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JP2005165383A - 印鑑照合装置、印鑑照合方法および印鑑照合プログラム - Google Patents

印鑑照合装置、印鑑照合方法および印鑑照合プログラム Download PDF

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JP2005165383A JP2003399580A JP2003399580A JP2005165383A JP 2005165383 A JP2005165383 A JP 2005165383A JP 2003399580 A JP2003399580 A JP 2003399580A JP 2003399580 A JP2003399580 A JP 2003399580A JP 2005165383 A JP2005165383 A JP 2005165383A
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Abstract

【課題】照合印影画像と登録印影画像との局所的な相違を検出し、印鑑照合の精度を向上すること。
【解決手段】スキャナ2が印鑑の印影画像を入力し、印影画像を切出した照合印影画像を前処理部4が生成し、重ね合わせ処理部5が、照合印影画像に対応する登録印影画像を登録画像記憶部6から読み込む。重ね合わせ処理部5はさらに照合印影画像と登録印影画像とを重ね合わせた重複画像を生成する。そして、相違検出部7が重複画像に基づいて照合印影画像と登録印影画像との形状が一致しない相違部分を検出する。また、マスクパターン処理部9が相違部分を複数の領域に分割し、各領域に対する相違部分の割合を示す相違割合を順次算出し、判断部8が相違割合をもとにして照合印影画像と登録印影画像との一致・不一致を判定する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、照合対象となる印影を照合印影画像として入力し、予め登録しておいた登録印影画像と前記照合印影画像とを重ね合わせた重複画像を作成し、該重複画像に基づいて照合を行う印鑑照合装置、印鑑照合方法および印鑑照合プログラムに関し、類似した照合印影画像と登録印影画像とを重ね合わせた際に、効率良く相違部分を発見し、照合することができる印鑑照合装置、印鑑照合方法および印鑑照合プログラムに関する。
従来、銀行などで行われる印鑑照合を自動化すべく、印鑑照合装置が考案されてきた。この印鑑照合装置は、スキャナ等の入力装置から読み込んだ印鑑の照合印影画像と予め登録した登録印影画像とを比較することで、照合印影画像と登録印影画像とが同一の印鑑から得られた印影であるか否かを自動的に判別することができる。
この従来の印鑑照合装置において利用される具体的な手法の一つとして、ベクトル演算を用いて印鑑照合があった(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に開示された印鑑照合装置は、照合印影画像および登録印影画像から濃淡画像をそれぞれ作成し、濃淡画像の濃度値に基づいてベクトル演算を行ない、照合率を算出することで、位置ずれやかすれ等による影響を受けにくくしていた。
また、特許文献2に開示された印鑑照合装置では、照合印影画像と登録印影画像との位置ずれなどを防止すべく、それぞれの画像を複数のブロックに分割し、各ブロックごとに相関画像を作成した後、その相関画像の極大値を持つ画素と該画素の近傍画素のみに画素値を付与した補間極大値画像を作成し、この補間極大値画像を各ブロックについて加算した累積値画像に基づいて、印鑑の照合をおこなっていた。
特開2001−202514号公報 特開平9−288734号公報
しかしながら、従来の印鑑照合装置は全体の相違量に着目しているので、相違が局所的な場合には正確な判定ができなかった。具体的には、照合印影画像と登録印影画像を重ね合わせた際に、局所的に大きな相違量が存在する場合、全体の相違量をもとに判定する従来の印鑑照合装置では、局所的には相違量が大きくとも全体としての相違量が少ないために、照合印影画像と登録印影画像が一致する、と誤判定を下すこととなる。
すなわち、従来の印鑑照合装置では印鑑照合の精度が低いという問題点があり、特に相違が局所的な印影に対する正確な判定を実現し、照合精度を向上することが非常に重要な課題となっていた。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消し、課題を解決するためになされたものであり、局所的な相違を検出することで照合精度を向上した印鑑症状装置、印鑑照合方法および印鑑照合プログラムを提供することを目的とする。
請求項1の発明に係る印鑑照合装置は、照合対象となる印影を照合印影画像として入力し、予め登録しておいた登録印影画像と前記照合印影画像とを重ね合わせた重複画像を作成し、該重複画像に基づいて照合を行う印鑑照合装置であって、前記重複画像における前記照合印影画像と前記登録印影画像との相違部分を検出する相違部分検出手段と、前記相違部分の局所的な特徴を示す特徴量を算出する特徴量算出手段と、前記特徴量算出手段が算出した特徴量に基づいて前記照合印影画像と前記登録印影画像とが一致するか否かを判定する判定手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項1の発明によれば、印鑑照合装置は、照合印影画像と登録印影画像との重複画像を作成し、重複画像において照合印影画像と登録印影画像とが一致しない相違部分を検出し、検出した相違部分から局所的な特徴を示す特徴量を算出し、算出された特徴量に基づいて照合印影画像と登録印影画像とが一致するか否かを判定する。
また、請求項2の発明に係る印鑑照合装置は、請求項1の発明において、前記特徴量算出手段は、前記重複画像を複数の領域に分割し、各領域における前記相違部分の画素数を算出し、前記画素数を前記領域に含まれる全画素数で除算した相違割合を順次算出し、該算出した相違割合を前記特徴量とすることを特徴とする。
