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JP2005195879A - プロジェクタ - Google Patents

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JP2005195879A JP2004002111A JP2004002111A JP2005195879A JP 2005195879 A JP2005195879 A JP 2005195879A JP 2004002111 A JP2004002111 A JP 2004002111A JP 2004002111 A JP2004002111 A JP 2004002111A JP 2005195879 A JP2005195879 A JP 2005195879A
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Abstract

【課題】プロジェクタが有する投影光を制御する機能を有効に利用して、単純な構成で、コストアップすることなく、高速でピント合わせができるオートフォーカス式のプロジェクタを提供することである。
【解決手段】このプロジェクタ1では、入力された画像データに対応した画像が投影レンズ16を介して投影される。そして、上記画像とは異なるもので、所定方向に延出された投影パターン31が投影され、その投影パターン31の反射光が、受光レンズ20を介して受光センサ21で受光される。この受光センサ21の出力に従って、上記投影レンズ16のピント位置が制御部10により決定される。
【選択図】 図1

Description

この発明はプロジェクタに関するものであり、例えば、投影レンズを介して画像を壁面やスクリーンに投影する、いわゆるプロジェクタのピント合わせの技術に関するものである。
従来より、写真の再生方法として種々の方法が提案されている。例えば、ディスプレイ上での再生に加えて、いわゆるプロジェクタによって画像を壁面に投射して鑑賞する方法が公知である。
そして、プロジェクタは投影面までの距離を自由に選ぶことにより、画面を大きくしたり小さくしたりして、本体の大きさにかかわらず、観賞者の数や部屋の大きさに合った画面の大きさを選ぶことが可能である。つまり、大きい部屋でたくさんの人数で楽しむ場合には、投影面までの距離を離して大画面にし、小さい部屋で少ない人数で楽しむ場合には、プロジェクタと壁面との距離を近付けて小さい画面で観賞することができる。
ところが、このように距離の自由度があっても、最適なピント合わせを行わなければ見難いボケた像になってしまう。そのため、例えば、ピントリングの手動回動時に、わかりやすいピント調整のためにフォーカスパターンを投影するようにして、ユーザが目視確認を行いやすくした技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、投影像のコントラスト値を判定して、ピント合わせするための特別のセンサを設けた技術も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平6−313843号公報 特開平8−292496号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術は、あくまでユーザによる手動調整を前提としたものであり、操作性に問題があった。また、上記特許文献2は、特別のセンサを設けているため、高価になりがちであった。加えて、コントラスト最適の位置をピント合わせして判定するには時間がかかるという課題を有していた。
したがってこの発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、単純な構成で、高速にピント合わせを行うことが可能なオートフォーカス式のプロジェクタを提供することを目的とする。
したがって、請求項1に記載の発明は、入力した画像データに対応した画像を投影レンズを介して投影するプロジェクタに於いて、上記画像とは異なるもので、所定方向に延出された投影パターン像を投影し、その投影パターン像の反射光を受光する受光手段と、上記受光手段の出力に従って上記投影レンズのピント位置を決定する制御手段と、を具備することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に於いて、上記制御手段は、上記投影パターン像の投影方向を切り換える切り換え制御を行い、上記投影方向と上記受光手段の出力結果に従って、上記ピント位置を決定することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、投影レンズを介して、ピント合わせ用のパターンを投影するプロジェクタに於いて、上記パターンの投影時には上記投影レンズのピント位置を所定の位置とし、上記パターンの反射光の受光信号と上記投影レンズの温度に従って、上記投影レンズのピント合わせ位置を決定することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、投影レンズを介して投影したパターン状の信号光の反射光と、上記信号光が形成するパターンのコントラストに従って、ピント合わせを行うことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、入力された画像データに対応して、投影レンズを介して投影面に投影するべく画像を形成すると共に、上記画像データとは異なるもので所定方向に延出された投影パターン像を投影する投影画像形成手段と、上記投影画像形成手段から投影された上記投影パターン像の反射光を受光する受光手段と、上記受光手段の出力に従って上記投影レンズのピント位置を制御する制御手段と、を具備することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明に於いて、上記画像形成手段は、入力された画像データに対応して、投影レンズを介して投影面に投影するべく画像を形成する画像形成部と、上記所定方向に延出された投影パターン像を投影する投光部と、を有して構成されることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の発明に於いて、上記制御手段は、上記投影パターン像の投影方向を切り換える切り換え制御を行い、上記投影方向と上記受光手段の出力結果に従って、上記ピント位置を制御することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明に於いて、上記投影方向は、上記投影パターンの延出された所定方向と直交する方向であることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明に於いて、上記制御手段は、上記画像形成部を移動させて上記投影パターン像の投影方向を切り換え制御することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、入力された画像データに対応して、投影レンズを介して投影面に投影するべく画像を形成すると共に、上記画像データとは異なるもので所定方向に延出された投影パターン像を投影する投影画像形成部と、上記投影パターン像の反射光を受光する受光手段と、上記投影レンズを介して投影したパターン状の信号光の反射光と、上記信号光が形成するパターンのコントラストに従って、上記投影レンズのピント位置を制御する制御手段と、を具備することを特徴とする。
この発明では、プロジェクタが有する投影光を制御する機能を有効に利用して、単純な構成で、コストアップすることなく、高速でピント合わせができるオートフォーカスプロジェクタを構成している。
この発明によれば、簡単な構成で高速にピント合わせができるオートフォーカス式のプロジェクタを提供することができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施形態を説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係るプロジェクタの電気回路の構成を示すブロック図である。
図1に於いて、マイクロコンピュータ等で構成される制御部(CPU)10は、このプロジェクタ1内の各部を制御する演算制御手段(制御手段)である。このCPU10には、光源回路11を介して投影用の光源であるランプ12が接続されていると共に、画像形成回路13が接続されている。この画像形成回路13には、上記ランプ12の前面に配置されるもので、カメラ等の外部機器2のメモリ26に記憶されたデータを再生するべく、LCDやDMD(デジタルミラーデバイス)等で構成される画像形成部14が接続されている。また、上記投光部12と、上記画像形成部14とで、画像形成手段を構成している。
上記CPU10には、また、ランプ12の前面に配置された投影レンズ16と、モータ等のアクチュエータから成るレンズ駆動手段であるレンズドライバ(LD)15と、投影レンズ16の近傍に設置された温度検出部17と、受光回路22と、メモリ25とが接続されている。
上記CPU10では、ユーザが操作する操作スイッチ群23の入力状態が判定され、画像データが画像形成部14で再成されるべく、画像形成回路13にて画像データに変換されて切り換え制御される。上記画像形成部14で形成された画像は、光源回路11によって発光するランプ12によって、投影レンズ16を介して壁面30に投影される。
上記投影レンズ16は、レンズドライバ15によってその光軸方向に沿って移動されるもので、制御部10の出力信号に応じてピント合わせ制御がなされるようになっている。
