[go: up one dir, main page]

JP2005234773A - ドライバ状態推定装置及び警報制御装置 - Google Patents

ドライバ状態推定装置及び警報制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005234773A
JP2005234773A JP2004041426A JP2004041426A JP2005234773A JP 2005234773 A JP2005234773 A JP 2005234773A JP 2004041426 A JP2004041426 A JP 2004041426A JP 2004041426 A JP2004041426 A JP 2004041426A JP 2005234773 A JP2005234773 A JP 2005234773A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alarm
driver
dependency
control
degree
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004041426A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4356473B2 (ja
Inventor
Keiichi Yamada
啓一 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Central R&D Labs Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Central R&D Labs Inc filed Critical Toyota Central R&D Labs Inc
Priority to JP2004041426A priority Critical patent/JP4356473B2/ja
Publication of JP2005234773A publication Critical patent/JP2005234773A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4356473B2 publication Critical patent/JP4356473B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Emergency Alarm Devices (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】 警報装置に対する依存度を低減させることのできるドライバ状態推定装置及び警報制御装置を得る。
【解決手段】 回避操作検出部22により、運転操作センサ20からの出力信号に基づいてドライバの危険状態に対する全回避操作の頻度を示す信号Bを生成し、依存度推定制御部24により、ドライバが警報部18による警報に対応して行う危険状態に対する回避操作の頻度の、前記信号Bにより示される全回避操作の頻度に対する割合に基づいて、ドライバの前記警報に依存した運転行動をとる度合いを示す警報依存度を推定する。依存度推定制御部24は、更に、推定した警報依存度に応じて制御信号CNT1により警報の発生状態に関する制御を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ドライバ状態推定装置及び警報制御装置に係り、より詳しくは、走行中の車両において危険状態が検出された際に当該車両のドライバ(運転手)に対して警報を発生する警報装置が設けられた車両で用いられるドライバ状態推定装置及び前記警報装置で用いられる警報制御装置に関する。
従来、車両の前方に存在する車両等の障害物や歩行者等を検出して警報を行う警報装置があった。なお、ここでいう「警報」には、直ちに対応しなければならない警報の他、当該警報よりも若干の時間的な余裕がある注意喚起のための報知も含まれる。
この種の技術では、一例として図16に示すように、レーザレーダやテレビカメラ等に代表される走行環境センサ52により得られた情報に基づいて車両前方における障害物や歩行者等の警告を発生すべき物体の存在の有無を物体認識部54にて認識し、当該物体が存在する場合に当該物体までの距離等に応じて警報を発生すべきか否かを判定部56により判定して、警報を発生すべきと判定した場合に警報部58により警報を発生するようにしているものが多く、この種の技術としては次に示すものがあった。
まず、歩行者の存在を早めに運転手に知らせるようにすることを目的として、車両の前方に存在する被検出物体を検出し、検出した被検出物体の相対位置を計測して、当該相対位置に基づいて上記被検出物体が人であるか障害物であるかを判断し、人であると判断したときに障害物であると判断したときよりも遠い位置から警報を発生させる技術があった(例えば、特許文献1参照。)。
また、車両前方の歩行者を検出して警報を発生する装置の信頼性を向上させると共に走行の安全性を向上させることを目的として、車両前方の風景を可視光カメラで撮像すると共に、当該風景を前方対象物から放射される赤外線を用いて赤外線カメラで撮像しておき、可視光映像信号を所定の基準値と比較して2値化すると共に、赤外線映像信号を所定の基準値と比較して2値化し、各々2値化された2値化信号の差分値を演算して、当該差分演算結果の出力パターンと予め設定してある歩行者パターンとの相関が所定の充足率を超えているときに歩行者として判別し、歩行者が判別されたときに警報を発生する技術もあった(例えば、特許文献2参照。)。
更に、この種の技術として、道路側に設置したセンサによって車両前方の歩行者や自動車等の存在を検出してドライバに警報を発生する技術や、ナビゲーション・システムにより得られた自車の位置情報に基づいて車両前方の道路状況における危険性を予測し、当該危険性が高い場合にドライバに警報する技術もあった。
特開平8−313632号公報 特開平11−215487号公報
しかしながら、これらの技術等による警報装置は、本来、運転者により全面的に依存された状態で障害物や歩行者等を回避するために利用されるべきものではなく、運転者の潜在的な反射能力等により障害物や歩行者等を回避する際の補助的なものとして利用されるべきものである。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、警報装置に対する依存度を低減させることのできるドライバ状態推定装置及び警報制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載のドライバ状態推定装置は、走行中の車両において危険状態が検出された際に当該車両のドライバに対して警報を発生する警報装置が設けられた車両で用いられるドライバ状態推定装置であって、前記ドライバが前記警報に対応して行う前記危険状態に対する回避操作の頻度の、当該回避操作に前記危険状態以外の状態に対応して行う回避操作を含めた全回避操作の頻度に対する割合に基づいて、前記ドライバの前記警報に依存した運転行動をとる度合いを示す警報依存度を推定する警報依存度推定手段を備えている。
