JP2005260703A - 電力合成型増幅器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 安定した動作を行う電界効果トランジスタを用いた電力合成型増幅器を提供する。
【解決手段】 電力分配器5および電力合成器6と、電界効果トランジスタ3,4によって形成される閉ループにおいて、搬送波の基本周波数のみを通過するバンドパスフィルタ19,21を挿入し、搬送波の基本周波数以外の全ての周波数帯域でループ利得を0dBより低いレベルに減衰する。その結果、発振が生じる、電界効果トランジスタ3,4の利得が高い低周波帯域の周波数領域や、歪み成分として生じる各高調波の周波数において、発振条件を満足させることがなくなり、安定な電力合成型増幅器を実現できる。
【選択図】 図1
【解決手段】 電力分配器5および電力合成器6と、電界効果トランジスタ3,4によって形成される閉ループにおいて、搬送波の基本周波数のみを通過するバンドパスフィルタ19,21を挿入し、搬送波の基本周波数以外の全ての周波数帯域でループ利得を0dBより低いレベルに減衰する。その結果、発振が生じる、電界効果トランジスタ3,4の利得が高い低周波帯域の周波数領域や、歪み成分として生じる各高調波の周波数において、発振条件を満足させることがなくなり、安定な電力合成型増幅器を実現できる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、増幅素子として、例えば2個以上の電界効果トランジスタを使用し、電力合成を行う電力合成型増幅器に関するものである。
一般に、高出力増幅器においては、高出力を得るために電界効果トランジスタを並列に接続し、電力合成を行う。
2つの電界効果トランジスタの出力電力を合成する回路としては、例えば、非特許文献1に示されたような先行技術1の電力合成増幅器の回路が知られている。図6はその電力合成回路の概略を表すブロック図である。
図6において、符号1は入力端子を示し、符号2は出力端子を示し、符号3,4は電界効果トランジスタを示す。符号5は電力分配器を示し、符号6は電力合成器を示す。電力分配器5および電力合成器6は図7に示すようなウイルキンソンカプラが用いられる。
図7において、符号7は抵抗値Rを有するアイソレーション用抵抗を示し、符号8および9はλg/4波長マイクロストリップライン(λgは搬送波の基本周波数の波長)を示し、符号10,11,12はそれぞれ端子を示す。
つぎに、先行技術1の電力合成型増幅器の動作について、図6を用いて説明する。
入力端子1に入力された信号は、電力分配器5で等電力に分配された後、電界効果トランジスタ3,4にそれぞれ入力されて増幅される。電界効果トランジスタ3,4で増幅された電力は電力合成器6で電力合成されて出力端子2より出力される。
その際、2個の電界効果トランジスタ3,4に特性バラツキがある場合、一方の増幅器(電界効果トランジスタ3または4)から他方の増幅器(電界効果トランジスタ4または3)へ電力の回り込みが生じ、電力分配器5および電力合成器6と、電界効果トランジスタ3,4とによって形成される閉ループ内で特定の周波数においてループ発振が発生し、増幅動作が不安定になる。
ループ発振の条件は、ループ利得が0dB以上でループ位相が0度となる周波数が存在することである。そのため、通常の発振は、電界効果トランジスタの利得が高い低周波帯域の周波数か、歪み成分として生じる各高調波の周波数において生じる。
そこで、電力合成型増幅器の安定性を確保するために、先行技術1の電力合成型増幅器では、電力分配器5および電力合成器6にアイソレーション用抵抗7を設けて増幅動作の安定化を図っている。
つぎに、アイソレーション用抵抗7の動作について、図7に示すウイルキンソンカプラを用いて説明する。ウイルキンソンカプラは、端子10より入力された電力は、λg/4波長マイクロストリップライン8,9により2分配され、端子11および端子12より出力される。
ここで、出力用の端子11と出力用の端子12との間のアイソレーションについて考えてみる。例えば、端子11から端子12へ電力が伝送される経路では、2つのλg/4波長マイクロストリップライン8,9があるため、位相は180度変化する。一方、アイソレーション用抵抗7を通過する経路では、位相の変化は0度である。そのため、2つの経路からの電力量が同量となるようにアイソレーション用抵抗7の値を調整することで、端子11から端子12への電力はアイソレーション用抵抗7で吸収され、端子11と端子12の間のアイソレーションが確保される。
