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JP2005249959A - 撮像装置、この撮像装置に用いられる発光制御方法及びプログラム - Google Patents

撮像装置、この撮像装置に用いられる発光制御方法及びプログラム Download PDF

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JP2005249959A JP2004057999A JP2004057999A JP2005249959A JP 2005249959 A JP2005249959 A JP 2005249959A JP 2004057999 A JP2004057999 A JP 2004057999A JP 2004057999 A JP2004057999 A JP 2004057999A JP 2005249959 A JP2005249959 A JP 2005249959A
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Abstract

【課題】シャッタ操作に伴う予備発光から本発光までの処理時間を短縮化して、速やかに適正な発光量を得る。
【解決手段】シャッタ操作に伴う2回の予備発光で得られたCCD23の各画素の情報を評価して本発光時の適正発光量を決定する際に、シャッタ操作から本発光までの各フレームの期間中に、CCD23の撮像領域の中で発光量の評価対象となる領域54に対応した各画素の情報のみを転送し、評価領域54外の各画素の情報については破棄するようにCCD23の駆動を制御する。これにより、評価に不要な画素情報の転送にかかる時間をなくして、トータルの処理時間を短縮化でき、速やかに適正発光量で本発光を行うことができる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、例えばデジタルカメラなどの撮像装置に係り、特にストロボ等の閃光装置を備えた撮像装置と、その閃光装置による発光量を制御するための制御方法及びプログラムに関する。
例えばデジタルカメラなどの撮像装置では、閃光装置としてストロボを備えている。ストロボは、シャッタと連動して発光することで、撮影時の露出を調整するものであり、フラッシュとも呼ばれる。
ところで、撮影時のストロボ発光量を制御する場合において、ストロボ光を被写体に向けて発光し、そのときに被写体からの反射光をセンサにて受光することにより、その積分値が予め定められた値に達した時点で発光動作を停止するといった方法がある。しかし、このような方法では、被写体からの反射光を検知するためのセンサを撮像素子とは別に必要であり、部品点数が増えてコストアップすると共に装置が大型化してしまうなどの問題があり、また、被写体の反射率や位置によっては、センサで適正な光量が得られないなどの問題もある。
そこで、部品点数の削減、装置小型化の面などから、TTL(Through The Lens)方式の予備発光(プリ発光)による方法が広く採用されている。これは、所定の光量で予備発光を行い、そのときの被写体の明るさを撮像素子で取り込むことで、その明るさの度合いから撮影時の光量を決定して本発光を行う方法である。
この予備発光方法には、1回の予備発光で撮影時の光量を決定する方法の他に、複数回の予備発光を繰り返して決める方法、また、本出願人によって提案された方法で、発光量を変えて2回の予備発光を行うことで、各予備発光の結果から適切な光量を決定する方法などがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−319255号公報
上述したように、撮影時のストロボ発光量を制御する場合に、部品点数の削減、装置小型化の面などからTTL方式の予備発光による方法を用いることが好ましい。
しかしながら、前記予備発光方法では、撮像素子を駆動する各フレーム期間中において、予備発光による撮像素子の露光、その画素データの転送、評価といった各処理を順次行う必要がある。このため、本発光が行われるまでに時間がかかり、その結果、シャッタータイムラグ(シャッタ操作から実際に撮影が行われるまでの時間)が発生し、大切な場面でシャッタチャンスを逃してしまうなどの問題があった。
本発明は前記のような点に鑑みなされたもので、シャッタ操作に伴う予備発光から本発光までの処理時間を短縮化して、速やかに適正な発光量を得ることのできる撮像装置、この撮像装置に用いられる発光制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る撮像装置は、被写体に向けて発光する発光手段と、被写体画像を結像する複数の画素を有する撮像素子と、シャッタ操作に伴い、前記発光手段をそれぞれに異なる発光量で2回予備発光し、その2回の予備発光で得られた前記撮像素子の各画素の情報を評価して本発光時の適正発光量を決定する発光量制御手段と、前記シャッタ操作から前記本発光までの前記撮像素子の駆動期間中に、前記撮像素子の撮像領域の中で発光量の評価対象となる領域に対応した各画素の情報のみを取り出して前記発光量制御手段に転送し、前記評価対象領域外の各画素の情報については破棄するように前記撮像素子の駆動を制御する撮像素子駆動手段とを具備したことを特徴とする。
このような構成によれば、シャッタ操作に伴い、それぞれに異なる発光量で2回予備発光が行われ、その2回の予備発光で得られた撮像素子の各画素の情報を評価して本発光時の適正発光量が決定される。その際、シャッタ操作から本発光までの撮像素子の駆動期間中に、撮像素子の撮像領域の中で評価対象領域に対応した各画素の情報のみが取り出され、評価対象領域外の各画素の情報については破棄される。
これにより、評価に不要な画素情報の転送にかかる時間がなくなり、トータルの処理時間を短縮化して速やかに適正発光量で本発光することができる。
また、本発明の請求項2に係る撮像装置は、被写体に向けて発光する発光手段と、被写体画像を結像する複数の画素を有する撮像素子と、シャッタ操作に伴い、前記発光手段をそれぞれに異なる発光量で2回予備発光し、その2回の予備発光で得られた前記撮像素子の各画素の情報を評価して本発光時の適正発光量を決定する発光量制御手段と、前記シャッタ操作から前記本発光までの前記撮像素子の駆動期間中に含まれる少なくとも1つの評価不要期間で、前記撮像素子の撮像領域内の各画素の情報のすべてを破棄すると共に、前記評価不要期間を除く各期間中では、前記撮像素子の撮像領域の中で発光量の評価対象となる領域に対応した各画素の情報のみを取り出して前記発光量制御手段に転送し、前記評価対象領域外の各画素の情報については破棄するように前記撮像素子の駆動を制御する撮像素子駆動手段とを具備したことを特徴とする。
このような構成によれば、シャッタ操作に伴い、それぞれに異なる発光量で2回予備発光が行われ、その2回の予備発光で得られた撮像素子の各画素の情報を評価して本発光時の適正発光量が決定される。その際、シャッタ操作から本発光までの撮像素子の駆動期間に含まれる少なくとも1つの評価不要期間では、撮像素子の撮像領域内の各画素の情報のすべてが破棄される。一方、評価不要期間を除く各期間中では、撮像素子の撮像領域の中で評価対象領域に対応した各画素の情報のみが取り出され、評価対象領域外の各画素の情報については破棄される。
