JP2005158309A - カードコネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】 大きさの異なる複数の種類のカードを同一のカードコネクタに挿入して使用する際に、カードに特別な細工を加えること無く、好適に利用でき、小さいカードを受けるカード受け部材が、大きなカードの挿入時に下方に変位して大きなカードの挿入を可能にする。
【解決手段】 挿入されるカードを収容するカード収容部と、前記カード収容部に配置された複数個のコンタクトを有するカードコネクタにおいて、前記カード収容部に挿入される第1のカードを受ける弾性変位可能なカード受け部材と、前記カード収容部に挿入される第2のカードを受ける前記カード受け部材に形成されたカード受け部と、を有するカード挿入切換機構が備えられたことを特徴とする。
【選択図】 図3
【解決手段】 挿入されるカードを収容するカード収容部と、前記カード収容部に配置された複数個のコンタクトを有するカードコネクタにおいて、前記カード収容部に挿入される第1のカードを受ける弾性変位可能なカード受け部材と、前記カード収容部に挿入される第2のカードを受ける前記カード受け部材に形成されたカード受け部と、を有するカード挿入切換機構が備えられたことを特徴とする。
【選択図】 図3
Description
本発明は、大小の大きさの異なる複数種類の小型のメモリカードを使用できるカードコネクタに関するものである。
近年、携帯電話機、電話機、PDA(personal digital assistance)、ゲーム機、ノートパソコン、携帯型オーディオ、テレビ、ビデオ、デジタルカメラ、情報端末機器等の電子機器においては、CPUやメモリ用のICチップと呼ばれるIC部品が組込まれたICカードやPCカード、MMC(SD)カード、SMカード等の利用が非常に増大し、ICカードやPCカード、MMC(SD)カードやSMカード等の小型のメモリカードを挿入するカードコネクタが広く求められている。特に、カードコネクタとして、コネクタ全体の形状を薄くして小型化を図り、カードの挿入と抜き出しに必要な十分な強度を有し、挿入されたカードを容易に放出することができ、大小の大きさの異なる複数の種類のカードを利用できるカードコネクタが求められている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、従来のカードコネクタにおいては、ICカードやPCカードまたはMMC(SD)カードやSMカード等のカードを挿入して用いる際に、厚さや幅等の大小の大きさの異なるカードを同一のカードコネクタにおいて使用する場合があるので、カードに何等かの細工を施すことが必要である。さらに、従来のこのようなカードコネクタにおいては、各カードの寸法に合致したカード挿入口がカード装着部の開口として形成されている。この場合には、使用機器の小型化と内部プリント基板の実装スペースが制限されること等の理由によって、1つのカードコネクタで大小の大きさの異なるカードの装着が要求されるようになってきている。
従来におけるこのようなカードコネクタにおいては、大きいカードの挿入の妨げにならないように、カード受け部の厚みが制限されている。そのため、厚みの薄い小さいカードを挿入した場合に、小さいカードはカード受け部を乗り越してしまい、カードが適切な位置に止まらず、保持されない等の問題が発生する。
これを改善するために、大きいカードの挿入時には、カード受け部が上下に変位してカードの挿入の妨げにならないようにし、小さいカードの挿入時には、カード受け部のカード当接部が張り出してカードの乗り越えを防止して、カードが適切な位置で保持されるようにしている。
しかしながら、このような従来における手段では、カードが全体的に長さや幅や、厚み等の大小の大きさが異なるために、カードに合わせたコンタクトを設定すると、大きいカードの挿入時にコンタクトの変位が大きくなり、大きいカードを挿入、抜き出す時に、これらコンタクトによってカードに傷が付き、コンタクトの接触部が大きく削られて挿抜耐久性が減少する原因となり、さらにまた、コンタクトの座屈を防止するためにコンタクトの先端部に逃げを設けることによって実装高さが大きくなる等の問題点が見られる。