請求項1記載のドライバ状態推定装置によれば、警報依存度推定手段により、ドライバが警報装置による警報に対応して行う危険状態に対する回避操作の頻度の、当該回避操作に前記危険状態以外の状態に対応して行う回避操作を含めた全回避操作の頻度に対する割合に基づいて、前記ドライバの前記警報に依存した運転行動をとる度合いを示す警報依存度が推定される。
このようにして推定された警報依存度は、実際のドライバによる警報装置に対する依存の度合いを高精度に表すものとなるため、当該警報依存度に応じて、ドライバに対して警報装置に必要以上に依存した運転行動をとらないことを喚起させるための処理を行うことにより、警報装置に対する依存度を低減させることができる。
このように、請求項1記載のドライバ状態推定装置によれば、ドライバが警報装置による警報に対応して行う危険状態に対する回避操作の頻度の、当該回避操作に前記危険状態以外の状態に対応して行う回避操作を含めた全回避操作の頻度に対する割合に基づいて、前記ドライバの前記警報に依存した運転行動をとる度合いを示す警報依存度を推定しているので、推定された警報依存度に応じて、ドライバに対して警報装置に必要以上に依存した運転行動をとらないことを喚起させるための処理を行うことにより、警報装置に対する依存度を低減させることができる。
なお、ドライバに対して警報装置に必要以上に依存した運転行動をとらないことを喚起させるために、本発明は、請求項2に記載の発明のように、前記警報依存度に応じて前記警報装置による警報の発生状態に関する制御を行う警報制御手段を更に備えることが好ましい。これにより、ドライバは、警報装置による警報に対する自己の依存状態を特に意識することなく、警報装置に対する依存度を低減させることができる。
特に、請求項2に記載の発明の前記警報制御手段は、請求項3に記載の発明のように、前記警報依存度が大きくなるほど前記警報装置における警報を発生するか否かを切り分ける閾値を当該警報を発生しない側に大きくなるように設定する制御、前記警報依存度が大きくなるほど前記警報装置による欠報率を高くする制御、前記警報依存度が所定値以上であるときに前記警報装置による警報を停止させる制御、前記警報依存度が大きくなるほど前記警報装置による警報のタイミングを遅延させる制御、の少なくとも1つの制御を行うことが好ましい。これらの制御は、何れも従来の警報装置に対する簡易な制御によって実現することができるので、警報装置に対する依存度を簡易に低減させることができる。
また、本発明は、請求項4に記載の発明のように、前記警報依存度に応じた情報を前記ドライバに対して提示する警報依存度提示手段を更に備えることが好ましい。これにより、ドライバは自己の警報装置に対する依存の程度を受動的に把握することができ、より効果的に警報装置に対する依存度を低減させることができる。
特に、請求項4に記載の発明の前記警報依存度提示手段は、請求項5に記載の発明のように、前記警報依存度が所定値以上である場合に、警報に対して必要以上に依存しないことを指示するための警告をドライバに対して提示することが好ましい。これにより、ドライバに対して、警報装置に必要以上に依存した運転行動をとらないことを効果的に喚起させることができる。
一方、上記目的を達成するために、請求項6記載の警報制御装置は、走行中の車両において危険状態が検出された際に当該車両のドライバに対して警報を発生する警報装置で用いられる警報制御装置であって、前記ドライバの前記警報に依存した運転行動をとる度合いを示す警報依存度を推定する警報依存度推定手段と、前記警報依存度に応じて前記警報装置による警報のタイミングを遅延させる制御を行うタイミング制御手段と、を備えている。
請求項6記載の警報制御装置によれば、ドライバの警報装置による警報に依存した運転行動をとる度合いを示す警報依存度が警報依存度推定手段によって推定され、当該警報依存度に応じて前記警報装置による警報のタイミングを遅延させる制御がタイミング制御手段によって行われる。
これにより、警報装置による警報に対応して行う回避操作の割合が抑制され、この結果として、警報装置に対する依存度を低減させることができる。
このように、請求項6記載の警報制御装置によれば、ドライバの警報装置による警報に依存した運転行動をとる度合いを示す警報依存度を推定し、当該警報依存度に応じて前記警報装置による警報のタイミングを遅延させているので、警報装置に対する依存度を低減させることができる。
なお、請求項6に記載の発明の前記タイミング制御手段は、請求項7に記載の発明のように、前記警報依存度が所定値以上であるときに前記警報装置による警報のタイミングを所定期間だけ遅延させる制御を行うことが好ましい。この制御は、従来の警報装置に対する簡易な制御によって実現することができるので、警報装置に対する依存度を簡易に低減させることができる。
本発明に係るドライバ状態推定装置によれば、ドライバが警報装置による警報に対応して行う危険状態に対する回避操作の頻度の、当該回避操作に前記危険状態以外の状態に対応して行う回避操作を含めた全回避操作の頻度に対する割合に基づいて、前記ドライバの前記警報に依存した運転行動をとる度合いを示す警報依存度を推定しているので、推定された警報依存度に応じて、ドライバに対して警報装置に必要以上に依存した運転行動をとらないことを喚起させるための処理を行うことにより、警報装置に対する依存度を低減させることができる、という効果が得られる。
また、本発明に係る警報制御装置によれば、ドライバの警報装置による警報に依存した運転行動をとる度合いを示す警報依存度を推定し、当該警報依存度に応じて前記警報装置による警報のタイミングを遅延させているので、警報装置に対する依存度を低減させることができる、という効果が得られる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
〔第1の実施の形態〕
まず、図1を参照して、本発明が適用された本実施の形態に係る車載用の警報システム10Aの構成を説明する。
同図に示すように、警報システム10Aは、レーザレーダやテレビカメラ等に代表される走行環境センサ12と、当該走行環境センサ12により得られた情報(本実施の形態では画像情報)に基づいて車両前方における障害物や歩行者等の警告を発生すべき物体の存在の有無を認識する物体認識部14と、当該物体認識部14により上記物体が存在すると判定された場合に当該物体までの距離等に応じて警報を発生すべきか否かを判定すると共に、警報を発生すべきと判定した場合に警報を発生させるための後述する信号Aを生成する判定部16と、当該判定部16によって生成された信号Aに応動して警報を発生する警報部18と、を備えている。
以上の各構成要素は、図16を参照して説明した従来の警報装置とほぼ同様のものであるが、判定部16のみが後述する依存度推定制御部24からの制御信号CNT1によって制御可能に構成されている点のみが従来技術のものと異なっている。
