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JP2005171896A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明の目的は、電動機付ターボチャージャチャージャにおいて、電動機駆動による過給開始時の排気抵抗増加を抑制し、良好な過給性能の実現と燃費性能の悪化抑制とを実現することのできる内燃機関の制御装置を提供すること。
【解決手段】 本発明の内燃機関の制御装置は、ターボチャージャ11を備えた内燃機関1を制御するのものであり、コンプレッサホイールを回転駆動し得ると共に、排気流によるタービンホイールの回転によって発電し得る電動機11aと、タービンホイールをバイパスするように排気通路8に対して設けられたバイパス路27と、バイパス路27を開放・遮断する開閉手段28と、電動機11a及び開閉手段28を制御する制御手段16とを備えており、制御手段16が、電動機11aの駆動開始後に過給圧が立ち上がるまでは開閉手段28によってバイパス路27を開放することを特徴としている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、吸気通路上に電動機で駆動される過給機を備えた内燃機関の制御装置に関する。
エンジン(内燃機関)の吸気通路上に電動機で駆動する過給機を配設し、この過給機による過給によって高出力(あるいは、低燃費)を得ようとする試みは以前から常用されている。[特許文献1]にも同様な内燃機関が記載されている。[特許文献1]に記載の内燃機関における過給機は、排気エネルギーを利用して過給を行うターボチャージャであり、電動機を過給して過給効果を増強するだけでなく、排気流を用いて電動機で回生発電を行ってエネルギーを回収することも可能である。回生発電時には、電動機は発電機として機能している。
特開平5−149143号公報
[特許文献1]に記載の内燃機関では、ターボチャージャのタービンをバイパスさせるバイパス路も設けられており、排気流にターボチャージャのタービンをバイパスさせることも可能となっている。バイパス路の開放・遮断制御は、バイパス路に設けれられたバルブによって行われる。[特許文献1]に記載の内燃機関では、エンジンブレーキ時(アクセルが踏まれていないとき)の回生効率向上を目的として上述したバルブの開放・遮断制御が行われる。即ち、アクセルオフ時には排気流をターボチャージャのタービンに導入させて回生発電を行うので、排気流はターボチャージャのタービンをバイパスしない(ウェイストゲートバルブも閉)。このため、アクセルオフの状態からアクセルペダルが踏まれて過給が開始される際にターボラグが生じるとタービンが排気抵抗となって燃費性能に悪影響が出るおそれがある。
従って、本発明の目的は、電動機付ターボチャージャチャージャにおいて、電動機駆動による過給開始時の排気抵抗増加を抑制し、良好な過給性能の実現と燃費性能の悪化抑制とを実現することのできる内燃機関の制御装置を提供することにある。
請求項1に記載の内燃機関の制御装置は、吸気通路上にコンプレッサホイールを配すると共に排気通路上にタービンホイールを配したターボチャージャを備えた内燃機関を制御するのものであり、コンプレッサホイールを回転駆動し得ると共に、排気流によるタービンホイールの回転によって発電し得る電動機と、タービンホイールをバイパスするように排気通路に対して設けられたバイパス路と、バイパス路を開放・遮断する開閉手段と、電動機及び開閉手段を制御する制御手段とを備えており、制御手段が、電動機の駆動開始後に過給圧が立ち上がるまでは開閉手段によってバイパス路を開放することを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の内燃機関の制御装置において、制御手段が、電動機の駆動開始後に過給圧が立ち上がったら開閉手段によってバイパス路を遮断することを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、電動機の回転数を検出する回転数検出手段をさらに備えており、回転数検出手段によって検出された電動機の回転数に基づいて、電動機の過給圧が立ち上がったか否かを判断することを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、内燃機関の実過給圧を検出する実過給圧検出手段をさらに備えており、実過給圧検出手段によって検出された実過給圧に基づいて、電動機の過給圧が立ち上がったか否かを判断することを特徴としている。
請求項1に記載の内燃機関の制御装置では、電動機の駆動開始後に実過給が確実に立ち上がるまではバイパス路が開放された状態となる。このため、電動機の駆動開始後、実過給圧が立ち上がるまでの間は排気流がタービンホイールをバイパスするので、排気抵抗が増加することがなく、燃費性能が悪化するようなこともない。一方で、電動機の駆動によって過給は促進される。この結果、良好な過給性能の実現と燃費性能の悪化抑制とを実現することができる。
