[go: up one dir, main page]

JP2005232516A - 装飾品および時計 - Google Patents

装飾品および時計 Download PDF

Info

Publication number
JP2005232516A
JP2005232516A JP2004041734A JP2004041734A JP2005232516A JP 2005232516 A JP2005232516 A JP 2005232516A JP 2004041734 A JP2004041734 A JP 2004041734A JP 2004041734 A JP2004041734 A JP 2004041734A JP 2005232516 A JP2005232516 A JP 2005232516A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating
decorative article
film
layer
decorative
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004041734A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Kawakami
淳 川上
Yoshiyuki Koo
慶幸 小尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2004041734A priority Critical patent/JP2005232516A/ja
Publication of JP2005232516A publication Critical patent/JP2005232516A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Chemically Coating (AREA)
  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)
  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)

Abstract

【課題】 主としてプラスチック材料で構成された基材を備え、かつ、美的外観および耐久性に優れた装飾品を提供すること、また、前記装飾品を備えた時計を提供すること。
【解決手段】 装飾品1は、主としてプラスチック材料で構成された基材2と、基材2上に設けられ、主としてCuで構成された第1の被膜3と、第1の被膜3の基材2と対向する面とは反対の面側に設けられ、主としてCu以外の金属材料で構成された第2の被膜4とを有している。第2の被膜4は、基材2に接触しかつNiで構成された第1の層と、当該第1の層に接触しかつAgで構成された第2の層とを有するものである。また、第1の被膜3の平均厚さと第2の被膜4の平均厚さとの和は、0.02〜2.5μmであるのが好ましい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、装飾品および時計に関する。
時計用外装部品のような装飾品には、優れた美的外観が要求される。
従来、このような目的を達成するために、例えば、装飾品の構成材料として、Ag、Au、Ni、Pd等の金属材料を用いてきた。
また、一方で、生産コストの低減や、装飾品の成形の自由度を向上させる等の目的で、基材としてプラスチックを用い、その表面に、金属材料で構成された被膜を形成する試みがある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、プラスチックは、一般に、上記のような装飾性に優れる金属材料(Ag、Au、Ni、Pd等)との密着性に劣っている。このため、基材と被膜との間での剥離が生じ易く、装飾品の耐久性に劣るという問題点があった。
特開2003−239083号公報(第4頁左欄第37〜42行目)
本発明の目的は、主としてプラスチック材料で構成された基材を備え、かつ、美的外観および耐久性に優れた装飾品を提供すること、また、前記装飾品を備えた時計を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明の装飾品は、主としてプラスチック材料で構成された基材と、
前記基材に隣接して設けられた第1の被膜と、
前記第1の被膜の、前記基材と対向する面とは反対の面に隣接して設けられた第2の被膜とを有し、
前記第1の被膜は、主としてCuで構成されたものであり、
前記第2の被膜は、主としてCu以外の金属材料で構成されたものであることを特徴とする。
これにより、主としてプラスチック材料で構成された基材を備え、かつ、美的外観および耐久性に優れた装飾品を提供することができる。
本発明の装飾品では、前記基材は、ポリカーボネート、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)から選択される少なくとも1種を含む材料で構成されたものであることが好ましい。
これにより、装飾品全体としての強度を特に優れたものとすることができるとともに、装飾品の製造時における成形の自由度が増す(成形のし易さが向上する)。
本発明の装飾品では、前記第1の被膜は、無電解めっきにより形成されたものであることが好ましい。
これにより、第1の被膜をより好適に形成されたものとすることができ、装飾品としての美的外観を特に優れたものとすることができ、より優れた高級感を有するものとすることができる。
本発明の装飾品では、前記第1の被膜の厚さは、0.01〜2.0μmであることが好ましい。
これにより、第1の被膜の内部応力が高くなるのを十分に防止しつつ、基材と第2の被膜との密着性を特に優れたものとすることができる。
本発明の装飾品では、前記第2の被膜は、Agを含む材料で構成されたものであることが好ましい。
これにより、装飾品の美的外観を特に優れたものとすることができるとともに、第1の被膜と第2の被膜との密着性を特に優れたものとすることができる。
本発明の装飾品では、前記第2の被膜は、湿式めっきにより形成されたものであることが好ましい。
比較的簡易な装置、方法・条件で、均質で、かつ第1の被膜との密着性に優れた第2の被膜を容易に形成することができる。特に、基材が複雑な形状を有するものであっても、均質で、かつ第1の被膜との密着性に優れた第2の被膜を容易に形成することができる。
本発明の装飾品では、前記第2の被膜は、複数の層を有する積層体であることが好ましい。
これにより、第2の被膜と第1の被膜との密着性を特に優れたものとすることができる。また、装飾品の審美性(美的外観)および耐久性を特に優れたものとすることができる。また、基材の構成材料の選択の幅も広がることから、例えば、より複雑な形状の装飾品にも本発明を好適に適用することが可能となる。
本発明の装飾品では、前記第2の被膜は、主としてNiで構成された第1の層と、主としてAgで構成された第2の層とを有するものであり、
前記第1の層は、前記基材に隣接して設けられたものであり、
前記第2の層は、前記第1の層の、前記基材と対向する面とは反対の面に隣接して設けられたものであることが好ましい。
これにより、第2の被膜と第1の被膜との密着性をさらに優れたものとすることができる。また、装飾品の審美性(美的外観)および耐久性をさらに優れたものとすることができる。また、基材の構成材料の選択の幅も広がることから、例えば、より複雑な形状の装飾品にも本発明をより好適に適用することが可能となる。
本発明の装飾品では、前記第2の被膜の厚さは、0.01〜1.5μmであることが好ましい。
これにより、第2の被膜の内部応力が高くなるのを十分に防止しつつ、第1の被膜と第2の被膜との密着性を特に優れたものとすることができる。
