[go: up one dir, main page]

JP2005262572A - 繊維強化樹脂成形品の製造方法、及びこの製造方法により得られた繊維強化樹脂成形品並びに合成樹脂まくら木 - Google Patents

繊維強化樹脂成形品の製造方法、及びこの製造方法により得られた繊維強化樹脂成形品並びに合成樹脂まくら木 Download PDF

Info

Publication number
JP2005262572A
JP2005262572A JP2004076734A JP2004076734A JP2005262572A JP 2005262572 A JP2005262572 A JP 2005262572A JP 2004076734 A JP2004076734 A JP 2004076734A JP 2004076734 A JP2004076734 A JP 2004076734A JP 2005262572 A JP2005262572 A JP 2005262572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber
urethane resin
reinforcing long
reinforced resin
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004076734A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Ishijima
勇治 石島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2004076734A priority Critical patent/JP2005262572A/ja
Priority to KR1020050021761A priority patent/KR20060043689A/ko
Publication of JP2005262572A publication Critical patent/JP2005262572A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B21/00Layered products comprising a layer of wood, e.g. wood board, veneer, wood particle board
    • B32B21/04Layered products comprising a layer of wood, e.g. wood board, veneer, wood particle board comprising wood as the main or only constituent of a layer, which is next to another layer of the same or of a different material
    • B32B21/08Layered products comprising a layer of wood, e.g. wood board, veneer, wood particle board comprising wood as the main or only constituent of a layer, which is next to another layer of the same or of a different material of synthetic resin
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B27/00Layered products comprising a layer of synthetic resin
    • B32B27/18Layered products comprising a layer of synthetic resin characterised by the use of special additives
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B38/00Ancillary operations in connection with laminating processes
    • B32B38/14Printing or colouring
    • B32B38/145Printing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05DPROCESSES FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05D7/00Processes, other than flocking, specially adapted for applying liquids or other fluent materials to particular surfaces or for applying particular liquids or other fluent materials
    • B05D7/06Processes, other than flocking, specially adapted for applying liquids or other fluent materials to particular surfaces or for applying particular liquids or other fluent materials to wood
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B2307/00Properties of the layers or laminate
    • B32B2307/70Other properties
    • B32B2307/714Inert, i.e. inert to chemical degradation, corrosion
    • B32B2307/7145Rot proof, resistant to bacteria, mildew, mould, fungi

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Molding Of Porous Articles (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

【課題】 繊維強化樹脂成形品の曲げ強度等の機械的強度や物性を向上させるとともに、その耐久性や生産性を高めて低コスト化を図ることができる繊維強化樹脂成形品の製造方法、及びこの製造方法により得られた繊維強化樹脂成形品、並びに合成樹脂まくら木を提供する。
【解決手段】 多数本の強化用長繊維11を所定間隔に引き揃えながら一方向に進行させ、進行途中で強化用長繊維11の上方からウレタン樹脂液12を散布する。引き揃えられる強化用長繊維1本当たりの張力は約9.8〜29.4Nに調整する。そして、強化用長繊維11にウレタン樹脂液12を含浸させたのち、成形用通路24に導いてウレタン樹脂液12を発泡硬化させて繊維強化樹脂成形品1を製造する。繊維強化樹脂成形品1に占める強化用長繊維の重量比率は45〜50%とし、ウレタン樹脂発泡部の重量比率は50〜55%とする。
【選択図】 図2

