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JP2005203011A - 2波長レーザモジュール及び光ピックアップ装置 - Google Patents

2波長レーザモジュール及び光ピックアップ装置 Download PDF

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JP2005203011A JP2004006540A JP2004006540A JP2005203011A JP 2005203011 A JP2005203011 A JP 2005203011A JP 2004006540 A JP2004006540 A JP 2004006540A JP 2004006540 A JP2004006540 A JP 2004006540A JP 2005203011 A JP2005203011 A JP 2005203011A
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Abstract

【課題】 異なる波長の複数の光ビームを使用する際の装置構成を簡単にして小型化可能な2波長レーザモジュールを提供する。
【解決手段】 2波長レーザモジュールは、第1偏光方向の第1光ビームを発する第1半導体レーザと第2偏光方向を有しかつ第1光ビームの波長より短い波長の第2光ビームを第1光ビームと略同一方向へ発する第2半導体レーザとを基板上に有する半導体レーザ組立体からなる2波長レーザモジュールであって、第1光ビームのビーム拡がり角度を第2光ビームのビーム拡がり角度と異ならしめる偏光回折素子を有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、2波長レーザモジュールに関し、特に波長の異なる2つの光ビームを発して種類の異なる複数の記録媒体から情報を読み取る光ピックアップ装置における2波長レーザモジュールに関する。
記録媒体としての光ディスクは、映像データ、音声データ及びコンピュータデータなどのデータを記録再生する手段として広く用いられている。例えば、DVD(Digital Versatile Disc)と称される光ディスクが実用化されている。DVD用の光ピックアップ装置では、例えば、波長635nmの光源と開口数NAが0.6である対物レンズが用いられ得る。
図1に従来のCD(コンパクトディスク)とDVDのコンパチブル光ピックアップ装置の一例を示す。光ピックアップ装置は、波長780nmの光ビームを発する光源検出器ユニットUT1と、波長635nmの光ビームを発する光源検出器ユニットUT2と、合成プリズムCPと、コリメータレンズCLと、対物レンズOLとが順次配置されている。この構成では、合成プリズムから記録媒体に至る光学系をCDとDVDとで共用しているので、いずれの場合も、光源検出器ユニットを発した光ビームは、合成プリズムを通過した後、記録媒体Mへと導かれるようになっている。
しかしながら、従来コンパチブル光ピックアップ装置構成では、記録媒体への一方の光ビームの利用効率を高めるために、合成プリズムCPの他、凹レンズなど更なる光学部品を必要とし、部品点数が多くなる。更に、2つの光源検出器ユニットと合成プリズムとの位置合わせを行う必要があり、構成が複雑になる(特許文献1参照)。
近年、記録容量を拡大するという要求から、次世代光ディスクシステムとして、DVDよりさらに高い密度で記録できる次世代光ディスク(以下、BDという)が開発されている。BDに対しては、例えば、光源波長が405nmで対物レンズのNAは0.85となって、BDとDVDとでは、光源波長及び対物レンズのNAなどの仕様が異なっている。
CDとDVDの場合でもいわゆる互換ドライブ用に2波長光ピックアップ装置が既に開発されているように、1つのプレーヤでBD、DVDなどの種類の異なるディスクを再生するために、650nm/405nmの2波長の光源を内蔵したいわゆるコンパチブル光ピックアップ装置及び2波長レーザモジュールの開発が検討されている。
半導体レーザから放射される光ビームのファーフィールドパターン(FFP)は、その活性層端面のアスペクト比(導波路幅μm/膜厚nm)が大きいために、一般にビーム拡がり角もヘテロ接合面に垂直な方向と平行な方向とでかなり差がある。FFP像とニアフィールドパターン(NFP)像とではフーリエ変換の関係にある。一般に発光波長の長い半導体レーザほど放射角度が大きくなる傾向にある。そのため、650nm/405nmの2波長の半導体レーザを近接させてパッケージングした素子では、波長650nm光ビームの拡がり角を波長405nmのものより大幅に狭めることが困難であった。
特開2001−184707号公報。