本発明の装飾品では、前記第1の被膜の厚さと前記第2の被膜の厚さとの和は、0.02〜2.5μmであることが好ましい。
これにより、第1の被膜や第2の被膜の内部応力が高くなるのを十分に防止しつつ、基材、第1の被膜、第2の被膜の密着性を特に優れたものとすることができる。また、第1の被膜の平均厚さと第2の被膜の平均厚さとの和が上記のような範囲内の値であると、装飾品全体としての電波の透過性が向上する。その結果、当該装飾品を電波時計用部品により好適に適用することができる。
本発明の装飾品では、前記金属被膜上に、主として樹脂材料で構成されたコート層を有することが好ましい。
これにより、例えば、装飾品の美的外観をさらに優れたものとすることができる。また、外部環境の影響による第2の被膜等の劣化、変性等をより確実に防止することができ、装飾品としての耐久性を特に優れたものとすることができる。
本発明の装飾品では、前記コート層は、主としてウレタン系樹脂および/またはアクリル系樹脂で構成されたものであることが好ましい。
これにより、コート層の密着性を特に優れたものとすることができる。
本発明の装飾品は、時計用外装部品であることが好ましい。
時計用外装部品は、一般に、外部からの衝撃を受け易い装飾品であり、装飾品としての外観の美しさが要求されるとともに、実用品としての耐久性も求められるが、本発明によればこれらの要件を同時に満足することができる。
本発明の装飾品は、電波時計用部品であることが好ましい。
本発明の装飾品は、美的外観および耐久性に優れるとともに、基材がプラスチック材料で構成されているため、電波の透過性に優れている。したがって、本発明の装飾品は、電波時計用部品に好適に適用することができる。
本発明の時計は、本発明の装飾品を備えたことを特徴とする。
これにより、美的外観および耐久性に優れた時計を提供することができる。
本発明によれば、主としてプラスチック材料で構成された基材を備え、かつ、美的外観および耐久性に優れた装飾品を提供すること、また、前記装飾品を備えた時計を提供することができる。
以下、本発明の装飾品および時計の好適な実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
まず、本発明の装飾品の好適な実施形態について説明する。
図1は、本発明の装飾品の好適な実施形態を示す断面図である。
図1に示すように、本実施形態の装飾品1は、基材2と、第1の被膜3と、第2の被膜4と、コート層5とを有している。
[基材]
基材2は、主としてプラスチック材料で構成されたものである。
基材2を構成するプラスチック材料としては、各種熱可塑性樹脂、各種熱硬化性樹脂が挙げられ、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等のポリオレフィン、環状ポリオレフィン、変性ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリアミド(例:ナイロン6、ナイロン46、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6−12、ナイロン6−66)、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリカーボネート(PC)、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、アイオノマー、アクリル系樹脂、ポリメチルメタクリレート、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS樹脂)、ブタジエン−スチレン共重合体、ポリオキシメチレン、ポリビニルアルコール(PVA)、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリシクロヘキサンテレフタレート(PCT)等のポリエステル、ポリエーテル、ポリエーテルケトン(PEK)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルイミド、ポリアセタール(POM)、ポリフェニレンオキシド、変性ポリフェニレンオキシド、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアリレート、芳香族ポリエステル(液晶ポリマー)、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、その他フッ素系樹脂、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマー、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル、シリコーン系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリパラキシリレン(poly-para-xylylene)、ポリモノクロロパラキシリレン(poly-monochloro-para-xylylene)、ポリジクロロパラキシリレン(poly-dichloro-para-xylylene)、ポリモノフルオロパラキシリレン(poly-monofluoro-para-xylylene)、ポリモノエチルパラキシリレン(poly-monoethyl-para-xylylene)等のポリパラキシリレン樹脂等、またはこれらを主とする共重合体、ブレンド体、ポリマーアロイ等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて(例えば、ブレンド樹脂、ポリマーアロイ、積層体等として)用いることができる。
基材2は、上記のような材料の中でも特に、ポリカーボネート(PC)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)から選択される少なくとも1種を含む材料で構成されたものであるのが好ましい。これにより、装飾品1全体としての強度を特に優れたものとすることができる。また、装飾品1の製造時にいては、基材2の成形の自由度が増す(成形のし易さが向上する)ため、より複雑な形状の装飾品1であっても、容易かつ確実に製造することができる。また、ポリカーボネートは、各種プラスチック材料の中でも比較的安価で、装飾品1の生産コストのさらなる低減に寄与することができる。また、ABS樹脂は、特に優れた耐薬品性も有しており、装飾品1全体としての耐久性をさらに向上されることができる。また、ポリカーボネート(PC)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)は、上記のような優れた特性を有しているが、その一方で、後に詳述する第2の被膜4の構成材料として用いられる金属材料(特に、Ag、Ni)との密着性が、各種樹脂材料の中でも特に劣っている。したがって、基材として、ポリカーボネート、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)から選択される少なくとも1種を含む材料で構成されたものを用いた場合、本発明の効果は、特に顕著なものとなる。すなわち、上述したようなポリカーボネート(PC)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)の特長を十分に発揮させつつ、装飾品全体としての審美性(美的外観)、耐久性を優れたものとすることができる。
なお、基材2は、プラスチック材料以外の成分を含むものであってもよい。このような成分としては、例えば、可塑剤、酸化防止剤、着色剤(各種発色剤、蛍光物質、りん光物質等を含む)、光沢剤、フィラー等が挙げられる。
