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JP2005211214A - 洗濯装置および乾燥装置 - Google Patents

洗濯装置および乾燥装置 Download PDF

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JP2005211214A
JP2005211214A JP2004019978A JP2004019978A JP2005211214A JP 2005211214 A JP2005211214 A JP 2005211214A JP 2004019978 A JP2004019978 A JP 2004019978A JP 2004019978 A JP2004019978 A JP 2004019978A JP 2005211214 A JP2005211214 A JP 2005211214A
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Toru Miyaji
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Abstract

【課題】 ユーザにとっての利便性を向上させる。
【解決手段】 洗濯装置は、衣類に取付けられたRFIDタグ10から、情報を受信する読取兼登録機24と、洗濯の工程のいずれかについて、工程の内容を特定する情報を含む、読取兼登録機24が受信した情報を記憶するメモリ32と、メモリ32に記憶された情報に基づき、工程の内容を決定するCPU30と、CPU30が決定した内容に基づいて、衣類を洗濯する洗濯部52とを含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、洗濯装置および乾燥装置に関し、特に、非接触識別装置を利用する洗濯装置および乾燥装置に関する。
衣類には、それぞれ最適な洗濯条件および乾燥条件が存在する。これらに反した条件で洗濯したり乾燥させたりすると、いわゆるちぢみや色落ちなどといった、さまざまなトラブルが発生する。しかしながら、大量に多種多様な衣類を洗濯・乾燥させる場合、それぞれに適した条件を知ること自体が困難である。このような場合に、より効率的に適切な洗濯の条件や乾燥の条件を知ることは、洗濯や乾燥といった作業において重要な要素となる。
そのために、RFID(Radio Frequency Identification)タグを始めとする識別装置に、洗濯の条件などを記憶させるといった工夫が用いられている。
具体的には、特許文献1には、フィルム製容器に収納されて衣類に固着されたデータキャリヤのアンテナが信号を受信すると、予め入力された識別符号をアンテナから送信する識別装置が開示されている。これによると、個々のシーツ、白衣などを自動的に識別できる。白衣などを自動的に識別できるので、大量の衣類を扱う際の仕分け作業などが効率化できる。
また、特許文献2には、適切な洗濯方法またはアイロン掛け方法を表す情報を自動的に読取り、それらの方法に沿って洗濯方法またはアイロン掛け方法を自動的に設定できる洗濯装置およびアイロン装置が開示されている。これらの洗濯装置およびアイロン装置は、上述した情報を読取ることにより、不適切な設定を防止できる。また、これらの洗濯装置およびアイロン装置は、自動的に読取った情報をユーザに報知できる。
また、特許文献3には、最上の洗濯を行うことができる洗濯制御方法が開示されている。これによると、洗濯情報が載ったバーコードを衣類に附着しバーコードによって各種状態を設定するので、最上の洗濯が可能となる。
しかしながら、特許文献1に開示されたように、データキャリヤのアンテナが信号を受信すると、予め入力された識別符号をアンテナから送信する場合には、単に仕分け作業を効率化するに過ぎないという問題がある。これにより、大量の衣類を扱う場合に、一部の衣類の汚れが十分取れなかったり、ちぢみなどが発生したりする可能性が生じる。
一方、特許文献2に開示されたように、適切な洗濯方法またはアイロン掛け方法を表す情報を自動的に読取り、それらの方法に沿って洗濯方法またはアイロン掛け方法を自動的に設定する場合には、ユーザにとっての利便性に改良の余地があるという問題がある。たとえば、洗濯の各工程についてきめ細かい設定が必要な場合についての解決がなされていない。
特許文献3に開示されているように、衣類に付着される情報媒介体がバーコードのようなものの場合、読取装置との接触が必要となるという問題がある。またこの場合、多数の衣類情報を同時に読取ることができないためユーザにとって大変に不便であるという問題もある。
特開平11−180545号公報 特開2002−360968号公報 特開平6−304379号公報
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、ユーザにとっての利便性を向上させる洗濯装置および乾燥装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のある局面にしたがうと、洗濯装置は、衣類に取付けられた通信機から、情報を受信するための受信手段と、洗濯の工程のいずれかについて、工程の内容を特定する情報を含む、受信手段が受信した情報を記憶するための記憶手段と、記憶手段に記憶された情報に基づき、工程の内容を決定するための決定手段と、決定手段が決定した内容に基づいて、衣類を洗濯するための洗濯手段とを含む。
すなわち、受信手段は、衣類に取付けられた通信機から、情報を受信する。記憶手段は、洗濯の工程のいずれかについて、工程の内容を特定する情報を含む、受信手段が受信した情報を記憶する。決定手段は、記憶手段に記憶された情報に基づき、工程の内容を決定する。洗濯手段は、決定手段が決定した内容に基づいて、衣類を洗濯する。これにより、受信手段が受信した、工程の内容を特定する情報に基づいて、衣類が洗濯される。その結果、ユーザにとっての利便性を向上させる洗濯装置を提供することができる。
また、上述の決定手段は、洗いの内容を決定するための手段を含むことが望ましい。
すなわち、決定手段は、記憶手段に記憶された情報に基づき、洗いの内容を決定する。これにより、洗いの内容は、受信手段が受信した、工程の内容を特定する情報に基づいて決定される。その結果、ユーザにとっての利便性をより向上させる洗濯装置を提供することができる。
もしくは、上述の洗いの内容を決定するための手段は、複数の衣類の、量および素材のいずれかに対応するように、内容を決定するための手段を含むことが望ましい。
すなわち、洗いの内容を決定するための手段は、複数の衣類の、量および素材のいずれかに対応するように、洗いの内容を決定する。これにより、複数の衣類を洗濯する場合にも、洗いの内容は、受信手段が受信した、工程の内容を特定する情報に基づいて、さらに適切な洗いの内容に決定される。その結果、ユーザにとっての利便性をさらに向上させる洗濯装置を提供することができる。
また、上述の決定手段は、すすぎの内容を決定するための手段を含むことが望ましい。
すなわち、決定手段は、記憶手段に記憶された情報に基づき、すすぎの内容を決定する。これにより、すすぎの内容は、受信手段が受信した、工程の内容を特定する情報に基づいて決定される。その結果、ユーザにとっての利便性をより向上させる洗濯装置を提供することができる。
もしくは、上述のすすぎの内容を決定するための手段は、複数の衣類の、量および素材のいずれかに対応するように、内容を決定するための手段を含むことが望ましい。
すなわち、すすぎの内容を決定するための手段は、複数の衣類の、量および素材のいずれかに対応するように、すすぎの内容を決定する。これにより、複数の衣類を洗濯する場合にも、すすぎの内容は、受信手段が受信した、工程の内容を特定する情報に基づいて、さらに適切なすすぎの内容に決定される。その結果、ユーザにとっての利便性をさらに向上させる洗濯装置を提供することができる。
また、上述の決定手段は、脱水の内容を決定するための手段を含むことが望ましい。
すなわち、決定手段は、記憶手段に記憶された情報に基づき、脱水の内容を決定する。これにより、脱水の内容は、受信手段が受信した、工程の内容を特定する情報に基づいて決定される。その結果、ユーザにとっての利便性をより向上させる洗濯装置を提供することができる。
もしくは、上述の脱水の内容を決定するための手段は、複数の衣類の、量および素材のいずれかに対応するように、内容を決定するための手段を含むことが望ましい。
すなわち、脱水の内容を決定するための手段は、複数の衣類の、量および素材のいずれかに対応するように、脱水の内容を決定する。これにより、複数の衣類を洗濯する場合にも、脱水の内容は、受信手段が受信した、工程の内容を特定する情報に基づいて、さらに適切な脱水の内容に決定される。その結果、ユーザにとっての利便性をさらに向上させる洗濯装置を提供することができる。
また、上述の洗濯装置は、決定手段が決定した内容に基づいて、洗濯のいずれかの工程の実施に費やす時間を算出するための算出手段と、洗濯のいずれかの工程の実施に費やす時間を表す情報を表示するための表示手段とをさらに含むことが望ましい。
すなわち、算出手段は、決定手段が決定した内容に基づいて、洗濯のいずれかの工程の実施に費やす時間を算出する。表示手段は、洗濯のいずれかの工程の実施に費やす時間を表す情報を表示する。これにより、ユーザにとって利便性が高い時間が表示される。その結果、ユーザにとっての利便性をより向上させる洗濯装置を提供することができる。
もしくは、上述の算出手段は、洗濯の複数の工程の実施に費やす時間を算出するための手段を含むことが望ましい。
すなわち、算出手段は、洗濯の複数の工程の実施に費やす時間を算出する。表示手段は、給水が開始された時から脱水が終了した時までに実施される工程の実施に費やす時間を表す情報を表示する。これにより、ユーザにとってさらに利便性が高い時間が表示される。その結果、ユーザにとっての利便性をさらに向上させる洗濯装置を提供することができる。
または、上述の受信手段が受信する情報は、通信機を取付けた衣類に対する洗濯の回数および洗濯の日付のいずれかを表す情報、ならびに工程の内容を特定する情報を含むことが望ましい。あわせて洗濯装置は、洗濯の回数および洗濯の日付のいずれかを表す情報に基づいて、通信機を取付けた衣類ごとに、複数の洗濯の方法のいずれかを用いた場合の、洗濯の適否を表す情報を作成するための作成手段と、作成手段が作成した情報のいずれかを表示するための表示手段とをさらに含むことが望ましい。
すなわち、作成手段は、洗濯の回数および洗濯の日付のいずれかを表す情報に基づいて、通信機を取付けた衣類ごとに、複数の洗濯の方法のいずれかを用いた場合の、洗濯の適否を表す情報を作成する。表示手段は、作成手段が作成した情報のいずれかを表示する。これにより、通信機を取付けた衣類のいずれかについて、複数の洗濯の方法のいずれかを用いた場合の、洗濯の適否を表す情報が表示される。その結果、ユーザにとっての利便性をより向上させる洗濯装置を提供することができる。
もしくは、上述の複数の洗濯の方法は、洗濯装置を用いる洗濯の方法と、洗濯装置を用いる洗濯の方法とは異なる方法とを含むことが望ましい。
すなわち、作成手段は、洗濯装置を用いる洗濯の方法と、洗濯装置を用いる洗濯の方法とは異なる方法とを含む、複数の洗濯の方法のいずれかを用いた場合の、洗濯の適否を表す情報を作成する。これにより、洗濯装置を用いる洗濯の方法とは異なる方法を用いる洗濯に適した衣類について、洗濯の適否を表す、さらに利便性が高い情報が表示される。その結果、ユーザにとっての利便性をさらに向上させる洗濯装置を提供することができる。
本発明の他の局面にしたがうと、乾燥装置は、衣類に取付けられた通信機から、情報を受信するための受信手段と、衣類を乾燥させる条件を特定する情報を含む、受信手段が受信した情報を記憶するための記憶手段と、記憶手段に記憶された情報に基づいて、衣類を乾燥させる条件を決定するための決定手段と、決定手段が決定した条件に基づいて、衣類を乾燥させるための乾燥手段とを含む。
すなわち、受信手段は、衣類に取付けられた通信機から、情報を受信する。記憶手段は、衣類を乾燥させる条件を特定する情報を含む、受信手段が受信した情報を記憶する。決定手段は、記憶手段に記憶された情報に基づいて、衣類を乾燥させる条件を決定する。乾燥手段は、決定手段が決定した条件に基づいて、衣類を乾燥させる。これにより、受信手段が受信した、衣類を乾燥させる条件を特定する情報に基づいて、衣類が乾燥させられる。その結果、ユーザにとっての利便性を向上させる乾燥装置を提供することができる。
または、上述の決定手段は、複数の条件の組合せを選択することにより、衣類を乾燥させる複数の条件を決定するための手段を含むことが望ましい。
すなわち、決定手段は、記憶手段に記憶された情報に基づいて、複数の条件の組合せを選択することにより、衣類を乾燥させる複数の条件を決定する。これにより、決定手段は、衣類を乾燥させる条件をより早く決定する。その結果、ユーザにとっての利便性をより向上させる乾燥装置を提供することができる。
または、上述の決定手段は、衣類の量に対応するように、条件を決定するための手段を含むことが望ましい。
すなわち、決定手段は、衣類の量に対応するように、衣類を乾燥させる条件を決定する。これにより、決定手段は、より的確に衣類を乾燥させる条件を決定する。その結果、ユーザにとっての利便性をより向上させる乾燥装置を提供することができる。
または、上述の決定手段は、衣類の素材に対応するように、条件を決定するための手段を含むことが望ましい。
すなわち、決定手段は、衣類の素材に対応するように、衣類を乾燥させる条件を決定する。これにより、決定手段は、より的確に衣類を乾燥させる条件を決定する。その結果、ユーザにとっての利便性をより向上させる乾燥装置を提供することができる。