これにより、評価不要期間での画素情報の転送にかかる時間と、評価不要期間以外での各期間での評価に不要な画素情報の転送にかかる時間がなくなり、その結果、請求項1よりトータルの処理時間をさらに短縮化して速やかに適正発光量で本発光することができる。
また、本発明の請求項3では、前記請求項1または2記載の撮像装置において、前記撮像素子駆動手段は、前記撮像素子から画素情報の取り出しを行う方向の駆動のみを行うことにより、評価に不要な画素情報を破棄することを特徴とする。
このような構成によれば、撮像素子から画素情報の取り出しを行う方向の駆動のみが行われて、評価に不要な画素情報が破棄される。
また、本発明の請求項4では、前記請求項1または2記載の撮像装置において、前記撮像素子駆動手段は、前記撮像素子の撮像領域の中で撮影時のフォーカス位置に合わせて前記評価対象領域を設定することを特徴とする。
このような構成によれば、撮影時のフォーカス位置に合わせて評価対象領域が設定され、その評価対象領域に応じて撮像素子の駆動がなされて、評価に必要な画素情報のみ転送される。
また、本発明の請求項5では、前記請求項2記載の撮像装置において、前記撮像素子駆動手段は、1回目の予備発光を行う期間を前記評価不要期間として定め、そのときに得られる前記撮像素子の撮像領域内の各画素の情報のすべてを破棄するように前記撮像素子の駆動を制御することを特徴とする。
このような構成によれば、1回目の予備発光を行う期間を評価不要期間とし、そのときに得られる各画素の情報のすべてが破棄される。これにより、1回目の予備発光を行う期間での画素情報の転送にかかる時間をなくして処理時間の短縮化を図ることができる。
また、本発明の請求項6では、前記請求項2記載の撮像装置において、前記撮像素子駆動手段は、2回目の予備発光に対する評価を行う期間を前記評価不要期間として定め、そのときに得られる前記撮像素子の撮像領域内の各画素の情報のすべてを破棄するように前記撮像素子の駆動を制御することを特徴とする。
このような構成によれば、2回目の予備発光に対する評価を行う期間を評価不要期間とし、そのときに得られる各画素の情報のすべてが破棄される。これにより、2回目の予備発光に対する評価を行う期間での画素情報の転送にかかる時間をなくして処理時間の短縮化を図ることができる。
また、本発明の請求項7では、前記請求項2記載の撮像装置において、前記撮像素子駆動手段は、1回目の予備発光を行う期間と2回目の予備発光に対する評価を行う期間を前記評価不要期間として定め、そのときに得られる前記撮像素子の撮像領域内の各画素の情報のすべてを破棄するように前記撮像素子の駆動を制御することを特徴とする。
このような構成によれば、1回目の予備発光を行う期間と2回目の予備発光に対する評価を行う期間を評価不要期間とし、そのときに得られる各画素の情報のすべてが破棄される。これにより、1回目の予備発光を行う期間と2回目の予備発光に対する評価を行う期間の両期間における画素情報の転送にかかる時間をなくして、さらに処理時間の短縮化を図ることができる。
また、本発明の請求項8に係る発光制御方法は、被写体に向けて発光する発光手段と、被写体画像を結像する複数の画素を有する撮像素子とを備えた撮像装置に用いられる発光制御方法において、シャッタ操作に伴い、前記発光手段をそれぞれに異なる発光量で2回予備発光する第1のステップと、前記2回の予備発光で得られた前記撮像素子の各画素の情報を評価して本発光時の適正発光量を決定する第2のステップと、前記シャッタ操作から前記本発光までの前記撮像素子の駆動期間中に、前記撮像素子の撮像領域の中で発光量の評価対象となる領域に対応した各画素の情報のみを取り出して前記発光量の評価用として転送し、前記評価対象領域外の各画素の情報については破棄するように前記撮像素子の駆動を制御する第3のステップとを含むことを特徴とする。
このような発光制御方法によれば、前記第1〜第3のステップに従った処理を実行することにより、前記請求項1記載の発明と同様の作用効果が奏せられる。
また、本発明の請求項9に係る発光制御方法は、被写体に向けて発光する発光手段と、被写体画像を結像する複数の画素を有する撮像素子とを備えた撮像装置に用いられる発光制御方法において、シャッタ操作に伴い、前記発光手段をそれぞれに異なる発光量で2回予備発光する第1のステップと、前記2回の予備発光で得られた前記撮像素子の各画素の情報を評価して本発光時の適正発光量を決定する第2のステップと、前記シャッタ操作から前記本発光までの前記撮像素子の駆動期間中に含まれる少なくとも1つの評価不要期間で、前記撮像素子の撮像領域内の各画素の情報のすべてを破棄するように前記撮像素子の駆動を制御する第3のステップと、前記評価不要期間を除く各期間中では、前記撮像素子の撮像領域の中で発光量の評価対象となる領域に対応した各画素の情報のみを取り出して前記発光量の評価用として転送し、前記評価対象領域外の各画素の情報については破棄するように前記撮像素子の駆動を制御する第4のステップとを含むことを特徴とする。
このような発光制御方法によれば、前記第1〜第4のステップに従った処理を実行することにより、前記請求項2記載の発明と同様の作用効果が奏せられる。
また、本発明の請求項10に係るプログラムは、被写体に向けて発光する発光手段と、被写体画像を結像する複数の画素を有する撮像素子とを備えた撮像装置に搭載されたコンピュータによって実行されるプログラムであって、前記コンピュータに、シャッタ操作に伴い、前記発光手段をそれぞれに異なる発光量で2回予備発光する第1の機能と、前記2回の予備発光で得られた前記撮像素子の各画素の情報を評価して本発光時の適正発光量を決定する第2の機能と、前記シャッタ操作から前記本発光までの前記撮像素子の駆動期間中に、前記撮像素子の撮像領域の中で発光量の評価対象となる領域に対応した各画素の情報のみを取り出して前記発光量の評価用として転送し、前記評価対象領域外の各画素の情報については破棄するように前記撮像素子の駆動を制御する第3の機能とを実現させることを特徴とする。
このようなプログラムによれば、コンピュータが当該プログラムを読み込んで実行することにより、前記請求項1記載の発明と同様の作用効果が奏せられる。
また、本発明の請求項11に係るプログラムは、被写体に向けて発光する発光手段と、被写体画像を結像する複数の画素を有する撮像素子とを備えた撮像装置に搭載されたコンピュータによって実行されるプログラムであって、前記コンピュータに、シャッタ操作に伴い、前記発光手段をそれぞれに異なる発光量で2回予備発光する第1の機能と、前記2回の予備発光で得られた前記撮像素子の各画素の情報を評価して本発光時の適正発光量を決定する第2の機能と、前記シャッタ操作から前記本発光までの前記撮像素子の駆動期間中に含まれる少なくとも1つの評価不要期間で、前記撮像素子の撮像領域内の各画素の情報のすべてを破棄するように前記撮像素子の駆動を制御する第3の機能と、前記評価不要期間を除く各期間中では、前記撮像素子の撮像領域の中で発光量の評価対象となる領域に対応した各画素の情報のみを取り出して前記発光量の評価用として転送し、前記評価対象領域外の各画素の情報については破棄するように前記撮像素子の駆動を制御する第4の機能とを実現させることを特徴とする。
このようなプログラムによれば、コンピュータが当該プログラムを読み込んで実行することにより、前記請求項2記載の発明と同様の作用効果が奏せられる。