また、基材2は、少なくとも表面付近の一部(後述する第1の被膜3が形成される部位)が主としてプラスチック材料で構成されたものであればよく、例えば、プラスチック材料を含まない材料で構成された部位を有するものであってもよい。
また、基材2は、各部位でその組成が実質的に均一な組成を有するものであってもよいし、部位によって組成の異なるものであってもよい。例えば、基材2は、基部と、該基部上に設けられた表面層を有するものであってもよい。基材2がこのような構成のものである場合、少なくともその表面付近の一部(後述する第1の被膜3が形成される部位)が上述したような、主としてプラスチック材料で構成されたものであればよい。
また、基材2の形状、大きさは、特に限定されず、通常、装飾品1の形状、大きさに基づいて決定される。
また、基材2は、いかなる方法で成形されたものであってもよいが、基材2の成形方法としては、例えば、圧縮成形、押出成形、射出成形、光造形等が挙げられる。
[第1の被膜]
基材2の表面には、第1の被膜3が設けられている。第1の被膜3は、主としてCuで構成されたものである。このような第1の被膜3が設けられることにより、第2の被膜4と基材2との密着性(第1の被膜3を介しての密着性)を向上させることができ、第2の被膜4の浮きや剥がれ(剥離)等を効果的に防止することができる。その結果、装飾品1は耐久性に優れたものとなる。また、このような装飾品1は、後に詳述するような第2の被膜4を有しているため、美的外観にも優れている。これに対し、第1の被膜が設けられていないと、基材と第2の被膜との密着性を十分に高めることが困難となり、装飾品は、耐久性に劣ったものとなる。
なお、第1の被膜3は、主としてCuで構成されるものであればよく、Cu以外の成分を含むものであってもよいが、第1の被膜3中におけるCuの含有率(これらから選択される複数種を含む場合はそれらの総和)が50wt%以上であるのが好ましく、80wt%以上であるのがより好ましく、95wt%以上であるのがさらに好ましく、99wt%以上であるのが最も好ましい。これにより、前述した効果は、さらに顕著なものとなる。
また、第1の被膜3の平均厚さは、特に限定されないが、0.01〜2.0μmであるのが好ましく、0.1〜1.8μmであるのがより好ましく、0.3〜1.6μmであるのがさらに好ましい。第1の被膜3の平均厚さが前記範囲内の値であると、第1の被膜3の内部応力が高くなるのを十分に防止しつつ、基材2と第2の被膜4との密着性を特に優れたものとすることができる。これに対し、第1の被膜3の平均厚さが前記下限値未満であると、第1の被膜3、基材2、第2の被膜4の構成材料等によっては、基材2と第2の被膜4との密着性を十分に向上させるのが困難になる可能性がある。また、第1の被膜3の平均厚さが前記下限値未満であると、第1の被膜3の形成方法等によっては、第1の被膜3にピンホールが生じ易くなり、第1の被膜3を備えることによる効果が十分に発揮されない可能性がある。また、第1の被膜3の平均厚さが前記上限値を超えると、第1の被膜3の各部位における膜厚のばらつきが大きくなる傾向を示す。また、第1の被膜3の平均厚さが特に大きい場合は、第1の被膜3の内部応力が高くなり、クラック等が発生し易くなる。
また、第1の被膜3は、各部位で均一な組成を有するものであってもよいし、そうでなくてもよい。例えば、第1の被膜3は、含有成分(組成)が厚さ方向に順次変化するもの(傾斜材料)であってもよい。また、第1の被膜3は、複数の層を有する積層体であってもよい。これにより、例えば、基材2および第2の被膜4との密着性をさらに向上させることができる。より具体的には、前記積層体の基材2と接触する側の層を基材2との密着性に優れる材料で構成し、前記積層体の第2の被膜4と接触する側の層を第2の被膜4との密着性に優れる材料で構成することにより、基材2および第2の被膜4との密着性をさらに向上させることができる。また、基材2および第2の被膜4の構成材料の選択の幅が広がり、装飾品1の審美性(美的外観)および耐久性を特に優れたものとすることができる。また、基材2の構成材料の選択の幅が広がることから、例えば、より複雑な形状の装飾品1にも本発明を好適に適用することが可能となる。
また、第1の被膜3が積層体である場合、例えば、Cuが主成分でない材料で構成された層を有していてもよい。より具体的には、第1の被膜3は、主としてCuで構成された2つの層の間に、Cuが主成分でない材料で構成された層を有するものであってもよい。
[第2の被膜]
第1の被膜3の表面(基材2と接触する面とは反対側の面)には、第2の被膜4が設けられている。
第2の被膜4は、主としてCu以外の金属材料で構成されたものである。
第2の被膜4を構成する金属材料としては、各種金属(合金を含む)を用いることができ、好ましくは、Ag、Au、Ni、Pd、Fe、Zn、Mg、Cr、Mn、Mo、Nb、Al、V、Zr、Sn、Pt、Co、In、W、Ti、Rhの金属や、これらのうち少なくとも1種を含む合金が挙げられる。第2の被膜4は、上記のような材料の中でも特に、Ag、Au、Ni、Pdから選択される少なくとも1種を含む材料(合金を含む)で構成されたものであるのが好ましく、Ag、Au、Ni、Pdから選択される少なくとも1種を含む材料(合金を含む)で構成されたものであるのがより好ましく、Agを含む材料で構成されたものであるのがより好ましい。
これにより、第2の被膜4と第1の被膜3との密着性を特に優れたものとするとともに、装飾品1の美的外観を特に優れたものとすることができる。また、優れた装飾性(美的外観)を有する各種金属材料の中でも、Ag、Au、Ni、Pdは、基材2の構成材料として用いられるプラスチック材料との密着性が特に劣っている。したがって、第2の被膜がAg、Au、Ni、Pdから選択される少なくとも1種を含む材料で構成されたものであると、本発明の効果は、特に顕著なものとなる。
なお、第2の被膜4は、金属材料以外の成分を含むものであってもよい。また、第2の被膜は、例えば、Au−Cu系合金、Ag−Cu系合金、Ag−Pd−Cu系合金等、Cuを含む材料で構成されるものであってもよい。これにより、第1の被膜3と第2の被膜4との密着性のさらなる向上を図ることができる。
第2の被膜4は、前述したように、主としてCu以外の金属材料で構成されたものであるが、第2の被膜4中におけるCu以外の金属材料の含有率(複数種の金属成分を含む場合はこれらの総和)が95wt%以上であるのが好ましく、98wt%以上であるのがより好ましく、99wt%以上であるのがさらに好ましい。これにより、前述した効果は、さらに顕著なものとなる。
第2の被膜4の平均厚さは、特に限定されないが、0.01〜1.5μmであるのが好ましく、0.1〜1.3μmであるのがより好ましく、0.2〜1.2μmであるのがさらに好ましい。第2の被膜4の平均厚さが前記範囲内の値であると、第2の被膜4の内部応力が高くなるのを十分に防止しつつ、装飾品1の審美性を特に優れたものとすることができる。また、第1の被膜3と第2の被膜4との密着性を特に優れたものとすることができる。これに対し、第2の被膜4の平均厚さが前記下限値未満であると、第2の被膜4の構成材料等によっては、第2の被膜4の光沢、色調等の特長を十分に発揮するのが困難となり、装飾品1全体としての審美性を十分に高めるのが困難になる可能性がある。また、第2の被膜4の平均厚さが前記下限値未満であると、第2の被膜4の形成方法等によっては、第2の被膜4にピンホールが生じ易くなる。また、第2の被膜4、第1の被膜3の構成材料等によっては、第1の被膜3と第2の被膜4との密着性を十分に向上させるのが困難になる可能性がある。また、第2の被膜4の平均厚さが前記上限値を超えると、第2の被膜4の各部位における膜厚のばらつきが大きくなる傾向を示す。また、第2の被膜4の平均厚さが特に大きい場合は、第2の被膜4の内部応力が高くなり、クラック等が発生し易くなる。