なお、本実施の形態では、警報部18として警報を発生する際に鳴動されるブザーが適用されているが、当該警報の内容を表示するディスプレイ装置や、警報を発生する際に点滅や点灯等が行われるランプ等、警報を発生することができるものであれば如何なるものでも適用することができる。
一方、本実施の形態に係る警報システム10Aは、搭載された車両のハンドル操作時における舵角の変化量を検出するための舵角センサ、当該車両のアクセルの踏み込みを止めた操作を検出するためのアクセル・センサ、当該車両のブレーキを踏み込んだ操作を検出するためのブレーキ・センサ等のドライバによる運転操作の状態を検出するための運転操作センサ20に電気的に接続されると共に、運転操作センサ20による検知結果に基づいてドライバによる車両周辺の物体の存在に応じた回避操作を検出する回避操作検出部22を更に備えている。なお、ここでいう「回避操作」には、障害物や歩行者等に対する回避操作のみでなく、例えば、交差点で徐行するための減速や、赤信号や一時停止等による停止等の、ドライバが警報部18による警報に依らずに行う回避制動の操作も含まれる。
また、警報システム10Aは、回避操作検出部22及び判定部16に接続され、当該回避操作検出部22による回避操作の検出結果と、判定部16により生成された信号Aとに基づいてドライバが警報部18による警報に依存した運転行動をとる度合いを示す警報依存度Xを推定し、推定した警報依存度Xに応じて判定部16の作動を制御するための制御信号CNT1を生成すると共に、上記警報依存度Xに応じた情報をドライバに提示するための制御信号CNT2を生成する依存度推定制御部24と、当該依存度推定制御部24に接続され、依存度推定制御部24により生成された制御信号CNT2に応じた情報をドライバに提示する状態提示部26と、を更に備えている。
なお、本実施の形態では、状態提示部26として制御信号CNT2に応じた情報を表示するディスプレイ装置が適用されているが、当該情報として警報部18による警報に必要以上に依存していることを警告する目的で鳴動されるブザーや、同様の目的で点滅・点灯等されるランプ等、警報依存度Xに応じた情報をドライバに提示することができるものであれば如何なるものでも適用することができる。
図2には、判定部16から出力される信号A、回避操作検出部22から出力される信号B、依存度推定制御部24の内部で生成される信号C及び信号Dが示されている。
信号Aは、前述したように、判定部16において警報を発生すべきと判定した場合に当該判定部16により生成される、警報部18に対して警報を発生させるための信号である。本実施の形態では、信号Aとして、ブザーにより構成された警報部18を所定期間(ここでは、1.0秒)だけ鳴動させることのできる、当該所定期間に対応する幅のパルスが生成される。なお、本実施の形態に係る判定部16は、依存度推定制御部24から入力された制御信号CNT1に応じて、信号Aを出力するか否かを切り分ける閾値TH(本発明の「閾値」に相当し、以下、「警報発動閾値TH」という。)が設定可能に構成されている。
また、信号Bは、回避操作検出部22において上述した回避操作を検出するたびに所定幅(ここでは、1.0秒に対応する幅)のパルスが発生される信号である。
一方、信号Cは、信号Aの立ち上がり時間を所定時間(本実施の形態では、警報部18により警報を発生した時点から当該警報に対応した回避操作が開始されると想定されるまでの最小時間を適用しており、ここでは0.3秒を適用。)だけ遅延すると共に、立ち下がり時間を所定時間(本実施の形態では、警報部18により警報を発生した時点から当該警報に対応した回避操作が開始されると想定されるまでの最大時間を適用しており、ここでは2.0秒を適用。)だけ遅延するように信号Aを変形した信号である。
更に、信号Dは、ドライバによる回避操作の開始タイミングを示す信号Bの立ち上がりエッジと信号Cとの論理積として得られた信号である。
すなわち、信号Cは、警報部18から警報が発生された際の、当該警報に対応する回避操作が行われ得る期間だけハイ・レベルとされる信号であり、信号Bの立ち上がりエッジとの論理積をとることにより、ドライバによる全ての回避操作から警報部18による警報に応じた回避操作のみを抽出するための信号である。
次に、図3を参照して、本実施の形態に係る警報システム10Aの作用を説明する。なお、図3は、所定期間毎(本実施の形態では、5分毎)に依存度推定制御部24において実行される警報依存対応処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。
まず、同図のステップ100では、信号Bのパルス数NB及び信号Dのパルス数NDの計数を開始し、次のステップ102では、所定期間(本実施の形態では、10分間)の経過待ちを行う。
次のステップ104では、パルス数NB及びパルス数NDの計数を停止し、次のステップ106では、次の(1)式により警報依存度Xを算出する。
Figure 2005234773
上記(1)式に示すように、警報依存度Xは、ドライバが警報部18による警報に対応して行う回避操作の頻度の、全ての回避操作の頻度に対する割合として得られる値である。
具体的には、一例として図4(A)に示すように、上記所定期間(10分間)内に警報部18により発生された警報のみに対応して2回の回避操作(減速操作)が行われた場合には、警報依存度Xは1(=2/2)となる。
これに対し、一例として図4(B)に示すように、上記所定期間内に警報部18により発生された警報のみに対応して2回の回避操作が行われ、かつそれ以外の信号機の動作状態等に応じた回避操作が3回行われた場合には、警報依存度Xは0.4(=2/(2+3))となる。
次のステップ108では過依存対応処理ルーチンプログラムを実行する。ここで、図5を参照して、当該過依存対応処理ルーチンプログラムについて説明する。
まず、ステップ200では、警報依存度Xの値が大きくなるほど大きな値となるように警報発動閾値THを導出し、次のステップ202では、上記ステップ200において導出した警報発動閾値THを判定部16に設定するための制御信号CNT1を生成して判定部16に出力する。これにより、判定部16では警報発動閾値THが設定され、これ以降、当該警報発動閾値THを用いて警報部18による警報を発生させるか否かを判定する。この結果、警報依存度Xの値が大きくなるほど警報部18による警報の発生頻度が低くなる。
次のステップ204では、警報依存度Xの値に応じて状態提示部26により提示すべき情報を示す提示画面を構成する画面情報を作成し、次のステップ206にて、作成した画面情報を制御信号CNT2と共に状態提示部26に出力する。なお、本実施の形態では、当該提示情報として、「警報装置に対する依存度が0.6から0.8に上昇しました。警報装置には必要以上に依存しないようにご注意下さい。」というメッセージを示す情報を適用している。従って、上記ステップ206の処理により、当該メッセージが状態提示部26によって表示される。