Description

この発明は、繊維強化樹脂成形品の製造方法、及びこの製造方法により得られた繊維強化樹脂成形品並びに合成樹脂まくら木に関する。
従来から、まくら木としては、天然木材製のものをはじめ、PCコンクリート製のものや、熱硬化性発泡樹脂中に強化用長繊維が長手方向に配設された繊維強化された合成樹脂製のまくら木等も知られている。一般に、鉄道用のまくら木には、列車通過時に受ける衝撃や曲げの力に対する強度や耐久性が要求され、レールや道床、橋桁との摩擦に対する耐摩耗性も要求される一方、施工性の観点からは軽量であることが好ましいと考えられている。
しかし、天然木材製のまくら木は、木材が吸水して経年変形や材質劣化を起こすことがあるため、耐用年数が10〜15年程度と短く、耐久性に劣っている。また、PCコンクリート製のまくら木は、型枠を用いた製造で生産性が悪く衝撃吸収力に劣り、重量が大きいため、まくら木の敷設場所が限定されるといった問題点がある。これに対し、合成樹脂製のまくら木は、他の材料からなるまくら木に比べて軽量であり、経年劣化しにくいといった利点を有する。
中でも、建築・構造材料や工業用資材として鉄道用まくら木以外にも使用することのできる繊維強化樹脂成形品は、強化用長繊維が補強材として含有されており、強化用長繊維の原料にロール状に巻かれた多数本の強化用長繊維が用いられている。かかる繊維強化樹脂成形品の製造は、強化用長繊維をそれぞれ所定間隔に引き揃えつつ一方向に進行させ、この進行途中に強化用長繊維群の上方からウレタン樹脂液を振りかけて行われる。そして、含浸板によって強化用長繊維群を揉むことで、繊維間にウレタン樹脂液を含浸させた後、筒状の加熱成形型内へ導いてウレタン樹脂液を発泡硬化させて成形品が製造されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−252938号公報
かかる繊維強化樹脂成形品において、例えば、強化用長繊維の配合比率を少なくして発泡ウレタン樹脂部の重量構成比率を増加させれば、含浸させるウレタン樹脂液の発泡倍率を低く抑えることができるので成形品の圧縮物性は向上する。しかし、これとともに成形品の曲げ物性(弾性率)は、強化用長繊維の実重量の減少にほぼ比例して低下してしまうので好ましくない。逆に、強化用長繊維を増やし、発泡ウレタン樹脂部の重量構成比率を低減させると、ある程度までは曲げ物性(弾性率)を向上させることができるが、発泡ウレタン樹脂密度が小さくなるため圧縮物性が低下してしまう。
このように、一般に繊維強化樹脂成形品の製造においては、一方の物性を上げようとすれば、他方の物性が下がってしまうという特性があり、樹脂と強化用長繊維との構成比率や、使用するウレタン樹脂原材料のグレードの選択範囲が狭く、原料の選択によって必要な強度や物性の調整を自由に行うことが困難であった。
加えて、従来の繊維強化樹脂成形品の製造設備や製造方法は、製造中に樹脂の飛散を低減させたり、強化用長繊維の整列状態を管理したりすることに対して多くの人手を必要と
するので、原料グレードの選択幅の狭さとあいまって、製品のコストダウンや品質の向上を阻害する一因となっていた。
本発明は以上のような事情にかんがみてなされたものであり、繊維強化樹脂成形品の曲げ強度等の機械的強度や物性を向上させるとともに、その耐久性や生産性を高めて低コスト化を図ることができる繊維強化樹脂成形品の製造方法、及びこの製造方法により得られた繊維強化樹脂成形品、並びにこの繊維強化樹脂成形品からなる合成樹脂まくら木を提供することを目的としている。
前記の課題を解決するため、本発明は、多数本の強化用長繊維を所定間隔に引き揃えながら一方向に進行させ、進行途中で強化用長繊維群の上方からウレタン樹脂液を散布し、強化用長繊維にウレタン樹脂液を含浸させた後、この強化用長繊維を成形用通路に導いてウレタン樹脂液を発泡硬化させる繊維強化樹脂成形品の製造方法において、引き揃えられる強化用長繊維1本当たりの張力は約9.8〜29.4Nに調整され、得られる繊維強化樹脂成形品に占める強化用長繊維の重量比率が45〜50%とされるとともに、ウレタン樹脂液を発泡硬化させたウレタン樹脂発泡部の重量比率が50〜55%とされることを特徴としている。