ただし、このようなウイルキンソンカプラでは、搬送波の基本周波数および奇数次数の高調波の周波数では、2つのλg/4波長マイクロストリップライン8,9を通過する位相変化量が180度となってアイソレーションが確保されるが、その他の周波数では位相変化量が180度とならないため、端子11と端子12間のアイソレーションが確保できず、電力分配器5および電力合成器6の動作が不安定となるという問題点があった。
このような問題を解決するため、例えば、特許文献1に記載されている電力合成型増幅器が提案されている。
図8は特許文献1に記載されている先行技術2の電力合成型増幅器の概略を表す回路図である。図8において、符号1は入力端子を示し、符号2は出力端子を示し、符号3,4は電界効果トランジスタを示す。符号5は電力分配器を示し、符号6は電力合成器を示す。符号13,14,15,16はそれぞれ抵抗値Rの抵抗を示し、符号17,18はそれぞれλg波長マイクロストリップラインを示す。
図8では、図7におけるアイソレーション用抵抗7を、λg波長マイクロストリップライン17とその両端に接続した2つの抵抗13,14で構成したアイソレーション回路、もしくはλg波長マイクロストリップライン18とその両端に接続した2つの抵抗15,16で構成したアイソレーション回路に変更した点が先行技術1の電力合成型増幅器(図6および図7参照)と違っている。
以下、図8の動作について、先行技術1の電力合成型増幅器(図6および図7)と同じところは省略し、違う点について説明する。図8の回路では、各電界効果トランジスタ3,4間において、アイソレーション回路を通過する経路では、λg波長マイクロストリップライン17,18があるため、搬送波の基本周波数に対しては、位相が0度変化し、搬送波の基本周波数の1/2、3/2の周波数では位相が180度変化する。そのため、各電界効果トランジスタ3,4間のアイソレーションは搬送波の基本周波数の1/2、3/2の周波数においても改善でき、先行技術1の電力合成型増幅器と比較し、より安定な周波数帯域を確保することができる。
特開平11−355015号公報
本城和彦著"マイクロ半導体回路 基礎と展開"第140頁
しかしながら、図8で説明した電力合成型増幅器では、すべての周波数に対して安定性を満足することはできず、電界効果トランジスタ3,4の利得が高い低周波帯域の周波数および、偶数次数の高調波の周波数において動作の安定性を確保することが困難であるという課題があった。
したがって、本発明の目的は、搬送波の基本周波数以外のすべての周波数範囲において、安定した動作を行うことができる電界効果トランジスタを用いた電力合成型増幅器を提供することである。
上記の課題を解決するため、第1の発明の電力合成型増幅器は、例えば電界効果トランジスタからなる2個以上の増幅素子と、2個以上の増幅素子の各々の入力端子に電力を分配する電力分配器と、2個以上の増幅素子の出力端子の電力を合成する電力合成器と、2個以上の増幅素子の各々の入力端子と電力分配器の間、および2個以上の増幅素子の各々の出力端子と電力合成器との間の少なくともどちらかに一方に挿入接続されて搬送波の基本周波数を通過させるバンドパスフィルタとを備えている。
この構成によれば、電力分配器および電力合成器と2個以上の増幅素子とによって形成される閉ループにおいて、搬送波の基本周波数のみを通過させるバンドパスフィルタが挿入されるため、搬送波の基本周波数以外の全ての周波数帯域でループ利得を0dBより低くすることができる。
以上により、発振が生じる、電界効果トランジスタの利得が高い低周波帯域の周波数や、歪み成分として生じる各高調波の周波数において、発振条件を満足させることがなくなり、安定な電力合成型増幅器を実現できる。
上記第1の発明の電力合成型増幅器においては、バンドパスフィルタと並列に直流成分を選択的に通過させる直流成分通過手段を設けてもよい。
この構成によれば、バンドパスフィルタと並列に直流成分を選択的に通過させる直流成分通過手段を設けることにより、バイアス用の直流電源の供給経路を信号経路と共用でき、電源供給経路の簡略化を図ることができる。
第2の発明の電力合成型増幅器は、例えば電界効果トランジスタからなる2個以上の増幅素子と、2個以上の増幅素子の各々の入力端子に電力を分配する電力分配器と、2個以上の増幅素子の出力端子の電力を合成する電力合成器と、2個以上の増幅素子の各々の入力端子と電力分配器の間に挿入接続されて搬送波の基本周波数およびそれより高い周波数を通過させるハイパスフィルタと、2個以上の増幅素子の各々の出力端子と電力合成器との間に挿入接続されて搬送波の基本周波数およびそれより低い周波数を通過させるローパスフィルタとを備えている。