また、このプロジェクタ1には、受光レンズ20を介して、前方から入射する光を受光する受光手段である受光センサ21が内蔵されている。この受光センサ21に入射された光に依存する信号は、受光回路22を介してCPU10に出力される。つまり、受光センサ21に入射される信号の光量に応じた信号が、CPU10に入力される。
尚、上記ランプ16が発熱することによって、プロジェクタ1は熱を持ちやすくなる。そこで、この温度変化を検出するために、温度検出部17が備えられている。したがって、プロジェクタ1が、この温度検出部17によって過熱状態であるとされた場合には、例えば、図示されないファン等の冷却装置によって、ランプ16を冷却することができるようになっている。
また、温度変化によって、投影レンズ16の焦点距離が変化することがあるので、この測距結果を用いて、オートフォーカス時のレンズのピント合わせ位置制御が切り換えられるようになっている。
画像データは、例えば、図2に示されるように、外部機器であるデジタルカメラ2から入力されるようにしても良い。この場合、デジタルカメラ等の外部機器2のメモリ26に記憶されたデータは、画像形成回路13を介して画像形成部14で再生される。
こうしたデータとは別に、プロジェクタ1内のメモリ25には、図2に示されるように、投影面の一部のみを線状に明るくするようなデータが格納されている。この線状の投光信号は、壁面30を1本の線(線状の投影パターン31)がずれていくような形で、順次投光方向を変化させる。そして、所定の位置にこの線状の信号が達すると、その位置をモニタしていたセンサ21が反応し、入射光量が大きくなったという信号が該センサ21から出力される。
このような構成のプロジェクタに於いて、該プロジェクタ1から壁面30までの距離Lを求める方法について、図1及び図3を参照して説明する。
画像形成部14では、メモリ26に記録された画像データに基づく画像が形成される前に、メモリ25に記録されている所定の画像がCPU10から受け取られる。そして、図3(a)に示されるように、投影画像35の一部である投影画像31のみが明るくなるような画像が形成される。この画像は、図3(a)に示されるような状態から、図3(b)に示されるような状態に変化する。
図3(a)に示されるような状態にするには、図1に矢印32aで示されるような方向に明るい部分(投影パターン31)が照射されるように、画像形成部14の所定部分がランプ12からの光で強く投影されるように画像形成が行われる。
この所定部分が、投影レンズ16の光軸から右側に図示xだけシフトした部分であるならば、投影レンズ16と受光レンズ20の主点間距離をBとし、投影レンズ16の焦点距離をfとすると、
L=B・f/x …(1)
の関係で、プロジェクタ1から壁面30までの距離Lが求められる。このとき、センサ21は受光レンズ20の光軸上に配置されているものとする。
例えば、距離Lよりもプロジェクタ1に近い距離L2 の位置に壁が存在すれば、図示矢印32aの方向ではなく、図示矢印32bの方向に強い光が投影された時の方が、センサ21には強い光33が入射される。
次に、図4(a)のフローチャートを参照して、このように構成されたプロジェクタ1のピント合わせの動作について説明する。尚、このピント合わせの動作は、CPU10によって制御される。
先ず、ピント合わせ動作に入ると、ステップS1にて、投影レンズ16の焦点距離fを所定値にするために、該投影レンズ16の繰り出し位置が所定の位置にリセットされる。次いで、ステップS2にて、上述したシフト量xが0にされる。そして、ステップS3にて、所定のシフト量Δxずつインクリメントされる。
ステップS4では、上記ステップS3で得られたxの位置に光点パターン(投影パターン31)の投影が行われる。このとき、ステップS5にて、受光レンズ20を介してセンサ21に入射される光量Pxがモニタされる。そして、ステップS6に於いて、所定のシフト量に到ったか否かが判定される。ここで、上記パターン投影光量Pxが最大になるまで、上記ステップS3〜S6にて、Δxのシフトとパターン投影光量Pxのモニタが繰り返される。
上記ステップS6にて、上記パターン投影光量Pxが最大になったならば、ステップS7に移行して、Pxが最大値になったときのxの位置x0 が検出される。次いで、ステップS8にて、上記(1)式に基づいて距離Lが求められる。更に、ステップS9では、この距離Lに対しピント合わせがなされるように、投影レンズ16のピント合わせが行われる。