従って、本発明の目的は、このような従来における問題点を解決するために、厚さや幅や長さ等の大小の大きさの異なる複数の種類のカードを同一のカードコネクタに挿入して使用する際に、カードに特別な細工を加えること無く、好適に利用でき、小さいカードを受けるカード受け部材が、大きなカードの挿入時に下方に変位してカードの挿入を可能にすることができるカードコネクタを提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明のカードコネクタは、挿入されるカードを収容するカード収容部と、前記カード収容部に配置された複数個のコンタクトを有するカードコネクタにおいて、前記カード収容部に挿入される第1のカードを受ける弾性変位可能なカード受け部材と、前記カード収容部に挿入される第2のカードを受ける前記カード受け部材に形成されたカード受け部と、を有するカード挿入切換機構が備えられたことを特徴とする。
本発明のカードコネクタによれば、大きさの異なった第1、第2のカードにそれぞれ対応して変位するカード受け部材を有するカード挿入切換機構を設けて、コネクタ本体内へのカードの挿入時に、小さいカードの第2のカードをカード受け部材で受け、あるいはまたカード受け部材が下方に変位されることによって、大きなカードの第1のカードが上を通過するように構成され、1つのカードコネクタによって、大小の大きさの異なる第1および第2のカードの挿入を可能とするように切換えることができ、大きさの異なる複数の種類の、これら第1、第2のカードを、カード自体に何等の細工を施さずに、かつ何等の支障も無く共通して使用することができ、しかも、カードコネクタ自体を偏平で薄形のハウジング形状に製作することができて、携帯電話機やカラオケ用マイクのような情報端末機器や各種の電子機器等に好適に使用することが可能である。
本発明のカードコネクタは、挿入されるカードを収容するカード収容部と、前記カード収容部に配置された複数個のコンタクトを有するカードコネクタにおいて、前記カード収容部に挿入される第1のカードを受ける弾性変位可能なカード受け部材と、前記カード収容部に挿入される第2のカードを受ける前記カード受け部材に形成されたカード受け部と、を有するカード挿入切換機構が備えられ、カード挿入切換機構のカード受け部材によってコネクタ本体内への大小の第1、第2のカードの挿入が切換えることができるように構成されている。
本発明のその他の目的や特徴および利点は、添付図面に示される本発明の実施形態についての以下の詳細な説明から明らかである。
図1乃至図13は、本発明のカードコネクタの一実施例を示す図で、図1は、本発明のカードコネクタをカード挿入口側から見た全体の斜視図、図2は、その平面図で、図3は、図1の本発明のカードコネクタを、カバー部材を取外して示す図1と同様な斜視図、図4は、図3の本発明のカードコネクタのカバー部材を取外して示す平面図で、図5は、カード受け部材がフリー状態の時の斜視図、図6は、カード受け部材が下方に変位された状態で示す図5と同様な斜視図である。また、図7乃至図9は、小さなカードを用いる時の図で、図10乃至図13は、大きなカードを用いる時の図である。
図1乃至図6に示されるように、本発明のカードコネクタ1は、後述するように、小さなカードAと、大きなカードBとを共通して使用することができるもので、本発明において使用されるこれら小さなカードAと大きなカードBとを、以下に、単に、「小カードA」、「大カードB」と言うものとする。なお、本発明においては、第1のカードが、大カードBであり、第2のカードが小カードAである。
図1乃至図6に示されるように、本発明におけるカードコネクタ1は、コネクタ本体2と、カバー部材3と、複数個のコンタクト4と、カード受け部材8を有するカード挿入切換機構5と、イジェクタ機構6とを有している。
本発明のカードコネクタ1は、コネクタ本体2とカバー部材3とを組み合わせて偏平な薄いハウジング形状のケースとして形成され、小カードAと大カードBとが挿入されて装着されるカード装着部7が内部に設けられている。
このような本発明のカードコネクタ1は、例えば情報端末機器等に装着して用いられるように構成されている。