請求項2に記載の発明によれば、過給圧が立ち上がった後は、バイパス路が遮断されて排気流によってタービンホイールが回転されるようになる。この結果、排気エネルギーと電動機とで良好な過給性能を得ることができる。また、排気流の逆流も防止できる。なお、過給圧が立ち上がったときに電動機の回転駆動を停止させる場合もあり得る。この場合は、すでに過給圧が立ち上がっているので電気エネルギーを消費することなく、エネルギー効率よく排気流だけで過給を行うことができる。なお、排気流を利用して電動機で回生発電が可能な場合は過給圧が立ち上がったら回生発電を行うようにすれば、エネルギー効率のさらなる向上を実現できる。
本発明の制御装置の一実施形態について以下に説明する。本実施形態の制御装置を有するエンジン1を図1に示す。本実施形態で説明するエンジン1は、多気筒エンジンであるが、ここではそのうちの一気筒のみが断面図として図1に示されている。
エンジン1においては、吸気通路2を通して外気が吸入空気として取り込まれ、この吸入空気がシリンダ3の直前でインジェクタ4から噴射された燃料とを混合されて混合気とされる。混合気は、シリンダ3内に吸入され、ピストン5によって圧縮された後に点火プラグ6で着火されて燃焼する。このとき燃焼によってシリンダ内の圧力は上昇し、これをピストン5及びコネクティングロッドを介して出力として取り出している。シリンダ3の内部と吸気通路2との間は、吸気バルブ7によって開閉される。燃焼後の排気ガスは排気通路8に排気される。シリンダ3の内部と排気通路8との間は、排気バルブ9によって開閉される。吸気通路2上には、上流側からエアクリーナ10、エアフロメータ20、ターボチャージャ11、インタークーラー12、スロットルバルブ13などが配置されている。
エアクリーナ10は、吸入空気中のゴミや塵などを取り除くフィルタである。本実施形態のエアフロメータ20は、ホットワイヤ式のものであり、吸入空気量を質量流量として検出するものである。ターボチャージャ11は、吸気通路2と排気通路8との間に配されており、過給を行うものである。本実施形態のターボチャージャ11においては、コンプレッサホイールとタービンホイールとが回転軸で連結されている(以下、この部分を単にタービン/コンプレッサと言うこととする)。また、本実施形態のターボチャージャ11には、タービン/コンプレッサの回転軸が出力軸となるようにターボモータ(電動機)11aが組み込まれている。ターボモータ11aを駆動することで、過給をアシストすることが可能である。
また、ターボモータ11aは、排気エネルギーを用いて発電する発電機としても機能し得るもので、モータと発電機の機能を備えているためにモータジェネレータと呼ばれることもある。また、ターボチャージャ11は、ターボモータ11aによってアシストすることなく、排気エネルギーのみによって過給を行う通常のターボチャージャとしても機能し得る。ターボモータ11aは、タービン/コンプレッサの回転軸に固定されたロータと、その周囲に配置されたステータとを主たる構成部分として有している。
吸気通路2上のターボチャージャ11の下流側には、ターボチャージャ11による過給で圧力上昇に伴って温度が上昇した吸入空気の温度を下げる空冷式インタークーラー12が配されている。インタークーラー12によって吸入空気の温度を下げ、充填効率を向上させる。インタークーラー12の下流側には、吸入空気量を調節するスロットルバルブ13が配されている。
本実施形態のスロットルバルブ13は、いわゆる電子制御式スロットルバルブであり、アクセルペダル14の操作量(アクセル開度TA)をアクセルポジションセンサ15で検出し、この検出結果と他の情報量とに基づいて後述する電子式コントロールユニット(ECU:制御手段)16によってスロットルバルブ13の開度が決定される。スロットルバルブ13は、これに付随して配設されたスロットルモータ17によって開閉される。また、スロットルバルブ13に付随して、その開度を検出するスロットルポジショニングセンサ18も配設されている。スロットルバルブ13の下流側のサージタンク内には、吸気通路2内の圧力(過給圧・吸気圧)を検出する圧力センサ(実過給圧検出手段)19が配設されている。
一方、排気通路8上には、ターボチャージャ11の下流側に排気ガスを浄化する排気浄化触媒23が取り付けられている。また、エンジン1のクランクシャフト近傍には、クランクシャフトの回転位置を検出するクランクポジショニングセンサ26が取り付けられている。クランクポジショニングセンサ26は、クランクポジションの位置変化からエンジン回転数Neを検出することもできる。上述したセンサ・アクチュエータ類はECU16に接続されており、その検出結果をECU16に送出するか、あるいは、ECU16からの信号で制御されている。ECU16は、CPU,ROM,RAM等からなる電子制御ユニットである。
