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JP2005152059A - スナップファスナー - Google Patents

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JP2005152059A
JP2005152059A JP2003391543A JP2003391543A JP2005152059A JP 2005152059 A JP2005152059 A JP 2005152059A JP 2003391543 A JP2003391543 A JP 2003391543A JP 2003391543 A JP2003391543 A JP 2003391543A JP 2005152059 A JP2005152059 A JP 2005152059A
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synthetic resin
hole
protrusions
fitting
holes
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JP2003391543A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Takeda
精 武田
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Takeda Seiki Co Ltd
Original Assignee
Takeda Seiki Co Ltd
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Abstract

【課題】 リベット部材の突起が布状基材を貫通しやすく、突起が布状基材を貫通する際、突起によって繊維が貫通孔へ引き込まれにくくしたスナップファスナーを提供する。
【解決手段】 断面円形で先鋭な合成樹脂製の突起6a,6bを有するリベット部材2,4と、円形で且つ突起の太さと略等しい内径の貫通孔7a,7bが形成された合成樹脂製基板8a,8bの表面に前記貫通孔と同芯状に突出した雄型又は雌型の嵌合部9a,9bが一体成形された嵌合部材1,3とから成り、布状基材B,Bの片側から打ち込まれたリベット部材の前記突起を前記貫通孔に挿入し、その突出先端部を打撃により拡開変形させることによって前記嵌合部材1,3を布状基材に取り付けるようにしたスナップファスナーにおいて、前記嵌合部材1,3における合成樹脂製基板8a,8bの裏面で且つ前記貫通孔7a,7bの周縁に、当該貫通孔と同心円状に凹入した段差部a,bを形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、合成樹脂製基板の裏面中央部に断面円形で且つ先鋭な合成樹脂製の突起が一体成形されたリベット部材と、前記突起を挿入する円形で且つ突起の太さと略等しい内径の貫通孔が形成された合成樹脂製基板の表面に前記貫通孔と同芯状に突出した雄型又は雌型の嵌合部が一体成形された嵌合部材とから成り、布状基材の片側から打ち込まれたリベット部材の突起を前記貫通孔に挿入し、その突出先端部を打撃により拡開変形させることによって前記嵌合部材を布状基材に取り付けるようにしたスナップファスナーに関する。
この種のスナップファスナーは、通常、リベット部材を固定台に上向きにセットし、固定台に対して昇降動作する打込み具に嵌合部材をセットし、両者間に、例えば衣服やテープ等の布状基材を緊張させて介在させた状態で、打込み具が下降することにより、嵌合部材の裏面で布状基材を押し下げて、リベット部材の突起を布状基材に刺し通し、この状態で、打込み具がさらに下降を続けることにより、打込み具の軸芯部に設けられたハンマーが突起の先端部を常温下において打撃し、拡開変形させる(フランジ付けする)ことによって、リベット部材と嵌合部材をかしめ止めするものである。また、リベット部材の突起が布状基材を貫通する際、突起は布状基材を編織する繊維(糸)の間隙を押し広げるようにして貫通することになり、繊維(糸)は切断されないのが普通である。
しかしながら、従来のスナップファスナーでは、特許文献1〜3に見られるように、嵌合部材の貫通孔周囲の裏面を平坦に形成していたため、突起が布状基材を貫通できずに、折れ曲がることがあった。この傾向は、リベット部材がポリアセタール樹脂に比べて柔らかな樹脂、例えば、ポリエステルやPBT樹脂(ポリブチレンテレフタレート樹脂)のような樹脂である場合に、特に顕著である。
