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JP2005241303A - ナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びナビゲーションプログラム - Google Patents

ナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びナビゲーションプログラム Download PDF

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JP2005241303A JP2004048602A JP2004048602A JP2005241303A JP 2005241303 A JP2005241303 A JP 2005241303A JP 2004048602 A JP2004048602 A JP 2004048602A JP 2004048602 A JP2004048602 A JP 2004048602A JP 2005241303 A JP2005241303 A JP 2005241303A
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Abstract

【課題】 ユーザにとって走行軌跡が不要な領域においては、走行軌跡に関する処理を制限することにより、必要な走行軌跡をより多く記憶できるようにするとともに、地図表示が見難くなることを防止するナビゲーションの技術を提供する。
【解決手段】 予め備える道路地図データに基づいて、移動体が出発地から指定された目的地まで移動する経路を探索及び誘導案内するナビゲーション装置が、移動体の現在位置を検出する現在位置検出部40、道路地図データ及び現在位置に基づいて、移動体の走行軌跡を判定する走行軌跡算出部43、走行軌跡の記憶が不要な地点を登録するメモリ(SRAM7等)、現在位置が登録地点の周辺か否かを判定する領域判定部45、領域判定部45により登録地点の周辺であると判定された場合に、メモリへの記憶を抑制する処理抑制部46を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、移動体の移動経路を誘導案内するナビゲーション装置において、走行軌跡データの処理に改良を施したナビゲーションの技術すなわちナビゲーション装置、方法及びナビゲーションプログラムに関するものである。
近年、自動車の一般化と情報処理技術の発達にともない、車載用に代表されるナビゲーション装置が急速に普及している。このナビゲーション装置は、地磁気センサ、車速センサ及びGPSセンサ等の出力から、ナビゲーション制御用のコンピュータであるナビゲーションECU(Electronic Control Unit)による位置検出演算によって、自車の現在位置(緯度、経度等)及び走行方向を算出し、DVDやHDD等に格納された道路地図データのうち、自車の現在位置を含む区画の地図を、表示装置の画面上に表示するとともに、道路地図データに含まれる経路データに基づいて、現在位置から指定された目的地への最適な誘導経路を計算して、特定の表示や音声合成などで誘導案内するものである。
ところで、上記のようなナビゲーション装置においては、地図上での自車の走行軌跡を表示させる軌跡表示モードを有するものが存在する。これは、所定の距離若しくは時間を走行する毎に、上記のセンサの出力等に基づいて、ECUの位置検出演算によって自車の走行位置及び走行方位等の走行軌跡データを算出し、そのときの現在位置を含む走行軌跡を、表示装置に表示される地図上に丸点等のマークで表示するとともに、算出された走行軌跡データを一時記憶メモリ等に記憶するものである(特許文献1参照)。
特開平5−150721号公報
ところで、上記のような従来の技術では、メモリの残存容量が無くなると、新しい走行軌跡データを古い走行軌跡データに上書きしていくことになるので、古いデータは順次消去されてしまうことになる。つまり、一般的に、かかる走行軌跡データの保存に用いられるメモリは、電池によりバックアップされているが、その容量は有限である上、車載用という制約から、あまり大容量のものを使用できない。このため、メモリへの書き込み済み領域が、記憶容量の上限値に達すると、古い走行軌跡データが書き込まれた領域に、新しい走行軌跡データを上書きせざるを得ず、これにより、古い走行軌跡データは残らなくなる。
一方、ユーザが頻繁に走行する自宅周辺等は、そのユーザにとってはよく知悉している地域であるため、通常は走行軌跡を表示させる必要はない。また、頻繁に走行する地域については、走行軌跡を表示させると、却って地図表示等が見難くなる。しかしながら、ユーザが走行軌跡を表示させる軌跡表示モードに設定していた場合には、かかる知悉した地域を走行した際にも、上記のような上書き処理により、古い走行軌跡を消去してしまうことになるため、メモリの記憶容量を有効に利用できず、必要のない走行軌跡まで表示させてしまう結果となる。
これに対処するため、特許文献1には、走行軌跡データの記憶に関し、データセーブ用キーを操作することによって、消去したくない走行軌跡データのみを記憶しておく技術が開示されている。しかし、この従来技術は、全ての走行軌跡データを内蔵メモリに保存するとともに、フレキシブルディスクにテンポラリファイルとして格納しておき、イグニッションキーのオフを判定した場合に、不要な走行軌跡データをテンポラリファイルから消去するものである。このため、走行中には、ユーザの要不要を問わず、全ての走行軌跡データを保存することになり、必要な走行軌跡データを記憶するための容量が、不要な走行軌跡データによって制限されてしまう。
