JP2005247255A - トルク検出装置およびこれを備えるパワーステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ステアリングホイールに入力される操舵トルクを素早く検出することのできるトルク検出装置およびこれを備えるパワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】トルク関連情報センサ15を、ステアリングホイール2のリム部19とスポーク部20との結合部21にそれぞれ設ける。運転者からステアリングホイール2のリム部19に入力される操舵トルクを当該リム部19の極めて近い部位で検出できるので、ステアリングホイール2に付与される操舵トルクを素早く検出できる。
【選択図】 図1
【解決手段】トルク関連情報センサ15を、ステアリングホイール2のリム部19とスポーク部20との結合部21にそれぞれ設ける。運転者からステアリングホイール2のリム部19に入力される操舵トルクを当該リム部19の極めて近い部位で検出できるので、ステアリングホイール2に付与される操舵トルクを素早く検出できる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ステアリングホイールに付与される操舵トルクを検出するためのトルク検出装置およびこれを備えるパワーステアリング装置に関するものである。
自動車等の車両用のパワーステアリング装置は、運転者からステアリングホイールに付与される操舵トルク等に基づいて、舵取り機構に付与する操舵捕助力を決定するようになっており、当該操舵トルクを検出するためにトルクセンサを用いている。
通例、上記トルクセンサは、ステアリングホイールと舵取り機構とを連結するステアリングシャフトの周囲に設けられている。当該ステアリングシャフトは、ステアリングホイールに連結された入力側部材と、舵取り機構に連結された出力側部材と、両部材間を連結するトーションバーとに分割されている。ステアリングホイールに付与される操舵トルクに応じてトーションバーが捩れることで、入力側部材と出力側部材が互いに所定量相対回転するようになっている。トルクセンサは、これら両部材間の相対回転量を検出することで、操舵トルクを検出するようになっている。しかしながら、トーションバーを用いた場合、トーションバーの捩れに起因して、運転者がステアリング剛性の不足を感じるという問題があった。
通例、上記トルクセンサは、ステアリングホイールと舵取り機構とを連結するステアリングシャフトの周囲に設けられている。当該ステアリングシャフトは、ステアリングホイールに連結された入力側部材と、舵取り機構に連結された出力側部材と、両部材間を連結するトーションバーとに分割されている。ステアリングホイールに付与される操舵トルクに応じてトーションバーが捩れることで、入力側部材と出力側部材が互いに所定量相対回転するようになっている。トルクセンサは、これら両部材間の相対回転量を検出することで、操舵トルクを検出するようになっている。しかしながら、トーションバーを用いた場合、トーションバーの捩れに起因して、運転者がステアリング剛性の不足を感じるという問題があった。
一方、捩れ性(ばね性)を有して剛性の低い上記トーションバーを廃止したものがある(例えば、特許文献1,2参照)。特許文献1は、ステアリングシャフトを入力側部材と出力側部材とに分割して、入力側部材に押圧部を設けると共に出力側部材に圧力検出素子を設け、両部材間で伝達されるトルクに応じた圧力で押圧部が圧力検出素子を押圧することで、操舵トルクを検出する。
特許文献2は、ステアリングホイールのスポークの軸方向中央部に、付与される操舵トルクに応じて歪みを生じる起歪部を形成してストレインゲージを取り付け、当該ストレインゲージの電気抵抗値の変化を検出することで操舵トルクを検出する。
特開平10−104093号公報。
実開昭63−35931号公報。
特許文献1の場合、運転者からステアリングホイールに入力された操舵トルクは、ステアリングシャフトの入力軸を介して検出される。すなわち、トルクセンサは、ステアリングホイールの操舵トルクの入力部位から遠いので、ステアリングホイールからトルクセンサへの操舵トルクの入力が遅れる。その結果、ステアリングホイールの操作に対する舵取り機構の動作が遅れ、運転者がステアリング剛性の不足を感じる。すなわち、マニュアルステアリング装置のような剛性感のある操舵フィーリングを得ることが困難である。