または、上述の決定手段が決定した条件は、乾燥の温度を特定する条件を含むことが望ましい。
すなわち、決定手段は、乾燥の温度を特定する条件を含む、衣類を乾燥させる条件を決定する。これにより、決定手段は、より的確に衣類を乾燥させる条件を決定する。その結果、ユーザにとっての利便性をより向上させる乾燥装置を提供することができる。
または、上述の決定手段が決定した条件は、乾燥の風量を特定する条件を含むことが望ましい。
すなわち、決定手段は、乾燥の風量を特定する条件を含む、衣類を乾燥させる条件を決定する。これにより、決定手段は、より的確に衣類を乾燥させる条件を決定する。その結果、ユーザにとっての利便性をより向上させる乾燥装置を提供することができる。
または、上述の乾燥装置は、決定手段が決定した条件を表示するための表示手段をさらに含むことが望ましい。
すなわち、表示手段は、決定手段が決定した条件を表示する。これにより、衣類を乾燥させる条件が表示される。その結果、ユーザにとっての利便性をより向上させる乾燥装置を提供することができる。
または、上述の乾燥装置は、受信手段が受信した、乾燥装置による乾燥の適否を表す情報を表示するための表示手段をさらに含むことが望ましい。
すなわち、表示手段は、乾燥装置による乾燥の適否を表す情報を表示する。これにより、乾燥装置による乾燥の適否が明確になる。その結果、ユーザにとっての利便性をより向上させる乾燥装置を提供することができる。
または、上述の受信手段が受信した情報は、通信機を取付けた衣類の、乾燥の来歴を表す情報を含むことが望ましい。あわせて乾燥装置は、乾燥の来歴を表す情報に基づいて、通信機を取付けた衣類ごとに、乾燥の適否を表す情報を作成するための作成手段と、作成手段が作成した情報を表示するための表示手段とをさらに含むことが望ましい。
すなわち、受信手段は、衣類に取付けられた通信機から、通信機を取付けた衣類の、乾燥の来歴を表す情報を含む、情報を受信する。作成手段は、乾燥の来歴を表す情報に基づいて、通信機を取付けた衣類ごとに、乾燥の適否を表す情報を作成する。表示手段は、作成手段が作成した情報を表示する。これにより、乾燥の来歴に基づく、乾燥の適否を表す情報が表示される。その結果、ユーザにとっての利便性をより向上させる乾燥装置を提供することができる。
もしくは、上述の作成手段は、乾燥の来歴を表す情報によって特定される、通信機を取付けた衣類が乾燥装置によって乾燥させられた回数が、予め定められた回数以上か否かに基づいて、乾燥の適否を表す情報を作成するための手段を含むことが望ましい。
すなわち、作成手段は、乾燥装置によって乾燥させられた回数が、予め定められた回数以上か否かに基づいて、通信機を取付けた衣類ごとに、乾燥の適否を表す情報を作成する。これにより、乾燥の適否を明確に表す情報が表示される。その結果、ユーザにとっての利便性をさらに向上させる乾燥装置を提供することができる。
本発明に係る洗濯装置および乾燥装置は、ユーザにとっての利便性を向上させる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
<第1の実施の形態>
以下、本発明の第1の実施の形態に係る非接触識別装置を利用した洗濯装置について、図面に基づいて説明する。
図1を参照して、本実施の形態に係る洗濯装置システムは、RFIDタグ10と、洗濯装置20とを含む。RFIDタグ10は、衣類に装着される。RFIDタグ10は、その衣類に関するデータを格納する非接触識別装置である。洗濯装置20は、RFIDタグ10に格納されたデータに基づき、衣類を洗濯する装置である。
図2を参照して、衣類におけるRFIDタグ10の取付け位置を示す。本実施の形態におけるRFIDタグ10は、内部アンテナとIC(Integrated Circuit)チップとがケース内に装着されている、従来から公知のRFIDタグである。RFIDタグ10の内部に装着されるICチップには、記憶部やRFID送受信に必要な制御回路などが埋込まれている。RFIDタグ10の記憶部には、当該RFIDタグ10が装着された衣類に関する衣類情報(洗濯の適否、素材や質量などを表す衣類の一般情報など)が記憶されている。衣類情報は、複数の項目にそれぞれ対応する複数のデータの集合体である。それらのデータは、RFIDタグ10が装着された衣類に最適な値を表す。それらの最適な値は、後述する読取兼登録機24によってRFIDタグ10の記憶部に登録される。
洗濯装置20は、中央情報処理装置22と、読取兼登録機24と、構造部26と、報知部28とを含む。中央情報処理装置22は、読取兼登録機24が出力した情報を処理する。読取兼登録機24は、RFIDタグ10に情報を書込む登録機である。読取兼登録機24は、衣類に取付けられたRFIDタグ10から、情報を表す信号を受信する読取り機でもある。読取兼登録機24は、構造部26の投入口に着脱できるように装着される。この投入口は、RFIDタグ10が取付けられた衣類が投入されて通過する投入口である。衣類が投入口を通過する際、読取兼登録機24が、RFIDタグ10にデータを登録できなかった場合、ユーザは、読取兼登録機24を取外し、衣類に近づけて、データを確実に登録させる。読取兼登録機24が、RFIDタグ10からデータを読取ることができなかった場合も、ユーザは、読取兼登録機24を取外し、衣類に近づけて、データを確実に読取らせる。構造部26は、近年、一般に市販されている洗濯機に相当する。読取兼登録機24および後述する報知部28は、構造部26に取付けられる。図3を参照して、本実施の形態に係る構造部26での、読取兼登録機24および報知部28の取付け位置を示す。一般的に、洗濯装置の洗濯モードは、大別して2種類の方法のいずれかにより選択される。第1の方法は、洗い、すすぎ、および脱水といった洗濯の工程ごとに、具体的に値を設定する方法である。第2の方法は、洗濯のすべての工程について、予め設定すべき値が定められた「コース」のいずれかを選択する方法である。この場合、そのコースには、たとえば通常洗濯コース、手洗い洗濯コース、念入りすすぎ洗濯コース、毛布洗いコースといった名称が定められている。前者の方法の場合、ユーザは洗濯の工程ごとに手動で適切な数値などを設定する(予め定められたいくつかの数値などの中から選択してもよいが、本実施の形態においては前述の通りとする)。後者の方法の場合、そのコースごとに洗い水量、洗い時間、洗い回転パターン(以下の説明において、「洗い回転パターン」とは、衣類を洗う際の、回転槽の回転の頻度および回転の速度の組合せをいう。「すすぎ回転パターン」とは、すすぎの際の、回転槽の回転の頻度および回転の速度の組合せをいう。「脱水回転パターン」とは、脱水の際の、回転槽の回転の頻度および回転の速度の組合せをいう。)、すすぎ水量、すすぎ時間、すすぎ回転パターン、すすぎ回数、脱水回転パターン、脱水時間などの適切な値が予め記憶されている。ユーザは所望の洗濯コースを1つ選択する。これにより洗濯モードが選択されることになる。しかしながら、本実施の形態に係る構造部26は、これらとは異なる方法により洗濯モードを選択する。具体的な選択の方法は後述する。また、報知部28は、表示装置である。
中央情報処理装置22は、CPU(Central Processing Unit)30と、メモリ32と、ROM(Read Only Memory)34と、RAM(Random Access Memory)36と、クロック(CLOCK)38とを含む。CPU30は、中央情報処理装置22の各部を制御する。CPU30は、構造部26の制御部50が出力した衣類情報に基づいて、最適な洗い水量、洗い時間、洗い回転パターン、すすぎ水量、すすぎ時間、すすぎ回転パターン、すすぎ回数、脱水回転パターン、脱水時間などを決定する回路でもある。メモリ32は、洗濯の各工程について、工程の内容を特定する情報を含む、読取兼登録機24が受信した情報を記憶する。ROM34は、情報を処理するためのプログラムを格納する。RAM36は、情報を直接読み書きする。クロック38は、同期信号を発生させる。
読取兼登録機24は、制御部40と、RF送受信部42と、アンテナ46とを含む。制御部40は、中央情報処理装置22のCPU30が出力した衣類情報を、信号に変換する。制御部40は、変換した信号をRF送受信部42に出力する。制御部40は、RF送受信部42が出力した信号を、衣類情報に変換する回路でもある。RF送受信部42は、アンテナ46が受信した電波を、信号に変換する。RF送受信部42は、自らが変換した信号を、制御部40に出力する。RF送受信部42は、制御部40が出力した信号を、電波に変換する回路でもある。アンテナ46は、RFIDタグ10との間で電波を通信する。
構造部26は、制御部50および洗濯部52を含む。制御部50は、洗濯部52を制御する。洗濯部52は、衣類を洗濯し、すすぎ、脱水する。洗濯部52は、衣類を洗濯するための各種の装置と、ユーザの入力を受付けるキーとを(いずれも図示せず)含む。
図4を参照して、洗濯装置20で実行されるプログラムは、衣類の洗濯および脱水に関し、以下のような制御構造を有する。
ステップ100(以下、ステップをSと略す。)にて、ユーザは、RFIDタグ10が装着された衣類を構造部26の投入口に投入する。洗濯しようとする衣類には、RFIDタグ10が装着されている。衣類に装着されたRFIDタグ10には、予め読取兼登録機24によって衣類情報が記憶されている。
S102にて、読取兼登録機24は、衣類が投入される時、衣類に装着されたRFIDタグ10の衣類情報を読取る。読取兼登録機24は、上述したように投入口に取付けられている。RFIDタグ10の衣類情報は、上述の処理を経て、読取兼登録機24の制御部40からCPU30に出力される。
S104にて、CPU30は、衣類情報に基づき、S102において投入された衣類に最適な洗い水量、洗い時間、洗い回転パターン、すすぎ水量、すすぎ時間、すすぎ回転パターン、すすぎ回数、脱水回転パターン、脱水時間、および合計時間を算出する。これらを算出するための式は、洗濯装置20のメーカなどによって、設計時に任意に定められる。たとえば、セータを洗濯する場合、通常の洗いやすすぎの場合と比較して、弱い水流で洗濯し、すすぎをして、短い脱水時間、低い脱水回転数で脱水することが望ましい。このとき、洗い回転パターン、すすぎ回転パターン、および脱水回転パターンは衣類素材の情報に基づきCPU30によって計算される(水流に弱い素材の混合比率によって回転頻度または回転数を決定する)。また、セータの枚数が1枚の場合、水量は少量でよい。しかし、セータの枚数が多い場合、セータすべてが水に浸かる程度の水量が必要である。そのために、本実施の形態において、CPU30は、S102において読取った衣類情報に基づき、衣類の合計質量(衣類の合計枚数であってもよいが、本実施の形態の場合、合計質量とする)を計算する。合計質量が計算されると、CPU30は、合計質量に、単位質量あたりの水量(本実施の形態の場合、この水量は、セータの素材に応じて異なる量とする。また、この水量は、洗い水量を算出する場合とすすぎ水量を算出する場合とで異なる値とする。)を乗算する。これにより、洗い水量またはすすぎ水量が算出される。すすぎ回数も同様の方法で算出される。洗い水量などが算出されると、CPU30は、CPU30自身が算出した内容、すなわちCPU30自身が決定した内容に基づいて、洗濯工程、すすぎ工程、および脱水工程のそれぞれにつき、それらの工程の実施に費やす時間(本実施の形態の場合、上述した洗い時間、すすぎ時間、脱水時間がこれに相当する)を算出する。本実施の形態の場合における、それらの工程の算出方法は以下の通りである。第1のステップにて、CPU30は、それらの工程における個々の動作を「1回」実施するために必要な時間を算出する。ただし、それらの時間のうち、たとえば洗濯部52がユーザのキー入力を受付ける時間といった、衣類の量や素材に関わらず動作を「1回」実施するために必要な時間が一定なものは、CPU30により算出される代わりに、ROM34から読み出される。一方、たとえば給水に要する時間といった、衣類の量や素材に対応して動作を「1回」実施するために必要な時間が一定なものは、CPU30が、自ら決定した内容に基づいて、これを算出する。第2のステップにて、CPU30は、動作を「1回」実施するために必要な時間の合計を算出する。その際、「1つの」工程で「複数回」実施される動作がある場合、CPU30は、動作を「1回」実施するために必要な時間を、その「複数回」分加算する。これにより、工程の実施に費やす時間が算出される。なお、上述した「合計時間」は、複数の工程について、工程の実施に費やす時間を合計した値である。CPU30は、複数の工程について、工程の実施に費やす時間を合計することにより、洗濯の複数の工程の実施に費やす時間を算出する。以上のようにして、CPU30は、ユーザによる手動設定を必要とせず、複数の衣類の、量および素材のいずれかに対応するように、最適な洗い水量、洗い時間、洗い回転パターン、すすぎ水量、すすぎ時間、すすぎ回転パターン、すすぎ回数、脱水回転パターン、脱水時間などを決定できる。
S106にて、CPU30は、S102において投入された衣類に最適な洗い水量、洗い時間、洗い回転パターン、すすぎ水量、すすぎ時間、すすぎ回転パターン、すすぎ回数、脱水回転パターン、脱水時間、合計時間を、報知部28に表示させる。これにより、ユーザは表示された洗濯モードを確認できる。