本発明は、上記のような従来技術の問題点を解決するもので、その目的は、ユーザにとって走行軌跡が不要な領域においては、走行軌跡に関する処理を制限することにより、必要な走行軌跡をより多く記憶できるようにするとともに、地図表示が見難くなることを防止するナビゲーションの技術すなわちナビゲーション装置、方法及びプログラムを提供することである。
上記の目的を達成するため、請求項1のナビゲーション装置は、コンピュータ又は電子回路を用いて、予め備える道路地図データに基づいて、移動体が出発地から指定された目的地まで移動する経路を探索及び誘導案内するナビゲーション装置において、前記移動体の現在位置を検出する現在位置検出部と、前記道路地図データ及び前記現在位置に基づいて、前記移動体の走行軌跡を算出する走行軌跡算出部と、前記走行軌跡を記憶する走行軌跡記憶部と、前記走行軌跡の記憶が不要な領域を示す情報を登録する領域登録部と、前記現在位置若しくは前記走行軌跡が、前記領域登録部に登録された情報が示す領域内か否かを判定する領域判定部と、前記領域判定部により領域内であると判定された場合に、前記走行軌跡記憶部への走行軌跡の記憶を抑制する処理抑制部と、を有することを特徴とする。
請求項6のナビゲーション方法は、請求項1の発明を方法の観点から捉えたものであり、コンピュータ又は電子回路が、予め備える道路地図データに基づいて、移動体が出発地から指定された目的地まで移動する経路を探索及び誘導案内するナビゲーション方法において、前記移動体の現在位置を検出するステップと、前記道路地図データ及び前記現在位置に基づいて、前記移動体の走行軌跡を算出するステップと、前記走行軌跡を記憶するステップと、前記走行軌跡の記憶が不要な領域を示す情報を登録するステップと、前記現在位置若しくは前記走行軌跡が、登録された情報が示す領域内か否かを判定するステップと、領域内であると判定された場合に、前記走行軌跡の記憶を抑制するステップと、を含むことを特徴とする。
請求項11のナビゲーションプログラムは、請求項1及び6の発明をコンピュータプログラムの観点から捉えたものであり、コンピュータを制御することにより、予め備える道路地図データに基づいて、移動体が出発地から指定された目的地まで移動する経路を探索及び誘導案内させるナビゲーションプログラムにおいて、前記コンピュータに、前記移動体の現在位置を検出させ、前記道路地図データ及び前記現在位置に基づいて、前記移動体の走行軌跡を算出させ、前記走行軌跡を記憶させ、前記走行軌跡の記憶が不要な領域を示す情報を登録させ、前記現在位置若しくは前記走行軌跡が、登録された情報が示す領域内か否かを判定させ、領域内であると判定された場合に、前記走行軌跡の記憶を抑制させることを特徴とする。
以上のような請求項1、6及び11の発明では、走行軌跡の記憶を不要とする領域をあらかじめ登録しておくことにより、そのような領域については、走行軌跡記憶部が走行軌跡を記憶しないので、記憶容量を節約して、必要な走行軌跡の記憶容量をより多く確保できる。
請求項2のナビゲーション装置は、コンピュータ又は電子回路を用いて、予め備える道路地図データに基づいて、移動体が出発地から指定された目的地まで移動する経路を探索及び誘導案内するナビゲーション装置において、前記移動体の現在位置を検出する現在位置検出部と、前記道路地図データ及び前記現在位置に基づいて、前記移動体の走行軌跡を算出する走行軌跡算出部と、前記走行軌跡を表示する表示部と、前記走行軌跡の表示が不要な領域を示す情報を登録する領域登録部と、前記現在位置若しくは前記走行軌跡が、前記領域登録部に登録された情報が示す領域内か否かを判定する領域判定部と、前記領域判定部により領域内であると判定された場合に、前記表示部への走行軌跡の表示を抑制する処理抑制部と、を有することを特徴とする。
請求項7のナビゲーション方法は、請求項2の発明を方法の観点から捉えたものであり、コンピュータ又は電子回路を用いて、予め備える道路地図データに基づいて、移動体が出発地から指定された目的地まで移動する経路を表示することにより、探索及び誘導案内するナビゲーション方法において、前記移動体の現在位置を検出するステップと、前記道路地図データ及び前記現在位置に基づいて、前記移動体の走行軌跡を算出するステップと、前記走行軌跡の表示が不要な領域を示す情報を登録するステップと、前記現在位置若しくは前記走行軌跡が、登録された情報が示す領域内か否かを判定するステップと、領域外であると判定された場合に、前記走行軌跡を表示するステップと、領域内であると判定された場合に、前記走行軌跡の表示を抑制するステップと、を含むことを特徴とする。
請求項12のナビゲーションプログラムは、請求項2及び7の発明をコンピュータプログラムの観点から捉えたものであり、コンピュータを制御することにより、予め備える道路地図データに基づいて、移動体が出発地から指定された目的地まで移動する経路を表示させることにより、探索及び誘導案内させるナビゲーションプログラムにおいて、前記コンピュータに、前記移動体の現在位置を検出させ、前記道路地図データ及び前記現在位置に基づいて、前記移動体の走行軌跡を算出させ、前記走行軌跡の表示が不要な領域を示す情報を登録させ、前記現在位置若しくは前記走行軌跡が、登録された情報が示す領域内か否かを判定させ、領域外であると判定された場合に、前記走行軌跡を表示させ、領域内であると判定された場合に、前記走行軌跡の表示を抑制させることを特徴とする。