この請求項2の発明によれば、印鑑照合装置は、重複画像を複数の領域に分割して各領域における相違部分の画素数を算出し、画素数を各領域における全画素数で除算した相違割合を順次算出するマスクパターン処理をおこなう。
また、請求項3の発明に係る印鑑照合装置は、請求項1の発明において、前記特徴量算出手段は、前記相違部分から所定以上の面積を有する相違形状を抽出し、該相違形状の面積値を前記特徴量として出力することを特徴とする。
この請求項3の発明によれば、印鑑照合装置は、重複画像から相違部分を検出し、相違部分から所定以上の面積を有する相違形状を抽出し、相違形状の面積をもとに照合印影画像と登録印影画像とが一致するか否かを判定する。
また、請求項4の発明に係る印鑑照合方法は、照合対象となる印影を照合印影画像として入力し、予め登録しておいた登録印影画像と前記照合印影画像とを重ね合わせた重複画像を作成し、該重複画像に基づいて照合を行う印鑑照合方法であって、前記重複画像における前記照合印影画像と前記登録印影画像との相違部分を検出する相違部分検出工程と、前記相違部分の局所的な特徴を示す特徴量を算出する特徴量算出工程と、前記特徴量算出工程が算出した特徴量に基づいて前記照合印影画像と前記登録印影画像とが一致するか否かを判定する判定工程と、を含んだことを特徴とする。
この請求項4の発明によれば、印鑑照合方法は、照合印影画像と登録印影画像との重複画像を作成し、重複画像において照合印影画像と登録印影画像とが一致しない相違部分を検出し、検出した相違部分から局所的な特徴を示す特徴量を算出し、算出された特徴量に基づいて照合印影画像と登録印影画像とが一致するか否かを判定する。
また、請求項5の発明に係る印鑑照合プログラムは、照合対象となる印影を照合印影画像として入力し、予め登録しておいた登録印影画像と前記照合印影画像とを重ね合わせた重複画像を作成し、該重複画像に基づいて照合を行う印鑑照合方法をコンピュータに実行させる印鑑照合プログラムであって、前記重複画像における前記照合印影画像と前記登録印影画像との相違部分を検出する相違部分検出手順と、前記相違部分の局所的な特徴を示す特徴量を算出する特徴量算出手順と、前記特徴量算出手順が算出した特徴量に基づいて前記照合印影画像と前記登録印影画像とが一致するか否かを判定する判定手順と、を含んだことを特徴とする。
この請求項5の発明によれば、印鑑照合プログラムは、照合印影画像と登録印影画像との重複画像を作成し、重複画像において照合印影画像と登録印影画像とが一致しない相違部分を検出し、検出した相違部分から局所的な特徴を示す特徴量を算出し、算出された特徴量に基づいて照合印影画像と登録印影画像とが一致するか否かを判定する。
請求項1の発明によれば、印鑑照合装置は、照合印影画像と登録印影画像との重複画像を作成し、重複画像において照合印影画像と登録印影画像とが一致しない相違部分を検出し、検出した相違部分から局所的な特徴を示す特徴量を算出し、算出された特徴量に基づいて照合印影画像と登録印影画像とが一致するか否かを判定するので、局所的な相違を検出して高い精度で照合をおこなう印鑑照合装置が得られるという効果を奏する。
また、請求項2の発明によれば、印鑑照合装置は、重複画像を複数の領域に分割して各領域における相違部分の画素数を算出し、画素数を各領域における全画素数で除算した相違割合を順次算出するマスクパターン処理をおこなうので、局所的な相違を効果的に検出して高い精度で照合をおこなう印鑑照合装置が得られるという効果を奏する。
また、請求項3の発明によれば、印鑑照合装置は、重複画像から相違部分を検出し、相違部分から所定以上の面積を有する相違形状を抽出し、相違形状の面積をもとに照合印影画像と登録印影画像とが一致するか否かを判定するので、局所的な相違を効率よく検出して高い精度で照合をおこなう印鑑照合装置が得られるという効果を奏する。
また、請求項4の発明によれば、印鑑照合方法は、照合印影画像と登録印影画像との重複画像を作成し、重複画像において照合印影画像と登録印影画像とが一致しない相違部分を検出し、検出した相違部分から局所的な特徴を示す特徴量を算出し、算出された特徴量に基づいて照合印影画像と登録印影画像とが一致するか否かを判定するので、局所的な相違を効果的に検出して高い精度で照合をおこなう印鑑照合方法が得られるという効果を奏する。
また、請求項5の発明によれば、印鑑照合プログラムは、照合印影画像と登録印影画像との重複画像を作成し、重複画像において照合印影画像と登録印影画像とが一致しない相違部分を検出し、検出した相違部分から局所的な特徴を示す特徴量を算出し、算出された特徴量に基づいて照合印影画像と登録印影画像とが一致するか否かを判定するので、局所的な相違を効果的に検出して高い精度で照合をおこなう印鑑照合プログラムが得られるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る印鑑照合装置、印鑑照合方法および印鑑照合プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
まず、本実施例1にかかる印鑑照合の概念について説明する。実施例1に示す印鑑照合装置は、印鑑照合の対象となる照合印影画像と予め登録した登録印影画像とを重ね合わせた重複画像を作成した後、重複画像に対してマスクパターン処理を実行することで局所的な相違を検出する。
図1は、本実施例1にかかる印鑑照合装置の概要構成を示す概要構成図である。同図に示すように、印鑑照合装置1は、スキャナ2およびディスプレイ15に接続され、スキャナ2で取り込んだ印影の画像を予め印鑑照合装置1に登録した印影の画像と比較して比較結果をディスプレイ15に表示する。
また、印鑑照合装置1は、その内部に入力部3、前処理部4、重ね合わせ処理部5、登録画像記憶部6、相違検出部7、判定部8、マスクパターン処理部9および出力部10を有する。
入力部3はスキャナ2で取り込んだ照合対象となる印鑑の印影画像を読み込み、読み込んだ印影画像を前処理部4に出力する。前処理部4は、入力された画像に対して印影部分の切出し処理を行い、図2に示す照合印影画像50を生成する。さらに、前処理部4は生成した照合印影画像50を重ね合わせ処理部5に出力する。