上記ステップ206の処理が終了すると過依存対応処理ルーチンプログラムが終了して警報依存対応処理プログラムを終了する。
以上詳細に説明したように、本実施の形態では、ドライバが警報に対応して行う危険状態に対する回避操作の頻度の、当該回避操作に前記危険状態以外の状態に対応して行う回避操作を含めた全回避操作の頻度に対する割合に基づいて、前記ドライバの前記警報に依存した運転行動をとる度合いを示す警報依存度を推定しているので、推定された警報依存度に応じて、ドライバに対して警報装置に対する必要以上に依存した運転行動をとらないことを喚起させるための処理を行うことにより、警報装置に対する依存度を低減させることができる。
特に、本実施の形態では、前記警報依存度に応じて警報の発生状態に関する制御を行っているので、ドライバは、当該警報に対する自己の依存状態を特に意識することなく、警報装置に対する依存度を低減させることができる。
ここで、本実施の形態では、警報依存度が大きくなるほど警報を発生するか否かを切り分ける閾値(警報発動閾値TH)を当該警報を発生しない側に大きくなるように設定する制御を行っており、この制御は、従来の警報装置に対する簡易な制御によって実現することができるので、警報装置に対する依存度を簡易に低減させることができる。
更に、本実施の形態では、警報依存度に応じた情報をドライバに対して状態提示部26により提示しているので、ドライバは自己の警報装置に対する依存の程度を受動的に把握することができ、より効果的に警報装置に対する依存度を低減させることができる。
なお、本実施の形態では、警報依存度Xに応じた判定部16に対する制御として、警報発動閾値THを変更する制御を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、警報依存度Xの値に応じて警報部18による警報の欠報率を変更するように制御する形態や、警報依存度Xの値に応じて警報部18による警報を停止させるように制御する形態とすることもできる。
警報依存度Xの値に応じて欠報率を変更させる場合には、判定部16を、依存度推定制御部24から入力された制御信号CNT1に応じて、信号Aを出力する頻度を示す欠報率Rを設定可能に構成すると共に、図5に示した過依存対応処理ルーチンプログラムに代えて、一例として図6に示すような過依存対応処理ルーチンプログラムを実行する。
この場合、まず、ステップ300において警報依存度Xの値が大きくなるほど大きな値となるように欠報率Rを導出し、次のステップ302にて、導出した欠報率Rを判定部16に設定するための制御信号CNT1を生成して判定部16に出力した後、本過依存対応処理ルーチンプログラムを終了する。これにより、判定部16では欠報率Rが設定され、これ以降、当該欠報率Rに応じた頻度で警報部18による警報が発生される。この結果、警報依存度Xの値が大きくなるほど警報部18による警報の発生頻度が低くなる。
一方、警報依存度Xの値に応じて警報部18による警報を停止させる場合には、判定部16を、依存度推定制御部24から入力された制御信号CNT1に応じて、信号Aを出力するか否かの切り換えを可能に構成すると共に、図5に示した過依存対応処理ルーチンプログラムに代えて、一例として図7に示すような過依存対応処理ルーチンプログラムを実行する。
この場合、まず、ステップ400において警報依存度Xが所定度合い(例えば、0.5)以上であるか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ402に移行して判定部16に信号Aを出力しないように設定するための制御信号CNT1を出力する。これにより、警報部18による警報が停止される。
次のステップ404では、警報依存度Xの値に応じて状態提示部26により提示すべき情報を示す提示画面を構成する画面情報を作成し、次のステップ406にて、作成した画面情報を制御信号CNT2と共に状態提示部26に出力した後、本過依存対応処理ルーチンプログラムを終了する。なお、ここでは、当該提示情報として、「警報装置に対する依存度が必要以上に高いため、警報装置による警報を停止致します。警報装置には必要以上に依存しないようにして下さい。」等のメッセージを示す情報を適用する。これによって、上記ステップ406の処理により、当該メッセージが状態提示部26によって表示される。
一方、上記ステップ400において否定判定となった場合はステップ408に移行し、判定部16に信号Aの出力を許可するように設定するための制御信号CNT1を出力し、その後に本過依存対応処理ルーチンプログラムを終了する。上記ステップ408の処理により、これ以降、警報部18による警報が通常と同様に行われることになる。
これらの場合も、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。また、特に、図7に示した過依存対応処理ルーチンプログラムでは、警報依存度が所定値以上である場合に、警報に対して必要以上に依存しないことを指示するための警告をドライバに対して提示しているので、ドライバに対して、警報装置に必要以上に依存した運転行動をとらないことを効果的に喚起させることができる。
更に、図5〜図7に示した過依存対応処理ルーチンプログラムによる処理のうちの複数を適宜組み合わせて適用することもできることは言うまでもない。
また、本実施の形態では、警報依存対応処理プログラム(図3参照。)においてパルス数NB及びパルス数NDの計数を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、警報依存対応処理プログラムとは別にパルス数NB及びパルス数NDの計数を行うものとし、警報依存対応処理プログラムの実行時から所定期間(例えば、10分間)過去に遡ったパルス数NB及びパルス数NDを用いて(1)式により警報依存度Xを算出する形態とすることもできる。この場合も、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
〔第2の実施の形態〕
本第2の実施の形態では、推定した警報依存度Xに応じて警報部18による警報の発生を遅延させる場合の形態例について説明する。
まず、図8を参照して、本第2の実施の形態に係る警報システム10Bの構成を説明する。なお、図8における図1と同様の構成要素には図1と同一の符号を付して、その説明を省略する。
同図に示すように、本第2の実施の形態に係る警報システム10Bは、設定された遅延期間TDだけ判定部16から出力された信号Aを遅延させるタイミング制御部17を新たに判定部16と警報部18の間に介在させた点と、依存度推定制御部24による制御信号CNT1の出力先をタイミング制御部17としている点のみが上記第1の実施の形態に係る警報システム10Aと異なっている。
