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JP2005153726A - エアバッグ及びエアバッグ装置 - Google Patents

エアバッグ及びエアバッグ装置 Download PDF

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JP2005153726A
JP2005153726A JP2003395822A JP2003395822A JP2005153726A JP 2005153726 A JP2005153726 A JP 2005153726A JP 2003395822 A JP2003395822 A JP 2003395822A JP 2003395822 A JP2003395822 A JP 2003395822A JP 2005153726 A JP2005153726 A JP 2005153726A
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Hiroaki Fujii
弘昭 藤居
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Takata Corp
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Abstract

【課題】乗員がエアバッグ装置に近い状態で存在していても、極めて十分に衝撃吸収することができるエアバッグ及びエアバッグ装置を提供する。
【解決手段】エアバッグ10のリヤパネル12rには、常開型の第1のベントホール16と、エアバッグ10が非正規形状に膨張したときに該エアバッグ10の内外を連通する膨張形状応動型の第2のベントホール18とが設けられている。正規形状に膨張したときには、ベントホール18は閉とされ、ベントホール16のみからガスが流出する。膨張初期の段階で乗員がエアバッグ10に突っ込んできてエアバッグ10が非正規形状に膨張した場合には、第2のベントホール18が開放状態となり、第1及び第2のベントホール16,18の双方からガスが流出する。
【選択図】図7

Description

本発明は、車両等の高速移動体に設置されるエアバッグ及びエアバッグ装置に関するものである。詳しくは、膨張したエアバッグ内からガスを流出させるベントホールの構成を改良したエアバッグ及びエアバッグ装置に関する。
自動車の運転席用エアバッグ等のエアバッグは、車両衝突時等にインフレータからのガスによって膨張して乗員を受け止める。このエアバッグにはベントホールが設けられており、乗員を受承したエアバッグ内のガスが該ベントホールから流出することにより、乗員に加えられる衝撃が吸収される。
特開平9−142239号公報には、膨張初期段階においてこのベントホールをテザーベルトによって閉鎖しておき、エアバッグの膨張を迅速化させ、エアバッグがある程度以上膨張した後にベントホールが開放するよう構成したエアバッグが記載されている。
特開平9−142239号公報
上記特開平9−142239号公報では、エアバッグに乗員が近接しているときには、ベントホールが閉じた状態のエアバッグが乗員を受承することになり、衝撃吸収特性に劣る。
本発明は、乗員がエアバッグ装置に近い状態で存在していても極めて十分に乗員を保護することができるエアバッグ及びエアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明(請求項1)のエアバッグは、ベントホールを有するエアバッグにおいて、エアバッグが正規形状に膨張するときには閉又は小開度とされ、エアバッグが非正規形状に膨張するときには開又は大開度とされる膨張形状応動型のベントホールを備えたことを特徴とするものである。
請求項2のエアバッグは、請求項1において、エアバッグの膨張形状に関わりなくエアバッグ内外を連通する常開型のベントホールをさらに備えたことを特徴とするものである。
