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JP2005223409A - 弾性表面波デバイス - Google Patents

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JP2005223409A
JP2005223409A JP2004026728A JP2004026728A JP2005223409A JP 2005223409 A JP2005223409 A JP 2005223409A JP 2004026728 A JP2004026728 A JP 2004026728A JP 2004026728 A JP2004026728 A JP 2004026728A JP 2005223409 A JP2005223409 A JP 2005223409A
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JP
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surface acoustic
acoustic wave
electrode
track
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JP2004026728A
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Katsuro Yonetani
克朗 米谷
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

【課題】 通過帯域外に発生する横モードのスプリアスを低減するとともに、インピーダンスを低減する弾性表面波デバイスを提供する。
【解決手段】 弾性表面波デバイスは、複数の電極指22を有し、前記複数の電極指22の一端を短絡させてなるすだれ状電極20を圧電基板12上に設けた弾性表面波デバイスにおいて、前記電極指22に斜めに折り曲げた接続部24を設けて、前記電極指22を複数の直線部26に分割し、前記分割した直線部26のそれぞれの長さが異なる、ことを特徴としている。
【選択図】 図1

Description

本発明は弾性表面波デバイスに係り、特に所望のフィルタ特性を得る弾性表面波デバイスに関する。
圧電基板の表面や界面に沿って伝搬する弾性表面波を利用したデバイスとして弾性表面波(Surface Acoustic Wave:以下、SAWという)フィルタやSAW共振子が挙げられる。図6に、これらのデバイスに用いられるSAWチップの概略した平面図を示す。図6(a)はSAWフィルタに用いられるSAWチップを示し、同図(b)はSAW共振子に用いられるSAWチップを示している。SAWチップ1(SAW素子片)は圧電効果を有する材料からなる圧電基板2の表面に、すだれ状電極3(Interdigital Transducer:以下、IDTという)と、このIDT3を挟み込む両側に反射器4とを設けたものが主な構成である。前記IDT3は複数の電極指5を有し、この電極指5の一端を短絡して形成されている。そして2つのIDT3が互いに電極指5を噛み合せることにより、一対のIDT3が形成される。そしてSAWフィルタを形成する場合、IDT3からなる入力電極6と、出力電極7が圧電基板2上に設けられている。
ところでSAWチップ1は電気機械結合係数が小さい圧電基板(例えば水晶基板)を用いるとインピーダンスが高くなるが求められる特性としてはできるだけ低いインピーダンス値が要求されるので、電極指5が互いに噛み合わさる幅(交差幅)aを広くする必要があるが、前記交差幅aを広くすると弾性表面波の伝搬方向に直交する横モードの共振が発生し、この横モードの共振によりスプリアスが発生することが知られている。このスプリアスの発生することのないSAWフィルタについて特許文献1に開示されている。この発明は2つの反射器の間に複数のIDTを並列に、かつ反射器の幅の中心線に対して対称に配置したものである。この構成にすることにより、IDTの交差幅を2次横モードが現れる直前まで長くしても1次横モードによるスプリアスが現れることがなく、IDTの対数を多くできることと合わせて考えればインピーダンス設計の自由度を大きくできるとしたものである。
特開平3−119816号公報
しかしながら、従来技術に係るSAWチップの構成では、横モードのスプリアスの発生を抑えるとともに、低インピーダンスにすることはできなかった。