S108にて、洗濯部52のキーは、ユーザが洗濯モードを適切と判断したか否かを表す入力を受付ける。その入力が受付けられると、制御部50は、その入力の内容を表す信号をCPU30に出力する。その信号が出力されると、CPU30は、ユーザがその洗濯モードを適切と判断したか否かを判断する。洗濯モードを適切と判断した場合(S108にてYES)、処理はS110へと移される。もしそうでないと(S108にてNO)、処理はS114へと移される。S110にて、構造部26の制御部50は、適切と判断された洗濯モードを自動的に設定する。S112にて、制御部50は、設定された衣類情報にしたがって、洗濯部52を制御する。これにより、衣類が洗濯される。
S114にて、洗濯部52のキーは、ユーザが最適と考える洗濯モードの入力を受付ける。
S116にて、CPU30は、洗濯日および洗濯の累計回数を表す情報を読取兼登録機24に出力する。読取兼登録機24は、それらの情報を電波によってRFIDタグ10に送信する。RFIDタグ10は、洗濯日および洗濯の累計回数を表す情報を記憶する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、洗濯乾燥機70の動作について説明する。
ユーザは、RFIDタグ10が装着された衣類を構造部26の投入口に投入する(S100)。衣類が投入されると、読取兼登録機24は、衣類に装着されたRFIDタグ10の衣類情報を読取る(S102)。図5に、本実施の形態において投入されたセータの衣類情報を示す。衣類情報には、RFIDタグ10を取付けた衣類に対する洗濯の回数を表す情報、洗濯の日付を表す情報、ならびに洗濯の工程の内容を特定する情報(本実施の場合、「ドライクリーニング」欄から「洗濯ネットの使用」までがこれに該当する)が含まれている。衣類情報が読取られると、CPU30は、衣類情報に基づき、S102において投入された衣類に最適な洗い水量、洗い時間、洗い回転パターン、すすぎ水量、すすぎ時間、すすぎ回転パターン、すすぎ回数、脱水回転パターン、脱水時間、および合計時間を算出する(S104)。合計時間などが算出されると、CPU30は、S102において投入された衣類に最適な洗い水量、洗い時間、洗い回転パターン、すすぎ水量、すすぎ時間、すすぎ回転パターン、すすぎ回数、脱水回転パターン、脱水時間、合計時間を、報知部28に表示させる(S106)。合計時間などが表示されると、洗濯部52のキーが受付けた、ユーザが洗濯モードを適切と判断したか否かを表す入力に基づき、CPU30は、ユーザがその洗濯モードを適切と判断したか否かを判断する(S108)。この場合、ユーザは洗濯モードを適切と判断するので(S108にてYES)、制御部50は、適切と判断された洗濯モードを自動的に設定する(S110)。設定が終了すると、制御部50は、設定された衣類情報にしたがって、衣類を洗濯する(S112)。衣類が洗濯されると、CPU30は、洗濯日および洗濯の累計回数を表す情報を読取兼登録機24に出力する。読取兼登録機24は、それらの情報を電波によってRFIDタグ10に送信する(S116)。RFIDタグ10は、洗濯日および洗濯の累計回数を表す情報を記憶する。
以上のようにして、本実施の形態に係る洗濯装置システムは、RFIDタグに記憶された、洗濯される衣類の質量に基づいて、最適な洗い水量、洗い時間、洗い回転パターン、すすぎ水量、すすぎ時間、すすぎ回転パターン、すすぎ回数、脱水回転パターン、脱水時間、および合計時間を決定できる。これにより、洗濯のコースなどはより適切な設定となる。すなわち、RFIDタグの情報から最適な洗濯が設定される。最適な洗濯が設定されるので、洗濯時間の削減や洗浄能力の維持が可能になる。さらに本実施の形態に係る洗濯乾燥機は、洗濯される衣類の質量に基づいて、案内情報を作成し、表示できる。これにより、衣類の傷み具合や廃棄時期の目安といった、衣類を管理するための目安を得ることができる。その上、RFIDタグは、多くの情報量を記憶でき、かつ書き込みをすることもできる。RFIDタグは、ユーザにとっての利便性に富んだものである。その結果、ユーザにとっての利便性を向上させる、さらに進歩した洗濯装置を提供できる。
なお、報知部28は、表示部、スピーカおよびブザーのうち、少なくともいずれか1つで構成される装置である。あるいは、報知部28は、2つ以上の装置が複合した装置として構成されてもよい。
<第2の実施の形態>
以下、本発明の第2の実施の形態に係る非接触識別装置を利用した洗濯乾燥システムについて、図面に基づいて説明する。
図6を参照して、本実施の形態に係る構造部62は、乾燥部64を含む。乾燥部64は、近年、一般に市販されている乾燥機に相当する。乾燥部64は、衣類を乾燥するための各種の装置と、ユーザの入力を受付けるキーとを(いずれも図示せず)含む。なお、その他のハードウェア構成については前述の第1の実施の形態と同様である。それらについての機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
図7を参照して、洗濯乾燥装置60で実行されるプログラムは、衣類の乾燥に関し、以下のような制御構造を有する。なお、図7に示すフローチャートの中で、前述の図4に示した処理は同じステップ番号を付してある。それらの処理も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
S200にて、ユーザは、RFIDタグ10が装着された衣類を乾燥部64の投入口に投入する。洗濯しようとする衣類には、RFIDタグ10が装着されている。たとえば、化繊100%のワイシャツを乾燥させる場合には、綿100%のものに比べて短時間で乾く。この場合、ワイシャツに、衣類情報(本実施の形態の場合、衣類情報の内容は第1の実施の形態と同様とする)をRFIDタグ10の記憶部に記憶させておくことで、乾燥装置2に取付けられた読取兼登録機24が、乾燥装置への投入時に、その衣類のRFIDタグ10の情報を読取る。
S202にて、CPU30は、RFIDタグ10から受信した情報に基づいて、投入された衣類が洗濯乾燥装置60において乾燥可能か否かを判断する。乾燥可能と判断した場合(S202にてYES)、処理はS204へと移される。もしそうでないと(S202にてNO)、処理はS210へと移される。
S204にて、CPU30は、RFIDタグ10から受信した衣類情報に基づいて、投入された衣類に最適な乾燥時間、乾燥温度、乾燥風量などを算出する。これらを算出するための式は、設計時に定められる。それらの式は洗濯乾燥装置60のメーカなどによって任意に定められる。本実施の形態の場合、衣類情報に含まれる、個々の衣類ごとの最適な乾燥温度のうち、最も低い温度を乾燥温度とする。乾燥時間は、衣類の量に予め定められた係数を乗算することにより算出する。乾燥風量は、投入された衣類のうち、最も高温で乾燥させることが必要な素材における最適な乾燥風量に、次の値の積を加算して算出する。その値の第1は、予め定められた係数である。その値の第2は、その素材における最適な乾燥温度と実際の乾燥における乾燥温度との差である。これにより、記憶手段に記憶された情報に基づいて、衣類を乾燥させる条件が決定される。また、衣類の量にも、衣類の素材にも対応するように、衣類を乾燥させる条件が決定される。さらに、衣類を乾燥させる条件には、乾燥の温度を特定する条件が含まれる。
S206にて、CPU30は、算出した乾燥時間、乾燥温度、乾燥風量などを、報知部28に表示させる。これにより、ユーザは表示された乾燥モードなどを確認できる。
S208にて、乾燥部64のキーは、ユーザが乾燥モードを適切と判断したか否かを表す入力を受付ける。その入力が受付けられると、制御部50は、その入力の内容を表す信号をCPU30に出力する。その信号が出力されると、CPU30は、ユーザがその乾燥モードを適切と判断したか否かを判断する。乾燥モードを適切と判断した場合(S208にてYES)、処理はS212へと移される。もしそうでないと(S208にてNO)、処理はS216へと移される。
S210にて、CPU30は、報知部28を用いて、乾燥不可能である旨を報知する。
S212にて、制御部50は、適切と判断された乾燥モードを自動的に設定する。S214にて、制御部50は、設定された衣類情報にしたがって、乾燥部64を制御する。これにより、乾燥部64は、CPU30が決定した条件に基づいて、衣類を乾燥させる。S216にて、乾燥部64のキーは、ユーザが最適と考える乾燥モードの入力を受付ける。
S218にて、CPU30は、乾燥日および乾燥の累計回数を表す情報を読取兼登録機24に出力する。読取兼登録機24は、それらの情報を電波によってRFIDタグ10に送信する。RFIDタグ10は、乾燥日および乾燥の累計回数を表す情報を記憶する。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、洗濯乾燥機70の動作について説明する。
[乾燥させようとする衣類が乾燥機で乾燥できる場合]
ユーザは、RFIDタグ10が装着された衣類を乾燥部64の投入口に投入する(S200)。洗濯しようとする衣類には、RFIDタグ10が装着されている。衣類が投入されると、S102の処理を経て、CPU30は、RFIDタグ10から受信した情報に基づいて、投入された衣類が洗濯乾燥装置60において乾燥可能か否かを判断する(S202)。この場合、乾燥可能と判断するので(S202にてYES)、CPU30は、RFIDタグ10から受信した衣類情報に基づいて、投入された衣類に最適な乾燥時間、乾燥温度、乾燥風量などを算出する(S204)。乾燥風量などが算出されると、CPU30は、算出した乾燥時間、乾燥温度、乾燥風量などを、報知部28に表示させる(S206)。乾燥風量などが表示されると、CPU30は、ユーザがその乾燥モードを適切と判断したか否かを判断する(S208)。この場合、乾燥モードを適切と判断するので(S208にてYES)、制御部50は、適切と判断された乾燥モードを自動的に設定する(S212)。乾燥モードが自動的に設定されると、制御部50は、設定された衣類情報にしたがって、衣類を乾燥させる(S214)。衣類が乾燥させられると、CPU30は、乾燥日および乾燥の累計回数を表す情報をRFIDタグ10に記憶させる(S218)。
[乾燥させようとする衣類が乾燥機で乾燥できない場合]
S102の処理を経ると、CPU30は、RFIDタグ10から受信した情報に基づいて、投入された衣類が洗濯乾燥装置60において乾燥可能か否かを判断する(S202)。この場合、乾燥不可能と判断するので(S202にてNO)、CPU30は、報知部28を用いて、乾燥不可能である旨を報知する(S210)。
以上のようにして、本実施の形態に係る洗濯乾燥システムは、RFIDタグに記憶された、乾燥させられる衣類の素材や質量に基づいて、最適な洗い水量、洗い時間、洗い回転パターン、すすぎ水量、すすぎ時間、すすぎ回転パターン、すすぎ回数、脱水回転パターン、脱水時間だけでなく、最適な乾燥時間、乾燥温度、乾燥風量、および合計時間を決定できる。その際、乾燥温度は、乾燥風量やヒータに供給する電力の容量を変えることによりコントロールされる。これにより、従来の洗濯装置になかった、洗濯の開始から乾燥の終了までの過程について、より適切な取扱いが可能になる。特に乾燥時間の短縮につながる取扱いが可能になる。また、本実施の形態に係る洗濯乾燥システムは、乾燥させられる衣類の素材や質量に基づいて、乾燥機による乾燥の適否を表示できる。これにより、衣類の傷み具合や廃棄時期の目安といった、衣類を管理するための目安を得ることができる。また、乾燥できない洗濯物を乾燥させることを防止できる。そのようなことを防止できるので、本実施の形態に係る洗濯乾燥システムは、衣類の破損や劣化を防止できる。その他、本実施の形態に係る洗濯乾燥システムは、乾燥来歴から傷み具合を判断して、捨てるほうが良い、傷みが少ないクリーニングに出したほうが良い(クリーニングに出したほうが長持ちさせることができる)といったことを報知できる。その結果、ユーザにとっての利便性を向上させる、さらに進歩した乾燥機を提供できる。
なお、S204にて、CPU30が乾燥時間などを決定するにあたり、CPU30は、複数の条件の組合せを選択することにより、衣類を乾燥させる複数の条件を決定してもよい。ここでいう「複数の条件の組合せ」とは、第1の実施の形態において説明した「コース」に相当するものである。本変形例の場合であれば、たとえばコースごとに乾燥時間、乾燥温度、および乾燥風量の適切な値が予め設定されている。CPU30がコースを選択する場合、CPU30は乾燥時間などを個別に算出する必要がなくなる。これにより、より早く衣類を乾燥させる複数の条件が決定されることになる。その結果、ユーザにとっての利便性をより向上させる乾燥機を提供することができる。
<第3の実施の形態>
以下、本発明の第3の実施の形態に係る洗濯装置について説明する。
図8を参照して、本実施の形態に係る洗濯乾燥機70は、制御部72と、上面に開口を設けた外枠74と、外枠74の内部に、防振機構(図示せず)により弾性支持された底つきかつ筒状の水槽76と、水槽76の内部に、回転できるように取付けられた、樹脂成形品(ステンレス鋼板製であってもよいが、本実施の形態においては、樹脂成形品とする。)で、底つきかつ筒状の回転槽78と、水槽76に接続された駆動部80と、回転槽78の底部に、回転できるように取付けられた撹拌翼82と、水槽76の下面の排水口123に接続された連結管84と、第1排水管86と、排水弁88と、排水弁88および連結管84に接続された第2排水管90と、排水ホース92とを含む。
制御部72は、後述する上面板100の前部に設けられている。制御部72は、洗濯乾燥機70の運転を制御する。水槽76は、洗濯水を貯水する。回転槽78は、衣類を保持する。回転槽78は、回転することにより、衣類の水分を脱水する部材でもある。駆動部80は、回転槽78および撹拌翼82を回転させる。撹拌翼82は、回転槽78の内部の洗濯水および衣類を撹拌する。連結管84は、回転槽78内の洗濯水および水槽76により回収された洗濯水を第2排水管90に排水する。第1排水管86は、回転槽78の排水を第2排水管90に排出する。排水弁88は、第1排水管86から第2排水管90への水路を開閉する。第2排水管90は、第1排水管86および連結管84から排出された洗濯水を排水ホース92に排出する。排水ホース92は、第2排水管90から排出された洗濯水を外部に排出する。
