JP2005153477A - 孔版印刷装置・排版収納部材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 機密保持モードが設定されている場合には、制御手段は印刷が終了したら直ちに排版装置6を制御してその印刷に使用した使用済みのマスタ8bを印刷ドラム2から剥離排版する工程を実行する。使用済みのマスタ8bを剥離して排版ボックス28に収容しても、他の人が排版ボックス28から取り出せば既述のように容易に画像の読み取り又は再現ができる。これを防止するために、排版ボックス28の収容量の如何に拘わらず排版満杯の警告表示を行い、オペレータに排版ボックス28内の使用済みのマスタ8bの廃棄処理操作を促す。オペレータが廃棄処理をするまで警告表示は消えず、そのままの状態で次の操作には進めない。
【選択図】 図1
Description
通常、印刷終了後は使用済みとなったマスタを印刷ドラムに巻装したまま次の製版まで放置される。マスタを剥離して放置した場合、印刷ドラムのインキが空気に触れて組成が変化し画質を低下させるとの理由からである。
このため、前の印刷で使用したマスタが印刷ドラムの外周面に巻装されたままであるので、他の人がその印刷ドラムのままで追加印刷をすれば、同じ印刷物を得ることができることになる。
そこで、孔版印刷装置における機密保持のために、従来より幾つかの提案がなされてきた。それを以下に説明する。
特開昭59−198185号公報には、機密保持モードが設定された場合、機密原稿の画像情報が製版されたマスタを印刷終了後に印刷ドラムから剥離排版し、その後新しい未製版のマスタを印刷ドラムに巻装して放置する方式が記載されている。
特開2001−213039号公報には、機密保持モードが設定された場合、印刷終了後所定時間が経過するとマスタを印刷ドラムから剥離排版し、その後新しい未製版のマスタを印刷ドラムに巻装して放置する方式が記載されている。
特許第2716964号公報には、機密保持モードが設定された場合、印刷終了後は追加印刷ができないようにし、且つ、別原稿をセットして製版スタートキーで製版する場合のみ操作開始できるようにし、それ以外は電源スイッチをオフしても記憶していて追加印刷ができないようにした方式が記載されている。
特開2002−79735号公報には、鋭利な歯部を有する櫛歯状の排版搬送ロールや、鋭利なエッジ部を有する排版圧縮部材によって排版されたマスタに損傷を与え、読み取りを不能にする方式が記載されている。
これと類似のものに、排版時に排版されたマスタを細かく切断したり、溶剤で溶かしてしまう方式などがある。
特許第2716964号公報に記載の方式では、追加の印刷はできなくても、ドラムユニットを取り出してその外周面に用紙を押し当てれば容易に画像を再現することができるという問題があった。
また、これらのいずれにおいても排版装置に剥離収容された使用済みのマスタを取り出し、これを広げれば逆像(鏡像)ではあるが画像を見ることができ、取り出した使用済みのマスタを用紙に挟んで圧力を加えれば濃度が薄いながらも残留インキにより画像をある程度再現することができるという問題があった。
排版部に鋭利な回転体や揺動体を設ける方式では、安全性の上で問題があるとともに、使用済みのマスタが巻き付いたり絡みやすくなって排版搬送性を低下させる懸念があった。
シュレッダー様の切断機構を設ける方式では構成が複雑で高価になることを避けられず、溶剤で溶かす方式では作業が面倒で取り扱いにおいても注意を要するという問題があった。
具体的には、請求項1記載の発明では、画像情報に基づいて製版された孔版原紙を印刷ドラムの外周面に巻装して印刷を行い、使用済みの孔版原紙は排版装置により上記印刷ドラムから剥離排版し、上記印刷ドラムに孔版原紙が巻装されていない状態では印刷を実行できないように設けられた孔版印刷装置において、機密保持モードを設定する機密保持モード設定手段と、機密保持モードが設定された場合、指定枚数の印刷が終了した後直ちに自動的に上記印刷ドラム上の使用済みの孔版原紙を剥離排版してそのままの状態を維持するように制御する制御手段を有していることを特徴とする。
また、未製版のマスタを巻装しないので1版分無駄に消費してしまうことがなく、マスタの消費コストの上昇を抑制できる。
まず、図1に基づいて本実施形態における孔版印刷装置の構成及び印刷動作の概要を説明する。輪転式の孔版印刷装置1は、図示しない装置本体の略中央部に配置された印刷ドラム2と、該印刷ドラム2の図中右側上方に配置された製版装置3と、印刷ドラム2の右側下方に配置された給紙装置4と、印刷ドラム2の略真下に配置された押圧手段としてのプレスローラ5と、印刷ドラム2の左側に配置された排版装置6と、印刷ドラム2の内部に設けられたインキ供給手段7等を有している。