また特許文献1に開示された発明の構成では、3つのIDTを並列に接続した場合、中心線に対して外側にあるIDTが電気的に接続されている。また4つのIDTを並列に接続した場合、中心線に対して対象の位置にある内側の2つのIDT、および外側の2つのIDTがそれぞれ電気的に接続されている。このときIDT同士の接続部分が細いと配線抵抗損が大きくなるので、前記接続部分を太くしなければならない。したがってSAWチップの面積が大きくなる問題点があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、通過帯域の外側に発生する横モードのスプリアスを低減するとともに、インピーダンスを低減する弾性表面波デバイスを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る弾性表面波デバイスは、複数の電極指を有し、前記複数の電極指の一端を短絡させてなるすだれ状電極を圧電基板上に設けた弾性表面波デバイスにおいて、前記電極指に斜めに折り曲げた接続部を設けて、前記電極指を複数の直線部に分割し、前記分割した直線部のそれぞれの長さが異なる、ことを特徴としている。すだれ状電極に電気信号を印加すると、前記直線部において周期的な機械的ひずみが生じて弾性表面波が励起される。この弾性表面波は直線部に対し垂直方向(電極指の一端を短絡させた方向)に沿って伝搬される。このため各直線部が弾性表面波を伝搬するトラックとなり、各トラックの交差幅はそれぞれ異なる。このトラック交差幅を変えることにより、各トラックにおいて発生するスプリアスの位置を変えることができる。したがって各トラックにおける特性を合成した弾性表面波チップの特性では、スプリアスを低減することができる。また各トラックにおけるトラック交差幅は狭いが、トラックが複数あるので弾性表面波チップ全体のトラック交差幅を広くすることができる。よってインピーダンスを小さくすることができる。
また前記すだれ状電極を弾性表面波の伝搬方向に沿って複数直列に設け、1つの前記すだれ状電極を入力電極とし、他の前記すだれ状電極を出力電極としたことを特徴としている。圧電基板上に入力電極と出力電極を設けた弾性表面波フィルタとしたので、各トラックのフィルタ特性において通過帯域の外側にスプリアスを発生させることができ、かつ各トラックでスプリアスの発生位置を変えることができる。したがって、各トラックのフィルタ特性を合成したSAWチップのフィルタ特性では、通過帯域の外側のスプリアスを低減することができる。
また弾性表面波の伝搬方向に沿うとともに、前記すだれ状電極を挟み込む両側に反射器を設け、前記反射器の電極指に斜めに折り曲げた接続部を設けて、前記電極指を長さの異なる複数の直線部に分割し、前記直線部は隣接する前記すだれ状電極の前記直線部と同じ長さである、ことを特徴としている。これにより接続部を有するすだれ状電極の形状に合わせて、各トラックの両端を反射器で挟み込むことができるので、各トラックにおいて定在波を生じさせることができる。よって低損失の弾性表面波チップが得られる。
以下に、本発明に係る弾性表面波デバイスの好ましい実施の形態について説明する。図1に本実施の形態に係る弾性表面波チップの平面図を示す。なお図1では弾性表面波チップ(弾性表面波素子片)の主な構成部分のみ記載している。弾性表面波(SAW)チップ10の主な構成は、圧電効果を生じる材料からなる圧電基板12上に、入力電極14、出力電極16および反射器18を設けたものである。
前記入力電極14および出力電極16はすだれ状電極20(IDT20)から構成されている。IDT20は複数の電極指22を有し、この電極指22の一端を短絡して形成されている。そして2つのIDT20が電極指22を交互に噛み合せることにより、一対のIDT20が形成される。前記電極指22は電極指22の噛み合せ方向に対して斜めに折り曲げられる接続部24を有し、この接続部24によって複数に分割された直線部26を形成した構成である。なお各電極指22に設けられる接続部24は、電極指22を短絡する電極に沿うように設けられ、接続部24の長さは短いほうが好ましい。また1つの電極指22に複数の接続部24を設ける場合、折り曲げられる方向を交互にして接続部24を設ければよい。すなわち図1において、図面上側の接続部24aは右側に折り曲げられ、下側の接続部24bは左側に折り曲げられて、左右交互に折り曲げられている。折り曲げる方向を交互にするとSAWチップ10の外形が大きくなることはない。なお接続部24を一方向にのみ折り曲げてもよいが、この場合は接続部24を交互に折り曲げる場合に比べてSAWチップの外形が大きくなる。