以上のような請求項2、7及び12の発明では、走行軌跡の記憶を不要とする領域をあらかじめ登録しておくことにより、そのような領域については、表示部が走行軌跡を表示しないので、走行軌跡によって地図表示が見え難くなることを防止できる。
請求項3のナビゲーション装置は、コンピュータ又は電子回路を用いて、予め備える道路地図データに基づいて、移動体が出発地から指定された目的地まで移動する経路を探索及び誘導案内するナビゲーション装置において、前記移動体の現在位置を検出する現在位置検出部と、前記道路地図データ及び前記現在位置に基づいて、前記移動体の走行軌跡を算出する走行軌跡算出部と、前記走行軌跡の判定が不要な領域を示す情報を登録する領域登録部と、前記現在位置若しくは前記走行軌跡が、前記領域登録部に登録された情報が示す領域内か否かを判定する領域判定部と、前記領域判定部により領域内であると判定された場合に、前記走行軌跡算出部による走行軌跡の算出を抑制する処理抑制部と、を有することを特徴とする。
請求項8のナビゲーション方法は、請求項3の発明を方法の観点から捉えたものであり、コンピュータ又は電子回路を用いて、予め備える道路地図データに基づいて、移動体が出発地から指定された目的地まで移動する経路を探索及び誘導案内するナビゲーション方法において、前記移動体の現在位置を検出するステップと、前記道路地図データ及び前記現在位置に基づいて、前記移動体の走行軌跡を算出するステップと、前記走行軌跡の算出が不要な領域を示す情報を登録するステップと、前記現在位置若しくは前記走行軌跡が、登録された情報が示す領域内か否かを判定するステップと、領域内であると判定された場合に、前記走行軌跡の算出を抑制するステップと、を含むことを特徴とする。
請求項13のナビゲーションプログラムは、請求項3及び8の発明をコンピュータプログラムの観点から捉えたものであり、コンピュータを制御することにより、予め備える道路地図データに基づいて、移動体が出発地から指定された目的地まで移動する経路を探索及び誘導案内させるナビゲーション用プログラムにおいて、前記コンピュータに、前記移動体の現在位置を検出させ、前記道路地図データ及び前記現在位置に基づいて、前記移動体の走行軌跡を算出させ、前記走行軌跡の算出が不要な領域を示す情報を登録させ、前記現在位置若しくは前記走行軌跡が、登録された情報が示す領域内か否かを判定させ、領域内であると判定された場合に、前記走行軌跡の算出を抑制させることを特徴とする。
以上のような請求項3、8及び13の発明では、走行軌跡の記憶を不要とする領域をあらかじめ登録しておくことにより、そのような領域については、走行軌跡算出部が走行軌跡の算出を行わないので、処理負担が軽減されるとともに、走行軌跡の記憶容量を節約でき、走行軌跡表示によって地図が見え難くなることも防止できる。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項のナビゲーション装置において、前記領域を示す情報は、特定の地点の位置情報を含むことを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項4の発明を方法の観点から捉えたものであり、請求項6〜8のいずれか1項のナビゲーション方法において、前記領域を示す情報は、特定の地点の位置情報を含むことを特徴とする。
請求項14の発明は、請求項4及び9の発明をコンピュータプログラムの観点から捉えたものであり、請求項11〜13のいずれか1項のナビゲーションプログラムにおいて、前記領域を示す情報は、特定の地点の位置情報を含むことを特徴とする。
以上のような請求項4、9及び14の発明では、ユーザがよく知っているため、走行軌跡に関連する処理が不要な地点、例えば自宅等の位置情報をあらかじめ登録しておくことにより、その周辺について、走行軌跡に関連する処理の抑制効果が得られる。
請求項5の発明は、請求項4のナビゲーション装置において、前記領域を示す情報は、領域の境界を画する情報を含むことを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項9のナビゲーション方法において、前記領域を示す情報は、領域の境界を画する情報を含むことを特徴とする。
請求項15の発明は、請求項14のナビゲーションプログラムにおいて、前記領域を示す情報は、領域の境界を画する情報を含むことを特徴とする。
以上のような請求項5、10及び15の発明では、ユーザがよく知っているために走行軌跡に関連する処理が不要な領域について、その境界を画する情報、例えば自宅等を中心とする円の半径を登録しておくことにより、その円に含まれる領域について、走行軌跡に関連する処理の抑制効果が得られる。
以上のような本発明によれば、ユーザにとって走行軌跡が不要な領域においては、走行軌跡に関する処理を制限することにより、必要な走行軌跡をより多く記憶できるようにするとともに、地図表示が見難くなることを防止するナビゲーションの技術すなわちナビゲーション装置、方法及びプログラムを提供することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態(以下「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照して具体的に説明する。なお、本実施形態は、周辺装置を備えたコンピュータをプログラムで制御することで実現できるが、この場合のハードウェアやプログラムの実現態様は各種変更可能である。また、本発明は、ナビゲーション装置及び方法に加え、上記のようなプログラム、そのようなプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記憶媒体としても把握できる。従って、以下の説明では、本発明及び本実施形態の各機能を実現する仮想的回路ブロックを用いる。