外枠74には、上面板100が装着されている。上面板100の中央部に設けられた開口部102には、開閉用蓋104が取付けられている。
水槽76の上端の開口部には、水槽カバー106が装着されている。水槽76の背面側には、部品点数を削減するため、温風経路108が形成されている。水槽76の底面には、第3パッキン110を介してシールホルダ112が固定されている。水槽カバー106の中央部には、内蓋114が設けられている。水槽76と後述する脱水軸160との間には、第1シール116が設けられている。水槽カバー106は、温風供給部118を固定する。温風経路108は、温風を循環させる。シールホルダ112は、排水経路146を形成する。内蓋114は、衣類の出し入れを可能にする。内蓋114は、乾燥工程時に外枠74の上面を密閉する部材でもある。これにより、温風の漏れが防止される。第1シール116は、水槽76と後述する脱水軸160との間を、漏水がないようにシールする。
温風供給部118は、乾燥ファン120、ヒータ122、吹出口124、および糸屑フィルタ126からなる。乾燥ファン120は、空気をヒータ122に送出する。ヒータ122は、乾燥ファン120によって送出された空気を加熱する。これにより、加熱された空気は温風になる。吹出口124は、温風を吐出する。糸屑フィルタ126は、温風から糸屑を除去する。
温風経路108は、第1排水管86から分岐し、かつ温風供給部118に連結されるように形成されている。温風経路108には、ノズル128が取付けられている。ノズル128は、冷却水を噴霧する。このノズルは冷却水を放射するノズルであってもよいが、本実施の形態におけるノズル128は、冷却水を噴霧するものであるとする。ノズル128は、冷却水を噴霧することにより、温風を冷却する。これにより、温風は除湿される。
図9を参照して、シールホルダ112の構造を説明する。シールホルダ112には、オイルシール130が固定されている。オイルシール130は、シールホルダ112と後述するシールリング142との間をシールする。
図10を参照して、回転槽78の底部の構造を説明する。回転槽78は、底部材132と、胴部材134とからなる。底部材132には、複数の孔部136が中央部に形成されている。回転槽78の周壁を成す胴部材134は、周面が回転軸に対して傾斜したコニカル形状に形成されている。胴部材134には、孔部が形成されていない。胴部材134の上端には、リング状のバランサ138が装着されている。図11に、バランサ138の断面を示す。バランサ138の下部には切欠部140が所定間隔で設けられている。切欠部140は、洗濯水を溢水させる。溢水する洗濯水は、回転槽78の回転により、胴部材134の内面を上昇した水である。溢水した洗濯水は、水槽76に回収される。
再び図9を参照して、回転槽78の下面の構造を説明する。回転槽78の下面には、シールリング142がすべての孔部136を囲むように取付けられている。シールリング142は、回転槽78とシールホルダ112との間から水が漏れることを防止する。回転槽78の底部は、脱水フランジ144により補強されている。回転槽78の下方には、シールホルダ112が接続されている。シールホルダ112は、水槽76内を隔離して排水経路146を形成する。排水経路146は、孔部136から排出された排水を、第1排水管86に排出する。
脱水フランジ144には、第1パッキン190と、第2パッキン192とが取付けられている。第1パッキン190は、回転槽78と脱水フランジ144との間をシールする。第2パッキン192は、脱水フランジ144とシールリング142との間をシールする。
図9を参照して、駆動部80について説明する。駆動部80は、駆動用のモータ148と、機構部150と、ベルト152とを含む。モータ148は、トルクを出力する。本実施の形態の場合、モータ148は、回転数の制御が可能なモータである。機構部150は、モータ148の出力を回転槽78または撹拌翼82に切替えて伝達する。機構部150は、回転槽78または撹拌翼82を停止させる装置でもある。ベルト152は、モータ148の出力を機構部150に伝達する。
機構部150は、回転槽78に固定される中空の脱水軸160と、脱水軸160の中に嵌込まれ、かつ撹拌翼82を取付ける撹拌翼軸162と、脱水軸160と撹拌翼軸162との間との間に設けられた第2シール164とを含む。脱水軸160は、モータ148の出力を回転槽78に伝達する。脱水軸160は、回転槽78に、機構部150の制動力を伝達する部材でもある。撹拌翼軸162は、モータ148の出力を撹拌翼82に伝達する。撹拌翼軸162は、撹拌翼82に、機構部150の制動力を伝達する部材でもある。第2シール164は、脱水軸160と後述する撹拌翼軸162との間を、漏水がないようにシールする。
脱水軸160の上端には、フランジ部170が形成されている。回転槽78の底部、脱水フランジ144およびシールリング142は、ネジによってフランジ部170に固定される。
図12を参照して、撹拌翼82について説明する。図12は、撹拌翼82の平面図である。撹拌翼82は、放射状に設けられた撹拌用の第1突起部174と、第2突起部176と、複数の通気孔178とを含む。通気孔178は、第1突起部174と第2突起部176との間の、外周部分に設けられている。通気孔178は、回転槽78の底部に形成された孔部136と対向しないように配置されている。図13に、孔部136の断面形状を示す。孔部136は、上面側の周囲が曲面180により形成されている。これにより、洗濯水や温風が流通する際の圧力損失を低減できる。
図14を参照して、制御部72は、相互にバスで接続されたCPU302と、メモリ304と、通信インターフェイス306と、制御インターフェイス308と、操作パネル兼報知部310とを含む。CPU302は、洗濯乾燥機70の各装置や、制御部72の各回路および各装置を制御する。メモリ304は、CPU302が実行するプログラムや、そのプログラムを実行する際にCPU302が取扱うデータを記憶する。通信インターフェイス306は、衣類に取付けられたタグとの間で情報を通信する。この通信は、無線によって行われる。制御インターフェイス308は、CPU302が出力した信号を、洗濯乾燥機70の各装置が利用できる信号に変換する。制御インターフェイス308は、洗濯乾燥機70の各装置が出力した信号を、CPU302が利用できる信号に変換する回路でもある。これらにより、CPU302が、洗濯乾燥機70の各装置を制御することが可能となる。本実施の形態の場合、操作パネル兼報知部310は、タッチパネルである。操作パネル兼報知部310は、ユーザのキー入力を受付ける。操作パネル兼報知部310は、ユーザのために情報を表示する装置でもある。
図15を参照して、衣類に取付けられるRFIDタグ320は、アンテナ322と、ICチップ324とを含む。アンテナ322は、通信インターフェイス306との間で情報を通信する。ICチップ324は、通信インターフェイス306に送信する情報を記憶する。ICチップ324は、通信インターフェイス306に情報を送信するために、アンテナ322を制御する回路でもある。
ICチップ324は、送信部332と、受信部334と、整流部336と、記憶部338とを含む。送信部332は、アンテナ322を制御する。送信部332は、記憶部338から情報を読出す回路でもある。受信部334は、アンテナ322が受信した電波を信号に変換する。受信部334は、アンテナ322が受信した電波が所定の信号を表す電波でない場合、その電波を整流部336に出力する回路でもある。整流部336は、受信部334が受信した電波を整流する。これにより、その電波が電力に変換される。整流部336は、電力をICチップ324の各部に供給する回路でもある。記憶部338は、衣類情報を記憶する。本実施の形態の場合、記憶部338に記憶される衣類情報は、第1の実施の形態と同様である。したがって、衣類情報には、RFIDタグ10を取付けた衣類に対する洗濯の回数を表す情報、洗濯の日付を表す情報、ならびに洗濯の工程の内容を特定する情報(本実施の形態の場合、「ドライクリーニング」欄から「洗濯ネットの使用」までがこれに該当する)が含まれている。
図16〜図18を参照して、制御部72で実行されるプログラムは、洗濯乾燥機70による衣類の洗浄および脱水に関し、以下のような制御構造を有する。
S300にて、CPU302は、通信インターフェイス306を制御して、RFIDタグ320(回転槽78に投入された衣類に取付けられている)に宛てて、情報の送信を要求する旨の情報を送信させる。本実施の形態の場合、CPU302は、マルチアクセスモードで情報を送信させる。
S302にて、CPU302は、通信インターフェイス306が返信を受信し、その返信に対応する信号を出力するのを待つ。上述したように、本実施の形態の場合、CPU302は、マルチアクセスモードで情報を送信させる。これにより、衣類に取付けられた、すべてのRFIDタグ320が衣類情報を返信する。
S304にて、CPU302は、通信インターフェイス306が出力した信号をメモリ304に記憶させる。これにより、RFIDタグ320が取付けられたすべての衣類についての情報がメモリ304に記憶される。
S306にて、CPU302は、メモリ304に記憶された情報に基づいて、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程、および乾燥工程の内容を決定する。本実施の形態の場合、CPU302は、最も衣類にダメージを与えないように洗い工程、すすぎ工程、脱水工程、および乾燥工程の内容を決定する。たとえば、水洗い中の水流(以下の本実施の形態にかかる説明において、「水流」と記載されている場合、その「水流」は回転槽78の回転の頻度および回転の速度の組合せによって決定された水の流れ(水槽76内の水全体の流れ・対流)を表す)、および水流の強さを決定する場合、CPU302は、メモリ304に記憶された情報が表す回転パターンのうち、もっともダメージを受けやすい衣類にあった緩やかな水流、水流の強さに合致するように回転パターンを決定する。CPU302は、決定された洗い工程、すすぎ工程、脱水工程、および乾燥工程の内容を表す情報を、メモリ304に記憶させる。
S308にて、CPU302は、洗い、およびすすぎの際の水量を決定する。具体的には、まずCPU302は、メモリ304に設けられたレジスタの値を「0」に設定する。値が設定されると、CPU302は、メモリ304に記憶された情報のうち、衣類の素材を表す情報を読出す。その情報が読出されるたびに、CPU302は、レジスタに水量を加算する。加算される水量は読出された素材に基づいて定められる(その理由は後述する)。これを衣類すべてについて繰返した後、CPU302は、最終的に算出された値を洗い、すすぎの際の水量に決定する。本実施の形態において、洗い、すすぎの際の水量が素材に基づいて定められる理由は、衣類を洗い、すすぎするために必要な水の量が、衣類の質量以上に素材の影響を受ける場合がままある点にある。
S310にて、CPU302は、決定した洗い、すすぎの際の水量、洗い工程、すすぎ工程、および脱水工程の内容に基づき、洗い、すすぎ、および脱水に必要な時間の合計を算出する。S312にて、CPU302は、決定した洗い工程、すすぎ工程、および脱水工程の内容、ならびに時間の合計に対応する信号を操作パネル兼報知部310に出力する。操作パネル兼報知部310は、CPU302が出力した信号に対応する洗い工程、すすぎ工程、および脱水工程の内容、ならびに時間の合計を表示する。
S314にて、CPU302は、メモリ304に記憶された(すなわちRFIDタグ320から受信した)来歴の情報をすべて読出す。本実施の形態の場合、来歴の情報とは、RFIDタグ320を取付けた衣類に対する、過去に洗われた回数、洗われた日時、過去にすすがれた回数、すすがれた日時、過去に脱水された回数、脱水された日時(以上は図5における「洗濯来歴」の欄に記載された日時)、過去に乾燥機によって乾燥させられた回数、乾燥機によって乾燥させられた日時(図5においては「乾燥来歴」の欄に記載された日時)を表す情報のことである。
S316にて、CPU302は、来歴の情報に基づいて、RFIDタグ320を取付けた衣類ごとに、案内情報を作成する。本実施の形態の場合、案内情報とは、2つの情報の総称である。それらのうち第1の情報は、複数の洗濯の方法のいずれかを用いた場合の洗濯の適否を表す情報である。それらのうち第2の情報は、乾燥機による乾燥の適否を表す情報である。本実施の形態における案内情報には、洗濯機による洗濯が可能である旨の情報、クリーニングを推奨する旨の情報、乾燥機による乾燥が可能である旨の情報、および廃棄を推奨する(すなわち洗濯の方法のいずれであっても洗濯に不適当である)旨の情報のいずれかが含まれる。CPU302は、過去に洗濯された回数がクリーニング用に予め定められた値を上回った衣類について、クリーニングを推奨する旨の情報を作成する。CPU302は、過去に乾燥機によって乾燥させられた回数が乾燥用に予め定められた値を下回った衣類について、乾燥機による乾燥が可能である旨の情報を作成する。CPU302は、過去に洗濯された回数が廃棄用に予め定められた値を上回った衣類について、廃棄を推奨する旨の情報を作成する。CPU302は、過去に洗濯された回数がクリーニング用に予め定められた値および廃棄用に予め定められた値を下回った衣類について、洗濯装置による洗濯が可能な旨の情報を作成する。本実施の形態において、クリーニング用に予め定められた値および廃棄用に予め定められた値は、いずれもユーザが予め設定する。CPU302は、メモリ304に来歴の情報が記憶された衣類について、案内情報を作成する。