インキ供給手段7は、インキ供給ローラ10と、ドクタロッド11と、印刷ドラム2の回転支軸を兼ねるインキ供給パイプ12等を有している。インキ供給手段7は印刷ドラム2の回転に応じて印刷ドラム2の内周面へインキを供給する。
印刷ドラム2の外周面には、搬送方向先端部をクランパ9により挟持された製版済みのマスタ8aがインキの粘性によって巻き付けられる。
印刷ドラム2を挟んでインキ供給ローラ10と対向する部位にプレスローラ5が設けられている。プレスローラ5は図示しない接離機構により印刷ドラム2に対して選択的に接離され、印刷用紙13を印刷ドラム2の外周面へ押し付け、印刷ドラム2と協働して孔版印刷を行うようになっている。
印刷用紙13はレジストローラ対18で一旦停止されてスキューを修正され、印刷ドラム2上の画像と印刷用紙13の搬送方向の所定位置とが一致するタイミングで印刷ドラム2とプレスローラ5間の印圧部に向けて送られる。
排版装置6は、使用済みのマスタ8bを印刷ドラム2から剥離する揺動可能な剥離ローラ25と、剥離ローラ25が剥離した使用済みのマスタ8bを搬送する一対の搬送ローラ26、27と、該搬送ローラ26、27により搬送された使用済みのマスタ8bを収容する排版ボックス28と、該排版ボックス28が収納されるボックス収納部29と、使用済みのマスタ8bを排版ボックス28内で圧縮するための圧縮部材30等を有している。圧縮部材30は図示しない駆動機構により上下方向に駆動される。
排版ボックス28は図示しない装置本体に対して矢印方向に出し入れできるようになっている。すなわち、装置本体に対して着脱自在となっている。
製版スタートキー51が押されると(S1)、図示しない制御手段(孔版印刷装置1のメインコントローラが兼ねることができる)により排版装置6が駆動され、印刷ドラム2上の使用済みのマスタ8bを剥離する排版動作が実行される(S2)。すなわち、図1においてクランパ9による使用済みのマスタ8bの係止が解除され、印刷ドラム2の回転に伴って剥離ローラ25が印刷ドラム2の表面に近接し、使用済みのマスタ8bはその先端部から剥離されて搬送ローラ26、27のニップに案内される。
使用済みのマスタ8bは搬送ローラ26、27によって排版ボックス28の開口部に向けて送り込まれる。使用済みのマスタ8bが順次剥離されて搬送され、その全てが搬送ローラ26、27によって搬送されると、圧縮部材30が下降を開始して排版ボックス28に収容された使用済みのマスタ8bを下方に向けて圧縮し、押し潰す。
製版されたマスタ8aはその先端部をクランパ9により係止され、回転する印刷ドラム2の外周面に巻き付けられた後、所定の長さでの後端をカッタ22により切断される。切断後マスタ8aの後端部は引き出されて印刷ドラム2に対するマスタ8aの着版が完了する(S5)。
次に、印刷ドラム2の回転に伴い、インキ供給ローラ10とプレスローラ5が作動し、プレスローラ5と印刷ドラム2との間に1枚の印刷用紙13が供給されて版付け印刷が行われる(S6)。
ここで、オペレータが1枚の版付け印刷物を確認してOKであれば、機密保持キー56を押してLED57を点灯させてから印刷スタートキー52を押す。上記制御手段は印刷スタートキー52が押されたかどうかをチェックし(S7)、押されている場合には所定の50枚の印刷が行われる(S8)。
この印刷中にも機密保持キー56を押してLED57を点灯させることができる。すなわち、印刷中であっても機密保持モードを設定できる。
この場合、排版後に未製版マスタを印刷ドラム2に巻き付ける動作は行わない。すなわち、剥離排版後そのままの状態を維持するように制御する。
現行の孔版印刷装置においては、よほど長期間に亘って未使用状態が続かない限り、印刷ドラム2の外周面にマスタが巻装されていない状態で放置されても、次の印刷で新しいマスタが巻装されれば特に問題なく新たな画像の印刷ができるからである。
なお、機密保持キー56を押してLED57を点灯させる操作を、所定枚数の印刷終了後に行った場合には、制御手段は機密保持キー56が押された直後の時点で直ちにその印刷に使用した使用済みのマスタ8bを印刷ドラム2から剥離排版する工程を実行する。すなわち、本実施形態では機密保持モードの設定を、印刷開始前、印刷中、印刷後の何れにおいてもできるようになっている。
この場合制御手段は、印刷が開始されて所定の50枚の印刷が行われ、印刷が終了したら操作パネル50の液晶表示部59に、例えば「機密保持モード設定中のため追加印刷が不可になりますがOKですか?」なる旨を表示する。文字表示と同時に音(例えばブザー)を鳴らすようにしてもよい(以下の他の実施形態において同じ)。ここで、制御手段、液晶表示部59は警告手段を構成する。
オペレータがOKであれば操作パネル50上の確認キー60を押す。制御手段は確認キー60が押されたかどうかをチェックし(S11)、押された場合には直ちにその印刷に使用した使用済みのマスタ8bを印刷ドラム2から剥離排版する工程を実行する(S12)。