また、第2の被膜4は、各部位で均一な組成を有するものであってもよいし、そうでなくてもよい。例えば、第2の被膜4は、含有成分(組成)が厚さ方向に順次変化するもの(傾斜材料)であってもよい。また、第2の被膜4は、複数の層を有する積層体であってもよい。これにより、例えば、第1の被膜3との密着性を特に優れたものとしつつ、装飾品1としての審美性をさらに高めることができる。すなわち、前記積層体の第1の被膜3と接触する側の層を第1の被膜3との密着性に優れる材料で構成し、前記積層体の最外層(第1の被膜3から最も離れた側の層)を審美性に優れる材料で構成することにより、第1の被膜3との密着性を特に優れたものとしつつ、装飾品1としての審美性をさらに高めることができる。また、第2の被膜4が積層体である場合、例えば、主としてCuで構成された層を有していてもよい。より具体的には、第2の被膜4は、主としてCu以外の金属材料で構成された2つの層の間に、主としてCuで構成された層が介挿された構成を有するものであってもよい。
また、第2の被膜4が積層体である場合、第2の被膜4は、基材2に隣接して設けられ、主としてNiで構成された第1の層(Ni層)と、当該第1の層の、基材2と対向する面とは反対の面に隣接して設けられ、主としてAgで構成された第2の層(Ag層)とを有するものであるのが好ましい。これにより、第2の被膜4と第1の被膜3との密着性をさらに優れたものとすることができる。また、装飾品1の審美性(美的外観)および耐久性をさらに優れたものとすることができる。また、基材2の構成材料の選択の幅も広がることから、例えば、より複雑な形状の装飾品1にも本発明をより好適に適用することが可能となる。また、第2の被膜4は、主としてNiで構成された第1の層(基材2に隣接する層)を有していると、装飾品1全体としての耐食性を特に優れたものとすることができる。
第1の被膜が上記のような第1の層および第2の層を有するものである場合、第1の層(Ni層)の平均厚さは、特に限定されないが、0.005〜1.4μmであるのが好ましく、0.04〜1.0μmであるのがより好ましく、0.1〜0.6μmであるのがさらに好ましい。第1の層の平均厚さが前記範囲内の値であると、基材2と第2の層との密着性を特に優れたものとすることができる。また、第1の被膜の厚さと第2の被膜の厚さとの和が大きくなるのを防止することができ、装飾品1を電波時計用部品に好適に適用することができる。また、第2の層(Ag層)の平均厚さは、特に限定されないが、0.005〜1.4μmであるのが好ましく、0.04〜1.0μmであるのがより好ましく、0.1〜0.6μmであるのがさらに好ましい。第2の層の平均厚さが前記範囲内の値であると、装飾品1において、第1の層が透けるのを効果的に防止することができ、第1の層の色調が装飾品1としての外観に悪影響をおよぼすのを効果的に防止することができる。また、第1の被膜の厚さと第2の被膜の厚さとの和が大きくなるのを防止することができ、装飾品1を電波時計用部品に好適に適用することができる。
また、前述した第1の被膜3の平均厚さと第2の被膜4の平均厚さとの和は、0.02〜2.5μmであるのが好ましく、0.02〜1.5μmであるのがより好ましく、0.02〜0.8μmであるのがさらに好ましい。第1の被膜3の平均厚さと第2の被膜4の平均厚さとの和が前記範囲内の値であると、第1の被膜3や第2の被膜4の内部応力が高くなるのを十分に防止しつつ、基材2、第1の被膜3、第2の被膜4の密着性を特に優れたものとすることができる。また、第1の被膜3の平均厚さと第2の被膜4の平均厚さとの和が前記範囲内の値であると、装飾品1全体としての電波の透過性が向上する。その結果、装飾品1を電波時計用部品により好適に適用することができる。
[コート層]
第2の被膜4の表面(第1の被膜3と接触する面とは反対側の面)には、コート層5が設けられている。このようなコート層5を有することにより、例えば、光沢性、色調等を調製することができ、装飾品1の美的外観をさらに優れたものとすることができる。また、このようなコート層5を有することにより、例えば、装飾品1全体としての、耐食性、耐候性、耐水性、耐油性、耐擦傷性、耐摩耗性、耐変色性等の各種特性を向上させることができ、外部環境の影響による第2の被膜4等の劣化、変性等をより確実に防止することができる。その結果、装飾品1としての耐久性を特に優れたものとすることができる。
コート層5は、いかなる材料で構成されたものであってもよいが、適度な透明性を有する材料で構成されたものであるのが好ましい。このような材料としては、各種プラスチック材料(樹脂材料)、各種ガラス、ダイヤモンド様炭素(DLC)等が挙げられるが、この中でも、プラスチックは、優れた透明性と、優れた成形性(成形の容易さ)とを併有しているため、特に好ましい。
コート層5を構成するプラスチック材料(樹脂材料)としては、各種熱可塑性樹脂、各種熱硬化性樹脂が挙げられ、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等のポリオレフィン、環状ポリオレフィン、変性ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリアミド(例:ナイロン6、ナイロン46、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6−12、ナイロン6−66)、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリカーボネート(PC)、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、アイオノマー、アクリル系樹脂、ポリメチルメタクリレート、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS樹脂)、ブタジエン−スチレン共重合体、ポリオキシメチレン、ポリビニルアルコール(PVA)、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリシクロヘキサンテレフタレート(PCT)等のポリエステル、ポリエーテル、ポリエーテルケトン(PEK)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルイミド、ポリアセタール(POM)、ポリフェニレンオキシド、変性ポリフェニレンオキシド、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアリレート、芳香族ポリエステル(液晶ポリマー)、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、その他フッ素系樹脂、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマー、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル、シリコーン系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリパラキシリレン(poly-para-xylylene)、ポリモノクロロパラキシリレン(poly-monochloro-para-xylylene)、ポリジクロロパラキシリレン(poly-dichloro-para-xylylene)、ポリモノフルオロパラキシリレン(poly-monofluoro-para-xylylene)、ポリモノエチルパラキシリレン(poly-monoethyl-para-xylylene)等のポリパラキシリレン樹脂等、またはこれらを主とする共重合体、ブレンド体、ポリマーアロイ等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて(例えば、ブレンド樹脂、ポリマーアロイ、積層体等として)用いることができる。