請求項3のエアバッグは、請求項1又は2において、該膨張形状応動型のベントホールに、エアバッグが非正規形状に膨張したときに閉鎖を解除するか又は大開度とする蓋部材が設けられていることを特徴とするものである。
請求項4のエアバッグは、請求項3において、該蓋部材に、エアバッグ内外を連通する、前記膨張形状応動型のベントホールよりも小開口面積の小ベントホールが設けられていることを特徴とするものである。
請求項5のエアバッグは、請求項3又は4において、該蓋部材は、エアバッグが所定以上に横方向に膨張したときに閉鎖を解除するか又は大開度とするものであることを特徴とするものである。
請求項6のエアバッグは、請求項5において、該蓋部材は、一端側が該膨張形状応動型のベントホールを覆うと共に該ベントホール近傍に結合解除可能に結合されると共に、他端側がエアバッグの中央側に結合されており、該エアバッグが所定以上に横方向に膨張したときに該ベントホール近傍と該蓋部材との結合が解除されて該膨張形状応動型のベントホールが開放又は大開度とされることを特徴とするものである。
本発明(請求項7)のエアバッグ装置は、かかる本発明のエアバッグと、これを膨張させるためのインフレータとを備えてなるものである。
本発明のエアバッグ及びエアバッグ装置にあっては、乗員がエアバッグ装置に近接している状態においてエアバッグが膨張を開始すると、エアバッグの膨張の比較的早い段階でエアバッグが乗員を受承し、エアバッグ内のガス圧が上昇し、エアバッグが側方に正規膨張時よりも速やかに展開する。このようにエアバッグが非正規形状に膨張した場合、膨張形状応動型ベントホールが開又は大開度とされ、ベントホールを介したエアバッグ内からのガス流出量が増大する。この結果、エアバッグに近接した乗員に対しても衝撃を極めて十分に吸収することが可能となる。また、エアバッグが乗員を車両後方に押圧する力が軽減される。
本発明では、エアバッグの膨張形状に関わりなくエアバッグ内外を連通する常開型のベントホールをさらに備えてもよい。このように構成したエアバッグにあっては、正規形状膨張時には専らもしくは主として常開型ベントホールからガスが流出する。非正規形状膨張時には、常開型ベントホール及び膨張形状応動型ベントホールの双方から、ガスが速やかに流出する。
本発明の一態様では、膨張形状応動型のベントホールに、エアバッグが非正規形状に膨張したときに閉鎖を解除するか又は大開度とする蓋部材が設けられている。この蓋部材の開放動作により膨張形状応動型ベントホールからのガス流出量が増大する。
この蓋部材に、エアバッグ内外を連通する、前記膨張形状応動型のベントホールよりも小開口面積の小ベントホールを設けてもよい。この場合、エアバッグが正規形状に膨張するときには、該小ベントホールを介してエアバッグ内のガスが流出する。非正規形状膨張時には、蓋部材が閉鎖解除又は大開度とした膨張形状応動型ベントホールを介してガスが速やかに流出する。
この蓋部材は、エアバッグが所定以上に横方向に膨張したときに閉鎖を解除するか又は大開度とするものであることが望ましい。なお、横方向とは、エアバッグの基端側と乗員とを結ぶ方向と交叉する方向(例えば、乗員から見て上、下、左又は右方向)である。このように構成することにより、エアバッグが非正規形状に膨張する場合に膨張形状応動型ベントホールが開放又は大開度となる。
この場合、蓋部材は、一端側が該膨張形状応動型のベントホールを覆うと共に該ベントホール近傍に結合解除可能に結合されると共に、他端側がエアバッグの中央側に結合されており、該エアバッグが所定以上に横方向に膨張したときに該ベントホール近傍と該蓋部材との結合が解除されて該膨張形状応動型のベントホールが開放又は大開度とされるよう構成されていることが好適である。この構成は、比較的簡易であり、また非正規形状膨張時には膨張形状応動型ベントホールが確実に開放又は大開度とされる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
[第1の形態の構成]