ECU16には上述したターボモータ11aのコントローラ21も接続されており、ECU16とコントローラ21とが強調してターボモータ11aを制御している。なお、コントローラ21は、ターボモータ11aの回転数を検出することもできる。コントローラ21には、ターボモータ11aに供給する電気エネルギーを蓄えているバッテリ22も接続されている。バッテリ22はECU16とも接続されており、その電圧がECU16によって監視されている。上述したようにターボモータ11aによる回生発電が可能であり、ターボモータ11aにおいて発電された電力はコントローラ21を介してバッテリ22に蓄えられる。
上述したターボチャージャ11の吸気側のコンプレッサホイールの上流側と下流側とをバイパスするように、吸気側バイパス路24が設けられている。この吸気側バイパス路24上には、吸気側バイパス路24を経由する吸入空気量を調節するバルブ25が配設されている。本実施形態のバルブ25は、DUTY制御によってその流量を調節する事も可能であり、また、全開状態や全閉状態を維持することも可能である。バルブ25の開度(開閉DUTY比)はECU16からの信号に基づいて電気的に制御され、吸気側バイパス路24を通る空気流量を任意に調節することができる。バルブ25を全開とすれば、コンプレッサホイールが吸気抵抗となっていれば、吸入空気は吸気抵抗のない(あるいは、少ない)吸気側バイパス路24を通って吸入空気が下流側に流れ、コンプレッサホイールをバイパスする。
一方、上述したターボチャージャ11の排気側のタービンホイールの上流側と下流側とをバイパスするように、排気側バイパス路27が設けられている。この排気側バイパス路27上には、排気側バイパス路27を経由する排気ガス量を調節するバルブ(開閉手段)28が配設されている。このバルブ28も、上述したバルブ25と同様に、DUTY制御によってその流量を調節する事が可能であり、また、全開状態や全閉状態を維持することも可能である。バルブ28の開度もECU16からの信号に基づいて電気的に制御され、排気側バイパス路27を通る排気ガス量を任意に調節することができる。バルブ28を全開とすれば、タービンホイールが吸気抵抗となっていれば、排気ガスは吸気抵抗のない(あるいは、少ない)排気側バイパス路27を通って下流側に流れ、タービンホイールをバイパスする。
次に、上述した制御装置による過給制御について説明する。過給制御のフローチャートを図2〜図4に示す。図2〜図4に示されるフローチャートの制御は繰り返し実行されている。なお、本発明は排気側バイパス路27による排気流のバイパスに特徴を有したものであり、以下の説明においては上述した吸気側バイパス路24の開放・遮断制御については触れていない。
まず、クランクポジショニングセンサ26によってエンジン回転数Neを検出すると共に、アクセルポジションセンサ15によってアクセル開度TAを検出する(ステップ200)。次いで、検出したエンジン回転数Ne及びアクセル開度TAに基づいて、実験などによって予め作成され、ECU16のROM内に格納されたマップより目標過給圧Tpを決定する(ステップ205)。このとき使用するマップの例を図5に示す。図5のマップは、エンジン回転数Neとアクセル開度TAとからなる二次元座標軸上に複数の目標過給圧Tp曲線が示されたものである。検出したエンジン回転数Neとアクセル開度TAとから求められる座標位置の目標過給圧Tp曲線に基づいて目標過給圧Tpが決定される。なお、目標過給圧Tpを求めるマップとしては、その他のパラメータを含めた三次元以上のマップであってもよい。
目標過給圧Tpが決定されたら、圧力センサ19によって、実過給圧Rpを検出する(ステップ210)。なお、ここでは、実過給圧Rpを吸気通路2上のサージタンクで計測しているが、インテークマニホールド部で計測してもよい。次いで、目標過給圧Tpと実過給圧Rpとから、その差分Ep=Tp−Rpを算出する(ステップ215)。差分Epが算出されたら、この差分Epが負の値であるか否かを判定する(ステップ220)。ステップ220が否定される場合、即ち、差分Epが正の値(またはゼロ)であり、実過給圧Rpが目標過給圧Tpよりも小さい場合は、ターボモータ11aによる過給の必要があると判断できるため、図3に示されるように、まずターボモータ11aへの通電加算量αを算出する(ステップ225)。この通電加算量αは、差分Epの関数f(Ep)として求められる。そして、算出された加算量αを現在のモータ通電量Imに加算し、これを新たなモータ通電量Imとする(ステップ230)。