コート層5は、上記のような材料の中でも特に、ウレタン系樹脂および/またはアクリル系樹脂を含む材料で構成されたものであるのが好ましく、主としてウレタン系樹脂および/またはアクリル系樹脂で構成されたものであるのがより好ましい。これにより、コート層5と第2の被膜4との密着性を特に優れたものとすることができる。
また、コート層5中には、上記のような材料以外の成分が含まれていてもよい。このような成分としては、例えば、着色剤(各種発色剤、蛍光物質、りん光物質等を含む)、光沢剤、可塑剤、酸化防止剤、フィラー等が挙げられる。
コート層5の平均厚さは、特に限定されないが、0.01〜50μmであるのが好ましく、0.1〜20μmであるのがより好ましく、2〜15μmであるのがさらに好ましい。コート層5の平均厚さが前記範囲内の値であると、コート層5の内部応力が高くなるのを十分に防止しつつ、コート層5と第2の被膜4との密着性を特に優れたものとすることができる。また、装飾品1の審美性を特に優れたものとすることができる。これに対し、コート層5の平均厚さが前記下限値未満であると、第2の被膜4、コート層5の構成材料等によっては、コート層5と第2の被膜4との密着性を十分に向上させるのが困難になる可能性がある。また、コート層5の機能が十分に発揮されない可能性がある。また、コート層5の平均厚さが前記上限値を超えると、コート層5の各部位における膜厚のばらつきが大きくなる傾向を示す。また、コート層5の平均厚さが特に大きい場合は、コート層5の内部応力が高くなり、クラック等が発生し易くなる。また、コート層5の平均厚さが特に大きい場合は、コート層5の構成材料(透明性)、第2の被膜4の構成材料等によっては、第2の被膜4の光沢、色調等の特長を十分に発揮するのが困難となり、装飾品1全体としての審美性を十分に高めるのが困難になる可能性がある。
また、コート層5は、各部位で均一な組成を有するものであってもよいし、そうでなくてもよい。例えば、コート層5は、含有成分(組成)が厚さ方向に順次変化するもの(傾斜材料)であってもよい。また、コート層5は、複数の層を有する積層体であってもよい。これにより、例えば、第2の被膜4との密着性を特に優れたものとしつつ、装飾品1としての審美性をさらに高めることができる。
また、コート層5は、例えば、装飾品1の使用時等において除去されるものであってもよい。
[装飾品]
以上説明したような装飾品1は、装飾性を備えた物品であればいかなるものでもよいが、例えば、置物等のインテリア、エクステリア用品、宝飾品、時計ケース(胴、裏蓋、胴と裏蓋とが一体化されたワンピースケース等)、時計バンド(バンド中留、バンド・バングル着脱機構等を含む)、文字盤、時計用針、ベゼル(例えば、回転ベゼル等)、りゅうず(例えば、ネジロック式りゅうず等)、ボタン、カバーガラス、ガラス縁、ダイヤルリング、見切板、パッキン等の時計用外装部品、ムーブメントの地板、歯車、輪列受け、回転錘等の時計用内装部品、メガネ(例えば、メガネフレーム)、ネクタイピン、カフスボタン、指輪、ネックレス、ブレスレット、アンクレット、ブローチ、ペンダント、イヤリング、ピアス等の装身具、ライターまたはそのケース、自動車のホイール、ゴルフクラブ等のスポーツ用品、銘板、パネル、賞杯、その他ハウジング等を含む各種機器部品、各種容器等に適用することができる。この中でも特に、時計用外装部品がより好ましく、文字盤がさらに好ましい。時計用外装部品(特に、文字盤)は、一般に、外部からの衝撃を受け易い装飾品であり、装飾品としての外観の美しさが要求されるとともに、実用品としての耐久性も求められるが、本発明によればこれらの要件を同時に満足することができる。なお、本明細書中での「時計用外装部品」とは、外部から視認可能なものであればいかなるものであってもよく、時計の外部に露出しているものに限らず、時計の内部に内蔵されたものも含む。
また、装飾品1は、以下に述べるような理由から、時計用部品(時計用外装部品)の中でも特に、電波時計用部品であるのが好ましい。すなわち、装飾品1は、美的外観および耐久性に優れるとともに、基材2がプラスチック材料で構成されているため、電波の透過性に優れている。したがって、装飾品1は、電波時計用部品に好適に適用することができる。このような場合、本発明を文字盤に適用するのが好ましい。これにより、電波をより効率良く受信することが可能となる。
図2は、本発明の装飾品の製造方法の好適な実施形態を示す断面図である。
図2に示すように、本実施形態の装飾品の製造方法は、基材2の表面の少なくとも一部(2a)に、第1の被膜3を形成する第1の工程(2b)と、第1の被膜3の表面の少なくとも一部に、第2の被膜4を形成する第2の工程(2c)と、第2の被膜4の表面にコート層5を形成するコート層形成工程(2d)とを有する。
[基材]
基材2としては、前述したようなものを用いることができる。
また、基材2の表面に対しては、例えば、鏡面加工、スジ目加工(例えば、放射状の模様やうず目の模様付け等)、梨地加工等の表面加工が施されてもよい。これにより、得られる装飾品1の表面の光沢具合にバリエーションを持たせることが可能となり、得られる装飾品1の装飾性をさらに向上させることができる。
[第1の工程]
基材2に、主としてCuで構成された第1の被膜3を形成する(2b)。
上述したように、第1の被膜3は、基材2および第2の被膜4との密着性に優れるものである。本発明では、このような第1の被膜を、第2の被膜より基材側に形成することにより、装飾品全体としての耐久性を向上させる点に特徴を有する。
第1の被膜3の形成方法は、特に限定されず、例えば、スピンコート、ディッピング、刷毛塗り、噴霧塗装、静電塗装、電着塗装等の塗装、電解めっき、浸漬めっき、無電解めっき等の湿式めっき法や、熱CVD、プラズマCVD、レーザーCVD等の化学蒸着法(CVD)、真空蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング等の乾式めっき法(気相成膜法)、溶射等が挙げられるが、湿式めっき法が好ましく、無電解めっきがより好ましい。第1の被膜3の形成方法として湿式めっき法を適用することにより、比較的簡易な装置、方法・条件で、均質で、かつ基材2との密着性に優れた第1の被膜3を容易に形成することができる。特に、基材2が複雑な形状を有するものであっても、均質で、かつ基材2との密着性に優れた第1の被膜3を容易に形成することができる。また、湿式めっき法の中でも無電解めっきを適用することにより、第1の被膜3をより好適に形成することができ、最終的に得られる装飾品1としての美的外観を特に優れたものとすることができ、より優れた高級感を有するものとすることができる。特に、無電解めっきを適用した場合、より容易に第1の被膜3を形成することができる。
また、第1の被膜3の形成は、異なる複数の方法、条件を組み合わせて行ってもよい。これにより、例えば、積層体としての第1の被膜3を好適に形成することができる。
また、第1の被膜3の表面に対しては、例えば、鏡面加工、スジ目加工(例えば、放射状の模様やうず目の模様付け等)、梨地加工等の表面加工が施されてもよい。これにより、得られる装飾品1の表面の光沢具合にバリエーションを持たせることが可能となり、得られる装飾品1の装飾性をさらに向上させることができる。また、このような表面加工を、基材2や第2の被膜4に対してではなく、第1の被膜3に対して施すことにより、最終的に得られる装飾品1における、模様のシャープさ(鮮明さ)を特に優れたものとすることができる。
[第2の工程]