本発明によれば、シャッタ操作に伴う2回の予備発光で得られた撮像素子の各画素の情報を評価して本発光時の適正発光量を決定する際に、シャッタ操作から本発光までの撮像素子の駆動期間中に、撮像素子の撮像領域の中で発光量の評価の対象となる領域に対応した各画素の情報のみを転送し、評価対象領域外の各画素の情報については破棄するように撮像素子の駆動を制御するようにしたことで、評価に不要な画素情報の転送にかかる時間をなくして、トータルの処理時間を短縮化でき、速やかに適正発光量で本発光を行うことができる。
また、シャッタ操作から本発光までの撮像素子の駆動期間に含まれる少なくとも1つの評価不要期間で各画素の情報のすべてを破棄する処理を加えることで、その評価不要期間での画素情報の転送にかかる時間もなくすことができ、その結果、トータルの処理時間をさらに短縮化することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態における撮像装置としてデジタルカメラを例にした場合の外観構成を示すものであり、図1(a)が主に前面の、図1(b)が主に背面の構成を示す斜視図である。
このデジタルカメラ1は、略矩形の薄板状ボディの前面に、撮影レンズ2、セルフタイマランプ3、光学ファインダ窓4、マイクロホン部5、ストロボ発光部6、及びラバーグリップ7を配設し、上面の(ユーザにとって)右端側には電源キー8およびシャッタキー9を配する。
ストロボ発光部6は、閃光装置として内蔵されており、シャッタキー9の操作に伴い被写体に向けて発光を行う。このストロボ発光部6としては、例えばキセノン放電管の電子閃光を利用した写真用人工光源によって構成される。
ラバーグリップ7は、ユーザが撮影時にデジタルカメラ1を右手で筐体右側面側から把持した場合に右手中指、薬指、小指が確実に該筐体を把持できるように配設されたゴム製の帯状突起である。
また、電源キー8は、電源のオン/オフ毎に操作するためのキーである。シャッタキー9は、撮影タイミングを指示するためのキーである。
また、デジタルカメラ1の背面には、モードスイッチ(SW)10、スピーカ部11、メニューキー12、十字キー13、セットキー14、光学ファインダ15、ストロボチャージランプ16、表示部17を配する。
モードスイッチ10は、例えばスライドキースイッチにより構成され、基本モードである記録モード「R」と再生モード「P」を切り換えるためのものである。前記記録モード「R」には、静止画モード「R1」、動画モード「R2」が含まれる。静止画モード「R1」は静止画の撮影を行うためのモード、動画モード「R2」は動画の撮影を行うためのモードである。
前記シャッタキー9は、これらのモード「R1」、「R2」に共通に使用される。すなわち、静止画モード「R1」では、シャッタキー9が押下されたときのタイミングで静止画の撮影が行われる。動画モード「R2」では、シャッタキー9が押下されたときのタイミングで動画の撮影が開始され、シャッタキー9が再度押下されたときにその動画の撮影が終了する。
メニューキー12は、各種メニュー項目等を選択させる際に操作する。十字キー13は、上下左右各方向へのカーソル移動用のキーが一体に形成されたものであり、表示されているメニュー項目等を移動させる際に操作する。セットキー14は、前記十字キー13の中心位置に配置され、その時点で選択されているメニュー項目内容等を設定するために操作する。
ストロボチャージランプ16は、光学ファインダ15に近接して配設されたLEDランプでなり、このデジタルカメラ1のユーザが光学ファインダ15を覗いている場合と表示部17を見ている場合のいずれであってもストロボのチャージ状態等をユーザに視認させる。
表示部17は、バックライト付きのカラー液晶パネルで構成されるもので、撮影時には電子ファインダとしてスルー画像のモニタ表示を行う一方で、再生時には再生対象として選択された画像等を表示する。
なお、図示はしないがデジタルカメラ1の底面には、記録媒体として用いられるメモリカードを着脱するためのメモリカードスロットや、外部のパーソナルコンピュータ等と接続するためのシリアルインタフェースコネクタとして、例えばUSB(Universal Serial Bus)コネクタ等が設けられる。
図2はデジタルカメラ1の電子回路構成を示すブロック図である。
このデジタルカメラ1には、前記撮影レンズ2を構成するレンズ光学系22がモータ21の駆動により光軸方向に所定の範囲内で移動可能に設けられており、その光軸後方に撮像素子であるCCD23が配設されている。このCCD23は、撮影レンズ2を通過する光を受光し、その受光量に応じた画像データを取得する。
基本モードである記録モード時において、CCD23がタイミング発生器(TG)24、ドライバ25によって走査駆動され、一定周期毎に結像した光像に対応する光電変換出力を1画面分出力する。
このCCD23の光電変換出力は、アナログ値の信号の状態でRGBの各原色成分毎に適宜ゲイン調整された後に、サンプルホールド回路26でサンプルホールドされ、A/D変換器27でデジタルデータに変換される。そして、カラープロセス回路28において、画素補間処理およびγ補正処理を含むカラープロセス処理が行われて、デジタル値の輝度信号Yおよび色差信号Cb,Crが生成され、DMA(Direct Memory Access)コントローラ29に出力される。
DMAコントローラ29は、カラープロセス回路28の出力する輝度信号Yおよび色差信号Cb,Crを、同じくカラープロセス回路28からの複合同期信号、メモリ書込みイネーブル信号、およびクロック信号を用いて一度DMAコントローラ29内部のバッファに書込み、DRAMインタフェース(I/F)30を介してバッファメモリとして使用されるDRAM31にDMA転送を行う。
制御部32は、CPUと、このCPUで実行されるプログラムを記憶したROM、そして、ワークメモリとして使用されるRAMなどを含むマイクロコンピュータにより構成される。本実施形態において、前記ROMには、閃光装置であるストロボ発光部6の駆動するための制御プログラムが含まれる。
制御部32は、デジタルカメラ1全体の制御動作を司り、前記輝度および色差信号のDRAM31へのDMA転送終了後に、この輝度および色差信号をDRAMインタフェース30を介してDRAM31より読出し、VRAMコントローラ33を介してVRAM34に書き込む。
デジタルビデオエンコーダ35は、前記輝度および色差信号をVRAMコントローラ33を介してVRAM34より定期的に読出し、これらのデータを元にビデオ信号を発生して表示部17に出力する。
この表示部17は、上述した如く撮影時にはモニタ表示部(電子ファインダ)として機能するもので、デジタルビデオエンコーダ35からのビデオ信号に基づいた表示を行うことで、その時点でVRAMコントローラ33から取込んでいる画像情報に基づく画像をリアルタイムに表示することとなる。
このように、表示部17にその時点での画像がモニタ画像としてリアルタイムに表示されている状態で、例えば静止画撮影を行いたいタイミングでシャッタキー9を押下操作すると、トリガ信号が発生する。
制御部32は、このトリガ信号に応じて、その時点でCCD23から取込んでいる1画面分の輝度および色差信号のDRAM31へのDMA転送の終了後、直ちにCCD23からのDRAM31への経路を停止し、記録保存の状態に遷移する。