S318にて、操作パネル兼報知部310は、ユーザの指示を受付ける。S320にて、CPU302は、操作パネル兼報知部310が受付けたユーザの指示が、来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示か否かを判断する。来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示と判断した場合(S320にてYES)、処理はS322へと移される。もしそうでないと(S320にてNO)、処理はS324へと移される。
S322にて、CPU302は、来歴の情報および案内情報の内容に対応する信号を操作パネル兼報知部310に出力する。操作パネル兼報知部310は、CPU302が出力した信号に対応する来歴の情報および案内情報の内容を表示する。
S324にて、操作パネル兼報知部310は、ユーザの指示を受付ける。S326にて、CPU302は、操作パネル兼報知部310が受付けたユーザの指示が、洗い工程の内容、すすぎ工程の内容、または脱水工程の内容を変更する旨の指示か否かを判断する。洗い工程、すすぎ工程、または脱水工程を変更する旨の指示と判断した場合(S326にてYES)、処理はS328へと移される。もしそうでないと(S326にてNO)、処理はS330へと移される。
S328にて、操作パネル兼報知部310は、工程の変更の内容を表す情報を受付ける。CPU302は、操作パネル兼報知部310が受付けた情報をメモリ304に記憶させる。
S330にて、CPU302は、排水弁88を閉じる。排水弁88が閉じられると、CPU302は、図示しない給水管の弁を開き、回転槽78内に給水する。
S332にて、CPU302は、回転槽78内の水量が所定の量になるのを待つ。ここでいう「所定の量」とは、S306にて決定された量のことである。その間に、操作パネル兼報知部310は、ユーザの指示を受付ける。
S334にて、CPU302は、操作パネル兼報知部310が受付けたユーザの指示が、来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示か否かを判断する。来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示と判断した場合(S334にてYES)、処理はS336へと移される。もしそうでないと(S334にてNO)、処理はS338へと移される。
S336にて、CPU302は、来歴の情報および案内情報の内容に対応する信号を操作パネル兼報知部310に出力する。操作パネル兼報知部310は、CPU302が出力した信号に対応する来歴の情報および案内情報の内容を表示する。
S338にて、CPU302は、制御インターフェイス308を通じて駆動部80を制御することにより、回転槽78を固定する。あわせてCPU302は、駆動部80を制御することにより、撹拌翼82を所定の洗い回転パターンで回転させる。ここでいう「所定の洗い回転パターン」とは、S306にて決定された洗い中の水流、および水流の強さに対応する回転パターンのことである。これにより衣類が洗われる。
S340にて、CPU302は、撹拌翼82を所定の洗い回転パターンで回転させたまま、所定の時間が経過するのを待つ。ここでいう「所定の時間」とは、S306にて決定された洗いの時間のことである。その間に、操作パネル兼報知部310は、ユーザの指示を受付ける。
S342にて、CPU302は、操作パネル兼報知部310が受付けたユーザの指示が、来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示か否かを判断する。来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示と判断した場合(S342にてYES)、処理はS344へと移される。もしそうでないと(S342にてNO)、処理はS346へと移される。
S344にて、CPU302は、来歴の情報および案内情報の内容に対応する信号を操作パネル兼報知部310に出力する。操作パネル兼報知部310は、CPU302が出力した信号に対応する来歴の情報および案内情報の内容を表示する。
S346にて、CPU302は、駆動部80を制御することにより、撹拌翼82の回転を停止させる。S348にて、CPU302は、排水弁88を開く。これにより、孔部136を介して洗濯水が排水され、工程はすすぎ工程に移行する。その間に、操作パネル兼報知部310は、ユーザの指示を受付ける。
S350にて、CPU302は、操作パネル兼報知部310が受付けたユーザの指示が、来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示か否かを判断する。来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示と判断した場合(S350にてYES)、処理はS352へと移される。もしそうでないと(S350にてNO)、処理はS354へと移される。
S352にて、CPU302は、来歴の情報および案内情報の内容に対応する信号を操作パネル兼報知部310に出力する。操作パネル兼報知部310は、CPU302が出力した信号に対応する来歴の情報および案内情報の内容を表示する。
S354にて、CPU302は、排水弁88を閉じる。S356にて、CPU302は、ふたたび上述した給水管の弁を開き、回転槽78内に給水する。S358にて、CPU302は、回転槽78内の水量が所定の量になるのを待つ。本実施の形態の場合、ここでいう「所定の量」は、S306にて決定された量と同じ量であるとする。その間に、操作パネル兼報知部310は、ユーザの指示を受付ける。
S360にて、CPU302は、操作パネル兼報知部310が受付けたユーザの指示が、来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示か否かを判断する。来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示と判断した場合(S360にてYES)、処理はS362へと移される。もしそうでないと(S360にてNO)、処理はS364へと移される。
S362にて、CPU302は、来歴の情報および案内情報の内容に対応する信号を操作パネル兼報知部310に出力する。操作パネル兼報知部310は、CPU302が出力した信号に対応する来歴の情報および案内情報の内容を表示する。
S364にて、CPU302は、駆動部80を制御することにより、回転槽78を固定する。あわせてCPU302は、駆動部80を制御することにより、撹拌翼82を所定のすすぎ回転パターンで回転させる。ここでいう「所定のすすぎ回転パターン」とは、S306にて決定されたすすぎ中の水流、および水流の強さに対応する回転パターンのことである。これにより衣類のすすぎが行われる。
S366にて、CPU302は、撹拌翼82を所定のすすぎ回転パターンで回転させたまま、所定の時間が経過するのを待つ。ここでいう「所定の時間」とは、S306にて決定されたすすぎの時間のことである。その間に、操作パネル兼報知部310は、ユーザの指示を受付ける。
S368にて、CPU302は、操作パネル兼報知部310が受付けたユーザの指示が、来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示か否かを判断する。来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示と判断した場合(S368にてYES)、処理はS370へと移される。もしそうでないと(S368にてNO)、処理はS372へと移される。
S370にて、CPU302は、来歴の情報および案内情報の内容に対応する信号を操作パネル兼報知部310に出力する。操作パネル兼報知部310は、CPU302が出力した信号に対応する来歴の情報および案内情報の内容を表示する。
S372にて、CPU302は、駆動部80を制御することにより、撹拌翼82の回転を停止させる。あわせて、CPU302は、排水弁88を開く。これにより、孔部136を介して洗濯水が排水され、工程は脱水工程に移行する。S374にて、洗濯水が排水される間に、操作パネル兼報知部310は、ユーザの指示を受付ける。
S376にて、CPU302は、操作パネル兼報知部310が受付けたユーザの指示が、来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示か否かを判断する。来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示と判断した場合(S376にてYES)、処理はS378へと移される。もしそうでないと(S376にてNO)、処理はS380へと移される。
S378にて、CPU302は、来歴の情報および案内情報の内容に対応する信号を操作パネル兼報知部310に出力する。操作パネル兼報知部310は、CPU302が出力した信号に対応する来歴の情報および案内情報の内容を表示する。
S380にて、CPU302は、駆動部80を制御することにより、回転槽78および撹拌翼82が一体となるように、所定の回転パターンで回転させる。ここでいう「所定の回転パターン」とは、S306にて決定された脱水のスピードに対応する回転パターンのことである。その結果、衣類に含まれた洗濯水が遠心力によってコニカル状の回転槽78の内壁を上昇する。上昇した洗濯水はバランサ138の切欠部140を介して回転槽78から溢水する。回転槽78の溢水は水槽76により回収される。回収された洗濯水は排水口123を介して排水される。これにより、衣類の脱水が行われる。
S382にて、CPU302は、回転槽78および撹拌翼82を所定の回転パターンで回転させたまま、所定の時間が経過するのを待つ。ここでいう「所定の時間」とは、S306にて決定された脱水の時間のことである。その間に、操作パネル兼報知部310は、ユーザの指示を受付ける。
S384にて、CPU302は、操作パネル兼報知部310が受付けたユーザの指示が、来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示か否かを判断する。来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示と判断した場合(S384にてYES)、処理はS386へと移される。もしそうでないと(S384にてNO)、処理はS388へと移される。
S386にて、CPU302は、来歴の情報および案内情報の内容に対応する信号を操作パネル兼報知部310に出力する。操作パネル兼報知部310は、CPU302が出力した信号に対応する来歴の情報および案内情報の内容を表示する。
S388にて、CPU302は、排水弁88を閉じる。排水弁88が閉じられると、CPU302は、駆動部80を制御することにより、回転槽78および撹拌翼82が一体となるように、所定の回転パターンで回転させる。ここでいう「所定の回転パターン」は、予めメモリ304に記憶されている情報に基づいて定められる回転パターンのことである。
S390にて、CPU302は、回転槽78および撹拌翼82を回転させたまま、所定の時間が経過するのを待つ。ここでいう「所定の時間」は、予めメモリ304に記憶されている情報に基づいて定められる時間のことである。その間に、操作パネル兼報知部310は、ユーザの指示を受付ける。
S392にて、CPU302は、操作パネル兼報知部310が受付けたユーザの指示が、来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示か否かを判断する。来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示と判断した場合(S392にてYES)、処理はS394へと移される。もしそうでないと(S392にてNO)、処理はS396へと移される。
S394にて、CPU302は、来歴の情報および案内情報の内容に対応する信号を操作パネル兼報知部310に出力する。操作パネル兼報知部310は、CPU302が出力した信号に対応する来歴の情報および案内情報の内容を表示する。
S396にて、CPU302は、駆動部80を制御することにより、撹拌翼82だけを回転させる。これにより、衣類をほぐす工程が付加される。
S398にて、CPU302は、乾燥ファン120およびヒータ122を駆動させる。これにより、温風が吹出口124から回転槽78内に供給される。温風の温度はS304にて決定された温度である。温風は衣類と接触した後、回転槽78の孔部136および撹拌翼82の通気孔178を介して、温風経路108に排気される。これにより、衣類の乾燥が行われる。
S400にて、CPU302は、ノズル128から冷却水を噴霧させる。これにより、温風経路108において、温風が冷却される。温風が冷却されると、温風内の水分が結露して除湿される。除湿された空気は、ヒータ122により再び加熱され、回転槽78に供給される。これにより、温風が循環する。
S402にて、CPU302は、乾燥ファン120、ヒータ122、およびノズル128を駆動させたまま、所定の時間が経過するのを待つ。ここでいう「所定の時間」とは、S306にて決定された乾燥の時間のことである。その間に、操作パネル兼報知部310は、ユーザの指示を受付ける。