登録画像記憶部6は、予め登録された印影の画像を登録印影画像として記憶している。重ね合わせ処理部5は、前処理部4から照合印影画像50が入力された場合に、入力された照合印影画像50に対応する登録印影画像51を登録画像記憶部6から読み出して、照合印影画像50と登録印影画像51とを重ね合わせた重複画像52を作成する。
相違検出部7は、その内部に一致箇所検出部7aおよび不一致箇所検出部7bを有する。一致箇所検出部7aは、重複画像52から照合印影画像50と登録印影画像51が一致する一致部分53を切出す処理をおこなう。また、不一致箇所検出部7bは、重複画像52から照合印影画像50と登録印影画像51が相違する不一致部分54を切出す処理をおこなう。
判定部8は、相違検出部7によって切り出された一致部分53および不一致部分54をもとに照合印影画像50と登録印影画像51とが一致するか否かを判定する処理をおこなう。具体的には、判定部8は、その内部に一致率算出部8aおよび一致箇所除去部8bを備えている。
一致率算出部8aは、一致部分53から一致画素数を算出するとともに不一致部分54から不一致画素数を算出する。さらに一致率算出部8aは、一致画素数を一致画素数と不一致画素数とを加算した加算値で除算し、一致率を算出する。すなわち、この一致率とは、印影全体における一致部分の比率を示す値である。判定部8は、この一致率が所定値に満たない場合、照合印影画像50と登録印影画像51とは一致しないと判定し、出力部10を介して判定結果をディスプレイ15に出力する。
一方、一致率が所定値以上であれば、一致箇所除去部8bは、重複画像52から一致箇所検出部8によって切出された一致部分53を除去し、図2に示す不一致画像55を生成してマスクパターン処理部9に出力する。
マスクパターン処理部9は、その内部にマスク内不一致箇所検出部9aおよび相違割合算出部9bを有する。マスク内不一致箇所検出部9aは、不一致画像55に対して一定サイズのマスクを設定し、このマスクの位置を順次移動させてそれぞれのマスク位置における不一致画像55の画素数を計数する処理をおこなう。また、相違割合算出部9bは、マスク内不一致箇所検出部9aによって検出された画素数をマスク66内に含まれる全ての画素数で除算した相違割合を算出し、判定部8に出力する。
すなわち、相違割合は、一定のマスク内における不一致部分の大きさを示す値であり、この値が大きいならば相違はそのマスク位置に集中して存在することとなる。判定部8は、この相違割合をもとに照合印影画像50と登録印影画像51とが一致するか否かを再び判定し、出力部10を介して判定結果をディスプレイ15に表示する。
ここで、マスクパターン処理部9によるマスクパターン処理を、具体例を示して説明する。図3は、マスク内不一致箇所検出部9aの処理を説明する説明図であり、図4は、相違割合算出部9bの処理を説明する説明図である。図3に示すように、マスク内不一致箇所検出部9aは、不一致画像55に対して所定サイズのマスク66を設定してマスク内の画素数を計数する。マスク内の画素数の計数が終了したならば、マスク内不一致箇所検出部9aは、図3に示すように、マスク位置を横方向に順次移動させ、それぞれのマスク内での画素数計数をおこなう。
さらに、マスクの横方向の移動が終了したならば、マスク内不一致箇所検出部9aは、図3に示すようにマスク位置を縦方向にずらして同様の処理を繰り返す。このようにマスク位置を横方向および縦方向に順次移動させることで、不一致画像55全体に対して局所的な相違を検出することができる。
一方、相違割合算出部9bは、図4に示すように、マスク内の不一致画素67の数をマスク66に含まれる全画素数で除することで不一致割合を算出する。図4においてマスク66の大きさは一辺12画素であるので、マスク66全体の画素数は144画素となる。一方、マスク66に含まれる不一致画素の数は84画素であるので、相違割合は84/144から58%となる。
次に、印鑑照合装置1の処理動作について説明する。図5は、印鑑照合装置1の処理動作を説明するフローチャートである。同図に示すように、入力部3がスキャナ2で読み取った印鑑の印影画像を取り込んだならば(ステップS101)、前処理部4は入力された印影画像の印影領域の切出し処理を行い、生成した照合印影画像50を重ね合わせ処理部5に出力する(ステップS102)。
その後、重ね合わせ処理部5は、入力された照合印影画像50に対応する登録印影画像51を選択し(ステップS103)、照合印影画像50と登録印影画像51とを重ね合わせた重複画像52を生成する(ステップS104)。つづいて、相違検出部7が一致部分53および不一致部分54の切り出しをおこなう(ステップS105)。
その後、判定部8は、一致部分53および不一致部分54から一致率を算出し、一致率と所定値との比較をおこなう(ステップS106)。一致率が所定値未満の場合は(ステップS106,No)、判定部8は、照合印影画像50と登録印影画像51とが不一致であると判定し、出力部10を介して判定結果をディスプレイ15に表示して(ステップS107)、処理を終了する。
一方、一致率が所定値以上である場合(ステップS106,Yes)、一致箇所除去部8bは、重複画像52から一致部分53を除去して不一致画像55を作成し、マスクパターン処理部9に出力する(ステップS108)。さらに、マスクパターン処理部9は、不一致画像55に対してマスク66を設定し、マスク66内の不一致画素を計数し(ステップS109)、相違割合を算出して判定部8に出力する(ステップS110)。
判定部8は、相違割合が所定の値以上であれば(ステップS111,Yes)、照合印影画像50と登録印影画像51とが不一致であると判定し、出力部10を介して判定結果をディスプレイ15に表示して(ステップS107)、処理を終了する。
一方、相違割合が所定の値未満であれば(ステップS111,No)、マスクパターン処理部9は、不一致画像55の全ての範囲に対して相違割合の算出が終了したか否かを判定し(ステップS112)、相違割合の算出が終了していない場合(ステップS112,No)、マスク66の位置を移動させて(ステップS113)、不一致画素を計数する(ステップS109)。