第1図は本発明の実施の形態に係るエアバッグのリヤパネル側の平面図、第2図は第1図のII−II線に沿う断面斜視図、第3図はこのエアバッグが正規形状に膨張する途中(第1段階)の状態を示す第1図のIII−III線に沿う断面図、第4図はエアバッグが正規形状に膨張する途中(第2段階)の状態を示す第3図と同様部分の断面図、第5図はエアバッグが正規形状に膨張したときの全体断面図、第6図はエアバッグが非正規形状に膨張するときの部分断面図、第7図はエアバッグが非正規形状に膨張したときの全体断面図である。
この実施の形態では、エアバッグ10は、自動車の運転席用エアバッグである。
このエアバッグ10は、それぞれ略円形の布製のフロントパネル12fとリヤパネル12rとの周縁部同士を糸12sで縫着してなるバッグ本体12と、該フロントパネル12fの中央附近とリヤパネル12rの中央附近とをつなぐ第1のテザーベルト14と、該リヤパネル12rに設けられており、エアバッグ10の膨張形状に関わらず常時エアバッグ10の内外を連通する常開型ベントホール(以下、「第1のベントホール」と称することがある。)16と、エアバッグ10が正規形状に膨張するときには閉状態とされ、非正規形状に膨張するときには開状態とされて該エアバッグ10の内外を連通する膨張形状応動型ベントホール(以下、「第2のベントホール」と称することがある。)18と、エアバッグ10が正規形状に膨張するときには該膨張形状応動型ベントホール18を閉鎖し、非正規形状に膨張するときには該膨張形状応動型ベントホール18を開放する蓋部材20とを有している。
この実施の形態では、第2図に示すように、該フロントパネル12fとリヤパネル12rとの中央附近の上部同士及び下部同士(上下方向は第1図における上下方向。以下、同様。)をそれぞれつなぐように上下1対(計2本)の第1のテザーベルト14,14が設けられている。第1のベントホール16は、第1図に示すように、該リヤパネル12rの上部の左半側と右半側とに1個ずつ、計2個設けられている。また、第2のベントホール18は、該リヤパネル12rの上部の左右方向中間附近(第1のベントホール16,16同士の間)と、該リヤパネル12rの下部の左右方向中間附近とに1個ずつ、計2個設けられている。各第2のベントホール18にそれぞれ蓋部材20が設けられている。
フロントパネル12fの中央附近には補強布22が取り付けられている。符号22sは、この補強布22の周縁部を該フロントパネル12fに縫着した糸を示している。この補強布22の上縁部と下縁部からは、それぞれ、テザーベルト接続用の耳状片24が突設されており、第1のテザーベルト14の先端側がこの耳状片24に対し糸26により縫着されている。
リヤパネル12rの中央附近にはインフレータ係合用開口28が設けられ、該開口28の周縁に環状の補強布30が糸30sにより縫着されている。また、この開口28の周囲には、補強布30及びリヤパネル12rの双方を貫通するように挿通孔32が設けられている。この挿通孔32は開口28の周囲に等間隔で設けられている。
各第1のテザーベルト14の基端側は、該補強布30の上縁部又は下縁部と一続きとなっている。
各蓋部材20は、第2図に示すように、この実施の形態では帯状のものであり、一端側がリヤパネル12rの各第2のベントホール18の周縁部に糸34によって縫着され、途中部分が各第1のテザーベルト14の前記他端側近傍に位置するように該リヤパネル12rの中央附近に糸36によって縫着され、他端側が各第1のテザーベルト14の前記先端側と共に糸26により補強布22の耳状片24に縫着されている。
各蓋部材20の該一端側はリヤパネル12r側に折り返されており、この折り返し部分が第2のベントホール18を閉鎖する蓋部20aを構成している。この蓋部20aが第2のベントホール18を覆うようにリヤパネル12rに当てがわれ、糸34により該第2のベントホール18の周縁部に縫着されている。この糸34による蓋部20aの縫着は、該第2のベントホール18の周縁部の全周にわたって形成されている。
この帯状の蓋部材20のうち、該他端側(糸26)と途中部分(糸36)との間の部分は、フロントパネル12fの中央附近とリヤパネル12rの中央附近とをつなぐ第2のテザーベルト38を構成し、該途中部分(糸36)と蓋部20aとの間の部分は、リヤパネル12rの中央附近と第2のベントホール18の周縁部とをつなぐ第3のテザーベルト40を構成している。
