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JP2005220781A - 横型多段回転圧縮機 - Google Patents

横型多段回転圧縮機 Download PDF

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JP2005220781A
JP2005220781A JP2004027917A JP2004027917A JP2005220781A JP 2005220781 A JP2005220781 A JP 2005220781A JP 2004027917 A JP2004027917 A JP 2004027917A JP 2004027917 A JP2004027917 A JP 2004027917A JP 2005220781 A JP2005220781 A JP 2005220781A
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JP2004027917A
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Takayasu Saito
隆泰 斎藤
Masaru Matsuura
大 松浦
Takashi Sato
孝 佐藤
Hiroyuki Matsumori
裕之 松森
Toshiyuki Ebara
俊行 江原
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】アルミニウム材で形成されたタックフレームを密閉容器に溶接することで、バッフル板としての機能、支持部材の消音室のカバー板としての機能を付与した横型多段回転圧縮機を提供する。
【解決手段】アルミニウム材で形成されているタックフレーム18を容器2にタック溶接Wして、密閉容器1の内部を電動要素5側と、回転圧縮要素6側とに区画する。このタックフレーム18は、下端部に隙間18dを設けると共に上端部に小孔18cを設けてバッフル板としての機能を付与し、且つ第2の支持部材13に形成されている消音室13bの開口面を閉塞するカバー板としての機能を付与する。第1の回転圧縮要素9で圧縮した中間圧力の冷媒ガスを電動要素5側に吐出し、その中に含まれている潤滑油を分離して落下させる。この電動要素9側に落下した潤滑油を、電動要素5側と回転圧縮要素6側との差圧を利用して回転圧縮要素6側の潤滑油溜まりに移動させてオイルレベルを上昇させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、横型多段回転圧縮機に係わるもので、特に密閉容器内にタックフレームを溶接により取り付け、このタックフレームにバッフル板としての機能及び回転圧縮要素に設けられている消音室のカバー板としての機能を持たせた横型多段回転圧縮機に関する。
従来、横に配置した密閉容器内に電動要素と、この電動要素により駆動される回転圧縮要素とを配設し、冷媒ガスを回転圧縮要素で圧縮した後に密閉容器外に吐出するようにした横型多段回転圧縮機が知られている。例えば図3に示すものは横型2段回転圧縮機の一例であり、密閉容器A内に第1の回転圧縮要素Bと第2の回転圧縮要素Cとからなる回転圧縮要素を備え、この回転圧縮要素は密閉容器A内に配設される電動要素Dにより回転軸Eを介して駆動される。そして、密閉容器Aの外部から供給される冷媒ガスを第1の回転圧縮要素Bで中間圧力に圧縮して密閉容器A内に吐出し、この中間圧力の冷媒ガスを第2の回転圧縮要素Cで高圧力に圧縮して密閉容器Aの外部に吐出するように構成されている。
上記の横型2段回転圧縮機においては、密閉容器A内にバッフル板Fを設けて密閉容器Aの内部を回転圧縮要素側と電動要素D側とに区画し、前記第1の回転圧縮要素Bで圧縮した中間圧力の冷媒ガスを電動要素D側に吐出させることにより、電動要素D側の内部圧力が回転圧縮要素側の内部圧力より高くなるようにしてある。
密閉容器A内の底部は潤滑油溜めとされ、この潤滑油溜めからオイルポンプGにより汲み上げ管Hを介して潤滑油を汲み上げ、この汲み上げた潤滑油は第1の回転圧縮要素B、第2の回転圧縮要素C等に導いて摺動部分をそれぞれ潤滑する構造にしてある。そして、潤滑後は回転圧縮要素等から排出されて潤滑油溜めに落下する。前記電動要素D側に吐出される中間圧力の冷媒ガス中には一部の潤滑油が混入しており、この潤滑油は冷媒ガスから分離されて電動要素D側の底部に落下する。