そこで、本発明の解決しようとする課題には、異なる波長の複数の光ビームを使用する際の装置構成を簡素にするとともに光ビームの拡がり角を制限できる光ピックアップ装置などに用いられる2波長レーザモジュールを提供することが挙げられる。
本発明の2波長レーザモジュールは、第1偏光方向の第1光ビームを発する第1半導体レーザと第2偏光方向を有しかつ前記第1光ビームの波長より短い波長の第2光ビームを前記第1光ビームと略同一方向へ発する第2半導体レーザとを基板上に有する半導体レーザ組立体からなる2波長レーザモジュールであって、前記第1光ビームのビーム拡がり角度を前記第2光ビームのビーム拡がり角度と異ならしめる偏光回折素子を有することを特徴とする。
本発明の2波長レーザモジュールを有する光ピックアップ装置は、前記2波長レーザモジュールが、第1偏光方向の第1光ビームを発する第1半導体レーザ及び第2偏光方向を有しかつ前記第1光ビームの波長より短い波長の第2光ビームを前記第1光ビームと略同一方向へ発する第2半導体レーザを基板上に有する半導体レーザ組立体、並びに、前記第1光ビームのビーム拡がり角度を前記第2光ビームのビーム拡がり角度と異ならしめる偏光回折素子、を有することを特徴とする。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図2に示すように一例としての2波長レーザモジュール10は、ケーシング部材11a内に収納された半導体レーザ組立体11と偏光回折素子12とを共にユニット化したものある。半導体レーザ組立体11はケース内部でベース(図示せず)に固定され、偏光回折素子12はその開口に固定されている。2種類の波長の光ビームを発する半導体レーザ組立体11は、例えば、図3に示すDVD読取用の第1光ビームを発する第1半導体レーザLD1と、BD読取用の第2光ビームを発する第2半導体レーザLD2とから構成される。すなわち、第1半導体レーザLD1は第1波長例えば635nm(第1光ビーム)の赤光ビームを発し、第2半導体レーザLD2は赤光ビームの波長より短い波長の例えば405nm(第2光ビーム)の青光ビームを発する。第1及び第2半導体レーザは、赤及び青光ビームを同一方向へ放射しかつ両光ビームの偏光方向が互いに略90度異なるように、一体的に形成されている。偏光回折素子12は一方の光ビームの偏光にのみレンズなどの光学素子として作用する。赤光ビームの光軸と青光ビームとの光軸とは実質的に平行である。
半導体レーザ組立体11は、レーザ駆動部(図示せず)からの制御信号に応じて第1及び第2半導体レーザLD1及びLD2がトグル制御され、赤光ビーム及び青光ビームを選択的に放射できる。
発せられた赤及び青光ビームの断面形状は図2に波線で示すように楕円形状であるが、円形でもよい。図において両光ビームの互いに垂直関係にある偏光方向を双方矢印で示す。2波長レーザモジュールの偏光回折素子12は、図示のように例えば、赤光ビームのビーム拡がり角度θ1を青光ビームのビーム拡がり角度θ2より小とする、すなわち両者を異ならしめる機能を有する。すなわち、両光ビームの射出面側に配置された偏光回折素子12の機能は、赤光ビームの偏光にのみ凸レンズとして作用するか、或いは、青光ビームの偏光にのみ凹レンズとして作用するか、のいずれかである。なお、偏光回折素子12へ入射する第2半導体レーザLD1及びLD2の光ビームのビーム拡がり角度は互いに異なっていてもよい。
[半導体レーザ組立体]
一般に、半導体レーザの共振器端面での反射率は、活性層に平行な電界ベクトル(偏光面)をもつTE偏光に対しての方が、活性層に垂直な電界ベクトル成分をもつTM偏光に対してよりも大きい。さらに、無歪みあるいは圧縮歪み量子井戸構造からなる活性層をもつ半導体レーザの場合、正孔の基底状態は、光学遷移確率がTE偏光に対して大きい重い正孔の第一量子準位であるため、一般に半導体レーザはTE偏光が主となる。
これに対し、井戸層に引っ張り歪みをもつ量子井戸活性層を用いた場合には、正孔の基底状態を光学遷移確率がTM偏光に対して大きい軽い正孔の第一量子準位とすることができるため、TM偏光を主とするレーザ発振を実現することができる。GaAs基板上に作製したAlGaInP系半導体レーザでは、635nm帯、650nm帯においてTMモード発振が実現される。
一方、GaN系半導体からなる405nm帯半導体レーザの場合、活性層であるInGaNには圧縮応力がかかるため、TE偏光が主となる。
よって、活性層の井戸層に引っ張り応力をもつ量子井戸活性層を用いたAlGaInP系半導体レーザとGaN系半導体レーザを集積することにより、放出ビームの偏光方向がお互いに異なる第1及び第2半導体レーザLD1、LD2を作製できる。
図3は半導体レーザ組立体11のチップの断面を示している。半導体レーザ組立体11は、図3に示すように、ワンチップに形成されたハイブリット型であり、単一のGaAs基板39の一方の主面に、波長635nmの赤光ビームを発する第1発光点A1を有する第1半導体レーザLD1と、波長405nmの青光ビームを発する第2発光点A2を有する第2半導体レーザLD2とを積み重ねて形成される。発光点A1を有する第1半導体レーザLD1の発光面と発光点A2を有する第2半導体レーザLD2の発光面とはほぼ同一面にある。
