し、図4(f)に示されているように、外形加工がなされた片面配線回路付き樹脂基材110を複数個得た。
ついで、図5(g)に示されているように、絶縁層をなすポリイミドフィルム151の表裏両面に、銅箔による導体回路152、153が形成済みであり、かつ、積層予定部分に開口部156を開口させた絶縁保護用のカバー層154、155が表面に形成されているマザーボード配線板150を作成した。
そして、マザーボード配線板150に、外形加工がなされた複数枚の片面配線回路付き樹脂基材110を、各々位置合わせした後に重ね合わせた。
位置合わせには、ピンアライメント方式をとっても構わないが、ピン用の穴を明けるスペースが必要になるため、好ましいとは云えない。また、基材110が常温粘着性を有するため、ピンアライメント方式による位置合わせは難しい。従って、画像認識による位置合わせを実施した。
この後、真空熱プレス機により、真空度lkPa以下の元で、加熱、加圧し、層間接着層105による本接着を行い、図5(h)に示されているように、層間導通部107によって基材110同士の導体回路103、基材110の導体回路103とマザーボード配線板150の導体回路152とが導通接続された多層配線板160を得た。
ついで、図5(i)に示されているように、開口部156と積層された基材110との隙間に、印刷法によってソルダレジスト157を塗布し、これを硬化させた。
ついで、プレス金型による打ち抜き加工によって多層配線板160を、図5(i)に点線Lbで示されている外形加工線に沿った外形加工を行う。この外形加工時に、図5(j)に示されているように、外形加工と同じプレス金型による打ち抜き加工によって多層化部分の周辺に切欠開口部158を外形加工と同時に形成し、多層配線板160を完成させた。
この外形加工と切欠開口部158の形成は、プレス金型による打ち抜き加工以外に、レーザ加工、プラズマエッチングによって同時に形成することができる。
10 多層配線板
11 マザーボードプリント配線板
12 絶縁層
13 配線層
14 切欠部
15 孔
16 薄肉部
20 部分多層化部
21 片面配線回路付き樹脂基材
100 片面銅箔付きポリイミド基材
101 ポリイミドフィルム
102 銅箔層
103 導体回路
104 回路形成済みプリント基板
105 層間接着層
106 貫通孔
107 層間導通部
108 片面配線回路付きプリント基板
110 片面配線回路付き樹脂基材
150 マザーボード配線板
151 ポリイミドフィルム
152、153 導体回路
154、155 カバー層
156 開口部
157 ソルダレジスト
158 切欠開口部
160 多層配線板
11 マザーボードプリント配線板
12 絶縁層
13 配線層
14 切欠部
15 孔
16 薄肉部
20 部分多層化部
21 片面配線回路付き樹脂基材
100 片面銅箔付きポリイミド基材
101 ポリイミドフィルム
102 銅箔層
103 導体回路
104 回路形成済みプリント基板
105 層間接着層
106 貫通孔
107 層間導通部
108 片面配線回路付きプリント基板
110 片面配線回路付き樹脂基材
150 マザーボード配線板
151 ポリイミドフィルム
152、153 導体回路
154、155 カバー層
156 開口部
157 ソルダレジスト
158 切欠開口部
160 多層配線板
Claims (5)
- フレキシブル材製のマザーボードプリント配線板に、予め外形加工がなされた片面配線回路付き樹脂基材が配置され、当該樹脂基材が前記マザーボードプリント配線板の配線層上に貼り合わせられている多層配線板において、
前記マザーボードプリント配線板のうち前記片面配線回路付き樹脂基材の貼り合せ周辺部分が、当該貼り合せ周辺部分以外の部分に比して屈曲し易くなっている多層配線板。 - 前記片面配線回路付き樹脂基材の貼り合せ周辺部分に、切欠、孔あるいは溝が形成され、当該貼り合せ周辺部分を横切って配線板の板面に対して直交する面の断面積が小さくなっていることにより、前記マザーボードプリント配線板のうち前記片面配線回路付き樹脂基材の貼り合せ周辺部分が、当該貼り合せ周辺部分以外の部分に比して屈曲し易くなっている請求項1記載の多層配線板。
- 複数個の切欠あるいは孔、あるいは溝が前記貼り合せ周辺部分を横切る方向に沿って設けられている請求項2記載の多層配線板。
- マザーボードプリント配線板の絶縁層が、ポリイミド、液晶ポリマ、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートから選択される可撓性樹脂製である請求項1〜3の何れか1項記載の多層配線板。
- マザーボードプリント配線板に、予め外形加工がなされた片面配線回路付き樹脂基材が配置され、当該樹脂基材が前記マザーボードプリント配線板の配線層上に貼り合わせられている多層配線板の製造方法において、