これに対して、不一致画像55の全ての範囲に対して相違割合の算出が終了したならば(ステップS112,Yes)、判定部8は、照合印影画像50と登録印影画像51とが一致すると判定し、出力部10を介して判定結果をディスプレイ15に表示して(ステップS114)、処理を終了する。
このように、照合印影画像50および登録印影画像51から不一致画像55を作成し、不一致画像55に対してマスクパターン処理を実行することで、照合印影画像50と登録印影画像51との局所的な相違を検出して照合印影画像50と登録印影画像51とが一致するか否かを正確に判定することができる。
ところで、図5に示した処理フローでは、相違割合が所定値以上であることを一度でも検出した場合に印影が不一致であると判定しているが、例えば相違割合が所定値以上であることの検出回数が、予め設定した回数を越えた場合に不一致であると判定するように構成しても良い。
図6に相違割合が所定値以上になる回数を計数し、その計数結果に基づいて印鑑照合を行う場合の処理動作を示す。同図に示すように、入力部3がスキャナ2で読み取った印鑑の印影画像を取り込んだならば(ステップS201)、前処理部4は入力された印影画像の印影領域の切出し処理を行い、生成した照合印影画像50を重ね合わせ処理部5に出力する(ステップS202)。
その後、重ね合わせ処理部5は、入力された照合印影画像50に対応する登録印影画像51を選択し(ステップS203)、照合印影画像50と登録印影画像51とを重ね合わせた重複画像52を生成する(ステップS204)。つづいて、相違検出部7が一致部分53および不一致部分54の切り出しをおこなう(ステップS205)。
その後、判定部8は、一致部分53および不一致部分54から一致率を算出し、一致率と所定値との比較をおこなう(ステップS206)。一致率が所定値未満の場合は(ステップS206,No)、判定部8は、照合印影画像50と登録印影画像51とが不一致であると判定し、出力部10を介して判定結果をディスプレイ15に表示して(ステップS207)、処理を終了する。
一方、一致率が所定値以上である場合(ステップS206,Yes)、一致箇所除去部8bは、重複画像52から一致部分53を除去して不一致画像55を作成し、マスクパターン処理部9に出力する(ステップS208)。さらに、マスクパターン処理部9は、不一致画像55に対してマスク66を設定し、マスク66内の不一致画素を計数し(ステップS209)、相違割合を算出して判定部8に出力する(ステップS210)。
判定部8は、相違割合が所定の値以上であれば、相違割合が所定の値以上となった回数を確認する(ステップS212)。相違割合が所定の値以上となった回数がn回に達したならば(ステップS212,Yes)、判定部8は、照合印影画像50と登録印影画像51とが不一致であると判定し、出力部10を介して判定結果をディスプレイ15に表示して(ステップS207)、処理を終了する。
一方、相違割合が所定の値未満である場合(ステップS211,No)もしくは相違割合が所定の値以上となった回数がn回未満である場合(ステップS212,No)、マスクパターン処理部9は、不一致画像55の全ての範囲に対して相違割合の算出が終了したか否かを判定する(ステップS213)。相違割合の算出が終了していない場合(ステップS213,No)、マスクパターン処理部9は、マスク66の位置を移動させて(ステップS214)、不一致画素を計数する(ステップS209)。
これに対して、不一致画像55の全ての範囲に対して相違割合の算出が終了したならば(ステップS213,Yes)、判定部8は、照合印影画像50と登録印影画像51とが一致すると判定し、出力部10を介して判定結果をディスプレイ15に表示して(ステップS215)、処理を終了する。
上述してきたように、本実施例1にかかる印鑑照合装置1では、照合印影画像50および登録印影画像51から不一致画像55を作成し、不一致画像55に対してマスクパターン処理を実行することで、照合印影画像50と登録印影画像51との局所的な相違を検出している。そのため、照合印影画像50と登録印影画像51との全体的な一致率が高い場合であっても、局所的な相違を高い精度で検出することができ、印影の照合精度を向上することができる。
つぎに、本発明の実施例2について説明する。この実施例2では、照合印影画像と登録印影画像との相違を検出する場合に、照合印影画像の登録印影画像に対する相違と、登録印影画像の照合印影画像に対する相違とを識別して全体の一致・不一致を判定するように構成している。
図7は、本発明の実施例2にかかる印鑑照合装置20の概要構成を説明する概要構成図である。同図に示すように、印鑑照合装置20では、相違検出部21は、一致箇所検出部21a、照合印不一致箇所検出部21bおよび登録印不一致箇所検出部21cを有する。また、マスクパターン処理部23は、マスク内照合印不一致箇所検出部23a、マスク内登録印不一致箇所検出部23bおよび比率割合算出部23cを有する。その他の構成および動作は、実施例1に示した印鑑照合装置1と同様であるので同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
まず、相違検出部21による処理を説明する。図8は、相違検出部21による処理を説明する説明図である。重ね合わせ処理部5が照合印影画像と登録印影画像とを重ね合わせた重複画像60を出力した場合に、一致箇所検出部21aは、照合印影画像と登録印影画像とが一致する部分である一致部分61を切出す処理をおこなう。
一方、照合印不一致箇所検出部21bは、重複画像60から、照合印影画像が登録印影画像に対して相違する部分である照合印不一致部分62を切り出す処理をおこなう。また、照合印不一致箇所検出部21cは、重複画像60から、登録印影画像が照合印影画像に対して相違する部分である登録印不一致部分63を切り出す処理をおこなう。
マスクパターン処理部23は、不一致画像に対してマスクパターン処理を行う場合に、マスク内に含まれる照合印不一致部分62の画素数と登録印不一致部分63の画素数との比較を行う。図9は、マスク内に含まれる照合印不一致部分62および登録印不一致部分63の具体例を示す図である。