この構成によれば、電力分配器および電力合成器と複数の増幅素子とによって形成される閉ループにおいて、搬送波の基本周波数より低い周波数帯域では、各増幅素子の入力端子側のハイパスフィルタによって各増幅素子への入力電力を減衰させ、搬送波の基本周波数より高い周波数帯域では、各増幅素子の出力端子側のローパスフィルタで各増幅素子からの出力電力を減衰させるため、搬送波の基本周波数以外の全ての周波数帯域でループ利得を0dBより低くすることができる。
以上により、発振が生じる、増幅素子の利得が高い低周波帯域の周波数や、歪み成分として生じる各高調波の周波数において、発振条件を満足させることがなくなり、安定な電力合成型増幅器を実現できる。
なお、上記のハイパスフィルタとローパスフィルタの挿入位置を入れ替えてもよく、この場合も上記と同様の作用効果が得られる。
また、ローパスフィルタの位相進み成分を、電力合成器を構成するλg/4波長マイクロストリップラインの位相変換の一部とすることで、電力合成器を小型化できる。
また、第1の発明の構成では、出力する高調波の周波数成分を減衰させるために、増幅素子の出力端子側の信号経路にバンドパスフィルタを挿入しているが、第2の発明の構成では、増幅器の出力端子側の信号経路に挿入するのはローパスフィルタのみとなるため、挿入損失を少なくすることができ、最大電力および電力効率を改善できる。
上記第2の発明の構成においては、ローパスフィルタは搬送波の2次高調波もしくは3次高調波のうち少なくとも一方に対して出力負荷が開放となるように構成され、各増幅素子がF級動作をすることが好ましい。
この構成によれば、各増幅素子をF級増幅器として動作させることができるため、供給する直流電力を搬送波の基本周波数成分のみに有効活用することができ、電力効率を改善できる。
また、搬送波の2次高調波もしくは3次高調波の周波数成分の出力負荷を開放にすることで、高調波周波数の成分を低減し、線形性を改善できる。
また、ハイパスフィルタと並列に直流成分を選択的に通過させる第1の直流成分通過手段を設け、ローパスフィルタと並列に直流成分を選択的に通過させる第2の直流成分通過手段を設けてもよい。
この構成によれば、ハイパスフィルタと並列に直流成分を選択的に通過させる直流成分通過手段を設け、ローパスフィルタと並列に直流成分を選択的に通過させる第2の直流成分通過手段を設けることにより、バイアス用の直流電源の供給経路を信号経路と共用でき、電源供給経路の簡略化を図ることができる。
また、第2の直流成分通過手段をローパスフィルタで兼用させてもよい。
この構成によれば、第2の直流成分通過手段を省くことができるので、構成を簡略化できる。
第1の発明の電力合成型増幅器によれば、電力分配器および電力合成器と2個以上の増幅素子とによって形成される閉ループにおいて、搬送波の基本周波数のみを通過させるバンドパスフィルタが挿入されるため、搬送波の基本周波数以外の全ての周波数帯域でループ利得を0dBより低くすることができ、増幅素子の利得が高い低周波帯域の周波数や、歪み成分として生じる各高調波の周波数において、発振条件を満足させることがなく、安定な電力合成型増幅器を実現できる。
第2の発明の電力合成型増幅器によれば、電力分配器および電力合成器と2個以上の増幅素子とによって形成される閉ループにおいて、搬送波の基本周波数およびそれより低い周波数を通過させるローパスフィルタおよび搬送波の基本周波数およびそれより高い周波数を通過させるハイパスフィルタがカスケードに挿入されるため、搬送波の基本周波数以外の全ての周波数帯域でループ利得を0dBより低くすることができ、増幅素子の利得が高い低周波帯域の周波数や、歪み成分として生じる各高調波の周波数において、発振条件を満足させることがなく、安定な電力合成型増幅器を実現できる。
また、ローパスフィルタの位相進み成分を、電力合成器を構成するλg/4波長マイクロストリップラインの位相変換の一部とすることで、電力合成器を小型化できる。
また、第1の発明の構成では、出力する高調波の周波数成分を減衰させるために、増幅器の出力端子側の信号経路にバンドパスフィルタを挿入しているが、第2の発明の構成では、増幅器の出力端子側の信号経路に接続するのはローパスフィルタのみとなるため、挿入損失を少なくすることができ、最大電力および電力効率を改善できる。