本実施形態ではこれを防止するために、オペレータ自身が機密保持対象の使用済みのマスタ8bをその場で確実に廃棄処理できるようになっている。通常、排版ボックス28内の収容量が実際に満杯になったときに満杯検知センサからの検知情報により排版満杯のLED58が点灯し、これに対応してオペレータは排版ボックス28を取り出して収容された使用済みのマスタ8bを廃棄するようになっている。
本実施形態では、機密保持対象の使用済みのマスタ8bを剥離して排版ボックス28に収容した場合には、排版ボックス28の収容量の如何に拘わらず、LED58を点灯させて排版満杯の警告表示を行い、オペレータに排版ボックス28内の使用済みのマスタ8bの廃棄処理操作を促す(S13)。
オペレータが排版ボックス28内の使用済みのマスタ8bの廃棄処理操作を行わなければLED58の点滅表示が消えることはない。また、オペレータが廃棄処理を行わないと次の操作ができないようになっている。
このようにすることで、排版ボックス28内に機密保持対象の使用済みのマスタ8bが残ることがないようにすることができる。
S9において、機密保持モードが設定されていない場合には、制御手段はその後機密保持キー56が押されたかどうかをチェックする(S15)。機密保持キー56が押された場合には直ちにその印刷に使用した使用済みのマスタ8bを印刷ドラム2から剥離排版する工程を実行する(S16)。
機密保持モードが設定されている場合、上記実施形態では排版ボックス28に収容された機密保持対象の使用済みのマスタ8bをオペレータに廃棄処理させるために、LED58を点灯させて排版満杯の警告をする方式としたが、本実施形態では、制御手段は液晶表示部59に、例えば「機密保持モード排版を行いますので排版ボックス28を一時取り外して下さい」なる旨の表示をする。
このメッセージに基づいてオペレータは機密保持モードの排版がなされる前に排版ボックス28を一時取り外す。すなわち、図1で示したボックス収納部29を空の状態にする。図示しないが装置本体又はボックス収納部29には排版ボックス28のセットの有無を検知するセンサが設けられている。
このようにすることで、排版ボックス28内に先に収容されていた使用済みのマスタ8bはそのままにして、機密の対象となる使用済みのマスタ8bのみを印刷ドラム2から剥離してボックス収納部29に排出することができるので、オペレータはその排出された1版の使用済みのマスタ8bのみを自分なりに機密に処理することができる。
もちろん、ボックス収納部29には安全用の外装カバーが設けられていて、内部には使用済みのマスタ8bの付着インキで汚れることを抑制するために表面凹凸処理が施されていてもよい。
本実施形態では、排版ボックス28に使用済みのマスタ8bを収納する前に該使用済みのマスタ8bを圧縮する構成を有していることを特徴とする。
搬送ローラ26、27の搬送方向下流側であって排版ボックス28の開口部近傍には、歯車形状の一対の搬送ローラ74、75が設けられており、搬送ローラ74、75と搬送ローラ26、27の間には、上ガイド板76と下ガイド板77が設けられている。これらにより使用済みのマスタ8bを圧縮する空間が形成されている。剥離ローラ25、搬送ローラ26、27、搬送ローラ74、75、上ガイド板76と下ガイド板77により圧縮機能を有する剥離排版搬送機構70が構成されている。
圧縮が完了したら、搬送ローラ74、75が回転を始め、圧縮された使用済みのマスタ8bを噛み込みながら排版ボックス28内に向けて排出する。
装置本体側には排版ボックス28のセットの有無を検知するセンサ79が設けられている。センサ79は機械式でも光学式でもよい。排版ボックス28の取り出し口(装着部外方)には軸82を支点として上下方向に回動可能な外装カバー81が設けられており、外装カバー81の上部に対向する装置本体側には外装カバー81の開閉を検知するセンサ80が設けられている。センサ80も機械式でも光学式でもよい。符号81aは取っ手を示す。
機密保持モードが設定されているので、制御手段は操作パネル50の液晶表示部59に、例えば「機密保持モード排版を行いますので排版ボックス28を一時取り外して下さい」なる旨の表示をする。
センサ79がオフになって排版ボックス28が取り外されたことが確認され、且つ、センサ80からの情報により外装カバー81が閉じられたことが確認されたら、図5に示すように、制御手段は剥離排版搬送機構70を動作させて、機密保持対象の1版分の使用済みのマスタ8bを印刷ドラム2から排版して圧縮した上で、ボックス収納部83上に排出する。
制御手段はセンサ79とセンサ80からの情報に基づいて上記操作が確実になされたかどうかを確認する。