また前記直線部26a,26b,26cのそれぞれの長さは異なっており、この直線部26a,26b,26cが設けられる順番は任意である。すなわち図1では、図面上段の直線部が一番長く、中段が中間の長さであり、下段が一番短くなっているがこれに限定されることはなく、例えば上段の直線部を中間の長さにし、中段を一番短くし、下段を一番長くしてもよい。そして接続部24により分割された直線部26同士、すなわち直線部26aと直線部26b、直線部26bと直線部26cの横方向(電極指22の噛み合せ方向)の間隔L1は3λ/8≦L1≦5λ/8の条件を満たす距離だけ離れている。ここでλは、入力電極14に電気信号を印加したときに、圧電基板12に励起される弾性表面波の波長である。なお図1ではL1=λ/2として記載している。そして直線部26の長さは、所望のフィルタ特性を得るよう設定されている。
このような一対のIDT20の側方、すなわち電極指22の噛み合せ方向の一方に上述したIDT20と同構成の一対のIDT20が設けられ、一方のIDTが入力電極14となり、他方のIDTが出力電極16となっている。このようなSAWチップ10はパッケージ内に搭載されて、SAWデバイスが形成されている。そして、このSAWチップ10を搭載したSAWデバイスは、SAWフィルタとなる。
この入力電極14と出力電極16とを挟み込む両側の位置に反射器18が設けられている。この反射器18は複数の電極指30を有し、この電極指30の両端を短絡させた構成である。反射器18を構成する電極指30は、IDT20に設けられた電極指22に沿って形成されている。そして反射器18を構成する電極指30は、電極指30の噛み合せ方向に対して斜めに折り曲げられる接続部32を有し、接続部32によって複数に分割された直線部34を形成した構成である。この接続部32はIDT20に設けられた接続部24の延長線上に有り、反射器18を構成する直線部34のそれぞれの長さは異なっている。そして接続部32の長さは、IDT20に設けられた接続部24と同様に短いほうが好ましい。また接続部32を折り曲げる方向は、IDT20に設けられた接続部24の折り曲げ方向と同じ方向に折り曲げればよい。
この接続部32により分割された直線部34同士、すなわち直線部34aと直線部34b、直線部34bと直線部34cの横方向(電極指30の噛み合せ方向)の間隔L2は3λ/8≦L2≦5λ/8の条件を満たす距離だけ離れている。なお図1ではL2=λ/2として記載している。またIDT20の直線部26とそれぞれ隣り合う反射器18の直線部34の長さは同一である。したがって、IDT20の直線部26aと反射器18の直線部34a、IDT20の直線部26bと反射器18の直線部34b、IDT20の直線部26cと反射器18の直線部34cの長さはそれぞれ同一となる。
そして上述したSAWチップ10の入力電極14に電気信号を印加すると、圧電基板12の圧電効果によって各直線部26に周期的な機械的ひずみが生じ、弾性表面波が励起される。この弾性表面波は電極指22の噛み合せ方向に沿って圧電基板12表面を伝搬し、出力電極16に達すると電気信号に変換される。ここで弾性表面波が伝搬される領域をトラックと定義し、このトラックは各直線部26,34において形成される。また各トラックにおいて、直線部26同士が対向している幅をトラック交差幅Wと定義する。そして図1において、直線部26aに対応する弾性表面波の伝搬領域をトラック1とし、トラック1の交差幅をW1とする。同様に直線部26bに対応する領域をトラック2とし、交差幅をW2とする。また直線部26cに対応する領域をトラック3とし、交差幅をW3とする。
図2にトラック交差幅Wを全て同じに構成したSAWフィルタの平面図を示す。トラック交差幅Wが全て同じ場合、トラック交差幅Wは接続部が設けられていない従来技術に係るSAWチップに比べて、1つのトラックにおけるトラック交差幅を小さくすることができるので、スプリアスをフィルタ特性の通過帯域から外側へ遠ざけることが確認されている。しかしフィルタ特性の通過帯域から外側へ遠ざけることができても、外側にスプリアスが発生している場合がある。フィルタの特性は減衰量の小さい通過帯域と、減衰量の大きい減衰域を有することが要求されるので、前記減衰域にスプリアスが発生することは好ましくない。このスプリアスは、トラック1、トラック2およびトラック3においてそれぞれ発生するスプリアスが合成されて、減衰域に大きく発生する。そこでトラック1ないし3で発生するスプリアスの位置をそれぞれ変えれば、減衰域にスプリアスが大きく発生することはない。このスプリアスの位置を変えるには、トラック交差幅W1,W2,W3の長さをそれぞれ変えればよい。