強化用長繊維1本当たりの張力を約9.8〜29.4Nに調整することで、ウレタン樹脂液を含浸させる際の強化用長繊維の弛みやばらつきを抑えて、均一かつ充分にウレタン樹脂液を含浸させることができる。
また、得られる繊維強化樹脂成形品における強化用長繊維とウレタン樹脂発泡部との配合比率について、強化用長繊維の配合比率が低すぎると、得られる成形品の曲げ弾性率等の物性が低くなり、又、成形過程で、強化用長繊維がウレタン樹脂液を保持できない等の不都合が生じ易く、強化用長繊維の配合比率が高すぎると、十分にウレタン樹脂液を含浸させることができないという不都合を生じ易い。したがって、かかる配合比率を前記の範囲に管理することで、成形品の強度等の性状にばらつきが生じるのを抑えて、所望の強度を有する繊維強化樹脂成形品を製造することができる。
また本発明に係る繊維強化樹脂成形品の製造方法においては、前記ウレタン樹脂液はポリオールとポリイソシアネートとの混合液であり、ポリオールは、粘度が4.0〜7.0Pa・s、官能基数が3.5〜4.5、水酸基価が450〜550であり、ポリイソシアネートは、粘度が0.2〜0.6Pa・s、含有量が30.5〜32.0重量%であることを特徴としている。
このうちポリオールは、ウレタン樹脂の成形に一般的に用いられるものを使用することができ、例えば、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリマーポリオール等が挙げられる。また、ポリイソシアネートは、ウレタン樹脂の成形に一般的に用いられるものを使用することができ、例えば、ポリメリックのジフェニルメタンジイソシアネート(通称ポリメリックMDI)等が挙げられる。
そして、このように、ウレタン樹脂液に構成するポリオールとポリイソシアネートの粘度を前記の範囲内にそれぞれ管理することによって、粘度が低いために樹脂の剛性が低くなりすぎたり、粘度が高いために強化用長繊維のウレタン樹脂液の含浸性が悪くなったりする弊害を防止し、一定の品質を保持した良好な繊維強化樹脂成形品を製造することができる。また、ポリオールとポリイソシアネートの性状を前記の範囲内に管理することによって、両者を混合する際の攪拌状態が安定し、強化用長繊維に良好に含浸させることができる。したがって、製造工程における原料ロスが低減し、前記した強化用長繊維とウレタ
ン樹脂発泡部との重量比率を安定的に維持することが可能となる。
また、本発明は前記の繊維強化樹脂成形品の製造方法において、前記ウレタン樹脂液はポリオールとポリイソシアネートとの混合液であって、ポリオール100重量部に対し、ポリイソシアネートは135〜165重量部の混合比で混合されていることを特徴としている。
この発明により、ポリオールとポリイソシアネートとを混合してウレタン樹脂液を得る際の攪拌状態が安定し、ウレタン樹脂液が飛散するのを防止してウレタン樹脂液の含浸状態を安定させることができるとともに、含浸させたウレタン樹脂液を良好に発泡硬化させることができる。
また、本発明の繊維強化樹脂成形品の製造方法において、前記ウレタン樹脂液はポリオールとポリイソシアネートとの混合液であり、これらを回転速度5,000/sで20秒間攪拌した後、ポリオールとポリイソシアネートとの反応時間は、ポリオールとポリイソシアネートとの混合から発泡が開始するまでのクリームタイムを1分50秒〜2分20秒とすることが好ましい。また、ポリオールとポリイソシアネートとの混合から発泡が完了するまでのライズタイムは、3分30秒〜4分00秒とすること好ましい。
これにより、ポリオールとポリイソシアネートとを混合して発泡硬化させるに適当なウレタン樹脂液を得ることができ、強化用長繊維にウレタン樹脂液を良好に含浸させることができる。
また、本発明は、前記の繊維強化樹脂成形品の製造方法において、散布されたウレタン樹脂液は、含浸板によって強化用長繊維群を揉み押えつつ含浸され、この含浸板と強化用長繊維との接触部分における押え圧力が19,600〜98,000Paとされることを特徴としている。
この発明により、引き揃えられている強化用長繊維の配列が乱れるのを抑え、強化用長繊維にウレタン樹脂液を十分に含浸させることができるとともに、スムーズに成型用通路に導いて良好に発泡硬化させることができる。