〔1.構成〕
〔1−1.全体構成〕
まず、本実施形態におけるナビゲーション装置(以下「本装置」と呼ぶ)は、概略としては、車両が走行している現在位置が、あらかじめ登録された領域にある場合には、走行軌跡データの記憶及び表示を省略することにより、メモリの容量の節約と表示の見易さを確保するものであり、図1の機能ブロック図に示す下記の各要素を備えている。
すなわち、絶対位置・方位検出部1は、本装置が搭載された自動車(自車と呼ぶ)の現在位置すなわち自車位置について、地表での絶対的な位置座標や方位を計算するために、例えば、GPS衛星から送られてくるGPS電波をアンテナやレシーバなどで受信するための部分である。相対方位検出部2は、ジャイロなどを使って自車の相対的な方位を検出するための部分である。車速検出部3は、自動車より得られる車速パルスを処理することで自車の速度を計算する部分である。
また、ナビゲーションECU4は、本装置全体を制御する制御回路の役割を果たすCPU及びその周辺回路である。メモリ群Mは、本装置の動作に必要な各種のメモリであり、例えば、プログラム格納用のROM5は本装置の起動時にメインCPUによりアクセスされる。ワークエリアなどを提供するダイナミックRAM(DRAM)6には、メインプログラムがロードされる。
SRAM(スタティックRAM)7は、現在位置、目的地、経路等の各種設定や道路地図データに含まれる情報、これらに基づいて算出される走行軌跡データ、あらかじめ登録される登録情報等を取得し記憶する記憶手段である。このSRAM7は、請求項に記載の走行軌跡記憶部、領域登録部としての機能を有している。従って、登録情報としては、走行軌跡を記憶・表示することが不必要な領域を示す各種情報が含まれている。例えば、図2のテーブルに示すように、この領域の中心となる特定の地点の座標と、領域を画する円の半径を示す距離(領域を画する方形の中心から四方までの距離等でもよい)とすることが考えられる。地点及び距離は、後述する入力部11により、ユーザが所望の地点及び距離を入力することで、設定できる。図2の例では、自宅、勤務先の会社、実家、その他頻繁に通う場所等が設定されている。距離については、地点に応じてユーザが所望の値を入力することもできるし、一律にデフォルトで設定しておくこともできる。
なお、SRAM7は、メイン電源がオフになっている間もバッテリーバックアップされ、オンになったときにメモリ内容を提供するが、フラッシュメモリやハードディスクドライブなど、他の記憶手段によっても置換可能である。従って、本実施形態において説明されている各種の記憶媒体は、いずれも請求項に記載の走行軌跡記憶部及び領域登録部として機能することができる。
また、表示用のVRAM(ビデオRAM)8は、表示部10に表示すべき画像のビットマップデータを格納する。表示部10は、地図、走行軌跡、操作メニュー、検索リスト及び地点情報など各種の情報を、図示しない液晶表示画面に表示する部分である。音声出力手段により、合成音声による案内と併用させることもできる。入力部11は、ユーザがスイッチなどから命令などの情報を入力するための部分であり、タッチセンサ機能、リモコンユニット、赤外線送受信ユニットなどを備えるが、タッチパネルとして表示部10と一体に構成したり、フロントパネルのスイッチとして構成することも可能である。ユーザインタフェース部9は、I/O制御回路やデバイスドライバなどを使って、表示部10及び入力部11と、ナビゲーションECU4とを結ぶユーザインタフェースである。
また、HDD制御部12は、ハードディスク(大容量記憶装置)に記録されたナビゲーションプログラムなど各種データをデータベースから読み出す手段であり、データベースには、各種縮尺の地図データ、道路(経路)又は道路の区間のネットワーク構造を表した経路データ等を含む道路地図データが格納される。道路地図データには、地図上の地点に関する各種地点情報も含まれており、本装置においては、かかる地点情報が取得されて利用される。地点情報には、例えば、地点の座標、地点の名称、地点の種類、住所、電話番号等の検索リスト用のデータも含まれている。また、ナビゲーションプログラムに必要なインタフェース用のデータ、例えば、メニュー、リスト、ボタン、案内表示(方位、距離、時刻等)、各種マーク(ランドマーク、アイコン、現在位置、走行軌跡等)を含めてもよい。
上述のプログラムやデータの格納場所は、種々の記憶媒体により実現可能であり、一部若しくは全部をどの記憶媒体に格納するかは、自由に設計可能である。従って、メインプログラムばかりでなく、ナビゲーションのインタフェース用のデータの一部をROM5にあらかじめ格納しておいてもよい。また、ハードディスクではなく、CD−ROM制御部、DVD−ROM制御部等が、CD−ROM、DVD−ROMから読み出したデータを利用する構成としてもよい。
