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JP2005236672A - ボータイ型スロットアンテナ - Google Patents

ボータイ型スロットアンテナ Download PDF

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JP2005236672A
JP2005236672A JP2004043395A JP2004043395A JP2005236672A JP 2005236672 A JP2005236672 A JP 2005236672A JP 2004043395 A JP2004043395 A JP 2004043395A JP 2004043395 A JP2004043395 A JP 2004043395A JP 2005236672 A JP2005236672 A JP 2005236672A
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Kamya Yekeh Yazdandoost
ヤズダンドゥースト カミヤ イエケ
Ryuji Kono
隆二 河野
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    • H01Q5/20Arrangements for simultaneous operation of antennas on two or more different wavebands, e.g. dual-band or multi-band arrangements characterised by the operating wavebands
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Abstract

【課題】スロットの形状がボータイ型のスロットアンテナに関するものであり,UWBで使用できる超広帯域スロットアンテナを提供する。
【解決手段】 絶縁基板と,絶縁基板の上面に設けられた金属層と,該金属層に設けられたスロットと,該金属層に接続された伝送線とを備えたスロットアンテナにおいて,スロットの形状は左右対称であり,該対称線をy軸とし,該y軸上の一点を原点とし該原点を通るy軸に垂直な直線をx軸とし,該スロットのy軸方向の幅はxの絶対値が大きくなるに従って大きくなるボータイ形状である。
【選択図】 図1

Description

本発明は,スロットの形状がボータイ型スロットアンテナに関するものである。特に,周波数範囲が3.1GHzから10.6GHzの超広帯域に良好な特性をもつUWB(Ultra wide Band)システムで使用できる超広帯域のボータイ型スロットアンテナに関するものである。
無線通信システムにおいて,アンテナの性能とそのサイズは重要な要素であり,アンテナ性能の向上と小型化は無線通信システムの発展に大きく影響するものである。従来のアンテナでは,無線通信機器においてアンテナの限られた大きさで,超広帯域のバンド幅において効率および利得のようなアンテナのパラメータを確保することは非常に困難なことである。特に,高いデータ通信レートとパワー密度の小さいUWBシステムにおいては一層難しいものである。
従来,携帯用の無線通信機器においては,マイクロストリップアンテナがその高さが低いこと,軽量であること,製造が容易で低コストである等の利点のために様々な応用分野において使用されている。
アンテナは,一般的に共振型かもしくは非共振型のいずれかに分けられる。共振型の場合,アンテナは共振周波数で動作し,アンテナに供給される電力のほとんど全部が放射される。しかし,受信周波数(もしくは送信周波数)がアンテナの共振周波数と異なると,供給される電力が有効に放射されない。そのため,共振アンテナでは共振周波数の異なる独立したアンテナを多数接続して広帯域化を計らなければならない。一方,非共振アンテナは広帯域に周波数範囲をカバーできる。しかし,十分なアンテナ効率を得るためには難しい設計を必要とする。さらに,アンテナサイズは小型軽量のUWBシステムの無線機器に対応できるように小型でなければならない。
図16は,従来の技術を示し,従来のマイクロストリップアンテナの例であって,基板に設けた金属層に矩形のスロットを設けたスロット型のマイクロストリップアンテナを示す。
図16において,110は絶縁基板であって,絶縁材料により構成される。111は金属層であって,銅等の導電材料で作られたパッチである。112はスロットであって,金属層111に設けた矩形のスロットである。113は金属層と伝送線114を電気的に接続する導電性のピンである。114は絶縁基板110の下部に設けられた伝送線である。
従来のスロットアンテナは,絶縁基板110に金属層111のパッチが配置され,金属層111の中央にスロット112が設けられていた。また絶縁基板110の下部に伝送線114が設けられ,伝送線114と金属層111が,絶縁基板110を上下に貫通する導電性のピン113により接続されていた。