本発明に係る繊維強化樹脂成形品は、前記した繊維強化樹脂成形品の製造方法によって形成されたことを特徴としている。この発明によれば、曲げ強度や圧縮強度等の機械的強度を向上させることができ、ばらつきがなく一定の品質を保持した良好な繊維強化樹脂成形品とすることができる。
また、本発明に係る鉄道用の合成樹脂まくら木は、前記の繊維強化樹脂成形品からなることを特徴としている。この発明によれば、高強度の繊維強化樹脂成形品により合成樹脂まくら木を得ることができるので、まくら木の断面積を縮小することができるとともに、まくら木の総重量を低下させることができる。
本発明の製造方法により得られる繊維強化樹脂成形品は、従来品に比べて曲げ物性や圧縮物性等の機械的強度を向上させることができるので耐久性が高められ、安定した製品を供給することができるとともに、原料ロスを抑えて生産性を高め、低コスト化を図ることができる。
また、このように繊維強化樹脂成形品の強度を向上させることで、この繊維強化樹脂成形品から形成される鉄道用の合成樹脂まくら木は、列車通過時にバラスト道床や橋桁等か
ら受ける圧縮や曲げ応力に十分に耐えうる強度物性を確保することができる。加えて、かかる強度の向上により、まくら木の断面積及び総重量を小さくすることも可能となるので、まくら木を敷設する際に重機が不要になるなど施工作業性を向上させることができる。さらに、かかるまくら木の軽量化によって、橋梁の設計自由度を高めることができる。
まず、本発明に係る繊維強化樹脂成形品の製造方法について、実施のための最良の形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の繊維強化樹脂成形品1の製造方法の一例を示す説明図であり、図2は図1の製造方法における長繊維供給部を示す説明図である。
本発明の繊維強化樹脂成形品の製造方法は、多数本の強化用長繊維11を長繊維供給部21から引き出して、それらを所定間隔に引き揃えながら一方向に進行させ、ウレタン樹脂液含浸部23に導いて成形するものである。
長繊維供給部21は、図2に示すように、ロール状に巻かれた複数本の強化用長繊維11をそれぞれ引き出して一方向に進行させて次工程へ供給している。強化用長繊維11としては、例えば長尺のガラス繊維や、炭素繊維、アラミド繊維等の高強度繊維材料が好ましい。また、強化用長繊維11の形状としては、複数のフィラメント、ストランドを集めたロービング形状が好ましい。
この長繊維供給部21には、強化用長繊維11の配列を整えるために、直方体の樹脂ロッドに穴をあけ、その穴に強化用長繊維11を通すような配列ゲート111が設けられている。配列ロール211は、引き出された強化用長繊維11を所定間隔で均一に配列させ、円筒状の可動ロール212へと送っている。
可動ロール212は同平面上に2本備えられ、これらの両可動ロール212に強化用長繊維11が巻掛られ、強化用長繊維11を引き揃えつつ所定の張力を付与している。例示の形態においては、可動ロール212同士の間隔、及び回転速度を調整することによって、引き揃えられる強化用長繊維11の1本当たりの張力を、約9.8〜29.4Nの範囲内となるように管理している。
このように引き揃えられた強化用長繊維11には、引き続いて、ウレタン樹脂液散布器22によってウレタン樹脂液12が散布される。ウレタン樹脂液散布器22は、長繊維供給部21と、次工程のウレタン樹脂液含浸部23との間の上方に設けられている。
この散布器22は、ポリオール混合液121及びポリイソシアネート液122を、それぞれ、移送ポンプ221,222にて供給している。そして、ポリオール混合液121及びポリイソシアネート液122の両液が混合されて、ウレタン樹脂液12として強化用長繊維11群に散布するように構成されている。
本発明においては、ウレタン樹脂液12を、ポリオール100重量部に対して、ポリイソシアネートを135〜165重量部の混合比で混合して得ている。ポリオール混合液121は、ポリオールの他、発泡剤や調泡剤が含まれており、粘度が4.0〜7.0Pa・s、官能基数が3.5〜4.5、水酸基価が450〜550となるように管理されている。また、ポリイソシアネート液122は、粘度が0.2〜0.6Pa・s、イソシアネート基の含有量が30.5〜32.0重量%となるように管理されている。特に粘度は、温度と相関するので、ポリオール混合液121とポリイソシアネート液122とが上記の粘度範囲内となるように温度制御を行うことが好ましい。