上記第2の発明の電力合成型増幅器において、各増幅素子の出力端子側の信号経路に挿入されるローパスフィルタを、搬送波の2次高調波か3次高調波のうち、少なくともどちらか一方の出力負荷が開放となるよう設定すれば、各増幅素子をF級増幅器として動作させることができ、供給する直流電力を搬送波の基本周波数成分のみに有効活用させて、電力効率を改善できる。
また、搬送波の2次高調波もしくは3次高調波の周波数成分の出力負荷を開放にすることで、高調波周波数の成分を低減し、線形性を改善できる。
また、出力負荷の整合状態が変動した場合でも、高調波周波数成分の出力負荷は変化しないため、出力負荷変動による特性の変化および、耐破壊特性が改善される。
また、F級増幅器を各増幅素子の飽和領域で動作させることで、入力電力変動に対する出力電力変動がなくなるため、各増幅素子に入力される電力量が、電力分配器で等分配され減少しても、出力電力は変化せず、電力合成器により電力合成されるため、結果として電力合成型増幅器のゲインを増加させることができる。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態1について説明する。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態1について説明する。
図1は本発明の実施の形態1の電力合成型増幅器のブロック図を示している。この実施の形態では、増幅素子である電界効果トランジスタを2個とし、各電界効果トランジスタの入力端子(ゲート)側の信号経路にバンドパスフィルタおよび直流成分を選択的に通過させる直流成分通過手段の並列回路を挿入した場合について説明する。
この電力合成型増幅器は、図1に示すように、入力端子1と、出力端子2と、電界効果トランジスタ3,4と、電力分配器5と、電力合成器6と、バンドパスフィルタ19,21と、直流成分を選択的に通過させる直流成分通過手段20,22から構成されている。
上記の直流成分通過手段20,22としては、例えばインダクタ、ストリップライン、フェライト材料部品が使用される。なお、これらの素子は、周波数帯域に制限がかかる。
つぎに、上記実施の形態1における動作について説明する。図1において、入力端子1より入力された搬送波の基本周波数の電力は、電力分配器5で等分配に電力分配され、互いに並列接続されたバンドパスフィルタ19と直流成分通過手段20、およびバンドパスフィルタ21と直流成分通過手段22にそれぞれ入力され、搬送波の基本周波数の電力以外はループ発振を起こさない程度まで減衰され、各電界効果トランジスタ3,4にそれぞれ入力される。各電界効果トランジスタ3,4より出力された電力は、電力合成器6により電力合成されて出力端子2から出力される。
この構成によれば、搬送波の基本周波数以外の周波数帯域の電力は、バンドパスフィルタ19,21で減衰するため、搬送波の基本周波数の電力以外をループ発振を起こさない程度にまで減衰することができる。
また、電界効果トランジスタ3,4のゲートに対する直流バイアス電圧は、入力端子1から直流成分通過手段20を通して与えることができる。
図2(a)は上記実施の形態における、電界効果トランジスタ4の入力端子(ゲート)から電界効果トランジスタ3の入力端子(ゲート)までの経路を示し、図2(b)は同図(a)の経路の通過特性を示している。図2は、例として、搬送波の基本周波数を5GHzと設定した場合を示している。点線23は先行技術1の電力合成型増幅器の通過特性を示し、実線24は本発明の電力合成型増幅器の通過特性を示している。図2に示すように、バンドパスフィルタ19,21を挿入することにより、通過特性は、搬送波の基本周波数では変わらないが、それ以外の周波数帯域では減衰させることが可能となり、減衰量はバンドパスフィルタ特性により任意に調整できる。
なお、各電界効果トランジスタの入力端子(ゲート)側にバンドパスフィルタおよび直流成分通過手段の並列回路を挿入する代わりに、各電界効果トランジスタの出力端子(ドレイン)側にバンドパスフィルタおよび直流成分を選択的に通過させる直流成分通過手段を並列に挿入してもよいし、各電界効果トランジスタの入力端子側および出力端子側の両方にそれぞれバンドパスフィルタおよび直流成分通過手段を挿入してもよい。