特許文献2においても、ストレインゲージは、ステアリングホイールのスポークの軸方向中央部、すなわち運転者が通例保持するステアリングホイールのリムから比較的遠い位置に設けられているので、ステアリングホイールからトルクセンサへの操舵トルクの入力が遅れ、特許文献1と同様の問題がある。
本発明は、かかる背景のもとでなされたもので、ステアリングホイールに入力される操舵トルクを素早く検出することのできるトルク検出装置およびこれを備えるパワーステアリング装置を提供することを目的とする。
本発明は、かかる背景のもとでなされたもので、ステアリングホイールに入力される操舵トルクを素早く検出することのできるトルク検出装置およびこれを備えるパワーステアリング装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、リム部およびスポーク部を含むステアリングホイールに付与される操舵トルクを検出するためのトルク検出装置において、上記ステアリングホイールのリム部とスポーク部との結合部またはその近傍に力または歪みを検出するための手段を備え、力または歪みを検出するための手段により検出された力または歪みに基づいて操舵トルクを検出することを特徴とするトルク検出装置を提供する。
例えば車両の運転者がステアリングホイールを保持する場合、通例、当該運転者はステアリングホイールのリム部を保持する。本発明によれば、リム部に入力される操舵トルクを当該リム部に極めて近い部位で検出できるので、ステアリングホイールに付与される操舵トルクを素早く検出できる。
また、本発明において、上記ステアリングホイールのリム部は、スポーク部を介してステアリングシャフトに一体回転可能に連結される内リム部と、内リム部を覆い内リム部に対して相対回転可能な外リム部とを含み、スポーク部および内リム部の何れか一方と外リム部とにそれぞれ設けられステアリングホイールの回転方向に互いに係合可能な第1および第2の係合部を備え、上記力または歪みを検出するための手段は、第1および第2の係合部間に介在する感圧素子を含む場合がある。
また、本発明において、上記ステアリングホイールのリム部は、スポーク部を介してステアリングシャフトに一体回転可能に連結される内リム部と、内リム部を覆い内リム部に対して相対回転可能な外リム部とを含み、スポーク部および内リム部の何れか一方と外リム部とにそれぞれ設けられステアリングホイールの回転方向に互いに係合可能な第1および第2の係合部を備え、上記力または歪みを検出するための手段は、第1および第2の係合部間に介在する感圧素子を含む場合がある。
この場合、例えば車両の運転者がステアリングホイールを保持する際には、当該運転者はステアリングホイールの外リム部を保持する。本発明によれば、外リム部に入力される操舵トルクを当該外リム部の極めて近い部位で検出できるので、ステアリングホイールに付与される操舵トルクを素早く検出できる。
また、本発明は、上記トルク検出装置と、上記ステアリングホイールの動作に応じて駆動し転舵輪を転舵するための舵取り機構と、上記トルク検出装置により検出される操舵トルクに応じた操舵捕助力を生成して舵取り機構に付与するための操舵補助力生成手段とを備えることを特徴とするパワーステアリング装置を提供する。
また、本発明は、上記トルク検出装置と、上記ステアリングホイールの動作に応じて駆動し転舵輪を転舵するための舵取り機構と、上記トルク検出装置により検出される操舵トルクに応じた操舵捕助力を生成して舵取り機構に付与するための操舵補助力生成手段とを備えることを特徴とするパワーステアリング装置を提供する。
本発明によれば、ステアリングホイールに付与される操舵トルクを素早く検出できる結果、ステアリングホイールの操作に対して舵取り機構が素早く動作でき、マニュアルステアリング装置のような、応答性に優れた剛性感のある操舵フィーリングを得ることができる。
本発明の好ましい実施の形態を添付図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施の形態のパワーステアリング装置1の概略構成を示す模式図である。図1を参照して、本パワーステアリング装置1は、操舵部材としてのステアリングホイール2に連結されるステアリングシャフト3と、このステアリングシャフト3と自在継手4を介して連結される中間軸5と、この中間軸5と自在継手6を介して連結されるピニオン軸7と、このピニオン軸7に連なるラックアンドピニオン機構等を含む舵取り機構9とを備えている。ステアリングシャフト3は、単品の部材で形成されており、極めて高い剛性を有している。