次に、本実施の形態に係る警報システム10Bの作用を説明する。なお、警報システム10Bにおいても、警報システム10Aと同様に、依存度推定制御部24により図3に示される警報依存対応処理プログラムが実行されるが、当該プログラムのステップ108において実行される過依存対応処理ルーチンプログラムのみが警報システム10Aで実行されるものと異なるため、以下、図9を参照して、本実施の形態に係る過依存対応処理ルーチンプログラムについて説明する。なお、図9における図5と同様の処理を行うステップについては図5と同一のステップ番号を付して、その説明を省略する。
まず、ステップ200Bでは、警報依存度Xの値が大きくなるほど大きな値となるように遅延期間TDを導出する。なお、本実施の形態では当該遅延期間TDを、一例として図10に示すように、警報部18により警報を発生させるタイミングを、ドライバが視認によって回避操作を行うようになるタイミングとする期間を上限として導出する。これにより、信号Aの遅延に起因する安全性の低下を防止することができる。そして、警報依存度が高いときには、警報発生タイミングが、ドライバが対象物を視認によって回避するようになるタイミング近くまで遅らされるので、警報に対応して行う回避操作の割合が抑制され、警報装置に対する依存度を低減させることができる。
次のステップ202Bでは、上記ステップ200Bにおいて導出した遅延期間TDをタイミング制御部17に設定するための制御信号CNT1を生成してタイミング制御部17に出力する。これにより、タイミング制御部17では遅延期間TDが設定され、これ以降、一例として図11に示されるように、判定部16から入力された信号Aを遅延期間TDだけ遅延させて出力する。この結果、警報依存度Xの値が大きくなるほど警報部18による警報の発生タイミングが遅くなる。
以上詳細に説明したように、本実施の形態では、上記第1の実施の形態とほぼ同様の効果を奏することができると共に、推定した警報依存度に応じて警報のタイミングを遅延させているので、警報装置による警報に対応して行う回避操作の割合を抑制することができ、この結果として警報装置に対する依存度を低減させることができる。
〔第3の実施の形態〕
本第3の実施の形態では、上記第1、第2の実施の形態で行っていた回避操作検出部22による回避操作の検出を簡略化させた場合の形態例について説明する。
まず、図12を参照して、本第3の実施の形態に係る警報システム10Cの構成を説明する。なお、図12における図8と同様の構成要素には図8と同一の符号を付して、その説明を省略する。
同図に示すように、本第3の実施の形態に係る警報システム10Cは、運転操作センサ20に代えて当該警報システム10Cが搭載されている車両の車体速度を検出するための速度センサ30が設けられている点、当該車両が走行する可能性の高い地域の各道路位置における基準走行速度(その位置における統計的な標準速度)を予め記憶した基準速度記憶部32を新たに設けた点、回避操作検出部22を除いた点、及び依存度推定制御部24に代えて依存度推定制御部24Bを設けた点が上記第2の実施の形態に係る警報システム10Bと異なっている。
本実施の形態に係る依存度推定制御部24Bには速度センサ30、基準速度記憶部32及びナビゲーション・システム(図示省略)が接続されており、依存度推定制御部24Bは、速度センサ30により検出された車体速度と、基準速度記憶部32に記憶されている基準走行速度と、上記ナビゲーション・システムから入力された自車の位置情報に基づいて警報依存度Xを推定し、推定した警報依存度Xに応じてタイミング制御部17に遅延期間を設定するための制御信号CNT1を生成すると共に、上記警報依存度Xに応じた情報をドライバに提示するための制御信号CNT2を生成する。
次に、図13を参照して、本実施の形態に係る警報システム10Cの作用を説明する。なお、図13は、所定期間毎(本実施の形態では、20分毎)に依存度推定制御部24Bにおいて実行される警報依存対応処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。
まず、同図のステップ500では、上記ナビゲーション・システムから得られる自車の位置に対応する基準走行速度SKを基準速度記憶部32から読み出し、次のステップ502では、速度センサ30からの出力信号に基づいて自車の走行速度SJ(ここでは、所定期間(一例として1分間)における車体速度の平均値)を検出する。
次のステップ504では、次の(2)式により警報依存度Xを算出する。
Figure 2005234773
なお、上記(2)式によって得られた値が1を超えた場合は1を、0未満であった場合は0を、警報依存度Xとして設定する。
上記(2)式に示すように、本実施の形態に係る警報依存度Xは、自車の走行速度の基準走行速度に対する割合として得られる値である。すなわち、本実施の形態では、自車の走行速度が基準走行速度を上まわったときには、警報部18による警報に対する必要以上の依存に起因している可能性が高いものと見なして警報依存度Xを推定している。
次のステップ506では、図14に示す過依存対応処理ルーチンプログラムを実行する。
まず、ステップ600において警報依存度Xが所定度合い(例えば、0.3)以上であるか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ602に移行してタイミング制御部17に対して所定期間だけ信号Aを遅延させるように設定するための制御信号CNT1を出力する。これにより、タイミング制御部17では上記所定期間の遅延期間が設定され、これ以降、判定部16から入力された信号Aを当該遅延期間だけ遅延させて出力する。この結果、警報依存度Xの値が所定度合い以上であるときは警報部18による警報の発生タイミングが所定期間だけ遅くなる。
なお、本実施の形態では当該所定期間を、一例として図10に示したように、警報部18により警報を発生させるタイミングを、ドライバが視認によって回避操作を行うようになるタイミングとする期間を上限としている。これにより、信号Aの遅延に起因する安全性の低下を防止することができる。そして、警報依存度が高いときには、警報発生タイミングが、ドライバが対象物を視認によって回避するようになるタイミング近くまで遅らされるので、警報に対応して行う回避操作の割合が抑制され、警報装置に対する依存度を低減させることができる。
次のステップ604では、警報依存度Xの値に応じて状態提示部26により提示すべき情報を示す提示画面を構成する画面情報を作成し、次のステップ606にて、作成した画面情報を制御信号CNT2と共に状態提示部26に出力した後、本過依存対応処理ルーチンプログラムを終了する。なお、ここでは、当該提示情報として、「警報装置に対する依存度が必要以上に高いため、警報装置による警報を遅延致します。警報装置には必要以上に依存しないようにして下さい。」等のメッセージを示す情報を適用する。これによって、上記ステップ606の処理により、当該メッセージが状態提示部26によって表示される。
一方、上記ステップ600において否定判定となった場合はステップ608に移行し、タイミング制御部17に対して信号Aの遅延動作を解除するように設定するための制御信号CNT1を出力し、その後に本過依存対応処理ルーチンプログラムを終了する。上記ステップ608の処理により、これ以降、警報部18による警報が遅延されることなく通常と同様に行われることになる。
