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JP2005216087A - 電子メール受信装置及び電子メール送信装置 - Google Patents

電子メール受信装置及び電子メール送信装置 Download PDF

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JP2005216087A JP2004023428A JP2004023428A JP2005216087A JP 2005216087 A JP2005216087 A JP 2005216087A JP 2004023428 A JP2004023428 A JP 2004023428A JP 2004023428 A JP2004023428 A JP 2004023428A JP 2005216087 A JP2005216087 A JP 2005216087A
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Tatsuya Arayagaito
達也 新谷垣内
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Abstract

【課題】 電子メール送信者の感情表現を受信側の顔画像出力及び合成音声出力で表現させる。
【解決手段】 電子メール受信装置14は、受信したメール文の文中に感情を示す感情表現データが挿入されており、同時に受信した添付データが人物顔の特徴を表す各部位の大きさ及び位置を示す基本顔データであったとき、メール文から感情表現データを抽出し、これが示す感情の種類に応じた感情パラメータを生成する感情表現データ抽出部12と、基本顔データと感情パラメータとが供給されてこの基本顔データを感情パラメータに基づき変更して顔画像として画像出力する顔データ再生部13とを具備すると共に、感情パラメータが供給されてこれに基づき音声合成にイントネーションに変化を与えて音声合成させる音声合成出力部11とを備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、メール文を合成音声で読み上げ可能な電子メール受信装置及び電子メール送信装置に関するものであり、特に送信者の感情表現に係るデータも送受信し、受信側ではこの感情表現データに基づいた顔画像を表示させ、又合成音声にも感情表現をさせることが可能な電子メール受信装置及び電子メール送信装置に関するものである。
近年、相手と要件のやり取りをする通信手段として電子メールが広く普及しているが、これには電話と違って相手の感情を読み取りにくいという欠点があった。そこで、より詳しい多彩な情報を伝えるためにデジタル化された写真(静止画情報)や動画情報、又は音声情報をファイルデータとしてメールに添付して送信することも、文献名を挙げるまでもなくごく一般的に行われている。
また、送信者の様々な感情表現を相手に伝えるべく喜び、怒り、悲しみ等の感情を伴ったメール文を音声合成により読み上げることが可能な電子メール受信装置及び電子メールシステムが特許文献1に開示されている。
また、例えば電子メールの受信側でメール文に基づいて合成音声又は顔合成画像を表示するにあたり、そのメール文の送信者が意図したとおりの表示を可能とする合成画像表示システムが特許文献2に開示されている。
特開2001−34280号公報 特許第3299797号公報
送信者が自分の様子を通信相手に正確に伝えようとする場合、前述したように静止画情報又は動画情報、及び音声情報をメールに添付して送信することが考えられる。
しかし、静止画情報と音声情報とを添付した場合、これらの情報は時間的に連携し得ず、又動画情報と音声情報との添付である場合は両者の連携は可能なもののデータ容量が格段に大きく、送受信線路がインターネット等の電気通信回線網であった場合にそのトラフィックに大きな負荷がかかる等の問題が顕著となって、コスト的にも実用的にも好ましくない。
これは、特許文献1に開示された発明を用いて、静止画情報又は動画情報をメール添付する手段においても同様な問題を有する。
また、特許文献2に開示された発明においては、顔画像情報をパラメータとして送信することができ、この点では上記特許文献1のような問題は改善されている。しかしながら、この発明の場合、メール文の文中で感情が変化した場合に即時的に表情を変化させるといった柔軟な対応をとることができない問題がある。