第1半導体レーザLD1は、2層Cr/Al膜のn−電極38の反対側のn−GaAs(001)基板39主面から順番に、n−GaAsバッファ層40、n−AlGaInP系クラッド層41、歪量子井戸活性層42、p−AlGaInP系クラッド層43及びp−GaInP系通電層44からなるリッジストライプ、該リッジストライプの両側にn−GaAs系電流ブロック層45、リッジストライプ及び電流ブロック層の上面に被覆されたp−GaAs系コンタクト層46及びp−電極47を有している。リッジストライプは台形状にエッチングなどで形成されている。リッジストライプ台形状の上面を除くクラッド層43を覆うようにn−GaAs層44は形成されている。台形状のトップ面の通電層44だけからキャリアが供給される。第1発光点A1は歪量子井戸活性層42に位置する。
第2半導体レーザLD2は、2層Ti/Au膜のn−電極53の反対側のn−GaN系下地層54主面から順番に、n−AlGaN系n−クラッド層55、n−GaN系n−ガイド層56、InGaN系障壁層とInGaN系井戸層で構成される多重量子井戸活性層57、AlGaN系電子障壁層58、p−GaN系p−ガイド層59、p−AlGaN系p−クラッド層60とp−GaN系p−コンタクト層61とからなるリッジストライプ、コンタクト層上面以外のリッジストライプとp−GaN系p−ガイド層59を被覆するSiO2絶縁層62、p−コンタクト層上のp−電極63を有している。コンタクト層61だけがp−電極63に電気的に接触している。
第1及び第2半導体レーザLD1、LD2は、第1半導体レーザLD1のp−電極側の面と第2半導体レーザLD2のp−電極側の面をAu−Sn接着層64で所定間隙をもって貼り合わされ、両者を電気的に接続している。
具体的には、以下の方法により第1半導体レーザLD1を作製する。
MOCVD法を用いて、n−GaAs(001)基板上にn−GaAsバッファ層、n−(Al0.7Ga0.30.5In0.5Pからなる膜厚1.8μmのn−クラッド層、(Al0.5Ga0.50.5In0.5Pからなる膜厚50Åの障壁層とGa0.58In0.42Pからなる膜厚70Åの井戸層で構成される歪量子井戸活性層、リッジストライプ形状を有するp−(Al0.7Ga0.30.5In0.5Pからなる膜厚1.0μmのp−クラッド層及びp−Ga0.5In0.5Pからなる通電層を形成し、さらにリッジストライプの両側にn−GaAsからなる電流ブロック層、リッジストライプ及び電流ブロック層の上面にp−GaAsからなる膜厚2.0μmのコンタクト層を形成する。さらに、コンタクト層上にAu−Znからなるp−電極及びn−GaAs基板上にCr/Auからなるn−電極を形成し、635nm帯においてTM偏光で発振する第1半導体レーザLD1を作製する。
また、以下の方法により第2半導体レーザLD2を作製する。MOCVD法を用いて、サファイア(0001)基板上にAlNバッファ層、n−GaNからなる膜厚20μmの下地層、n−Al0.08Ga0.92Nからなる膜厚0.8μmのn−クラッド層、n−GaNからなる膜厚0.2μmのn−ガイド層、In0.01Ga0.99Nからなる障壁層とIn0.08Ga0.92Nからなる井戸層で構成される多重量子井戸活性層、AlGaNからなる膜厚0.02μmの電子障壁層、リッジストライプ形状を有するp−GaNからなる膜厚0.2μmのp−ガイド層とp−Al0.08Ga0.92Nからなる膜厚0.4μmのp−クラッド層及びp−GaNからなる膜厚0.1μmのp−コンタクト層を形成する。さらにコンタクト層以外の上面にSiO2からなる絶縁層を形成し、405nm帯においてTE偏光で発振する半導体レーザを構成する第2半導体レーザLD2を作製する。次に、第1半導体レーザLD1のp−電極側の面と第2半導体レーザLD2のp−電極側の面をAu−Sn接着層を用いて貼り合わせる。次にサファイア基板裏面側からNd:YAGレーザの第4高調波(波長266nm)を照射することにより、サファイア基板との界面近傍のGaN下地層を分解し、サファイア基板を剥離する。次に、サファイア基板を剥離することにより露出したGaN下地層上にTi/Auからなるn−電極を形成する。
作製された第1及び第2半導体レーザLD1、LD2を両者のp−電極側の面をAu−Sn接着層64で所定間隙をもって貼り合わすことにより、図3に示す半導体レーザ組立体を作製することができる。
[偏光回折素子]
図4に示すように、偏光回折素子12の一例は、透光性の異方性光学材料膜121と、該膜を担持する透光性の等方性材料基板122とからなり、入射及び射出面を平行平面とした平板である。異方性光学材料膜121は、ポリアセチレン系、ポリエステル系など複屈折性高分子の膜である。等方性材料基板122は光学ガラス、プラスチックなどの等方性材料からなる。また、等方性材料基板を用いずに、異方性光学材料膜121にニオブ酸リチウム基板を用いることが可能である。
異方性光学材料膜121にはその主面(又は界面)に回折格子BLGの凹凸が形成されている。予め等方性材料基板に回折格子BLGを形成し、そこに異方性光学材料を充填してもよい。また、異方性光学材料膜121は、結晶光学軸が例えばその主面に沿った方向に伸長するように形成される。回折格子BLGは光軸から有効半径領域に同心円の凹凸のホログラムパターンで凸レンズ(又は凹レンズ)として作用するように、形成される。
図4に示すように、光源側に配置される異方性光学材料膜121の光学軸を例えばその主面に沿った方向に配置すると、主面垂直に入射した光は図5及び図6に示すように、異常光と常光とが生じる。そこで、異方性光学材料膜121の常光における屈折率と等しい屈折率を有する等方性材料基板122である場合、赤光ビームの偏光方向が異方性光学材料膜121が作用する偏光方向と同一になるように、かつ青光ビームの偏光方向に対しては直交するように、偏光回折素子12を配置する。
すなわち、一方の主要な偏光面を他の光の主要な偏光面に対して例えば90度傾斜させれば、図5に示すように、一方の第1方位(紙面平行+)に対してはフレネルレンズ(凸レンズ)として作用し、図6に示すように、それと直交する他方の第2方位(紙面垂直・)は等方的となり全体として単なる透光性平行平板と等価になる。なお、光ビームの入射方向と異方性光学材料膜121の光学軸とを平行にしなければ、異常光と常光とが生じるので、異方性光学材料の一軸結晶の光学軸が光ビームの入射方向に対し傾斜していればよい。
回折格子BLGの断面はブレーズ形状すなわち鋸歯状、又は階段形状或いは矩形となるように形成される。例えば、鋸歯状断面の回折格子は回折効率が他より高いので有利である。同心円状のパターンの回折格子BLGのピッチ、ブレーズの深さは設計値によって定められる。偏光回折素子12の回折格子BLGは赤光ビームに対して回折作用が生じない深さの格子として形成されている。回折格子のピッチが細かくなるほど、収差の波長依存性は向上するが、ピッチが波長の5倍以下になると、原理的に回折効率が大きく低下する。また、ピッチが細かいほど形状ずれによる影響が大きくなる。
回折格子BLGの作成法として、フォトリソグラフィ技術を応用する方法、精密切削する方法がある。これらによって、擬似的にブレーズを形成した多段階ブレーズ又はブレーズ形状の回折格子が形成できる。多段階ブレーズ又はブレーズ形状を金型に雛形を形成しておき、射出成形又はいわゆる2P法で透明プラスチック材料から回折格子を複製することもできる。回折格子BLGはフレネルソーンプレートのようにその断面が平坦板状で屈折率が周期的変化する構造であってもよい。
他の例においては、偏光回折素子12は、膜厚方向に回折格子を備える体積ホログラム技術により形成できる。アゾベンゼンを主鎖に含むポリアミック酸膜に所定波長の直線偏光紫外光を照射すると、アゾベンゼン分子の光異性化反応によりポリアミック酸分子鎖の配向変化が起こる。そこで、ポリアミック酸分子鎖の平均配向方向は紫外光の偏光に対して垂直になるので、この膜をベイクしてイミド化してポリイミド膜を定着して、有機複屈折膜が得られる。偏光回折素子には有機複屈折膜として延伸されたポリマ膜を使用することもできる。有機複屈折膜を偏光回折素子12に用いると、高い回折効率が得られる。
さらに、凸レンズタイプの偏光回折素子12の屈折率パワー(拡がり角度)は、使用する2つの開口数の比率、例えば、DVD再生に必要なNA(通常0.65程度)とBD再生のNA0.85との比で決めることが好ましい。DVD再生時に対物レンズのNAを制限できるからである。これによって、実施形態の2波長レーザモジュールをコンパチブル光ピックアップ装置に用いた場合においては、2波長レーザモジュールの偏光回折素子が赤光ビームのビーム拡がり角度を青光ビームのものと異ならしめるので、特に赤光ビームのビーム拡がり角度を青光ビームより絞るように用いれば、装置と光学部品の簡素化が可能となる。例えば、光源及び対物レンズ間に透過型液晶パネルを設けBD再生時に液晶パネル全面を、DVD再生時に液晶パネル光軸中央部のみを光透過させる開口絞り機構の使用は、装置の部品の増加を招き、液晶マスクで赤光ビーム外周部の一部を遮るので例えばDVD−Rなどへの記録時の記録層への光強度を確保するために高出力光源を必要とする問題があるが、実施形態では開口絞り機構が不要となる。実施形態では、モジュールから絞られた赤光ビームが対物レンズ光軸近傍部のみを透過して媒体の記録面に集光されるので収差の影響を受け難くなり、光の利用効率の向上が期待できる。また、実施形態において、赤光ビーム及び青光ビームのビーム拡がり角度の比率を、使用する対物レンズの2つの開口数の比率と略等しくすることもできる。さらに、いわゆる2焦点方式の対物レンズの使用でも、光の利用効率の問題が残りホログラムのレンズ表面へ精密形成或いはホログラム素子及びレンズ間の高精度アライメントを要し生産歩留まりが低下するが、実施形態では高NAに合わせた通常の対物レンズを使用できるので低価格化が可能となる。ただし、2焦点対物レンズの使用を制限するものでなく、実施形態の2波長レーザモジュールを用いたコンパチブル光ピックアップ装置において、2焦点対物レンズを用いることができることはいうまでもない。
また、実施形態における回折格子BLGのホログラムパターンは、光が対物レンズとカバー層(記録保護層)を透過することにより発生する球面収差を打ち消すような収差を有するように、設定されてもよい。
[実施例]
実施例1では図7に示すように、紙面に垂直な偏光方向にのみ作用する偏光回折素子12を用いて赤光ビームの拡がり角度を小さくするようにした(θ1<θ2)。この偏光回折素子12は凸レンズ作用にある回折格子形状をしている。この偏光回折素子12はコリメータレンズと組み合わせた状態の焦点距離とコリメータレンズのみの焦点距離の比がほぼ対物レンズのNA比になるようなパワーレンズをもつように設定されている。
具体的には((偏光回折素子+コリメータレンズ)の焦点距離):(コリメータレンズの焦点距離)=(DVDのNA0.6):(BDのNA0.85)のように設定する。
実施例2では図8に示すように、偏光回折素子12の後に波長選択性の1/2波長板19を配置した。この1/2波長板19はどちらかの波長に作用する。半導体レーザ組立体11の射出光は互いに偏光方向が異なっているため、偏光ビームスプリッタを検出光学系で用いる場合に必要で、これによって2つの波長で偏光方向を平行にそろえることができる。
実施例3では図9に示すように、半導体レーザ組立体11の2つの発光点が離れている場合において偏光回折素子12に2つの半導体レーザの光軸ずれを解消するホログラムパターンHPを回折格子に追加してある。ピックアップ装置の光軸には青色波長の発光点を基準に半導体レーザ組立体11を配置した場合に赤光ビームで光軸ずれが生じる。偏光回折素子12は、この光軸ずれを解消しつつ凸レンズの作用を持たせるホログラムパターンとして合成された回折格子を有する。このずれ補正用のホログラムパターンHPは、レンズ用回折格子(一方の波長の拡がり角度を小さくする凸レンズ作用のホログラムパターン)と別の面に形成しても構わない。また、第1半導体レーザLD1の発光面と第2半導体レーザLD2の発光面とは互いに異なる射出方向に向くように、半導体レーザ組立体11を作製してもよい。この場合、第1及び第2半導体レーザLD1、LD2は各リッジストライプの伸長方向が所定角度だけの傾きをもって配置されている。この場合、ずれ補正用のホログラムパターンHPは赤光ビームの1次回折光の回折効率を高めるように設定することが好ましい。
実施例4では図10に示すように、2つの波長で偏光が異なりかつビーム放射パターン(ファーフィールドパターンFFP)のアスペクト比(記録媒体の半径方向及び接線方向に対応するように用いられる)が異なる半導体レーザ組立体11aを用いた場合を示す。偏光回折素子12は、一方の波長、例えばDVDに使用する赤光ビームにのみ凸レンズの作用となるホログラムパターンが形成される。よって、BDでは記録媒体の接線方向よりも半径方向に拡がり角度が拡大する。DVDでは半径方向よりも接線方向に拡がり角度を広くするようなFFPが生成できる。この半導体レーザ組立体11a及び偏光回折素子12によりBDとDVDでは対物瞳でのビームアスペクト方向が90度異なるようにできる。図10の上下の図は、偏光回折素子12の有無に対応しており、偏光回折素子12の存在によりTE偏光の赤光ビームFFPだけが全体としてが相似形で減縮していることを示す。
実施例5では図11に示すように、実施例1〜4までの半導体レーザ組立体を用い、実施例4の効果を実現しようとした例である。この場合の偏光回折素子12aの作用は、赤光ビームにだけ作用しかつ元の光ビームの拡がり角度の広い側のみを狭くする凸シリンドリカルレンズ作用を有するものとする。すなわち、偏光回折素子12aは赤光ビームにのみ凸シリンドリカルレンズの作用となるホログラムパターンが形成される。結果として、半導体レーザ組立体11から放射される2つの波長の光ビーム拡がり角度及びアスペクト(半径方向及び接線方向)の方向に差を持たせるように作用する。図11の上下の図は、偏光回折素子12aの有無に対応しており、偏光回折素子12aの存在によりTE偏光の赤光ビームFFPだけが半径方向にのみ減縮していることを示す。すなわち、偏光回折素子12aは、通過する赤光ビームのビーム放射パターンのアスペクト比を異ならしめるようなホログラムパターンを有している。
いずれの実施例においても、拡がり角度の比率はほぼ各波長で使用する対物レンズのNAの比に等しく設定されている。その結果、各波長の光学系において対物レンズまでのカップリング効率が確保できるため、各記録媒体上で記録パワーが確保できる。
このように、本実施例では1つの対物レンズで2波長を用いる互換ピックアップ装置の場合、波長の長い側に対応した記録媒体ではNAが小さく、波長の短い側に対応した記録媒体はNAが大きいことに着目している。その結果、偏光回折素子12の特性は波長の長い側の拡がり角度のみを小さくするものとしている。
また、実施例6では図12に示すように、偏光方向が同じ光ビームを射出する2つの半導体レーザ組立体11cを使用する場合にどちらか一方にホログラムを作用させるためには、その一方に光ビーム入射面側に波長選択性の1/2波長板19aを配置する。これによって波長ごとに偏光方向を変えることができるので、偏光回折素子12を一方の波長に作用させることができる。図12では光ビーム射出面側に波長選択性の1/2波長板19を配置して、射出光ビーム偏光方向を平行にしている。
さらに、実施例7では図13に示すように、偏光方向が同じ光ビームを射出する2つの半導体レーザ組立体11cを使用し、半導体レーザ組立体11の2つの発光点が異なる場合、偏光回折素子12に2つの半導体レーザの光軸ずれを解消するホログラムパターンを追加し、その一方に光ビーム入射面側に波長選択性の1/2波長板19aを配置することによって、波長ごとに偏光方向を変え、偏光回折素子12を一方の波長に作用させることができる。実施例6、7の場合、異なる光ビーム偏光方向を有する半導体レーザ組立体が1/2波長板19aと半導体レーザ組立体11cの組に対応する。
[光ピックアップ装置]
図14は一例の形態の光ピックアップ装置の概略を示す。
光ピックアップ装置は、2波長レーザモジュール10の下流に偏光ビームスプリッタ13、コリメータレンズ14及び対物レンズユニット16を備えている。対物レンズユニット16の対物レンズは2焦点レンズであり、2つの波長に応じて互いに異なる焦点位置を得ることができる。対物レンズユニット16に1/4波長板15、互換素子なども含まれている。以上の照射光学系によって、光ビームは、偏光ビームスプリッタ13を経て、コリメータレンズ14で平行光ビームにされ、対物レンズユニット16によって、その焦点付近に置かれている光ディスク5に向けて集光され、光ディスク5の情報記録面のピット列上で光スポットを形成する。記録媒体5としてはDVD(DVD−Rなどを含む)とBD(BD−Rewritableを含む)のいずれかが用いられ、いずれか一方が図示しないターンテーブルに装着される。2波長レーザモジュール10は、ほぼ同軸の第2波長405nm付近の短波長の第2半導体レーザと第2波長より長い第1波長635nm付近のDVD用の中波長の第1半導体レーザとの組立体と、偏光回折素子とからなる。半導体レーザLD1、LD2はそれぞれ、DVD用及びBD用として切り替えて点灯される。なお、光軸とは、発光点と対物レンズユニット16中心との間で光ビームの進行方向に沿って延在する軸線のことであり、本実施例のように、第1半導体レーザLD1及び第2半導体レーザLD2の2つの発光点と単一の対物レンズユニット16が存在するピックアップ装置においては、異なる光軸が2本存在する。一部の実施例では、2本の光軸を途中から一致させることもできる。
以上の照射光学系に加えて、光ピックアップ装置はさらに検出用集光レンズ17など光検出光学系を有しており、対物レンズユニット16、1/4波長板15及び偏光ビームスプリッタ13は光検出光学系にも利用されている。BD及びDVDの何れかの光ディスク5からの反射光は、対物レンズユニット16で集められ、1/4波長板15を介して偏光ビームスプリッタ13によって検出用集光レンズ17に向けられる。検出用集光レンズ17で集光された集束光は、例えば、シリンドリカルレンズ、マルチレンズなどの非点収差発生素子(図示せず)を通過して、例えば、直交する2線分によって4分割されてなる4つの受光面を有する4分割光検出器の受光面20中心付近に光スポットを形成する。
また、光検出器の受光面20は復調回路を含むコントローラ21及びエラー検出回路22に接続されている。エラー検出回路22は対物レンズユニットのトラッキング制御及びフォーカス制御用のアクチュエータ26を含む機構を駆動する駆動回路27に接続されている。
4分割光検出器は、その受光面20中心付近に結像された光スポット像に応じた電気信号をコントローラ21及びエラー検出回路22に供給する。コントローラ21の復調回路は、その電気信号に基づいて記録信号を生成する。エラー検出回路22は、その電気信号に基づいてフォーカスエラー信号や、トラッキングエラー信号や、その他サーボ信号などを生成し、アクチュエータの駆動回路27を介して各駆動信号を各アクチュエータに供給し、これらが各駆動信号に応じて対物レンズユニット16などをサーボ制御駆動する。
[他の実施例]
これまでの実施例では1枚の偏光回折素子を用いて、赤光ビームの拡がり角を変えていた。この場合図15に示すように、赤光ビームは仮想発光点から射出された光と同様に振る舞い、実質的に発光点が光軸方向にずれている。このためコリメータレンズを配置して、平行光ビームを得ようとする場合、青光ビームは平行光となるが、コリメータレンズ射出の赤光ビームは収束光となる。
他の実施例として、光ディスクのピックアップ装置において青光ビームと赤光ビームの両方を平行光ビームとしたい場合には、図16に示すように、光源側から凸レンズ作用をもつ偏光回折素子12bと凹レンズ作用をもつ偏光回折素子12cの2枚を光軸に配置し、赤光ビームの仮想発光点を青光ビームの発光点と一致させるようにすればよい。この場合はコリメータレンズを色消しレンズとすることが好ましい。
このように2枚の偏光回折素子12b、12cを配置することにより、赤光ビームの仮想発光点の位置を自由に制御することができるため、コリメータ射出後の青光ビームと赤光ビームの拡がり角を自由に制御することが可能である。さらなる他の実施例として、図17のように赤光ビームの仮想発光点を青光ビームの発光点よるも前に持ってくることで、赤光ビームのみを拡散光とするような構成も可能である。
複数の記録媒体に対応する互換型のピックアップ装置では、例えば青光ビーム光源を使用する記録媒体から信号を記録再生するときには対物レンズに対して平行光を入射させる(無限系の光学系とする)必要があり、赤光ビーム光源を使用する記録媒体を記録再生する時には対物レンズに対して拡散光を入射させる(有限系の光学系とする)必要がある、というケースもあり得る。この場合に2枚の偏光回折素子を用いる方法は有効である。
更に、上記した実施例において、半導体レーザ組立体には、発光波長が異なる2つの発光点を設けたが、発光波長が互いに異なる3つ以上の発光点を備えた半導体レーザ組立体にも本発明を適用することができる。また、上記した実施例においては、偏光回折素子としてブレーズホログラムが用いられているが、これに限らず、他の回折作用を有する光学素子を用いることができる。
また、上記した実施例においては、ハイブリッド型の半導体レーザ組立体が用いられているが、これに限らず、モノリシック型の半導体レーザ組立体として絶縁サブマウントに固定されたものを用いてもよい。
以上の如く、本発明によれば、光学系をコンパクトに集約配置することができるので、光ピックアップ装置構成を簡単にして小型化を図ることかできる。また、2つの半導体レーザの発光位置の差異に基づく光強度分布の相違を補正して光検出器の受光面において形成される赤及び青光ビーム各々のスポットは適切な光強度分布をとることができる。よって、いずれの光ビームが用いられる場合においても光検出器からは読取信号を正確に得ることができる。また、4分割の光検出器を用いた場合にはその光検出器の出力からは非点収差法によるフォーカスエラー信号又は位相差法によるトラッキングエラー信号を正確に検出することができる。
従来の光ピックアップ装置の一例を示す構成図である。 本発明による実施形態の2波長レーザモジュールの部分切欠断面図である。 本発明による実施形態の2波長レーザモジュールにおける半導体レーザ組立体の部分断面図である。 本発明による実施形態の2波長レーザモジュールにおける偏光回折素子の部分断面図である。 本発明による実施形態の2波長レーザモジュールにおける偏光回折素子の動作を示す部分断面図である。 本発明による実施形態の2波長レーザモジュールにおける偏光回折素子の動作を示す部分断面図である。 本発明による実施例の2波長レーザモジュールにおける偏光回折素子の動作を示す部分断面図である。 本発明による他の実施例の2波長レーザモジュールにおける偏光回折素子の動作を示す部分断面図である。 本発明による他の実施例の2波長レーザモジュールにおける偏光回折素子の動作を示す部分断面図である。 本発明による他の実施例の2波長レーザモジュールにおける偏光回折素子の動作を示す部分断面図である。 本発明による他の実施例の2波長レーザモジュールにおける偏光回折素子の動作を示す部分断面図である。 本発明による他の実施例の2波長レーザモジュールにおける偏光回折素子の動作を示す部分断面図である。 本発明による他の実施例の2波長レーザモジュールにおける偏光回折素子の動作を示す部分断面図である。 本発明による2波長レーザモジュールを用いた光ピックアップ装置の概略を示す構成図である。 本発明による他の実施例の2波長レーザモジュールにおける偏光回折素子の動作を示す部分断面図である。 本発明による他の実施例の2波長レーザモジュールにおける偏光回折素子の動作を示す部分断面図である。 本発明による他の実施例の2波長レーザモジュールにおける偏光回折素子の動作を示す部分断面図である。
符号の説明
LD1 第1半導体レーザ
LD2 第2半導体レーザ
10 2波長レーザモジュール
11 半導体レーザ組立体
12 偏光回折素子
13 偏光ビームスプリッタ
14 コリメータレンズ
15 1/4波長板
16 対物レンズユニット
17 検出用集光レンズ
19 1/2波長板
20 受光面
21 コントローラ
22 エラー検出回路
26 アクチュエータ
27 駆動回路
38 n−電極
39 n−GaAs(001)基板
40 n−GaAsバッファ層
41 n−AlGaInP系クラッド層
42 歪量子井戸活性層
43 p−AlGaInP系クラッド層
44 p−GaInP系通電層
45 n−GaAs系電流ブロック層
46 p−GaAs系コンタクト層
47 p−電極
53 n−電極
54 n−GaN系下地層
55 n−AlGaN系n−クラッド層
56 n−GaN系n−ガイド層
57 多重量子井戸活性層
58 AlGaN系電子障壁層
59 p−GaN系p−ガイド層
60 p−AlGaN系p−クラッド層
61 p−GaN系p−コンタクト層
62 SiO2絶縁層
63 p−電極
64 Au−Sn接着層
121 異方性光学材料膜
122 等方性材料基板

Claims (11)

  1. 第1偏光方向の第1光ビームを発する第1半導体レーザと第2偏光方向を有しかつ前記第1光ビームの波長より短い波長の第2光ビームを前記第1光ビームと略同一方向へ発する第2半導体レーザとを基板上に有する半導体レーザ組立体からなる2波長レーザモジュールであって、前記第1光ビームのビーム拡がり角度を前記第2光ビームのビーム拡がり角度と異ならしめる偏光回折素子を有することを特徴とする2波長レーザモジュール。
  2. 前記偏光回折素子は、前記第1光ビームにのみ感応しそのビーム拡がり角度を前記第2光ビームのビーム拡がり角度より小とする光学素子機能を有することを特徴とする請求項1記載の2波長レーザモジュール。
  3. 前記偏光回折素子は、前記第2光ビームにのみ感応しそのビーム拡がり角度を前記第1光ビームのビーム拡がり角度より大とする光学素子機能を有することを特徴とする請求項1記載の2波長レーザモジュール。
  4. 前記第1及び第2偏光方向が互いに垂直であるように前記第1及び第2偏半導体レーザが配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の2波長レーザモジュール。
  5. 前記第1及び第2偏光方向が互いに垂直以外であり、通過する前記第1及び第2光ビームのいずれかに感応する1/2波長板を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の2波長レーザモジュール。
  6. 前記偏光回折素子は、その光ビーム射出面にて前記第1及び第2光ビームの主光線が交差するように配置され、前記偏光回折素子は前記光ビーム射出面以降の前記第1及び第2光ビームの主光線が一致するような回折格子を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の2波長レーザモジュール。
  7. 前記第1及び第2偏光方向が互いに垂直以外であり、通過する前記第1及び第2光ビームのいずれかに感応する更なる1/2波長板を有することを特徴とする請求項5記載の2波長レーザモジュール。
  8. 前記偏光回折素子は、通過する前記第1及び第2光ビームのいずれかビーム放射パターンのアスペクト比を異ならしめる光学素子機能を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の2波長レーザモジュール。
  9. 前記半導体レーザ組立体及び前記偏光回折素子の間に、前記偏光回折素子が感応する光ビームにのみ感応しかつ前記偏光回折素子とは異なる光学素子機能を有する第2の偏光回折素子を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の2波長レーザモジュール。
  10. 前記偏光回折素子は、透光性等方性基板上に、透光性異方性材料を形成し、透光性異方性材料の表面に凹凸状の回折格子を凹レンズ又は凸レンズの機能をなすパターンで形成し、その格子内に等方性材料を充填してなることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の2波長レーザモジュール。
  11. 2波長レーザモジュールを有する光ピックアップ装置であって、前記2波長レーザモジュールは、第1偏光方向の第1光ビームを発する第1半導体レーザ及び第2偏光方向を有しかつ前記第1光ビームの波長より短い波長の第2光ビームを前記第1光ビームと略同一方向へ発する第2半導体レーザを基板上に有する半導体レーザ組立体、並びに、前記第1光ビームのビーム拡がり角度を前記第2光ビームのビーム拡がり角度と異ならしめる偏光回折素子、を有することを特徴とする光ピックアップ装置。
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