以上詳細に説明したように、本実施の形態では、上記第2の実施の形態と同様の効果を奏することができると共に、警報依存度が所定値以上であるときに前記警報装置による警報のタイミングを所定期間だけ遅延させる制御を行っているので、警報装置に対する依存度を簡易に低減させることができる。
なお、上記第1、第2の実施の形態では、信号B、信号C及び信号Dを回避操作検出部22や依存度推定制御部24においてハードウェアにより生成し、これらの信号に基づいて警報依存度Xを導出する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、依存度推定制御部24において運転操作センサ20からの出力信号に基づいて、ドライバによる警報に対応した回避操作の頻度及び全回避操作の頻度をソフトウェアにより導出し、これに基づいて警報依存度Xを導出する形態とすることもできる。この場合は、回避操作検出部22を除くことができると共に、依存度推定制御部24の構成を簡略化することができ、コスト面で有利である。
また、上記第1、第2の実施の形態において、警報によらない回避操作が行われたとき、そのときの回避対象の視認性を車載されたセンサにより検出し、比較的視認性が高い(比較的遠くから見えるもの)と判定された場合には、当該回避操作を計数対象から除外するようにしてもよい。これによって警報依存度の推定精度を向上させることができる。
また、上記第3の実施の形態では、基準速度記憶部32に基準走行速度を予め記憶しておく場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、車両前方の道路状況を検出するためのセンサを設けておき、当該センサによって得られた道路状況に応じて基準走行速度を演算により逐次導出する形態とすることもできる。この場合は、基準速度記憶部32を除くことができ、コスト面で有利である。
また、上記第3の実施の形態では、一例として図15(A)に示すように、自車の走行速度が所定閾値以上である場合と他の場合とで警報の提示タイミングを2段階で切り換える場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、一例として図15(B)に示すように、警報の提示タイミングを上記所定閾値の前後で滑らかに変化させる形態とすることもできる。これによって、ドライバが警報システムの動作が急激に変化したと感じる違和感を低減することができる。
また、上記各実施の形態において、Adaptive Cruise ControlやIntelligent Speed Adaptation等の動作時等、自車の走行速度がドライバではなく機械によって制御されている場合には、ドライバの警報装置への必要以上の依存によって走行速度が高くなる可能性が低いと考えられるため、警報依存度とは無関係に通常通りに警報を発生する形態としてもよい。
その他、上記各実施の形態で説明した警報システム10A〜10Cの構成(図1、図8、図12参照。)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
例えば、上記各実施の形態では、本発明の警報制御手段を依存度推定制御部24に含めた場合について説明したが、判定部16やタイミング制御部17に含める形態とすることもできる。この場合、各実施の形態で説明した過依存対応処理ルーチンプログラムにおける状態提示部26による情報提示のための処理を除く処理とほぼ同様の処理を判定部16やタイミング制御部17にて実行することになる。この場合も、上記各実施の形態と同様の効果を奏することができる。
また、上記各実施の形態で示した各種処理の流れ(図3、図5〜図7、図9、図13、図14参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
例えば、上記第3の実施の形態に係る警報依存対応処理プログラム(図13参照。)に代えて、当該警報依存対応処理プログラムのステップ506において実行される過依存対応処理ルーチンプログラムを図9に示したものとする形態とすることもできる。
更に、上記各実施の形態で示した各種演算式((1)式、(2)式参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
第1の実施の形態に係る警報システム10Aの構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係る警報システム10Aにおける主要信号の状態を示すタイムチャートである。 第1、第2の実施の形態に係る警報依存対応処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第1、第2の実施の形態に係る警報依存度Xの具体的な算出事例を示す概略図である。 第1の実施の形態に係る過依存対応処理ルーチンプログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る他の過依存対応処理ルーチンプログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る他の過依存対応処理ルーチンプログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る警報システム10Bの構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態に係る過依存対応処理ルーチンプログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る警報システム10Bにおいて信号Aを遅延させる期間の説明に供する概略図である。 第2の実施の形態に係る警報システム10Bにおける主要信号の状態を示すタイムチャートである。 第3の実施の形態に係る警報システム10Cの構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態に係る警報依存対応処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係る過依存対応処理ルーチンプログラムの処理の流れを示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係る警報システムの変形例の説明に供する概略図である。 従来の警報装置の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
10A、10B、10C 警報システム
12 走行環境センサ
14 物体認識部
16 判定部
17 タイミング制御部(タイミング制御手段)
18 警報部
20 運転操作センサ
22 回避操作検出部
24、24B 依存度推定制御部(警報依存度推定手段、警報制御手段)
26 状態提示部(警報依存度提示手段)
30 速度センサ
32 基準速度記憶部