また、FM多重受信及び処理部13は、FM放送波を受信しこの放送波からVICSサービスの交通情報など所望のデータを取り出す処理を行う部分であり、交通情報は渋滞情報を含む。また、光/ビーコン受信及び処理部14は、路肩などに設置された光ビーコンや電波ビーコンから、各ビーコンの識別情報やVICSサービスの交通情報などの情報を受信及び処理する部分である。
〔1−2.ナビゲーションECUの役割〕
さらに、ナビゲーションECU4は、上記のようなプログラムの作用によって、図1に示す下記の各部分としての役割を実現するように構成されている。すなわち、現在位置検出部40は、自車位置を逐次計算するための手段であり、具体的には、GPS航法測位と自律航法測位とを組み合わせることで自車位置を計算するように構成される。
ここで、GPS航法測位は、人工衛星からの電波に基づいて絶対位置・方位検出部1で得られる情報を使って現在位置を計算するものである。また、自律航法測位は、地磁気及び自車の速度に基づいて相対方位検出部2及び車速検出部3から得られる情報を使って現在位置を計算するものである。
また、目的地指定部41は、前記道路地図データを記録したデータベースからの施設検索や地図上でのカーソル指定などにより、目的地の指定すなわち入力を受け付ける手段である。経路設定部42は、現在位置検出部40により検出される現在位置から、目的地指定部41により指定された目的地に到達するまでの経路を、道路地図データに基づいて計算し、結果として得られた経路を設定する手段である。
走行軌跡算出部43は、自車の現在位置、走行方位、道路地図データ等に基づいて、自車が通過した地図上の経路(走行軌跡データ)を算出する手段である。走行軌跡データの算出方法は周知のあらゆる技術を適用でき、特定のものには限定されない。例えば、あらかじめ設定された時間若しくは距離毎の算出ポイントにおいて、地図上の現在位置をそのまま走行経路とみなすこともできるし、各ポイントの現在位置と走行方位に基づいて、各ポイント間の地図上の走行経路を推定して算出することも可能である。領域判定部45は、あらかじめ登録された情報と自車の現在位置とに基づいて、現在位置が登録された領域内にあるか否かを判定する手段である。この判定は、例えば、登録地点の座標と現在位置との距離が、登録された距離(半径)内か否かに基づいて行われる。
処理抑制部46は、領域判定部45によって、自車の現在位置が、あらかじめ登録された領域内にあると判定された場合に、メモリ(SRAM7等)への走行軌跡の記憶、表示部10への走行軌跡の表示の抑制を指示する手段である。記憶制御部44は、メモリに対して、走行軌跡及び登録情報の記憶(登録)、読み出しを指示する手段である。
また、地図表示部47は、算出された自車位置、経路、走行軌跡及び道路地図データに基づいて、自車位置周辺の地図、地図上における自車位置、経路及び走行軌跡等を表示部10に三次元表示又は他の態様で表示する手段である。なお、走行軌跡を表示する態様については、ナビゲーションプログラムにおいてあらかじめ設定しておくことができ、これに基づいて表示処理が行われる。
案内制御部48は、経路のうち表示する部分や点滅強調などの要素を決めたり、合成音声の併用などにより誘導案内を制御する手段である。すなわち、現在位置検出部40と、経路設定部42と、地図表示部47と、案内制御部48とは、HDD制御部12から読み出される道路地図データに基いて、指定された目的地までの経路を探索及び誘導案内するナビゲーション手段を構成している。
〔2.作用〕
以上のような本実施形態による処理の一例を説明する。概要としては、車両の走行中に、表示部10に通常のナビゲーション表示が行われるとともに、走行軌跡算出部43により地図上の走行軌跡データが算出されて、この走行軌跡データが記憶制御部44によりメモリに記憶されるとともに、走行軌跡マークが地図表示部47により表示部10に表示される。但し、領域判定部45によって、現在位置が登録領域内にあると判定された場合には、処理抑制部46が、記憶制御部44及び地図表示部47に対して、走行軌跡に関する処理の抑制指示を出力するので、走行軌跡データの記憶及び走行軌跡の表示が行われない。
以下、処理の詳細を、図3のフローチャートを参照して説明する。なお、目的地を設定することにより、現在位置から目的地への誘導経路が計算され、誘導案内が行われることは、通常のナビゲーション装置と同様であるので、説明を省略する。また、本処理では、あらかじめ走行軌跡を表示させる軌跡表示モードに設定されているものとする。
すなわち、車両が走行を開始すると、通常のナビゲーション処理が行われるので、絶対位置・方位検出部1、相対方位検出部2、現在位置検出部40等によって、継続的に現在位置及び走行方位等が検出されていく(ステップ301)。そして、走行軌跡算出部43が、検出された現在位置及び走行方位、読み出された道路地図データ等に基づいて、走行軌跡データを算出する(ステップ302)。
かかる走行中において、領域判定部45は、現在位置検出部40によって検出された現在位置の座標と登録された地点の座標との距離が、登録された距離(半径)内になったか否かを判定する(ステップ303)。そして、登録領域内(登録半径内)にないと判定された場合には(ステップ304)、走行軌跡算出部43によって算出された走行軌跡データがメモリに記憶される(ステップ305)。このように記憶される走行軌跡データは、あらかじめ設定された態様で表示される(ステップ306)。例えば、図4に示すように、あらかじめ設定された時間若しくは距離毎に、現在位置マークPの後に続けて、走行軌跡マーク(点)Rを表示することが考えられる。