また、本発明のカードコネクタ1において、カード装着部7の一方の側は開放されていて、カード挿入口10が形成されており、さらに、小カードAと大カードBとを挿入して使用できるように、このカード挿入口10に続くカード装着部7の一方の側壁11側に段付きの段差部14が形成されている。このような段差部14は、小カードAと大カードBの案内路を形成するように上部段差部15と下部段差部16とから成り、2段階の階段状に形成されている。上部段差部15は、第1のカードである大カードBのための上案内路を形成している。下部段差部16は、第2のカードである小カードAのための下案内路を形成している。
従って、後述するように、第2のカードである小カードAの場合には、幅の狭い下部段差部16が用いられて、これら下部段差部16のところに、第2のカードの小カードAが挿入されて挟み込まれた状態に位置されるようになる。このとき、第2のカードの小カードAの斜めに切欠かれた角部aが、後述のカード挿入切換機構5のカード受け部材8のカード受け部9に当接するようになる。
また、第1のカードである大カードBの場合には、幅の大きな上部段差部15の上に、第1のカードの大カードBが挿入されて位置されるようになり、第1のカードの大カードBの挿入によって、カード挿入切換機構5のカード受け部材8の上に、第1のカードの大カードBが位置される。カード挿入切換機構5のカード受け部材8が下方に変位されて、この変位されたカード受け部材8の上に、第1のカードの大カードBが載るようになる。従って、カード挿入口10と、これに続くカード装着部7は、下方の下部段差部16が、第2のカードの小カードA用として使用され、上方の上部段差部15が、第1のカードの大カードB用として使用されるように、カード挿入口10の一方の側の部分が段差の付けられた段付き形状に形成されている。
このように、第1のカードの大カードBの場合に、幅の大きな上部段差部15が用いられて、この上部段差部15の上に、第1のカードの大カードBの一方の側の部分が位置されて、大カードBが、カード挿入切換機構5のカード受け部材8の上に載置されてカード受け部材8が下方に変位された状態に置かれるようになる。従って、この段差部14の外側の端の部分には、側壁11が配設されていて、大カードBの一方の側面が案内されるようになっている。
このように、第2のカードの小カードAと、第1のカードの大カードBの挿入を切換えるカード挿入切換機構5は、カード受け部材8を有している。このカード受け部材8は、図6に明示されるように、カード挿入側の端部17が、コネクタ本体2上を滑動する、イジェクタ機構6のイジェクタ部材21に固着されて支持されており、他方の内側の端部19が自由端部として弾性変位可能に形成されていて片持ち支持されている。このようなカード挿入切換機構5のカード受け部材8の自由端部19は、段差部14の上方に突出するような状態に、アーム部18が上方に斜めに延びるように取付けられている。
従って、このカード挿入切換機構5のカード受け部材8の上に、第1のカードである大カードBが載ってカード受け部材8が下方に弾性変位されるように、カード受け部材8が形成されている。さらに、カード受け部材8の自由端部19側は、先端部分がほぼ凹状に折り曲げられた形状に形成されていて、カード係合部としてのカード受け部9が設けられている。このように形成されたカード受け部材8を有するカード挿入切換機構5によって、大きさの異なる大小の第1、第2のカードの挿入を切換作動することで、第2のカードである小カードAと、第1のカードである大カードBとの挿入が規制されて切換えられ、大きさの異なる複数の種類のカードの使用が、本発明におけるような1つのカードコネクタ1において可能となる。
まず、本発明のカードコネクタ1のカード挿入切換機構5におけるカード受け部材8は、先端の自由端部19側において、横方向に延び、そして下方に折り曲げられ、さらにまた水平方向に延び、そして上方に折り曲げられていて、図示のような屈曲した凹状の形状に形成されており、先端にカード係合部としてのカード受け部9が設けられている。このようなカード受け部材8は、金属板材料から、例えば打ち抜きのようなプレス加工によって形成されて弾性変位可能な条片部材として作られている。従って、カード受け部材8は、端部17において固着されており、自由端部19が上下方向に変位可能に弾性支持されていて、カード受け部材8のアーム部18や自由端部19に、上方から押圧力が作用されると、アーム部18が下方に変位されて自由端部19側が下方に下がるようになる。このようなカード受け部材8のアーム部18と自由端部19とが、下方に下がって変位した状態が、図6に示される状態であり、アーム部18と自由端部19とが上方に上がったフリーの状態が図5に示される状態である。従って、カード受け部材8は、常時は、図5に示されるフリー状態にある。