Claims (7)

  1. 走行中の車両において危険状態が検出された際に当該車両のドライバに対して警報を発生する警報装置が設けられた車両で用いられるドライバ状態推定装置であって、
    前記ドライバが前記警報に対応して行う前記危険状態に対する回避操作の頻度の、当該回避操作に前記危険状態以外の状態に対応して行う回避操作を含めた全回避操作の頻度に対する割合に基づいて、前記ドライバの前記警報に依存した運転行動をとる度合いを示す警報依存度を推定する警報依存度推定手段
    を備えたドライバ状態推定装置。
  2. 前記警報依存度に応じて前記警報装置による警報の発生状態に関する制御を行う警報制御手段
    を更に備えた請求項1記載のドライバ状態推定装置。
  3. 前記警報制御手段は、前記警報依存度が大きくなるほど前記警報装置における警報を発生するか否かを切り分ける閾値を当該警報を発生しない側に大きくなるように設定する制御、前記警報依存度が大きくなるほど前記警報装置による欠報率を高くする制御、前記警報依存度が所定値以上であるときに前記警報装置による警報を停止させる制御、前記警報依存度が大きくなるほど前記警報装置による警報のタイミングを遅延させる制御、の少なくとも1つの制御を行う
    請求項2記載のドライバ状態推定装置。
  4. 前記警報依存度に応じた情報を前記ドライバに対して提示する警報依存度提示手段
    を更に備えた請求項1乃至請求項3の何れか1項記載のドライバ状態推定装置。
  5. 前記警報依存度提示手段は、前記警報依存度が所定値以上である場合に、警報に対して必要以上に依存しないことを指示するための警告をドライバに対して提示する
    請求項4記載のドライバ状態推定装置。
  6. 走行中の車両において危険状態が検出された際に当該車両のドライバに対して警報を発生する警報装置で用いられる警報制御装置であって、
    前記ドライバの前記警報に依存した運転行動をとる度合いを示す警報依存度を推定する警報依存度推定手段と、
    前記警報依存度に応じて前記警報装置による警報のタイミングを遅延させる制御を行うタイミング制御手段と、
    を備えた警報制御装置。
  7. 前記タイミング制御手段は、前記警報依存度が所定値以上であるときに前記警報装置による警報のタイミングを所定期間だけ遅延させる制御を行う
    請求項6記載の警報制御装置。
JP2004041426A 2004-02-18 2004-02-18 ドライバ状態推定装置及び警報制御装置 Expired - Fee Related JP4356473B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004041426A JP4356473B2 (ja) 2004-02-18 2004-02-18 ドライバ状態推定装置及び警報制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004041426A JP4356473B2 (ja) 2004-02-18 2004-02-18 ドライバ状態推定装置及び警報制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005234773A true JP2005234773A (ja) 2005-09-02
JP4356473B2 JP4356473B2 (ja) 2009-11-04