また、図2において、例えば、バンドパスフィルタと直流成分通過手段の並列回路を、電界効果トランジスタの出力端子(ドレイン)側に設ける場合は、直流成分通過手段として、直流電源成分以外の周波数帯域を広帯域で減衰させることができるインダクタ等を用いるが、電界効果トランジスタの入力端子側に設ける場合には、電界効果トランジスタの制御電流がほとんど流れないため、インダクタ等の代わりに抵抗を用いてもよい。この構成により、減衰できる周波数帯域をさらに広げ、直流成分を選択的に通過させる直流成分通過手段を小型化することも可能である。
また、本実施の形態では、直流電源の供給を入力端子1、出力端子2からとし、信号経路とバイアス電圧供給経路とを共用し、電源供給経路の簡略化を図ったが、各電界効果トランジスタの端子に個別に直接電源バイアス回路を通して供給し、直流成分を選択的に通過させる手段と搬送波の基本周波数の電力経路を分けることも可能である。この場合、直流成分通過手段の電界効果トランジスタの入力端子側あるいは出力端子側への挿入は不要となる。
この実施の形態によれば、電力分配器5および電力合成器6と、電界効果トランジスタ3,4とによって形成される閉ループにおいて、搬送波の基本周波数のみを通過するバンドパスフィルタ19,21が挿入されるため、搬送波の基本周波数以外の全ての周波数帯域でループ利得を0dBより低くすることができる。
以上により、発振が生じる、電界効果トランジスタ3,4の利得が高い低周波帯域の周波数や、歪み成分として生じる各高調波の周波数において、発振条件を満足させることがなくなり、安定な電力合成型増幅器を実現できる。
(実施の形態2)
図3は本発明の実施の形態2による電力合成型増幅器のブロック図を示している。図3において、図2と同じ構成については、同じ符号を用い、説明を省略する。
図3は本発明の実施の形態2による電力合成型増幅器のブロック図を示している。図3において、図2と同じ構成については、同じ符号を用い、説明を省略する。
この電力合成型増幅器は、図3に示すように、電界効果トランジスタ3の入力端子(ゲート)と電力分配器1との間の経路にハイパスフィルタ25と直流成分選択手段20の並列回路を挿入し、電界効果トランジスタ4の入力端子(ゲート)と電力分配器1との間の経路にハイパスフィルタ26と直流成分選択回路22の並列回路を挿入し、電界効果トランジスタ3の出力端子(ドレイン)と電力合成器6との間の経路にローパスフィルタ27と直流成分通過手段29の並列回路を挿入し、電界効果トランジスタ4の出力端子(ドレイン)と電力合成器6との間の経路にローパスフィルタ28と直流成分通過手段30の並列回路を挿入した点が実施の形態1とは異なる。なお、ハイパスフィルタ26の挿入位置とローパスフィルタ28の挿入位置を入れ替えてもよい。
上記のハイパスフィルタ26,26は、搬送波の基本周波数およびそれより高い周波数成分を通過させる。また、上記のローパスフィルタ27,28は搬送波の基本周波数およびそれより低い周波数を通過させる。
この構成によれば、搬送波の基本周波数より低い周波数帯域の電力は、各電界効果トランジスタ3,4の入力端子(ゲート)側のハイパスフィルタ25,26で減衰し、搬送波の基本周波数より高い周波数帯域の電力は、各電界効果トランジスタ3,4の出力端子(ドレイン)側のローパスフィルタ27,28で減衰するため、搬送波の基本周波数の電力以外をループ発振を起こさない程度にまで減衰することができる。
また、実施の形態1の回路構成では、電界効果トランジスタ3,4から出力される高調波の周波数成分を減衰させたい場合には、電界効果トランジスタ3,4の出力端子にバンドパスフィルタ(ローパスフィルタとハイパスフィルタの組み合わせの構成)19,21を挿入する必要があり、挿入損失が問題となるが、実施の形態2の回路構成では、ローパスフィルタのみ、あるいはハイパスフィルタのみとなり、同様の性能をもたせた場合、挿入損失を少なくすることができ、最大電力および電力効率を改善できる。
また、ループ発振を生じる特定の周波数が搬送波の基本周波数より離れている場合、各電界効果トランジスタ3,4の入力端(ゲート)に挿入するハイパスフィルタ25,26はコンデンサのみの1次ハイパスフィルタとし、出力端に挿入するローパスフィルタ27,28はそれぞれインダクタのみの1次ローパスフィルタ27および1次ローパスフィルタ28として、直流成分を選択的に通過させる直流成分通過手段29,30を削除することにより、構成を簡略化してもよい。
また、ローパスフィルタ27,28の位相進み成分を、電力合成器6を構成するλg/4波長マイクロストリップラインの位相変換の一部とすることで、電力合成器を小型化することもできる。