また、かかるウレタン樹脂液12には、これらの他に、難燃剤、可塑剤、着色剤、架橋剤、安定剤、ガラス短繊維、無機充填材等が含まれていてもよい。
ポリオール混合液121とポリイソシアネート液122との混合過程においては、これらを回転速度5,000/sで20秒間攪拌した後、両者の混合から発泡が開始するまでのクリームタイムが1分50秒〜2分20秒となるように反応時間を管理している。また、ポリオール混合液121とポリイソシアネート液122との混合から発泡が完了するまでのライズタイムは、3分30秒〜4分00秒となるように反応時間を管理し、ウレタン樹脂液12を得ている。
次に、かかるウレタン樹脂液12が散布された強化用長繊維11群は、ウレタン樹脂含浸部23へと導かれる。図3に示すように、ウレタン樹脂液含浸部23は含浸板231と含浸台232とを備え、エアシリンダー233の上下運動とエアシリンダー233先端の軸受キャスタ234の回転運動とによって、含浸板231が強化用長繊維11の進行方向と直行する方向に水平に往復運動しうるように構成されている。そして、このウレタン樹脂液含浸部23において、含浸板231と含浸台232との間に強化用長繊維11を挟み込み、含浸板231を矢符A方向に往復させて強化用長繊維11群を揉みつつ、強化用長繊維11を構成する繊維同士の間にウレタン樹脂液12を含浸させて強化用長繊維13を形成することができるようになっている。
ウレタン樹脂液12は前記したように、ポリオール混合液121とポリイソシアネート液122それぞれの粘度等の性状が管理されているため、両者の攪拌状態が常に安定しており、強化用長繊維11への含浸状態も安定させることができる。
この工程において、含浸板231と強化用長繊維11との接触部分における押え圧力は、エアシリンダー233の圧力制御によって軸受キャスタ234に負荷する鉛直方向の圧力を制御して、概ね19,600〜98,000Paの範囲内となるように管理されている。
このように含浸板231の押え圧力を管理するとともに、強化用長繊維11の張力を前記のように調整することによって、ウレタン樹脂液12を強化用長繊維11群に含浸させる際に、ウレタン樹脂液12が飛散したり、強化用長繊維11群の配列が乱れたりすることが防止され、ウレタン樹脂液12を多量に含む強化用長繊維11群を次工程へとスムーズに導くことができる。
次に、ウレタン樹脂液含浸部23においてウレタン樹脂液12を含浸した強化用長繊維13は、エンドレスベルト241からなる成形用通路24に導かれて加熱され、所望の断面形状に成形される。この成形用通路24は、進行方向に回転するエンドレスベルト241で囲まれて、成形すべき成形品の四側面に対応する断面形状四角形の成形用筒状体を構成している。
かかる成形用通路24の進行方向前方には引取機25が設けられている。この引取機25は、ウレタン樹脂液12を含浸した強化用長繊維13を成形用通路24内から一定速度で引き取るように構成されている。そして、引取機25によって強化用長繊維13を前方へ進行させつつ、含浸しているウレタン樹脂液12を発泡硬化させている。これにより、強化用長繊維11により補強された繊維強化樹脂成形品1が得られる。
以上のような製造方法を経て得られた繊維強化樹脂成形品1は、成形品に占める強化用長繊維11の重量比率が45〜50%とされるとともに、ウレタン樹脂液12を発泡硬化
させたウレタン樹脂発泡部の重量比率が50〜55%とされている。このように、強化用長繊維11とウレタン樹脂発泡部との重量比を一定範囲内に管理することによって、得られる繊維強化樹脂成形品1の組成のばらつきを抑え、一定の品質の製品を供給することができるようになる。
また、本発明に係る繊維強化樹脂成形品1は、前記の製造方法により製造することで得られる。そして、本発明に係る鉄道用の合成樹脂まくら木は、前記製造工程により繊維強化樹脂成形品1を成形し、例えば成形品1が引取機25を経た後、適宜の切断装置を用いて所望の長さに切断することによって得ることができる。