次に、各トラックにおける交差幅W1〜3の設定方法について説明する。トラック1ないし3のフィルタ特性を合成することにより、SAWチップ10のフィルタ特性が得られる。したがって、トラック1ないし3のそれぞれにおいて通過帯域が同じで、減衰域に生じるスプリアスの位置が異なるフィルタ特性にすればよい。これはトラック交差幅Wを変えたときの通過帯域の中心周波数のずれ量、およびトラック交差幅Wを変えたときのスプリアスが生じる位置(周波数)の関係を予め実験的に調べておき、これらの関係に基づいて設定すればよい。図3にトラック交差幅Wと中心周波数のずれ量、およびスプリアスが生じる位置との関係の説明図である。なお図3の横軸はλで規格化したトラック交差幅を示し、縦軸は通過帯域の中心周波数およびスプリアスが生じる位置を周波数で表したものである。また図3の上側に示すグラフはスプリアスが生じる位置を表したものであり、下側に示すグラフは中心周波数のずれ量を表したものである。なお図3ではトラック交差幅Wが6.7λのときの中心周波数を基準とし、スプリアスが生じる位置は中心周波数からどれだけずれているかを表している。図3よりトラック交差幅Wが変化しても、中心周波数のずれ量はあまり変わらないことがわかる。これに対し、スプリアスが生じる位置は中心周波数のずれ量に比べて大きく変わることがわかる。
そして図3のトラック交差幅Wとスプリアスが生じる位置との関係から、トラック1ないし3の各フィルタ特性を予測し、スプリアスの発生する位置が重ならないよう各トラックにおいてトラック交差幅Wを設定すればよい。また各トラックにおいてトラック交差幅Wを変えると、通過帯域の中心周波数が変化してしまう。このため各トラックにおいて伝搬される弾性表面波の波長を変更することにより、通過帯域の中心周波数を合わせればよい。
例えば通過帯域の中心周波数を400MHzとし、3つのトラックからなるSAWチップ10の場合、図3から各トラックで生じるスプリアスが重ならないようトラック交差幅を6.7λ、5.4λ、4.9λに設定する。またトラック交差幅Wを6.7λに設定すると弾性表面波の伝搬速度は3130m/sとなり、通過帯域の中心周波数を400MHzにするには、弾性表面波の波長λ1が7.825μmとなる。また上記と同様に、トラック交差幅Wを5.4λに設定すると弾性表面波の伝搬速度は3132.74m/sとなり、弾性表面波の波長λ2は7.832μmとなる。さらにトラック交差幅Wを4.9λに設定すると弾性表面波の伝搬速度は3134.40m/sとなり、弾性表面波の波長λ3は7.836μmとなる。そして各トラックにおいて、上記のトラック交差幅Wと弾性表面波の波長を満たすようにしてSAWチップ10を形成すればよい。なお弾性表面波の波長を変えるには、例えば電極指の間隔を変えればよい。
図4に上記のように設定して形成したSAWチップ10のフィルタ特性を示す。図4の横軸は通過帯域の中心周波数からのずれ量を示し、縦軸は減衰量を示す。なお図4(a)はトラック交差幅Wを6.7λおよび5.4λとしたときのフィルタ特性を示し、同図(b)はトラック交差幅Wを5.4λおよび4.9λとしたときのフィルタ特性を示し、同図(c)はトラック交差幅Wを6.7λ、5.4λおよび4.9λとして形成したSAWチップ10のフィルタ特性を示している。図4(a)より、トラック交差幅Wが6.7λのときにスプリアスはΔF=7.5MHz付近に発生し、トラック交差幅Wが5.4λのときにスプリアスはΔF=11MHz付近に発生している。また図4(b)より、トラック交差幅Wが4.9λのときにスプリアスはΔF=12MHz付近に発生している。したがって、トラック交差幅Wを短くするとスプリアスが発生する位置は通過帯域から外側へ遠ざかり、各トラックで発生するスプリアスの位置が重なっていないことがわかる。そして図4(c)より、各トラックで発生するスプリアスの位置が重なっていないために、このSAWチップ10のフィルタ特性は減衰量の大きい減衰域であることがわかり、従来技術に係るSAWチップのように大きなスプリアスは発生していないことがわかる。