S404にて、CPU302は、操作パネル兼報知部310が受付けたユーザの指示が、来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示か否かを判断する。来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示と判断した場合(S404にてYES)、処理はS406へと移される。もしそうでないと(S404にてNO)、処理はS408へと移される。
S406にて、CPU302は、来歴の情報および案内情報の内容に対応する信号を操作パネル兼報知部310に出力する。操作パネル兼報知部310は、CPU302が出力した信号に対応する来歴の情報および案内情報の内容を表示する。
S408にて、CPU302は、回転槽78、撹拌翼82、ヒータ122、乾燥ファン120、およびノズル128を停止させる。S410にて、CPU302は、排水弁88を開く。これにより、温風経路108の水が排出される。その間に、操作パネル兼報知部310は、ユーザの指示を受付ける。
S412にて、CPU302は、操作パネル兼報知部310が受付けたユーザの指示が、来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示か否かを判断する。来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示と判断した場合(S412にてYES)、処理はS414へと移される。もしそうでないと(S414にてNO)、処理はS416へと移される。
S414にて、CPU302は、来歴の情報および案内情報の内容に対応する信号を操作パネル兼報知部310に出力する。操作パネル兼報知部310は、CPU302が出力した信号に対応する来歴の情報および案内情報の内容を表示する。
S416にて、CPU302は、メモリ304に記憶された情報のうち、来歴の情報を更新する。S418にて、CPU302は、通信インターフェイス306を制御することにより、RFIDタグ320に、メモリ304に記憶された来歴の情報を送信させる。
図19を参照して、RFIDタグ320で実行される動作は、衣類情報の通信および更新に関し、以下のような制御構造を有する。
S420にて、アンテナ322は、通信インターフェイス306からの電波を受信する。アンテナ322は、受信した電波を受信部334に出力する。
S422にて、受信部334は、出力された電波を整流部336に出力する。これにより、整流部336は、受信部334の出力を電力に変換できる。整流部336は、変換した電力を送信部332および受信部334に供給する。
S424にて、受信部334は、電力の供給を受けると、アンテナ322が出力中の電波を、情報を表す信号に変換する。受信部334は、信号を送信部332に出力する。
S426にて、送信部332は、信号が記憶部338に記憶された情報の送信を要求する旨の信号か否かを判断する。情報の送信を要求する旨の信号と判断した場合(S426にてYES)、処理はS428へと移される。もしそうでないと(S426にてNO)、処理はS430へと移される。S428にて、送信部332は、記憶部338に記憶されたすべての衣類情報を通信インターフェイス306に送信する。
S430にて、送信部332は、信号が記憶部338に記憶された情報を更新する旨の信号か否かを判断する。情報を更新する旨の信号と判断した場合(S430にてYES)、処理はS432へと移される。もしそうでないと(S430にてNO)、処理は終了する。
S432にて、受信部334は、アンテナ322が出力した情報を、記憶部338が記憶できる情報に変換する。受信部334は、変換した情報を送信部332に出力する。送信部332は、受信部334が出力した情報を記憶部338に記憶させる。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、洗濯乾燥機70の動作について説明する。
CPU302は、RFIDタグ320に宛てて、情報の送信を要求する旨の情報を送信させる(S300)。なお、このとき、予めユーザによってドラム404に衣類が投入されている。情報が送信されると、CPU302は、通信インターフェイス306が返信を受信し、その返信に対応する信号を出力するのを待つ(S302)。一方アンテナ322は、通信インターフェイス306からの電波を受信する。アンテナ322は、受信した電波を受信部334に出力する(S420)。受信した電波が受信部334に出力されると、受信部334は、出力された電波を整流部336に出力する。これにより、整流部336は、受信部334の出力を電力に変換する。整流部336は、変換した電力を送信部332および受信部334に供給する(S422)。電力が供給されると、受信部334は、アンテナ322が出力中の電波を、情報を表す信号に変換する。受信部334は、信号を送信部332に出力する(S424)。信号が出力されると、送信部332は、信号が記憶部338に記憶された情報の送信を要求する旨の信号か否かを判断する(S426)。この場合、情報の送信を要求する旨の信号と判断するので(S426にてYES)、送信部332は、記憶部338に記憶されたすべての衣類情報を通信インターフェイス306に送信する(S428)。衣類情報が送信されると、CPU302は、通信インターフェイス306が出力した信号をメモリ304に記憶させる(S304)。
信号がメモリ304に記憶されると、CPU302は、メモリ304に記憶された情報に基づいて、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程、および乾燥工程の内容を決定する(S306)。工程の内容が決定されると、CPU302は、洗い、すすぎの際の水量を決定する(S308)。水量が決定されると、CPU302は、決定した洗い、すすぎの際の水量、洗い工程、すすぎ工程、および脱水工程の内容に基づき、洗い、すすぎ、および脱水に必要な時間の合計を算出する(S310)。時間の合計が算出されると、操作パネル兼報知部310は、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程、および時間の合計を表示する(S312)。それらが表示されると、CPU302は、メモリ304に記憶された来歴の情報をすべて読出す(S314)。情報が読出されると、CPU302は、来歴の情報に基づいて、RFIDタグ320を取付けた衣類ごとに、案内情報を作成する(S316)。案内情報が作成されると、操作パネル兼報知部310は、ユーザの指示を受付ける(S318)。指示が受付けられると、CPU302は、その指示が、来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示か否かを判断する(S320)。この場合、来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示なので(S320にてYES)、操作パネル兼報知部310は、案内情報の内容を表示する(S322)。案内情報の内容が表示されると、操作パネル兼報知部310は、ユーザの指示を受付ける(S324)。ユーザの指示が受付けられると、CPU302は、操作パネル兼報知部310が受付けたユーザの指示が、洗い工程の内容、すすぎ工程の内容、または脱水工程の内容を変更する旨の指示か否かを判断する(S326)。この場合、洗い工程の内容、すすぎ工程の内容、または脱水工程の内容を変更する旨の指示ではないので(S326にてNO)、CPU302は、排水弁88を閉じ、回転槽78内に給水する(S330)。
給水されると、CPU302は、回転槽78内の水量が所定の量になるのを待つ(S332)。その間に、操作パネル兼報知部310は、ユーザの指示を受付ける。ユーザの指示が受付けられると、CPU302は、操作パネル兼報知部310が受付けたユーザの指示が、来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示か否かを判断する(S334)。この場合、そのような指示はないと判断するので(S334にてNO)、CPU302は、駆動部80を制御して、衣類を洗う(S338)。そのままCPU302は、所定の時間が経過するのを待つ(S340)。その間に、操作パネル兼報知部310は、ユーザの指示を受付ける。ユーザの指示が受付けられると、CPU302は、操作パネル兼報知部310が受付けたユーザの指示が、来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示か否かを判断する(S342)。この場合、そのような指示はないと判断するので(S342にてNO)、CPU302は、駆動部80を制御することにより、撹拌翼82の回転を停止させる(S346)。
回転が停止されると、CPU302は、排水弁88を開く。これにより、孔部136を介して洗濯水が排水され、工程はすすぎ工程に移行する(S346)。その間に、操作パネル兼報知部310は、ユーザの指示を受付ける。ユーザの指示が受付けられると、CPU302は、操作パネル兼報知部310が受付けたユーザの指示が、来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示か否かを判断する(S350)。この場合、そのような指示はないと判断するので(S350にてNO)、CPU302は、排水弁88を閉じる(S354)。排水弁88が閉じられると、CPU302は、ふたたび上述した給水管の弁を開き、回転槽78内に給水する(S356)。その後、CPU302は、回転槽78内の水量が所定の量になるのを待つ(S358)。その間に、操作パネル兼報知部310は、ユーザの指示を受付ける。ユーザの指示が受付けられると、CPU302は、操作パネル兼報知部310が受付けたユーザの指示が、来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示か否かを判断する(S360)。この場合、そのような指示はないと判断するので(S360にてNO)、CPU302は、駆動部80を制御して、衣類のすすぎを行う(S364)。そのままCPU302は、所定の時間が経過するのを待つ(S366)。その間に、操作パネル兼報知部310は、ユーザの指示を受付ける。ユーザの指示が受付けられると、CPU302は、操作パネル兼報知部310が受付けたユーザの指示が、来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示か否かを判断する(S368)。この場合、そのような指示はないと判断するので(S368にてNO)、CPU302は、撹拌翼82の回転を停止させる。あわせて、CPU302は、洗濯水を排水する。工程は脱水工程に移行する(S372)。
洗濯水を排水する間に、操作パネル兼報知部310は、ユーザの指示を受付ける(S374)。ユーザの指示が受付けられると、CPU302は、操作パネル兼報知部310が受付けたユーザの指示が、来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示か否かを判断する(S376)。この場合、そのような指示はないと判断するので(S376にてNO)、CPU302は、衣類を脱水する(S380)。そのままCPU302は、所定の時間が経過するのを待つ(S382)。その間に、操作パネル兼報知部310は、ユーザの指示を受付ける。ユーザの指示が受付けられると、CPU302は、操作パネル兼報知部310が受付けたユーザの指示が、来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示か否かを判断する(S384)。この場合、そのような指示はないと判断するので(S384にてNO)、CPU302は、排水弁88を閉じる。排水弁88が閉じられると、CPU302は、駆動部80を制御することにより、回転槽78および撹拌翼82が一体となるように、所定の回転速度で回転させる(S388)。
そのままCPU302は、所定の時間が経過するのを待つ(S390)。その間に、操作パネル兼報知部310は、ユーザの指示を受付ける。ユーザの指示が受付けられると、CPU302は、操作パネル兼報知部310が受付けたユーザの指示が、来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示か否かを判断する(S392)。この場合、そのような指示はないと判断するので(S392にてNO)、CPU302は、衣類をほぐす工程を付加する(S396)。衣類をほぐす工程が付加されると、CPU302は、乾燥ファン120およびヒータ122を駆動させる(S398)。これにより、衣類の乾燥が行われる。衣類の乾燥が行われると、CPU302は、ノズル128から冷却水を噴霧させる(S400)。そのままCPU302は、所定の時間が経過するのを待つ(S402)。その間に、操作パネル兼報知部310は、ユーザの指示を受付ける。ユーザの指示が受付けられると、CPU302は、操作パネル兼報知部310が受付けたユーザの指示が、来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示か否かを判断する(S404)。この場合、そのような指示はないと判断するので(S404にてNO)、CPU302は、回転槽78、撹拌翼82、ヒータ122、乾燥ファン120、およびノズル128を停止させる(S408)。それらが停止されると、CPU302は、温風経路108の水を排出させる(S410)。その間に、操作パネル兼報知部310は、ユーザの指示を受付ける。ユーザの指示が受付けられると、CPU302は、操作パネル兼報知部310が受付けたユーザの指示が、来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示か否かを判断する(S412)。この場合、そのような指示はないと判断するので(S412にてNO)、CPU302は、来歴の情報を更新する(S416)。