本発明に係る繊維強化樹脂成形品の製造方法により繊維強化樹脂成形品1を製造し、これを切断して、高さ140mm、幅230mm、比重0.74の鉄道用の合成樹脂まくら木の製造を行った。
本実施例においては、繊維強化樹脂成形品1の製造にあたり、長繊維供給部21にて引き揃えられる強化用長繊維11の1本当たりの張力を、約12.74〜25.48Nに調整した。
また、ウレタン樹脂液12を得るためのポリオール混合液121は、粘度が4.2〜6.5Pa・s、官能基数が3.8〜4.3、水酸基価が490〜530の各範囲内となるように管理した。また、同時に、ポリイソシアネート液122を、粘度が0.25〜0.59Pa・s、イソシアネート基の含有量が30.7〜31.7重量%の各範囲内となるように管理した。
また、これらのポリオール混合液121とポリイソシアネート液122とを混合する際の反応時間は、クリームタイムを1分55秒〜2分15秒とし、ライズタイムを3分35秒〜3分55秒とした。
ウレタン樹脂含浸部23においては、含浸板231と強化用長繊維11との接触部分における押え圧力を19,600〜88,200Paとして、ウレタン樹脂液12の含浸を行った。
こうして得られた繊維強化樹脂成形品1について、製品サイズ別の2時間連続生産分を1ロットとし、各ロットから1製品を無作為に抽出して、合計10ロット分の成形品の物性について評価を行った。また、従来の製造方法により製造された製品についても、各ロットから1製品を無作為に抽出し、合計10ロット分の成形品の物性について評価を行い、本実施例の成形品と以下の評価項目について平均値を比較した。
なお、前記製造工程での強化用長繊維11の張力や、ウレタン樹脂液12の性状、反応時間等の管理項目における各数値は、評価した成形品10ロット分のばらつき範囲を示している。また、曲げ強さ、圧縮強さについては、図4に示すような木材の試験方法(JIS2101)により評価を行った。図4において、符号Lは主桁間隔、符号bはレール間隔、符号cは主桁からレール中心までの距離を示し、符号Prはレールに作用する圧力を示している。
評価の結果、本実施例の成形品1の曲げ強さは139N/mm2であり、従来品よりも
8.6%向上していた。また、本成形品1の圧縮強さは62N/mm2であり、従来品よ
りも約12.7%向上していることが認められた。
また、本実施例の成形品1の吸水量は7.8mg/cm2であり従来品よりも約13.
3%減少する改善が認められた。
さらに、本実施例の成形品1について、製品出来高の総重量を使用原料の総重量で除して得た原料効率は92.3%であり、従来品に比べ、平均約5.5%向上していることが認められた。
かかる繊維強化樹脂成形品1を鉄道用の合成樹脂まくら木として使用する場合、前記した8.6%の曲げ強さの向上によって、例えば同じ軌道条件で曲げ応力に関する設計基準については、合成樹脂まくら木の断面を最大で約7.9%縮小することが可能となり、本発明による効果を確認することができる。
本発明に係る製造方法により得られる繊維強化樹脂成形品は、鉄道軌道構造物の一つとしてレールを固定・保持する合成樹脂製のまくら木として利用することができ、その軌間寸法を安定的に保つことによって列車の安全運行に寄与することができる。また、本発明は前記合成樹脂まくら木以外にも、材料特性を生かして、上下水道関連施設用部材や住宅用根太材、あるいは土木資材等の工業用材料とし利用することができ、既存の木材やプラスチック成形品、FRP材料と同様の幅広い分野で使用することができる。
本発明に係る繊維強化樹脂成形品の製造方法の一例を示す説明図である。 図1の製造方法における長繊維供給部を示す説明図である。 図1の製造方法におけるウレタン樹脂含浸部を示す説明図である。 実施例の繊維強化樹脂成形品についての評価試験の方法を示す説明図である。
符号の説明
1 繊維強化樹脂成形品
11 強化用長繊維
12 ウレタン樹脂液
121 ポリオール混合液
122 ポリイソシアネート液
13 ウレタン樹脂液を含浸した強化用長繊維
21 長繊維供給部
22 ウレタン樹脂液散布器
23 ウレタン樹脂液含浸部
231 含浸板
232 含浸台
24 成型用通路
25 引取機