図1は、本発明の一実施の形態のパワーステアリング装置1の概略構成を示す模式図である。図1を参照して、本パワーステアリング装置1は、操舵部材としてのステアリングホイール2に連結されるステアリングシャフト3と、このステアリングシャフト3と自在継手4を介して連結される中間軸5と、この中間軸5と自在継手6を介して連結されるピニオン軸7と、このピニオン軸7に連なるラックアンドピニオン機構等を含む舵取り機構9とを備えている。ステアリングシャフト3は、単品の部材で形成されており、極めて高い剛性を有している。
舵取り機構9は、ステアリングホイール2の動作に応じて駆動し転舵輪8を転舵するためのものであり、ピニオン軸7の先端部に設けられるピニオン10と、車両の左右方向に延びて配置されて軸方向に移動可能な転舵軸11と、この転舵軸11の両端にタイロッド12を介して結合され、転舵輪8を支持するナックルアーム13とを備えている。
転舵軸11の一部にはラック14が形成されており、ピニオン10が噛み合わされている。ステアリングホイール2の操作に応じてステアリングシャフト3、中間軸5およびピニオン軸7が回転駆動されると、この回転は、ピニオン10およびラック14により転舵軸11の軸方向の移動に変換される。転舵軸11の軸方向への移動により、ナックルアーム13が回動されて転舵輪8の転舵が達成される。
転舵軸11の一部にはラック14が形成されており、ピニオン10が噛み合わされている。ステアリングホイール2の操作に応じてステアリングシャフト3、中間軸5およびピニオン軸7が回転駆動されると、この回転は、ピニオン10およびラック14により転舵軸11の軸方向の移動に変換される。転舵軸11の軸方向への移動により、ナックルアーム13が回動されて転舵輪8の転舵が達成される。
ステアリングホイール2に付与される力を検出するための手段としての感圧素子等からなる力センサを含むトルク関連情報センサ15が設けられている。トルク関連情報センサ15からの検出信号は、マイクロプロセッサ等を含む制御部16に入力される。また、制御部16には図示しない車速センサからの車速検出信号が入力されるようになっている。
制御部16は、トルク関連情報センサ15により検出された力に基づいて操舵トルクを算出し、さらに当該操舵トルクや上記車速センサにより検出された車速等に基づいて、操舵捕助力生成手段としての操舵捕助力生成部17の駆動を制御し、当該操舵捕助力生成部17に所定の操舵捕助力を発生させる。操舵捕助力生成部17で発生された操舵捕助力は、例えば転舵軸11から舵取り機構9に与えられて運転者の操舵が補助される。
制御部16は、トルク関連情報センサ15により検出された力に基づいて操舵トルクを算出し、さらに当該操舵トルクや上記車速センサにより検出された車速等に基づいて、操舵捕助力生成手段としての操舵捕助力生成部17の駆動を制御し、当該操舵捕助力生成部17に所定の操舵捕助力を発生させる。操舵捕助力生成部17で発生された操舵捕助力は、例えば転舵軸11から舵取り機構9に与えられて運転者の操舵が補助される。
操舵捕助力生成部17は、上述のように検出される操舵トルクに応じた操舵捕助力を生成して舵取り機構9に付与するためのものであり、図示しない動力源を備えている。この動力源として、電動モータを例示することができ、また、ピストンおよびシリンダを含む油圧装置を例示することができる。
ステアリングホイール2は、例えばスプライン嵌合によりステアリングシャフト3の一端部と一体回転可能に連結される連結部18と、運転者が掴んで保持するための円形のリム部19と、連結部18とリム部19とを一体回転可能に連結するスポーク部20とを備えている。スポーク部20は例えば3本設けられており、各スポーク部20の一端部が連結部18に結合されている。各スポーク部20の他端部がリム部19に結合されている。
ステアリングホイール2は、例えばスプライン嵌合によりステアリングシャフト3の一端部と一体回転可能に連結される連結部18と、運転者が掴んで保持するための円形のリム部19と、連結部18とリム部19とを一体回転可能に連結するスポーク部20とを備えている。スポーク部20は例えば3本設けられており、各スポーク部20の一端部が連結部18に結合されている。各スポーク部20の他端部がリム部19に結合されている。