また、本発明のカードコネクタ1において、コネクタ本体2は、カード装着部7の他方の側が端壁13によって閉鎖されており、この端壁13に沿って複数個のコンタクト4が整列して設けられている。これらコンタクト4は、外部の他の情報端末機器や装置等の端子と接続するための端子が延出するように端子部4Cが折り曲げて設けられている。さらにまた、第2のカードの小カードAや、第1のカードの大カードBのために、コンタクト4には、コネクタ本体2のほぼ中央に、上方に向かって半円形状に形成された接触部4Aが形成されており、コネクタ本体2の端壁13に沿ってコンタクト4が図示されるように、間隔を置いてほぼ平行に整列して取付けられている。
従って、これらコンタクト4は、コネクタ本体2上に、端壁13に沿った部分において個々に独立して固着されて片持ち支持されており、接触部4Aが、挿入された第2のカードの小カードAや、第1のカードの大カードBのパッド部とそれぞれ良好に弾性接触できるようになっている。
さらにまた、コネクタ本体2の一方の側壁11側に設けられたイジェクタ機構6は、イジェクタ部材21と、コイルスプリングのようなばね部材22とを有しており、イジェクタ部材21がばね部材22によって弾性附勢されていてコネクタ本体2上を滑動できるように設けられている。すなわち、図示されるように、ばね部材22の一端がカード挿入口10側においてコネクタ本体2に係止され、他端がイジェクタ部材21に係止されており、イジェクタ部材21をカード挿入口10に向かって弾性附勢している。
このような本発明のカードコネクタ1において、コネクタ本体2は、適宜な合成樹脂材料などの絶縁材料によって成形して作られ、金属板材料で作られたカバー部材3と組合せられて偏平なケースとして形成されている。
本発明のカードコネクタ1においては、小カードAまたは大カードBは、カードコネクタ1のカード挿入口10から挿入されて内部のカード装着部7に装着され、挿入された小カードAまたは大カードBの下面の先端部に配列された接触パッド等のパッド部と接続されるように、コンタクト4が所要の位置に、所要の高さをもって整列して配置されている。
なお、本実施例において、本発明のカードコネクタ1に用いられているカードA、Bは、例えば第2のカードである小カードAとして「マルチメディア(登録商標)カード(MMC)」が使用され、第1のカードである大カードBとして「スマートメディア(登録商標)カード(SM)」が使用できるように適用されている。しかしながら、本発明は何等このようなカードだけの使用にのみ制限されるものではなく、これらメモリスティックカード等の外に、ICカードや、SIMカード等の他の同様なメモリカードでも良好に適用できることは勿論である。
このような本発明のカードコネクタ1において、コネクタ本体2の側壁11に沿って設けられたイジェクタ機構6は、図示されるように、挿入された小カードAや、大カードBの排出を行うことができるように構成されている。
カードを排出するためのこのようなイジェクタ機構6は、上記したように、コネクタ本体2の一方の側壁11に沿って滑動可能に設けられたスライダとしてのイジェクタ部材21と、このイジェクタ部材21によって押圧されて弾性変形されるコイルスプリングのようなばね部材22とを有している。すなわち、図示されるように、ばね部材22の一端がカード挿入口10側においてコネクタ本体2に係止され、他端がイジェクタ部材21に係止されており、イジェクタ部材21をカード挿入口10に向かって滑動可能に弾性附勢している。
さらに、イジェクタ部材21の内側中間部分には、横方向に突出するほぼ三角形状の突起部23が設けられており、この突起部23に小カードAの切欠かれた角部aが係合するカード受け部材8のカード受け部9を収容できる窪み部24が設けられると共に、カード受け部9と協働して第2のカードの小カードAの角部aを受ける係合部25が形成されている。