来歴の情報が更新されると、CPU302は、RFIDタグ320に、メモリ304に記憶された来歴の情報を送信させる(S418)。情報が送信されると、送信部332は、信号が記憶部338に記憶された情報を更新する旨の信号か否かを判断する(S430)。この場合、情報を更新する旨の信号と判断するので(S430にてYES)、受信部334は、アンテナ322が出力した情報を、記憶部338が記憶できる情報に変換する(S432)。受信部334は、変換した情報を送信部332に出力する。送信部332は、受信部334が出力した情報を記憶部338に記憶させる。
以上のようにして、本実施の形態に係る洗濯乾燥機は、衣類の素材に応じて、洗い工程の内容、すすぎ工程の内容、脱水工程の内容、および時間の合計を決定し、表示できる。これにより、洗濯工程の内容などはより適切な設定となる。さらに本実施の形態に係る洗濯乾燥機は、衣類の素材に応じて案内情報を作成し、表示できる。これにより、衣類の傷み具合や廃棄時期の目安といった、衣類を管理するための目安を得ることができる。その結果、ユーザにとっての利便性を向上させる、さらに進歩した洗濯装置を提供できる。
なお、すすぎ工程の間に、給水を行ってもよい。この場合、回転槽78からバランサ138の切欠部140を介して溢れた洗濯水は、水槽76により回収される。回収された洗濯水は、排水口123を介して排水される。
また、記憶部338に記憶される情報は、上述の内容に特定されない。上述の内容の一部がなくともよい。たとえば、洗い中の回転パターン、洗いの時間、すすぎ中の回転パターン、すすぎの回数、すすぎの時間、脱水の回転パターン、脱水の時間が含まれていなくともよい。この場合、メモリ304に、衣類の素材ごとに、これらの情報が予め記憶させておけばよい。これにより、CPU302は、衣類の素材の情報を受信すると、これらの内容を特定できる。ちなみに、上述の内容に加え、別の内容が加えられていてもよい。この場合、CPU302は、新たに加えられた情報に対応する、新たな制御を実現できる。
さらに、RFIDタグに代えて、別のICタグや送信機を衣類に取付けてもよい。そのような送信機などは、何らかの電波に応答してIDなどを送信するのではなく、たとえば1秒間隔で自律的にIDなどを送信してもよい。
<第4の実施の形態>
以下、本発明の第4の実施の形態に係る衣類乾燥機について説明する。
図20を参照して、本実施の形態に係る衣類乾燥機400は、横倒しされた状態で設置された、底つきかつ筒状の水槽402と、水槽402と同軸に、回転できるように設置されたドラム(乾燥庫)404と、制御部406と、循環経路408とを含む。ドラム404は、モータ(図示せず)により、衣類を収容したまま回転する。これにより、衣類が均一に乾燥する。制御部406は、衣類乾燥機400の各部を制御する。循環経路408は、乾燥用の空気を循環させる。
水槽402の上部には給気口420が設けられている。水槽402の側部には排気口422が設けられている。給気口420および排気口422は、循環経路408によって、互いに接続されている。また、水槽402の下部には排水管424が設けられている。排水管424は、後述する排気ダクト430を介して水槽402に流入する熱交換器432の冷却水や乾燥用の空気の凝縮水を排水する。これらの排水が流れる方向は、図1における黒塗りの矢印の方向である。
ドラム404は周面に小さな孔(図示せず)を有する。ドラム404の中に供給された空気などは、この孔によって水槽402とドラム404とを自由に往来できる。
循環経路408は、排気ダクト430と、熱交換器432と、蓄熱部434と、送風機436と、送風機436の後段に配されるヒータ438と、給気ダクト440とを含む。排気ダクト430は、排気口422から排出された乾燥用の空気を熱交換器432に導く。熱交換器432は乾燥用の空気を水冷する。これにより空気中の水蒸気が凝縮する。蓄熱部434は熱を蓄熱したり放熱したりする。送風機436は、乾燥用の空気を循環させる。本実施の形態の場合、循環の方向は、図20における白抜きの矢印の方向である。ヒータ438は、乾燥用の空気を加熱する。これにより空気は昇温する。給気ダクト440は、給気口420に乾燥用の空気を導く。
排気ダクト430内の上部には、温度センサ455が設けられる。温度センサ455は、水槽402から排気される乾燥用の空気の温度を検知する。温度センサ455は、検知した結果を制御部406に送信する。
熱交換器432には、給水弁460が接続される。給水弁460は、水の供給を停止させる。
蓄熱部434は、蓄熱材470を保持する。蓄熱材470の具体的な材質ならびに熱の蓄熱および放熱の原理は特に限定されるものではない。本実施の形態の場合、蓄熱材470は、相変化する際に熱を蓄熱および放熱する。本実施の形態の場合、蓄熱材470は、ポリエチレングリコールである。ポリエチレングリコールは、約60℃で相変化する。
図21を参照して、制御部406は、第3の実施の形態に係るCPU302、および制御インターフェイス308に代えて、相互にバスで接続されたCPU450と、制御インターフェイス454とを含む。CPU450は、衣類乾燥機400の各装置や、制御部406の各回路および各装置を制御する。制御インターフェイス454は、CPU450が出力した信号を、衣類乾燥機400の各装置が利用できる信号に変換する。制御インターフェイス454は、衣類乾燥機400の各装置が出力した信号を、CPU450が利用できる信号に変換する回路でもある。これらにより、CPU450が、衣類乾燥機400の各装置を制御することが可能となる。なお、その他のハードウェア構成は、前述の第3の実施の形態と同じである。それらについての機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
図22および図23を参照して、制御部406で実行されるプログラムは、衣類乾燥機400による衣類の乾燥に関し、以下のような制御構造を有する。なお、図22および図23に示すフローチャートの中で、前述の図16に示した処理は同じステップ番号を付してある。それらの処理も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
S500にて、CPU450は、メモリ304に記憶された情報に基づいて、乾燥工程の内容を決定する。本実施の形態の場合、CPU450は、最も衣類が早く乾燥するように乾燥工程の内容を決定する。また、乾燥工程の内容は、ヒータ438に供給する電力および給水弁460を閉じる温度によって決定される。すなわち、CPU450は、メモリ304に記憶された情報が表す電力のうち、最大の電力に合致するように供給する電力を決定する。また、CPU450は、メモリ304に記憶された情報が表す温度のうち、最小の温度に合致するように給水弁460を閉じる温度を決定する。CPU450は、決定された乾燥工程を表す情報を、メモリ304に記憶させる。
S502にて、CPU450は、決定した乾燥工程の内容に基づき、乾燥に必要な時間を算出する。S504にて、CPU450は、決定した乾燥工程の内容に対応する信号を操作パネル兼報知部310に出力する。操作パネル兼報知部310は、CPU450が出力した信号に対応する乾燥工程の内容を表示する。
S506にて、CPU450は、メモリ304に記憶された来歴の情報をすべて読出す。本実施の形態の場合、来歴の情報とは、過去に乾燥機で乾燥させられた回数、乾燥機で乾燥させられた日時、および過去の乾燥工程を表す情報のことである。
S508にて、CPU450は、操作パネル兼報知部310が受付けたユーザの指示が、乾燥工程の内容を変更する旨の指示か否かを判断する。乾燥工程の内容を変更する旨の指示と判断した場合(S508にてYES)、処理はS328へと移される。もしそうでないと(S508にてNO)、処理はS510へと移される。
S510にて、制御部406は、ヒータ438および送風機436を始動させる。なお、給水弁460は閉じられた状態である。ヒータ438および送風機436が始動されると、乾燥用の空気は、給気口420から水槽402内に流入する。水槽402内に乾燥用の空気が流入すると、乾燥用の空気は、ドラム404内の衣類に含まれた水分を蒸発させる。水分を蒸発させた乾燥用の空気は、排気口422から循環経路408に流出する。流出した乾燥用の空気は、熱交換器432を通過し、蓄熱部434に流入する。乾燥用の空気が蓄熱部434に流入すると、蓄熱部434の蓄熱材470は、相変化により乾燥用の空気から熱を奪う。これにより、乾燥用の空気は冷却される。一方、蓄熱材470には熱が蓄熱される。その結果、乾燥用の空気の水分は凝縮する。水分が凝縮するので、乾燥用の空気は除湿される。凝縮された水分は、排水管424から排水される。除湿された乾燥用の空気は、ヒータ438により昇温された後、水槽402内に供給される。これにより、乾燥用の空気が循環する。さらに、乾燥用の空気の温度は、蓄熱材470の蓄熱量に応じて、徐々に上昇する。この間、乾燥用の空気の蒸発速度はほとんど低下しない。蓄熱材470の温度上昇にともない、除湿量は低下する一方、乾燥用の空気の飽和水蒸気量が増加することがその理由である。
S512にて、温度センサ455は、水槽402から排出される空気の気温を検出する。温度センサ455は、検出した値を制御部406に出力する。制御部406は、水槽402から排出される空気の気温が70℃を超えるまで待つ。排気温度が70℃を超えると、蓄熱材470は、ほぼすべて相変化する。蓄熱材470がほぼすべて相変化すると、蓄熱する能力が低下する。蓄熱する能力が低下するので、乾燥用の空気を冷却する能力も低下する。
S514にて、制御部406は、給水弁460を開く。給水弁460が開かれると、熱交換器432に冷却水が供給される。冷却水が供給されると、乾燥用の空気が水冷される。乾燥用の空気が水冷されると、水蒸気の凝縮により乾燥用の空気は除湿される。冷却水および除湿による凝縮水は、排水管424を介して排水される。水冷により低温となった乾燥用の空気は、蓄熱部434において蓄熱材470と熱交換する。蓄熱材470は相変化して熱を放出する。乾燥用の空気は、蓄熱材470から放出された熱を吸収する。これにより、乾燥用の空気の気温は上昇する。気温が上昇した空気は、ヒータ438によりさらに加熱される。このヒータ438に供給される電力は、CPU450によって制御されている。その電力の値はメモリ304に記憶された情報によって定められる。加熱された乾燥用の空気は、水槽402内に供給される。このとき水槽402内に供給される空気は、冷却水で冷却されていない空気に比べ、除湿量が多い空気である。熱交換器432によって低温で除湿されたことが、その理由である。このとき水槽402内に供給される空気の除湿量が、冷却水で冷却されていない空気に比べ多いので、水槽402内における、水分の蒸発量が徐々に増加する。水分の蒸発量が徐々に増加するので、水分の蒸発にともなう気温の低下量も徐々に増加する。気温の低下量が徐々に増加するので、水槽402が排気する空気の気温も徐々に低下する。
S516にて、温度センサ455は、水槽402から排出される空気の気温を検出する。温度センサ455は、検出した値を制御部406に出力する。制御部406は、水槽402から排出される空気の気温が、メモリ304に記憶された値を下回ったか否かを判断する。気温がメモリ304に記憶された値を下回ったと判断した場合(S516にてYES)、蓄熱材470による蓄熱を行うために、処理はS526へと移される。もしそうでないと(S516にてNO)、処理はS518へと移される。
S518にて、制御部406は、水槽402から排気される乾燥用の空気の温湿度など基づいて、乾燥が終了したか否かを判断する。乾燥が終了すると、水槽402から排気される乾燥用の空気の気温が低下しなくなることが、温湿度など基づいて乾燥が終了したか否かを判断する理由である。乾燥が終了すると気温が低下しなくなる理由は、熱交換器432に給水中に衣類が乾燥すると、衣類に含まれた水分の蒸発量が少なくなる点にある。乾燥が終了したと判断した場合(S518にてYES)、処理はS520へと移される。もしそうでないと(S518にてNO)、処理はS516へと移される。
S520にて、制御部406は、ヒータ438および送風機436を停止させる。あわせて制御部406は、給水弁460を閉じる。S522にて、CPU450は、メモリ304に記憶された情報のうち、来歴の情報を更新する。S524にて、CPU450は、通信インターフェイス306を制御することにより、RFIDタグ320に、メモリ304に記憶された来歴の情報を送信させる。S526にて、制御部406は、給水弁460を閉じる。
以上のような構造およびフローチャートに基づく、衣類乾燥機400の動作について説明する。