一方、領域判定部45が、現在位置が登録領域内にあると判定した場合には(ステップ304)、処理抑制部46が、記憶制御部44に走行軌跡データの記憶を抑制する指示を出力するので、メモリへの走行軌跡データの記憶が行われない(ステップ307)。また、処理抑制部46は、地図表示部47に走行軌跡の表示を抑制する指示を出力するので、表示部10の地図上に走行軌跡が表示されない(ステップ308)。従って、例えば、図5に示すように、自宅等の登録地点マークH、現在位置マークP等が地図上に表示された通常のナビゲーションの画面のみが表示され、走行軌跡は表示されない。
〔3.効果〕
以上のような本実施形態によれば、不必要な走行軌跡データは、自動的にメモリに記録されないので、必要な走行軌跡データをより多く長期間保存することができる。このため、あまり頻繁に通らないルートの走行軌跡データが、頻繁に通る自宅周辺等の走行軌跡データによって消えてしまうことがなくなる。
より具体的には、ユーザが意図的にこのルートは保存しておこうとはしない程度のルートであっても、走行軌跡データとして残っている確立が高くなり、前に一度通ったような気がする程度のルートを、残された走行軌跡データに基づく走行軌跡マーク表示を目印として、ドライブできる可能性が高くなる。ユーザがわざわざそのルートの走行軌跡を保存するまでもないと判断したか、又は保存し忘れたけれども、再度そのルートを利用したい場合には、走行軌跡データが残っていれば、走行軌跡マークを目視で判断することもできるし、その走行軌跡データを利用してルート計算することもできるので、走行軌跡データの利用可能性が高くなり、より一層利便性が向上する。
さらに、軌跡表示モードであっても、不必要な走行軌跡マークは表示されないので、他の表示の邪魔にならない。従って、例えば、よく走行する自宅周辺等の道路の表示が走行軌跡マークによって見え難くなることを防止できる。
〔4.他の実施形態〕
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。例えば、走行軌跡の記憶、表示等を行わないのは、自車の現在位置が登録領域に入った場合ばかりでなく、表示地図上に登録領域が含まれる場合には、その領域における走行軌跡の記憶、表示が行われないように設定してもよい。例えば、走行軌跡の算出ポイントの間隔によっては、ある算出ポイントと次の算出ポイントとの間の短い時間に、登録領域に対する進入・退出が行われるような場合が生じるが、かかる場合であっても、算出された走行軌跡のうち、登録領域に入る部分は、走行軌跡データの記憶、表示がされないように設定することもできる。
また、登録領域において、走行軌跡データの記憶はしても、走行軌跡の表示はしないように設定することもできる。なお、本発明は、走行軌跡を表示するかしないかの処理について特徴を有するものであるため、表示される場合の走行軌跡のマーク等は、地図上で区別できるものであればどのようなものであってもよい。例えば、線やアイコン等で表示してもよい。さらに、上記の実施形態では、登録領域において、処理抑制部が走行軌跡の記憶、表示をさせない態様としているが、走行軌跡算出部による走行軌跡の算出そのものをさせないように設定してもよい。
また、処理抑制部による抑制には、走行軌跡に関する記憶、表示及び判定等の処理について、完全に禁止する場合ばかりでなく、通常とは異なる処理を行わせることにより、本発明の目的に沿うような処理が実現される場合も含まれる。従って、例えば、登録領域において走行軌跡データの記憶をしないのではなく、記憶する時間間隔を空ける、記憶するデータを圧縮若しくは削減する等によって、メモリの節約を図る場合も含まれる。また、登録領域において、走行軌跡の表示をしないのではなく、表示態様を変える(マークの大きさ、色、形状、濃淡等を、ユーザの視認の邪魔にならないものに変える、マークの表示間隔を空ける)場合も含まれる。走行軌跡の算出の抑制についても、算出間隔を空ける等によって、処理負担を軽減する場合も含まれる。
また、走行軌跡に関連する処理を行うために、あらかじめ登録される領域を示す情報は、上記の実施形態で示した地点の座標とこれを中心とする円の半径には限定されない。例えば、複数の座標を頂点とする多角形により囲まれる領域とするために、各頂点の座標を登録しておくようにしてもよい。2点の座標を登録して、その2点を結ぶ直線を対角線とする方形領域としてもよい。方形領域の中心と辺の距離を登録するようにしてもよい。地点を登録すると、表示画面上にその地点が含まれる場合には、走行軌跡に関する処理を抑制するように設定してもよい。つまり、領域を示す情報としては、地図上の特定の領域を決定できる情報であれば、領域を画する情報のみであっても、地点情報のみであってもよい。
登録のための入力方法も、特定のものには限定されない。地図上の任意の地点をカーソルで選択したり、地点名称のリストを選択したりすることにより、地点の座標を登録できるようにしてもよい。地点の座標や距離を数字入力することにより登録できるようにしてもよい。地図上の自宅を選択したり、自宅の住所若しくは座標を入力すると、これが自動的に走行軌跡の処理不要な地点として登録されるようにしてもよい。地点名称も関連付けて登録しておくことにより、例えば、「自宅周辺のため、軌跡表示をしません」等の表示案内若しくは音声案内に役立てることもできる。入力を、表示されたメニュー、キー、ボタン等を選択(画面のタッチ、パネル若しくはリモコンのスイッチの切り換え等)により行うこともできる。領域の登録も、ユーザがカーソルにより所望の地点(領域の中心若しくは境界)を選択してドラッグし、表示枠(方形、多角形、円形、楕円形等)が所望の大きさに広がったところでドロップすると、その領域が登録されるようにしてもよい。