本願発明は以上のような問題点を解決するためになされたものであり、送信者がメール文に関する自身の感情を受信者に伝える手段として、人間の顔を表す顔画像を顔画像データそのものではなくて表情の特徴を表す部位に関する情報のみを送信し、また送信者のメール文における感情についてその感情の種類を示す識別子をメール文の文中、つまり感情を表現したい箇所に挿入して送信することで、受信側では顔画像を表示させつつメール文を音声合成により音声出力させる際に、送信者の意図したタイミングで感情を反映した合成音声と顔画像を出力させることを可能とする電子メール受信装置及び電子メール送信装置を提供することを目的とする。
本発明は、上述した課題を解決するために以下の(1)及び(2)の手段より構成したものである。
(1)メール文としてのテキストデータと、このメール文に添付された人物顔の特徴を示すパラメータからなる基本顔データとが受信された場合、前記受信されたテキストデータを音声合成処理してこの合成処理されたデータを音声出力させる音声合成出力部を備えた電子メール受信装置であって、前記受信されたテキストデータの文中から予め抽出すべき感情表現として決定された所定の文字列との比較によって前記メール文の送信者の感情表現データを抽出し、この感情表現データが示す感情の種類に応じた感情パラメータを生成する感情表現データ抽出部と、前記受信した基本顔データを前記生成された感情パラメータに基づき前記送信者の感情に応じた表現に変更し、この変更した顔画像を画像出力する顔データ再生部とを具備すると共に、前記音声合成出力部は、前記音声合成処理する際に前記感情表現データ抽出部から供給された感情パラメータに基づきイントネーションに変化を与えるように構成したことを特徴とした電子メール受信装置。
(2)請求項1に記載の電子メール受信装置に送信するための電子メール送信装置であって、人物顔の表情を決定する各部位の大きさや配置位置のパラメータからなる基本顔データを生成する基本顔データ作成部を有し、この生成された基本顔データを前記テキストデータに添付して送信する構成であることを特徴とした電子メール送信装置。
請求項1に記載の発明によれば、電子メール送信者が例えば自分の顔を表すような基本顔データを作成し、メール文の文中に予め定めた感情を表現するための感情表現データを挿入して前記基本顔データと共に電子メール送信した場合、このメールの受信者は受信したメール文を閲覧すると共に、このメール文の中に挿入された前記感情表現データに示された感情の種類に基づき、音声合成によるメール文読み上げに感情の変化を出させ、又各感情を表現した顔画像を適宜表示させることができる。
これにより、電子メールの受信者はメール送信者の表現したい感情を顔画像及び合成音声によって豊かに再現し得られるという格別な効果を得るものである。
請求項2に記載の発明によれば、上述したように電子メール送信者は基本顔データを作成し、又メール文の文中に予め定めた感情を表現するための感情表現データを挿入して前記基本顔データと共に電子メール送信しさえすれば、電子メールに添付する前記基本顔データは画像そのものではなく所定のパラメータであり、又感情表現データも文中に挿入するるデータであるため、メール文自体以外に送信するデータ量を極めて少なくすることができ、電気通信回線にかかる伝送負荷の極めて少ない電子メール送信装置を実現できるという格別な効果を有する。
また、上述したとおり電子メールの作成においては感情を表現したい箇所に感情表現データを挿入するだけで所望の箇所で所望の感情を表現できるという送信者側の操作容易性を備えている。
以下、本発明の一実施形態例について図面を参照して説明する。まず、図1は本発明の実施の形態に係る電子メールシステムの機能を例示したブロック図である。同図において、1は送信者が後述する感情表現データを指定しながらメール文を作成するためのテキスト入力部、2は前記メール文と共に送信される顔画像に関する基本顔データを送信者が操作によって作成するための基本顔データ作成部、3は基本顔データ作成部2で作成された基本顔データを記憶しておくための基本顔データ記憶部、4はテキスト入力部1で作成されたメール文に基本顔データ記憶部3に記憶された基本顔データを添付して電子メールとして送信可能化するためのメール送信部、5は前記送信可能化された電子メールを後述する通信回線に出力するための第1の通信インターフェース(I/F)部であり、以上1乃至5による構成が電子メール送信部6である。