従って、第2のカードの小カードAの挿入時には、小カードAの切欠かれた斜めの角部aがカード受け部材8のカード受け部9に係合すると共に、係合部25にも当接して一緒に係合するようになる。これによって、本発明のカードコネクタ1のカード挿入口10に第2のカードの小カードAが挿入される時に、小カードAの角部aがカード受け部材8のカード受け部9に係合して、続いてのさらなる小カードAの挿入によって、ばね受け部材8と共にイジェクタ部材21が押されて所定の位置にまで奥の方に動かされ、小カードAのパッド部がコンタクト4の接触部4Aと接触されるようになる。この接触状態において小カードAが固定保持されるように適宜なロック機構が設けられるのが好適である。
また、挿入された小カードAを取り出すためには、ロック機構を解除すれば、イジェクタ機構6のばね部材22によって弾性附勢されたイジェクタ部材21が、カード挿入口10の方に向かって滑動されるために、カード受け部材8を介して小カードAが良好に排出されるようになる。
このように構成された本発明のカードコネクタ1において、大きさの異なる小カードAと大カードBとを実際に使用する場合に就いて次に説明する。
図7乃至図9は、本発明のカードコネクタに、第2のカードの小カードを使用する場合を示す図で、図7は、本発明のカードコネクタに小カードを挿入した時の、カバー部材を取り外して示す平面図で、カード受け部材の部分を一部拡大して示す図、図8は、その側面図で、カード受け部材の部分を一部拡大して示す図、図9は、図7の小カード挿入時のカード受け部材側からの斜視図で、カード受け部材の部分を一部拡大して示す図である。
先ず、小カードAを使用する場合には、図7乃至図9に示されるように、本発明のカードコネクタ1のカード挿入口10から小カードAが挿入される。
このような第2のカードの小カードAは、図示のように長さが短く、幅も小さい等の外形寸法が小さなカードである。この第2のカードの小カードAの場合に、幅は、本発明のカードコネクタ1のカード挿入口10の下部段差部16における正常の幅にほぼ等しいか僅かに小さい幅をなしている。
従って、第2のカードの小カードAが、図示されるようにカードコネクタ1のカード挿入口10からカードコネクタ1内に挿入される時に、カード挿入口10の下部段差部16から小カードAを挿入することができ、小カードAが良好に挿入されるので、小カードAは、カード挿入口10の下部段差部16に保持されるようになる。
この場合に、挿入された小カードAは、角部aが、まず、カード受け部材8のカード受け部9に当接されるようになる。これによって、小カードAの切欠かれた斜めの角部aが、カード挿入切換機構5のカード受け部材8のカード受け部9に係合すると共に、イジェクタ機構6のイジェクタ部材21の係合部25にも当接して一緒に係合するようになる。従って、第2のカードの小カードAの角部aが、カード受け部材8のカード受け部9に係合し、続いて、さらに、小カードAを挿入することによって、カード挿入切換機構5のばね受け部材8と一緒にイジェクタ機構6のイジェクタ部材21が、小カードAによって押されて所定の位置にまで奥の方に動かされ、小カードAのパッド部がコンタクト4の接触部4Aと接触されるようになる。この接触状態において、小カードAが適宜なロック機構によって好適に固定保持されるようになる。
従って、第2のカードの小カードAは、この状態において、先端部のパッド部がコンタクト4の接触部4Aと接触されて接続されている。このような状態において、小カードAは、本発明のカードコネクタ1内に良好に装着されており、必要に応じて自由に抜き出すことができる。また、このように、本発明のカードコネクタ1内にしっかりと挿入された小カードAは、コンタクト4の接触部4Aが接触することによって、小カードAとコンタクト4との接触が行なわれるようになる。このようにして小カードAを挿入して装着して、所期の目的となる使用が可能となる。
続いて、この第2のカードの小カードAを取り出すには、そのまま小カードAの端部をもって引き抜けば良く、これによって小カードAをカードコネクタ1から好適に抜き出すことができるようになる。あるいはまた、ロック機構を解除することによって、イジェクタ機構6のイジェクタ部材21により小カードAを排出するようにすることもできる。