送信では,伝送線114に接続されている無線機器の送信回路から送られてくる送信信号は伝送線114から導電性のピン113を介して絶縁基板110の上部の金属層板111に伝送され,放射される。また受信では受信電波は金属層111により受信され,その信号は,導電性のピン113を介して伝送線114に伝えられ,伝送線114に接続されている無線機器の受信回路に伝送される(図16のマイクロストリップアンテナは非特許文献8参照)。
従来のマイクロストリップアンテナは下記非特許文献〔1−6〕に報告されている。また,スロットアンテナは下記非特許文献〔7−8〕に報告されている。
G. Kumar and K. C. Gupta, "Directly coupled multi resonator wide-band microstrip antenna," IEEE Trans. Antennas Propagation, vol. 33, pp. 588-593, June 1985. K. L. Wong and W. S. Hsu, "Broadband triangular microstrip antenna with U-shaped slot," Elec. Lett., vol. 33, pp. 2085-2087, 1997. F. Yang, X. X. Zhang, X. Ye, Y. Rahmat-Samii, "Wide-band E-shaped patch antenna for wireless communication," IEEE Trans. Antennas Propagation, vol. 49, pp. 1094-1100, July 2001. A. K. Shackelford, K. F. Lee, and K. M. Luk, "Design of small-size wide-bandwidth microstrip-patch antenna," IEEE Antennas Propagation Magz., vol. 44, pp. 75-83, February 2003. J. Y. Chiou, J. Y. Sze, K. L. Wong, "A broad-band CPW-fed strip-loaded square slot antenna," ," IEEE Trans. Antennas Propagation, vol. 51, pp. 719-721, April 2003. N. Herscovici, Z. Sipus, and D. Bonefacic, "Circularly polarized single-fed wide-band microstrip patch," IEEE Trans. Antennas Propagation, vol. 51, pp. 1277-1280, June 2003. H. Iwasaki, "A circularly polarized small-size microstrip antenna with a cross slot," IEEE Trans. Antennas Propagation, vol. 44, pp. 1399-1401, October 1996. W. S. Chen, "Single-feed dual-frequency rectangular microstrip antenna with square slot," Electron. Lett., Vol. 34, pp. 231-232, February 1998.
従来から使用されているマイクロストリップアンテナは,バンド幅が狭い欠点がある。小型,軽量で周波数帯域が広く,かつ製造コストの低い携帯型無線機器に使用できるアンテナの開発が望まれる。特に,周波数帯域が3.1GHzから10.6GHzにわたるUWBの超広帯域のマイクロストリップアンテナが必要とされている。本発明は,UWBの無線通信システムに使用できる,超広帯域特性で歪みが小さく,全方向の放射特性を備える小型,軽量の携帯性の良いアンテナを実現することを目的とする。
本発明は,UWBの無線通信システムにおいて,オンチップもしくはスタンドアロンアンテナとして使用でき,3.1GHz−10.6GHzの超広帯域の周波数帯域で動作する小型の新しいボータイ型スロットアンテナを提供することを目的とする。
本発明は,絶縁基板と,絶縁基板の上面に設けられた金属層と,該金属層に設けられたスロットと,該金属層に接続された伝送線とを備えたスロットアンテナにおいて,スロットの形状は左右対称であり,該対称線をy軸とし,該y軸上の一点を原点とし該原点を通るy軸に垂直な直線をx軸とし,該スロットのy軸方向の幅はxの絶対値が大きくなるに従って大きくなるボータイ形状である構成をもつ。