この記録保存の状態では、制御部32がDRAM31に書き込まれている1フレーム分の輝度および色差信号をDRAMインタフェース30を介してY,Cb,Crの各コンポーネント毎に縦8画素×横8画素の基本ブロックと呼称される単位で読み出して、画像処理部37の内部に存在するJPEG(Joint Photograph coding Experts Group)処理ブロックに書込み、この画像処理部37でADCT(Adaptive Discrete Cosine Transform:適応離散コサイン変換)、エントロピ符号化方式であるハフマン符号化等の処理によりデータ圧縮する。
そして、得た符号データを1画像のデータファイルとして該画像処理部37から読出して記録用のメモリ38に書き込む。このメモリ38としては、予め本体に内蔵されたメモリの他に、記録媒体として着脱自在に装着されるメモリカードなどを含む。1フレーム分の輝度および色差信号の圧縮処理およびメモリ38への全圧縮データの書込み終了に伴って、制御部32はCCD23からDRAM31への経路を再び起動する。
また、制御部32には、さらにUSBインタフェース(I/F)39、ストロボ駆動部40が接続される。
USBインタフェース39は、USBコネクタを介して有線接続されるパーソナルコンピュータ等の他の情報端末装置との間で画像データその他の送受を行う場合の通信制御を行う。
ストロボ駆動部40は、撮影時に図示せぬストロボ用の大容量コンデンサを充電した上で、制御部32からタイミング発生器(TG)24に同期して出力される発光制御信号に基づいてストロボ発光部6を閃光駆動する。
なお、前記キー入力部36は、上述したシャッタキー9の他に、前記電源キー8、モードスイッチ10、メニューキー12、十字キー13およびセットキー14等から構成され、それらのキー操作に伴う信号は直接制御部32へ送出される。
また、静止画像ではなく動画像の撮影時においては、シャッタキー9が押下操作されたときに、上述した画像処理部37の内部に存在する動画処理ブロックで、MPEG(Moving Picture Expert Group)やmotion−JPEGなどの手法により撮影動画をデータ圧縮し、この撮影動画データをメモリ38へ記録する。そして、再度シャッタキー9が操作されると、動画データの記録を終了する。
一方、基本モードである再生モード時には、制御部32がメモリ38に記録されている画像データを選択的に読出し、画像処理部37で記録モード時にデータ圧縮した手順と全く逆の手順で圧縮されている画像データを伸長する。そして、この伸長した画像データをDRAMインタフェース30を介してDRAM31に保持させた上で、このDRAM31の保持内容をVRAMコントローラ33を介してVRAM34に記憶させ、このVRAM34より定期的に画像データを読出してビデオ信号を発生し、表示部17で再生出力させる。
選択した画像データが静止画像ではなく動画像であった場合には、その選択した動画像ファイルを構成するMPEG動画データの再生を実行し、すべての動画像データの再生を終了した時点で、例えば、次に再生の指示がなされるまで先頭に位置する静止画像データを表示するなどを行う。
この他に、特に図示しないが、例えば携帯時の電源として用いられるバッテリとそのバッテリの電圧供給制御部や、マイク5およびスピーカ11に対する音声データの処理を行うための音声処理部などが備えられている。
ここで、本実施形態におけるデジタルカメラ1のストロボ駆動時の処理を説明する前に、理解を容易にするため、図3および図4を参照してCCD23の一般的な構成とその動作原理について説明しておく。
図3はCCD23の一般的な構成を示す図、図4はそのCCD23の電荷の流れを示す図である。なお、ここでは、説明を簡単にするため、水平4画素、垂直2画素の撮影領域を有するCCD23として説明するが、実際には、もっと多数の画素を有して撮影領域が構成されている。
図3に示すように、CCD23は、感光部51と垂直転送部52と水平転送部53とで構成され、図中の点線で囲んだ部分が1画素に相当する。
感光部51は、画素数分(この例では2×4)のフォトダイオード51aからなり、それぞれに光の強さに応じた電荷を蓄積する。垂直転送部52は、「垂直転送CCD」と呼ばれ、感光部51の各フォトダイオード51aに蓄積された電荷を取り出し、水平転送部53に向けて垂直方向に転送する部分である。水平転送部53は、「水平転送CCD」と呼ばれ、垂直転送部52によって転送された電荷を出力先に向けて水平方向に転送する部分である。
ここで、垂直転送は4電極で電荷を転送する4相駆動CCDで形成され、水平転送は2電極で電荷を転送する2相駆動CCDで形成されているものとして、CCD23の動作原理について説明する。
まず、撮影レンズ2によって結像された光学像がCCD23の全面に照射され、そのときの光の強さに応じて感光部51を構成する各フォトダイオード51aに電荷が蓄積される。この間、感光部51と垂直転送部52との間のゲートはオフされている。所定時間経過すると、図4(a)に示すように、各フォトダイオード51aに蓄積された1ライン(奇数ライン)分の電荷が垂直転送部(垂直転送CCD)52にシフトされる。
電荷は垂直転送部52の4電極のうち、2電極だけに蓄積されている。そこに、4相駆動波形が印加され、同図(b)に示すように、1ライン毎の電荷が並列に2電極毎に垂直方向(図中の下方向)に転送される。そして、垂直転送部52の最下段に転送された時点で、水平転送部53(水平転送CCD)に転送される。
同図(c)に示すように、水平転送部53に転送された1ライン分の電荷は、2相の駆動パルスで水平方向(図中の左方向)に転送される。そして、水平転送部53が空になると、垂直転送により次の1ライン分の電荷が運ばれてくる。
ここで、水平転送部53の出力先には、電荷を電気信号に変換するための図示せぬ検出部が設けられており、水平転送部53により水平転送された1ライン分の電荷は前記検出部に順次送り込まれて、電気信号に変換されて取り出されていく。
この間に、次のライン(偶数ライン)の電荷が前記同様にしてフォトダイオード51aから垂直転送部52にシフトされ、そして、垂直転送部52および水平転送部53を介して前記検出部に出力される。
このように、CCD23の各画素単位で蓄積された電荷の信号は、垂直転送と水平転送を介してライン単位で出力され、その出力先にある検出部にて電気信号として順次取り出されることになる。
次に、本実施形態におけるデジタルカメラ1のストロボ駆動時の動作について説明する。既に述べたように、予備発光による評価に従って本発光の発光量を決定する場合、撮像素子の各フレーム期間中に、予備発光による撮像素子の露光、その画素データの転送、評価といった処理が必要であり、本発光までに時間がかかる問題がある。
図11にその様子を示す。図11は従来方式によるストロボ駆動時の予備発光動作を示すタイミングチャートである。図中のTaはフレーム期間を示し、約30m[sec]である。この間、撮像素子であるCCD23は常に駆動状態にあり、そのときに得られる画像データがスルー画像として表示部17にモニタ表示されているものとする。
撮影時の発光量を決定する場合において、まず、シャッタ操作を検出したフレームの次のフレームで、1回目の予備発光と、その予備発光による各画素の露光を行う。この1回目の予備発光時間をt1とすると、例えば10[μs]である。