このように、電極指22,30に接続部24,32を設けて複数のトラックに分割したので、各トラックにおけるトラック交差幅Wが狭くなり、横モードによるスプリアスを通過帯域から遠ざけることができる。そして各トラックのトラック交差幅Wを変えることにより、各トラックにおける通過帯域の外側に生じるスプリアスの出現位置を変えることができる。よって各トラックのフィルタ特性を合成したSAWチップ10のフィルタ特性では、通過帯域の外側、すなわち減衰域に発生するスプリアスを低減することができる。
また各トラックにおけるトラック交差幅Wは狭いが、トラックが複数あるのでSAWチップ10全体のトラック交差幅を広くすることができる。よってインピーダンスを小さくすることができる。
また各トラックにおける通過帯域の周波数を合わせるときは、例えば電極指22の間隔を調整することになるが、この調整する量は上述したようにごく僅かな量なので、容易に通過帯域の周波数をあわせることができる。
なお上述した実施の形態ではトラックの数を3つとして説明したが、これに限定されることはなく、トラックの数を2つとしても、4つ以上としてもよい。
また上述した実施の形態のSAWチップ10は縦結合2重モードフィルタとした共振子フィルタであるが、これに限定されることはなく、電極指に接続部と、長さの異なる複数の直線部とを設けた構成の共振子フィルタやトランスバーサルフィルタであればよい。
また上述した実施の形態ではSAWフィルタとして説明したが、電極指に接続部と、長さの異なる複数の直線部とを設けた構成のSAW共振子であってもよい。図5にSAW共振子を構成するSAWチップの平面図を示す。このSAWチップ40は一対のIDT42を有し、このIDT42を挟み込む両側に反射器44を設けた構成である。そしてIDT42および反射器44の電極指46,48に、上述した実施の形態と同様の接続部50,52と直線部54,56を設けた構成である。このような構成にすると、共振周波数の近傍からスプリアスを遠ざけることができ、スプリアスの影響を受けることがない。なおSAW共振子の構成によっては、SAWチップ40に反射器44を設けない構成としてもよい。さらに上述したSAW共振子に発振回路を搭載し、SAWチップと発振回路を電気的に接続して、SAW発振器としてもよい。
また上述したSAWチップを、共振周波数の変化から物質の質量を検出する質量センサや、外部から加わった加速度や衝撃の大きさを検知する加速度センサ等のSAWデバイスに用いることもできる。
本実施の形態に係る弾性表面波チップの平面図である。 トラック交差幅Wを全て同じに構成した弾性表面波フィルタの平面図である。 トラック交差幅と中心周波数のずれ量、およびスプリアスが生じる位置との関係の説明図である。 弾性表面波チップのフィルタ特性である。 弾性表面波共振子を構成する弾性表面波チップの平面図である。 従来技術に係る弾性表面波チップの概略した平面図である。
符号の説明
10………弾性表面波(SAW)チップ、12………圧電基板、18………反射器、20………すだれ状電極(IDT)、22,30………電極指、24,32………接続部、26,34………直線部、40………SAWチップ。

Claims (4)

  1. 複数の電極指を有し、前記複数の電極指の一端を短絡させてなるすだれ状電極を圧電基板上に設けた弾性表面波デバイスにおいて、
    前記電極指に斜めに折り曲げた接続部を設けて、前記電極指を複数の直線部に分割し、
    前記分割した直線部のそれぞれの長さが異なる、
    ことを特徴とする弾性表面波デバイス。
  2. 前記すだれ状電極を弾性表面波の伝搬方向に沿って複数直列に設け、1つの前記すだれ状電極を入力電極とし、他の前記すだれ状電極を出力電極としたことを特徴とする請求項1に記載の弾性表面波デバイス。
  3. 弾性表面波の伝搬方向に沿うとともに、前記すだれ状電極を挟み込む両側に反射器を設け、
    前記反射器の電極指に斜めに折り曲げた接続部を設けて、前記電極指を長さの異なる複数の直線部に分割し、
    前記直線部は隣接する前記すだれ状電極の前記直線部と同じ長さである、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の弾性表面波デバイス。
  4. 前記圧電基板は、パッケージに搭載されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の弾性表面波デバイス。

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