本発明によれば,周波数帯域が3.1GHzから10.6GHzにわたるUWBで使用できる超広帯域のマイクロストリップアンテナが実現できる。また,本発明のボータイ型スロットアンテナは,小型,軽量であるため携帯型無線機器に使用でき,かつ製造コストが低いものである。UWBの超広帯域の周波数帯域において小さいVSWR特性を備え,また,その全周波数帯域において−7dBより小さいリターンロスに抑制できる性能を備える。さらに,全周波数帯域において利得は4dBi以上得られ,その放射パターンもその超広帯域の周波数帯域において,ほとんど一様である。そのため,周波数帯域が超広帯域で,送信電力が小さく,データの送信レートの高いUWBの無線通信システムに高い性能で使用できるものである。
図1は本発明の実施の形態1を示す。図1(a)は平面図である。図1(b)は図1(b)のA−A’での断面図である。図1(c)は図1(a)のB−B’での断面図である。
図1(a)において,11は金属層であって,絶縁基板10の上に配置されたものであって,例えば,銅,アルミニューム,金,銀,白金等の導電性の材料で構成されるものである。12はスロットであって,金属層11に設けたスロットである。金属層11はスロットの内側に延在する延在部151を備える。図1(a)では延在部151に隣接するスロット12は段階的に狭くされるもので,図1(a)では3段で段階的に狭くされる例を示す。14はボータイ形状のスロット12の辺の端部に設けた切り欠き部であり,左右のボータイ形状のスロット12の上下の角の部分に設けられるものである。切り欠き部14をスロット12に設けることによりアンテナのVSWR特性等のアンテナ特性を向上させることができる。15はスルーホールであって,絶縁基板10の上部の金属層11の延在部151と絶縁基板10の裏面(金属層11のある面と反対の面)に設けた伝送線16を接続するものであり,上下に貫通する円筒状の孔部の内面に導電性の金属膜を設け,内部を絶縁体で埋めたもの,もしくは孔部に導電性のピンを埋め込んでも良い。スルーホール15の導電性の膜もしくはピンは銅,アルミニューム,金,銀,白金等の導電性の材料により構成される。
スロット12の形状は左右対称であり,その対称線をy軸とし,該y軸上の一点に原点を定め,その原点を通るy軸に垂直な直線をx軸とする。スロット12の形状はボウタイ(蝶ネクタイ)の形状であって,スロット12のy軸方向の幅はxの絶対値が大きくなるに従って大きくなる。
図1(b)において,10は絶縁基板であって,テフロン,FR−4,シリコン等の絶縁材料により構成されるものである。11は金属層である。12はスロットである。
図1(c)において,10は絶縁基板である。11は金属層である。12はスロットである。15はスルーホールである。16は絶縁基板10の下部に設けた伝送線であって,銅,アルミニューム,金,銀,白金等の導電性の材料により構成されるものである。
図1の構成において,スロット12はボータイ型の形状をしている。またその形状は左右対称である。スルーホール15は左右のボータイ形状のスロットの対称線に対応する位置に配置され,絶縁基板10の裏面の伝送線16と金属層11の延在部151を電気的に接続する。また,金属層11の延在部151に隣接する部分のスロット12' の形状は延在部151の先端部に向かって段階的に幅を狭くする。図1の場合には,3段階で次第にスロット12' の幅を狭くしている場合を例として示している。図1の構成において,伝送線に無線機器の送信回路もしくは受信回路が接続され,信号を放射する場合には送信電力は伝送線16からスルーホール15を介して金属層11に伝送され,金属層11から放射される。電波を受信する場合は,金属層11で受信した受信電力はスルーホール15を介して伝送線16に伝送され,伝送線16に接続されている無線機器の受信回路に伝送される。
上記のようにスロットをボータイ型に構成したことと延在部151に隣接する部分のスロットの幅を段階的に狭くしたことにより超広帯域の周波数帯域で良好なアンテナ特性を得ることができる。また,金属層11と伝送線16を接続するスルーホール15の位置を左右のボータイ形状のスロットの対称線上にある延在部151に設けたことにより,良好なインピーダンス整合を得ることができる。また,その対称線上でスルーホール15の位置を変更することによりアンテナの設計において容易に最適なインピーダンス整合をとることができる。
図2は本発明のスルーホールの実施の形態2であり,スルーホールにより伝送線と金属層を接続する構成を示す。図2(a)は,スルーホールに導電性のピンを埋め込んで絶縁基板上部の金属層と絶縁基板下部の伝送線を接続する場合を示す。図2(a)では,スルーホールの部分を拡大して図示している。図2(b)は,円筒状のスルーホールの内面に導電層を設けその孔部の内側を絶縁性の材料で埋め,絶縁基板上部の金属層と絶縁基板下部の伝送線を接続する場合を示す。図2(c)は図2(b)の裏面からみた平面図を示す。
図2(a)において,10は絶縁基板である。11は絶縁基板10の上部に設けた金属層であって,アンテナのエレメントを構成するものである。16は絶縁基板の裏面に設けた伝送線である。伝送線16と金属層11を導電体で構成される円筒体をスルーホール15に埋め込むことにより伝送線16と金属層11の電気的接続をとる。