また、領域を画する情報として、道路地図データに含まれる行政区画(都道府県、市町村等)、施設(ショッピングモール、遊園地、展示場、駐車場等)、自然物(山、湖周辺、河川周辺、島等)を登録し、これらの領域内で、走行軌跡に関する処理が抑制されるようにしてもよい。なお、領域の内か外かを判定する基準として、領域を画する線上にある場合に、内とするか外とするかは自由に設定可能である。また、領域の内か外かについては、通常は、ある閉じた領域の内側を内、外側を外とするが、本発明における領域登録は、地図上のある地点若しくはある線を境界として、それよりも北は走行軌跡に関する処理を抑制するといったように登録することも可能であるため、そのような場合には、走行軌跡が抑制される側を内側と解すべきである。
さらに、本発明は、車内にナビゲーション用のデータを置くいわゆるオンボード型ではなく、無線通信ネットワークを介して、最新のデータの提供を受けることができるいわゆるオフボード型のナビゲーションシステムにも適用可能である。この場合、通信ネットワークを介して接続される車外のサーバ等が、上記の処理の全部若しくは一部を行うことができ、処理結果を車内のコンピュータが取得することにより、車内における処理負担を軽減させることができる。なお、本発明は、車載用には限定されず、他の移動手段や携帯用のナビゲーションにも適用可能である。
本発明の実施形態の構成を示す機能ブロック図。 本発明の実施形態における登録テーブルの一例を示す図。 本発明の実施形態における処理手順を示すフローチャート。 本発明の実施形態における走行軌跡表示画面の一例を示す図。 本発明の実施形態における走行軌跡を表示させない場合の一例を示す図。
符号の説明
1…絶対位置・方位検出部
2…相対方位検出部
3…車速検出部
4…ナビゲーションECU
5…ROM
6…DRAM
7…SRAM
8…VRAM
9…ユーザインタフェース部
10…表示部
11…入力部
12…HDD制御部
13…FM多重受信及び処理部
14…光/ビーコン受信及び処理部
40…現在位置検出部
41…目的地指定部
42…経路設定部
43…走行軌跡算出部
44…記憶制御部
45…領域判定部
46…処理抑制部
47…地図表示部
48…案内制御部
M…メモリ群

Claims (15)

  1. コンピュータ又は電子回路を用いて、予め備える道路地図データに基づいて、移動体が出発地から指定された目的地まで移動する経路を探索及び誘導案内するナビゲーション装置において、
    前記移動体の現在位置を検出する現在位置検出部と、
    前記道路地図データ及び前記現在位置に基づいて、前記移動体の走行軌跡を算出する走行軌跡算出部と、
    前記走行軌跡を記憶する走行軌跡記憶部と、
    前記走行軌跡の記憶が不要な領域を示す情報を登録する領域登録部と、
    前記現在位置若しくは前記走行軌跡が、前記領域登録部に登録された情報が示す領域内か否かを判定する領域判定部と、
    前記領域判定部により領域内であると判定された場合に、前記走行軌跡記憶部への走行軌跡の記憶を抑制する処理抑制部と、
    を有することを特徴とするナビゲーション装置。
  2. コンピュータ又は電子回路を用いて、予め備える道路地図データに基づいて、移動体が出発地から指定された目的地まで移動する経路を探索及び誘導案内するナビゲーション装置において、
    前記移動体の現在位置を検出する現在位置検出部と、
    前記道路地図データ及び前記現在位置に基づいて、前記移動体の走行軌跡を算出する走行軌跡算出部と、
    前記走行軌跡を表示する表示部と、
    前記走行軌跡の表示が不要な領域を示す情報を登録する領域登録部と、
    前記現在位置若しくは前記走行軌跡が、前記領域登録部に登録された情報が示す領域内か否かを判定する領域判定部と、
    前記領域判定部により領域内であると判定された場合に、前記表示部への走行軌跡の表示を抑制する処理抑制部と、
    を有することを特徴とするナビゲーション装置。
  3. コンピュータ又は電子回路を用いて、予め備える道路地図データに基づいて、移動体が出発地から指定された目的地まで移動する経路を探索及び誘導案内するナビゲーション装置において、
    前記移動体の現在位置を検出する現在位置検出部と、
    前記道路地図データ及び前記現在位置に基づいて、前記移動体の走行軌跡を算出する走行軌跡算出部と、
    前記走行軌跡の判定が不要な領域を示す情報を登録する領域登録部と、
    前記現在位置若しくは前記走行軌跡が、前記領域登録部に登録された情報が示す領域内か否かを判定する領域判定部と、
    前記領域判定部により領域内であると判定された場合に、前記走行軌跡算出部による走行軌跡の算出を抑制する処理抑制部と、
    を有することを特徴とするナビゲーション装置。
  4. 前記領域を示す情報は、特定の地点の位置情報を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のナビゲーション装置。
  5. 前記領域を示す情報は、領域の境界を画する情報を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のナビゲーション装置。