本実施の形態の特徴とするところは、ステアリングホイール2のリム部19とスポーク部20との結合部21に上記のトルク関連情報センサ15を設けることで、ステアリングホイール2に付与される操舵トルクを検出するためのトルク検出装置22を形成し、これにより車両の運転者からステアリングホイール2に付与される操舵トルクを素早く検出できるようになっている点にある。トルク関連情報センサ15は、図1に示すようにリム部19に設けられていても良いし、スポーク部20に設けられていても良い。トルク関連情報センサ15が力センサを含む場合、リム部19と各スポーク部20との間の少なくとも一部のトルク伝達は、各トルク関連情報センサ15を介して行われる。
本パワーステアリング装置1が設けられる車両の運転者がステアリングホイール2を保持する場合、通例、当該運転者は、ステアリングホイール2のリム部19を保持する。
以上の次第で、本実施の形態によれば、運転者からステアリングホイール2のリム部19に入力される操舵トルクを当該リム部19に極めて近い部位で検出できるので、ステアリングホイール2に付与される操舵トルクを素早く検出できる。その結果、ステアリングホイール2の操作に対して舵取り機構9が素早く動作でき、マニュアルステアリング装置のような、応答性に優れた剛性感のある操舵フィーリングを得ることができる。
以上の次第で、本実施の形態によれば、運転者からステアリングホイール2のリム部19に入力される操舵トルクを当該リム部19に極めて近い部位で検出できるので、ステアリングホイール2に付与される操舵トルクを素早く検出できる。その結果、ステアリングホイール2の操作に対して舵取り機構9が素早く動作でき、マニュアルステアリング装置のような、応答性に優れた剛性感のある操舵フィーリングを得ることができる。
また、ステアリングシャフトにトーションバーを設ける従来の場合と異なり、ステアリングシャフト3を単品に形成して高い剛性を確保しているので、運転者がステアリング剛性の不足を感じることが無く、且つコスト安価である。さらに、上記従来の場合、トルクセンサは、トーションバーを取り囲むようにして、配置スペースの限られたステアリングコラム内に配置される必要があるが、本実施の形態では、トルク関連情報センサ15をステアリングコラム内に配置する必要が無い。その結果、ステアリングコラムに設けられる衝撃吸収構造の設計上の自由度を高めることが可能となった。
なお、上記実施の形態において、トルク関連情報センサ15として、歪みを検出するための手段としての歪みゲージ等からなる歪みセンサを用い、この歪みセンサにより検出される歪みに基づいて操舵トルクを検出するようにしても良い。この場合、ステアリングホイール2のリム部19とスポーク部20との間で直接トルク伝達される。
図2は、本発明の他の実施の形態のトルク検出装置22の正面図である。以下では、図1に示す実施の形態と異なる点について主に説明し、同様の構成については図に同一の符号を付してその説明を省略する。図2を参照して、本実施の形態において、トルク関連情報センサ15は、ステアリングホイール2の結合部21の近傍にそれぞれ設けられている。具体的には、各トルク関連情報センサ15は、リム部19に設けられ、対応するスポーク部20を挟むようにして一対設けられている。このトルク関連情報センサ15として、圧電素子等からなる力センサを例示することができ、また歪みゲージ等からなる歪みセンサを例示することができる。トルク関連情報センサ15が力センサを含む場合、リム部19と各スポーク部20との間の少なくとも一部のトルク伝達は、各トルク関連情報センサ15を介して行われる。また、トルク関連情報センサ15が歪みセンサを含む場合、リム部19とスポーク部20との間で直接トルク伝達される。
図2は、本発明の他の実施の形態のトルク検出装置22の正面図である。以下では、図1に示す実施の形態と異なる点について主に説明し、同様の構成については図に同一の符号を付してその説明を省略する。図2を参照して、本実施の形態において、トルク関連情報センサ15は、ステアリングホイール2の結合部21の近傍にそれぞれ設けられている。具体的には、各トルク関連情報センサ15は、リム部19に設けられ、対応するスポーク部20を挟むようにして一対設けられている。このトルク関連情報センサ15として、圧電素子等からなる力センサを例示することができ、また歪みゲージ等からなる歪みセンサを例示することができる。トルク関連情報センサ15が力センサを含む場合、リム部19と各スポーク部20との間の少なくとも一部のトルク伝達は、各トルク関連情報センサ15を介して行われる。また、トルク関連情報センサ15が歪みセンサを含む場合、リム部19とスポーク部20との間で直接トルク伝達される。