前記マザーボードプリント配線板の外形加工の加工法と同じ加工法により、前記片面配線回路付き樹脂基材の貼り合せ周辺部分の前記マザーボードプリント配線板に、切欠あるいは孔を形成する多層配線板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004078338A JP2005268505A (ja) | 2004-03-18 | 2004-03-18 | 多層配線板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004078338A JP2005268505A (ja) | 2004-03-18 | 2004-03-18 | 多層配線板およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005268505A true JP2005268505A (ja) | 2005-09-29 |
Family
ID=35092739
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004078338A Pending JP2005268505A (ja) | 2004-03-18 | 2004-03-18 | 多層配線板およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005268505A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007123428A (ja) * | 2005-10-26 | 2007-05-17 | Nec Electronics Corp | フレキシブル基板 |
WO2008139613A1 (ja) * | 2007-05-14 | 2008-11-20 | Ibiden Co., Ltd. | 配線基板及びその製造方法 |
WO2008139612A1 (ja) * | 2007-05-14 | 2008-11-20 | Ibiden Co., Ltd. | 配線基板及びその製造方法 |
JP2009004687A (ja) * | 2007-06-25 | 2009-01-08 | Brother Ind Ltd | フレキシブル配線材 |
WO2009011024A1 (ja) * | 2007-07-13 | 2009-01-22 | Ibiden Co., Ltd. | 配線基板及びその製造方法 |
WO2009011023A1 (ja) * | 2007-07-13 | 2009-01-22 | Ibiden Co., Ltd. | 配線基板及びその製造方法 |
US8035983B2 (en) | 2007-07-17 | 2011-10-11 | Ibiden Co., Ltd. | Wiring board and method of manufacturing wiring board |
US8178789B2 (en) | 2007-07-17 | 2012-05-15 | Ibiden Co., Ltd. | Wiring board and method of manufacturing wiring board |
US8648263B2 (en) | 2007-05-17 | 2014-02-11 | Ibiden Co., Ltd. | Wiring board and method of manufacturing wiring board |
US8669480B2 (en) | 2007-05-17 | 2014-03-11 | Ibiden Co., Ltd. | Wiring board and method of manufacturing wiring board |
JP2016526275A (ja) * | 2013-04-28 | 2016-09-01 | 京東方科技集團股▲ふん▼有限公司Boe Technology Group Co.,Ltd. | フレキシブル基板、表示装置及びフレキシブル基板上に電子デバイスを接着する方法 |
JP2017045952A (ja) * | 2015-08-28 | 2017-03-02 | シチズンファインデバイス株式会社 | 高精度サブマウント基板及びその製造方法 |
WO2020017881A1 (ko) * | 2018-07-19 | 2020-01-23 | 스템코 주식회사 | 다층 회로 기판 및 그 제조 방법 |
-
2004
- 2004-03-18 JP JP2004078338A patent/JP2005268505A/ja active Pending
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007123428A (ja) * | 2005-10-26 | 2007-05-17 | Nec Electronics Corp | フレキシブル基板 |
WO2008139613A1 (ja) * | 2007-05-14 | 2008-11-20 | Ibiden Co., Ltd. | 配線基板及びその製造方法 |
WO2008139612A1 (ja) * | 2007-05-14 | 2008-11-20 | Ibiden Co., Ltd. | 配線基板及びその製造方法 |
US8648263B2 (en) | 2007-05-17 | 2014-02-11 | Ibiden Co., Ltd. | Wiring board and method of manufacturing wiring board |