次に、上記のようにして形成された第1の被膜3上に、第2の被膜4を形成する(2c)。
第2の被膜4の形成方法は、特に限定されず、例えば、スピンコート、ディッピング、刷毛塗り、噴霧塗装、静電塗装、電着塗装等の塗装、電解めっき、浸漬めっき、無電解めっき等の湿式めっき法や、熱CVD、プラズマCVD、レーザーCVD等の化学蒸着法(CVD)、真空蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング等の乾式めっき法(気相成膜法)、溶射等が挙げられるが、湿式めっき法が好ましい。第2の被膜4の形成方法として湿式めっき法を適用することにより、比較的簡易な装置、方法・条件で、均質で、かつ第1の被膜3との密着性に優れた第2の被膜4を容易に形成することができる。特に、基材2が複雑な形状を有するものであっても、均質で、かつ第1の被膜3との密着性に優れた第2の被膜4を容易に形成することができる。
また、第2の被膜4の形成は、異なる複数の方法、条件を組み合わせて行ってもよい。これにより、例えば、前述したような積層体としての第2の被膜4を好適に形成することができる。
例えば、第2の被膜を、前述したような第1の層(Ni層)と第2の層(Ag層)とを有する積層体として形成する場合、第1の層を電解めっきまたは無電解めっきにより形成し、その後、第2の層を電解めっきにより形成することができる。このようにして第2の被膜4を形成することにより、装飾品1の美的外観(高級外観)を特に優れたものとすることができる。
[コート層形成工程]
次に、上記のようにして形成された第2の被膜4上に、コート層5を形成する(2d)。これにより、装飾品1が得られる。
コート層5の形成方法は、特に限定されず、例えば、スピンコート、ディッピング、刷毛塗り、噴霧塗装、静電塗装、電着塗装等の塗装、電解めっき、浸漬めっき、無電解めっき等の湿式めっき法や、熱CVD、プラズマCVD、レーザーCVD等の化学蒸着法(CVD)、真空蒸着、スパッタリング、イオンプレーティング等の乾式めっき法(気相成膜法)、溶射等が挙げられるが、コート層5が主として前述したような樹脂材料で構成されたものである場合、塗装により形成するのが好ましい。これにより、比較的容易にコート層5を形成することができる。また、塗装によりコート層5を形成する場合、コート層形成用の材料中に着色剤等の成分を添加したり、その添加量の調節したりするのが容易である。
次に、上述したような本発明の装飾品を備えた本発明の時計について説明する。
図3は、本発明の時計(腕時計)の好適な実施形態を示す断面図である。
図3に示すように、本実施形態の腕時計(携帯時計)10は、胴(ケース)22と、裏蓋23と、ベゼル(縁)24と、ガラス板25とを備えている。また、ケース22内には、本発明の装飾品が適用された文字盤21が収納されている。そして、ケース22内のガラス板25と文字盤21との間に形成された空間には、図示しない時計用針が収納され、ケース22内の文字盤21と裏蓋23との間に形成された空間には、図示しないムーブメントが収納されている。
胴22には巻真パイプ26が嵌入・固定され、この巻真パイプ26内にはりゅうず27の軸部271が回転可能に挿入されている。
胴22とベゼル24とは、プラスチックパッキン28により固定され、ベゼル24とガラス板25とはプラスチックパッキン29により固定されている。
また、胴22に対し裏蓋23が嵌合(または螺合)されており、これらの接合部(シール部)50には、リング状のゴムパッキン(裏蓋パッキン)40が圧縮状態で介挿されている。この構成によりシール部50が液密に封止され、防水機能が得られる。
りゅうず27の軸部271の途中の外周には溝272が形成され、この溝272内にはリング状のゴムパッキン(りゅうずパッキン)30が嵌合されている。ゴムパッキン30は巻真パイプ26の内周面に密着し、該内周面と溝272の内面との間で圧縮される。この構成により、りゅうず27と巻真パイプ26との間が液密に封止され防水機能が得られる。なお、りゅうず27を回転操作したとき、ゴムパッキン30は軸部271と共に回転し、巻真パイプ26の内周面に密着しながら周方向に摺動する。
なお、上記の説明では、文字盤として本発明の装飾品が適用されたものを用いるものとして説明したが、文字盤以外の部品(装飾品)に本発明の装飾品が適用されてもよい。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、これらに限定されるものではない。
例えば、本発明の装飾品の製造方法では、必要に応じて、任意の目的の工程を追加することもできる。例えば、第1の工程と第2の工程との間や、第2の工程とコート層形成工程との間に、洗浄等の中間処理を施してもよい。また、コート層の形成後に、研磨(ラッピング)等の後処理を施してもよい。また、第1の工程前の基材に対して前処理を施してもよい。
また、前述した実施形態では、装飾品がコート層を備えるものとして説明したが、装飾品はコート層を備えていなくてもよい。
また、前述した実施形態では、第2の被膜とコート層とが隣接するものとして説明したが、これらの間には、少なくとも1層の中間層があってもよい。
次に、本発明の具体的実施例について説明する。
1.装飾品の製造
(実施例1)
以下に示すような方法により、装飾品(腕時計用外装部品(文字盤))を製造した。
まず、ポリカーボネートとアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)との混合物(重量比で1:1の混合物)を用いて、圧縮成形により、腕時計用外装部品(文字盤)の形状を有する基材を作製し、その後、必要箇所を切削、研磨した。得られた基材は、略円盤状をなし、直径:約27mm×厚さ:約0.5mmであった。
次に、この基材を洗浄した。基材の洗浄としては、まず、アルカリ電解脱脂を30秒間行い、次いで、アルカリ浸漬脱脂を30秒間行った。その後、中和を10秒間、水洗を10秒間、純水洗浄を10秒間行った。
このようにして洗浄を行った基材の表面に、Cuで構成される第1の被膜を形成した(第1の工程)。
第1の被膜の形成は、以下に説明するような無電解めっきにより行った。
まず、硫酸銅(HSO・5HO)と、ホルムアルデヒド(HCHO)と、ロッセル塩と、水酸化ナトリウム(NaOH)と、水とを用いて、めっき液を調製した。得られためっき液中におけるCuの濃度CCuは12.5[g/リットル]であった。このめっき液を用いて、浴温:30℃、浸漬時間:7分という条件で、無電解めっきを行った。無電解めっきにより形成された第1の被膜の平均厚さは、0.1μmであった。
次に、第1の被膜にうず目の模様付けを施した。
その後、第1の被膜で被覆された基材に対し、アルカリ電解脱脂を30秒間行い、次いで、アルカリ浸漬脱脂を30秒間行った。その後、中和を10秒間、水洗を10秒間、純水洗浄を10秒間行った。
その後、第1の被膜の表面に、Niで構成されるNi層(第1の層)と、Agで構成されるAg層(第2の層)とを備える第2の被膜を形成した(第2の工程)。
まず、第1の被膜の表面に、Niで構成されるNi層を形成した(Ni層形成工程)。
Ni層の形成は、以下に説明するような電解めっきにより行った。
まず、硫酸ニッケルと、塩化ニッケルと、ホウ酸と、水とを用いて、めっき液を調製した。得られためっき液中におけるNiの濃度CNiは60[g/リットル]であった。このめっき液を用いて、浴温:55℃、電流密度:1A/dm、時間:0.5分間という条件で電解めっきを行った。電解めっきにより形成されたNi層の平均厚さは、0.1μmであった。
次に、第1の被膜、Ni層で被覆された基材に対し、アルカリ電解脱脂を30秒間行い、次いで、アルカリ浸漬脱脂を30秒間行った。その後、中和を10秒間、水洗を10秒間、純水洗浄を10秒間行った。