また、突起が繊維(糸)を切断したり、繊維間隙を押し広げる等して、布状基材をうまく貫通しても、繊維(糸)の一部が突起によって貫通孔へ引き込まれて、嵌合部内に入り込むことがあった。繊維(糸)の一部が入り込んでも、雄型の嵌合部では殆ど実害はないが、雌型の嵌合部に繊維(糸)が入り込むと、雌型嵌合部の内部に入り込んだ繊維(糸)のために、嵌合部の有効深さが浅くなって、雄型嵌合部との弾性嵌合(スナップ作用)の障害となる。
特開平11−332614号公報 特開平8−299027号公報 特開平8−299028号公報
本発明は、上記の事柄に留意して成されたものであって、その目的とするところは、リベット部材の突起が布状基材を貫通しやすく、しかも、突起が布状基材を貫通する際、突起によって繊維(糸)の一部が貫通孔へと引き込まれにくくしたスナップファスナーを提供するにある。
上記の課題を解決するために、本発明では、合成樹脂製基板の裏面中央部に断面円形で且つ先鋭な合成樹脂製の突起が一体成形されたリベット部材と、前記突起を挿入する円形で且つ突起の太さと略等しい内径の貫通孔が形成された合成樹脂製基板の表面に前記貫通
孔と同芯状に突出した雄型又は雌型の嵌合部が一体成形された嵌合部材とから成り、布状基材の片側から打ち込まれたリベット部材の前記突起を前記貫通孔に挿入し、その突出先端部を打撃により拡開変形させることによって前記嵌合部材を布状基材に取り付けるようにしたスナップファスナーにおいて、前記嵌合部材における合成樹脂製基板の裏面で且つ前記貫通孔の周縁に、当該貫通孔と同心円状に凹入した段差部を形成している。
尚、リベット部材の材料樹脂としては、ポリアセタール樹脂の他、それよりも柔らかなポリエステル樹脂やPBT樹脂(ポリブチレンテレフタレート樹脂)であってもよい(請求項2)。
請求項1に記載した発明の構成によれば、リベット部材の突起が布状基材を貫通しやすく、しかも、突起が布状基材を貫通する際、突起によって繊維(糸)の一部が貫通孔へと引き込まれにくいという効果がある。
即ち、嵌合部材における合成樹脂製基板の裏面で且つ貫通孔の周縁に、当該貫通孔と同心円状に凹入した段差部が形成されているので、図5の(A)に示すように、嵌合部材の裏面で布状基材を押し下げて、布状基材の片側からリベット部材の突起を打ち込む際、貫通孔周縁の段差部により、合成樹脂製基板の裏面と布状基材との間に、貫通孔の内径よりも大きな円形の隙間(融通間隙)が形成されることになる。換言すれば、布状基材の拘束されていない領域が貫通孔の面積よりも拡大することになる。
従って、リベット部材の突起の先端が貫通孔に挿入され始めた時、突起の先端で突かれた布状基材は、図5の(B)に示すように、段差部の外端を支点にして、広い領域が押し曲げられ、布状基材を編織する繊維(糸)の移動に融通が利くことになるので、突起で繊維(糸)間隙を押し広げることが容易になり、突起が布状基材を貫通しやすくなるのである。
また、突起が布状基材を貫通した際、突起で押し広げられた繊維(糸)を貫通孔周縁の段差部へと逃がすことができ、これによって突起による繊維(糸)の引き込みを抑制できるのである。
請求項2に記載した発明の構成によれば、上記の効果に加えて、衣服素材のリサイクルによる省資源化に有効であるという利点がある。
図1、図2は、合成樹脂製の雌スナップAと合成樹脂製の雄スナップAとから構成されたスナップファスナーを示す。雌スナップAは、雌スナップ用の嵌合部材1と、それを例えば衣服やテープ等の布状基材Bに取り付けるリベット部材2とから構成され、雄スナップAは、雄スナップ用の嵌合部材3と、それを布状基材Bに取り付けるリベット部材4とから構成されている。
前記リベット部材2,4は、円盤状をなす合成樹脂製基板5a,5bの裏面中央部に断面円形で且つ先鋭な合成樹脂製の突起6a,6bを一体成形したものである。
前記嵌合部材1は、図1、図3に示すように、前記リベット部材2の突起6aを挿入する円形で且つ突起6aの太さと略等しい(例えば、0.1mm程度大きい)内径の貫通孔7aが形成された合成樹脂製基板8aの表面に、前記貫通孔7aと同芯状に突出した雌型の嵌合部9aを一体成形したもので、合成樹脂製基板8aの裏面で且つ前記貫通孔7aの周縁には、当該貫通孔7aと同心円状に凹入した段差部aが形成されている。