ピンと張った状態の該第2のテザーベルト38の長さは、ピンと張った状態の第1のテザーベルト14の長さよりも小さいものとなっている。このため、エアバッグ10が膨張した場合には、フロントパネル12fがリヤパネル12rから離隔しつつ乗員側へ膨らみ出すのに伴い、まずこの第2のテザーベルト38が第1のテザーベルト14に先立って該フロントパネル12fとリヤパネル12rとの間でピンと張った状態となる。
また、ピンと張った状態の第3のテザーベルト40の長さは、リヤパネル12rを平らに広げた状態における該リヤパネル12rの中央附近(糸36の縫い付け箇所)から第2のベントホール18の周縁部までの距離よりも小さいものとなっている。このため、エアバッグ10が膨張した場合、リヤパネル12rは、その中央附近と第2のベントホール18の周縁部との間の部分における側方(放射方向)への展開がこの第3のテザーベルト40によって規制される。
糸36によるこの蓋部材20の該途中部分のリヤパネル12rへの結合は、エアバッグ10が正規形状に膨張しようとした場合(エアバッグ10の膨張に伴ってフロントパネル12fがリヤパネル12rから離反しつつ乗員側へ膨らみ出し、両者の間で第2のテザーベルト38が第1のテザーベルト40に先立ってピンと張った状態となっているときに、引き続き、該フロントパネル12fがリヤパネル12rから離反しつつ乗員側へ膨らみ出そうとした場合)において、該第2のテザーベルト38に生じる張力が所定値に達したときに破断するよう構成されている。
一方、糸26による蓋部材20及び第1のテザーベルト14の端部同士の耳状片24への結合は、この糸36による結合よりも強固なものとなっており、第2のテザーベルト38に生じる張力が該所定値を超えても破断しないよう構成されている。
糸34による第2のベントホール18の周縁部に対する蓋部20aの結合は、糸36による結合よりも脆弱なものとなっており、エアバッグ10が正規の形状よりも側方へ大きく広がった形状(非正規形状)に膨張しようとした場合(第3のテザーベルト40によってリヤパネル12rの側方への展開が規制された状態から、該リヤパネル12rをさらに側方へ大きく展開させるようにエアバッグ10が主として側方に向って膨張しようとした場合)において、リヤパネル12rの側方への展開を規制している第3のテザーベルト40に生じる張力が所定値に達したときには、この糸34による結合が糸36による結合に優先して破断するようになっている。この場合、該糸34による結合が破断することにより蓋部20aが第2のベントホール18の周縁部から剥離し、該第2のベントホール18が開放されるようになる。
この実施の形態では、これらの糸26,34,36は、いずれも同一の材質よりなり、太さや破断強度等の規格が同一の糸であるが、例えば、蓋部20aを第2のベントホール18の周縁部に縫着する糸34の縫目を1列のみ形成し、蓋部材20の途中部分をリヤパネル12rに縫着する糸36の縫目を2列形成し、蓋部材20の該他端側を耳状片24に縫着する糸26の縫目を3列形成することにより、各々の結合強度を異ならせている。なお、この場合、各糸26,34,36の縫目の本数は、(糸26の縫目の本数)>(糸36の縫目の本数)>(糸34の縫目の本数)であればよく、上記の本数に限定されるものではない。
このエアバッグ10は、自動車の運転席用エアバッグ装置に装備される。このエアバッグ装置は、該エアバッグ10を保持するリテーナ1と、該リテーナ1にエアバッグ10を固定する押えリング2と、該エアバッグ10に膨張用のガスを供給するためのインフレータ4等を備えている。
本実施の形態においては、押えリング2にスタッドボルト2aが設けられている。
リテーナ1には、インフレータ取付口1aが設けられている。また、このインフレータ取付口1aの周縁部分に前記スタッドボルト2aが挿通されるボルト孔1bが穿設されている。