これは、レンズドライバ15が制御されて、図示されないエンコーダによってピント合わせレンズの位置がCPU10で判定されることによって行われるものである。このときのxの位置とPxの関係は、図5(a)及び(b)に示されるようなグラフで表すことができる。図5(a)及び(b)に於いて、横軸は時間tであり、順次画像形成部14の発光ポイントxが変化していくことを示している。そして、所定のポイントx0 に到達した時に、受光光量がピークになることを示している。
この時のxの位置が、図4(a)のフローチャートに於けるステップS7で求められるx0 である。
尚、Δxを細かくすると精度が上がるが、あまり細かくし過ぎると時間がかかってしまうので、Δxは最初粗くしておき、おおまかな距離を求めてからΔxを小さくして、更に細かい変化にして微調整するようにしても良い。
また、上述したように、画像投影後は、ランプ12の発熱により、投影レンズ16の焦点距離が変化する可能性があるので、図4(b)に示されるフローチャートに従ってピントを微調整する動作を行うようにしても良い。
このフローチャートに従ったピント合わせ動作は、図6に示されるように、距離Lの逆数の1/Lと、ピント合わせにふさわしいレンズ位置(LD)との関係が、温度によって変化することを考慮してピント合わせするものである。
以下、図4(b)のフローチャートを参照して、温度検出を含むピント合わせ動作について説明する。
先ず、ステップS11では、温度検出部17により投影レンズ16の温度Tが検出される。次いで、ステップS12にて、上記ステップS11で得られた温度Tにより、投影レンズ16の温度特性に従って該投影レンズ16の焦点距離fが推測される。
そして、ステップS13にて、光点パターンの反射光量Px0 が最大となるべく位置x0 に光点パターンが投影される。続いて、ステップS14にて、この位置x0 での光点パターンの反射光量Px0 が求められる。その後、ステップS15では、上記光点パターンの反射光量Px0 が最大となる位置x0 から所定のシフト量Δxだけシフトされた位置、例えば右側の位置x1 が得られる。
ステップS16では、この位置x1 に対して光点パターンが投影され、続くステップS17にて、このx1 の位置での光点パターンの反射光量Px1 が求められる。その後、ステップS18では、位置x0 から所定のシフト量Δxだけ上記位置x1 とは反対方向にシフトされた位置、すなわち左側の位置x2 が得られる。
ステップS19では、この位置x2 に対して光点パターンが投影され、続くステップS20にて、このx2 の位置での光点パターンの反射光量Px2 が求められる。
ここで、ステップS21に於いて、上記位置x0 、及び該位置x0 の右左にΔxだけシフトした位置x1 、x2 の中から反射光量が最大となる投影位置xが選択される。続くステップS22では、この投影位置xと上記ステップS12にて求められた焦点距離fによって、プロジェクタ1から壁面30までの距離Lが求められる。
次に、ステップS23では、上記ステップS22で得られた測距結果(距離)Lと、上記ステップS11で検出された温度Tより、ピント合わせの位置が求められるべくピント合わせ量が決定される。そして、ステップS24にて、上記ステップS23で決定されたピント合わせ量に基づいて、その位置にピント合わせレンズである投影レンズ16が駆動制御される。
一方、温度検出部を使用しないピント合わせ方法では、図7に示されるような考え方によっても、投影レンズの焦点距離fを求めることができる。
つまり、受光素子であるセンサ21の受光域を所定の幅dとし、受光レンズ20に温度特性の無いものを利用したり、受光レンズ20を熱源から遠にく配置することによって、温度変化の影響を受け難いように構成しておけば、距離Lの壁面に対して、幅Wの領域に相当する感度域を有することとなる。この幅Wは、下記(2)式で表される。
W=(L/fJ )・d …(2)
尚、fJ は、受光レンズ20の焦点距離である。
一方、距離Lで幅Wの領域に光パターンを投影する場合、下記(3)式のように、投影レンズ16の焦点距離がfのとき、画像形成部14のΔxの範囲で、光パターン形成部を移動させれば良い。
Δx=(f/L)・W …(3)
上記(2)式、(3)式から、下記(4)式、(5)式4が導かれる。つまり、投影レンズ16の焦点距離fが熱によって変化したとしても、受光可能な投光位置の幅Δxが求められることにより、下記(5)式によって正しい値を求めることができる。
Δx=(f/L)・(L/fJ )・d
=(f/fJ )・d …(4)
f=(Δx/d)・fJ …(5)
この受光可能な投光位置幅とは、画像形成部14の光投影ポイントを、図8に示されるように少しずつシフトさせていき、その信号光受光範囲を求めることにより判定可能である。変化量をΔPとすると、その半分の値(ΔP/2)になったときの受光幅をΔxとすれば良い。
このとき、CPU10は、図9に示されるフローチャートに従って、受光レンズ20の焦点距離を求める。