続いて、次のフレームで当該予備発光の露光によって得られた各画素の情報(つまり電荷)の転送を行い、さらに、次のフレームで輝度の評価を行う。同様にして、1フレーム遅れて、2回目の予備発光とその処理を並行して行う。この2回目の予備発光時間をt2とすると、例えば20[μs]である。
そして、前記2回の予備発光の評価結果の両方が揃った時点で、各評価結果に基づいて適正発光量を算出し、次のフレームでその適正発光量にて本発光を行う。このときの発光時間をt3とすると、10〜1000[μs]である。
このように、シャッタ操作の検出後、1回目の予備発光と露光から2回目の予備発光の評価結果を取得するまでに、4フレームの処理時間を要してしまう。この処理時間はシャッタ操作からの撮影までの動作時間に相当するため、所謂シャッタータイムラグになり、大切な場面でシャッタチャンスを逃してしまう原因となる。
そこで、本発明の第1の実施形態では、前記のような予備発光による処理時間を短縮化するため、図5に示すように、撮像素子であるCCD23の撮像領域の中で、予備発光による評価で必要となる領域(以下、評価領域と称す)54は全体の一部だけであることに着目し、各フレームの期間中に前記評価領域54に対応した各画素の電荷のみを「通常転送」により読み出し、評価領域54以外の領域に対応した各画素の電荷については、評価に不要な画素情報として「高速掃出し転送」により破棄することにより、トータルの処理時間を短縮化するものである。
前記評価領域54は、撮像領域の中心部に定められており、少なくとも全体の1/4の範囲であることが好ましい。これは、全体の1/4以下であると、被写体に対するフォーカス位置がその範囲から外れてしまう可能性があるからである。
また、「通常転送」とは、図4で説明したようにCCD23を垂直方向および水平方向に駆動することにより、CCD23から各画素の電荷をライン単位で読み出して出力先に転送することを言う。これに対し、「高速掃出し転送」とは、CCD23から各画素の電荷の取り出しを行う垂直方向の駆動のみを行うことで、これらの電荷を破棄してしまう転送のことを言う。つまり、電荷取り出しのための垂直転送だけを行い、出力先への水平転送は行わずに、そのまま掃き出してしまうことである。
このような高速掃出し転送を行うと、画素数によっても異なるが、電荷の処理に必要な時間が通常転送を行った場合に比べて、約1/8程度に短縮することができる。図5の例では、撮像領域の中心部を評価領域54として、その評価領域54に対応した各電荷の切出し範囲の上1/4と下1/4の範囲に対して、高速掃出し転送を行うことが示されている。
なお、カメラの機種によって様々な撮影シーンをデータベース化して記憶して機能(「ベストショット」あるいは「プログラムシーン」などと呼んでいる)を備えたものがある。この場合、各撮影シーン毎にフォーカス位置の設定が異なっている。また、撮影時のフォーカス位置をユーザが自由にマニュアル設定可能な機種もある。
そこで、図6(a)、(b)に示すように、撮影時に、その都度調整されるフォーカス位置(図中のFで示す位置)に合わせて評価領域54を設定することにより、CCD23の撮像領域の中で高速掃出し転送を行う範囲を変更するようにしても良い。
図6(a)は画面左上のフォーカス位置に合わせて評価領域54が設定された場合を示している。この場合には、全体の上半分が切出し範囲として通常転送が行われ、下半分が高速掃出し転送される。また、同図(b)は画面下の中央付近に合わせて評価領域54が設定された場合を示している。この場合には、全体の上半分が高速掃出し転送され、下半分が切出し範囲として通常転送が行われる。
以下では、画像領域の中心部に評価領域54が設定されている場合(図5参照)を想定して、デジタルカメラ1におけるストロボ駆動時の処理動作を図7のタイミングチャートおよび図8のフローチャートに従って説明する。
図7は第1の実施形態におけるデジタルカメラ1のストロボ駆動時の予備発光動作を示すタイミングチャートである。図中のTaとTbはフレーム期間を示し、Taは従来方式(図11参照)と同様に約30msecである。Tbはその半分の約15msecであり、従来方式よりも時間が短縮されていることが示されている。
また、図8は第1の実施形態におけるデジタルカメラ1のストロボ駆動時の予備発光動作を示すフローチャートであり、制御部32によって実行されるCCD23の感光部51に関する処理と、転送部52、53に関する処理、そして、ストロボ発光量の演算処理に分けて示されている。なお、このフローチャートで示される各処理は、マイクロプロセッサである制御部32がROM等に記憶されたプログラムを読み込むことにより実行される。
スルー画像が表示部17に表示された撮影待ちの状態で、例えばシャッタキー9が半押しされると(ステップA11のYes)、ストロボ駆動部40によりストロボ発光部6が駆動されて、予め設定された時間t1の発光量にて1回目の予備発光と、その予備発光によるCCD23の各画素の露光が行われる(ステップA12)。
続いて、次のフレームで、前記1回目の予備発光の露光によって得られたCCD23の各画素の情報(電荷)が転送され(ステップB12)、さらに次のフレームで、1回目の予備発光に対する評価処理が行われる(ステップC11)。
また、1フレーム遅れて、予め設定された時間t2の発光量にて2回目の予備発光とその予備発光によるCCD23の各画素の露光が行われる(ステップA13)。そして、次のフレームで、その予備発光の露光によって得られたCCD23の各画素の情報(電荷)が転送され(ステップB13)、さらに次のフレームで、2回目の予備発光に対する評価処理が行われる(ステップC12)。
前記2回の予備発光の評価結果の両方が揃った時点で、各評価結果に基づいて被写体の明るさに対する適正な発光量が算出され(ステップC13)、次のフレームにて、例えばシャッタキー9が全押しされたときのタイミングで、前記適正発光量にてストロボ発光部6が駆動されて、撮影時の本発光が行われることになる(ステップA14)。
なお、前記2回の予備発光によって撮影時の適正発光量を算出する具体的な処理については、本出願人による特開2003−319255号公報に開示されているため、ここではその詳しい説明は省略するものとする。
ここで、第1の実施形態では、各フレームの期間中に行われるCCD23の駆動方法に特徴がある。すなわち、図5で説明したように、CCD23の撮像領域の中でストロボ発光量を決定する上で必要となる部分は中心部だけである。
そこで、その中心部を評価領域54として定め、その評価領域54に対応した各画素の情報(電荷)をライン単位で取り出して通常転送するべく、CCD23を垂直および水平方向に駆動する。一方、評価領域54以外の部分では、各画素の情報(電荷)の取り出しだけ行って破棄するように、CCD23を垂直方向だけ駆動する。このような垂直方向の駆動により各画素の情報(電荷)の取り出しだけを行って破棄してしまう転送方法を「高速掃出し転送」と呼び、特にCCD23の撮像領域に対して部分的に行うことを「一部高速掃出し転送」と呼ぶことにする。
図8のフローチャートに示すように、シャッタ操作から本発光までの各フレームの期間中に、制御部32は、CCD23に対する垂直および水平方向の駆動を前記評価領域54の設定箇所に応じて制御することにより、一部高速掃出し転送を行う(ステップB11〜B14)。また、本発光時のフレームでも、その前のフレームで得られた各画素情報に対して一部高速掃出し転送を行う(ステップB15)。