インフレータ4には、インフレータ取付口1aの周縁部に重なるフランジ4aが設けられ、該フランジ4aには、スタッドボルト2aが挿通されるボルト孔4bが設けられている。
エアバッグ10は、インフレータ係合用開口28がリテーナ1のインフレータ取付口1aと同心状となるようにリテーナ1上に配置され、更にその上側から押えリング2が重ね合わされる。この際、スタッドボルト2aをエアバッグ10の挿通孔32、リテーナ1のボルト孔1b及びフランジ4aのボルト孔4bに挿通する。その後、このスタッドボルト2aにナット2bを締め込んで押えリング2をリテーナ1に固定し、該押えリング2とリテーナ1との間にエアバッグ10の開口28の縁部を挟持する。
このようにエアバッグ10及びインフレータ4をリテーナ1に取り付けた後、エアバッグ10を折り畳み、モジュールカバー(図示略)を被せ、該モジュールカバーをリテーナ1に固定することによりエアバッグ装置が完成する。
このエアバッグ装置は、自動車のステアリングホイール(第5図及び第7図においてはリム部Rのみ図示。)に設置される。
次に、このエアバッグ10を備えたエアバッグ装置の作動について説明する。
自動車の前方衝突が検知されると、インフレータ4がガス噴出作動する。このインフレータ4からのガスにより、エアバッグ10が膨張を開始し、前記モジュールカバーを押し開けつつ乗員の前方に膨らみ出す。
[インポジション時の作動]
第5図に示すように、車両衝突時に乗員が座席に対して正規の着座位置(姿勢)となるように着座している場合(以下、このような場合を「インポジション時」と称することがある。)には、このエアバッグ10の乗員対向面(フロントパネル12f)と乗員との間には十分なスペースが空いている。
この場合、エアバッグ10は、その膨張初期の段階において、まず、第3図に示すように、第1のテザーベルト14よりも短い第2のテザーベルト38が該第1のテザーベルト14に先立って該エアバッグ10のフロントパネル12fとリヤパネル12rとの間でピンと張った状態となるまで膨張する。この第3図の状態にあっては、該フロントパネル12fは、この第2のテザーベルト38によって引き留められて、エアバッグ10が正規形状にまで膨張した状態のときよりも手前(リヤパネル12r側)に位置している。
第3図にあっては、その中央附近と第2のベントホール18の周縁部との間で第3のテザーベルト40がピンと張った状態となるまで側方へ展開した状態となっている。リヤパネル12rは、糸24と糸36との間の部分に弛みが残った状態となっている。
乗員が正規位置に居るインポジション時においては、このエアバッグ10に乗員が突っ込んでくる前に、エアバッグ10は、第3図の状態からさらに乗員側へ膨張する。この際、第4図に示すように、糸36による該第2のテザーベルト38とリヤパネル12rとの結合が破断し、該第2のテザーベルト38による規制が解除されて該フロントパネル12fがさらに乗員側に膨らみ出す。該フロントパネル12fは、第1のテザーベルト14がピンと張った状態になるまでリヤパネル12rから離隔する。また、この糸36による結合の破断により、第3のテザーベルト40による規制が解除されてリヤパネル12rがさらに側方へ展開する。これにより、エアバッグ10は、第5図に示すように、大容量の正規形状にまで膨張する。この場合、蓋部材20を構成するテザーベルト38,40には弛みが存在しており、第2のベントホール18は蓋部20aによって閉鎖されたままとなっている。
このように膨張したエアバッグ10に対し正規の着座位置から乗員が突っ込んできた場合、常開型の第1のベントホール16からエアバッグ10の内部のガスが流出して該乗員に加えられる衝撃が吸収される。
[アウトオブポジション時の作動]
第7図に示すように、乗員がステアリングにもたれ掛るなどして正規の着座位置よりも前方に位置している場合(以下、このような場合を「アウトオブポジション時」と称することがある。)に自動車が前方に衝突した場合には、エアバッグ10が第3図の状態にまで膨張するよりも早い段階において乗員が膨張しつつあるエアバッグ10に突っ込んでくる。第6,7図はこのときの状態(非正規形状膨張状態)を示している。