Claims (8)

  1. 多数本の強化用長繊維を所定間隔に引き揃えながら一方向に進行させ、進行途中で強化用長繊維群の上方からウレタン樹脂液を散布し、強化用長繊維にウレタン樹脂液を含浸させた後、この強化用長繊維を成形用通路に導いてウレタン樹脂液を発泡硬化させる繊維強化樹脂成形品の製造方法において、
    引き揃えられる強化用長繊維1本当たりの張力は約9.8〜29.4Nに調整され、得られる繊維強化樹脂成形品に占める強化用長繊維の重量比率が45〜50%とされるとともに、ウレタン樹脂液を発泡硬化させたウレタン樹脂発泡部の重量比率が50〜55%とされることを特徴とする繊維強化樹脂成形品の製造方法。
  2. 多数本の強化用長繊維を所定間隔に引き揃えながら一方向に進行させ、進行途中で強化用長繊維群の上方からウレタン樹脂液を散布し、強化用長繊維にウレタン樹脂液を含浸させた後、この強化用長繊維を成形用通路に導いてウレタン樹脂液を発泡硬化させる繊維強化樹脂成形品の製造方法において、
    前記ウレタン樹脂液はポリオールとポリイソシアネートとの混合液であり、ポリオールは、粘度が4.0〜7.0Pa・s、官能基数が3.5〜4.5、水酸基価が450〜550であり、ポリイソシアネートは、粘度が0.2〜0.6Pa・s、イソシアネート基の含有量が30.5〜32.0重量%であることを特徴とする繊維強化樹脂成形品の製造方法。
  3. 多数本の強化用長繊維を所定間隔に引き揃えながら一方向に進行させ、進行途中で強化用長繊維群の上方からウレタン樹脂液を散布し、強化用長繊維にウレタン樹脂液を含浸させた後、この強化用長繊維を成形用通路に導いてウレタン樹脂液を発泡硬化させる繊維強化樹脂成形品の製造方法において、
    前記ウレタン樹脂液はポリオールとポリイソシアネートとの混合液であり、ポリオール100重量部に対し、ポリイソシアネートが135〜165重量部の混合比で混合されていることを特徴とする繊維強化樹脂成形品の製造方法。
  4. 多数本の強化用長繊維を所定間隔に引き揃えながら一方向に進行させ、進行途中で強化用長繊維群の上方からウレタン樹脂液を散布し、強化用長繊維にウレタン樹脂液を含浸させた後、この強化用長繊維を成形用通路に導いてウレタン樹脂液を発泡硬化させる繊維強化樹脂成形品の製造方法において、
    前記ウレタン樹脂液はポリオールとポリイソシアネートとの混合液であり、これらを回転速度5,000/sで20秒間攪拌した後、ポリオールとポリイソシアネートとの反応時間は、ポリオールとポリイソシアネートとの混合から発泡が開始するまでのクリームタイムを1分50秒〜2分20秒とすることを特徴とする繊維強化樹脂成形品の製造方法。
  5. 多数本の強化用長繊維を所定間隔に引き揃えながら一方向に進行させ、進行途中で強化用長繊維群の上方からウレタン樹脂液を散布し、強化用長繊維にウレタン樹脂液を含浸させた後、この強化用長繊維を成形用通路に導いてウレタン樹脂液を発泡硬化させる繊維強化樹脂成形品の製造方法において、
    前記ウレタン樹脂液はポリオールとポリイソシアネートとの混合液であり、これらを回転速度5,000/sで20秒間攪拌した後、ポリオールとポリイソシアネートとの反応時間は、ポリオールとポリイソシアネートとの混合から発泡が完了するまでのライズタイムを3分30秒〜4分00秒とすることを特徴とする繊維強化樹脂成形品の製造方法。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の繊維強化樹脂成形品の製造方法において、散布されたウレタン樹脂液は、含浸板によって強化用長繊維群を揉み押えつつ含浸され、この含浸板と強化用長繊維との接触部分における押え圧力が19,600〜98,000Paとされ
    ることを特徴とする繊維強化樹脂成形品の製造方法。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の繊維強化樹脂成形品の製造方法によって形成されたことを特徴とする繊維強化樹脂成形品。
  8. 請求項7に記載の繊維強化樹脂成形品からなることを特徴とする鉄道用の合成樹脂まくら木。
JP2004076734A 2004-03-17 2004-03-17 繊維強化樹脂成形品の製造方法、及びこの製造方法により得られた繊維強化樹脂成形品並びに合成樹脂まくら木 Withdrawn JP2005262572A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004076734A JP2005262572A (ja) 2004-03-17 2004-03-17 繊維強化樹脂成形品の製造方法、及びこの製造方法により得られた繊維強化樹脂成形品並びに合成樹脂まくら木
KR1020050021761A KR20060043689A (ko) 2004-03-17 2005-03-16 섬유 강화 수지 성형품의 제조 방법, 및 이 제조 방법에 의해 얻어진 섬유 강화 수지 성형품 및 합성 수지 침목