図2(b),(c)は,円筒状のスルーホール15の内面に導電膜152を設け,スルーホールの内部を絶縁体153で埋めたものである。導電膜152により伝送線16と金属層11の電気的接続をとる。
図3は本発明の実施の形態3であって,延在部151に隣接するスロットの部分が3段階でしだいに狭くなる場合について,具体的に設計した例を示す。金属層11の外形は矩形であり,スロット12および金属層11はともに左右に対称的な形状である。座標軸の原点Oを矩形の形状の金属層11の中心にとる。また,スロット12の左右対称の線をy軸とし,座標軸の原点Oはy軸上にあるようにする。また,原点Oはスロット12のボータイ形状の部分の上下対称の位置にあるように,原点Oを通ってy軸に垂直な直線をx軸とする。
スルーホール15は図示するように,左右のボータイ形状のスロットの対称線上にあって,左右のボータイ形状のスロットの間に延びている金属層11の延在部151の下端付近に設けられ,スルーホール15を介して延在部151と伝送線16を接続する。また,左右のボータイ型のスロットの上下の角の部分には図示のように切り欠き部14を備える。伝送線16およびスルーホール15の構成の詳細は図4において後述する。
図3のスロットアンテナにおいて,絶縁基板10はテフロンで構成され,厚さh=0.46mmで比誘電率εr =2.17,損失係数tanδ=0.0006である。絶縁基板10の上部に設けられた金属層11は銅により構成され,その厚さは0.018mmである。金属層11とスロット12は,テフロン等の絶縁基板に銅をあらかじめ張りつけてある材料をもとに,銅の一部を周知のエッチング技術を使用して除去することにより作成できる。あるいは,絶縁基板に導電ペイントにより図示されるような銅のパターンを印刷することにより作成することもできる。
伝送線16が絶縁基板10の裏面に印刷により設けられる。伝送線16の材料は銅であり,厚さは0.018mmである。例えば銅を含む導電性塗料を印刷することにより形成する。なお,絶縁基板の材料はテフロン以外にFR−4等その他,様々な材料が使用でき,所定のアンテナ特性を得るために,その比誘電率,損失係数tanδ等のパラメータ,基板の厚さ,サイズ等に応じてスロットのサイズ等が決められる。
金属層10の延在部151の下端付近で,y軸上にスルーホール15の中心があり,その内壁に銅の層が形成され,金属層11と伝送線16を電気的に接続する。アンテナエレメント(金属層11)およびスロット12のサイズは図3に示すとおりである。
図4は本発明の実施の形態4であって,図3に示す本発明の実施の形態3におけるスルーホールおよび伝送線のサイズの実施例を示す。伝送線16は絶縁基板10の裏面に設けられるものである。図3のスロットの延在部151の先端部に対応するスロットの下端部分(A−A’の線)が図4の伝送線16の辺A−A’が絶縁基板10の上下で一致するように備えられる。
図4において,伝送線16は,T型伝送線であって,信号電力をスルーホールを介してて金属層11に伝送する。T型の横長部分は50Ωでインピーダンス整合をとり,同軸ケーブルに接続される。T型の縦長部分は絶縁基板10の上部の金属層11とインピーダンス整合をとる。伝送線16はスルーホール15を介して金属層10に接続され,スルーホールの内壁は金属層11および伝送線16と同じ材料の銅で被覆され,厚さも金属層11および伝送線16と同じである。スルーホールの内部は絶縁体153で埋められ,絶縁体153の材料は絶縁基板10と同じテフロンである。但し,絶縁基板10と異なっていても差しつかえない。また,金属層11,伝送線16,スルーホールの導電膜の材料,厚さ等は互いに異なっていても良い。
図5〜図15に本願発明の実施の形態3および4の実施例におけるアンテナの各種特性を示す。実施の形態3(図3)の金属層,絶縁基板,スロットの各サイズおよび実施の形態4(図4)のスルーホールおよび伝送線のサイズの場合のアンテナ特性を示す。本発明のアンテナのシミュレーションは,シミュレーションソフトウェアであるAnsoft DesignerおよびHFSS(High Frequency Structure Simulator)で得られたものであり,両者において,ほぼ一致し,信頼性があるものであることが確認されている。
図5は本発明のスロットアンテナのVSWRの周波数特性であって,周波数範囲3.5−10.6GHzの範囲で2.5より小さいVSWR(定在波比)をもつことが示されている。
図6は本発明のスロットアンテナのリターンロスの周波数特性であって,全周波数範囲でリターンロスレベルを−7dB以下に抑制できる。
図7は本発明のスロットアンテナの利得の周波数特性であって,アンテナは全周波数範囲で利得は4dBi以上得られる。