すなわち、先ず、ステップS31にて光投影ポイントのスキャンが行われる。このスキャン方向は、図2に示される投影パターン31の長手方向(図2に於いて縦方向)と直交する方向である。次いで、ステップS32にて、受光幅Δxの判定が行われる。そして、ステップS33では、上述した(5)式に従って、投影レンズの焦点距離fが求められる。このとき、設計値と、Δxや、fJ 、dとの差異を打ち消す補正係数を乗ずるようにしても良い。
こうして求められた焦点距離fを利用して、図4(a)のフローチャートに於けるステップS8や、図4(b)のフローチャートに於けるステップS22により、距離Lが算出される。
以上説明したように、投影パターンは、投受光レンズ方向に対しては、十分細くないと正しいΔxやxが求められない。これは、投影パターンの幅が太いと、発光位置を変化させても受光光量が変化しないという問題が発生するからである。しかしながら、図2及び図3に示されるように、投影パターン31のスキャン方向と直交する方向(この場合縦方向)は、Δxやxの算出には影響しないので、十分に光量がとれるように長くしておいた方が良い。
これによって、受光用のセンサ21が検出する範囲が狭くとも、また位置調整が無くとも、信号光を受けることができ、装置の構成を単純化して、低コスト化を図ることができる。
尚、上記投影パターン31のスキャン方向の移動は、例えば図示されないが画像形成部14を移動させるようにしても良いし、画像形成部13を固定としてランプ12を移動させるようにしても良い。
以上説明したように、本実施形態によれば、単に光点をシフトさせ、その光量変化を検出する単純な構成でピント合わせを行うことが可能なオートフォーカス式のプロジェクタを提供することができる。
これは、投影像のコントラストを専用のセンサでモニタしながら、投影レンズのピント位置を順次変化させてゆくコントラスト方式より、はるかに高速の制御が可能である。
また、こうして行なわれたピント合わせの後、コントラスト方式のAFを組み合わせても良い。これには、コントラスト判定用の特別なセンサが必要であるが、例えば、画像データの入力手段がデジタルカメラであれば、このカメラの有するイメージャを有効利用して、投影データのコントラストをモニタするようにすれば良い。
図10(a)に於いて、プロジェクタ1にカメラ2が装填される。すると、図示されないコネクタ等で電気的に通信が開始され、先ず、この発明の特徴たるパターン投影の反射光によるAFが、カメラ2に内蔵の図示されないセンサにより行われる。
その後、図11に示されるように、投影レンズ16で投影する方向がカメラ2のレンズ41にてモニタされる。そして、投影パターン33が、図12に示されるようなカメラ内のイメージャ41aに入射される。このイメージャ41aの出力に基づいて、コントラスト信号出力部41bにてコントラスト信号が作成されてプロジェクタのCPU10に入力される。したがって、このプロジェクタ1は、上記コントラスト信号に従って投影レンズ16が微調整されて、上記投影パターン33のコントラスト値がMAXになるように、投影レンズ16の位置が調節されるよう構成されている。
また、カメラとの接続の例としては、図10(b)に示されるように、プロジェクタ1の前方の装填部46に設けられている蓋47を開けて、ここからカメラ2を装填できるように構成しても良い。蓋47にはカメラ2のレンズ41に対応してレンズ用の窓48が設けられており、この窓48を通して、カメラ2から画像が投影されるようになっている。
尚、カメラ2に設けられているフラッシュ装置42、レリーズスイッチ43は、当該カメラ2がプロジェクタ1のピント合わせ装置として利用される場合は、これらの機能の動作は禁止され、利用されないようになっている。
以上説明したように、本実施形態によれば、高速の光量判定式のAFに、コントラスト式のAFを組み合わせて、高速のピント合わせができるプロジェクタを構成することができる。
また、データ入力装置としてのカメラとの接続が便利であり、投影画像入力が容易でカメラの機能を有効利用できるので、低コストのAFプロジェクタとすることができる。
この発明の一実施形態に係るプロジェクタの電気回路の構成を示すブロック図である。 画像データが入力される例を示したもので、プロジェクタ1に接続されたカメラ2から入力される場合の接続例を示した図である。 図1のプロジェクタ1から壁面30までの距離Lを求める方法について説明するもので、投影パターン31の変化の例を示した図である。 (a)はプロジェクタ1のピント合わせの動作について説明するフローチャート、(b)は温度検出を含むプロジェクタ1のピント合わせの動作について説明するフローチャートである。 図1の画像形成部14上のxの位置とセンサ21上に入射される光量Pxとの関係を説明するグラフである。 温度によって変化する、距離Lの逆数の1/Lとレンズ位置(LD)との関係を示した図である。 温度検出部を使用しない場合の投影レンズの焦点距離fを求めるピント合わせ方法について説明する図である。 受光可能な投光位置幅について説明する図である。 受光レンズ20の焦点距離を求める動作を説明するフローチャートである。 カメラの有するイメージャを利用して投影データのコントラストをモニタする例について説明する図である。 図10のプロジェクタを使用して投影パターン33をモニタする例について説明する図である。 図11のカメラ2とプロジェクタ1によるピントの調整について説明する図である。