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004076734A JP2005262572A (ja) 2004-03-17 2004-03-17 繊維強化樹脂成形品の製造方法、及びこの製造方法により得られた繊維強化樹脂成形品並びに合成樹脂まくら木

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005262572A true JP2005262572A (ja) 2005-09-29

Family

ID=35087616

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004076734A Withdrawn JP2005262572A (ja) 2004-03-17 2004-03-17 繊維強化樹脂成形品の製造方法、及びこの製造方法により得られた繊維強化樹脂成形品並びに合成樹脂まくら木

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2005262572A (ja)
KR (1) KR20060043689A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008290381A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Kyocera Chemical Corp 引き抜き成形品の製造方法
KR101013502B1 (ko) * 2009-05-04 2011-02-10 한국철도기술연구원 아라미드 스트립 구조보강재 제조방법 및 이에 따라 제조되는 아라미드 스트립 구조보강재
JP2014513638A (ja) * 2011-03-11 2014-06-05 サーモプラスト コンポジット ゲーエムベーハー ポリマー含浸繊維帯材の形態をした複合繊維材料の製造方法及び装置
CN109895420A (zh) * 2019-03-21 2019-06-18 洛阳科博思新材料科技有限公司 一种一体式复合材料轨枕及其制造方法
CN110039679A (zh) * 2019-04-02 2019-07-23 青岛海力威新材料科技股份有限公司 一种用于复合轨枕制备的浸润装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101424683B1 (ko) * 2013-04-24 2014-08-01 케이피엑스케미칼 주식회사 합성수지 침목용 조성물 및 이의 제조방법
CN105544313B (zh) * 2014-10-30 2017-04-19 株洲时代新材料科技股份有限公司 一种格构形玻璃钢轨枕

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008290381A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Kyocera Chemical Corp 引き抜き成形品の製造方法
KR101013502B1 (ko) * 2009-05-04 2011-02-10 한국철도기술연구원 아라미드 스트립 구조보강재 제조방법 및 이에 따라 제조되는 아라미드 스트립 구조보강재
JP2014513638A (ja) * 2011-03-11 2014-06-05 サーモプラスト コンポジット ゲーエムベーハー ポリマー含浸繊維帯材の形態をした複合繊維材料の製造方法及び装置
CN109895420A (zh) * 2019-03-21 2019-06-18 洛阳科博思新材料科技有限公司 一种一体式复合材料轨枕及其制造方法
CN110039679A (zh) * 2019-04-02 2019-07-23 青岛海力威新材料科技股份有限公司 一种用于复合轨枕制备的浸润装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR20060043689A (ko) 2006-05-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10538615B2 (en) Fiber-reinforced rigid polyurethane foam composite railway sleeper with high fiber content and manufacturing method thereof
US8097334B2 (en) Pultruded component
CN109501322B (zh) 一种纤维增强合成轨枕及其制备方法
JP4904073B2 (ja) 合成樹脂成形体及び該合成樹脂成形体の製造方法
US20110054108A1 (en) Resin for composite structures
JP2005262572A (ja) 繊維強化樹脂成形品の製造方法、及びこの製造方法により得られた繊維強化樹脂成形品並びに合成樹脂まくら木
CN102672950A (zh) 一种复合型轨枕的连续生产方法及其设备
CN101850622B (zh) 一种复合枕木制造工艺
JP2007262863A (ja) 合成枕木及び合成枕木の製造方法
CN113085225B (zh) 一种以可控聚氨酯组合料连续化制备整体式复合轨枕的方法
JP4860256B2 (ja) レール敷設用樹脂成形体
KR102347857B1 (ko) 합성 철도 침목의 제조방법 및 그에 의해서 제조된 합성 철도 침목
US20170113423A1 (en) Composite Railroad Tie and Method of Manufacturing Same
US20110052904A1 (en) Pultrusion process and related article
CN113845639B (zh) 一种整体式聚氨酯发泡合成轨枕及其制备方法
JP2000204267A (ja) 複合材料、その製造方法及び合成枕木
JP4478279B2 (ja) 繊維強化樹脂成形品の製造方法
CN109501321A (zh) 纤维增强复合材料浸渍系统及其曲轴旋转振动设备和应用
CN216032648U (zh) 一种轨枕
JPH11320693A (ja) 繊維強化樹脂成形品の製造方法
JP2001252938A (ja) 繊維強化樹脂成形品の製造方法
JP2000296572A (ja) 複合材料及び複合材料の連続的製造方法
JP2000309062A (ja) 複合材料、この複合材料を用いた合成枕木および複合材料の製造方法
JP2944294B2 (ja) 合成枕木並びにその製造方法
JP2000167966A (ja) 複合材料及び枕木

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090422

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20090703