S300〜S304の処理を経て、CPU450は、メモリ304に記憶された情報に基づいて、乾燥工程の内容を決定する(S500)。乾燥工程の内容が決定されると、CPU450は、決定した乾燥工程の内容に基づき、乾燥に必要な時間を算出する(S502)。時間が算出されると、操作パネル兼報知部310は、CPU450が出力した信号に対応する乾燥工程の内容を表示する(S504)。乾燥工程の内容が表示されると、CPU450は、メモリ304に記憶された来歴の情報をすべて読出す(S506)。情報が読出されると、CPU450は、来歴の情報に基づいて、RFIDタグ320を取付けた衣類ごとに、案内情報を作成する(S316)。案内情報が作成されると、操作パネル兼報知部310は、ユーザの指示を受付ける(S318)。指示が受付けられると、CPU450は、操作パネル兼報知部310が受付けたユーザの指示が、来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示か否かを判断する(S320)。この場合、来歴の情報および案内情報を表示させる旨の指示と判断するので(S320にてYES)、操作パネル兼報知部310は、CPU450が出力した信号に対応する来歴の情報および案内情報の内容を表示する(S322)。内容が表示されると、操作パネル兼報知部310は、ユーザの指示を受付ける(S324)。指示が受付けられると、CPU450は、操作パネル兼報知部310が受付けたユーザの指示が、乾燥工程の内容を変更する旨の指示か否かを判断する(S508)。この場合、乾燥工程の内容を変更する旨の指示と判断するので(S508にてYES)、S328の処理を経て、制御部406は、ヒータ438および送風機436を始動させる(S510)。
ヒータ438および送風機436が始動されると、温度センサ455は、水槽402から排出される空気の気温を検出する(S512)。制御部406は、水槽402から排出される空気の気温が70℃を超えるまで待つ。排気温度が70℃を超えると、制御部406は、給水弁460を開く(S514)。給水弁460が開かれると、水槽402が排気する空気の気温も徐々に低下する。空気の気温が低下する間、温度センサ455は、水槽402から排出される空気の気温を検出する。制御部406は、水槽402から排出される空気の気温が、メモリ304に記憶された値を下回ったか否かを判断する(S516)。当初、気温がメモリ304に記憶された値を下回ったと判断するので(S516にてYES)、制御部406は、給水弁460を閉じる(S526)。給水弁460が閉じられると、S512〜S516の処理を繰返し、最終的に制御部406は、水槽402から排出される空気の気温が、メモリ304に記憶された値を下回ったか否かを判断する(S516)。最終的には、水槽402から排出される空気の気温は、メモリ304に記憶された値以上になるので(S516にてNO)、制御部406は、水槽402から排気される乾燥用の空気の温湿度など基づいて、乾燥が終了したか否かを判断する(S518)。最終的には乾燥が終了したと判断するので(S518にてYES)、制御部406は、ヒータ438および送風機436を停止させる。あわせて制御部406は、給水弁460を閉じる(S520)。ヒータ438および送風機436が停止され、給水弁460が閉じられると、CPU450は、メモリ304に記憶された情報のうち、来歴の情報を更新する(S522)。来歴の情報が更新されると、CPU450は、通信インターフェイス306を制御することにより、RFIDタグ320に、メモリ304に記憶された来歴の情報を送信させる(S524)。これにより、衣類乾燥機400の運転が終了する。
以上のようにして、本実施の形態に係る衣類乾燥機は、乾燥工程の内容を決定し、表示できる。さらに本実施の形態に係る衣類乾燥機は、案内情報を作成し、表示できる。その結果、ユーザにとっての利便性を向上させる乾燥機を提供できる。
なお、給水弁460の切り替えを水槽402の排気温度に基づいて行っているが、衣類乾燥機400の運転時間等により切り替えを行ってもよい。また、排気温度が55℃および70℃の時に給水弁460の開閉を行っているが、蓄熱材470の相変化温度に応じて最適な温度を設定することができる。
蓄熱材470の相変化温度は70℃を超えると給水弁460を閉じた際の乾燥用の空気の温度が高くなるため衣類を損傷する場合がある。また、50℃よりも低いと排気が降温されにくく給水を長時間行う必要があり節水効果が低減される。このため、相変化温度が50℃〜70℃の蓄熱材470を用いるのが望ましく、55℃〜65℃の蓄熱材を用いるとより望ましい。
また、本実施形態は水冷により乾燥用の空気を冷却して除湿しているが、冷凍サイクルによる冷却や、水冷と空冷とを併用する冷却を行う場合においても同様の効果を得ることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の第1の実施の形態に係る洗濯装置システムの全体構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係るRFIDタグを取付ける位置を表す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る読取兼登録機および報知部を取付ける位置を表す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る洗濯処理の制御の手順を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る衣装情報の内容を表す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る洗濯乾燥システムの全体構成図である。 本発明の第2の実施の形態に係る乾燥処理の制御の手順を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る洗濯乾燥機の全体構成図である。 本発明の第3の実施の形態に係る洗濯乾燥機の駆動部およびその付近の構造図である。 本発明の第3の実施の形態に係る回転槽の平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る回転槽の断面の拡大図である。 本発明の第3の実施の形態に係る撹拌翼の平面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る孔部の断面の拡大図である。 本発明の第3の実施の形態に係る制御部の全体構成図である。 本発明の第3の実施の形態に係るRFIDタグの全体構成図である。 本発明の第3の実施の形態に係る洗濯処理の制御の手順を示す第1のフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る洗濯処理の制御の手順を示す第2のフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る洗濯処理の制御の手順を示す第3のフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る通信処理および更新処理の制御の手順を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態に係る衣類乾燥機の全体構成図である。 本発明の第4の実施の形態に係る制御部の全体構成図である。 本発明の第4の実施の形態に係る乾燥処理の制御の手順を示す第1のフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態に係る乾燥処理の制御の手順を示す第2のフローチャートである。
符号の説明
10,320 RFIDタグ、20 洗濯装置、22 中央情報処理装置、24 読取兼登録機、26,62 構造部、28 報知部、30,302,450 CPU、32,304 メモリ、34 ROM、36 RAM、38 クロック、40,50,72,406 制御部、42 RF送受信部、46,322 アンテナ、52 洗濯部、60 洗濯乾燥装置、64 乾燥部、70 洗濯乾燥機、74 外枠、76,402 水槽、78 回転槽、80 駆動部、82 撹拌翼、84 連結管、86 第1排水管、88 排水弁、90 第2排水管、92 排水ホース、100 上面板、102 開口部、104 開閉用蓋、106 水槽カバー、108 温風経路、110 第3パッキン、112 シールホルダ、114 内蓋、116 第1シール、118 温風供給部、120 乾燥ファン、122,438 ヒータ、123 排水口、124 吹出口、126 糸屑フィルタ、128 ノズル、130 オイルシール、132 底部材、134 胴部材、136 孔部、138 バランサ、140 切欠部、142 シールリング、144 脱水フランジ、146 排水経路、148 モータ、150 機構部、152 ベルト、160 脱水軸、162 撹拌翼軸、164 第2シール、170 フランジ部、174 第1突起部、176 第2突起部、178 通気孔、180 曲面、190 第1パッキン、192 第2パッキン、306 通信インターフェイス、308,454 制御インターフェイス、310 操作パネル兼報知部、324 ICチップ、332 送信部、334 受信部、336 整流部、338 記憶部、400 衣類乾燥機、404 ドラム、408 循環経路、420 給気口、422 排気口、424 排水管、430 排気ダクト、432 熱交換器、434 蓄熱部、436 送風機、440 給気ダクト、455 温度センサ、460 給水弁、470 蓄熱材。

Claims (21)

  1. 衣類に取付けられた通信機から、情報を受信するための受信手段と、
    洗濯の工程のいずれかについて、前記工程の内容を特定する情報を含む、前記受信手段が受信した情報を記憶するための記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された情報に基づき、前記工程の内容を決定するための決定手段と、
    前記決定手段が決定した内容に基づいて、前記衣類を洗濯するための洗濯手段とを含む、洗濯装置。
  2. 前記決定手段は、洗いの内容を決定するための手段を含む、請求項1に記載の洗濯装置。
  3. 前記洗いの内容を決定するための手段は、複数の前記衣類の、量および素材のいずれかに対応するように、前記内容を決定するための手段を含む、請求項2に記載の洗濯装置。
  4. 前記決定手段は、すすぎの内容を決定するための手段を含む、請求項1に記載の洗濯装置。
  5. 前記すすぎの内容を決定するための手段は、複数の前記衣類の、量および素材のいずれかに対応するように、前記内容を決定するための手段を含む、請求項4に記載の洗濯装置。
  6. 前記決定手段は、脱水の内容を決定するための手段を含む、請求項1に記載の洗濯装置。
  7. 前記脱水の内容を決定するための手段は、複数の前記衣類の、量および素材のいずれかに対応するように、前記内容を決定するための手段を含む、請求項6に記載の洗濯装置。
  8. 前記洗濯装置は、
    前記決定手段が決定した内容に基づいて、前記洗濯のいずれかの工程の実施に費やす時間を算出するための算出手段と、
    前記洗濯のいずれかの工程の実施に費やす時間を表す情報を表示するための表示手段とをさらに含む、請求項1に記載の洗濯装置。
  9. 前記算出手段は、前記洗濯の複数の工程の実施に費やす時間を算出するための手段を含む、請求項8に記載の洗濯装置。
  10. 前記受信手段が受信する情報は、前記通信機を取付けた衣類に対する洗濯の回数および洗濯の日付のいずれかを表す情報、ならびに前記工程の内容を特定する情報を含み、
    前記洗濯装置は、
    前記洗濯の回数および日付のいずれかを表す情報に基づいて、前記通信機を取付けた衣類ごとに、複数の洗濯の方法のいずれかを用いた場合の、洗濯の適否を表す情報を作成するための作成手段と、
    前記作成手段が作成した情報を表示するための表示手段とをさらに含む、請求項1に記載の洗濯装置。
  11. 前記複数の洗濯の方法は、
    前記洗濯装置を用いる洗濯の方法と、
    前記洗濯装置を用いる洗濯の方法とは異なる方法とを含む、請求項10に記載の洗濯装置。
  12. 衣類に取付けられた通信機から、情報を受信するための受信手段と、
    衣類を乾燥させる条件を特定する情報を含む、前記受信手段が受信した情報を記憶するための記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された情報に基づいて、衣類を乾燥させる条件を決定するための決定手段と、
    前記決定手段が決定した条件に基づいて、前記衣類を乾燥させるための乾燥手段とを含む、乾燥装置。
  13. 前記決定手段は、複数の条件の組合せを選択することにより、前記衣類を乾燥させる複数の条件を決定するための手段を含む、請求項12に記載の乾燥装置。
  14. 前記決定手段は、前記衣類の量に対応するように、前記条件を決定するための手段を含む、請求項12に記載の乾燥装置。
  15. 前記決定手段は、前記衣類の素材に対応するように、前記条件を決定するための手段を含む、請求項12に記載の乾燥装置。
  16. 前記決定手段が決定した条件は、乾燥の温度を特定する条件を含む、請求項12に記載の乾燥装置。
  17. 前記決定手段が決定した条件は、乾燥の風量を特定する条件を含む、請求項12に記載の乾燥装置。
  18. 前記乾燥装置は、前記決定手段が決定した条件を表示するための表示手段をさらに含む、請求項12に記載の乾燥装置。
  19. 前記乾燥装置は、前記受信手段が受信した、乾燥装置による乾燥の適否を表す情報を表示するための表示手段をさらに含む、請求項12に記載の乾燥装置。
  20. 前記受信手段が受信した情報は、前記通信機を取付けた衣類の、乾燥の来歴を表す情報を含み、
    前記乾燥装置は、
    前記乾燥の来歴を表す情報に基づいて、前記通信機を取付けた衣類ごとに、乾燥の適否を表す情報を作成するための作成手段と、
    前記作成手段が作成した情報を表示するための表示手段とをさらに含む、請求項12に記載の乾燥装置。
  21. 前記作成手段は、前記乾燥の来歴を表す情報によって特定される、前記通信機を取付けた衣類が乾燥装置によって乾燥させられた回数が、予め定められた回数以上か否かに基づいて、前記乾燥の適否を表す情報を作成するための手段を含む、請求項20に記載の乾燥装置。
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