以下、この点について、図9から図13を参照しながら説明する。図9は通常の電力合成部とローパスフィルタの構成を示す概略図である。図10は2次ローパスフィルタの構成を示す回路図である。図11は小型化用の電力合成部とローパスフィルタの構成を示す概略図である。図12は通常のローパスフィルタの減衰量および位相量の周波数特性図である。図13は小型化用のローパスフィルタの減衰量および位相量の周波数特性図である。
ローパスフィルタとして、図10に示すような、インダクタ、コンデンサで構成される2次ローパスフィルタの場合を例にとって説明する。通常のローパスフィルタは、基本周波数である5GHzで減衰させず、目標の2倍、3倍高調波(10GHz、15GHz)で減衰させるように設計している。すなわち、通過損失が増える周波数を基本周波数から十分余裕を持って高い周波数で設計している。そのため、5GHzでの位相変化量は図12に示すように0度となっている。そのため、電力合成器を構成するマイクロストリップラインでは、その長さをL=λg/4とし、マイクロストリップラインにて90度位相を回転させている。
LPF+電力合成部の入出力位相変化(図9の構成)
=LPF(0度)+ 電力合成部(90度) =90度
一方、電力合成部の小型化を図る場合は、通過損失を許容できるまで、通過損失が増える周波数を基本周波数に近づけて設計するため、図13に示すようにα度の位相変化が、基本周波数に対し生じる。
=LPF(0度)+ 電力合成部(90度) =90度
一方、電力合成部の小型化を図る場合は、通過損失を許容できるまで、通過損失が増える周波数を基本周波数に近づけて設計するため、図13に示すようにα度の位相変化が、基本周波数に対し生じる。
そのため、LPFを電力合成器の一部とする場合、電力合成のためには、マイクロストリップラインにおいて、90−α度の位相を回転させればよいことになるので、その長さはL<λg/4となり、ストリップライン部を短くできるため、結果として電力合成部を小型化できる。
LPF+電力合成部の入出力位相変化(図11構成)
=LPF(α度)+ 電力合成部(90−α度) =90度
この実施の形態によれば、電力分配器5および電力合成器6と、電界効果トランジスタ3,4とによって形成される閉ループにおいて、搬送波の基本周波数より低い周波数帯域では、各電界効果トランジスタ3,4の入力端子側のハイパスフィルタで減衰し、高い周波数帯域では、各電界効果トランジスタ3,4の出力端子側のローパスフィルタで減衰させるため、搬送波の基本周波数以外の全ての周波数帯域でループ利得を0dBより低くすることができる。
=LPF(α度)+ 電力合成部(90−α度) =90度
この実施の形態によれば、電力分配器5および電力合成器6と、電界効果トランジスタ3,4とによって形成される閉ループにおいて、搬送波の基本周波数より低い周波数帯域では、各電界効果トランジスタ3,4の入力端子側のハイパスフィルタで減衰し、高い周波数帯域では、各電界効果トランジスタ3,4の出力端子側のローパスフィルタで減衰させるため、搬送波の基本周波数以外の全ての周波数帯域でループ利得を0dBより低くすることができる。
以上により、発振が生じる、電界効果トランジスタ3,4の利得が高い低周波帯域の周波数や、歪み成分として生じる各高調波の周波数において、発振条件を満足させることがなくなり、安定な電力合成型増幅器を実現できる。
また、ローパスフィルタ27,28の位相進み成分を、電力合成器を構成するλg/4分波長マイクロストリップラインの位相変換の一部とすることで、電力合成器を小型化できる。
また、実施の形態1の回路構成では、出力する高調波の周波数成分を減衰させるために、電界効果トランジスタ3,4の出力端子にバンドパスフィルタ19,21を挿入していたが、この実施の形態の回路構成では、ローパスフィルタ27,29のみとなるため、挿入損失を少なくすることができ、最大電力および電力効率を改善できる。
(実施の形態3)
実施の形態3では、上記実施の形態2において、ローパスフィルタ27,28の2次高調波もしくは3次高調波に対する負荷整合が開放になるように、ローパスフィルタ27,28の整合状態を調整し、それによって各電界効果トランジスタ3,4をF級動作とした構成のみが異なっている。
実施の形態3では、上記実施の形態2において、ローパスフィルタ27,28の2次高調波もしくは3次高調波に対する負荷整合が開放になるように、ローパスフィルタ27,28の整合状態を調整し、それによって各電界効果トランジスタ3,4をF級動作とした構成のみが異なっている。