また、7は電子メール送信部6の第1の通信I/F部5から送信された電子メールを前記通信回線を介して受信するための第2の通信I/F部、8は第2の通信I/F部7で受信した電子メールから前記メール文及び基本顔データを抽出するためのメール受信部、9はメール受信部8で抽出されたメール文及び基本顔データを蓄積するためのメール蓄積部、10はメール蓄積部9に蓄積されたメール文と基本顔データとが受信者によって選択されてそれぞれ読み出されて後述する音声合成出力部と顔データ再生部とにそれぞれ供給され、又前記メール文については受信者が閲覧可能なメール閲覧部、11はメール閲覧部10で読み出されたメール文が供給されて音声合成処理をしつつ、これに同期したタイミングで前記メール文が感情表現データ抽出部に出力され、この感情表現データ抽出部から後述の感情パラメータがフィードバックされて前記メール閲覧部10から供給されたメール文の音声合成処理に反映され、感情を有した音声出力をさせるための音声合成出力部、12は音声合成出力部11から供給されたメール文を解析しながら文中に挿入されている前記感情表現データを抽出し、この感情表現データに基づいた前記感情パラメータを音声合成出力部11及び後述の顔データ再生部に供給するための感情表現データ抽出部、13はメール閲覧部10から供給された基本顔データを感情表現データ抽出部12から供給された感情パラメータに基づいて前記基本顔データを変更しながら出力するための顔データ再生部であり、以上7乃至13による構成が電子メール受信部14である。
また、同図において15は電子メール送信部6から送信された電子メールを電子メール受信部14で受信させるために第1の通信I/F部5と第2の通信I/F部7とを接続する通信回線である。
以上構成を示したように、前記電子メールシステムは電子メール送信部6と電子メール受信部14とが通信回線15を介して接続されるものである。
また、図2は図1の電子メールシステムを具体的なハードウェア構成として例示したブロック図である。同図において、前記電子メールシステムは電子メール送信装置21と電子メール受信装置22とが電気通信回線23を介して接続されている。
まず、電子メール送信装置21において、201は送信者がメール文の入力を行ったり電子メール送信装置21を動作させるための入力部、202は電子メール送信装置21全体を制御するための制御部、202aは制御部202に含まれて後述の記憶部203に記憶された送信制御プログラムによって制御されるCPU、203は制御部202で処理されるデータや前記送信制御プログラムが記憶される記憶部、204は制御部202で制御される前記送信制御プログラムの処理結果や入力部201で送信者が入力したメール文を表示させるための表示部、205は制御部202から供給された電子メールを電気通信回線23に出力するための通信部である。
そして、電子メール受信装置22において、206は電子メール送信装置21から電気通信回線23を介して供給された電子メールを受信するための通信部、207は電子メール受信装置22全体を制御するための制御部、207aは制御部207に含まれて後述の記憶部208に記憶された受信制御プログラムによって制御されるCPU、208は制御部207で処理されるデータや前記受信制御プログラムが記憶される記憶部、209は制御部207で制御される前記受信制御プログラムの処理結果や通信部206で受信した前記電子メールの内容を表示させるための表示部、210は電子メール受信装置22を動作させるための入力部、211は音声を発生させるための音声出力部である。
以上、図1及び図2から機能ブロックとハードウェアブロックとの関係は次のとおりである。つまり、電子メール送信部6、電子メール受信部14、そして通信回線15の機能ブロックに相当するハードウェアは、それぞれ電子メール送信装置21、電子メール受信装置22、そして電気通信回線23である。
そして、電子メール送信部6におけるテキスト入力部1及び基本顔データ作成部2は、入力部201からの入力に基づいて制御部202のCPU202aによる前記送信制御プログラムの制御によって実現され、基本顔データ記憶部3は記憶部203によって実現され、メール送信部4は制御部202のCPU202aによる前記送信制御プログラムの制御によって実現され、又第1の通信I/F部5は通信部205によって実現される。
また、電子メール受信部14における第2の通信I/F部7は記憶部208によって実現され、メール受信部8、メール閲覧部10、及び感情表現データ抽出部12は制御部207のCPU207aによる前記受信制御プログラムの制御によって実現され、メール蓄積部9は記憶部208によって実現され、音声合成出力部11は制御部207のCPU207aによる前記受信制御プログラムの制御と音声出力部211によって実現され、顔データ再生部13は制御部207のCPU207aによる前記受信制御プログラムの制御と表示部209によって実現される。