マスク内照合印不一致箇所検出部23aは、マスク64に含まれる照合印不一致部分62の画素数を計数し、照合印不一致画素数62aとして出力する。また、マスク内登録印不一致箇所検出部23bは、マスク64に含まれる照合印不一致部分63の画素数を計数し、登録印不一致画素数63aとして出力する。
一方、比率割合算出部23cは、照合印不一致画素数62aと登録印不一致画素数63aとの差分の絶対値を算出し、さらに算出した差分の絶対値を照合印不一致画素数62aと登録印不一致画素数63aとの和で除した値を比率割合として算出する。
この比率割合の分母(照合印不一致画素数62aと登録印不一致画素数63aとの和)は、マスク64の内部に存在する不一致部分の総量であり、不一致部分が大きいほど大きい値をとる。また、比率割合の分子(照合印不一致画素数62aと登録印不一致画素数63aとの差分の絶対値)は、照合印不一致画素数62aが登録印不一致画素数63aに近いほど小さい値を取る。
したがって、比率割合は、照合印不一致部分62と登録印不一致画素数63のいずれかに不一致部分が集中するほど大きい値をとることとなり、不一致の偏りを示す指標となる。
この比率割合を利用して、マスク内に存在する相違が、照合印影画像のずれやかすれ、汚れなどに由来する相違であるか、照合印影画像と登録印影画像との形状の差に由来する相違であるかを峻別することができる。
たとえば、照合印影画像の形状が登録印影画像の形状と異なる場合、照合印影画像の登録印影画像に対する相違と、登録印影画像と照合印影画像に対する相違とがそれぞれ発生する。その結果、比率割合の値は小さくなる。
一方、照合印影画像にずれやかすれ、汚れなどが生じた場合、照合印影画像の登録印影画像に対する相違と、登録印影画像と照合印影画像に対する相違とのいずれか一方が特徴的に発生する。その結果、比率割合は比較的大きい値をとることとなる。
したがって、照合陰影画像および録印影画像から比率割合の値を算出し、この値をもとに印影全体の一致・不一致を判定することで、印影のかすれや汚れなどによる相違と印影の形状差による相違とを峻別し、局所的な形状の相違を検出して照合をおこなうことができる。
つぎに、印鑑照合装置20の処理動作を説明する。図10は、印鑑照合装置20の処理動作を説明するフローチャートである。同図に示すように、入力部3がスキャナ2で読み取った印鑑の印影画像を取り込んだならば(ステップS301)、前処理部4は入力された印影画像の印影領域の切出し処理を行い、生成した照合印影画像を重ね合わせ処理部5に出力する(ステップS302)。
その後、重ね合わせ処理部5は、入力された照合印影画像に対応する登録印影画像を選択し(ステップS303)、照合印影画像と登録印影画像とを重ね合わせた重複画像60を生成する(ステップS304)。つづいて、相違検出部21が一致部分61、照合印不一致部分62および登録印不一致部分63の切り出しをおこなう(ステップS305)。
その後、判定部8は、一致部分61、照合印不一致部分62および登録印不一致部分63から一致率を算出し、一致率と所定値との比較をおこなう(ステップS306)。一致率が所定値未満の場合(ステップS306,No)、判定部8は、照合印影画像と登録印影画像とが不一致であると判定し、出力部14を介して判定結果をディスプレイ15に表示して(ステップS307)、処理を終了する。
一方、一致率が所定値以上である場合(ステップS306,Yes)、一致箇所除去部8bは、重複画像60から一致部分61を除去して不一致画像を作成し、マスクパターン処理部23に出力する(ステップS308)。さらに、マスクパターン処理部23は、不一致画像に対してマスク64を設定し、マスク64内の照合印不一致画素数62aを計数する(ステップS309)とともに、マスク64内の登録印不一致画素数63aを計数する(ステップS310)。
その後、比率割合算出部23cは、照合印不一致画素数62aおよび登録印不一致画素数63aから比率割合を算出して判定部8に出力する(ステップS311)。
判定部8は、比率割合が所定の値以下であれば(ステップS312,Yes)、照合印影画像と登録印影画像とが不一致であると判定し、出力部14を介して判定結果をディスプレイ15に表示して(ステップS307)、処理を終了する。
一方、比率割合が所定の値に比して大きければ(ステップS312,No)、マスクパターン処理部23は、不一致画像の全ての範囲に対して比率割合の算出が終了したか否かを判定し(ステップS313)、比率割合の算出が終了していない場合(ステップS313,No)、マスクの位置を移動させて(ステップS314)、照合印不一致画素数62aを計数する(ステップS309)。
これに対して、不一致画像の全ての範囲に対して比率割合の算出が終了したならば(ステップS313,Yes)、判定部8は、照合印影画像と登録印影画像とが一致すると判定し、出力部14を介して判定結果をディスプレイ15に表示して(ステップS315)、処理を終了する。
上述してきたように、本実施例2にかかる印鑑照合装置20では、照合印影画像と登録印影画像とを重ね合わせた重複画像から、照合印影画像の登録印影画像に対する相違と、登録印影画像の照合印影画像に対する相違とを検出し、マスクパターン処理時に不一致の偏りを示す指標である比率割合を利用することで、照合印影画像と登録印影画像との局所的な形状の相違を検出している。
そのため、照合印影画像にずれやかすれ、汚れなどがある場合であっても、かすれなどによる相違と形状の差による装置とを峻別し、印影の照合精度を向上することができる。
なお、本実施例2では、マスクパターン処理において比率割合が所定値以下であることを一度でも検出した場合に印影が不一致であると判定しているが、実施例1に示した相違割合の場合と同様に、比率割合が所定値以下であることの検出回数が、予め設定した回数を越えた場合に不一致であると判定するように構成しても良いことは言うまでもない。