その後、Ni層の表面に、Agで構成されるAg層を形成した(Ag層形成工程)。
Ag層の形成は、以下に説明するような電解めっきにより行った。
まず、シアン化銀と、シアン化ナトリウムと、炭酸ナトリウムと、水とを用いて、めっき液を調製した。得られためっき液中におけるAgの濃度CAgは6[g/リットル]であった。このめっき液を用いて、浴温:25℃、電流密度:2A/dm、時間:0.5分間という条件で電解めっきを行った。電解めっきにより形成されたAg層の平均厚さは、0.1μmであった。これにより、Ni層とAg層とで構成される第2の被膜が完成した。
次に、上記のようにして得られた、第1の被膜と第2の被膜(Ni層およびAg層)とで被覆された基材を洗浄した。洗浄としては、まず、アルカリ浸漬脱脂を30秒間行い、その後、中和を10秒間、水洗を10秒間、純水洗浄を10秒間行った。
その後、第2の被膜上に、ポリウレタンで構成されるコート層を形成した(コート層形成工程)。コート層の形成は、スピンコート法により行った。形成されたコート層の平均厚さは、10μmであった。
なお、第1の被膜、Ni層、Ag層、コート層の厚さは、JIS H 5821で規定される顕微鏡断面試験方法に従い測定した。
(実施例2〜4)
第1の工程および第2の工程(Ni層形成工程、Ag層形成工程)の処理時間を変更することにより、第1の被膜、第2の被膜(Ni層、Ag層)の平均厚さを表1に示すようにした以外は、前記実施例1と同様にして装飾品(腕時計用外装部品(文字盤))を製造した。
(比較例1)
洗浄を行った基材の表面に、第1の被膜を形成することなく、直接、第2の被膜を形成した以外は、前記実施例4と同様にして装飾品(腕時計用外装部品(文字盤))を製造した。
(比較例2)
第1の被膜を形成した後、第2の被膜、コート層を形成しなかった以外は、前記実施例4と同様にして装飾品(腕時計用外装部品(文字盤))を製造した。
各実施例および各比較例の装飾品の構成を表1にまとめて示す。なお、表1中、ポリカーボネートをPCで示し、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)をABSで示した。
Figure 2005232516
2.装飾品の外観評価
前記実施例1〜4および比較例1、2で製造した各装飾品について、目視および顕微鏡による観察を行い、これらの外観を以下の4段階の基準に従い、評価した。
◎:外観優良。
○:外観良。
△:外観やや不良。
×:外観不良。
3.被膜(第1の被膜、第2の被膜)の密着性評価
前記実施例1〜4および比較例1、2で製造した各装飾品について、以下に示すような2種の試験を行い、被膜(第1の被膜、第2の被膜)の密着性を評価した。
3−1.折り曲げ試験
各装飾品について、直径4mmの鉄製の棒材を支点とし、装飾品の中心を基準に30°の折り曲げを行った後、装飾品の外観を目視により観察し、これらの外観を以下の4段階の基準に従い、評価した。折り曲げは、圧縮/引っ張りの両方向について行った。
◎:被膜の浮き、剥がれ等が全く認められない。
○:被膜の浮きがほとんど認められない。
△:被膜の浮きがはっきりと認められる。
×:被膜のひび割れ、剥離がはっきりと認められる。
3−2.熱サイクル試験
各装飾品を、以下のような熱サイクル試験に供した。
まず、装飾品を、20℃の環境下に1.5時間、次いで、60℃の環境下に2時間、次いで、20℃の環境下に1.5時間、次いで、−20℃の環境下に3時間静置した。その後、再び、環境温度を20℃に戻し、これを1サイクル(8時間)とし、このサイクルを合計3回繰り返した(合計24時間)。
その後、装飾品の外観を目視により観察し、これらの外観を以下の4段階の基準に従い、評価した。
◎:被膜の浮き、剥がれ等が全く認められない。
○:被膜の浮きがほとんど認められない。
△:被膜の浮きがはっきりと認められる。
×:被膜のひび割れ、剥離がはっきりと認められる。
4.装飾品の耐食性評価
上記の被膜(第1の被膜、第2の被膜)の密着性評価で熱サイクル試験に供した各装飾品について、目視および顕微鏡による観察を行い、これらの外観を以下の4段階の基準に従い、評価した。
◎:色調の変化、腐食が全く認められない。
○:色調の変化がわずかに認められる。
△:腐食がわずかに認められる。
×:腐食がはっきりと認められる。
5.電波受信感度の評価
前記実施例1〜4および比較例1、2で製造した各装飾品について、以下に示すような方法で電波受信感度を評価した。
まず、時計ケースと、電波受信用のアンテナを備えた腕時計用内部モジュール(ムーブメント)とを用意した。
次に、時計ケース内に、腕時計用内部モジュール(ムーブメント)および、装飾品としての文字盤を組み込み、この状態での電波の受信感度を測定した。
文字盤を組み込まない状態での受信感度を基準とし、文字盤を組み込んだ場合における受信感度の低下量(dB)を以下の4段階の基準に従い、評価した。
◎:感度の低下が認められない(検出限界以下)。
○:感度の低下が1dB未満で認められる。
△:感度の低下が1dB以上1.2dB未満。
×:感度の低下が1.2dB以上。
これらの結果を表2に示す。
Figure 2005232516
表2から明らかなように、本発明の装飾品は、いずれも優れた美的外観を有しており、被膜(第1の被膜、第2の被膜)の密着性にも優れていた。また、本発明の装飾品は、いずれも優れた耐食性を有していた。また、被膜(第1の被膜、第2の被膜)の厚さが好ましい範囲の値であるものは、特に優れた美的外観を有するとともに、電波受信感度にも優れていた。このことから、これらの装飾品は、電波時計に好適に適用できることがわかる。
これに対し、比較例では、満足な結果が得られなかった。すなわち、第1の被膜を有していない比較例1の装飾品では、被膜(第2の被膜)の密着性に劣っていた。また、第2の被膜を有していない比較例2の装飾品は美的外観に劣り、耐食性にも劣っていた。
また、各実施例および各比較例で得られた文字盤(装飾品)を用いて、図3に示すような時計を組み立てた。このようにして得られた各時計について、上記と同様にして、熱サイクル試験および電波の受信感度の評価を行ったところ、上記と同様の結果が得られた。
本発明の装飾品の好適な実施形態を示す断面図である。 本発明の装飾品の製造方法の好適な実施形態を示す断面図である。 本発明の時計(携帯時計)の好適な実施形態を示す部分断面図である。
符号の説明
1…装飾品 2…基材 3…第1の被膜 4…第2の被膜 5…コート層 10…腕時計(携帯時計) 21…文字盤 22…胴(ケース) 23…裏蓋 24…ベゼル(縁) 25…ガラス板 26…巻真パイプ 27…りゅうず 271…軸部 272…溝 28…プラスチックパッキン 29…プラスチックパッキン 30…ゴムパッキン(りゅうずパッキン) 40…ゴムパッキン(裏蓋パッキン) 50…接合部(シール部)

Claims (15)

  1. 主としてプラスチック材料で構成された基材と、
    前記基材に隣接して設けられた第1の被膜と、
    前記第1の被膜の、前記基材と対向する面とは反対の面に隣接して設けられた第2の被膜とを有し、
    前記第1の被膜は、主としてCuで構成されたものであり、
    前記第2の被膜は、主としてCu以外の金属材料で構成されたものであることを特徴とする装飾品。
  2. 前記基材は、ポリカーボネート、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)から選択される少なくとも1種を含む材料で構成されたものである請求項1に記載の装飾品。
  3. 前記第1の被膜は、無電解めっきにより形成されたものである請求項1または2に記載の装飾品。
  4. 前記第1の被膜の厚さは、0.01〜2.0μmである請求項1ないし3のいずれかに記載の装飾品。