このようにすることで、排版ボックス28内の先に収容された使用済みのマスタ8bはそのままにして、機密の対象となる使用済みのマスタ8bのみを印刷ドラム2から剥離してコンパクトに圧縮した上でボックス収納部83に排出することができ、オペレータはその排出された1版の使用済みのマスタ8bのみを自分なりに機密に処理することができる。コンパクトに圧縮されているので、処理における取り扱いは非常に容易となる。
本実施形態では、通常使用する排版ボックス28の他に、機密原紙専用収納部材としての排版ボックス84を備えていることを特徴とする。
機密保持モードが設定されている場合、制御手段は操作パネル50の液晶表示部59に、例えば「機密保持モード排版を行いますので排版ボックス28を一時取り外して機密用排版ボックスと交換して下さい」なる旨の表示をする。
センサ80からの情報により外装カバー81が一度開かれたことが確認され、センサ79からの情報により排版ボックス28が取り外されて(センサ79オフ)機密用の排版ボックス84がセットされたこと(センサ79オン)が確認されたら、制御手段は剥離排版搬送機構70を動作させ、図6に示すように、機密保持対象の1版分の使用済みのマスタ8bを印刷ドラム2の外周面から剥離排版して新たにセットされた排版ボックス84に排出する。この場合、センサ80は必ずしもオンにならなくてもよい。すなわち、外装カバー81は開けたままでもよい。また、圧縮部材30の昇降動作は行わないように制御される。
装着口側の側面84bは軸84cを支点に上下方向に回動可能に設けられており、その上部には係止凸部85aが設けられている。ボックス本体の上面には係止凸部85aを受け入れてロックするロック部材85bが固定されており、係止凸部85aとロック部材85bによりロック機構85が構成されている。側面84bを閉じると自動的にロックされるようになっている。
機密保持対象の使用済みのマスタ8bが排版ボックス84に収容されたら、オペレータは排版ボックス84を取り外し、通常使用の排版ボックス28を装着して外装カバー81を閉じる。
排版ボックス84内の使用済みのマスタ8bを廃棄処理する場合には鍵87でロック状態を解除し、側面84bを開放して取り出す。
このように、機密印刷時には、印刷終了後に必ず機密専用の排版ボックス84に機密保持対象の使用済みのマスタ8bを収容するようにすれば使用済みのマスタ8bを第三者が確認することを完全に防止することができる。鍵87は例えば専任者が管理するようにすればよい。
本実施形態では、第4の実施形態と同様に通常使用する排版ボックス28の他に、機密原紙専用収納部材86を備えていることを特徴としている。第4の実施形態と異なる点は、機密原紙専用収納部材86が使用済みのマスタ8bと一緒に廃棄してもかまわないような非常にシンプルで低価格な素材で形成されていることである。
機密保持モードが設定されている場合、制御手段は操作パネル50の液晶表示部59に、例えば「機密保持モード排版を行いますので排版ボックス28を一時取り外して機密原紙専用収納部材と交換して下さい」なる旨の表示をする。
センサ80からの情報により外装カバー81が一度開かれたことが確認され、センサ79からの情報により排版ボックス28が取り外されたこと(センサ79オフ)が確認された後、センサ80からの情報により外装カバー81が閉じられたことが確認されたら、制御手段は剥離排版搬送機構70を動作させ、図8に示すように、機密保持対象の1版分の使用済みのマスタ8bを印刷ドラム2の外周面から剥離排版して新たにセットされた機密原紙専用収納部材86に排出する。この場合、圧縮部材30の昇降動作は行わないように制御される。
機密原紙専用収納部材86としては、紙材の他にフェルトや種々の廃材を利用することができる。ボックス収納部83で形状を保持できる程度の若干の厚さがあり、幅方向の寸法が使用済みのマスタ8bの幅方向寸法とほぼ同じであることが望ましい。
ボックス収納部83にセットして外装カバー81を閉じた場合、センサ79はオフであっても制御手段は剥離排版搬送機構70を動作させる。
取り出した機密原紙専用収納部材86は、図9に示すように、使用済みのマスタ8bを包み込むようにコンパクトに折り畳み、使用済みのマスタ8bと共に廃棄処理する。もちろん使用済みのマスタ8bのみを廃棄処理するようにしてもよい。
このように本実施形態における機密原紙専用収納部材86は使い捨てタイプを念頭においたものであり、これに対応して材質も低価格なものが選定される。換言すれば、機密原紙専用収納部材86は、機密保持対象の使用済みのマスタ8bをオペレータが手を汚さずに包み込んで捨てることができるような機能を有していればよい。
6 排版装置
8a 製版された孔版原紙としてのマスタ
8b 使用済みの孔版原紙としてのマスタ
28 排版収納部材としての排版ボックス
56 機密保持モード設定手段としての機密保持キー
79 排版収納部材検知手段としてのセンサ
80 カバー検知手段としてのセンサ