電動要素D側の底部に落下した潤滑油を回転圧縮要素側の潤滑油溜めに戻すために、前記バッフル板Fの下端部に隙間Iを設けてある。この隙間Iを設けることで、前記電動要素D側の冷媒ガス(中間圧力)の一部が内部圧力の低い回転圧縮要素側に流入し、この冷媒ガスの移動に伴って電動要素D側に落下している潤滑油は回転圧縮要素側の潤滑油溜めに戻される。これにより、潤滑油溜めの油面レベルを高くして、前記オイルポンプGの汲み上げ不良又は汲み上げ不能を防いでいる(例えば、特許文献1)。
特開2003−293974号公報
上記従来の横型2段回転圧縮機では、バッフル板Fは回転圧縮要素とは別個独立した部品であり、又回転圧縮要素における支持材Jの消音室Kにはカバー板Lを取り付けねばらならず、部品数の増加により製造コストの上昇を来たしている。バッフル板Fは通常鋼板で形成されており、中心孔部を支持材Jの軸受け部Mに溶接している。このため、圧縮機の重量が重くなって、例えば自動車に搭載してカーエアコン用の圧縮機として使用するには適していない。更に、バッフル板Fの溶接時に薄肉の軸受け部Mが熱の影響を受け易く、変形若しくは強度低下を招くことがあり、このため軸受け機能が損なわれて回転軸Eの回転に悪影響を及ぼし圧縮機の性能低下を引き起こすことがある。
本発明は、このような従来技術における問題点を解決するためになされたものであり、タックフレームにバッフル板としての機能及び消音室のカバー板としての機能を付与することにより、部品数を減少させて製造コストの低減を図ると共に、タックフレームをアルミニウム材で形成することにより圧縮機の重量を軽減させ、且つ密閉容器に溶接することで支持材の軸受け部を溶接熱から保護するようにした横型多段回転圧縮機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明の請求項1は、密閉容器内に電動要素と、この電動要素により駆動される回転圧縮要素とを配設した横型多段回転圧縮機において、前記電動要素と回転圧縮要素とを区画するためにアルミニウム材からなるタックフレームがその外周縁部を前記密閉容器に溶接することにより取り付けられ、バッフル板としての機能と、前記回転圧縮要素に設けられている消音室のカバー板としての機能を有することを特徴とする。
本発明の請求項2は、請求項1の横型多段回転圧縮機において、前記タックフレームに小孔を設け、前記電動要素側と回転圧縮要素側とを連通して差圧を生じさせることを特徴とする。
本発明の請求項3は、請求項2の横型多段回転圧縮機において、前記小孔は直径2〜8mmであることを特徴とする。
上記請求項1の発明によれば、アルミニウム材からなるタックフレームを回転圧縮要素における支持材の消音室のカバー板として組み込み且つバッフル板としての機能を付与することにより、部品数を減少させて製造コストの低減を図ることができる。又、タックフレームはアルミニウム材で形成されているため、従来の鋼板に比して軽量であり、圧縮機の重量を軽減させて例えば自動車のカーエアコン用の圧縮機として使用するのに好適なものにすることできる。更に、タックフレームは密閉容器に溶接して取り付けるため、支持材の軸受け部を溶接熱から保護することができ、これにより軸受けとしての機能を阻害せず圧縮機の性能低下を引き起こすことがなくなる。
請求項2の発明によれば、タックフレームに小孔を設けることで回転圧縮要素側と電動要素側とを連通して差圧を生じさせ、この小孔を介して電動要素側に吐出される中間圧力の冷媒ガスを回転圧縮要素側に移動させることができる。この冷媒ガスの移動により、タックフレームの下部に設けられている隙間を通って電動要素側から回転圧縮要素側に潤滑油を効率よく戻し、潤滑油溜めのオイルレベルを上昇させることができる。
請求項3の発明によれば、タックフレームに設ける小孔の直径を2〜8mmに設定することで、電動要素側から回転圧縮要素側に移動する中間圧力の冷媒ガスの流れを規制することができる。これにより、電動要素側と回転圧縮要素側との差圧を保つと共に、電動要素側から回転圧縮要素側に移動する潤滑油の流れを規制することができる。