なお、本実施の形態において、トルク関連情報センサ15を各スポーク部20に設けても良い。この場合、トルク関連情報センサ15は、対応するスポーク部20の少なくとも軸方向中央部よりもリム側に配置される。
図1および図2に示す各実施の形態において、ステアリングホイール2のスポーク部20の本数は1本でも2本でも良いし、4本以上であっても良い。また、1つの結合部21に対応して設けられるトルク関連情報センサ15の数は、1個でも良いし、2個でも良い。
図1および図2に示す各実施の形態において、ステアリングホイール2のスポーク部20の本数は1本でも2本でも良いし、4本以上であっても良い。また、1つの結合部21に対応して設けられるトルク関連情報センサ15の数は、1個でも良いし、2個でも良い。
図3は、本発明のさらに別の実施の形態のトルク検出装置22の断面正面図であり、図4は、図3のトルク関連情報センサ15周辺の拡大図である。
図3および図4を参照して、ステアリングホイール2のリム部19は、スポーク部20および連結部18を介してステアリングシャフト3に一体回転可能に連結される内リム部23と、内リム部23を覆い内リム部23に対して相対回転可能な外リム部24とを含んでいる。
図3および図4を参照して、ステアリングホイール2のリム部19は、スポーク部20および連結部18を介してステアリングシャフト3に一体回転可能に連結される内リム部23と、内リム部23を覆い内リム部23に対して相対回転可能な外リム部24とを含んでいる。
本実施の形態の特徴とするところは、スポーク部20および外リム部24にそれぞれ、ステアリングホイール2の回転方向R(周方向)に互いに対向し且つ係合可能な第1および第2の係合部25,26が形成されると共に、これらの係合部25,26間にトルク関連情報センサ15が介在している点にある。
具体的には、トルク関連情報センサ15として、圧電素子等の感圧素子からなる力センサを例示することができる。スポーク部20は例えば4本設けられている。各スポーク部20の一端部が連結部18に結合されると共に、各スポーク部20の他端部が内リム部23に結合されている。外リム部24は、例えば環状の中空部材により形成されている。外リム部24には、対応するスポーク部20をそれぞれ挿通させるための挿通孔27が形成されている。
具体的には、トルク関連情報センサ15として、圧電素子等の感圧素子からなる力センサを例示することができる。スポーク部20は例えば4本設けられている。各スポーク部20の一端部が連結部18に結合されると共に、各スポーク部20の他端部が内リム部23に結合されている。外リム部24は、例えば環状の中空部材により形成されている。外リム部24には、対応するスポーク部20をそれぞれ挿通させるための挿通孔27が形成されている。
1ないし複数の(本実施の形態では単一の)スポーク部20が回転方向Rに応じた一対の第1の係合部25を有していると共に、対応する挿通孔27の内周面が上記一対の第1の係合部25にそれぞれ対向する一対の第2の係合部26を有しており、対応する第1および第2の係合部25,26間にそれぞれトルク関連情報センサ15が介在している。すなわち、対応する第1および第2の係合部25,26は、対応するトルク関連情報センサ15を介して互いに係合している。
トルク関連情報センサ15は、第1および第2の係合部25,26の何れか一方または双方に固定される。トルク関連情報センサ15が固定されない側の係合部25または係合部26とトルク関連情報センサ15との間に、微小な隙間(例えば0.5mm)を形成可能としても良いし、隙間が形成されないようにしても良い。
車両の運転者がステアリングホイール2を保持する際には、当該運転者はステアリングホイール2の外リム部24を保持する。運転者が外リム部24を保持してステアリングホイール2を何れかの回転方向に回転操作すると、運転者から外リム部24に付与される操舵トルクが対応するトルク関連情報センサ15を介してスポーク部20に伝達され、さらにステアリングシャフト3等を介して舵取り機構9(図1参照)に伝達される。
車両の運転者がステアリングホイール2を保持する際には、当該運転者はステアリングホイール2の外リム部24を保持する。運転者が外リム部24を保持してステアリングホイール2を何れかの回転方向に回転操作すると、運転者から外リム部24に付与される操舵トルクが対応するトルク関連情報センサ15を介してスポーク部20に伝達され、さらにステアリングシャフト3等を介して舵取り機構9(図1参照)に伝達される。