また、実施例1および実施例2では、マスクパターン処理を行う場合に、マスク位置のそれぞれについて相違割合もしくは比率割合の値と所定値との比較を行い、相違割合の値が所定値以上となった場合、もしくは比率割合が所定以下となる場合には処理を終了していたが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば不一致画像全体に対してマスクパターン処理を実行し、相違割合の最大値もしくは比率割合の最小値と所定値とを比較する構成としてもよい。
さらに、実施例1に示した相違割合と、実施例2に示した比率割合は、必ずしも単独で用いる必要は無く、相違割合と比率割合とを共に使用して照合を行う構成としてもよいことは言うまでもない。
つぎに、本発明の実施例3について説明する。上述した実施例1および実施例2では、マスクパターン処理によって照合印影画像と登録印影画像との局所的な相違を検出したが、本実施例3では、平滑化処理を利用して局所的な相違を検出する印鑑照合装置について説明する。
図11は、本発明の実施例3にかかる印鑑照合装置70の概要構成を説明する説明図である。同図に示すように、印鑑照合装置70は、判定部71の内部に一致率算出部71a、一致箇所除去部71bに加えて平滑化処理部71cを有し、マスクパターン処理部を有さない。その他の構成および動作は、実施例1に示した印鑑照合装置1と同様であるので同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
この印鑑照合装置70による照合処理の概念について、図12を参照して説明する。印鑑照合装置70は、まず、図12に示すように照合印影画像80と登録印影画像81とを重ね合わせて重複画像82を作成する。重複画像82は、一致部分83と不一致部部分84とを有するので、重複画像82から一致部分83を除去することで、不一致画像85を得ることができる。
さらに、不一致画像85に対して平滑化処理を行うと、微細な相違が除去されて比較的大きな不一致部分(平滑化不一致部分86)が残ることとなる。したがって、この平滑化処理後の平滑化不一致部分86のサイズ(面積)を求め、平滑化不一致部分86のサイズを所定の値と比較することで、照合印影画像80と登録印影画像81との局所的な相違に基づいた照合をおこなうことができる。
つぎに、印鑑照合装置70の処理動作を説明する。図13は、印鑑照合装置70の処理動作を説明するフローチャートである。同図に示すように、入力部3がスキャナ2で読み取った印鑑の印影画像を取り込んだならば(ステップS401)、前処理部4は入力された印影画像の印影領域の切出し処理を行い、生成した照合印影画像80を重ね合わせ処理部5に出力する(ステップS402)。
その後、重ね合わせ処理部5は、入力された照合印影画像80に対応する登録印影画像81を選択し(ステップS403)、照合印影画像80と登録印影画像81とを重ね合わせた重複画像82を生成する(ステップS404)。つづいて、相違検出部7は、重複画像82における一致部分83および不一致部分84の切り出しをおこなう(ステップS405)。
その後、判定部71は、一致部分83および不一致部分84から一致率を算出し、一致率と所定値との比較をおこなう(ステップS406)。一致率が所定値未満の場合は(ステップS406,No)、判定部71は、照合印影画像80と登録印影画像81とが不一致であると判定し、出力部14を介して判定結果をディスプレイ15に表示して(ステップS407)、処理を終了する。
一方、一致率が所定値以上である場合(ステップS406,Yes)、一致箇所除去部71bは、重複画像82から一致部分83を除去して不一致画像85を作成する(ステップS408)。平滑化処理部71cは、この不一致画像85に対して平滑化処理をおこない、平滑化不一致部分86を作成する(ステップS409)。その後、判定部71は、平滑化不一致部分86のサイズを算出し(ステップS410)、算出したサイズの値を所定の値と比較する(ステップS411)。
平滑化不一致部分86のサイズが所定の値以上であれば(ステップS411,Yes)、判定部21は、照合印影画像80と登録印影画像81とが不一致であると判定し、出力部14を介して判定結果をディスプレイ15に表示して(ステップS407)、処理を終了する。
一方、平滑化不一致部分86のサイズが所定の値未満であれば(ステップS411,No)、判定部21は、照合印影画像80と登録印影画像81とが一致すると判定し、出力部14を介して判定結果をディスプレイ15に表示して(ステップS412)、処理を終了する。
なお、平滑処理によって複数の平滑化不一致部分が得られた場合、それぞれの平滑化不一致部分のサイズを算出し、算出したサイズの最大値と所定の値とを比較するようにしてもよいし、平滑化不一致部分のサイズの合計値と所定の値とを比較する構成であっても良い。
上述してきたように、本実施例3にかかる印鑑照合装置70では、照合印影画像80および登録印影画像81から不一致画像85を作成し、不一致画像85に対して平滑化処理を実行することで、照合印影画像80と登録印影画像81との局所的な相違を検出している。
そのため、照合印影画像80と登録印影画像81との全体的な一致率が高い場合や、微細な相違が多い場合であっても、局所的な相違を高い精度で検出することができ、印影の照合精度を向上することができる。また、画像全体に対する処理によって局所的な相違を検出できるので、装置の構成を簡易化し、処理負荷を軽減することができる。
なお、上述した実施例1,2および3では、照合結果として「一致」「不一致」のいずれかを出力するように構成したが、本発明の利用はこれに限定されるものではなく、たとえば照合印影画像と登録印影画像との照合結果を「照合率」としてパーセンテージなどによって表示してもよい。
さらに、パーセンテージによって照合結果を出力する場合、例えば画像全体の照合率を一次処理として作成し、その後、上述した局所的な相違を求める処理を行って、一次処理の結果得られた照合率を修正する構成としてもよい。
一次処理の例としては、たとえば重ね合わせ処理によって得られた重複画像全体の画素数をもって、重複画像における一致画素数を除算すれば良い。具体的には、重複画像全体の画素数が5496画素であり、そのうち照合印影画像と登録印影画像とが一致した画素数が4376画素であった場合、一次処理による照合率は「4376÷5496」より「79.6%」となる。この一次処理による照合率「79.6%」に対し、局所的な相違の比率を用いて修正を行うことで、簡易かつ正確に印鑑の照合をおこなうことができる。