  5. 前記第2の被膜は、Agを含む材料で構成されたものである請求項1ないし4のいずれかに記載の装飾品。
  6. 前記第2の被膜は、湿式めっきにより形成されたものである請求項1ないし5のいずれかに記載の装飾品。
  7. 前記第2の被膜は、複数の層を有する積層体である請求項1ないし6のいずれかに記載の装飾品。
  8. 前記第2の被膜は、主としてNiで構成された第1の層と、主としてAgで構成された第2の層とを有するものであり、
    前記第1の層は、前記基材に隣接して設けられたものであり、
    前記第2の層は、前記第1の層の、前記基材と対向する面とは反対の面に隣接して設けられたものである請求項1ないし7のいずれかに記載の装飾品。
  9. 前記第2の被膜の厚さは、0.01〜1.5μmである請求項1ないし8のいずれかに記載の装飾品。
  10. 前記第1の被膜の厚さと前記第2の被膜の厚さとの和は、0.02〜2.5μmである請求項1ないし9のいずれかに記載の装飾品。
  11. 前記金属被膜上に、主として樹脂材料で構成されたコート層を有する請求項1ないし10のいずれかに記載の装飾品。
  12. 前記コート層は、主としてウレタン系樹脂および/またはアクリル系樹脂で構成されたものである請求項1ないし11のいずれかに記載の装飾品。
  13. 装飾品は、時計用外装部品である請求項1ないし12のいずれかに記載の装飾品。
  14. 装飾品は、電波時計用部品である請求項1ないし13のいずれかに記載の装飾品。
  15. 請求項1ないし14のいずれかに記載の装飾品を備えたことを特徴とする時計。
JP2004041734A 2004-02-18 2004-02-18 装飾品および時計 Pending JP2005232516A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004041734A JP2005232516A (ja) 2004-02-18 2004-02-18 装飾品および時計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004041734A JP2005232516A (ja) 2004-02-18 2004-02-18 装飾品および時計

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005232516A true JP2005232516A (ja) 2005-09-02

Family

ID=35015772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004041734A Pending JP2005232516A (ja) 2004-02-18 2004-02-18 装飾品および時計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005232516A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008031507A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Nagoya Plating Co Ltd 銀めっき付き繊維材料
JP2010516899A (ja) * 2007-01-24 2010-05-20 マクダーミッド インコーポレーテッド 裏面金属化方法
WO2011149705A3 (en) * 2010-05-26 2012-03-01 3M Innovative Properties Company Hydrophilic marking film having plasma chemical vapor deposition treated protective layer
CN103277596A (zh) * 2013-06-13 2013-09-04 苏州新区华士达工程塑胶有限公司 一种高亮复合塑料管
CN106896694A (zh) * 2015-11-19 2017-06-27 尼瓦洛克斯-法尔股份有限公司 钟表部件

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008031507A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Nagoya Plating Co Ltd 銀めっき付き繊維材料
JP2010516899A (ja) * 2007-01-24 2010-05-20 マクダーミッド インコーポレーテッド 裏面金属化方法
WO2011149705A3 (en) * 2010-05-26 2012-03-01 3M Innovative Properties Company Hydrophilic marking film having plasma chemical vapor deposition treated protective layer
CN103277596A (zh) * 2013-06-13 2013-09-04 苏州新区华士达工程塑胶有限公司 一种高亮复合塑料管
CN106896694A (zh) * 2015-11-19 2017-06-27 尼瓦洛克斯-法尔股份有限公司 钟表部件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3659354B1 (ja) 装飾品、装飾品の製造方法および時計
JP3555660B1 (ja) 装飾品、装飾品の製造方法および時計
JP4479812B2 (ja) 装飾品の製造方法、装飾品および時計
WO2002000958A1 (fr) Article decoratif comportant une pellicule blanche et procede de production associe
JP2005264191A (ja) 装飾品および時計
JP2006276008A (ja) 装飾品および時計
EP2420901A1 (en) Timepiece dial, method of manufacturing a timepiece dial, and a timepiece
JP2001305244A (ja) 電波腕時計のケース、同ケースの製造方法、並びに、同ケースを使用した電波腕時計
JP2008150660A (ja) 装飾品の製造方法、装飾品および時計
JP2008020264A (ja) 装飾品の製造方法、装飾品および時計
JP2006274444A (ja) 装飾品の製造方法、装飾品および時計
JP2005232516A (ja) 装飾品および時計
JP2006264315A (ja) 装飾品および時計
US20180217558A1 (en) Timepiece part and timepiece
JP2008020265A (ja) 装飾品の製造方法、装飾品および時計
CN108375893A (zh) 钟表用部件以及钟表
JP2006267088A (ja) 装飾品の製造方法、装飾品および時計
JP6950474B2 (ja) 時計用部品および時計
JP3134340U (ja) 物品の装飾コーティング構造
JP2007275144A (ja) 装飾品および時計
JP2008020313A (ja) 装飾品の製造方法、装飾品および時計
JP2008139119A (ja) 装飾品、装飾品の製造方法および時計
JP2009210358A (ja) 時計用文字板、時計用文字板の製造方法、および、時計
JP2008286650A (ja) 時計用文字板および時計
JP2006322925A (ja) 装飾品の製造方法、装飾品および時計