なお、この一部高速掃出し転送を行うと、表示部17にスルー画像の一部が欠けてモニタ表示されることになるが、直ぐに被写体を撮影する状態にあるため、特に問題にはならないと考えられる。
このようにして、1回目の予備発光時と2回目の予備発光時に前記一部高速掃出し転送により得られた各画素の情報(電荷)は、それぞれサンプルホールド回路26でサンプルホールドされ、A/D変換器27でデジタルデータに変換された後、制御部32に与えられる。
制御部32は、この2回分の予備発光の情報に基づいて被写体の明るさに対する適正な発光量を決定し、その適正発光量にて本発光を行う。この本発光で得られたCCD23の各画素の情報(電荷)は、その全領域分が通常通り読み出されて出力される(ステップB16)。
以後、サンプルホールド回路26、A/D変換器27を介してデジタルデータに変換され、所定の処理を経てメモリ38に撮影画像として記録されることになる。なお、この撮影時の具体的な処理動作については、図2で既に説明しているため、ここでは省略するものとする。
このように、シャッタ操作から本発光までの各フレームについて、評価に必要な画素の情報(電荷)のみ有効として部分的に転送する「一部高速掃出し転送」を行うことで、評価に不要な画素情報の転送にかかる時間をなくすことができる。よって、全面通常読み出しを行っている従来方式(図11参照)に比べて、トータルの処理時間を大幅に短縮することができ、その結果、シャッタ操作後に即座に適正発光量を得て被写体を撮影することができるようになる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
なお、デジタルカメラ1の外観構成や回路構成については、前記第1の実施形態と同様であるため、ここでは、図9および図10を参照して、処理的に異なる部分について説明する。
図9は本発明の第2の実施形態におけるデジタルカメラ1のストロボ駆動時の予備発光動作を示すタイミングチャートである。図中のTaとTb、Tcはそれぞれフレーム期間を示し、Taは従来方式(図11参照)と同様に約30msecである。Tbはその半分の約15msecであり、従来方式よりも時間が短縮されていることが示されている。また、Tcは全面高速掃出し転送により、前記第1の実施形態よりもさらに時間が短縮されていることが示されている。
また、図10は第2の実施形態におけるデジタルカメラ1のストロボ駆動時の予備発光動作を示すフローチャートであり、制御部32によって実行されるCCD23の感光部51に関する処理と、転送部52、53に関する処理、そして、ストロボ発光量の演算処理に分けて示されている。なお、このフローチャートで示される各処理は、マイクロプロセッサである制御部32がROM等に記憶されたプログラムを読み込むことにより実行される。
基本的な処理の流れは、前記第1の実施形態と同様である。
すなわち、スルー画像が表示部17に表示された撮影待ちの状態で、例えばシャッタキー9が半押し操作されると(ステップD11のYes)、時間t1の発光量にて1回目の予備発光と、その予備発光によるCCD23の各画素の露光が行われる(ステップD12)。続いて、次のフレームで、前記1回目の予備発光の露光によって得られたCCD23の各画素の情報(電荷)の転送(ステップE12)、さらに次のフレームで、1回目の予備発光に対する評価処理が行われる(ステップF11)。
また、1フレーム遅れて、時間t2の発光量にて2回目の予備発光とその予備発光によるCCD23の各画素の露光(ステップD13)、そして、次のフレームで、その予備発光の露光によって得られたCCD23の各画素の情報(電荷)の転送(ステップE13)、さらに次のフレームで、2回目の予備発光に対する評価処理が行われる(ステップF12)。
前記2回の予備発光の評価結果の両方が揃った時点で、各評価結果に基づいて被写体の明るさに対する適正な発光量が算出され(ステップF13)、次のフレームにて、例えばシャッタキー9の全押しにより、前記適正発光量にて撮影時の本発光が行われる(ステップD14)。
ここで、第2の実施形態では、シャッタ操作から本発光までの各フレームのうち、予備発光の評価に不要なフレームに関し、CCD23の撮像領域における全ての画素の情報(電荷)を破棄するように、CCD23を垂直方向だけ駆動する。このようなCCD全面に対して、垂直方向だけの駆動により全ての画素の情報(電荷)を破棄する転送方法を「全面高速掃出し転送」と呼ぶことにする。
図9に示すように、予備発光の評価に不要なフレームとは、シャッタ後の次のフレームつまり「1回目の予備発光と露光中のフレーム」と、本発光の前のフレームつまり「2回目の予備発光の評価と発光量決定中のフレーム」である。
この2つの評価不要フレームの期間において、制御部32は、CCD23を垂直方向だけ駆動することにより全面高速掃出し転送を行う(ステップE11およびE15)。なお、この全面高速掃出し転送を行うと、表示部17にスルー画像がモニタ表示されないが、一瞬のことであり、また、直ぐに被写体を撮影する状態にあるため、特に問題にはならないと考えられる。
一方、前記評価不要フレーム以外の期間では、前記第1の実施形態と同様に、制御部32は一部高速掃出し転送を行う(ステップE12〜E14)。
すなわち、CCD23の撮像領域の中で評価領域54に対応した部分では、CCD23から各画素の情報(電荷)をライン単位で取り出して通常転送するべく、CCD23を垂直および水平方向に駆動する。そして、評価領域54以外の部分では、各画素の情報(電荷)の取り出しだけ行って破棄するように、CCD23を垂直方向だけ駆動する。また、本発光時のフレームでも、その前のフレームで得られた各画素情報に対して一部高速掃出し転送を行う(ステップE15)。
このようにして、1回目の予備発光と2回目の予備発光にて得られたCCD23の撮像領域の中の前記評価領域54に対応した各画素の情報(電荷)は、それぞれサンプルホールド回路26でサンプルホールドされ、A/D変換器27でデジタルデータに変換された後、制御部32に与えられる。
制御部32は、この2回分の予備発光の情報に基づいて被写体の明るさに対する適正な発光量を決定し、その適正発光量にて本発光を行う。この本発光で得られたCCD23の各画素の情報(電荷)は、その全領域分が通常通り読み出されて出力される(ステップE16)。
このように、シャッタ操作から本発光までの各フレームのうち、評価不要なフレームでは、すべての画素の情報(電荷)を破棄する「全面高速掃出し転送」を行い、それ以外のフレームでは、評価に必要な画素の情報(電荷)のみ有効として部分的に転送する「一部高速掃出し転送」を行うことで、評価不要フレームでの画素情報の転送にかかる時間と、評価不要フレーム以外では評価に不要な画素情報の転送にかかる時間をなくして、前記第1の実施形態よりも、さらに処理時間の短縮化を図ることができる。
なお、シャッタ操作から本発光までの各フレームの中で評価不要フレームとして存在する「1回目の予備発光と露光中のフレーム」と「2回目の予備発光の評価と発光量決定中のフレーム」のうち、少なくとも一方のフレームで全面高速掃出し転送を行うことでも良い。
ここで、各フレームで一部掃出し転送を行う場合(本方式1と称す)と、「1回目の予備発光と露光中のフレーム」と「2回目の予備発光の評価と発光量決定中のフレーム」の一方のフレームだけに全面高速掃出し転送を併用した場合(本方式2と称す)と、さらに、その両方のフレームに全面高速掃出し転送を併用した場合(本方式3と称す)の処理時間をそれぞれ従来方式の処理時間と比較すると、以下のようになる。