ターボモータ11aが駆動されていない状態から駆動が開始される場合、現在のモータ通電量Imはゼロであるから、ステップ225で算出された通電加算量αがそのままモータ通電量Imとなる。すでにターボモータ11aの駆動が開始されている場合は、Im←Im+αとして新たなImが算出される。次に、モータ過給中フラグが0であるか否かを判定する(ステップ235)。モータ過給中フラグは、ターボモータ11aによる過給が行われているか(過給圧が立ち上がっているか)否かを示すフラグであり、「1」であればターボモータ11aによる過給が行われていることを示し、「0」であればターボモータ11aによる過給が行われていない(過給圧が十分に立ち上がっていない状況を含む)ことを示す。
ステップ235が肯定される場合は、ターボモータ11aによる過給がまだ開始されておらず、ステップ230で決定された通電量Imによってこれから開始される状況であるといえる。この場合は、コントローラ(回転数検出手段)21によってモータ回転数Nmを検出し(ステップ240)、この回転数NmをNm0としてECU16内のRAM(あるいはコントローラ21内の記憶領域)に記憶する(ステップ245)。そして、Nm0を記憶した後、ステップ230で算出したモータ通電量Imをターボモータ11aに通電して過給を促進する(ステップ250)。ターボモータ11aによる過給促進開始直後は、排気側バイパス路27のバルブ28を開放する(ステップ225)。このようにすることで、排気流がターボチャージャ11のタービンホイールをバイパスする。
そして、ターボモータ11aの回転数Nmが再度検出され(ステップ260)、この回転数Nmがステップ245で記憶した回転数Nm0に所定回転数βを加算した回転数(Nm0+β)を上回っているかを判定する(ステップ265)。即ち、ターボモータ11aの駆動を開始した後に過給圧が確実に立ち上がったか否かを、ターボモータ11aの回転数の上昇幅βに基づいて判定している。なお、本実施形態では、ターボモータ11aの回転数Nmが所定回転数βだけ増加したら過給圧が立ち上がったと判断したが、ターボモータ11aの回転数Nmが所定回転数に達したか否かで過給圧が立ち上がったどうかを判定してもよい。このときの所定回転数は、固定値とされてもよいし、エンジン回転数やアクセル開度などの値に基づいて可変する値とされてもよい。
また、ここでは、過給圧が立ち上がったがどうかをターボモータ11aの回転数Nmに基づいて判断したが、ステップ260で実際の過給圧を圧力センサ19によって再検出し、この再検出した実過給圧に基づいて過給圧が立ち上がったがどうかを判断することもできる。この場合も、ステップ210で検出した実過給圧Rpからの圧力上昇幅に基づいて判断してもよいし、再検出した実過給圧Rpが所定圧力に達したか否かで判断してもよい。また、この所定圧力を固定値としても可変値としてもよいのは上述した場合と同様である。
ステップ265が否定される場合は、ステップ260に戻り、Nm>(Nm0+β)が成立するまで、即ち、過給圧が立ち上がったと判定されるまでこれを繰り返す。一方、ステップ265が肯定される場合は、ターボモータ11aによる過給アシストによって過給圧が立ち上がったと判断できるので、上述したモータ過給中フラグに「1」を設定し、図2〜図4のフローチャートを一旦終了する。
ここでは、ターボモータ11aによる過給アシストが開始された後は、過給圧が十分に立ち上がったと判断されるまで排気側バイパス路27のバルブ28が開かれたままとなる[ステップ250〜265]。このため、過給圧が立ち上がるまでの間は排気流がタービンホイールをバイパスするので、排気抵抗が増加することがなく、燃費性能が悪化するようなことがない。また、ターボモータ11aの駆動によって過給アシストは行われるため、過給効果は得られる。
一方、ステップ270でモータ過給中フラグに「1」が設定された後、即ち、ターボモータ11aによる過給アシストがすでに行われている場合で、かつ、実過給圧Rpが目標過給圧Tpに達していない場合(ステップ220否定後で、かつ、ステップ235も否定される場合)は、ステップ225及びステップ230で新たに加算されたモータ通電量Imによってターボモータ11aが駆動される(ステップ275)。このときは、すでに過給圧が立ち上がっているため、排気側バイパス路27のバルブ28を閉じ、ターボモータ11aによる過給効果と排気流による過給効果とを併用する。
ターボモータ11aによる過給を続けるうちに、実過給圧Rpが目標過給圧Tpを超える状態となる。この場合は、繰り返し実行されている図2〜図4のフローチャートにおいて、ステップ220が肯定されることとなる。この場合は、即ち、差分Epが負の値であり、実過給圧Rpが目標過給圧Tpよりも大きい場合は、ターボモータ11aによる過給のもう必要はないと判断できるため、図4に示されるように、まずターボモータ11aへの通電量Imを所定幅γだけ減算する(ステップ285)。このとき、モータ通電量Imの下限はゼロにガードされる。具体的には、ステップ285で減算したモータ通電量Imが負であるか否か判定し(ステップ290)、負の値であればモータ通電量Imをゼロとする(ステップ295)。また、この場合は、ターボモータ11aに通電は行われないので、モータ過給中フラグに「0」を設定する(ステップ300)。ステップ290が肯定され、上述したステップ295及びステップ300が終了した後、あるいは、ステップ290が否定された場合は、決定されたモータ通電量Imをターボモータ11aに対して通する(モータ通電量Im=0の場合も含む)(ステップ305)。