図2に示した構成例によれば、電子メール送信装置22及び電子メール受信装置23はオペレーティングシステム上で動作可能な前記送信制御プログラム又は受信制御プログラムを有したパーソナルコンピュータで構成してもよいし、又は図2の各構成を専用のハードウェアとプログラムとで構成した電子メール端末に構成してもよい。
以上説明した構成による電子メールシステムの動作について電子メール送信部6と電子メール受信部14とに分けて図と共に説明する。
まず、電子メール送信部6の動作について説明する。送信者は、予め基本顔データ作成部2で基本顔データを作成しておく必要がある。この基本顔データとは、人間の顔の輪郭、目、口等顔の各部位の大きさや配置の位置等を数値で示したものであり、例えば前記送信者が自分の顔に見たてた基本顔データを作成できるものである。
図3に前記基本顔データのデータ構成例を示す。同図は、顔を構成する輪郭、髪型,眉、目、及び口を各部位とし、これら各部位の大きさ(幅及び、高さ又は厚さ)と顔の中心位置からの2次元の距離による配置位置とを数値化したデータ構成を示したものである。同図において、例えば口は顔の中心位置からmyで示される量だけ下方に位置し、その厚さはmh、幅はmwである。眉や目についても同様にこれらの各配置位置及び大きさが数値で示される。
顔の輪郭線については、例えばスプライン曲線化されて中継点がどこにあるかがfrで示される。
髪型については、好みによってその形状を設定したいとしても髪型の種類は多岐に渡り、しかも数値化が困難な程に複雑なものもあるので、例えば予め決められている複数の髪型候補から送信者が任意に選択するようにしてもよい。
また、前記輪郭、髪型、眉、目、及び口の各部位について色や模様を示す属性データを設定し、前記大きさ及び配置位置データに追加して前記基本顔データとしてもよい。
送信者は、前記基本顔データを生成するために基本顔の画像を表示部204に表示させておき、入力部201の操作によって各部位に係る数値を決定することができる。これは、前記送信制御プログラムによる制御部202の制御によって、例えば図4に示すような基本顔データ作成画面をGUI(Graphical User Interface)として表示部204に表示させ、入力部201からのGUI操作によって顔画像を見ながら前記各部位の大きさや配置位置を変更し、又髪型を選択することができる。同図において、左側は送信者が確認する前記顔画像であり、右側には前記各部位の大きさや配置位置を変化させるためのスライドバーや髪型候補の選択肢等が表示される。
送信者は、これらを入力部201で操作することにより同図左側の顔画像に操作の結果が反映されるのを確認しながら所望の基本顔データを生成することができる。
このようにして生成された基本顔データは基本顔データ記憶部3に記憶される。これにより、一度生成された基本顔データはメール送信の際に繰り返し使用されることが可能である。
なお、基本顔データ記憶部3に一旦記憶された基本顔データは、送信者の指定によって基本顔データ作成部2に再度読み出されて前記基本顔データ作成画面のGUIによる前記各部位の大きさや配置位置の修正が行われ、再び基本顔データ記憶部3にデータの置き換えとして記憶させたり、新たなデータとして記憶させることができる。
次に、前記感情表現データの作成について説明する。送信者によって作成されるメール文において、送信者の抱く感情はその文の内容とともに変化するのが通常であるため、前記感情表現データはメール文の内容に応じてその都度指定されることが望ましい。本実施形態例においては、前記感情表現データ感情に応じて定めた所定の文字列としてメール文の文中に挿入させる。つまり、送信者はメール文の作成において、感情を表現したい箇所又は感情を変化させたい箇所に前記感情に応じて定めた所定の文字列を挿入して的確な箇所での所望の感情を示すようにする。
前記所定の文字列とは、例えば図5に示すような文字列によるものである。同図に示した文字列はいわゆる「顔文字」と呼ばれるものであり、その文字列の全体形状が人間の喜怒哀楽等を表現した顔のように見えるものである。これら所定の文字列としては、前記顔文字の他、予め決めておいた特別な文字列や記号であってよい。これにおいて、詳細は後述するが電子メール受信部14の音声合成出力部11で前記メール文を音声合成処理によって音声出力させるが、前記所定の文字列がこの音声合成処理によって意味不明な言葉として発音されないように例えば音読不能な文字列を設定することとする。