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。添付図面中、図1は本発明を横型2段回転圧縮機に適用した実施形態を示す概略縦断面図である。図2は図1の横型2段回転圧縮機の概略横断面図である。図3は従来の横型2段回転圧縮機の一例を示す概略縦断面図である。
図1において、1は密閉容器であり、横に配置された略円筒状の容器2の開口端部にエンドキャップ3、4をそれぞれ溶接して形成され、内部には電動要素5と回転圧縮要素6とが配設されている。この場合、密閉容器1及びエンドキャップ3、4はアルミニウム材で形成され、このアルミニウム材としては例えばSi、Mg、Cuを含むアルミニウム合金を使用することができる。
前記電動要素5は、密閉容器1の内面に固定されているステータ5aと、このステータ5aの内部に回転可能に挿入されているロータ5bとから構成され、ロータ5bは前記回転圧縮要素6から突出している回転軸7の端部に軸着されている。
前記密閉容器1の電動要素5側のエンドキャップ3にはターミナル8が装着され、このターミナル8は取付用の基盤8aと、この基盤8aに電気絶縁材を介して貫設されている複数の接続用端子8bとから構成されている。そして、図示は省略したが複数の接続用端子8bには外部リード線と内部リード線とがそれぞれ端部に接続され、外部リード線は外部電源に内部リード線は前記電動要素5のステータ5aにそれぞれ接続されることにより、ステータ5aに通電できるようにしてある。
前記回転圧縮要素6は、第1の回転圧縮要素9と第2の回転圧縮要素10とを備えており、これらの間に仕切板11が介在され、第1の回転圧縮要素9には第1の支持部材12が付設されると共に、第2の回転圧縮要素10には第2の支持部材13が付設され、これらが通しボルト(図略)等で一体化されることにより構成されている。
第1の回転圧縮要素9は、シリンダ9aと、このシリンダ9aの内部を偏心回転するローラ9bを備えており、このローラ9bは前記回転軸7に形成されている第1の偏心部7aに嵌合し、ローラ9bの外周面にはバネ9cで付勢されているベーン(図略)が常時圧接してシリンダ9aの内部に低圧室と高圧室とが構成されている。
第2の回転圧縮要素10も同様に、シリンダ10aと、このシリンダ10aの内部を偏心回転するローラ10bを備えており、このローラ10bは前記回転軸7に形成されている第2の偏心部7bに嵌合し、ローラ10bの外周面にはバネ10cで付勢されているベーン(図略)が常時圧接してシリンダ10aの内部に低圧室と高圧室とが構成されている。尚、前記回転軸7の第1の偏心部7aと、第2の偏心部7bとは180°位相をずらして設けられている。
上記第1の支持部材12は、中央部に回転軸7の端部を軸支する軸受け部12aが設けられ、この軸受け部12aの外周部を取り囲むようにして消音室12bが凹部状に設けられており、この消音室12bは第1の支持部材12に固定されたカバー板14により開口面が閉塞されている。この第1の支持部材12には、図2に示すように冷媒ガスの導入管15から冷媒ガスを吸入するための吸入ポート12cが形成され、この吸入ポート12cは第1の回転圧縮要素9のシリンダ9aに設けられている通路9dを介して低圧室の入口に連通している。又、第1の支持部材12には通路(図略)が形成されていて、この通路はシリンダ9aの高圧室の出口と前記消音室12bとを連通させている。更に、第1の支持部材12には通路(図略)が形成され、この通路は消音室12bから第1の回転圧縮要素9のシリンダ9a、仕切板11、第2の回転圧縮要素10のシリンダ10a、第2の支持部材13、後記するタックフレーム18を貫通して形成されている吐出孔(図略)に連通している。そして、吐出孔は電動要素5側に開口し、且つ吐出管16が立設されている。
上記第2の支持部材13は、図2に示すように中央部に回転軸7を軸支する軸受け部13aが設けられ、この軸受け部13aの外周部を取り囲むようにして消音室13bが凹部状に設けられており、この消音室13bはタックフレーム18により開口面が閉塞されている。この第2の支持部材13には中間圧力の冷媒ガスを吸入するための吸入ポート13cが形成され、この吸入ポート13cは第2の回転圧縮要素10のシリンダ10aに設けられている通路10dを介して低圧室の入口に連通している。又、第2の支持部材13には通路(図略)が形成されていて、この通路はシリンダ10aの高圧室の出口と前記消音室13bとを連通させている。更に、第2の支持部材13には吐出ポート13dが形成され、この吐出ポート13dは消音室13bと冷媒ガスの導出管17とを連通させている。