このように、本実施の形態によれば、運転者から外リム部24に入力される操舵トルクを当該外リム部24に極めて近い部位で検出できるので、運転者からステアリングホイール2に付与される操舵トルクを素早く検出できる。その結果、ステアリングホイール2の操作に対して舵取り機構9が素早く動作でき、マニュアルステアリング装置のような、応答性に優れた剛性感のある操舵フィーリングを得ることができる。さらに、トルク関連情報センサ15を2個設けることで、操舵トルクの作用する方向も検出することができる。
なお、図3の実施の形態において、一対のトルク関連情報センサ15の一方を、他のスポーク部20に設けられた第1の係合部25およびこれに対応する第2の係合部26間に介在させ、両方のトルク関連情報センサ15を用いてステアリングホイール2に付与される操舵トルクの値および作用する方向を検出するようにしても良い。
図5は、本発明のさらに別の実施の形態の要部の一部断面図である。なお、以下では、図4に示す実施の形態と異なる点について主に説明し、同様の構成には図に同一の符号を付してその説明を省略する。図5を参照して、本実施の形態では、内リム部23および外リム部24の何れか一方に形成される凸部31と他方に形成される凹部30とにそれぞれ、第1および第2の係合部25,26を設けている。
図5は、本発明のさらに別の実施の形態の要部の一部断面図である。なお、以下では、図4に示す実施の形態と異なる点について主に説明し、同様の構成には図に同一の符号を付してその説明を省略する。図5を参照して、本実施の形態では、内リム部23および外リム部24の何れか一方に形成される凸部31と他方に形成される凹部30とにそれぞれ、第1および第2の係合部25,26を設けている。
例えば、外リム部24の内周面に形成される凸部31が、内リム部23に形成される凹部30に収容されている。凸部31は一対の第2の係合部26を含み、凹部30の内壁面が一対の第1の係合部25を含んでいる。この場合、トルク関連情報センサ15として、圧電素子等の感圧素子からなる力センサを例示することができる。
なお、本実施の形態において、複数組の凹部30および凸部31を設けて各組の凹部30および凸部31において互いに対応する第1および第2の係合部25,26間にそれぞれトルク関連情報センサ15を介在させても良い。また、外リム部24に凹部30を形成すると共に内リム部23に凸部31を形成しても良い。さらに、図4および図5に示す各実施の形態において、スポーク部20の本数は3本以下でも良いし、5本以上でも良い。
なお、本実施の形態において、複数組の凹部30および凸部31を設けて各組の凹部30および凸部31において互いに対応する第1および第2の係合部25,26間にそれぞれトルク関連情報センサ15を介在させても良い。また、外リム部24に凹部30を形成すると共に内リム部23に凸部31を形成しても良い。さらに、図4および図5に示す各実施の形態において、スポーク部20の本数は3本以下でも良いし、5本以上でも良い。
本発明は、上記各実施の形態に限定されない。例えば、力センサとして圧力センサ等を用いてもよいし、歪みセンサとして磁歪素子等を用いても良い。また、操舵捕助力生成部17の操舵捕助力を、図示しない減速機構等を介してステアリングシャフト3に付与するようにしても良い。
その他、本発明は、ステアリングシャフトと舵取り機構との間の機械的な連結が解除された、いわゆるステア・バイ・ワイヤ(SBW)装置に適用できる等、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
その他、本発明は、ステアリングシャフトと舵取り機構との間の機械的な連結が解除された、いわゆるステア・バイ・ワイヤ(SBW)装置に適用できる等、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
1 パワーステアリング装置
2 ステアリングホイール
3 ステアリングシャフト
8 転舵輪
9 舵取り機構
15 トルク関連情報センサ(力または歪みを検出するための手段、感圧素子)
17 操舵捕助力生成部(操舵補助力生成手段)
19 リム部
20 スポーク部
21 結合部
22 トルク検出装置
23 内リム部
24 外リム部
25 第1の係合部
26 第2の係合部
R 回転方向
2 ステアリングホイール
3 ステアリングシャフト
8 転舵輪
9 舵取り機構
15 トルク関連情報センサ(力または歪みを検出するための手段、感圧素子)