以上のように、本発明に係る印鑑照合装置、印鑑照合方法および印鑑照合プログラムは、高い照合精度が要求される印鑑の照合に適している。
(付記1)照合対象となる印影を照合印影画像として入力し、予め登録しておいた登録印影画像と前記照合印影画像とを重ね合わせた重複画像を作成し、該重複画像に基づいて照合を行う印鑑照合装置であって、
前記重複画像における前記照合印影画像と前記登録印影画像との相違部分を検出する相違部分検出手段と、
前記相違部分の局所的な特徴を示す特徴量を算出する特徴量算出手段と、
前記特徴量算出手段が算出した特徴量に基づいて前記照合印影画像と前記登録印影画像とが一致するか否かを判定する判定手段と、
を備えたことを特徴とする印鑑照合装置。
(付記2)前記特徴量算出手段は、前記重複画像を複数の領域に分割し、各領域における前記相違部分の画素数を算出し、前記画素数を前記領域に含まれる全画素数で除算した相違割合を順次算出し、該算出した相違割合を前記特徴量とすることを特徴とする付記1に記載の印鑑照合装置。
(付記3)前記相違部分検出手段は、前記照合印影画像が前記登録印影画像に対して相違する部分である第1の相違箇所と、前記登録印影画像が前記照合印影画像に対して相違する部分である第2の相違箇所と、をそれぞれ検出し、前記相違算出手段は、前記重複画像を複数の領域に分割し、各領域における第1の相違箇所の画素数を示す第1の相違画素数と、第2の相違箇所の画素数を示す第2の相違画素数とを算出し、前記第1の相違画素数と前記第2の相違画素数との差分の絶対値を前記第1の相違画素数と前記第2の相違画素数との加算値で除算した相違比率を順次算出し、前記相違比率を前記特徴量とすることを特徴とする付記1に記載の印鑑照合装置。
(付記4)前記特徴量算出手段は、前記相違部分から所定以上の面積を有する相違形状を抽出し、該相違形状の面積値を前記特徴量として出力することを特徴とする付記1に記載の印鑑照合装置。
(付記5)前記相違部分検出手段は、前記照合印影画像と前記登録印影画像とが重なる一致部分をさらに検出し、前記特徴量算出手段は前記一致部分の画素数を示す一致画素数を算出し、前記判定手段は前記一致画素数が閾値以下である場合には前記照合印影画像と前記登録印影画像とが一致しないと判定することを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の印鑑照合装置。
(付記6)前記照合印影画像全体と前記登録印影画像全体との一致率を全体一致率として算出する全体一致率算出手段をさらに備え、前記判定手段は、前記特徴量算出手段が算出した特徴量と前記全体一致率とに基づいて前記照合印影画像と前記登録印影画像とが一致するか否かを判定することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の印鑑照合装置。
(付記7)照合対象となる印影を照合印影画像として入力し、予め登録しておいた登録印影画像と前記照合印影画像とを重ね合わせた重複画像を作成し、該重複画像に基づいて照合を行う印鑑照合方法であって、
前記重複画像における前記照合印影画像と前記登録印影画像との相違部分を検出する相違部分検出工程と、
前記相違部分の局所的な特徴を示す特徴量を算出する特徴量算出工程と、
前記特徴量算出工程が算出した特徴量に基づいて前記照合印影画像と前記登録印影画像とが一致するか否かを判定する判定工程と、
を含んだことを特徴とする印鑑照合方法。
(付記8)前記特徴量算出工程は、前記重複画像を複数の領域に分割し、各領域における前記相違部分の画素数を算出し、前記画素数を前記領域に含まれる全画素数で除算した相違割合を順次算出し、該算出した相違割合を前記特徴量とすることを特徴とする付記7に記載の印鑑照合方法。
(付記9)前記相違部分検出工程は、前記照合印影画像が前記登録印影画像に対して相違する部分である第1の相違箇所と、前記登録印影画像が前記照合印影画像に対して相違する部分である第2の相違箇所と、をそれぞれ検出し、前記相違算出工程は、前記重複画像を複数の領域に分割し、各領域における第1の相違箇所の画素数を示す第1の相違画素数と、第2の相違箇所の画素数を示す第2の相違画素数とを算出し、前記第1の相違画素数と前記第2の相違画素数との差分の絶対値を前記第1の相違画素数と前記第2の相違画素数との加算値で除算した相違比率を順次算出し、前記相違比率を前記特徴量とすることを特徴とする付記7に記載の印鑑照合方法。
(付記10)前記特徴量算出工程は、前記相違部分から所定以上の面積を有する相違形状を抽出し、該相違形状の面積値を前記特徴量として出力することを特徴とする付記7に記載の印鑑照合方法。
(付記11)前記照合印影画像全体と前記登録印影画像全体との一致率を全体一致率として算出する全体一致率算出工程をさらに含み、前記判定工程は、前記特徴量算出工程が算出した特徴量と前記全体一致率とに基づいて前記照合印影画像と前記登録印影画像とが一致するか否かを判定することを特徴とする付記7〜10のいずれか一つに記載の印鑑照合方法。
(付記12)照合対象となる印影を照合印影画像として入力し、予め登録しておいた登録印影画像と前記照合印影画像とを重ね合わせた重複画像を作成し、該重複画像に基づいて照合を行う印鑑照合方法をコンピュータに実行させる印鑑照合プログラムであって、
前記重複画像における前記照合印影画像と前記登録印影画像との相違部分を検出する相違部分検出手順と、
前記相違部分の局所的な特徴を示す特徴量を算出する特徴量算出手順と、
前記特徴量算出手順が算出した特徴量に基づいて前記照合印影画像と前記登録印影画像とが一致するか否かを判定する判定手順と、
を含んだことを特徴とする印鑑照合プログラム。
(付記13)前記特徴量算出手順は、前記重複画像を複数の領域に分割し、各領域における前記相違部分の画素数を算出し、前記画素数を前記領域に含まれる全画素数で除算した相違割合を順次算出し、該算出した相違割合を前記特徴量とすることを特徴とする付記12に記載の印鑑照合プログラム。
(付記14)