前記タックフレーム18はアルミニウム材で形成され、図1に示すように中心孔18aを第2の支持部材13の軸受け部13aに嵌めて第2の支持部材13に密着させ、この状態を保持して外周に形成されているフランジ部18bをタック溶接Wすることで固定する。これにより、密閉容器1内が電動要素5側と回転圧縮要素6側とに区画され、且つタックフレーム18は第2の支持部材13における消音室13bの開口面を閉塞するので、従来のカバー板の機能を備えることになる。又、タックフレーム18の上端部には小孔18cが設けられ、下端部には容器2の底面との間に隙間18dが設けられている。この隙間18dは、例えばフランジ部18bの外面に凹溝を軸線方向に設けることで形成することができる。
タックフレーム18は、上記フランジ部18bを容器2にタック溶接Wするため、従来のように第2の支持部材13の軸受け部13aに溶接する場合に比して、軸受け部13aを溶接時の高熱から保護することができる。これにより、軸受け部13aの変形や強度低下を招くことがなくなり、軸受け機能が損なわれずに回転軸7の回転に悪影響を及ぼすことがなく、圧縮機の性能低下を防ぐことができる。又、タックフレーム18はアルミニウムで形成されているため、従来の鋼板に比して重量が軽くなり、圧縮機の軽量化が可能となって例えば自動車に搭載してカーエアコン用の圧縮機として使用するのに好適なものとなる。
更に、タックフレーム18には吸入管19が取り付けられ、この吸入管19の一端は前記第2の支持部材13に形成されている吸入ポート13cに連通し、吸入管19の他端は図2のように回転圧縮要素6側に開口している。
前記回転軸7における第1の支持部材12側の端部には、図1に示すようにオイルポンプ20が装着され、このオイルポンプ20は汲み上げ管21を介して容器2底部の潤滑油溜めから潤滑油を汲み上げて前記回転圧縮要素5の摺動部分や、第1の支持部材12の軸受け部12a、第2の支持部材13の軸受け部13a等に潤滑油を供給できるようにしてある。このため、回転軸7には軸孔(図略)と、この軸孔に連通する複数の出油孔を設けてある。尚、密閉容器1の底部には台座22が取り付けられている。
上記のように構成された本実施形態に係る横型2段回転圧縮機の動作を説明する。前記ターミナル8を介して電動要素5のステータ5aに通電するとロータ5bが回転し、このロータ5bにより回転軸7が回転して回転圧縮要素6を駆動する。前記導入管15から冷媒ガス(例えば、CO冷媒ガス)が供給されると、この冷媒ガスは第1の支持部材12の吸入ポート12cから吸入され、第1の回転圧縮要素9におけるシリンダ9aの通路9dを通ってシリンダ9a内部の低圧室に吸入される。
シリンダ9aの低圧室に吸入された冷媒ガスは、シリンダ9a内部の前記ローラ9bの偏心回転によって圧縮されると共に、高圧室の出口から第1の支持部材12の通路(図略)に吐出されて消音室12bに流入する。消音室12bで消音された冷媒ガスは、前記第1の支持部材12の通孔(図略)から、第1の回転圧縮要素9のシリンダ9a、仕切板11、第2の回転圧縮要素10のシリンダ10a、第2の支持部材13、タックフレーム18を貫通して形成されている吐出孔(図略)に吐出され、更にこの吐出孔から吐出管16を通って電動要素5側に吐出される。吐出管16から電動要素5側に吐出される冷媒ガスは中間圧力になっている。
この中間圧力の冷媒ガス中には潤滑油が一部含まれているが、この潤滑油は冷媒ガスから分離して密閉容器1の内部における電動要素5側の底部に落下して溜まる。そして、密閉容器1の内部には前記タックフレーム18が取り付けられて回転圧縮要素6側と電動要素5側に区画されているため、電動要素5側の内部圧力は高く、回転圧縮要素6側の内部圧力は低い差圧が生じる。