今、シャッタ操作から本発光までの4フレーム分の処理時間を比較対象とする。CCD23の通常の読出し時間を1/30[s/フレーム]とし、高速掃出し転送では、その通常転送時の1/8であると仮定する。また、一部高速掃出し転送では、図5の例のように、CCD23の撮像領域の上から「1/4高速・1/2通常・1/4高速」といった駆動を行うものとする。
(a)従来方式の処理時間
4(フレーム)×1/30[s/フレーム]=4/30[s]
(b)本方式1の処理時間
4(フレーム)×1/30[s/フレーム]×{(1/4×1/8)+(1/2×1)+(1/4×1/8)}=4/30[s]×9/16
(c)本方式2の処理時間
3(フレーム)×1/30[s/フレーム]×{(1/4×1/8)+(1/2×1)+(1/4×1/8)}+1(フレーム)×1/30[s/フレーム]×1/8=4/30[s]×29/64
(d)本方式3の処理時間
2(フレーム)×1/30[s/フレーム]×{(1/4×1/8)+(1/2×1)+(1/4×1/8)}+2(フレーム)×1/30[s/フレーム]×1/8=4/30[s]×11/32
ここで、従来方式の処理時間を1とすれば、
従来方式: 1
本方式1: 9/16=0.56
本方式2:29/64=0.45
本方式3:11/32=0.34
となり、従来方式に比べて処理時間が大幅に短縮されることが分かる。
なお、本方式は、CCD23の撮像領域の中心を評価領域54とした場合に限らず、図6(a)、(b)で説明したように、撮影時のフォーカス位置に合わせて評価領域54を設定する場合にも適用可能である。その場合でも、CCD23の撮像領域内の評価領域54の位置に応じて一部高速転送を行うことにより、従来方式よりも処理時間を短縮でき、また、評価不要フレームで全面高速転送を行えば、さらに処理時間を短縮することができる。
また、評価領域54の範囲を図5に示したように全体の1/4として説明したが、被写体に対するフォーカス位置をもっと小さな範囲で正確に捕らえることができれば、例えば全体の1/16にするなど、評価領域54の範囲をもっと小さく設定することも可能であり、その評価領域54に対応させて不要画素の情報を高速掃出し転送することで、前記各実施形態と同様の効果が得られる。
また、前記各実施形態では、評価領域54に対応した評価に必要な各画素の情報をライン単位で読み出すようにしたが、評価領域54の形状に合わせて、CCD23から各画素の情報を選択的に読み出すようにCCD23をプログラム的に駆動制御することも可能であり、その場合に、評価領域54の形状についても図5のような矩形に限らず、例えば円形など他の形状であっても良い。
また、前記各実施形態では、撮像素子としてCCD・イメージセンサを用いた場合を想定して説明したが、本発明はこれに限らず、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)・イメージセンサなどの別の撮像素子を用いた場合に同様に適用可能である。
また、ストロボ発光体として、LED(Light Emitting Diode)などを用いることでも良い。
また、本発明は、デジタルカメラに限らず、例えばカメラ付きの携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)などであっても適用可能であり、要は、カメラ撮影可能な電子機器であって、撮影時にストロボなどを用いた発光により露出調整を行う場合であれば、そのすべてに適用可能であり、前記同様の効果を得ることができる。
その他、本発明は前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態で示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、「発明が解決しようとする課題」で述べた効果が解決でき、「発明の効果」の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
また、上述した各実施形態において記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで各種装置に適用したり、そのプログラム自体をネットワーク等の伝送媒体により伝送して各種装置に適用することも可能である。本装置を実現するコンピュータは、記録媒体に記録されたプログラムあるいは伝送媒体を介して提供されたプログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行する。
また、前述したCD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体の他にも、例えば、Blu−ray Disc(R)やAOD(Advanced Optical Disc)などの青色レーザを用いた次世代光ディスク、赤色レーザを用いるHD−DVD9、青紫色レーザを用いるBlue Laser DVDなど、今後開発される種々の大容量記録媒体を用いて本発明を実施することが可能である。
本発明の第1の実施形態における撮像装置としてデジタルカメラを例にした場合の外観構成を示す図。 同実施形態におけるデジタルカメラに備えられた電子回路の構成を示すブロック図。 同実施形態におけるデジタルカメラに備えられたCCDの一般的な構成を示す図。 同実施形態におけるデジタルカメラに備えられたCCDの電荷の流れを示す図。 同実施形態におけるデジタルカメラに備えられたCCDの評価領域に応じた一部高速掃出し転送を説明するための図。 同実施形態におけるデジタルカメラに備えられたCCDの評価領域がフォーカス位置によって設定される場合の例を示す図。 同実施形態におけるデジタルカメラのストロボ駆動時の予備発光動作を示すタイミングチャート。 同実施形態におけるデジタルカメラのストロボ駆動時の予備発光動作を示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態におけるデジタルカメラのストロボ駆動時の予備発光動作を示すタイミングチャート。 本発明の第2の実施形態におけるデジタルカメラのストロボ駆動時の予備発光動作を示すフローチャート。 従来方式によるストロボ駆動時の予備発光動作を示すタイミングチャート。
符号の説明
1…デジタルカメラ、2…撮影レンズ、3…セルフタイマランプ、4…光学ファインダ窓、5…マイクロホン部(MIC)、6…ストロボ発光部、7…ラバーグリップ、8…電源キー、9…シャッタキー、10…モードスイッチ(SW)、11…スピーカ部(SP)、12…メニューキー、13…十字キー、14…セットキー、15…光学ファインダ、16…ストロボチャージランプ、17…表示部、18…撮影条件設定キー、21…モータ、22…レンズ光学系、23…CCD、24…タイミング発生器(TG)、25…垂直ドライバ、26…サンプルホールド回路(S/H)、27…A/D変換器、28…カラープロセス回路、29…DMAコントローラ、30…DRAMインタフェース(I/F)、31…DRAM、32…制御部、33…VRAMコントローラ、34…VRAM、35…デジタルビデオエンコーダ、36…キー入力部、37…画像処理部、38…メモリ、39…USBインタフェース(I/F)、40…ストロボ駆動部、51…感光部、51a…フォトダイオード、52…垂直転送部、53…水平転送部、54…評価領域。