符号の説明
1…プロジェクタ、2…カメラ、10…制御部(CPU)、11…光源回路、12…ランプ、13…画像形成回路、14…画像形成部、15…レンズドライバ(LD)、16…投影レンズ、17…温度検出部、20…受光レンズ、21…受光センサ、22…受光回路、23…操作スイッチ群、25、26…メモリ、30…壁面、31、33…投影パターン、35…投影画像。

Claims (10)

  1. 入力した画像データに対応した画像を投影レンズを介して投影するプロジェクタに於いて、
    上記画像とは異なるもので、所定方向に延出された投影パターン像を投影し、その投影パターン像の反射光を受光する受光手段と、
    上記受光手段の出力に従って上記投影レンズのピント位置を決定する制御手段と、
    を具備することを特徴とするプロジェクタ。
  2. 上記制御手段は、上記投影パターン像の投影方向を切り換える切り換え制御を行い、上記投影方向と上記受光手段の出力結果に従って、上記ピント位置を決定することを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。
  3. 投影レンズを介して、ピント合わせ用のパターンを投影するプロジェクタに於いて、
    上記パターンの投影時には上記投影レンズのピント位置を所定の位置とし、上記パターンの反射光の受光信号と上記投影レンズの温度に従って、上記投影レンズのピント合わせ位置を決定することを特徴とするプロジェクタ。
  4. 投影レンズを介して投影したパターン状の信号光の反射光と、上記信号光が形成するパターンのコントラストに従って、ピント合わせを行うことを特徴とするプロジェクタ。
  5. 入力された画像データに対応して、投影レンズを介して投影面に投影するべく画像を形成すると共に、上記画像データとは異なるもので所定方向に延出された投影パターン像を投影する投影画像形成手段と、
    上記投影画像形成手段から投影された上記投影パターン像の反射光を受光する受光手段と、
    上記受光手段の出力に従って上記投影レンズのピント位置を制御する制御手段と、
    を具備することを特徴とするプロジェクタ。
  6. 上記画像形成手段は、入力された画像データに対応して、投影レンズを介して投影面に投影するべく画像を形成する画像形成部と、上記所定方向に延出された投影パターン像を投影する投光部と、を有して構成されることを特徴とする請求項5に記載のプロジェクタ。
  7. 上記制御手段は、上記投影パターン像の投影方向を切り換える切り換え制御を行い、上記投影方向と上記受光手段の出力結果に従って、上記ピント位置を制御することを特徴とする請求項5に記載のプロジェクタ。
  8. 上記投影方向は、上記投影パターンの延出された所定方向と直交する方向であることを特徴とする請求項7に記載のプロジェクタ。
  9. 上記制御手段は、上記画像形成部を移動させて上記投影パターン像の投影方向を切り換え制御することを特徴とする請求項8に記載のプロジェクタ。
  10. 入力された画像データに対応して、投影レンズを介して投影面に投影するべく画像を形成すると共に、上記画像データとは異なるもので所定方向に延出された投影パターン像を投影する投影画像形成部と、
    上記投影パターン像の反射光を受光する受光手段と、
    上記投影レンズを介して投影したパターン状の信号光の反射光と、上記信号光が形成するパターンのコントラストに従って、上記投影レンズのピント位置を制御する制御手段と、
    を具備することを特徴とするプロジェクタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008233551A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Casio Comput Co Ltd 投影装置、投影制御方法及びプログラム
JP2012141644A (ja) * 2012-04-13 2012-07-26 Casio Comput Co Ltd 投影装置、投影制御方法及びプログラム

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