この第6,7図に示す状態にあっては、テザーベルト14,38は弛んだ状態となっており、糸36による該第2のテザーベルト38とリヤパネル12rとの結合は解除されない。この場合、リヤパネル12rの中央附近と第2のベントホール18の周縁部との間で第3のテザーベルト40がピンと張った状態となり、該第3のテザーベルト40に所定値を超える張力が作用し、糸34による蓋部20aと該第2のベントホール18の周縁部との結合が破断する。
これにより、該第3のテザーベルト40による規制が解除されて該リヤパネル12rが側方に向って速やかに展開する。また、該蓋部20aが第3のテザーベルト40によってリヤパネル12rの中央側に引張られて第2のベントホール18の周縁部から引き剥がされ、該第2のベントホール18が開放される。
この結果、常開型の第1のベントホール16とこの第2のベントホール18との双方からエアバッグ10の内部のガスが速やかに流出するようになり、該乗員に加えられる衝撃を十分に吸収することができる。また、エアバッグ10が乗員を車両後方に向って押圧する力が軽減される。
[別態様の説明]
上記の実施の形態では、膨張形状応動型の第2のベントホール18は、エアバッグ10のリヤパネル12rの上部の左右方向中間附近(常開型の第1のベントホール16,16同士の間)と、該リヤパネル12rの下部の左右方向中間附近とにそれぞれ設けられているが、膨張形状応動型ベントホールの個数及び配置はこれに限定されるものではない。この膨張形状応動型ベントホールの他の構成例を第8図を参照して説明する。なお、第8図(a)〜(d)は、それぞれ、膨張形状応動型ベントホールの他の構成例を示すエアバッグのリヤパネル側の平面図である。
第8図(a)のエアバッグ10Aにおいては、膨張形状応動型の第2のベントホール18は、リヤパネル12rの上部の左右方向中間附近(常開型の第1のベントホール16,16同士の間)に1個だけ設けられている。
第8図(b)のエアバッグ10Bにおいては、膨張形状応動型の第2のベントホール18は、リヤパネル12rの左半側の上下方向中間附近と右半側の上下方向中間附近とにそれぞれ1個ずつ、計2個設けられている。
第8図(c)のエアバッグ10Cにおいては、膨張形状応動型の第2のベントホール18は、リヤパネル12rの上部の左右方向中間附近(常開型の第1のベントホール16,16同士の間)、左下部及び右下部にそれぞれ1個ずつ、計3個設けられている。
第8図(d)のエアバッグ10Dにおいては、膨張形状応動型の第2のベントホール18は、リヤパネル12rの上部の左右方向中間附近(常開型の第1のベントホール16,16同士の間)、下部の左右方向中間附近、左部の上下方向中間附近及び右部の上下方向中間附近にそれぞれ1個ずつ、計4個設けられている。
なお、第8図(a)〜(d)において、第1〜7図と同一符号は同一部分を示している。
これらのエアバッグ10A〜10Dも、正規形状に膨張するとき(インポジション時)には第2のベントホール18は閉鎖されたままとされ、第6,7図の如きアウトオブポジション時に膨張するときには蓋部20aが引き剥され、第2のベントホール18が開放する。
本発明においては、蓋部材20の一端側(蓋部20a)を第2のベントホール18の周縁部に縫着する糸34と、蓋部材20の他端側を耳状片24に縫着する糸26と、該蓋部材20の途中部分をリヤパネル12rの中央附近に縫着する糸36とは同一の材質よりなることが好ましい。これは、各糸26,34,36が同一の材質よりなれば、経時劣化等により各糸26,34,36の破断強度が低下しても、各々の相対的な破断強度の大小の序列は変化しないためである。