US8669480B2 (en) | 2007-05-17 | 2014-03-11 | Ibiden Co., Ltd. | Wiring board and method of manufacturing wiring board |
JP2009004687A (ja) * | 2007-06-25 | 2009-01-08 | Brother Ind Ltd | フレキシブル配線材 |
WO2009011023A1 (ja) * | 2007-07-13 | 2009-01-22 | Ibiden Co., Ltd. | 配線基板及びその製造方法 |
WO2009011024A1 (ja) * | 2007-07-13 | 2009-01-22 | Ibiden Co., Ltd. | 配線基板及びその製造方法 |
US8035983B2 (en) | 2007-07-17 | 2011-10-11 | Ibiden Co., Ltd. | Wiring board and method of manufacturing wiring board |
US8178789B2 (en) | 2007-07-17 | 2012-05-15 | Ibiden Co., Ltd. | Wiring board and method of manufacturing wiring board |
US8359738B2 (en) | 2007-07-17 | 2013-01-29 | Ibiden Co., Ltd. | Method of manufacturing wiring board |
JP2016526275A (ja) * | 2013-04-28 | 2016-09-01 | 京東方科技集團股▲ふん▼有限公司Boe Technology Group Co.,Ltd. | フレキシブル基板、表示装置及びフレキシブル基板上に電子デバイスを接着する方法 |
JP2017045952A (ja) * | 2015-08-28 | 2017-03-02 | シチズンファインデバイス株式会社 | 高精度サブマウント基板及びその製造方法 |
WO2020017881A1 (ko) * | 2018-07-19 | 2020-01-23 | 스템코 주식회사 | 다층 회로 기판 및 그 제조 방법 |
US11956904B2 (en) | 2018-07-19 | 2024-04-09 | Stemco Co., Ltd. | Multilayer circuit board and manufacturing method therefor |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI606769B (zh) | 剛撓結合板之製作方法 | |
JP4195619B2 (ja) | 多層配線板およびその製造方法 | |
JP2005268505A (ja) | 多層配線板およびその製造方法 | |
JP4110170B2 (ja) | 多層基板およびその製造方法 | |
JP2004140018A (ja) | 多層基板の製造方法、多層基板、及びそれを用いたモバイル機器 | |
JP2005079402A (ja) | 回路基板およびその製造方法 | |
JP4538513B2 (ja) | 多層配線板の製造方法 | |
KR100716809B1 (ko) | 이방전도성필름을 이용한 인쇄회로기판 및 그 제조방법 | |
JP4121339B2 (ja) | 多層配線板の製造方法 | |
KR20160097801A (ko) | 인쇄회로기판 및 그 제조방법 | |
JP2007250609A (ja) | 配線板 | |
JPH10261854A (ja) | プリント配線板及びその製造方法 | |
JP2005064357A (ja) | 多層配線板およびその製造方法 | |
JP4347143B2 (ja) | 回路基板およびその製造方法 | |
JP4728054B2 (ja) | 多層配線用基材および多層配線用基材の製造方法および多層配線板 | |
JP2005158923A (ja) | 多層プリント配線板の製造方法 | |
JP2006294666A (ja) | フレックスリジッド配線基板及びその製造方法 | |
JP2674171B2 (ja) | プリント配線板 | |
JP2006332280A (ja) | 両面プリント配線板及びその製造方法およびリジッドフレックスプリント配線板 | |
JP2005109298A (ja) | 多層配線板およびその製造方法 | |
JP2008141033A (ja) | 多層プリント配線板およびその製造方法 | |
JP2007019078A (ja) | フレキシブルプリント配線板、プリント回路板、およびフレキシブルプリント配線板の製造方法 | |
JP2005109299A (ja) | 多層配線板およびその製造方法 | |
JP2005228946A (ja) | 多層配線板およびその製造方法 | |
JP2000077812A (ja) | 基板の接続方法 |