以上のようにして前記感情表現データが挿入されたメール文及び基本顔データが準備された後、メール送信部4はこのメール文に基本顔データを添付して、電子メールとして第1の通信I/F部5を通じて通信回線15にこれを送出する。そして、通信回線15に送出された前記電子メールは、通信回線15に接続された図示しないメールサーバやプロバイダ等を経由して送信先の電子メール受信部14で受信されることとなる。
次に、電子メール送信部6から送信された前記電子メールを受信した電子メール受信部14の動作について説明する。電子メール受信部14は、第2の通信I/F部7を通じてメール受信部8に前記電子メールを読み込み、前記メール文とこれに添付された前記基本顔データとがそれぞれ抽出されてメール蓄積部9に記録される。
その後、メール蓄積部9に記録された前記メール文及び基本顔データは受信者の操作によってメール閲覧部10に読み出され、メール文については表示閲覧されることができる。
次に、前記メール文の音声合成処理とこのメール文に挿入された前記感情表現データの処理について説明する。メール閲覧部10は前記読み出されたメール文を音声合成出力部11に供給すると共に、前記読み出された基本顔データを顔データ再生部13に供給する。
音声合成出力部11では、前記供給されたメール文を音声合成処理によって音声データに変換しながら音声出力させる。これにおいて、前記音声合成処理は周知技術をもって前記メール文のテキストデータをデジタル音声データに変換することが可能であり、例えば具体的態様としては音声合成ソフトウェアとしてこの機能を実現し、制御部207のCPU207aの制御によって前記メール文をデジタル音声データに変換し、これを音声出力部211に供給することで実現するものである。
なお、前述したとおり、音声合成出力部11での前記メール文の音声合成処理に際し、文中から前記感情表現データが抽出された場合、このデータについては発音不可能な文字列として設定されているために音声データには変換されず、前記感情表現データ自体は音声出力部211では発音されない。
音声合成出力部11で音声合成処理がされて音声出力されるメール文は、この音声合成処理に同期して感情表現データ抽出部12に供給される。感情表現データ抽出部12は音声合成出力部11から供給された前記メール文を逐次読み込みながら前記感情表現データを検索する。これは、この感情表現データが所定の文字列で構成されているため、読み込んだ文字のキャラクタコードを調べることで前記感情表現データを抽出することが可能である。
感情表現データ抽出部12は、前記感情表現データを抽出すると感情の種類に応じたパラメータを音声合成出力部11及び顔データ再生部13に供給する。これにおいて、前記感情の種類に応じたパラメータとは、図5に示した感情表現データを例にとると、「喜」は0、「怒」は1、「哀」は2、そして「楽」は3というふうに感情の種類を数値で定義付けたものである。
感情表現データ抽出部12から前記感情パラメータを供給された音声合成出力部11は、入来したパラメータ値に基づき、これが示す感情を表現させるために声の抑揚、音調、語調といったイントネーションを変化させるための指定を前記音声合成処理に入力し、これにより生成させる音声データに前記示した感情を含めることができる。
また、顔データ再生部13は、前述したようにメール閲覧部10から前記基本顔データが供給されて顔画像として表示させる。そして、感情表現データ抽出部12から前記感情パラメータが供給されると、入来したパラメータ値に基づき、これが示す感情を表現するような顔画像になるよう前記基本顔データを変更して再表示させる。図6に「喜」「怒」「哀」「楽」それぞれに対応した前記顔画像の例を示す。
以上詳述したように、本発明の実施形態例である電子メール受信装置は、メール送信者が例えば自分の顔を表すような基本顔データを作成し、メール文の文中に予め定めた感情を表現するための感情表現データを挿入して前記基本顔データと共に電子メール送信した場合、このメールの受信者は受信したメール文を閲覧すると共に、このメール文の中に挿入された前記感情表現データに示された感情の種類に基づき、音声合成によるメール文読み上げに感情の変化を出させ、又各感情を表現した顔画像を適宜表示させることができる。
これにより、電子メールの受信者はメール送信者の表現したい感情を顔画像及び合成音声によって豊かに再現し受け取ることができる。
また、前述したように電子メール送信装置については、電子メール送信者は基本顔データを作成し、又メール文の文中に予め定めた感情を表現するための感情表現データを挿入して前記基本顔データと共に電子メール送信しさえすれば、電子メールに添付する前記基本顔データは画像そのものではなく所定のパラメータであり又感情表現データも文中に挿入するるデータであるため、メール文自体以外に送信するデータ量を極めて少なくすることができ、電気通信回線にかかる伝送負荷を極めて少なくすることができる。