上記の実施の形態では、第9図(c)に示すように、糸26,34,36として、同一材料よりなり、太さや破断強度等の規格が同一となっている糸を用い、(糸26の縫目の本数)>(糸36の縫目の本数)>(糸34の縫目の本数)とすることにより、(糸26による結合強さ)>(糸36による結合強さ)>(糸34による結合強さ)となるよう構成しているが、これ以外にも、例えば、第9図(a)に示すように、糸26,34,36として、同一材料よりなるものであるが、(糸26の太さ)>(糸36の太さ)>(糸34の太さ)となる3種の糸を用いることにより、(糸26による結合強さ)>(糸36による結合強さ)>(糸34による結合強さ)となるよう構成してもよい。また、第9図(b)に示すように、糸26,34,36として、同一材料よりなり、太さや破断強度等の規格が同一となっている糸を用い、(糸26の縫い付けピッチ)>(糸36の縫い付けピッチ)>(糸34の縫い付けピッチ)となるように糸26,34,36をそれぞれ縫い付けることにより、(糸26による結合強さ)>(糸36による結合強さ)>(糸34による結合強さ)となるよう構成してもよい。
第10図は本発明の別の実施の形態に係るエアバッグのリヤパネル側の平面図、第11図はこのエアバッグが正規形状に膨張する途中(第1段階)の状態を示す第10図のXI−XI線に沿う断面図、第12図はエアバッグが正規形状に膨張する途中(第2段階)の状態を示す第11図と同様部分の断面図、第13図はエアバッグが非正規形状に膨張するときの第11図と同様部分の断面図である。
この実施の形態では、該リヤパネル12rには、エアバッグ10Eが正規形状に膨張するときには蓋部材20Aによって覆われており、エアバッグ10Eが非正規形状に膨張するときには全開状態とされる、膨張形状応動型ベントホール(以下、「大ベントホール」と称することがある。)18Aのみが設けられている。リヤパネル12rには常開型ベントホールは設けられていない。
この実施の形態では、第10図に示すように、該大ベントホール18Aは、リヤパネル12rの左斜め上部及び右斜め上部にそれぞれ1個ずつ、計2個設けられている。
蓋部材20Aは、蓋部20aに、エアバッグ10Eの膨張形状に関わらず常時エアバッグ10Eの内外を連結する、該大ベントホール18Aよりも小開口面積の小ベントホール16A(前述の第1〜7図の実施の形態における常開型の第1のベントホール16に相当するもの。)が設けられている他は、前記蓋部材20と同一の構成のものとなっている。
このエアバッグ10Eのその他の構成及びこのエアバッグ10Eを備えた運転席用エアバッグ装置の構成は前述の第1〜7図の実施の形態と同様となっており、第10〜13図において、第1〜7図と同一符号は同一部分を示している。
次に、このエアバッグ10Eを備えたエアバッグ装置の作動について説明する。
このエアバッグ10Eのインポジション時の膨張動作はエアバッグ10と同一である。第12図はこのインポジション時の膨張途中図であり、テザーベルト14がピンと張っている。エアバッグ10Eは、この後、リヤパネル12rの弛みが無くなるまで側方に膨張し、膨張完了状態となる。この膨張完了状態においても、蓋部材20Aの蓋部20aは大ベントホール18Aに被さったままであり、小ベントホール16Aのみによってエアバッグ10E内外が連通されている。
膨張したエアバッグ10Eに対しインポジションの乗員が突っ込んできた場合、常開型の小ベントホール16Aからエアバッグ10Eの内部のガスが流出して該乗員に加えられる衝撃が吸収される。
アウトオブポジション時において、エアバッグ10Eが第11図の状態となるよりも早い段階において乗員がこのエアバッグ10Eに突っ込んできた場合には、エアバッグ10Eは、それ以降、第13図の如く側方へ向って膨張するようになる。
この第13図にあっては、リヤパネル12rの中央附近と大ベントホール18Aの周縁部との間で第3のテザーベルト40Aがピンと張る。そして、糸34による蓋部20aと該大ベントホール18Aの周縁部との結合が破断し、該リヤパネル12rが側方に向って速やかに展開する。また、該蓋部20aが第3のテザーベルト40Aによってリヤパネル12rの中央側に引張られて大ベントホール18Aの周縁部から引き剥がされ、該大ベントホール18Aが全開状態となる。
このエアバッグ10Eにあっても、このように非正規形状に膨張した場合には小ベントホール16Aよりも大開口面積の大ベントホール18Aが全開状態となるため、この大ベントホール18Aからエアバッグ10Eの内部のガスが速やかに流出するようになり、該乗員に加えられる衝撃を十分に吸収することができる。また、車両後方への押圧力が軽減される。