前記相違部分検出手順は、前記照合印影画像が前記登録印影画像に対して相違する部分である第1の相違箇所と、前記登録印影画像が前記照合印影画像に対して相違する部分である第2の相違箇所と、をそれぞれ検出し、前記相違算出手順は、前記重複画像を複数の領域に分割し、各領域における第1の相違箇所の画素数を示す第1の相違画素数と、第2の相違箇所の画素数を示す第2の相違画素数とを算出し、前記第1の相違画素数と前記第2の相違画素数との差分の絶対値を前記第1の相違画素数と前記第2の相違画素数との加算値で除算した相違比率を順次算出し、前記相違比率を前記特徴量とすることを特徴とする付記12に記載の印鑑照合プログラム。
(付記15)前記特徴量算出手順は、前記相違部分から所定以上の面積を有する相違形状を抽出し、該相違形状の面積値を前記特徴量として出力することを特徴とする付記12に記載の印鑑照合プログラム。
(付記16)前記照合印影画像全体と前記登録印影画像全体との一致率を全体一致率として算出する全体一致率算出手順をさらに含み、前記判定手順は、前記特徴量算出手順が算出した特徴量と前記全体一致率とに基づいて前記照合印影画像と前記登録印影画像とが一致するか否かを判定することを特徴とする付記12〜15のいずれか一つに記載の印鑑照合プログラム。
本実施例1にかかる印鑑照合装置の概要構成を示す概要構成図である。 印鑑照合に使用する画像の具体例を説明する図である。 図1に示したマスク内不一致箇所検出部の処理を説明する説明図である。 図1に示した相違割合算出部の処理を説明する説明図である。 図1に示した印鑑照合装置の処理動作を説明するフローチャートである。 相違割合が所定値以上になる回数を計数し、その計数結果に基づいて印鑑照合を行う場合の処理動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施例2にかかる印鑑照合装置の概要構成を説明する概要構成図である。 図7に示した相違検出部による処理を説明する説明図である。 マスク内に含まれる照合印不一致部分および登録印不一致部分の具体例を示す図である。 図7に示した印鑑照合装置20の処理動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施例3にかかる印鑑照合装置70の概要構成を説明する説明図である。 平滑化を用いた照合処理の概念について説明する説明図である。 図11に示した印鑑照合装置の処理動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1,20,70 印鑑照合装置
2 スキャナ
3 入力部
4 前処理部
5 重ね合わせ処理部
6 登録画像記憶部
7,21 相違検出部
7a,21a 一致箇所検出部
7b 不一致箇所検出部
8,71 判定部
8a,71a 一致率算出部
8b,71b 一致箇所除去部
9,23 マスクパターン処理部
9a マスク内不一致箇所検出部
9b 相違割合算出部
10,14 出力部
15 ディスプレイ
21b 照合印不一致箇所検出部
21c 登録印不一致箇所検出部
23a マスク内照合印不一致箇所検出部
23b マスク内登録印不一致箇所検出部
23c 比率割合算出部
50,80 照合印影画像
51,81 登録印影画像
52,60,82 重複画像
53,61,83 一致部分
54,84 不一致部分
55,85 不一致画像
62 照合印不一致部分
62a 照合印不一致画素数
63 登録印不一致部分
63a 登録印不一致画素数
64,66 マスク
67 不一致画素
71c 平滑化処理部
86 平滑化不一致部分

Claims (5)

  1. 照合対象となる印影を照合印影画像として入力し、予め登録しておいた登録印影画像と前記照合印影画像とを重ね合わせた重複画像を作成し、該重複画像に基づいて照合を行う印鑑照合装置であって、
    前記重複画像における前記照合印影画像と前記登録印影画像との相違部分を検出する相違部分検出手段と、
    前記相違部分の局所的な特徴を示す特徴量を算出する特徴量算出手段と、
    前記特徴量算出手段が算出した特徴量に基づいて前記照合印影画像と前記登録印影画像とが一致するか否かを判定する判定手段と、
    を備えたことを特徴とする印鑑照合装置。
  2. 前記特徴量算出手段は、前記重複画像を複数の領域に分割し、各領域における前記相違部分の画素数を算出し、前記画素数を前記領域に含まれる全画素数で除算した相違割合を順次算出し、該算出した相違割合を前記特徴量とすることを特徴とする請求項1に記載の印鑑照合装置。
  3. 前記特徴量算出手段は、前記相違部分から所定以上の面積を有する相違形状を抽出し、該相違形状の面積値を前記特徴量として出力することを特徴とする請求項1に記載の印鑑照合装置。
  4. 照合対象となる印影を照合印影画像として入力し、予め登録しておいた登録印影画像と前記照合印影画像とを重ね合わせた重複画像を作成し、該重複画像に基づいて照合を行う印鑑照合方法であって、
    前記重複画像における前記照合印影画像と前記登録印影画像との相違部分を検出する相違部分検出工程と、
    前記相違部分の局所的な特徴を示す特徴量を算出する特徴量算出工程と、
    前記特徴量算出工程が算出した特徴量に基づいて前記照合印影画像と前記登録印影画像とが一致するか否かを判定する判定工程と、
    を含んだことを特徴とする印鑑照合方法。
  5. 照合対象となる印影を照合印影画像として入力し、予め登録しておいた登録印影画像と前記照合印影画像とを重ね合わせた重複画像を作成し、該重複画像に基づいて照合を行う印鑑照合方法をコンピュータに実行させる印鑑照合プログラムであって、
    前記重複画像における前記照合印影画像と前記登録印影画像との相違部分を検出する相違部分検出手順と、
    前記相違部分の局所的な特徴を示す特徴量を算出する特徴量算出手順と、
    前記特徴量算出手順が算出した特徴量に基づいて前記照合印影画像と前記登録印影画像とが一致するか否かを判定する判定手順と、
    を含んだことを特徴とする印鑑照合プログラム。
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