次に、本発明のカードコネクタ1に、第1のカードの大カードBを使用する場合に就いて説明する。
図10乃至図13は、本発明のカードコネクタに、第1のカードの大カードを使用する場合を示す図で、図10は、本発明のカードコネクタに大カードを挿入した時の、カバー部材を取外して示す平面図、図11はその時の斜視図で、カード受け部材の一部分を拡大して示す図、図12は図11に続いてさらに大カードを挿入した時の、カバー部材を取外して示す平面図で、図13はその時の斜視図で、カード受け部材の一部分を拡大して示す図である。
図10乃至図13は、本発明のカードコネクタに、第1のカードの大カードを使用する場合を示す図で、図10は、本発明のカードコネクタに大カードを挿入した時の、カバー部材を取外して示す平面図、図11はその時の斜視図で、カード受け部材の一部分を拡大して示す図、図12は図11に続いてさらに大カードを挿入した時の、カバー部材を取外して示す平面図で、図13はその時の斜視図で、カード受け部材の一部分を拡大して示す図である。
本発明のカードコネクタ1において、第1のカードの大カードBを使用する場合には、図10乃至図13に示されるように、本発明のカードコネクタ1のカード挿入口14から第1のカードである大カードBが挿入される。
この第1のカードの大カードBは、図示のように長さが長く、かつ幅も大きい等の外形寸法が大きなカードである。この第1カードの大カードBの場合には、幅は、本発明のカードコネクタ1のカード挿入口10の上部段差部15の幅に適合する大きさである。
従って、第1カードの大カードBをカード挿入口10からカードコネクタ1の中に挿入すれば、先ず、第1のカードの大カードBが上部段差部15の上を側壁11に沿って挿入されて、カード挿入切換機構5のカード受け部材8のアーム部18の上に載るようになるので、カード受け部材8のアーム部18を下方に押し下げるようになる。このために、カード受け部材8は下方に弾性変位されるようになり、図6に示される状態になって、第1のカードの大カードBがその上を通過するようになり、カードコネクタ1内に大カードBが挿入されるようになる。さらに、大カードBを中に挿入して行けば、大カードBの先端部がイジェクタ部材21の突部26に当たるので、これによってイジェクタ部材21が押されて中に移動されるようになる。
所定の位置にまで、第1のカードの大カードBが挿入されると、大カードBのパッド部がコンタクト4の接触部4Aに接触されて所期の接続が得られる。従って、この状態において適宜なロック機構によってイジェクタ部材21をロックして固定保持することが出来る。
このようにして第1のカードの大カードBを挿入して装着して、所期の目的となる使用が可能となる。続いて、大カードBを取り出すためには、ロック機構のロックを解除すれば、大カードBは、イジェクト部材21がばね部材22によって引っ張られるために、これによって大カードBがカードコネクタ1から好適に排出されるようになる。
このように、本発明のカードコネクタ1においては、カード挿入切換機構5のカード受け部材8によって、1つのカードコネクタ1によって大きさの異なる第2のカードの小カードAと第1のカードの大カードBとの挿入を切換えることで、共通して使用することができ、カード自体に何等、特別な細工を施さずに、かつ何の支障も無く、1つのカードコネクタ1を大きさの異なる複数の種類のカードに共通して使用することができる。
また、本発明によれば、カードコネクタ1自体を偏平で薄形のハウジング形状のケースとして製作することができ、携帯電話機やゲーム機、ノートパソコン、携帯型オーディオ、テレビ、ビデオ、デジタルカメラ、カラオケ用マイク等のような情報端末機器や各種の電子機器に好適に使用することが可能である。
さらに、本発明のカードコネクタ1においては、可動部分が、カード挿入切換機構5のカード受け部材8と、イジェクタ機構6のイジェクタ部材21だけなので、少ない部材数で済み、しかもシンプルな構造に形成できて、小型化が可能であり、各部材の取換えが容易である等の効果が得られる。