なお、この実施の形態では、エアバッグ10Eのリヤパネル12rの左斜め上部及び右斜め上部にそれぞれ1個ずつ、計2個の円形の大ベントホール18Aが設けられているが、大ベントホール18Aの個数、配置及び形状等の構成はこれに限られるものではない。また、小ベントホール16Aの個数、配置及び形状等の構成も、図示以外のものとすることができる。
上記の実施の形態において、大ベントホール18A及び小ベントホール16Aの各々の開口面積はエアバッグの容積、インフレータ出力等に応じて適宜に選定されるものである。
上記の各実施の形態はいずれも本発明の一例を示すものであり、本発明は上記の各実施の形態に限定されるものではない。
実施の形態に係るエアバッグのリヤパネル側の平面図である。 図1のII−II線に沿う断面斜視図である。 図1のIII−III線に沿う断面図である。 図1のエアバッグが正規形状に膨張する途中の状態を示す図3と同様部分の断面図である。 図1のエアバッグが正規形状に膨張したときの全体断面図である。 図1のエアバッグが非正規形状に膨張したときの図3と同様部分の断面図である。 図1のエアバッグが非正規形状に膨張したときの全体断面図である。 膨張形状応動型ベントホールの他の構成例を示す図である。 糸の構成を示す図である。 別の実施の形態に係るエアバッグのリヤパネル側の平面図である。 図11のXI−XI線に沿う断面図である。 図10のエアバッグが正規形状に膨張する途中の状態を示す図11と同様部分の断面図である。 図10のエアバッグが非正規形状に膨張したときの図11と同様部分の断面図である。
符号の説明
1 リテーナ
2 押えリング
4 インフレータ
10,10A,10B,10C,10D,10E エアバッグ
12 エアバッグ本体
14 第1のテザーベルト
16 常開型(第1の)ベントホール
16A 小ベントホール
18 膨張形状応動型(第2の)ベントホール
18A 大ベントホール
20,20A 蓋部材
20a 蓋部
26,34,36 糸
38 第2のテザーベルト
40 第3のテザーベルト

Claims (7)

  1. ベントホールを有するエアバッグにおいて、
    エアバッグが正規形状に膨張するときには閉又は小開度とされ、エアバッグが非正規形状に膨張するときには開又は大開度とされる膨張形状応動型のベントホールを備えたことを特徴とするエアバッグ。
  2. 請求項1において、エアバッグの膨張形状に関わりなくエアバッグ内外を連通する常開型のベントホールをさらに備えたことを特徴とするエアバッグ。
  3. 請求項1又は2において、該膨張形状応動型のベントホールに、エアバッグが非正規形状に膨張したときに閉鎖を解除するか又は大開度とする蓋部材が設けられていることを特徴とするエアバッグ。
  4. 請求項3において、該蓋部材に、エアバッグ内外を連通する、前記膨張形状応動型のベントホールよりも小開口面積の小ベントホールが設けられていることを特徴とするエアバッグ。
  5. 請求項3又は4において、該蓋部材は、エアバッグが所定以上に横方向に膨張したときに閉鎖を解除するか又は大開度とするものであることを特徴とするエアバッグ。
  6. 請求項5において、該蓋部材は、一端側が該膨張形状応動型のベントホールを覆うと共に該ベントホール近傍に結合解除可能に結合されると共に、他端側がエアバッグの中央側に結合されており、該エアバッグが所定以上に横方向に膨張したときに該ベントホール近傍と該蓋部材との結合が解除されて該膨張形状応動型のベントホールが開放又は大開度とされることを特徴とするエアバッグ。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載のエアバッグと、該エアバッグを膨張させるためのインフレータとを備えてなるエアバッグ装置。
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