一般のF級増幅器では、出力端子の高調波整合回路で、2次高調波または3次高調波の負荷を開放にするが、本実施の形態の回路では、出力端子のローパスフィルタに高調波整合回路部を持たせて、ローパスフィルタで2次高調波または3次高調波の負荷を上記と同様に開放状態に調整する機能を含めるものである。
図3と同じ構成については、同じ符号を用い、説明を省略する。
ここで、F級アンプについて説明する。F級アンプとは増幅器の飽和領域にて効率特性の向上を図るものとして、一般に増幅器出力端に高調波整合回路を設けたものが知られている。高調波整合回路は、増幅器で発生する高調波の中で、特に2次高調波または3次高調波の負荷を開放にし、2次高調波電圧または3次高調波電圧を電界効果トランジスタ出力端の搬送波の基本周波数電圧に重畳することで、出力電圧形状をパルス形状に近くし、電流波形と交差することで生じる無効電力を減少させ効率の改善を図るものである。重畳する高調波の電力量は高調波整合回路の負荷点を変更し、位相を調整することで最適化でき、例えば、3次高調波を最適化した場合に、F級増幅器の理想効率は88.4%となり、B級増幅器の理想効率78.5%を上回ることが、Mihai Albulet著“RF POWER AMPLIFIERS”第306頁に記載されている。
ローパスフィルタにて2次高調波もしくは3次高調波の負荷を整合する場合、2GHz以下の周波数帯域では、集中定数回路による直列および並列共振を用いることが多いが、5GHz以上の周波数帯域では、マイクロストリップラインを用いる場合が多い。マイクロストリップラインにて構成した場合には、集中定数回路と比較し、素子による損失がない点が有利である。
また、マイクロストリップラインを用いて構成することで、直流成分を選択的に通過させる直流成分通過手段を削減でき、かつ部品ばらつきによる特性劣化を低減することもできる。
図4はマイクロストリップラインを用いた場合のローパスフィルタの一例である。図4において、符号31は主要線路を示し、符号32は副線路を示し、符号33は入力端子を示し、符号34は出力端子を示す。副線路32の線路長さは任意であり、主要線路31の長さは副線路の長さより減衰させる高調波の周波数において1/2波長分(180度位相分)長く設定してある。そのため、減衰させる高調波の周波数では、主要線路31および副線路32を通過する位相は180度異なり、入力端子33でそれぞれの線路が分岐して出力端子33でそれぞれの線路が結合することで、高調波周波数の電力は減衰し、出力負荷は並列共振のために開放となる。
図4の回路において、搬送波の基本周波数を5GHzとし、3次高調波の周波数である15GHzの周波数を減衰させた例の通過特性を図5(a)に示し、スミス座標上の負荷を図5(b)に示す。図5(b)において、3次高調波のインピーダンスは副線路32の長さを変更することで調整でき、図5(a)に示すように搬送波の基本周波数の5GHzでは減衰せず、3次高調波の周波数である15GHzで任意の減衰量を確保することができる。
これにより、高調波の減衰量と位相を調整し最適にでき、最適なF級回路を構成することができる。
この実施の形態によれば、各電界効果トランジスタ3,4をF級増幅器として動作させることができるため、供給する直流電力を搬送波の基本周波数成分のみに有効活用することができ、電力効率を改善できる。
また、搬送波の2次高調波もしくは3次高調波の周波数成分の出力負荷を開放にすることで、高調波周波数の成分を低減し、線形性を改善できる。
また、出力負荷の整合が変動した場合でも、高調波周波数成分の出力負荷は変化しないため、出力負荷変動による特性の変化および、耐破壊特性が改善される。
また、F級増幅器を各電界効果トランジスタの飽和領域で動作させることで、入力電力変動に対する出力電力変動がなくなるため、各電界効果トランジスタに入力する電力量が、電力分配器で等分配され減少しても、出力電力は変化せず、電力合成器により電力合成されるため、結果として電力合成型増幅器のゲインを増加させることができる。
なお、上記の各実施の形態では、増幅素子として電力用の電界効果トランジスタを用いたものについて説明したが、電力用のバイポーラトランジスタを増幅素子として用いてもよい。
本発明にかかる電力合成型増幅器は、増幅素子の利得が高い低周波帯域の周波数や歪み成分として生じる各高調波の周波数において発振条件を満足させることがなく、安定な電力合成型増幅器を実現できるという効果を有し、電力合成を行う、各種トランジスタを用いる増幅器の用途にも適応できる。
1 入力端子