17 操舵捕助力生成部(操舵補助力生成手段)
19 リム部
20 スポーク部
21 結合部
22 トルク検出装置
23 内リム部
24 外リム部
25 第1の係合部
26 第2の係合部
R 回転方向
Claims (3)
- リム部およびスポーク部を含むステアリングホイールに付与される操舵トルクを検出するためのトルク検出装置において、上記ステアリングホイールのリム部とスポーク部との結合部またはその近傍に力または歪みを検出するための手段を備え、力または歪みを検出するための手段により検出された力または歪みに基づいて操舵トルクを検出することを特徴とするトルク検出装置。
- 請求項1において、上記ステアリングホイールのリム部は、スポーク部を介してステアリングシャフトに一体回転可能に連結される内リム部と、内リム部を覆い内リム部に対して相対回転可能な外リム部とを含み、
スポーク部および内リム部の何れか一方と外リム部とにそれぞれ設けられステアリングホイールの回転方向に互いに係合可能な第1および第2の係合部を備え、
上記力または歪みを検出するための手段は、第1および第2の係合部間に介在する感圧素子を含むことを特徴とするトルク検出装置。 - 請求項1または2に記載のトルク検出装置と、
上記ステアリングホイールの動作に応じて駆動し転舵輪を転舵するための舵取り機構と、
上記トルク検出装置により検出される操舵トルクに応じた操舵捕助力を生成して舵取り機構に付与するための操舵補助力生成手段とを備えることを特徴とするパワーステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004064174A JP2005247255A (ja) | 2004-03-08 | 2004-03-08 | トルク検出装置およびこれを備えるパワーステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004064174A JP2005247255A (ja) | 2004-03-08 | 2004-03-08 | トルク検出装置およびこれを備えるパワーステアリング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005247255A true JP2005247255A (ja) | 2005-09-15 |
Family
ID=35028148
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004064174A Pending JP2005247255A (ja) | 2004-03-08 | 2004-03-08 | トルク検出装置およびこれを備えるパワーステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005247255A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010007069A1 (de) * | 2008-07-14 | 2010-01-21 | Bless Werner M | Lenkbaugruppe für eine fahrzeuglenkung und montageverfahren |
EP2067687A4 (en) * | 2007-04-20 | 2011-04-27 | Yokohama Rubber Co Ltd | DEVICE FOR DETECTING A STEERING POWER |
JP2016047704A (ja) * | 2014-08-28 | 2016-04-07 | 本田技研工業株式会社 | ステアリングホイール型荷重計測装置 |
JP2016047705A (ja) * | 2014-08-28 | 2016-04-07 | 本田技研工業株式会社 | 高精度計測ステアリングホイール型荷重計測装置 |
US9637157B2 (en) | 2009-06-23 | 2017-05-02 | Werner M. Bless | Steering shaft component, steering shaft and production method |
-
2004
- 2004-03-08 JP JP2004064174A patent/JP2005247255A/ja active Pending
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