81 カバーとしての外装カバー
84 後機密原紙専用収納部材としての排版ボックス
85 ロック構成としてのロック機構
86 機密原紙専用収納部材
87 鍵
Claims (12)
- 画像情報に基づいて製版された孔版原紙を印刷ドラムの外周面に巻装して印刷を行い、使用済みの孔版原紙は排版装置により上記印刷ドラムから剥離排版し、上記印刷ドラムに孔版原紙が巻装されていない状態では印刷を実行できないように設けられた孔版印刷装置において、
機密保持モードを設定する機密保持モード設定手段と、機密保持モードが設定された場合、指定枚数の印刷が終了した後直ちに自動的に上記印刷ドラム上の使用済みの孔版原紙を剥離排版してそのままの状態を維持するように制御する制御手段を有していることを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項1記載の孔版印刷装置において、
機密保持モードが指定枚数の印刷が終了した後に設定された場合、上記制御手段は設定された後直ちに自動的に上記印刷ドラム上の使用済みの孔版原紙を剥離排版してそのままの状態を維持するように制御することを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項1又は2記載の孔版印刷装置において、
上記印刷ドラム上の使用済みの孔版原紙を自動的に剥離排版する前に、該孔版原紙による追加印刷ができなくなる旨の警告を行う警告手段を有していることを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項1乃至3のうちの何れか1つに記載の孔版印刷装置において、
上記制御手段は、機密保持モード対象の使用済みの孔版原紙を排版する工程を実行した後上記排版装置に収容された使用済み孔版原紙の廃棄処理を行わないと次の操作ができないように制御することを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項4記載の孔版印刷装置において、
上記廃棄処理を、上記排版装置における排版量が満杯である旨の表示によって促すことを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項1乃至3のうちの何れか1つに記載の孔版印刷装置において、
上記排版装置が、排版された孔版原紙を収納する着脱自在な排版収納部材を有しているとともに該排版収納部材の有無を検知する排版収納部材検知手段を有し、上記制御手段は、機密保持モードが設定された場合には、上記印刷ドラム上の使用済みの孔版原紙の剥離排版を実行する前に、上記排版収納部材を取り出すことを促し、上記排版収納部材が取り出されたことが上記排版収納部材検知手段からの検知情報により確認された後剥離排版を実行することを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項6記載の孔版印刷装置において、
上記排版装置が、上記排版収納部材に使用済みの孔版原紙を収納する前に該孔版原紙を圧縮する構成を有していることを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項6又は7記載の孔版印刷装置において、
上記排版収納部材を取り出した後機密原紙専用収納部材を装着し、該機密原紙専用収納部材に剥離排版された使用済みの孔版原紙を収納することを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項8記載の孔版印刷装置において、
上記機密原紙専用収納部材が、専用の鍵により開けるロック構成を有していることを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項8記載の孔版印刷装置において、
上記機密原紙専用収納部材が、折り曲げ可能なシート状部材により構成され、剥離排版された使用済みの孔版原紙と共に廃棄処理されることを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項8乃至10のうちの何れか1つに記載の孔版印刷装置において、
上記排版収納部材の装着部を開閉するカバーと、該カバーの開閉状態を検知するカバー検知手段を有し、上記制御手段は上記カバー検知手段からの検知情報に基づいて上記機密原紙専用収納部材が装着されたかどうかを判断することを特徴とする孔版印刷装置。 - 孔版印刷装置の排版装置に装着され、排版された使用済みの孔版原紙を収納する着脱自在な排版収納部材において、
排版された使用済みの孔版原紙と共に廃棄処理できるように、折り曲げ可能なシート状部材により構成されていることを特徴とする排版収納部材。
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