2 出力端子
3〜4 電界効果トランジスタ
5 電力分配器
6 電力合成器
7 アイソレーション用抵抗
8〜9 λg/4波長マイクロストリップライン
10〜12 端子
13〜16 アイソレーション用抵抗
17〜18 λg波長マイクロストリップライン
19,21 バンドパスフィルタ
20,22,29,30 直流成分通過手段
23 先行技術1の電力合成型増幅器の通過特性
24 本発明の電力合成型増幅器の通過特性
25,26 ハイパスフィルタ
27,28 ローパスフィルタ
31 主要線路
32 副線路
33 入力端子
34 出力端子
2 出力端子
3〜4 電界効果トランジスタ
5 電力分配器
6 電力合成器
7 アイソレーション用抵抗
8〜9 λg/4波長マイクロストリップライン
10〜12 端子
13〜16 アイソレーション用抵抗
17〜18 λg波長マイクロストリップライン
19,21 バンドパスフィルタ
20,22,29,30 直流成分通過手段
23 先行技術1の電力合成型増幅器の通過特性
24 本発明の電力合成型増幅器の通過特性
25,26 ハイパスフィルタ
27,28 ローパスフィルタ
31 主要線路
32 副線路
33 入力端子
34 出力端子
Claims (9)
- 2個以上の増幅素子と、
前記2個以上の増幅素子の各々の入力端子に電力を分配する電力分配器と、
前記2個以上の増幅素子の出力端子の電力を合成する電力合成器と、
前記2個以上の増幅素子の各々の入力端子と前記電力分配器の間、および前記2個以上の増幅素子の各々の出力端子と前記電力合成器との間の少なくともどちらかに一方に挿入接続されて搬送波の基本周波数を通過させるバンドパスフィルタとを備えた電力合成型増幅器。 - 前記バンドパスフィルタと並列に直流成分を選択的に通過させる直流成分通過手段を設けた請求項1記載の電力合成型増幅器。
- 前記増幅素子は電界効果トランジスタからなる請求項1または2記載の電力合成型増幅器。
- 2個以上の増幅素子と、
前記2個以上の増幅素子の各々の入力端子に電力を分配する電力分配器と、
前記2個以上の増幅素子の出力端子の電力を合成する電力合成器と、
前記2個以上の増幅素子の各々の入力端子と前記電力分配器の間に挿入接続されて搬送波の基本周波数およびそれより高い周波数を通過させるハイパスフィルタと、
前記2個以上の増幅素子の各々の出力端子と前記電力合成器との間に挿入接続されて搬送波の基本周波数およびそれより低い周波数を通過させるローパスフィルタとを備えた電力合成型増幅器。 - 2個以上の増幅素子と、
前記2個以上の増幅素子の各々の入力端子に電力を分配する電力分配器と、
前記2個以上の増幅素子の出力端子の電力を合成する電力合成器と、
前記2個以上の増幅素子の各々の入力端子と前記電力分配器の間に挿入接続されて搬送波の基本周波数およびそれより低い周波数を通過させるローパスフィルタと、
前記2個以上の増幅素子の各々の出力端子と前記電力合成器との間に挿入接続されて搬送波の基本周波数およびそれより高い周波数を通過させるハイパスフィルタとを備えた電力合成型増幅器。 - 前記ハイパスフィルタと並列に直流成分を選択的に通過させる第1の直流成分通過手段を設け、前記ローパスフィルタと並列に直流成分を選択的に通過させる第2の直流成分通過手段を設けた請求項4または5記載の電力合成型増幅器。
- 第2の直流成分通過手段は前記ローパスフィルタで兼用している請求項6記載の電力合成型増幅器。
- 前記ローパスフィルタが前記搬送波の2次高調波もしくは3次高調波のうち少なくとも一方に対して出力負荷が開放となるように構成され、前記各増幅素子がF級動作をする請求項4、5、6または7記載の電力合成型増幅器。
- 前記増幅素子は電界効果トランジスタまたはバイポーラトランジスタからなる請求項4、5、6または7記載の電力合成型増幅器。
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JP2004071149A JP2005260703A (ja) | 2004-03-12 | 2004-03-12 | 電力合成型増幅器 |
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2004
- 2004-03-12 JP JP2004071149A patent/JP2005260703A/ja active Pending
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