Claims (11)

  1. 被写体に向けて発光する発光手段と、
    被写体画像を結像する複数の画素を有する撮像素子と、
    シャッタ操作に伴い、前記発光手段をそれぞれに異なる発光量で2回予備発光し、その2回の予備発光で得られた前記撮像素子の各画素の情報を評価して本発光時の適正発光量を決定する発光量制御手段と、
    前記シャッタ操作から前記本発光までの前記撮像素子の駆動期間中に、前記撮像素子の撮像領域の中で発光量の評価対象となる領域に対応した各画素の情報のみを取り出して前記発光量制御手段に転送し、前記評価対象領域外の各画素の情報については破棄するように前記撮像素子の駆動を制御する撮像素子駆動手段と
    を具備したことを特徴とする撮像装置。
  2. 被写体に向けて発光する発光手段と、
    被写体画像を結像する複数の画素を有する撮像素子と、
    シャッタ操作に伴い、前記発光手段をそれぞれに異なる発光量で2回予備発光し、その2回の予備発光で得られた前記撮像素子の各画素の情報を評価して本発光時の適正発光量を決定する発光量制御手段と、
    前記シャッタ操作から前記本発光までの前記撮像素子の駆動期間中に含まれる少なくとも1つの評価不要期間で、前記撮像素子の撮像領域内の各画素の情報のすべてを破棄すると共に、前記評価不要期間を除く各期間中では、前記撮像素子の撮像領域の中で発光量の評価対象となる領域に対応した各画素の情報のみを取り出して前記発光量制御手段に転送し、前記評価対象領域外の各画素の情報については破棄するように前記撮像素子の駆動を制御する撮像素子駆動手段と
    を具備したことを特徴とする撮像装置。
  3. 前記撮像素子駆動手段は、前記撮像素子から画素情報の取り出しを行う方向の駆動のみを行うことにより、評価に不要な画素情報を破棄することを特徴とする請求項1または2記載の撮像装置。
  4. 前記撮像素子駆動手段は、前記撮像素子の撮像領域の中で撮影時のフォーカス位置に合わせて前記評価対象領域を設定することを特徴とする請求項1または2記載の撮像装置。
  5. 前記撮像素子駆動手段は、1回目の予備発光を行う期間を前記評価不要期間として定め、そのときに得られる前記撮像素子の撮像領域内の各画素の情報のすべてを破棄するように前記撮像素子の駆動を制御することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  6. 前記撮像素子駆動手段は、2回目の予備発光に対する評価を行う期間を前記評価不要期間として定め、そのときに得られる前記撮像素子の撮像領域内の各画素の情報のすべてを破棄するように前記撮像素子の駆動を制御することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  7. 前記撮像素子駆動手段は、1回目の予備発光を行う期間と2回目の予備発光に対する評価を行う期間を前記評価不要期間として定め、そのときに得られる前記撮像素子の撮像領域内の各画素の情報のすべてを破棄するように前記撮像素子の駆動を制御することを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  8. 被写体に向けて発光する発光手段と、被写体画像を結像する複数の画素を有する撮像素子とを備えた撮像装置に用いられる発光制御方法において、
    シャッタ操作に伴い、前記発光手段をそれぞれに異なる発光量で2回予備発光する第1のステップと、
    前記2回の予備発光で得られた前記撮像素子の各画素の情報を評価して本発光時の適正発光量を決定する第2のステップと、
    前記シャッタ操作から前記本発光までの前記撮像素子の駆動期間中に、前記撮像素子の撮像領域の中で発光量の評価対象となる領域に対応した各画素の情報のみを取り出して前記発光量の評価用として転送し、前記評価対象領域外の各画素の情報については破棄するように前記撮像素子の駆動を制御する第3のステップと
    を含むことを特徴とする発光制御方法。
  9. 被写体に向けて発光する発光手段と、被写体画像を結像する複数の画素を有する撮像素子とを備えた撮像装置に用いられる発光制御方法において、
    シャッタ操作に伴い、前記発光手段をそれぞれに異なる発光量で2回予備発光する第1のステップと、
    前記2回の予備発光で得られた前記撮像素子の各画素の情報を評価して本発光時の適正発光量を決定する第2のステップと、
    前記シャッタ操作から前記本発光までの前記撮像素子の駆動期間中に含まれる少なくとも1つの評価不要期間で、前記撮像素子の撮像領域内の各画素の情報のすべてを破棄するように前記撮像素子の駆動を制御する第3のステップと、
    前記評価不要期間を除く各期間中では、前記撮像素子の撮像領域の中で発光量の評価対象となる領域に対応した各画素の情報のみを取り出して前記発光量の評価用として転送し、前記評価対象領域外の各画素の情報については破棄するように前記撮像素子の駆動を制御する第4のステップと
    を含むことを特徴とする発光制御方法。
  10. 被写体に向けて発光する発光手段と、被写体画像を結像する複数の画素を有する撮像素子とを備えた撮像装置に搭載されたコンピュータによって実行されるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    シャッタ操作に伴い、前記発光手段をそれぞれに異なる発光量で2回予備発光する第1の機能と、
    前記2回の予備発光で得られた前記撮像素子の各画素の情報を評価して本発光時の適正発光量を決定する第2の機能と、
    前記シャッタ操作から前記本発光までの前記撮像素子の駆動期間中に、前記撮像素子の撮像領域の中で発光量の評価対象となる領域に対応した各画素の情報のみを取り出して前記発光量の評価用として転送し、前記評価対象領域外の各画素の情報については破棄するように前記撮像素子の駆動を制御する第3の機能と
    を実現させることを特徴とするプログラム。
  11. 被写体に向けて発光する発光手段と、被写体画像を結像する複数の画素を有する撮像素子とを備えた撮像装置に搭載されたコンピュータによって実行されるプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    シャッタ操作に伴い、前記発光手段をそれぞれに異なる発光量で2回予備発光する第1の機能と、
    前記2回の予備発光で得られた前記撮像素子の各画素の情報を評価して本発光時の適正発光量を決定する第2の機能と、
    前記シャッタ操作から前記本発光までの前記撮像素子の駆動期間中に含まれる少なくとも1つの評価不要期間で、前記撮像素子の撮像領域内の各画素の情報のすべてを破棄するように前記撮像素子の駆動を制御する第3の機能と、
    前記評価不要期間を除く各期間中では、前記撮像素子の撮像領域の中で発光量の評価対象となる領域に対応した各画素の情報のみを取り出して前記発光量の評価用として転送し、前記評価対象領域外の各画素の情報については破棄するように前記撮像素子の駆動を制御する第4の機能と
    を実現させることを特徴とするプログラム。
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