ステップ305の後、目標過給圧Tpが所定圧力εを超えているか否かを判定する(ステップ310)。この所定圧力εは、タービンホイールが排気抵抗となるかどうかの境界の過給圧として設定されている。目標過給圧Tpがある程度高く、これに基づいて過給圧が制御されている場合は、タービンホイールは大きな排気抵抗としては作用しないと判断できる。反対に、目標過給圧Tpがある程度低くなると、これに基づいて過給圧が制御されている際にタービンホイールが大きな排気抵抗として作用するおそれがある。
そこで、ステップ310が肯定される場合は、排気側バイパス路27のバルブ28を閉じて(ステップ315)、ターボモータ11aを駆動させることによる過給効果と排気流による過給効果との双方の効果を得ながら、ターボモータ11aによる駆動分を徐減する。一方、ステップ310が否定される場合は、排気側バイパス路27のバルブ28を開き、タービンホイールが排気抵抗となるのを回避しつつ、ターボモータ11aによる過給効果を徐減する。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述した実施形態においては、バルブ25、27が開閉DUTY比を制御されることで流量を調節するものであった。しかし、これらのバルブを、スロットルバルブ13などのようにDUTY制御ではなく、開度量を調節することで流量を調節するようなものであっても良い。また、本発明において、排気側バイパス路27を遮断するとは、排気側バイパス路27を流れる排気流を実質的になくすことを意味している。即ち、僅かではあるが流れがあるような場合であっても、排気側バイパス路27を経由する排気流を実質的に制限しているような場合は、本発明に言う遮断に相当する。
本発明の制御装置の一実施形態を有する内燃機関(エンジン)の構成を示す構成図である。 本発明の制御装置の一実施形態による過給制御のフローチャート(前半部)である。 本発明の制御装置の一実施形態による過給制御のフローチャート(後半部1)である。 本発明の制御装置の一実施形態による過給制御のフローチャート(後半部2)である。 目標過給圧を決定する際に用いるマップである。
符号の説明
1…エンジン(内燃機関)、2…吸気通路、3…シリンダ、4…インジェクタ、5…ピストン、6…点火プラグ、7…吸気バルブ、8…排気通路、9…排気バルブ、10…エアクリーナ、11…ターボチャージャ、11a…ターボモータ(電動機)、13…スロットルバルブ、14…アクセルペダル、15…アクセルポジションセンサ、16…ECU(制御手段)、19…圧力センサ(実過給圧検出手段)、21…コントローラ(回転数検出手段)、24…吸気側バイパス路、25…バルブ、26…クランクポジショニングセンサ、27…排気側バイパス路、28…バルブ(開閉手段)。

Claims (4)

  1. 吸気通路上にコンプレッサホイールを配すると共に排気通路上にタービンホイールを配したターボチャージャを備えた内燃機関の制御装置において、
    前記コンプレッサホイールを回転駆動し得る電動機と、前記タービンホイールをバイパスするように前記排気通路に対して設けられたバイパス路と、前記バイパス路を開放・遮断する開閉手段と、前記電動機及び前記開閉手段を制御する制御手段とを備えており、
    前記制御手段は、前記電動機の駆動開始後に過給圧が立ち上がるまでは前記開閉手段によって前記バイパス路を開放することを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記電動機の駆動開始後に過給圧が立ち上がったら前記開閉手段によって前記バイパス路を遮断することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記電動機の回転数を検出する回転数検出手段をさらに備えており、前記回転数検出手段によって検出された前記電動機の回転数に基づいて、前記電動機の過給圧が立ち上がったか否かを判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記内燃機関の実過給圧を検出する実過給圧検出手段をさらに備えており、前記実過給圧検出手段によって検出された実過給圧に基づいて、前記電動機の過給圧が立ち上がったか否かを判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関の制御装置。
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