図8〜図14は本発明のスロットアンテナのφ=0°,φ=90°の放射特性を示す。各図において実線はφ=0°,点線はφ=90°の場合をそれぞれ示す。図8は周波数が4GHz,図9は周波数が5GHz,図10は周波数が6GHz,図11は周波数が7GHz,図12は周波数が8GHz,図13は周波数が9GHz,図14は周波数が10GHzの場合を示す。
各周波数において,放射パターンはほとんど一様であることが示され,本発明のスロットアンテナが周波数が超広帯域で高いデータレートをもつUWB無線通信システムにおいて有効に利用できることが示されている。
図15は,図3,4により構成される本発明のスロットアンテナの三次元の放射パターンを示す。放射パターンは三次元において一様であり,UWB無線通信システムに有効であることが示されている。座標軸の原点および方向は図3に示すものである。z軸は原点を通ってxy面に垂直な方向である。
本発明のUWBシステムで使用できる超広帯域ボータイ型スロットアンテナは,2.5より小さいVSWRが全周波数域の70%以上で達成できる。全周波数範囲での利得は4dBi以上得られる。また,アンテナのリターンロスは全周波数範囲で約−7dB以下に抑制される。放射パターンは全方向でほぼ一様である。これから,本発明のボータイ型スロットアンテナの特性が良いことが示されている。また,本発明の超広帯域UWBのボータイ型スロットアンテナは,上記のようにUWBの超広帯域の周波数帯域で特性がすぐれているだけでなく,簡単な構成であり,軽量,小型サイズなので携帯型のUWBの無線通信機器に有効に利用できる。
本発明の実施の形態1を示す図である。 本発明の実施の形態2を示す図であって,スルーホールを示す図である。 本発明の実施の形態3を示す図である。 本発明の実施の形態4を示す図であって,スルーホールおよび伝送線を示す図である。 本発明のスロットアンテナのVSWRの周波数特性を示す図である。 本発明のスロットアンテナのリターンロスの周波数特性を示す図である。 本発明のスロットアンテナの利得の周波数特性を示す図である。 本発明のスロットアンテナの周波数4GHzの放射特性を示す図である。 本発明のスロットアンテナの周波数5GHzの放射特性を示す図である。 本発明のスロットアンテナの周波数6GHzの放射特性を示す図である。 本発明のスロットアンテナの周波数7GHzの放射特性を示す図である。 本発明のスロットアンテナの周波数8GHzの放射特性を示す図である。 本発明のスロットアンテナの周波数9GHzの放射特性を示す図である。 本発明のスロットアンテナの周波数10GHzの放射特性を示す図である。 本発明のスロットアンテナの周波数6.8GHzにおける放射特性の三次元図である。 従来の技術を示す図である。
符号の説明
10:絶縁基板
11:金属層
12:スロット
14:切り欠き部
15:スルーホール
151:延在部
16:伝送線

Claims (7)

  1. 絶縁基板と,絶縁基板の上面に設けられた金属層と,該金属層に設けられたスロットと,該金属層に接続された伝送線とを備えたスロットアンテナにおいて,スロットの形状は左右対称であり,該対称線をy軸とし,該y軸上の一点を原点とし,該原点を通るy軸に垂直な直線をx軸とし,該スロットのy軸方向の幅はxの絶対値が大きくなるに従って大きくなるボータイ形状であることを特徴とするボータイ型スロットアンテナ。
  2. 該金属層は,左右対称のボータイ型のスロットの左右対称の対称線上でスロットの内部に延在する延在部を備え,該延在部に前記伝送線が接続されることを特徴とする請求項1に記載のボータイ型スロットアンテナ。
  3. 左右対称のボータイ型のスロットの該延在部に隣接する部分の形状は,該延在部の端部に向かうに従って幅が狭くなるものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のボータイ型スロットアンテナ。
  4. 前記絶縁基板はスルーホールを備え,前記伝送線は前記絶縁基板の裏面に設けられ, 該スルーホールの内面に設けた導電層,もしくはスルーホールに埋め込まれた導電体により前記伝送線と前記金属層とが接続されるものであることを特徴とする請求項1,2又は3に記載のボータイ型スロットアンテナ。
  5. 前記ボータイ型のスロットのy軸に平行な辺の上下の端部にx軸に平行な切り欠き部を備えることを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載のボータイ型スロットアンテナ。
  6. 前記金属層,前記伝送線,および前記スルーホールの導電層はそれぞれ銅,銀,白金,金もしくはアルミニュームのいずれか一つであることを特徴とする請求項1,2,3,4又は5に記載のボータイ型スロットアンテナ。
  7. 絶縁基板の材料はテフロン,FR−4もしくはシリコンのいずれか一つであることを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6に記載のボータイ型スロットアンテナ。
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