このように、本発明のカードコネクタ1においては、1つのカードコネクタ1によって大きさの異なる複数の種類の、第2のカードの小カードAと第1のカードの大カードBとを、カード自体に何等の特別なことを施さずに、かつ何の支障も無く共通して使用することができる。また、本発明によれば、カードコネクタ1自体を偏平で薄形のハウジング形状のコネクタ本体2とカバー部材2とによって製作することができて、低背化して薄形に製作することが可能であり、携帯電話機やゲーム機、ノートパソコン、携帯型オーディオ、テレビ、ビデオ、デジタルカメラ、カラオケ用マイク等のような情報端末機器や各種の電子機器等に好適に使用することが可能である。
本発明のカードコネクタは、携帯電話機やゲーム機、ノートパソコン、携帯型オーディオ、テレビ、ビデオ、デジタルカメラ、カラオケ用マイク等のような情報端末機器や各種の電子機器等に好適に使用することが可能である。
1 カードコネクタ
2 コネクタ本体
3 カバー部材
4 コンタクト
5 カード挿入切換機構
6 イジェクタ機構
7 カード装着部
8 カード受け部材
9 カード受け部
10 カード挿入口
11 側壁
12 側壁
13 端壁
14 段差部
15 上部段差部
16 下部段差部
17 端部
18 アーム部
19 自由端部
21 イジェクタ部材
22 ばね部材
24 窪み部
25 係合部
26 突部
2 コネクタ本体
3 カバー部材
4 コンタクト
5 カード挿入切換機構
6 イジェクタ機構
7 カード装着部
8 カード受け部材
9 カード受け部
10 カード挿入口
11 側壁
12 側壁
13 端壁
14 段差部
15 上部段差部
16 下部段差部
17 端部
18 アーム部
19 自由端部
21 イジェクタ部材
22 ばね部材
24 窪み部
25 係合部
26 突部
Claims (4)
- 挿入されるカードを収容するカード収容部と、
前記カード収容部に配置された複数個のコンタクトを有するカードコネクタにおいて、
前記カード収容部に挿入される第1のカードを受ける弾性変位可能なカード受け部材と、
前記カード収容部に挿入される第2のカードを受ける前記カード受け部材に形成されたカード受け部と、
を有するカード挿入切換機構が備えられたことを特徴とするカードコネクタ。 - 前記第1のカードは、前記第2のカードより大きいカードであり、前記第1のカードがカード収容部に挿入されると前記カード受け部材が下方に弾性変位するカード挿入切換機構とからなることを特徴とする請求項1記載のカードコネクタ。
- 前記カード受け部は、前記カード受け部材の固定された端部から延びるアーム部の先端の弾性変位可能な自由端部が折り曲げられて形成されていることを特徴とする請求項1記載のカードコネクタ。
- 挿入されるカードを収容するカード収容部と、
前記カード収容部に配置された複数個のコンタクトを有するカードコネクタにおいて、
前記カード収容部に挿入される第1のカードを受ける弾性変位可能なカード受け部材と、
前記カード収容部に挿入される第2のカードを受ける前記カード受け部材に形成されたカード受け部を有するカード挿入切換機構と、
前記挿入されるカードを排出するためのイジェクタ機構と、
前記イジェクタ機構に前記カード挿入切換機構が設けられたことを特徴とするカードコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003391488A JP2005158309A (ja) | 2003-11-20 | 2003-11-20 | カードコネクタ |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003391488A Pending JP2005158309A (ja) | 2003-11-20 | 2003-11-20 | カードコネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005158309A (ja) |
-
2003
- 2003-11-20 JP JP2003391488A patent/JP2005158309A/ja active Pending
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