  6. コンピュータ又は電子回路が、予め備える道路地図データに基づいて、移動体が出発地から指定された目的地まで移動する経路を探索及び誘導案内するナビゲーション方法において、
    前記移動体の現在位置を検出するステップと、
    前記道路地図データ及び前記現在位置に基づいて、前記移動体の走行軌跡を算出するステップと、
    前記走行軌跡を記憶するステップと、
    前記走行軌跡の記憶が不要な領域を示す情報を登録するステップと、
    前記現在位置若しくは前記走行軌跡が、登録された情報が示す領域内か否かを判定するステップと、
    領域内であると判定された場合に、前記走行軌跡の記憶を抑制するステップと、
    を含むことを特徴とするナビゲーション方法。
  7. コンピュータ又は電子回路を用いて、予め備える道路地図データに基づいて、移動体が出発地から指定された目的地まで移動する経路を表示することにより、探索及び誘導案内するナビゲーション方法において、
    前記移動体の現在位置を検出するステップと、
    前記道路地図データ及び前記現在位置に基づいて、前記移動体の走行軌跡を算出するステップと、
    前記走行軌跡の表示が不要な領域を示す情報を登録するステップと、
    前記現在位置若しくは前記走行軌跡が、登録された情報が示す領域内か否かを判定するステップと、
    領域外であると判定された場合に、前記走行軌跡を表示するステップと、
    領域内であると判定された場合に、前記走行軌跡の表示を抑制するステップと、
    を含むことを特徴とするナビゲーション方法。
  8. コンピュータ又は電子回路を用いて、予め備える道路地図データに基づいて、移動体が出発地から指定された目的地まで移動する経路を探索及び誘導案内するナビゲーション方法において、
    前記移動体の現在位置を検出するステップと、
    前記道路地図データ及び前記現在位置に基づいて、前記移動体の走行軌跡を算出するステップと、
    前記走行軌跡の算出が不要な領域を示す情報を登録するステップと、
    前記現在位置若しくは前記走行軌跡が、登録された情報が示す領域内か否かを判定するステップと、
    領域内であると判定された場合に、前記走行軌跡の算出を抑制するステップと、
    を含むことを特徴とするナビゲーション方法。
  9. 前記領域を示す情報は、特定の地点の位置情報を含むことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載のナビゲーション方法。
  10. 前記領域を示す情報は、領域の境界を画する情報を含むことを特徴とする請求項6〜9のいずれか1項に記載のナビゲーション方法。
  11. コンピュータを制御することにより、予め備える道路地図データに基づいて、移動体が出発地から指定された目的地まで移動する経路を探索及び誘導案内させるナビゲーションプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記移動体の現在位置を検出させ、
    前記道路地図データ及び前記現在位置に基づいて、前記移動体の走行軌跡を算出させ、
    前記走行軌跡を記憶させ、
    前記走行軌跡の記憶が不要な領域を示す情報を登録させ、
    前記現在位置若しくは前記走行軌跡が、登録された情報が示す領域内か否かを判定させ、
    領域内であると判定された場合に、前記走行軌跡の記憶を抑制させることを特徴とするナビゲーションプログラム。
  12. コンピュータを制御することにより、予め備える道路地図データに基づいて、移動体が出発地から指定された目的地まで移動する経路を表示させることにより、探索及び誘導案内させるナビゲーションプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記移動体の現在位置を検出させ、
    前記道路地図データ及び前記現在位置に基づいて、前記移動体の走行軌跡を算出させ、
    前記走行軌跡の表示が不要な領域を示す情報を登録させ、
    前記現在位置若しくは前記走行軌跡が、登録された情報が示す領域内か否かを判定させ、
    領域外であると判定された場合に、前記走行軌跡を表示させ、
    領域内であると判定された場合に、前記走行軌跡の表示を抑制させることを特徴とするナビゲーションプログラム。
  13. コンピュータを制御することにより、予め備える道路地図データに基づいて、移動体が出発地から指定された目的地まで移動する経路を探索及び誘導案内させるナビゲーション用プログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記移動体の現在位置を検出させ、
    前記道路地図データ及び前記現在位置に基づいて、前記移動体の走行軌跡を算出させ、
    前記走行軌跡の算出が不要な領域を示す情報を登録させ、
    前記現在位置若しくは前記走行軌跡が、登録された情報が示す領域内か否かを判定させ、
    領域内であると判定された場合に、前記走行軌跡の算出を抑制させることを特徴とするナビゲーションプログラム。
  14. 前記領域を示す情報は、特定の地点の位置情報を含むことを特徴とする請求項11〜13のいずれか1項に記載のナビゲーションプログラム。
  15. 前記領域を示す情報は、領域の境界を画する情報を含むことを特徴とする請求項11〜14のいずれか1項に記載のナビゲーションプログラム。
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