この差圧によって電動要素5側の底部に落下して溜まる潤滑油は、タックフレーム18の下端部に設けられている前記隙間18dを通って回転圧縮要素6側に移動し、タックフレーム18を境としてそれより左方の回転圧縮要素6側のオイルレベルが上昇する。これにより、前記汲み上げ管21の下端開口部が潤滑油溜まりの中に十分浸漬されるようになるので、オイルポンプ20による潤滑油の汲み上げが支障なく行われ、回転圧縮要素6の摺動部分等への潤滑油の供給が円滑に行われる。
タックフレーム18の上端部には前記小孔18cが設けられており、電動要素5側に吐出された中間圧力の冷媒ガスはこの小孔18cを通って回転圧縮要素6側に移動する。この冷媒ガスの移動によって電動要素5側で冷媒ガスの流れが生じるため、上記電動要素5側から回転圧縮要素6側への潤滑油の移動が促進される。冷媒ガスの移動量は小孔18の大きさによって変化し、小孔18の直径が大きい程移動量は増大する。冷媒ガスの移動量が多すぎると、電動要素5側と回転圧縮要素6側との差圧が小さくなって電動要素5側から回転圧縮要素6側への潤滑油の移動が妨げられる。又、冷媒ガスの流速も小孔18の大きさによって変化し、小孔18の直径が大きい程流速は減少する。冷媒ガスの流速が遅すぎると、電動要素5側と回転圧縮要素6側との差圧は保持されるが、電動要素5側から回転圧縮要素6側への潤滑油の移動が妨げられる。このため、小孔18cの直径を適切に設定することが肝要となる。ちなみに、本実施形態では小孔18cの直径を2〜8mmに設定してあり、良好な結果が得られている。
タックフレーム18の小孔18cを通って回転圧縮要素6側に移動した中間圧力の冷媒ガスは、前記吸入管19から吸入され、第2の支持部材13に形成されている吸入ポート13c、第2の回転圧縮要素10におけるシリンダ10aに形成されている通路10dを通ってシリンダ10aの低圧室に吸入される。
シリンダ10aの低圧室に吸入された冷媒ガスは、シリンダ10a内部の前記ローラ10bの偏心回転によって圧縮され、高圧室の出口から第2の支持部材13に設けられている通路(図略)から消音室13b内に流入する。消音室13bで消音された冷媒ガスは、第2の支持部材13に形成されている吐出ポート13dから前記導出管17内に吐出され、密閉容器1の外部に出される。
密閉容器1外に吐出される冷媒ガスは高圧力になっており、この高圧力の冷媒ガスは例えば自動車エアコンの冷凍サイクル用冷媒ガスとして使用され、冷凍サイクルを一巡した後に低圧力の冷媒ガスとなって前記導入管15から圧縮機に戻される。
本発明は、横型2段回転圧縮機に適用するだけでなく、3段以上の横型多段回転圧縮機に適用することが可能である。又、本発明に係る横型多段回転圧縮機は、自動車のカーエアコンに限らず、家庭用エアコン、業務用エアコン、その他冷蔵庫、冷凍庫、自動販売機等に使用することができる。
本発明を横型2段回転圧縮機に適用した実施形態を示す概略縦断面図である。 図1の横型2段回転圧縮機の概略横断面図である。 従来の横型2段回転圧縮機の一例を示す概略縦断面図である。
符号の説明
1 密閉容器
2 容器
3、4 エンドキャップ
5 電動要素
6 回転圧縮要素
7 回転軸
8 ターミナル
9 第1の回転圧縮要素
10 第2の回転圧縮要素
11 仕切板
12 第1の支持部材
13 第2の支持部材
13a 軸受け部
14 カバー板
15 導入管
16 吐出管
17 導出管
18 タックフレーム
18b フランジ部
18c 小孔
18d 隙間
19 吸入管
20 オイルポンプ
21 汲み上げ管

Claims (3)

  1. 密閉容器内に電動要素と、この電動要素により駆動される回転圧縮要素とを配設した横型多段回転圧縮機において、前記電動要素と回転圧縮要素とを区画するためにアルミニウム材からなるタックフレームがその外周縁部を前記密閉容器に溶接することにより取り付けられ、バッフル板としての機能と、前記回転圧縮要素に設けられている消音室のカバー板としての機能を有することを特徴とする横型多段回転圧縮機。
  2. 前記タックフレームに小孔を設け、前記電動要素側と回転圧縮要素側とを連通して差圧を生じさせることを特徴とする請求項1に記載の横型多段回転圧縮機。
  3. 前記小孔は直径2〜8mmであることを特徴とする請求項2に記載の横型多段回転圧縮機。
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