そして、布状基材Bの片側から打ち込まれたリベット部材2の前記突起6aを前記貫通孔7aに挿入し、その突出先端部を打撃により拡開変形させることによって、図2に示すように、布状基材Bに取り付けるように構成されている。
前記嵌合部材3は、図1、図4に示すように、前記リベット部材4の突起6bを挿入する円形で且つ突起6bの太さと略等しい(例えば、0.1mm程度大きい)内径の貫通孔7bが形成された合成樹脂製基板8bの表面に、前記貫通孔7bと同芯状に突出した雄型の嵌合部9bを一体成形したもので、合成樹脂製基板8bの裏面で且つ前記貫通孔7bの周縁には、当該貫通孔7bと同心円状に凹入した段差部bが形成されている。
そして、布状基材Bの片側から打ち込まれたリベット部材4の前記突起6bを前記貫通孔7bに挿入し、その突出先端部を打撃により拡開変形させることによって、図2に示すように、布状基材Bに取り付けるように構成されている。
尚、前記嵌合部材1,3及び前記リベット部材2,4の材料樹脂としては、ポリアセタール樹脂やポリエステル樹脂であってもよいが、この例では、PBT樹脂(ポリブチレンテレフタレート樹脂)が使用されている。
上記の構成によれば、次の作用効果が得られるのである。即ち、従来例による場合は、図5の(A),(B)の右側に示すように、嵌合部材1,3の裏面で布状基材B,Bを押し下げて、布状基材B,Bの片側からリベット部材2,4の突起6a,6bを打ち込む際、貫通孔7a,7bの周縁で拘束された狭い面積の布状基材B,Bに突起6a,6bを刺し通すことになるので、布状基材B,Bを編織する繊維(糸)が位置ずれし難い。
この点、図1〜図4で説明した構成によれば、嵌合部材1,3における合成樹脂製基板8a,8bの裏面で且つ貫通孔7a,7bの周縁に、当該貫通孔7a,7bと同心円状に凹入した段差部a,bが形成されているので、図5の(A)の左側に示すように、嵌合部材1,3の裏面で布状基材B,Bを押し下げて、布状基材B,Bの片側からリベット部材2,4の突起6a,6bを打ち込む際、貫通孔7a,7b周縁の段差部a,bにより、合成樹脂製基板8a,8bの裏面と布状基材B,Bとの間に、貫通孔7a,7bの内径Lよりも大きな内径Lの円形の隙間(融通間隙)Sが形成されることになる。換言すれば、布状基材B,Bの拘束されていない領域が貫通孔7a,7bの面積よりも拡大することになる。
従って、リベット部材2,4の突起6a,6bの先端が貫通孔7a,7bに挿入され始めた時、突起7a,7bの先端で突かれた布状基材B,Bは、図5の(B)の左側に示すように、段差部a,bの外端を支点にして、広い領域が押し曲げられ、布状基材B,Bを編織する繊維(糸)の移動に融通が利くことになるので、突起7a,7bで繊維(糸)間隙を押し広げることが容易になり、突起7a,7bが布状基材B,Bを貫通しやすくなるのである。
また、突起7a,7bが布状基材B,Bを貫通した際、突起7a,7bで押し広げられた繊維(糸)を貫通孔7a,7b周縁の段差部a,bへと逃がすことができ、これによって突起7a,7bによる繊維(糸)の引き込みを抑制できるのである。
スナップファスナーの構成部材を説明する斜視図である。 スナップファスナーの縦断側面図である。 雌スナップ用の嵌合部材の縦断側面図である。 雄スナップ用の嵌合部材の縦断側面図である。 作用の説明図である。
符号の説明
1,3 嵌合部材
2,4 リベット部材
5a,5b 合成樹脂製基板
6b,6b 突起
7a,7b 貫通孔
8a,8b 合成樹脂製基板
9a,9b 嵌合部
a,b 段差部
,B 布状基材

Claims (2)

  1. 合成樹脂製基板の裏面中央部に断面円形で且つ先鋭な合成樹脂製の突起が一体成形されたリベット部材と、前記突起を挿入する円形で且つ突起の太さと略等しい内径の貫通孔が形成された合成樹脂製基板の表面に前記貫通孔と同芯状に突出した雄型又は雌型の嵌合部が一体成形された嵌合部材とから成り、布状基材の片側から打ち込まれたリベット部材の前記突起を前記貫通孔に挿入し、その突出先端部を打撃により拡開変形させることによって前記嵌合部材を布状基材に取り付けるようにしたスナップファスナーにおいて、前記嵌合部材における合成樹脂製基板の裏面で且つ前記貫通孔の周縁に、当該貫通孔と同心円状に凹入した段差部を形成したことを特徴とするスナップファスナー。
  2. リベット部材がポリエステル樹脂又はポリブチレンテレフタレート樹脂である請求項1に記載のスナップファスナー。
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