また、上述したとおり電子メールの作成においては感情を表現したい箇所に感情表現データを挿入するだけで所望の箇所で所望の感情を表現できるという送信者側の操作容易性を備えたものである。
なお、図2に示した構成例において、電子メール送信装置22及び電子メール受信装置23はオペレーティングシステム上で動作可能な前記送信制御プログラム又は受信制御プログラムを有したパーソナルコンピュータで構成してもよいし、又は図2の各構成を専用のハードウェアとプログラムとで構成した電子メール端末に構成してもよいと説明したが、電子メール送信装置22及び電子メール受信装置23が、メール送信機能及びメール受信機能の両方を具備するように構成さて電子メール送受信装置となるよう構成してもよい。これについては、この構成から見て技術的に詳細を説明するまでもなく十分可能である。
また、感情表現データの構成例としては、図5に示したような「顔文字」を例として挙げたが、このような特殊な文字列を設定して挿入するという手段以外に、実際のメール文に現れる感情に関する表現を感情表現データとして感情表現データ抽出部12に認識させるようにしてもよい。例えば、メール文中に「楽しい」、「嬉しい」、「泣くよ」、「怒ってる」等の感情を示す言葉が使用されていた場合、感情表現データ抽出部12は予め予約しておいたこれらの言葉と照合して抽出し、感情パラメータを出力するように制御させてもよい。この場合は、送信者はメールを作成するに際し、メール文中にわざわざ「顔文字」等の所定の文字列を挿入する必要はない。
以上のように、本発明に係る電子メール受信装置及び電子メール送信装置は、送信者のメール文に関する感情を受信者側に顔画像出力と音声読み上げによって簡易に伝達することができるものであるが、本発明はこれを利用しテレビ電話、Webサイトの電子掲示板等の情報通信に有用である。
また、文章に応じて発音と画像を変化させることが可能であるため、例えば幼児向け教育機材においても有用である。
本発明の実施の形態に係る電子メール受信装置及び電子メール送信装置の機能を例示したブロック図である。 図1の電子メール受信装置及び電子メール送信装置を具体的なハードウェア構成として例示したブロック図である。 基本顔データのデータ構成例を示した図である。 基本顔データ作成画面をGUIとして表示した表示例である。 感情表現データをあらわす文字列を例示したものである。 感情をあらわす顔画像の表示例を示したものである。
符号の説明
1 テキスト入力部
2 基本データ作成部
3 基本顔データ記憶部
4 メール送信部
5 第1の通信I/F部
6 電子メール送信部
7 第2の通信I/F部
8 メール受信部
9 メール蓄積部
10 メール閲覧部
11 音声合成出力部
12 感情表現データ抽出部
13 顔データ再生部
14 電子メール受信部
15 通信回線

Claims (2)

  1. メール文としてのテキストデータと、このメール文に添付された人物顔の特徴を示すパラメータからなる基本顔データとが受信された場合、前記受信されたテキストデータを音声合成処理してこの合成処理されたデータを音声出力させる音声合成出力部を備えた電子メール受信装置であって、
    前記受信されたテキストデータの文中から予め抽出すべき感情表現として決定された所定の文字列との比較によって前記メール文の送信者の感情表現データを抽出し、この感情表現データが示す感情の種類に応じた感情パラメータを生成する感情表現データ抽出部と、
    前記受信した基本顔データを前記生成された感情パラメータに基づき前記送信者の感情に応じた表現に変更し、この変更した顔画像を画像出力する顔データ再生部とを具備すると共に、
    前記音声合成出力部は、前記音声合成処理する際に前記感情表現データ抽出部から供給された感情パラメータに基づきイントネーションに変化を与えるように構成したことを特徴とした電子メール受信装置。
  2. 請求項1に記載の電子メール受信装置に送信するための電子メール送信装置であって、
    人物顔の表情を決定する各部位の大きさや配置位置のパラメータからなる基本顔データを生成する基本顔データ作成部を有し、この生成された基本顔データを前記テキストデータに添付して送信する構成であることを特徴とした電子メール送信装置。

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