Family

ID=35017685

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004041426A Expired - Fee Related JP4356473B2 (ja) 2004-02-18 2004-02-18 ドライバ状態推定装置及び警報制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4356473B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007020893A1 (ja) 2005-08-12 2007-02-22 Shiseido Co., Ltd. 水溶性メタルアルコラート誘導体,その製造方法及びこれを含む固体ゲル状外用剤
JP2008238986A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Honda Motor Co Ltd 車両の走行安全装置
JP2010107384A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Aisin Aw Co Ltd 安全運転評価システム及び安全運転評価プログラム
WO2010134396A1 (ja) * 2009-05-21 2010-11-25 日産自動車株式会社 運転支援装置、及び運転支援方法
JP2015011693A (ja) * 2013-07-02 2015-01-19 株式会社豊田中央研究所 注意喚起装置、及びプログラム
US11718226B2 (en) 2021-03-31 2023-08-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle control system

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007020893A1 (ja) 2005-08-12 2007-02-22 Shiseido Co., Ltd. 水溶性メタルアルコラート誘導体,その製造方法及びこれを含む固体ゲル状外用剤
JP2008238986A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Honda Motor Co Ltd 車両の走行安全装置
JP2010107384A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Aisin Aw Co Ltd 安全運転評価システム及び安全運転評価プログラム
US8258982B2 (en) 2008-10-30 2012-09-04 Aisin Aw Co., Ltd. Safe driving evaluation system and safe driving evaluation program
WO2010134396A1 (ja) * 2009-05-21 2010-11-25 日産自動車株式会社 運転支援装置、及び運転支援方法
JP2011001049A (ja) * 2009-05-21 2011-01-06 Nissan Motor Co Ltd 運転支援装置、及び運転支援方法
CN102439645A (zh) * 2009-05-21 2012-05-02 日产自动车株式会社 驾驶辅助装置和驾驶辅助方法
US8788148B2 (en) 2009-05-21 2014-07-22 Nissan Motor Co., Ltd. Driver assistance system and driver assistance method
CN102439645B (zh) * 2009-05-21 2014-07-30 日产自动车株式会社 驾驶辅助装置和驾驶辅助方法
JP2015011693A (ja) * 2013-07-02 2015-01-19 株式会社豊田中央研究所 注意喚起装置、及びプログラム
US11718226B2 (en) 2021-03-31 2023-08-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle control system

Also Published As

Publication number Publication date
JP4356473B2 (ja) 2009-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11027750B2 (en) Method and system for assisting drivers to drive with precaution
US10895875B2 (en) Autonomous driving system
US9079571B2 (en) Method for operating a brake assist device and brake assist device for a vehicle
JP6611085B2 (ja) 車両制御装置
US9965955B2 (en) Drive support apparatus
CN110626356B (zh) 用于辅助驾驶员进行预防性驾驶的方法和系统
JP5790442B2 (ja) 運転支援装置及び運転支援方法
KR20120094095A (ko) 발진 시 차량의 운전자를 지원하기 위한 비상 브레이크 지원 시스템
JP6388079B2 (ja) 発進制御装置及び発進制御方法
US11273808B2 (en) Method for determining autonomous emergency braking, method for performing the emergency braking, and control device for a driving-dynamics system
KR101552017B1 (ko) 성능이 개선된 운전보조시스템 및 그 제어방법
JP2006163828A (ja) 車両用警報装置、車両周囲状況の警報方法
KR20150051548A (ko) 운전자의 성향을 반영하는 운전보조시스템 및 그 제어방법
KR20190012851A (ko) 차량 충돌 방지 장치 및 방법
JP2008117140A (ja) 運転者依存度判定装置及びプログラム並びに運転支援装置及びプログラム
JP2007034988A (ja) 車両の障害物回避報知装置
JP2010039718A (ja) 車両制御装置、車両制御方法および車両制御処理プログラム
JP4356473B2 (ja) ドライバ状態推定装置及び警報制御装置
EP3133573B1 (en) System and method for collision warning
JP6604368B2 (ja) 車両制御装置
JP2005231381A (ja) 車両用情報提示装置および方法
JP6198871B2 (ja) 車両周辺監視装置、車両周辺監視方法、及び車両周辺監視プログラムとその記録媒体
JP2008181206A (ja) 衝突防止装置
JP2005267112A (ja) ドライバ状態推定装置及び情報提示システム
KR102286474B1 (ko) 자동 비상 가속시스템

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061004

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090421

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090618

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090714

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090727

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120814

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120814

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120814

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120814

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120814

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130814

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees