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JP2005197940A - 分散補償ファイバモジュール及び光ファイバ伝送路 - Google Patents

分散補償ファイバモジュール及び光ファイバ伝送路 Download PDF

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Abstract

【課題】 1.55μmよりも長波長側に零分散を有する光ファイバの累積波長分散を広帯域で一括補償することが可能な分散補償ファイバモジュール及び該モジュールを用いた光ファイバ伝送路の提供。
【解決手段】 波長1.55μmにおいて−10〜−1ps/nm/kmの波長分散と+0.03〜+0.10ps/nm/kmの正の分散スロープを有する伝送用光ファイバに接続して、その残留分散が小さくなるように補償する分散補償ファイバモジュールにおいて、波長1.55μmにおける波長分散が正で、分散スロープが負であり、平均波長分散が+5ps/nm/km以上であるファイバを備え、かつ使用されるファイバの直径20mmにおける曲げ損失が20dB/m以下であることを特徴とする分散補償ファイバモジュール。
【選択図】 なし

Description

本発明は、1.55μmよりも長波長側に零分散を有する光ファイバの累積波長分散を補償するための分散補償ファイバモジュール及び光ファイバ伝送路に関し、特に広帯域で一括補償することが可能な分散補償ファイバモジュール及び該モジュールを伝送用光ファイバに接続して構成される光ファイバ伝送路に関する。
エルビウム添加光ファイバ増幅器が実用化されたことによって、波長1.53μm〜1.63μmでは超長距離無再生中継など光増幅器を用いたシステムが既に商用化されている。また、通信容量の増大に伴い、波長多重伝送の開発が急速に進められ、既にいくつかの伝送路では商用化されている。今後は、波長帯域の広帯域化、波長多重数の増加が急速に進むものと思われる。
高速伝送を前提とすると、これらの伝送線路としては、伝送帯域で波長分散ができるだけ小さく、かつ、非線形効果を抑制するために零にはならない光ファイバ伝送路が望ましい。
そして、波長多重伝送システムにおいて伝送容量を増やすためには、使用波長領域の広帯域化と1チャンネル当たりの伝送速度の高速化が有効である。伝送速度を高めるためには、伝送路の累積分散の低減が必要である。伝送速度の高速化が進めば進むほど、許容される残留分散は小さくなる。そのため、伝送距離が長くなり、伝送速度を上げようとすると、スパン毎の分散補償は必須となる。これは使用波長帯域全てにわたって要求されるので、伝送路の累積分散スロープを同時に補償することも必要となる。
波長1.3μm帯シングルモード光ファイバ網は、早くから普及し、低価格であるために広範囲に敷設され利用されている。しかし、分散補償前に累積する波長分散が大きいために、高速伝送には適さない。そのため、図1に示すように使用波長帯から僅かに零分散波長をずらして使用波長帯で数ps/nm/km前後の分散を有する各種のノン零分散シフト光ファイバ(以下、NZ−DSFと略記する。)が世界中で使用されている。これらの光ファイバは、C−band(波長1.525μm〜1.565μm)、L−band(波長1.565μm〜1.625μm)、U−band(1.625μm〜1.675μm)において、+/−数ps/nm/km程度の波長分散を有している。このファイバを用いて分散補償ファイバモジュールで分散を補償することで、10Gb/sや40Gb/sなどの伝送をすることが可能となる。
NZ−DSFの波長分散と分散スロープを補償するための分散補償ファイバとしては、例えば特許文献1〜3及び非特許文献1に開示された分散補償ファイバがある。これらの文献に開示されている分散補償ファイバを用いることで、NZ−DSFの波長1.525μm〜1.625μmにおける累積波長分散を補償することが可能である。
特開2000−162462号公報 特開2000−47048号公報 特開平9−318833号公報 愛川和彦ら、「NZ−DSF用高性能・広帯域分散補償ファイバモジュール」、電子情報通信学会技術報告、OCS2002−7、2002年4月、p35−p40
ここで簡単に分散スロープ補償について説明する。分散スロープ補償の性能を求める時に用いる値として、波長分散に対する分散スロープの比(RDS;Relative Dispersion Slope)がある。波長分散をD、分散スロープをSとすると、RDSは次式(1)のように表すことができる。
RDS=S/D ・・・(1)
分散補償ファイバのRDSを伝送用光ファイバのRDSと等しくすると、波長分散を補償したときに分散スロープも完全に補償することが可能となる。
そして、分散スロープ補償率は、伝送用光ファイバのRDSをRDSTMF、分散補償ファイバのRDSをRDSSC−DCFとすると、次式(2)のように表すことができる。
分散スロープ補償率=RDSSC−DCF/RDSTMF ・・・(2)
分散補償ファイバのRDSが伝送用光ファイバのRDSに等しいとき、波長分散を完全に補償するようにすると、その波長においては分散スロープを完全に補償することができる。これを模式的に示すと図2のようになる。
従来の分散補償ファイバは、正の波長分散、正の分散スロープを有する伝送用光ファイバに対して検討され、実用化されてきた。しかし、海底敷設用光ファイバ伝送路では、図1に示すように、波長1.55μm帯で、負の波長分散と正の分散スロープを有するNZ−DSFが使用されることがある。このような分散特性を有するNZ−DSFの累積波長分散を補償するには、使用波長帯で正の分散を有し、負の分散スロープを持つことが望ましいが、石英ガラスの有する材料分散が、波長1.3μm付近で零分散であり、正の分散スロープを有することから、これを材料分散により、負の分散スロープを持つように屈折率分布を制御しても、負の波長分散と正の分散スロープを有するNZ−DSFに適した分散補償ファイバを得ることは困難である。
例えば、特許文献3には、1500nmから1600nmの波長範囲内に零分散波長を有し、波長1530nmから1560nmまでの平均分散スロープが負であり、波長1530nmから1560nmまでの分散が+1.5から+4.0ps/nm/kmである分散シフト光ファイバが開示されている。しかし、この分散シフト光ファイバをモジュールとして使用する場合には、波長分散の絶対値が小さいために、長尺のファイバが必要であり、またモジュール化が可能な曲げ損失を維持しながら、このような特性を維持することは困難である。
そのため、1.55μm帯よりも長波長側にゼロ分散波長を有する伝送路に対する分散補償は、標準シングルモードファイバ(以下、SMFと略記する。)をモジュール化して、個々の波長で分散補償を行っていた。SMFの分散特性を図3に示す。このような特性を有するSMFを必要な補償量に合わせて切割り、巻き込むことにより分散補償が可能となる。このSMFを用いた時の分散補償の模式図を図4に示す。
しかしながら、このような方法で分散補償を行うと、図4に示したように波長毎に分散補償ファイバモジュールが必要になってしまい、非常にコストの高い伝送システムになってしまう問題がある。
本発明は前記事情に鑑みてなされ、1.55μmよりも長波長側に零分散を有する光ファイバの累積波長分散を広帯域で一括補償することが可能な分散補償ファイバモジュール及び該モジュールを用いた光ファイバ伝送路の提供を目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、波長1.55μmにおいて−10〜−1ps/nm/kmの波長分散と+0.03〜+0.10ps/nm/kmの正の分散スロープを有する伝送用光ファイバに接続して、その残留分散が小さくなるように補償する分散補償ファイバモジュールにおいて、波長1.55μmにおける波長分散が正で、分散スロープが負であり、平均波長分散が+5ps/nm/km以上であるファイバを備え、かつ使用されるファイバの直径20mmにおける曲げ損失が20dB/m以下であることを特徴とする分散補償ファイバモジュールを提供する。
本発明の分散補償ファイバモジュールにおいて、使用されるファイバが、波長分散と分散スロープが共に負である分散補償ファイバと、波長分散と分散スロープが共に正である光ファイバとを組み合わせてなり、かつ波長1.55μmにおける分散スロープと波長分散の比率が−0.015nm−1〜−0.005nm−1の範囲にあることが好ましい。
また前記分散補償ファイバが、少なくとも、クラッドの屈折率より大きい屈折率を有する中心コア部と、この中心コア部の外周に設けられクラッドの屈折率より小さい屈折率を有するデプレストコア部と、このデプレストコア部の外周に設けられクラッドの屈折率より大きい屈折率を有するリングコア部と、このリングコア部の外周に設けられクラッドの屈折率より小さい屈折率を有するデプレストクラッド部と、このデプレストクラッド部の外周に設けられたクラッドとを備え、
リングコア部半径が6.7〜10.7μmの範囲であり、
中心コア部半径に対するデプレストコア部半径の比が2.0〜3.5の範囲であり、
デプレストコア部半径に対するリングコア部半径の比が1.3〜2.0の範囲であり、
クラッドに対する中心コア部の比屈折率差が1.4〜2.4%の範囲であり、
クラッドに対するデプレストコア部の比屈折率差が−1.30〜−0.7%の範囲であり、
クラッドに対するリングコア部の比屈折率差が+0.3〜+0.7%の範囲であることが好ましい。
本発明の分散補償ファイバモジュールにおいて、使用されるファイバが、波長分散と分散スロープが共に負である分散補償ファイバと、波長分散と分散スロープが共に正である光ファイバとを組み合わせてなり、かつ波長1.55μmにおける分散スロープと波長分散の比率が−0.020nm−1〜−0.010nm−1の範囲にあることが好ましい。
前記分散補償ファイバは、少なくとも、クラッドの屈折率より大きい屈折率を有する中心コア部と、この中心コア部の外周に設けられクラッドの屈折率より小さい屈折率を有するデプレストコア部と、このデプレストコア部の外周に設けられクラッドの屈折率より大きい屈折率を有するリングコア部と、このリングコア部の外周に設けられクラッドの屈折率より小さい屈折率を有するデプレストクラッド部と、このデプレストクラッド部の外周に設けられたクラッドとを備え、
リングコア部半径が6.7〜10.7μmの範囲であり、
中心コア部半径に対するデプレストコア部半径の比が2.0〜3.5の範囲であり、
デプレストコア部半径に対するリングコア部半径の比が1.3〜2.0の範囲であり、
クラッドに対する中心コア部の比屈折率差が1.4〜2.4%の範囲であり、
クラッドに対するデプレストコア部の比屈折率差が−1.50〜−1.0%の範囲であり、
クラッドに対するリングコア部の比屈折率差が+0.3〜+0.7%の範囲であることが好ましい。
本発明において、波長分散と分散スロープが共に正である光ファイバが、波長1.55μmで波長分散が+15〜+22ps/nm/kmの範囲にあり、分散スロープと波長分散の比率が0.0028nm−1〜0.0038nm−1の範囲にあることが好ましい。
また本発明は、前記本発明の分散補償ファイバモジュールを伝送用光ファイバに接続して構成された光ファイバ伝送路を提供する。
本発明によれば、波長1.55μmよりも長波長側に零分散を有するNZ−DSFの累積波長分散を補償するための分散補償ファイバモジュールを提供できるので、低コストな光伝送システムを提供することができる。
本発明の分散補償ファイバモジュールの第1実施形態は、波長1.55μmにおいて−10〜−1ps/nm/kmの波長分散と+0.03〜+0.10ps/nm/kmの正の分散スロープを有する伝送用光ファイバに接続して、その残留分散が小さくなるように補償する分散補償ファイバモジュールにおいて、波長1.55μmにおける波長分散が正で、分散スロープが負であり、平均波長分散が+5ps/nm/km以上であるファイバを備え、かつ使用されるファイバの直径20mmにおける曲げ損失が20dB/m以下であることを特徴としている。
この分散補償ファイバモジュールは、波長1.55μmにおいて−10〜−1ps/nm/kmの波長分散と+0.03〜+0.10ps/nm/kmの正の分散スロープを有する伝送用光ファイバに接続して用いることにより、その残留分散が小さくなるように補償する。このような伝送用光ファイバとしては、C−band(波長1.525μm〜1.565μm)において−10〜−1ps/nm/kmの範囲の波長分散を有するNZ−DSFが挙げられる。このNZ−DSFを伝送用に用いて本発明の分散補償ファイバモジュールで分散を補償することで、10Gb/sや40Gb/sの高速伝送が可能となる。
この分散補償ファイバモジュールは、波長1.55μmにおける波長分散が正で、分散スロープが負であり、平均波長分散が+5ps/nm/km以上であり、直径20mmにおける曲げ損失が20dB/m以下であるファイバを用いて構成される。このファイバは、例えば小型リールに巻回して分散補償ファイバモジュールとし、その一端を伝送用光ファイバに接続した状態で用いられる。
ここで、「平均波長分散」とは、モジュール全体の波長分散を使用するファイバ長で割った値である。
この分散補償ファイバモジュールは、一つの分散補償ファイバモジュールによって、1.55μmよりも長波長側に零分散を有するNZ−DSFの累積波長分散を補償することができ、低コストで高速伝送用光ファイバ伝送路を構成することが可能となる。また直径20mmにおける曲げ損失が20dB/m以下であるファイバを用いることで、モジュールを小型化することが可能となる。
本発明の分散補償ファイバモジュールの第2実施形態は、波長1.55μmにおいて、波長分散と分散スロープが共に負である分散補償ファイバと、波長分散と分散スロープが共に正である光ファイバとを組み合わせてなり、かつ波長1.55μmにおける分散スロープと波長分散の比率が−0.015nm−1〜−0.005nm−1の範囲にあることを特徴としている。
この分散補償ファイバモジュールでは、波長分散と分散スロープが共に負である分散補償ファイバと、波長分散と分散スロープが共に正である光ファイバとを、それぞれ適当な長さとし、これらを接続してなるファイバを用いており、使用する分散補償ファイバと光ファイバの波長分散と分散スロープに応じて、分散補償ファイバと光ファイバの長さを適宜設定することで、波長1.55μmにおける分散スロープと波長分散の比率を−0.015nm−1〜−0.005nm−1の範囲とすることができる。
この分散補償ファイバモジュールは、波長1.55μmにおいて−4ps/nm/km前後の波長分散、+0.045ps/nm/km前後の分散スロープを有するNZ−DSFの残留分散を広い波長範囲で補償することが可能となる。
本発明の分散補償ファイバモジュールの第3実施形態は、分散補償ファイバモジュールに用いられる分散補償ファイバとして、図5に示すような屈折率プロファイルを有する分散補償ファイバを用いることを特徴としている。この分散補償ファイバは、コア1とクラッド2とからなり、クラッド2の屈折率より大きい屈折率を有する中心コア部3と、この中心コア部3の外周に設けられクラッド2の屈折率より小さい屈折率を有するデプレストコア部4と、このデプレストコア部4の外周に設けられクラッド2の屈折率より大きい屈折率を有するリングコア部5と、このリングコア部5の外周に設けられクラッド2の屈折率よりも小さい屈折率を有するデプレストクラッド部6と、このデプレストクラッド部4の外周に設けられたクラッド2とを備えた構造になっている。
またこの分散補償ファイバは、次の構造パラメータを有している。
・リングコア半径が6.7〜10.7μmの範囲であり、
・中心コア部半径に対するデプレストコア部半径の比が2.0〜3.5の範囲であり、
・デプレストコア部半径に対するリングコア部半径の比が1.3〜2.0の範囲であり、
・クラッドに対する中心コア部の比屈折率差が1.4〜2.4%の範囲であり、
・クラッドに対するデプレストコア部の比屈折率差が−1.30〜−0.7%の範囲であり、
・クラッドに対するリングコア部の比屈折率差が+0.3〜+0.7%の範囲である。
この分散補償ファイバモジュールは、前記分散補償ファイバを用いることで、1.55μmにおいて−4ps/nm/km前後の波長分散、+0.045ps/nm/km前後の分散スロープを有するNZ−DSFの残留分散を広い波長範囲で補償することが可能となる。
本発明の分散補償ファイバモジュールの第4実施形態は、波長1.55μmにおいて、波長分散と分散スロープが共に負である分散補償ファイバと、波長分散と分散スロープが共に正である光ファイバとを組み合わせてなり、かつ波長1.55μmにおける分散スロープと波長分散の比率が−0.020nm−1〜−0.010nm−1の範囲にあることを特徴としている。
この分散補償ファイバモジュールは、1.55μmにおいて−4ps/nm/km前後の波長分散、+0.08ps/nm/km前後の分散スロープを有するNZ−DSFの残留分散を広い波長範囲で補償することが可能となる。
本発明の分散補償ファイバモジュールの第5実施形態は、前記第4実施形態の分散補償ファイバモジュールに用いられる分散補償ファイバとして、図5に示すような屈折率プロファイルを有する分散補償ファイバを用いることを特徴としている。この分散補償ファイバは、コア1とクラッド2とからなり、クラッド2の屈折率より大きい屈折率を有する中心コア部3と、この中心コア部3の外周に設けられクラッド2の屈折率より小さい屈折率を有するデプレストコア部4と、このデプレストコア部4の外周に設けられクラッド2の屈折率より大きい屈折率を有するリングコア部5と、このリングコア部5の外周に設けられクラッド2の屈折率よりも小さい屈折率を有するデプレストクラッド部6と、このデプレストクラッド部4の外周に設けられたクラッド2とを備えた構造になっている。
またこの分散補償ファイバは、次の構造パラメータを有している
・リングコア部半径が6.7〜10.7μmの範囲であり、
・中心コア部半径に対するデプレストコア部半径の比が2.0〜3.5の範囲であり、
・デプレストコア部半径に対するリングコア部半径の比が1.3〜2.0の範囲であり、
・クラッドに対する中心コア部の比屈折率差が1.4〜2.4%の範囲であり、
・クラッドに対するデプレストコア部の比屈折率差が−1.50〜−1.0%の範囲であり、
・クラッドに対するリングコア部の比屈折率差が+0.3〜+0.7%の範囲である。
この分散補償ファイバモジュールは、前記分散補償ファイバを用いることにより、波長1.55μmにおいて−4ps/nm/km前後の波長分散、+0.08ps/nm/km前後の分散スロープを有するNZ−DSFの残留分散を広い波長範囲で補償することが可能となる。
本発明の分散補償ファイバモジュールの第6実施形態は、前記第2〜5実施形態のいずれかの分散補償ファイバモジュールにおいて、波長分散と分散スロープが共に正である光ファイバとして、波長1.55μmで波長分散が+15〜+22ps/nm/kmの範囲にあり、分散スロープと波長分散の比率が0.0028nm−1〜0.0038nm−1の範囲にある光ファイバを用いたことを特徴としている。このような光ファイバとしては、SMFが挙げられる。
この分散補償ファイバモジュールは、一つの分散補償ファイバモジュールによって、1.55μmよりも長波長側に零分散を有するNZ−DSFの累積波長分散を補償することができ、低コストで高速伝送用光ファイバ伝送路を構成することが可能となる。
また本発明の第7実施形態は、前記本発明の分散補償ファイバモジュールを伝送用光ファイバに接続して構成された光ファイバ伝送路である。
前述した各実施形態の分散補償ファイバモジュールを伝送用光ファイバに接続して光ファイバ伝送路を構成することにより、分散補償ファイバモジュールの数量も少なくなり、伝送装置自体が小型化可能となり、低コストで提供することが可能となる。
以下、実施例により本発明の効果を実証するが、本発明は以下の実施例にのみ限定されるものではない。
[実施例1]
VAD法、MCVD法等の公知の方法により、図5のような屈折率プロファイルを有する分散補償ファイバA,B(以下、ファイバA,Bと記す。)を作製した。このときのΔ1、Δ2、Δ3、Δ4、b/a、c/b、d/cは表1の値となるように製造した。
これらのファイバA,Bの光学特性を表2に示す。また、それぞれのファイバA,Bの波長分散特性を図6と図8に示す。
ファイバA1.9kmにSMF24.2kmを組み合わせた本発明の分散補償ファイバモジュールA−1の特性、表3のような特性を有するNZ−DSF45kmの累積波長分散の特性、及び本発明の分散補償ファイバモジュールA−1で補償したときの残留分散特性をあわせて図7に示す。この分散補償ファイバモジュールA−1の波長1.55μmにおけるRDSは−0.0114nm−1、波長分散補償は+209.9ps/nm、モジュールの損失は7.1dBであった。図7に示すグラフから、一つの分散補償ファイバモジュールで、波長1530nm〜1565nmの残留分散は小さく抑えられており、1530nm〜1565nmの波長範囲にて最大残留分散+/−10ps/nm以下に抑えられていることが分かる。
また、ファイバB3.2kmにSMF25.2kmを組み合わせた本発明の分散補償ファイバモジュールB−1の特性、表3のような特性を有するNZ−DSF45kmの累積波長分散の特性、及び本発明の分散補償ファイバモジュールB−1で補償したときの残留分散特性をあわせて図9に示す。この分散補償ファイバモジュールB−1の波長1.55μmにおけるRDSは−0.0052nm−1、波長分散補償は+208.9ps/nm、モジュールの損失は7.2dBであった。図9に示すグラフから、一つの分散補償ファイバモジュールで、波長1530nm〜1565nmの残留分散は小さく抑えられており、1530nm〜1565nmの波長範囲にて最大残留分散+/−20ps/nm以下に抑えられていることが分かる。
Figure 2005197940
Figure 2005197940
Figure 2005197940
[比較例1]
表4に示すような特性を有するSMFを用い、表3に示す特性を有するNZ−DSF45kmの残留分散を補償するための分散補償ファイバモジュールを作製した。分散スロープ補償ができないため、一つの分散補償ファイバモジュールでは、波長範囲全てにわたって残留分散を小さくすることができない。そのため、モジュールは1530nm〜1565nmの波長範囲を分割して残留分散を補償した。表4のSMFで分散補償を行うと、残留分散スロープは約+2.7ps/nmなので、実施例1と同等の残留分散(+/−20ps/nm)に抑えるためには、14.8nm毎に分割して分散補償する必要がある。このように分散補償することで、個々の分散補償は実施例1と同等に行うことができたが、分散補償ファイバモジュールの数は、3個を使用し、高コストな光伝送システムとなった。
Figure 2005197940
[実施例2]
VAD法、MCVD法等の公知の方法により、図5のような屈折率プロファイルを有する分散補償ファイバA,C(以下、ファイバA,Cと記す。)を作製した。このときのΔ1、Δ2、Δ3、Δ4、b/a、c/b、d/cは表5の値となるように製造した。なお、表5中のファイバAは実施例1において製造したファイバAと同じである。
このファイバCの光学特性を表6に示す。また、ファイバCの波長分散特性を図11に示す。
ファイバA2.4kmにSMF26.4kmを組み合わせた本発明の分散補償ファイバモジュールA−2の特性、表7のような特性を有するNZ−DSF45kmの累積波長分散の特性、及び本発明の分散補償ファイバモジュールA−2で補償したときの残留分散特性をあわせて図10に示す。この分散補償ファイバモジュールA−2の波長1.55μmにおけるRDSは−0.0170nm−1、波長分散補償は+192.5ps/nm、モジュールの損失は7.8dBであった。図10に示すグラフから、一つの分散補償ファイバモジュールで、波長1530nm〜1565nmの残留分散は小さく抑えられており、1530nm〜1565nmの波長範囲にて最大残留分散+/−13ps/nm以下に抑えられていることが分かる。
また、ファイバC4.0kmにSMF28.5kmを組み合わせた本発明の分散補償ファイバモジュールB−2の特性、表7のような特性を有するNZ−DSF45kmの累積波長分散の特性、及び本発明の分散補償ファイバモジュールB−2で補償したときの残留分散特性をあわせて図12に示す。この分散補償ファイバモジュールB−2の波長1.55μmにおけるRDSは−0.0154nm−1、波長分散補償は+194.2ps/nm、モジュールの損失は9.0dBであった。図12に示すグラフから、、一つの分散補償ファイバモジュールB−2で、波長1530nm〜1565nmの残留分散は小さく抑えられており、1530nm〜1565nmの波長範囲にて最大残留分散+/−17ps/nm以下に抑えられていることが分かる。
Figure 2005197940
Figure 2005197940
Figure 2005197940
[比較例2]
表4に示すような特性を有するSMFを用い、表7に示す特性を有するNZ−DSF45kmの残留分散を補償するための分散補償ファイバモジュールを作製した。分散スロープ補償ができないため、一つの分散補償ファイバモジュールでは、波長範囲全てにわたって残留分散を小さくすることができない。そのため、モジュールは1530nm〜1565nmの波長範囲を分割して残留分散を補償した。表4のSMFで分散補償を行うと、残留分散スロープは約+4.2ps/nmなので、実施例1と同等の残留分散(+/−17ps/nm)に抑えるためには、8.1nm毎に分割して分散補償する必要がある。このように分散補償することで、個々の分散補償は実施例1と同等に行うことができたが、分散補償ファイバモジュールの数は、5個を使用し、高コストな光伝送システムとなった。
各種のNZ−DSFの波長分散を例示するグラフである。 光ファイバ伝送路における波長分散の補償の基本概念を説明するための模式図である。 SMFの波長分散を例示するグラフである。 SMFを用いた時の分散補償の模式図である。 分散補償ファイバの断面屈折率分布を例示する模式図である。 実施例で用いたファイバAの波長分散特性を示すグラフである。 実施例で用いた分散補償ファイバモジュールA−1の特性、NZ−DSFの累積波長分散の特性、および分散補償ファイバモジュールA−1で補償した時の残留分散特性を示すグラフである。 実施例で用いたファイバBの波長分散特性を示すグラフである。 実施例で用いた分散補償ファイバモジュールB−1の特性、NZ−DSFの累積波長分散の特性、および分散補償ファイバモジュールB−1で補償した時の残留分散特性を示すグラフである。 実施例で用いた分散補償ファイバモジュールA−2の特性、NZ−DSFの累積波長分散の特性、および分散補償ファイバモジュールA−2で補償した時の残留分散特性を示すグラフである。 実施例で用いたファイバCの波長分散特性を示すグラフである。 実施例で用いた分散補償ファイバモジュールB−2の特性、NZ−DSFの累積波長分散の特性、および分散補償ファイバモジュールB−2で補償した時の残留分散特性を示すグラフである。
符号の説明
1…コア、2…クラッド、3…中心コア部、4…中間コア部、5…リングコア部、6…デプレストコア部。

Claims (7)

  1. 波長1.55μmにおいて−10〜−1ps/nm/kmの波長分散と+0.03〜+0.10ps/nm/kmの正の分散スロープを有する伝送用光ファイバに接続して、その残留分散が小さくなるように補償する分散補償ファイバモジュールにおいて、
    波長1.55μmにおける波長分散が正で、分散スロープが負であり、平均波長分散が+5ps/nm/km以上であるファイバを備え、かつ使用されるファイバの直径20mmにおける曲げ損失が20dB/m以下であることを特徴とする分散補償ファイバモジュール。
  2. 使用されるファイバが、波長分散と分散スロープが共に負である分散補償ファイバと、波長分散と分散スロープが共に正である光ファイバとを組み合わせてなり、かつ波長1.55μmにおける分散スロープと波長分散の比率が−0.015nm−1〜−0.005nm−1の範囲にあることを特徴とする請求項1に記載の分散補償ファイバモジュール。
  3. 前記分散補償ファイバが、少なくとも、クラッドの屈折率より大きい屈折率を有する中心コア部と、この中心コア部の外周に設けられクラッドの屈折率より小さい屈折率を有するデプレストコア部と、このデプレストコア部の外周に設けられクラッドの屈折率より大きい屈折率を有するリングコア部と、このリングコア部の外周に設けられクラッドの屈折率より小さい屈折率を有するデプレストクラッド部と、このデプレストクラッド部の外周に設けられたクラッドとを備え、
    リングコア部半径が6.7〜10.7μmの範囲であり、
    中心コア部半径に対するデプレストコア部半径の比が2.0〜3.5の範囲であり、
    デプレストコア部半径に対するリングコア部半径の比が1.3〜2.0の範囲であり、
    クラッドに対する中心コア部の比屈折率差が1.4〜2.4%の範囲であり、
    クラッドに対するデプレストコア部の比屈折率差が−1.30〜−0.7%の範囲であり、
    クラッドに対するリングコア部の比屈折率差が+0.3〜+0.7%の範囲であることを特徴とする請求項2に記載の分散補償ファイバモジュール。
  4. 使用されるファイバが、波長分散と分散スロープが共に負である分散補償ファイバと、波長分散と分散スロープが共に正である光ファイバとを組み合わせてなり、かつ波長1.55μmにおける分散スロープと波長分散の比率が−0.020nm−1〜−0.010nm−1の範囲にあることを特徴とする請求項1に記載の分散補償ファイバモジュール。
  5. 前記分散補償ファイバが、少なくとも、クラッドの屈折率より大きい屈折率を有する中心コア部と、この中心コア部の外周に設けられクラッドの屈折率より小さい屈折率を有するデプレストコア部と、このデプレストコア部の外周に設けられクラッドの屈折率より大きい屈折率を有するリングコア部と、このリングコア部の外周に設けられクラッドの屈折率より小さい屈折率を有するデプレストクラッド部と、このデプレストクラッド部の外周に設けられたクラッドとを備え、
    リングコア部半径が6.7〜10.7μmの範囲であり、
    中心コア部半径に対するデプレストコア部半径の比が2.0〜3.5の範囲であり、
    デプレストコア部半径に対するリングコア部半径の比が1.3〜2.0の範囲であり、
    クラッドに対する中心コア部の比屈折率差が1.4〜2.4%の範囲であり、
    クラッドに対するデプレストコア部の比屈折率差が−1.50〜−1.0%の範囲であり、
    クラッドに対するリングコア部の比屈折率差が+0.3〜+0.7%の範囲であることを特徴とする請求項4に記載の分散補償ファイバモジュール。
  6. 波長分散と分散スロープが共に正である光ファイバが、波長1.55μmで波長分散が+15〜+22ps/nm/kmの範囲にあり、分散スロープと波長分散の比率が0.0028nm−1〜0.0038nm−1の範囲にあることを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の分散補償ファイバモジュール。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の分散補償ファイバモジュールを伝送用光ファイバに接続して構成された光ファイバ伝送路。

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